JP4609998B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4609998B2
JP4609998B2 JP2005029237A JP2005029237A JP4609998B2 JP 4609998 B2 JP4609998 B2 JP 4609998B2 JP 2005029237 A JP2005029237 A JP 2005029237A JP 2005029237 A JP2005029237 A JP 2005029237A JP 4609998 B2 JP4609998 B2 JP 4609998B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airbag
attachment
mounting
vehicle body
body panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005029237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006213221A (ja
Inventor
光宏 吉田
高志 植田
智理 石川
裕史 薬師寺
寛行 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP2005029237A priority Critical patent/JP4609998B2/ja
Publication of JP2006213221A publication Critical patent/JP2006213221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4609998B2 publication Critical patent/JP4609998B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

本発明は、例えば、自動車の側方の窓部に沿って展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
従来、ガスを導入して膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について、自動車の側方の窓部などに沿って展開するいわゆるカーテンエアバッグが知られている。そして、このようなエアバッグは、上縁部が自動車の車室側面の上縁部の車体パネルに連結され、通常時は、この車室側面の上縁部に沿って細長く折り畳んで収納されるとともに、側面衝突など側方からの衝撃を受けた際に、インフレータからガスが供給され、側部のドアの窓部やBピラーなどに沿って下方に膨張展開する。
また、このエアバッグを車体パネルへ取り付ける構成として、エアバッグの上端縁に所定間隔で設けた取付片部に板金製の取付ブラケットを取り付け、これら取付ブラケットを取り付けた取付片部を、板金製の衝撃吸収部材とともに、取付ボルトで共締めして固定する構成が知られている。すなわち、この構成では、エアバッグの取付片部と、取付ブラケットとは、同一の部位で、取付ボルトにより車体パネルに固定されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−321534号公報(第3−4頁、図1−2)
ここで、車体のレイアウトなどの関係で、エアバッグと取付ブラケットとを固定する位置と、取付ブラケットと車体パネルとを取り付ける位置とを異なる位置に設定し、すなわち、取付ブラケットに、エアバッグを固定部と、車体パネル固定部とを互いに離間して設ける構成が考えられる。しかしながら、この構成では、エアバッグが膨張展開する際に、取付ブラケットのエアバッグを固定部と車体パネル固定部との間に大きな力が加わるため、例えば板厚を大きくしたり、剛性の大きい金属素材を用いるなどして取付ブラケットの剛性を確保することが求められ、製造コストが上昇する問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、エアバッグを取付ブラケットで被取付部に保持できるとともに製造コストを低減できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置は、ガスが導入されて展開するエアバッグと、被取付部材の被取付部に取り付けられる第1の取付部、前記エアバッグに取り付けられる第2の取付部、及びこれら第1の取付部と第2の取付部との間を一体に連接する延設部を備えた取付ブラケットとを具備し、前記第2の取付部は、前記延設部を間にして前記第1の取付部から離間して位置するとともに、前記延設部を間にして前記第1の取付部に隣接して連接され、常時は前記被取付部材から空間部を介して離間するとともに前記エアバッグの展開時に前記被取付部材側に押圧されて位置が固定されるものである。
そして、この構成では、取付ブラケットの第2の取付部にエアバッグを取り付けるとともに、取付ブラケットの第1の取付部を被取付部材の被取付部に取り付けることにより、この取付ブラケットを介してエアバッグが被取付部材に取り付けられる。第1の取付部と第2の取付部とは離間するため、被取付部材の被取付部の配置及びエアバッグの形状の自由度が向上し、汎用性が向上し、製造コストが低減される。第2の取付部は、常時は被取付部材から空間部を介して離間するため、取付作業が容易になる。エアバッグの展開時に力が加わると、取付ブラケットが変形し、被取付部材に取り付けられる第1の取付部に隣接する第2の取付部が被取付部材側に押圧されて位置が固定されるため、取付ブラケットの強度を大きくする必要がなく、製造コストが低減される。
請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項1記載のエアバッグ装置において、被取付部材は、車両の車体パネルを構成し、第1の取付部は、前記車体パネルに当接して保持され、第2の取付部は、常時は前記車体パネルから空間部を介して離間するとともに、この空間部に一部が配置されるエアバッグ取付具によりエアバッグに取り付けられるものである。
そして、この構成では、空間部内に、エアバッグ取付具の一部が収容されるため、エアバッグ取付具が車体パネルに干渉せず、各部材が保護されるとともに、取付作業が容易になる。
請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項1または2記載のエアバッグ装置において、第1の取付部及び第2の取付部は板状をなし、延設部は、これら第1の取付部及び第2の取付部の面方向と交差する方向を面方向として配置され、かつ、これら第1の取付部第2の取付部との間を一体に連接する板状に形成された中間連接板部と、これら第1の取付部及び第2の取付部の面方向と交差する方向を面方向として配置され、かつ、これら第1の取付部、第2の取付部、及び中間連接板部を連接する連接板部とを備えたものである。
そして、この構成では、第1の取付部、第2の取付部、及び延設部は、板状で互いに一体をなすため、板材を用いて容易に形成でき、製造コストを低減できる。延設部の中間連接板部及び連接板部は、第1の取付部及び第2の取付部の面方向と交差する方向を面方向として配置されるため、十分な強度が容易に得られ、製造コストの低減が可能になる。
本発明のエアバッグ装置によれば、取付ブラケットの第2の取付部にエアバッグを取り付けるとともに、取付ブラケットの第1の取付部を被取付部材の被取付部に取り付けることにより、この取付ブラケットを介してエアバッグを被取付部材に取り付けできる。第1の取付部と第2の取付部とは離間するため、被取付部材の被取付部の配置及びエアバッグの形状の自由度が向上し、汎用性を向上し、製造コストを低減できる。第2の取付部は、常時は被取付部材から空間部を介して離間するため、取付作業を容易にできる。エアバッグの展開時に力が加わると、取付ブラケットが変形し、被取付部材に取り付けられる第1の取付部に隣接する第2の取付部が被取付部材側に押圧されて位置が固定されるため、取付ブラケットの強度を大きくする必要がなく、製造コストを低減できる。
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、1はエアバッグで、このエアバッグ1を備えたエアバッグ装置2は、カーテンエアバッグ装置とも呼ばれるもので、図4のAに示すように、車両である自動車の車体3の車室4のルーフサイド部5に配置されている。そして、このエアバッグ1は、カーテンエアバッグ、側突用エアバッグ、インフレータブルカーテン、あるいは頭部保護用エアバッグなどとも呼ばれるもので、側面衝突などの衝撃を受けた際に、図4のBに示すように、乗員の側方に面状に展開し、被保護物である乗員を保護するようになっている。
また、この車体3は、図4に示すように、車室4内に乗員が着座可能な前席6及び後席7を備え、これら前席6及び後席7に対応して、それぞれ上部に開口可能な所定面を構成する窓部(サイドウィンドウ)を備えた図示しないドアが設けられる。また、車室4の両側には、前側から順に、ピラーとしてのAピラーとも呼ばれるフロントピラー11、Bピラーとも呼ばれるセンターピラー12、Cピラーとも呼ばれるリアピラー13が設けられ、これらピラー11,12,13の上側に、図1、図2及び図4に示すように、ルーフサイドレールなどとも呼ばれる被取付部材を構成する車体パネル15が設けられている。そして、この車体パネル15を介して天井パネル16が支持されている。また、各ピラー11,12,13の全長あるいは一部の車室4側には、それぞれ内装材であるピラーガーニッシュ11a,12a,13aが取り付けられ、これらピラー11,12,13が覆われている。そして、フロントピラー11から車体パネル15にかかる部分の車室4側には、エアバッグ装置2が取り付けられ、フロントピラー11の一部、車体パネル15及び天井パネル16とともに、軟質すなわち変形可能な天井板であり室内装飾パネルであるヘッドライニング(ルーフライニング)16aにより覆われている。また、車体パネル15の下端部には、軟質の樹脂などにて形成された弾性変形可能なパッキング体17が取り付けられている。このパッキング体17は、ウェルトあるいはボディシールなどとも呼ばれるもので、各ドアの上部が当接して密着するとともに、車体パネル15とヘッドライニング16aとの隙間を覆うようになっている。また、各座席には、シートベルトが設けられ、センターピラーには、これらシートベルトを支持する支持部が設けられている。
そして、エアバッグ装置2は、前後の座席の乗員を保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグであり、車体パネル15とヘッドライニング16aとなどに囲まれたルーフサイド部5に細長く折り畳んで収納されたエアバッグ1と、後席の上方に収納されこのエアバッグ1にガスを供給するインフレータ18と、折り畳んだエアバッグ1を覆って形状を保持する筒状の被覆部材であるスリーブ19と、エアバッグ1を車体パネル15に取り付ける取付ブラケット20となどを備えている。
そして、エアバッグ1は、単数あるいは複数の基布を組み合わせて形成され、扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体部21と、このエアバッグ本体部21の複数カ所から延設された取付部を構成する取付片部22と、エアバッグ本体部21の前側部に連結されたテザー23となどを備えている。
そして、エアバッグ本体部21は、図示しないが、車体側である外側に配置される外側基布部と、車室側に配置される内側基布部とを重ね、接合部である所定の縫製部で縫い合わせ、ガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部と、エアバッグ本体部21の後端上部に位置して膨張部を外部に連通するガス導入口と、ガスが流入せず膨張展開しないシート状の非膨張部となどが設けられている。さらに、膨張部は、中空部である気室であり、エアバッグ本体部21の前後方向である長手方向の中央部の上部に位置する連通部と、この連通部の前側に連通する第1の膨張部としての前席保護部(前席保護エリア)と、この連通部の後側に連通する第2の膨張部としての後席保護部(後席保護エリア)とを備えている。また、縫製部は、膨張部の外周を縫製する外周連結部である外周縫製部と、各保護部の展開時の幅寸法を規制する規制部とを備えている。そして、この規制部は、膨張部の1カ所あるいは複数カ所に位置し、外周縫製部と一体あるいは別体に形成されている。また、例えば、規制部の端末部には、円環状の保護部が形成されている。さらに、外側基布部と内側基布部との間には、必要に応じて、ガスを案内し、あるいは、展開時の膨張部の幅寸法を規制する手段として、インナパイプ、前側隔壁体、あるいは後側隔壁体などが縫合などして取り付けられている。
また、取付片部22は、エアバッグ本体部21の上縁部の所定箇所に複数形成され、例えば6個の取付片部22が上方に突設され、2カ所の取付片部22に対して1個の取付ブラケット20が取り付けられるようになっている。そして、各取付片部22は、エアバッグ本体部21を構成する基布と一体に形成され、例えば、外側基布部と内側基布部とを重ね縫着して形成されている。そして、各取付片部22は、エアバッグ本体部21からで舌片状に突設され、円孔状をなす取付孔22aが形成されている。
さらに、テザー23は、ストラップなどととも呼ばれるもので、基布などにてひも状に形成され、基端部がエアバッグ本体部21の前側部に縫合などして連結されている。
また、スリーブ19は、カバーなどとも呼ばれるもので、布などのシートを縫合線19aで縫い合わせて筒状に形成されているとともに、取付片部22を外側に引き出すスリット19bが複数形成されている。
また、取付ブラケット20は、金属板をプレス加工などして形成され、例えば、厚さ1.2mmの一般冷延鋼板(SPCC t=1.2mm)により一体に形成されている。そして、この取付ブラケット20は、図1ないし図3及び図5に示すように、延設部を構成する細長い基板部31を備えている。そして、この基板部31は、いわばエアバッグ対向部であり、角部を曲線状とした矩形状をなし、折り畳まれたエアバッグ1の上縁部に沿って配置されるもので、幅方向の中央部に沿って補強用の膨出部32が形成されているとともに、長手方向の他側部に沿って補強用のリブ部33が屈曲して形成されている。
そして、この基板部31の長手方向の両端部近傍の他側部からは、それぞれ取付部35が一体に突設されている。そして、各取付部35は、第1の取付部としての車体取付部37と、第2の取付部としてのエアバッグ取付部38とを備えているとともに、これら車体取付部37とエアバッグ取付部38との間を一体に連設する延設部を構成する中間連接板部41と、これら車体取付部37、エアバッグ取付部38、及び中間連接板部41と基板部31との間を連接する延設部を構成する連接板部42とを備えている。そして、車体取付部37とエアバッグ取付部38とは、互いに面方向をそろえて、すなわち互いに略平行に配置されているとともに、車体取付部37はエアバッグ取付部38より図1(a)に示す寸法L1だけ基板部31から離間して配置されている。また、基板部31、中間連接板部41、及び連接板部42は、車体取付部37及びエアバッグ取付部38とは交差する方向に配置されている。そして、車体取付部37及びエアバッグ取付部38には、円孔状の取付孔37a,38aが形成されている。
さらに、一方の取付部35の車体取付部37からは、車体パネル15に引っ掛けて位置決め及び仮止めする係止部44が突出して形成されている。また、他方の取付部35の車体取付部37からは、アシストグリップなどの部材を取り付けるための部材取付部46が突設されている。さらに、基板部31の中間部からは、車体パネル15にリベットなどで仮止めするための仮止部48が突設されている。
また、図2に示すように、車体パネル15の所定位置には、被取付部を構成する取付孔51が形成されているとともに、この取付孔51の車外側に位置して、溶接などにより被取付部を構成するナット52が一体的に固着されている。そして、このナット52には、車内側から、取付孔51を介して固定具であり締付具であるボルト54の軸部54aが螺合し、頭部54bが車体パネル15に向かって締め付けられるようになっている。また、ボルト54の軸部54aには、環状の座金55及び略環状のワッシャ56が組み合わされている。また、図示しないが、車体パネル15の取付孔51の近傍には、係止部44が係止される係止受部が形成されている。さらに、車体パネル15には、仮止部48に対応して、仮止受部が形成されている。
なお、図1において、58はエアバッグ取付具であるリベットである。また、図3において、60は接着手段である粘着テープであり、この粘着テープ60は、容易に破断する材質で形成されている。
さらに、図4に示すように、フロントピラー11の先端部近傍には、テザー23の先端部を連結して保持するテザー連結部23aが形成されている。
次に、このエアバッグ装置2の組み立て工程及び車体3への取付工程を説明する。
なお、エアバッグ1に取り付けられる3個の取付ブラケットは、互いに形状が異なる専用の部品であり、例えば、図6に示す前部用の取付ブラケット61、図7に示す中央用の取付ブラケット62、及び図8に示す後部用の取付ブラケット63を用いるが、以下の説明では、上記の取付ブラケット20を用いて説明する。なお、図6ないし図8の各取付ブラケット61,62,63は、それぞれ矢印F方向が前側となる。また、各取付ブラケット61,62,63には、車体パネル15やピラー11,12,13などに当接して位置を安定させる突設片65が示されている。例えば、中央用の取付ブラケット62の長手方向の中央部に形成された突設片65はセンターピラー12に当接する。また、各突設片65などの屈曲された角部には、必要に応じて補強用のビード66が形成されている。また、前部用の取付ブラケット61の後側部に形成された部材取付部46及び後部用の取付ブラケット63の中央部に形成された部材取付部46はアシストグリップのグラブレールを固定するものである。
まず、エアバッグ1は、平面状に広げた状態から、エアバッグ本体部21を所定の細長い形状に折り畳み、スリーブ19に挿入する。そして、各取付片部22をそれぞれスリーブ19のスリット19bから外側に引き出す。また、テザー23をスリーブ19の先端側から引き出す。なお、エアバッグ本体部21の折畳方法は、種々の方法を採ることができるが、例えば、図1(a)に示すように、下側部をロール状に折り畳んで集積部21aを形成するとともに、上側部はこの集積部21aを両側から包むパラソル状の案内部21bとして折り畳むことができる。
次いで、6カ所の取付片部22に、合計3個の取付ブラケット20を取り付ける。この取付作業は、各取付ブラケット20の基板部31を折り畳んだエアバッグ本体部21すなわちスリーブ19上に沿わせてた上、各取付片部22を取付ブラケット20のエアバッグ取付部38の車外側に沿わせて、リベット58を取付孔38a及び取付片部22の取付孔22aに挿入してかしめ、各取付片部22をエアバッグ取付部38に共締めして固定する。この状態で、図1(a)に示すように、リベット58の一部58aがエアバッグ取付部38の車外側に位置するが、この一部58aの厚さ寸法は、寸法L1より小さくなるように設計されている。そして、エアバッグ1が左右などにずれないように、基板部31とスリーブ19とを粘着テープ60で接着することにより、図3に示すように、取付ブラケット20の取付作業が完了する。なお、この図3では、ガス導入口にインフレータ18の接続管18aを接続した状態で示している。
そして、このエアバッグ装置2を、車体パネル15に沿って配置され、ボルト54により固定する。まず、エアバッグ装置2を車体パネル15に沿わせた状態で、取付ブラケット20の係止部44を車体パネル15の仮止受部に引っ掛けて係止するとともに、仮止部48を車体パネル15の仮止受部に図示しないリベットで固定し、位置決めして仮固定する。この状態で、取付ブラケット20の車体取付部37は車体パネル15に当接し、取付孔37a,51同士が位置合わせされる。そして、この取付孔37a,51に、車室4側から、座金55及びワッシャ56を装着したボルト54の軸部54aを挿入し、この軸部54aをナット52に螺合して締め付けることにより、このボルト54の頭部54bとナット52との間に、座金55及びワッシャ56とともに車体パネル15と車体取付部37とが共締めされ、図2(a)に示すように、取付ブラケット20が車体パネル15に固定される。
また、この状態で、エアバッグ取付部38は、車体取付部37より寸法L1だけ基板部31側に後退しているため、図1(a)に示すように、エアバッグ取付部38と車体パネル15との間に寸法L1の空間部Cが形成される。そこで、この空間部C内に、リベット58の車外側に突出する一部58aが収容され、すなわち、リベット58が車体パネル15に干渉せず、各部材が保護されるとともに、取付作業が容易になっている。
次いで、エアバッグ本体部21の先端部から導出されているテザー23の先端部を、テザー連結部23aに連結する。このとき、細長く折り畳んだエアバッグ本体部21の先端部は、展開した状態のエアバッグ本体部21の先端部より前側に位置するため、テザー23にあまりが生じて弛んだ状態になる。そこで、展開時に必要な長さに設定したテザー23の余った部分をエアバッグ本体部21を包むスリーブ19上に沿わせて折り返し、図9に示すように、折り返した部分の一方を破断可能な仮止め手段である布テープなどの粘着テープ68でスリーブ19に接着し、あるいは、図10に示すように、折り返した部分の両方を布テープなどの粘着テープ68でスリーブ19に接着して保持する。
一方、インフレータ18は、図示しないリテーナなどにより保持され、さらに、これらリテーナなどを締め付け部品により車体パネル15などに固定して取り付け、さらに、ハーネスなどを用いて図示しない制御装置と電気的に接続する。
次いで、エアバッグ1及びインフレータ18などをヘッドライニング16aで覆うことにより、図4のAに示す位置に、図1(a)及び図2(a)に示すように、エアバッグ装置2のルーフサイド部5への取り付けが完了する。
次に、エアバッグ1の展開動作を説明する。
車体3の側面衝突などの際には、制御装置によりインフレータ18が作動し、このインフレータ18から噴射されるガスがガス導入口からエアバッグ本体部21内に導入される。すると、エアバッグ本体部21は、スリーブ19及び粘着テープ60,68などを破断しつつ膨張部を膨張させ、さらに、ヘッドライニング16aなどを変形させながら、ルーフサイド部5から下方に迅速に突出する。そして、このエアバッグ1は、窓部などに沿って下方に膨張展開し、すなわち、カーテン状に前後の窓部やピラー11,12,13を覆い、前席及び後席の各乗員の頭部、胸部などを保護するように展開する。
また、このエアバッグ1の展開の際には、エアバッグ1の下方に向かう展開圧力により、図1(b)に矢印Dで示すように、取付ブラケット20のエアバッグ取付部38は強烈な力で下方に引っ張られる。すると、取付ブラケット20のエアバッグ取付部38などに変形が生じ、エアバッグ取付部38が図1(b)に矢印Eで示すように、車体パネル15側に向かって倒れるように回動する。すると、エアバッグ取付部38あるいはこのエアバッグ取付部38に取り付けたリベット58が車体パネル15に当接することにより、車体パネル15の剛性で、エアバッグ取付部38を含む取付ブラケット20の変形が抑止され、この取付ブラケット20に支えられて、エアバッグ1が所望の方向に膨張展開する。
このように、本実施の形態によれば、車体パネル15とヘッドライニング16aとの間に車室4の窓枠に沿って折り畳まれた状態で取り付けられたいわゆるカーテンエアバッグを車両衝突時にインフレータ18から発生するガスにより膨張させ、車室4の窓枠内面に沿ってカーテン状に展開させるカーテンエアバッグ装置であって、エアバッグ1を車体パネル15に取り付ける取付ブラケット20について、車体パネル15に取り付けられる車体取付部37と、この車体取付部37に隣接しエアバッグ1が取り付けられるエアバッグ取付部38とを設けている。そこで、取付ブラケット20にエアバッグ1を取り付ける作業と、取付ブラケット20を車体パネル15に取り付ける作業とを分離して、エアバッグ装置2の組み立て作業及び車体3への組み込み作業を容易にできる。さらに、車体取付部37とエアバッグ取付部38とが離間しているため、車体パネル15のナット52などの配置及びエアバッグ1の取付片部22などの配置などの形状の自由度を向上し、汎用性を向上して、製造コストを低減できる。
また、エアバッグ取付部38は、車体取付部37より寸法L1だけ車体パネル15側から基板部31側に後退させて車体取付部37に隣接して形成したため、エアバッグ取付部38と車体パネル15との間に寸法L1の空間部Cを形成できる。そこで、この空間部C内に、リベット58の車外側に突出する一部58aを収容し、すなわち、リベット58を車体パネル15に干渉させず、各部材を保護できるとともに、取付作業を容易にできる。
さらに、空間部Cを形成した場合、エアバッグ1の展開時には取付ブラケット20を変形させようとする大きな力が加わるが、エアバッグ取付部38は、車体取付部37より寸法L1だけ基板部31側に後退させて車体取付部37に隣接して形成したため、エアバッグ1の展開する力は、エアバッグ取付部38を車体パネル15側に向かって変形させる。そこで、取付ブラケット20が僅かに変形すると、エアバッグ取付部38あるいはこのエアバッグ取付部38に取り付けたリベット58が車体パネル15に当接して押圧され、取付ブラケット20の剛性に加えて車体パネル15の剛性を利用して取付ブラケット20の位置を固定できる。そこで、取付ブラケット20によりエアバッグ1を安定して支持し、エアバッグ1を所望の方向に膨張展開させることができる。さらに、取付ブラケット20の強度を必要以上に大きくする必要がないため、フランジやリブなどの構造を設ける必要がなく、小型化でき、ルーフサイド部5などの狭い空間に配置できるとともに、取付ブラケット20を薄肉化して製造コストの低減及び軽量化を実現できる。
また、エアバッグ取付部38を設けた取付部35が車体パネル15側に回動するように変形する際は、取付ブラケット20の角部分はエアバッグ1に食い込むようには移動せず、エアバッグ1を容易に保護できる。
なお、取付ブラケット20が車体パネル15に当接するまでに矢印E方向に変形して回動する角度は、10度以下とすることにより、取付ブラケット20を迅速かつ確実に車体パネル15に当接させ、取付ブラケット20の変形を抑制して、エアバッグ1を所望の方向に膨張展開させることができる。
さらに、車体取付部37及びエアバッグ取付部38に対し、交差する方向に連続して、基板部31、中間連接板部41、及び連接板部42を一体に形成したため、エアバッグ取付部38の部分をいわば箱状として剛性を高めることができる。そこで、取付ブラケット20を一般的な鋼板で形成でき、また、厚さ寸法を小さくできるため、製造コストを低減できるとともに、軽量化を実現できる。
また、エアバッグ1を車体3に取り付ける際に、展開時に必要な長さに設定したテザー23の余った部分をエアバッグ本体部21を包むスリーブ19上に沿わせて折り返し、折り返した部分の片方あるいは両方を粘着テープ68でスリーブ19に接着して展開時に離反可能に保持し、取付作業時に最適な比較的短い長さ寸法に調整している。そこで、エアバッグ1の取付作業の際は、テザー23の弛みはなく、ピラーガーニッシュ11aやヘッドライニング16aの装着時などにかみ込みなどが生じることなく、作業性を向上して製造コストを低減できる。一方、エアバッグ1の展開時には、粘着テープ68が破断して展開時に最適な長さとなり、エアバッグ1を安定して支持できる。また、粘着テープ68を用いテザー23を止めることにより、長さ寸法の調整が容易に正確にできる。
なお、エアバッグ1の後側部についてもテザーを用いてエアバッグ本体部21を支持する場合には、この後側のテザーについて、粘着テープ68による長さ調整を適用できる。さらに、ひも状のテザーに限られず、三角形状の基布などの支持部材を用いてエアバッグ本体部を支持する場合には、粘着テープなどの仮止め部材を用いて支持部材の長さを調整することにより、展開時のエアバッグ本体部の支持を確実に実現しつつ、エアバッグ装置の組み込み作業時の作業性を向上できる。
なお、上記の実施の形態では、被取付部は、自動車の車体3の車体パネル15としたが、この構成に限られず、適切な剛性を有し、ボルトなどの固定具を用いてエアバッグ装置2が取り付けられる部材であれば良い。
また、取付ブラケット20は、金属に限られず、合成樹脂などにて形成することもできる。
また、エアバッグ1は、前席保護部と後席保護部とを連通部で接続するとともに、後端部にガス導入口を設ける構成に限られず、種々の形態をとることができる。例えば、エアバッグ本体部の中央上部に位置して膨張部を外部に連通するガス導入口を設けることもできる。
本発明は、上側から下側に向かって展開して自動車の側方の窓部を覆う構成に限られず、所定面に沿って面状に膨張展開する必要がある適宜のエアバッグ装置に適用できる。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す図3のI−I断面相当位置の説明図であり、(a)は収納状態、(b)は展開状態である。 同上エアバッグ装置の図3のII−II断面相当位置の説明図であり、(a)は収納状態、(b)は展開状態である。 同上エアバッグ装置の収納状態を示す一部の斜視図である。 同上エアバッグ装置の取付状態を示す説明図である。 同上エアバッグ装置の取付ブラケットを示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は車外側から見た正面図である。 同上エアバッグ装置の前部用の取付ブラケットを示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は車外側から見た正面図である。 同上エアバッグ装置の中央用の取付ブラケットを示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は車外側から見た正面図である。 同上エアバッグ装置の後部用の取付ブラケットを示す説明図であり、(a)は平面図、(b)は車外側から見た正面図である。 同上エアバッグ装置のテザーの収納状態を示す説明図である。 同上エアバッグ装置のテザーの収納状態の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 エアバッグ装置
15 被取付部材を構成する車体パネル
20 取付ブラケット
31 延設部を構成する基板部
37 第1の取付部としての車体取付部
38 第2の取付部としてのエアバッグ取付部
41 延設部を構成する中間連接板部
42 延設部を構成する連接板部
51 被取付部を構成する取付孔
52 被取付部を構成するナット
58 エアバッグ取付具としてのリベット
C 空間部

Claims (3)

  1. ガスが導入されて展開するエアバッグと、
    被取付部材の被取付部に取り付けられる第1の取付部、前記エアバッグに取り付けられる第2の取付部、及びこれら第1の取付部と第2の取付部との間を一体に連接する延設部を備えた取付ブラケットとを具備し、
    前記第2の取付部は、前記延設部を間にして前記第1の取付部から離間して位置するとともに、前記延設部を間にして前記第1の取付部に隣接して連接され、常時は前記被取付部材から空間部を介して離間するとともに前記エアバッグの展開時に前記被取付部材側に押圧されて位置が固定される
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 被取付部材は、車両の車体パネルを構成し、
    第1の取付部は、前記車体パネルに当接して保持され、
    第2の取付部は、常時は前記車体パネルから空間部を介して離間するとともに、この空間部に一部が配置されるエアバッグ取付具によりエアバッグに取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置。
  3. 第1の取付部及び第2の取付部は板状をなし、
    延設部は、これら第1の取付部及び第2の取付部の面方向と交差する方向を面方向として配置され、かつ、これら第1の取付部と第2の取付部との間を一体に連接する板状に形成された中間連接板部と、これら第1の取付部及び第2の取付部の面方向と交差する方向を面方向として配置され、かつ、これら第1の取付部、第2の取付部、及び中間連接板部を連接する連接板部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のエアバッグ装置。
JP2005029237A 2005-02-04 2005-02-04 エアバッグ装置 Expired - Fee Related JP4609998B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029237A JP4609998B2 (ja) 2005-02-04 2005-02-04 エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005029237A JP4609998B2 (ja) 2005-02-04 2005-02-04 エアバッグ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006213221A JP2006213221A (ja) 2006-08-17
JP4609998B2 true JP4609998B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=36976788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005029237A Expired - Fee Related JP4609998B2 (ja) 2005-02-04 2005-02-04 エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4609998B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4770777B2 (ja) * 2007-04-12 2011-09-14 トヨタ自動車株式会社 カーテンエアバッグ装置
JP5101441B2 (ja) * 2008-08-28 2012-12-19 日本プラスト株式会社 カーテンエアバッグ装置
JP5410117B2 (ja) * 2009-02-26 2014-02-05 日本プラスト株式会社 カーテンエアバッグ用ストラップ収納構造
JP5962360B2 (ja) * 2012-09-11 2016-08-03 トヨタ車体株式会社 カーテンシールドエアバッグ装置の設置構造
JP6580480B2 (ja) * 2015-12-11 2019-09-25 オートリブ ディベロップメント エービー カーテンエアバッグ装置
WO2022230010A1 (ja) * 2021-04-26 2022-11-03 トヨタ車体株式会社 頭部保護用エアバッグ装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002059800A (ja) * 2000-08-22 2002-02-26 Nissan Shatai Co Ltd エアバッグ支持構造
JP2002510574A (ja) * 1998-04-02 2002-04-09 ティーアールダブリュー・オキュパント・リストレイント・システムズ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー ハンドグリップブラケット及びハンドグリップブラケットと頭側ガスバッグモジュールとの組立体
JP2003285708A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Mitsubishi Motors Corp 車両用乗員保護装置
JP2004058862A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Ashimori Ind Co Ltd エアバッグの固定部構造
JP2004098817A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Honda Motor Co Ltd 乗員保護装置
JP2006069248A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Honda Motor Co Ltd カーテンエアバッグ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002510574A (ja) * 1998-04-02 2002-04-09 ティーアールダブリュー・オキュパント・リストレイント・システムズ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー ハンドグリップブラケット及びハンドグリップブラケットと頭側ガスバッグモジュールとの組立体
JP2002059800A (ja) * 2000-08-22 2002-02-26 Nissan Shatai Co Ltd エアバッグ支持構造
JP2003285708A (ja) * 2002-03-28 2003-10-07 Mitsubishi Motors Corp 車両用乗員保護装置
JP2004058862A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Ashimori Ind Co Ltd エアバッグの固定部構造
JP2004098817A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Honda Motor Co Ltd 乗員保護装置
JP2006069248A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Honda Motor Co Ltd カーテンエアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006213221A (ja) 2006-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5037611B2 (ja) カーテンエアバッグ装置及びその製造方法
JP5154297B2 (ja) カーテンエアバッグ用ブラケット及びカーテンエアバッグ装置
JP5049083B2 (ja) エアバッグ装置
JP2006062642A (ja) 膨張可能なカーテン用の展開ランプ
JP4911760B2 (ja) エアバッグ装置
JP5024956B2 (ja) エアバッグ用取付具及びエアバッグ装置
JP4609998B2 (ja) エアバッグ装置
JP2003063351A (ja) 乗員拘束装置
JP2009292441A (ja) カーテンエアバッグ用ブラケット及びカーテンエアバッグ装置
JP4841164B2 (ja) エアバッグ装置
JP5008349B2 (ja) エアバッグ装置
JP2005104234A (ja) エアバッグ装置
JP5988611B2 (ja) エアバッグ装置
JP2010235043A (ja) エアバッグ装置
JP5046830B2 (ja) エアバッグ装置
JP4765620B2 (ja) 車両乗員拘束装置
JP5550315B2 (ja) エアバッグ装置
JP2010083240A (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2006298334A (ja) エアバッグ装置
JP2009078717A (ja) エアバッグ装置
JP2008007065A (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2009241895A (ja) エアバッグ装置
JP5627398B2 (ja) カーテンエアバッグ
JP5627200B2 (ja) エアバッグ装置
JP5005408B2 (ja) エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101008

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4609998

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees