JP5101441B2 - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車の側面衝突した際の乗員を保護するカーテンエアバッグ装置に関する。
この種のカーテンエアバッグ装置は、例えば自動車側部の窓部に沿って膨張展開するように構成するために、通常時は、エアバッグ本体を細長く折り畳んで、ルーフサイドレール等が構成する車室側面の上縁部からピラー部に係る車体部分に沿って配置されている。
かかるカーテンエアバッグ装置は、長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体にガス導入部を設けると共に、エアバッグ本体を膨張展開させるガスを発生するインフレータに別体または一体のガス吐出部を設け、ガス吐出部にガス導入部を接続して構成しており、車体部分に装着した際にエアバッグ本体が車体部分との間で擦れ等の干渉を起さないようするため或いは運搬中のエアバッグ本体の保護のために、折り畳まれたバッグ本体の外周部を複数個の樹脂製のカバー体(プロテクターとも称する)により被覆した状態で、両者を接着テープ、タイラップ、プレーンファスナー、紐材あるいは樹脂フィルム等の止着具により複数箇所巻回することによって取着構成されていると共に、これらエアバッグ本体、インフレータ、ガス導入パイプ及びプロテクタは、予めモジュール化した状態にしておいて、例えば自動車の組立てラインにおいて、車体部分に装着するようになっている。
そして、カーテンエアバッグ装置の車体部分への装着は、エアバッグ本体に複数個互いに離間した状態で形成された小片状の取付け片をそれぞれ車体部分に断続的に引っ掛ける等することによって行っている。
然るに、折り畳まれたエアバッグ本体自体は、細長く且つ可撓性を有した布材から構成されているために、特に長手方向に撓みやすく、その結果、長手方向にねじれた状態で車体部分に取付けられてしまうおそれがある。
このように長手方向にねじれた状態でエアバッグ本体が車体部分に取付けられてしまうことがないように、例えば、車体部分に装着するときに、作業者自身がエアバッグ本体のねじれがないことを確認し、更に、当該作業工程の責任者の二重チェックを行うこととして、工程内品質保証を行うという体制を採ることになる。
そこで、従来の技術においては、折り畳まれたエアバッグ本体及び樹脂カバーを組付け構成するために当該両者に巻回された止着具としてのテープ材のそれぞれに、識別マークを設けておき、各識別マークを合わせることによって、折り畳まれた状態のエアバッグ本体がねじれているかを識別できるように構成していた。
特開平11−321532号公報
しかしながら、かかる識別マークを付けた止着具を複数箇所に設けたカーテンエアバッグ装置においては、相隣する2箇所の間でちょうど1回転のねじれが生じている場合には、相隣する識別マークが一致するので、このような識別マークのみによっては十分な確認ができない。もちろん1回転のねじれは大きなねじれであっても外観上認識できるものである場合が多いであろうが、結局、工程内品質保証を十分に達成しようとすれば、前記従来技術と同様の作業者等による厳重な確認作業が不可欠となる。
又、エアバッグ本体に鋼管等を介してインフレータのガスを吹き込むタイプや、エアバッグ本体内にインフレータの胴部を挿入して接続するタイプのカーテンエアバッグ装置においては、ナイロン、ポリエステル等可撓性が大きく質量の比較的小さなエアバッグ本体と、剛直でエアバッグ本体より著しく質量が大きい上記鋼管やインフレータとの間では、鋼管やインフレータに対してエアバッグ本体がその接続部周辺の箇所でねじれ変形が生じやすい。
そこで、本発明は、モジュール化された状態でのエアバッグ装置の運搬中或いは車体部分への装着作業中等において、ガス吐出部とガス導入部との接続部における相対的回転を防止して、車体部分への装着が常に確実かつ簡単となるように構成したカーテンエアバッグ装置を提供することを目的としている。
本発明に係るカーテンエアバッグ装置は、長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体にガス導入部を設けると共に、前記エアバッグ本体を膨張展開させるガスを発生するインフレータに所定長張出すようにガス吐出部を設け、該ガス吐出部に前記ガス導入部を重合接続して構成すると共に、前記エアバッグ本体の外周部に添設したカバー体が前記インフレータ側に延在して前記ガス吐出部とガス導入部との重合接続部位に添設されるように構成され、且つ、前記カバー体と前記エアバッグ本体とを第1の止着具を用いて止着すると共に、前記カバー体と前記ガス吐出部とを第2の止着具を用いて止着するように構成したことを特徴とする。
かかる構成により、第1の止着具によりエアバッグ本体がカバー体に止着されていると共に、第2の止着具によりガス吐出部がカバー体に止着されていることから、モジュール化された状態での運搬中或いは車体部分への組付け時等において、ガス吐出部とエアバッグ本体との間の互いの相対回転がカバー体の存在により確実に防止されることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができる。
又、本発明は、長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体にガス導入部を設けると共に、前記エアバッグ本体を膨張展開させるガスを発生するインフレータに所定長張出すようにガス吐出部を設け、該ガス吐出部に前記ガス導入部を重合接続して構成すると共に、前記エアバッグ本体の外周部に添設したカバー体が前記インフレータ側に延在して前記ガス吐出部とガス導入部との重合接続部位に添設されるように構成され、且つ、前記カバー体と共に前記ガス吐出部及びガス導入部を第1の止着具を用いて止着すると共に、前記カバー体と前記ガス吐出部を第2の止着具を用いて止着するように構成したことを特徴とする。
かかる構成により、第1の止着具によりガス吐出部およびガス導入部がカバー体に止着されていると共に、第2の止着部によりカバー体とガス吐出部とが止着されていることから、モジュール化された状態での運搬中或いは車体部分への組付け時等において、ガス吐出部とガス導入部との間の互いの相対回転がカバー体の存在により確実に防止されることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができる。
又、本発明に係るカーテンエアバッグ装置は、長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体にガス導入部を設けると共に、前記エアバッグ本体を膨張展開させるガスを発生するインフレータに所定長張出すようにガス吐出部を設け、該ガス吐出部に前記ガス導入部を重合接続して構成すると共に、前記エアバッグ本体の外周部に添設したカバー体が前記インフレータ側に延在して前記ガス吐出部及びガス導入部の重合接続部位に添設されるように構成され、且つ、前記カバー体と前記重合接続部位とを、互いに離間した位置において、第1の止着具及び第2の止着具を用いて少なくとも2箇所止着したことを特徴とする。
かかる構成により、第1の止着具及び第2の止着具により、カバー体とガス吐出部及びガス導入部とが少なくとも2箇所止着されていることから、モジュール化された状態での運搬中或いは車体部分への組付け時等において、ガス吐出部とガス導入部との間の互いの相対回転がカバー体の存在により確実に防止されることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができる。
また、本発明における前記ガス吐出部は、その長手方向において屈曲形成されていると共に、前記カバー体が前記ガス吐出部の屈曲形状に沿うように屈曲形成されて、前記ガス吐出部の屈曲部を中にして、前記エアバッグ本体側に前記第1の止着具を位置させると共に前記インフレータ側に第2の止着具が位置するように構成するようにしてもよい。
かかる構成により、ガス吐出部の屈曲部を中にして、エアバッグ本体側に第1の止着具による止着部が位置しインフレータ側に第2の止着具による止着部が位置することから、モジュール化されたカーテンエアバッグ装置を屈曲形状を有する車体部分に確実に追従させた状態で装着することができ、しかも、屈曲部を中とした回転中心が互いに交差する関係となる二箇所で止着されるため、カバー体のねじれ変形が屈曲箇所で伝播し難くなり、ねじれ防止効果が向上する。
上記のように構成する本発明によれば、モジュール化された状態での運搬中或いは車体部分への組付け時等において、ガス吐出部とガス導入部との間の互いの相対回転がカバー体の存在により確実に防止されることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができる。
次に、本発明に係る実施の形態について、図を用いて説明する。
図1は車体部分に装着すべくモジュール化した状態における本発明の第1の実地形態であるカーテンエアバッグ装置の略全体を描画した図、図2は図1における円内を描画した拡大図、図3は同じく本発明の第1の実施の形態を採用したプロテクタの一部を描画した斜視図である。
本発明に係る第1の実施の形態におけるカーテンエアバッグ装置1は、長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体2と、折り畳まれたエアバッグ本体2を膨張展開させるインフレータ3とを有して構成している。
エアバッグ本体2とインフレータ3とは、エアバッグ本体2に設けられたガス導入部2cと、インフレータ3に所定長張出すように別体のガス導入パイプを螺着等により装着することにより形成されたガス吐出部4とを互いに重合接続することにより、インフレータ3より吐出されたガスをエアバッグ本体2内に導入するように構成している。
エアバッグ本体2は、その外周部が例えば側面断面略コ字状に形成され、オレフィン系エラストマー(TPO)、ポリエステル系エラストマー(TPEE)などの樹脂を用いた射出成形により形成されたカバー体5により被覆されて、車体部分に対する干渉或いはカーテンエアバッグ装置1の運搬中の損傷等から保護されている。
そして、図1に示すように、折り畳まれたエアバッグ本体2とこの外周部を被覆するカバー体5とは、共に、エアバッグ本体2の膨張展開時には破断可能な接着テープ、タイラップ、プレーンファスナー、紐状体或いは樹脂フィルム等からなる第1の止着具を構成する止着具6を用いて例えば複数箇所断続的に止着することによって止着構成されている。
この結果、エアバッグ本体2及びカバー体5と共にインフレータ3及びガス吐出部4は、細長い形状にモジュール化されることになり、この状態において、自動車の車室側における側面ドア開口の周縁のフロントピラーの下方からルーフサイドレールの後部側まで達する車体部分に装着配置されることになる。
この時、インフレータ3は車体部分の後部側に配設され、又、エアバッグ本体2の前端側は連結紐7を介して車体部分の前部側に位置するフロントピラー等に取付けられている。
又、エアバッグ本体2は、その長手方向に間欠的に一体に突出形成された複数個の取付け小片2aを車体部分に設けられた取付け用ネジ孔にビスを使用して締結することにより、車体部分に取付けられるようになっている。
そして、エアバッグ本体2のガス導入部2cとガス吐出部4とは、ガス吐出部4の一部がエアバッグ本体2内に挿入された状態で、ガス導入部2cの外周部にホースバンド等の止着具8を嵌合することによって重合接続され、この結果、ガス導入部2cとガス吐出部4とが互いに重合する重合接続部位Xが構成されることになる。
又、カバー体5は、モジュール化されたカーテンエアバッグ装置1を車体部分に装着する際に、長尺のエアバッグ本体2を扱いやすくするために、長手方向において分割された例えば分割カバー体5a及び分割カバー体5bとで構成しており、分割カバー体5aと分割カバー体5bとの間は、隙間を設けてエアバッグ本体2を外周方向全体に一部表出させるように構成して、エアバッグ本体表出部位2bにて、モジュール化した状態において折曲可能となって、搬送用コンテナにコンパクトに収納可能とすると共に、車体部分の形状に適合添設されるようになっている。
カバー体5におけるインフレータ3側に存する分割カバー体5aは、図2に示すように、インフレータ3側に延在して、重合接続部位Xに添設するように構成されている。
分割カバー体5aは、ガス吐出部4が長手方向におけるエアバッグ本体2側に屈曲形成されていることに関連して、ガス吐出部4の屈曲部4−1の屈曲形状に沿うように屈曲形成されている。又、ガス吐出部4は、屈曲部4−1よりもインフレータ3側にも更に屈曲部4−2が形成され、インフレータ3に至るように構成されている。
又、分割カバー体5aは、図3に示すように、屈曲部4−1よりエアバッグ本体2側において互いに離間した状態で一対の突起部5−1a、5−1aが形成されており、一対の突起部5−1a、5−1aのうち、インフレータ3側に存する突起部5−1aは間欠的に形成されているが、エアバッグ本体2側に存する突起部5−1aが略鳥居状に連続的に形成され、且つ、両突起部5−1a、5−1aとの間の下部側がアーチ状凹部5−1cに形成されて、突起部5−1a、5−1aの間において止着具装着部5−1bを構成している。
そして、止着具装着部5−1bには、止着具6と共に第1の止着具を構成する接着テープ、タイラップ、プレーンファスナー、紐状体或いは樹脂フィルム等からなる止着具6−1が装着されて、分割カバー体5aとガス導入部2c及びガス吐出部4とを共に止着している。
更に、分割カバー体5aは、図3に示すように、インフレータ3側の先端下部を鉤状に切欠くことによって、当該切欠き部の上部側を第2の止着材を構成する接着テープ、タイラップ、プレーンファスナー、紐状体或いは樹脂フィルム等からなる止着具6−2を装着する止着具装着部5−1dに形成されおり、止着具装着部5−1dにおいて、図2に示すように、第2の止着具を構成する接着テープ、タイラップ、プレーンファスナー、紐状体或いは樹脂フィルム等からなる止着具6−2を装着することによって、分割カバー体5aとガス吐出部4およびガス導入部2cとを共に止着している。
分割カバー体5aの止着具装着部5−1dにおけるインフレータ3側の先端部には、図3に示すように、外方に突出することによって止着具装着部5−1dに装着された止着具6−2の抜け防止のための三角山形状の抜け止めフック片5−1eが互いに幅方向に離間した状態で一対形成されている。
かかる構成において、エアバッグ本体2およびその外周部を覆うカバー体5とは、共に第1の止着具を構成する止着具6を用いて止着されていると共にカバー体5とガス吐出部4およびガス導入部2cとを第2の止着材を構成する止着材6−2を用いて止着していることから、モジュール化された状態での運搬中或いは車体部分への組付け時等において、ガス吐出部4とガス導入部2cとの相対回転は、重合接続部位Xにおいて確実に防止できることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができる。
或いは、カバー体5における長手方向に互いに離間した状態で形成された止着具装着部5−1b及び5−1dにおける2箇所において、第1の止着材を構成する止着材6−1および第2の止着材を構成する止着材6−2を用いて、カバー体とガス導入部2c及びガス吐出部4とを止着したことから、ガス導入部2cとガス吐出部4との相対回転は、重合接続部位Xにおいて確実に防止できることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができる。
なお、上記するように、ガス導入部2cとガス吐出部との相対回転を防止するためには、上記実施の形態に限定されるものでなく、第2の止着具を構成する止着具6−2を用いて、カバー体5とガス吐出部4とをガス導入部2cを介在させずに止着するようにしても、上記したガス導入部2cとガス吐出部4との相対回転は同様に防止することができる。
又、上記構成において、カバー体5の延在部におけるインフレータ3側の先端部には、外方に突出するように、止着具装着部5−1dに設けられた止着具6−2の抜け防止のための抜け止めフック片5−1eが形成されていることから、止着具6−2が経年変化等によりずれ落ちることを防止している。
又、重合接続部位Xにおける長手方向において屈曲部4−1、4―2を有するとともに、カバー体5が、屈曲部4−1に沿うように屈曲形成されていることから、モジュール化されたカーテンエアバッグ装置1を屈曲形状を有する車体部分に確実に追従させた状態で装着することができ、しかも、ガス吐出部4の屈曲部4−1を中にして、エアバッグ本体2側に第1の止着具を構成する止着具6−1が位置し、インフレータ3側に第2の止着具を構成する止着具6−2が位置して、ガス導入部2cとガス吐出部4との相対回転が抑止されていることから、このような屈曲部おいては、略U字一定断面で直線状のカバー体に比べて変形しずらく、即ちより複雑な変形が必要となるので、ねじれに対して強くなる。
又、分割カバー体5aには、屈曲部4−1を中にして、エアバッグ本体2側において互いに離間して状態で一対の突起部5−1a、5−1aが形成されていることから、止着具装着部5−1bに設けられた止着具6−1が一対の突起部5−1a間において抜け止めされることになり、しかも、止着具装着部5−1bの下端は、カバー体5の長手方向においてアーチ状凹部5−1cに形成されていることから、止着具装着部5−1bに設けられた止着具6−1は、アーチ状凹部5−1c内に入り込んで、重合接続部位Xを広い範囲で止着することができて、エアバッグ本体2側のガス導入部2cとインフレータ3側のガス吐出部4との相対回転抑止機能を更に確実なものとすることができる。
同様に、カバー体5の延在部におけるインフレータ3側の先端部には、その両側壁部下端がL字状に切欠かれて、止着具6−2を設けるための止着具装着部5−1dが形成されていることから、やはり、止着具装着部5−1dに巻回された止着具6−2は、切欠き部内に入り込んで、重合接続部位Xを広い範囲で固着できることになって、かかる構成によってもガス導入部2cとガス吐出部4との相対回転抑止機能を確実なものとすることができる。
次に、図4乃至図6を用いて、本発明に係る第2乃至4の実施の形態について説明する。
先ず、図4に示す第2の実施の形態では、重合接続部位Xから露出されたガス吐出部4aまで達するように形成されたカバー体5の延在部をガス吐出部4に直接止着してある。
かかる構成により、止着具装着部5−1fに設けられた止着具6−1、6−2は、U字状の切欠き部5−1g内に入り込んで、重合接続部位Xを広い範囲で固着できることになって、ガス導入部2cとガス吐出部4との相対回転抑止機能をかかる構成によっても確実なものとすることができる。
そして、カバー体5の延在部におけるインフレータ3側の先端には、下方に延在する突起部5−1hが形成されており、カバー体5がエアバッグ本体2を被覆してモジュール化した状態において、ガス吐出部4に取付けた位置決め片4aに突起部5−1hが当接することによって、エアバッグ本体2及びガス吐出部4上におけるカバー体5の位置決めを行っている。
又、図5に示す第3の実施の形態においては、カバー体5の延在部のインフレータ3側の先端部が、上記実施の形態においては、重合接続部位Xの上面側に添設するように構成する代わりに、下面側に添設するように構成されており、しかも、上記実施の形態におけるアーチ状凹部5−1c及び抜け止め部5−1e(図3参照)やU字状の切欠き部5−1g(図4参照)を設けていない代わりに、より平板状に形成することによって、止着具6−1、6−2により重合接続部位Xを広い範囲で取着するようになっており、しかも、カバー体5の延在部におけるインフレータ3側の先端を外方に折曲することにより、止着具6−2の抜け落ちを防止するように構成されている。
更に、図6に示す第4の実施の形態においては、重合接続部位Xは、他形式の自動車の車体の形状に適合するように、屈曲部を有さずストレート状に構成しており、これに対応して、ガス吐出部4およびエアバッグ本体2のガス導入部2cもストレート状に形成したものであり、第2の実施の形態と同様なU字状の切欠き部5−1gが互いに離間した状態で2箇所形成されていると共に、先端が鉤状に屈曲形成されおり、鉤状屈曲部5−1iが、ガス吐出部4側に設けた位置決め片4aを抱持係合して、エアバッグ本体2及びガス吐出部4上におけるカバー体5の位置決めを行っている。
したがって、上記第2乃至第4の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、モジュール化された状態での運搬中或いは車体部分への組付け時等において、重合接続部位Xにおいて相対回転が確実に防止できることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができる。
なお、上記いずれの実施の形態におけるガス吐出部は、インフレータ3とは別体のガス吐出部4により構成するようにしたが、これに限定されるものではなく、インフレータ3に一体に形成するようにしてもよい。この場合、ガス吐出部は、全体がエアバッグ本体2によってカバーされて構成することもできるが、インフレータ3側に存する一部が外部に表出して構成することもできる。
以上説明したように、本発明は、モジュール化された状態での運搬中或いは車体部分への組付け時等において、ガス吐出部とガス導入部との間の互いの相対回転がカバー体の存在により確実に防止されることになり、車体部分への装着が常に確実となって、従来のような厳重な確認作業を行う必要がなく、車体部分への装着工数を低減することができ、このために、例えば自動車の側面衝突した際の乗員を保護するカーテンエアバッグ装置等として好適である。
車体部分に装着すべくモジュール化した状態における本発明の第1の実地形態であるカーテンエアバッグ装置の略全体を描画した図である。 図1における円内を描画した拡大図である。 同じく本発明の第1の実施の形態を採用したプロテクタの一部を描画した斜視図である。 本発明に係る第2の実施の形態における要部を分解して描画した斜視図である。 本発明に係る第3の実施の形態における図2と同様の拡大図である。 本発明に係る第4の実施の形態における要部を分解して描画した斜視図である。
符号の説明
1 カーテンエアバッグ装置
2 エアバッグ本体
2a−1 屈曲部
2c ガス導入部
3 インフレータ
4 ガス吐出部
5 カバー体
6 止着具(第1の止着具)
6−1 止着具(第1の止着具)
6−2 止着具(第2の止着具)
X 重合接続部位

Claims (4)

  1. 長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体にガス導入部を設けると共に、前記エアバッグ本体を膨張展開させるガスを発生するインフレータに所定長張出すようにガス吐出部を設け、該ガス吐出部に前記ガス導入部を重合接続して構成すると共に、前記エアバッグ本体の外周部に添設したカバー体が前記インフレータ側に延在して前記ガス吐出部とガス導入部との重合接続部位に添設されるように構成され、且つ、前記カバー体と前記エアバッグ本体とを第1の止着具を用いて止着すると共に、前記カバー体と前記ガス吐出部とを第2の止着具を用いて止着するように構成したことを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体にガス導入部を設けると共に、前記エアバッグ本体を膨張展開させるガスを発生するインフレータに所定長張出すようにガス吐出部を設け、該ガス吐出部に前記ガス導入部を重合接続して構成すると共に、前記エアバッグ本体の外周部に添設したカバー体が前記インフレータ側に延在して前記ガス吐出部とガス導入部との重合接続部位に添設されるように構成され、且つ、前記カバー体と共に前記ガス吐出部及びガス導入部を第1の止着具を用いて止着すると共に、前記カバー体と前記ガス吐出部を第2の止着具を用いて止着するように構成したことを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  3. 長手方向に細長く折り畳まれたエアバッグ本体にガス導入部を設けると共に、前記エアバッグ本体を膨張展開させるガスを発生するインフレータに所定長張出すようにガス吐出部を設け、該ガス吐出部に前記ガス導入部を重合接続して構成すると共に、前記エアバッグ本体の外周部に添設したカバー体が前記インフレータ側に延在して前記ガス吐出部及びガス導入部の重合接続部位に添設されるように構成され、且つ、前記カバー体と前記重合接続部位とを、互いに離間した位置において、第1の止着具及び第2の止着具を用いて少なくとも2箇所止着したことを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  4. 前記ガス吐出部は、その長手方向に屈曲形成されると共に、前記カバー体が前記ガス吐出部の屈曲形状に沿うように屈曲形成されて、前記ガス吐出部の屈曲部を中にして、前記エアバッグ本体側に前記第1の止着具を位置させると共に前記インフレータ側に第2の止着具が位置するように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一に記載のカーテンエアバッグ装置。
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