JP2006151277A - カーテンエアバッグ - Google Patents

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光宏 吉田
Takashi Ueda
高志 植田
Chiri Ishikawa
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Yasushi Yakushiji
裕史 薬師寺
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Abstract

【課題】 折り畳まれたエアバッグ本体の捩れが確実に防止でき、かつ治具を用いないことにより治具の後処理を必要としない。
【解決手段】 ルーフサイドレール2の車室面側に折り畳まれた状態で収納され、かつ自動車の衝突時車室内の側面に沿ってカーテン状に膨張展開されるエアバッグ本体5を備えたカーテンエアバッグであって、エアバッグ本体5の上縁に沿って形成された非膨張部5hの近傍に、エアバッグ本体5を折り畳んだり、折り畳まれたエアバッグ本体5をルーフサイドレール2に取り付ける際に、エアバッグ本体5が捩れるのを防止する捩れ防止部材8を恒久的に取り付けたもので、エアバッグ本体5を折り畳んだり、折り畳まれたエアバッグ本体5をルーフサイドレール2に取り付ける際、エアバッグ本体5が捩れることがないため、治具を用いなくてもエアバッグ本体5を捩れた状態で取り付けてしまう誤組み立てを確実に防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車が側面衝突した際の衝撃から乗員を保護するカーテンエアバッグに関する。
従来例えば特許文献1に記載された「自動車乗員頭部の保護バッグ」のように、自動車が側面衝突した際の衝撃から乗員を保護するカーテンエアバッグが公知である。
カーテンエアバッグは、車体を構成する例えばルーフサイドレールの車室面側に折り畳まれた状態で収納されていて、自動車が側面衝突した際インフレータより噴出される高圧ガスによりエアバッグ本体がサイドドアの窓やセンタピラーの内側に沿ってカーテン状に膨張展開されることにより、側面衝突時の衝撃から乗員を保護するように構成されている。
また前記構成されたカーテンエアバッグのエアバッグ本体は、前後方向に細長いほぼ紐状に折り畳まれた後、ルーフサイドレールの車室面側に突設されたブラケットに取り付けられた状態で、内装材とルーフサイドレールの間の狭い間隙に収納されているが、ほぼ紐状に折り畳まれたエアバッグ本体を、ルーフサイドレールの車室面側へ取り付ける際にエアバッグ本体が捩れて取り付けられる場合がある。
このため従来では、例えば特許文献1に記載されたエアバッグのように、紐状に折り畳んだエアバッグ本体の周囲に、長手方向に間隔を存して複数の捩れ識別手段を設けて、エアバッグ本外をルーフサイドレールに取り付ける際、エアバッグ本体が捩れている場合は捩れ識別手段により直ちに識別できるようにして、エアバッグ本体の固定前に修正できるようにしたり、エアバッグ本体の誤組み付けを防止している。
また別の方法として、例えば特許文献2に記載されたエアバッグのように、折り畳んだエアバッグ本体に沿って捩れを防止治具を取り付けたら、エアバッグをドア開口部の上縁に沿って位置決めした状態で取り付けた後、捩れ防止治具を取り外すことにより、折り畳まれたエアバッグ本体の捩れを確実に防止しながらドア開口部の上縁に沿って取り付けるようにしたもので、エアバッグ本体を取り付けた後捩れ防止治具を取り外すので、エアバッグ本体の捩れを確実に防止できる効果を有している。
特開平11―321532号公報 特開2004−98829号公報
しかし前記特許文献1に記載されたエアバッグのように、紐状に折り畳んだエアバッグ本体の周囲に長手方向に間隔を存して捩れ識別手段を設けたものでは、折り畳まれたエアバッグ本体の前後が例えば1回転した状態で捩れている場合、捩れ識別手段の位置が何も捩られていない場合と同じになる可能性がある。捩れ識別手段の位置を目視により判断しながらエアバッグ本体をルーフサイドレールに取り付けることとなるが、限られた取り付け作業時間の中で、エアバッグ本体の捩れがないように取り付けることは難しい。
一方前記特許文献2に記載されたエアバッグでは、捩れ防止治具を取り付けたエアバッグ本体を、ドア開口部上縁に仮取り付けした後、捩れ防止治具のクリップを外しながら、クリップの外れた取り付け孔に固着具を挿入してエアバッグ本体を固定する作業を必要とし、異なる作業を同時進行させながらエアバッグ本体の取り付け作業を行わなければならないため、作業が煩雑になる。
またエアバッグ本体より取り外された捩れ防止治具は、その後何等かの処置が必要となるが、例えば捩れ防止治具を再使用するため、エアバッグ本体より取り外した後回収してエアバッグの製作工程へ回す場合、車体組み立て工程からエアバッグ製作工程へ多量の捩れ防止治具を運搬しなければならず、運搬に費用がかかる上、再使用する前に捩れ防止治具の破損状態をチェックしたり、破損している場合は補修等の作業を必要とするため、管理業務に手間がかかる問題がある。
さらに捩れ防止治具は、機能や形状から左右別々の専用治具となることから、左右専用の捩れ防止治具を分別して管理しなければならず、管理が悪いと、左右の捩れ防止治具を誤って折り畳んだエアバッグ本体に取り付けてしまうおそれがある。
これら点に鑑み、使用済みの捩れ防止治具を廃棄処分する方法もあるが、この方法では処理に費用がかかったり、焼却した場合環境を悪化させる等の新たな課題が生ずることになる。
また、カーテンエアバッグの車体への取り付け作業は、作業者が中腰状態で折り畳まれた長尺のカーテンエアバッグの取付基準点となる側を頭上に持ち上げ、車体の所定位置に取り付ける。次いで、カーテンエアバッグを手繰り寄せながら、頭上に持ち上げたまま、順次カーテンエアバッグの取付部を車体へと取り付けていく。この結果、カーテンエアバッグの取付作業空間は決して広くないことから、カーテンエアバッグの取付作業は無理な姿勢での作業となり、作業者の負荷が大きい。
本発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、折り畳まれたエアバッグ本体の捩れが確実に防止でき、かつ治具を用いないことにより当該治具の後処理も必要としないカーテンエアバッグを提供することを目的とするものである。
本発明のカーテンエアバッグは、ルーフサイド部の車室面側に折り畳まれた状態で収納され、かつ自動車の衝突時インフレータから噴出される高圧ガスにより車室内の側面に沿ってカーテン状に膨張展開されるエアバッグ本体を備えて、折り畳まれたエアバッグ本体に沿って捩れ防止部材を配置し、捩れ防止部材と共にエアバッグ本体を前記ルーフサイド部に装着したものである。
前記構成により、エアバッグ本体を折り畳んだり、折り畳まれたエアバッグ本体をルーフサイド部に取り付ける際、エアバッグ本体が捩れることがないため、作業者の取付作業時の負荷が軽減され、エアバッグ本体を捩れた状態で取り付けてしまう誤組み立てを確実に防止できると共に、エアバッグ本体の取り付けと治具の取り外し等、異なる作業を同時に行う必要がないため、組み立て作業が容易となる上、エアバッグ本体を固定する固着具を閉め忘れる等の作業ミスも防止することができる。
またエアバッグ本体に恒久的に取り付けられた捩れ防止部材は、エアバッグ本体の取り付け後に回収する必要がないため、回収した捩れ防止部材をカーテンエアバッグの製作工程へ運搬したり、保管する必要がないことから、管理業務の簡素化と、これに伴う管理費用の削減が図れると共に、捩れ防止部材を回収して廃棄処分する必要がないため、処理に必要な経費の削減も図れるようになる。
また、本発明のカーテンエアバッグは、前記捩れ防止部材がエアバッグ本体に取り付けられていることを特徴とするものである。
エアバッグ本体に捩れ防止部材が取り付けられていることから、エアバッグ本体を折り畳むときに、捩れ防止部材がエアバッグ本体と一体となって、折り畳み作業性が向上すると共に、折り畳まれたエアバッグが捩れてルーフサイド部に取付けられることがない。
本発明のカーテンエアバッグは、捩れ防止部材を、エアバッグ本体の上縁に沿って形成した筒状の収納部に収納し、もしくはエアバッグの上縁に沿って縫着することにより、エアバッグ本体に取り付けたものである。
前記構成により、エアバッグ本体に対して捩れ防止部材が簡単に取り付けられる上、エアバッグ本体を折り畳む際、捩れ防止部材がエアバッグ本体と一体となって分離することがないため、エアバッグ本体の折り畳み作業が短時間で能率よく行える。
本発明のカーテンエアバッグは、エアバッグ本体が取り付けられる車体の湾曲方向と捩れ防止部材の曲り方向とが同じ方向に形成したことを特徴とするものである。
前記構成により、エアバッグ本体が取り付けられる車体のルーフサイドレールやフロントピラー等のルーフサイド部の湾曲方向と同じ方向に、捩れ防止部材もいくらか曲げられていると、無理な姿勢でのカーテンエアバッグの車体への取り付け作業において、作業者が車体のルーフサイド部の湾曲方向に沿って容易にエアバッグ本体を取り付けることができるので、作業者の負荷を軽減できる。
また、例え誤ってエアバッグ本体に捩れ防止部材を配置したとしても、捩れ防止部材がルーフサイドレールやフロントピラー等のルーフサイド部の湾曲方向と同じ方向に曲げられていることから、エアバッグ本体と捩れ防止部材とが誤組立していることが簡単に判断でき、エアバッグ本体をルーフサイドやフロントピラー等のルーフサイド部の所定位置に容易に且つ確実に取り付けることができる。
本発明のカーテンエアバッグによればエアバッグ本体を折り畳んだり、折り畳まれたエアバッグ本体をルーフサイド部に取り付ける際、エアバッグ本体が捩れることがないため、エアバッグ本体を捩れた状態で取り付けてしまう誤組み立てを確実に防止することができる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1はカーテンエアバッグの展開状態を示す正面図、図2は同収納状態を示す正面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図である。
図1は展開された状態のエアバッグ本体5を示すもので、通常時はフロントピラー1の上部に連続し、かつセンタピラー3の上方を通って図示しないリヤピラ方向へと延設されて車体を構成するルーフサイドレール2を覆うルーフヘッドライニングのような内装材(図示せず)の内側に、図2に示すように折り畳まれた状態で収納されている。
エアバッグ本体5は、ナイロン66等の織布のからなる例えば2枚の基布パネルを重ねた状態で周縁部を縫い糸6により縫着することにより、前後方向に細長い袋状に形成されている。
エアバッグ本体5の前部には容積が大きい前部膨張室5aが、そして後部には容積が小さい後部膨張室5bが形成れていて、これら膨張室5a,5bの間には、エアバッグ本体5の上縁に沿って形成されたガス導入路5cにより連通されていると共に、前部膨張室5aと後部膨張室5bの間には、ガス導入路5cを残して凹状に基布パネルを縫着することにより非膨張部5dが形成されている。
ガス導入路5cの後端側は、エアバッグ本体5の後端部に形成されたガス流入口5eに一直線状に連通されて、ガス流入口5eに接続された図示しないインフレータより噴出された高圧ガスが、ガス流入口5e及びガス導入路5cを経て前部膨張室5a及び後部膨張室5bへ導入されるようになっており、ガス流入口5eの内側には、インフレータより噴出された高温のガスによりエアバッグ本体5が損傷を受けるのを防止する筒状の保護布5fが縫着されている。
エアバッグ本体5の前部膨張室5a及び後部膨張室5bには、前部膨張室5a及び後部膨張室5bが所定形状に膨張展開するよう規制する縫着部5gが1個所ないし複数個所形成されていると共に、エアバッグ本体5の上縁に沿って形成された非膨張部5hには、エアバッグ本体5をルーフサイドレール2の車室面側に取り付けるための複数の取り付け片7が突設されている。
ルーフサイドレール2の車室面側には、エアバッグ本体5をルーフサイドレール2に取り付けるための複数のブラケット(図示せず)が前後方向に間隔を存して突設されており、これらブラケットとほぼ同じ間隔でエアバッグ本体5の上縁に取り付け片7がエアバッグ本体5の基布パネルと一体に突設されており、各取り付け片7には、ビス等の固着具(図示せず)を挿入するための取り付け孔7aが穿設されている。
ルーフサイドレール2と、これを覆う内装材の間の狭い空間に収納するためコンパクトに折り畳まれたエアバッグ本体5は、折り畳まれた状態が崩れないように周囲がエアバッグ基布、補強布などから形成される繊維布や薄い樹脂フィルムよりなるカバー10により被覆されている。カバー10の下端は、カバー10の両端部を重ねて縫い糸で縫合した縫合部又は接着剤で接着した接着部となっている。
カバー10には、エアバッグ本体5より突設された取り付け片7と合致する位置にスリット状の孔10aが形成されていて、これら孔10aより取り付け片7がカバー10の外側へ突出されている。
一方エアバッグ本体5の上縁部には、捩れ防止部材8を収納するほぼ筒状の収納部9が非膨張部5hに沿って形成されている。
収納部9は、エアバッグ本体5の長手方向のほぼ中央に突設された取り付け片7を境に前後に分割されていて、前部の収納部9はさらに長さの短い収納部9aと長さの長い収納部9bに2分割され、後部の収納部9はほぼ同じ長さの収納部9c,9dに2分割されて、各収納部9aないし9dはエアバッグ本体5の長手方向に間隔を存して設けられている。
また各収納部9aないし9dは、エアバッグ本体5の基布パネルの一方または両方を上縁より延長させて裁断した後、エアバッグ本体5の縫製時に先端側を一方の基布パネルに縫着することにより、捩れ防止部材8を収納する部分がほぼ筒状となるように形成されており、エアバッグ本体5を折り畳む際に、前部の収納部9a,9bと、後部の収納部9c,9dに前後に2分割された捩れ防止部材8が図1ないし図3に示すようにそれぞれ収納できるようになっている。
捩れ防止部材8は、剛体であることに限らず、エアバッグ本体5が捻られるのを防止できる程度の保形性を有すればよく、例えば、織布よりなるエアバッグ本体5をほぼ紐状に折り畳んだ際の剛性よりやや剛性の大きい樹脂、例えばナイロン、ウレタン、木材、厚紙等を収納部9内に収納できる幅の板状もしくは棒状に形成したもので、収納部9に収納された捩れ防止部材8は、エアバッグ本体5を折り畳んでルーフサイドレール2の車室内側に取り付けた後も恒久的に収納部9内に収納された状態にある。
捩れ防止部材8は、エアバッグ本体5が取り付けられる車体のルーフサイドレール2やフロントピラー1の湾曲方向と同じ方向にいくらか曲げられており、好ましくは、エアバッグ本体5が取り付けられるルーフサイド部(ルーフサイドレール2やフロントピラー1)の形状に略適合するように形成された形状を有しており、更に好ましくは、エアバッグ本体5が取り付けられるルーフサイド部(ルーフサイドレール2やフロントピラー1)の形状に適合するように形成された形状を有している。
このように構成することにより、エアバッグ本体5が取り付けられる車体のルーフサイドレール2やフロントピラー1の湾曲形状と同じ形状に、捩れ防止部材8もいくらか曲げられていると、無理な姿勢でのカーテンエアバッグの車体への取り付け作業において、作業者の車体形状に沿ってエアバッグ本体5の取り付け時の負荷を軽減できる。
また、例え誤ってエアバッグ本体5に捩れ防止部材8を配置したとしても、捩れ防止部材8がルーフサイドレール2やフロントピラー1の湾曲方向と同じ方向に曲げられていることから、エアバッグ本体5と捩れ防止部材8とが誤組立していることが簡単に判断でき、エアバッグ本体5をルーフサイド2やフロントピラー1等のルーフサイド部の所定位置に容易に且つ確実に取り付けることができる。
なお図1中11は、エアバッグ本体5の前端をフロントピラー1に固定する連結紐である。
次に前記構成されたカーテンエアバッグの作用を説明する。
図1に示すような展開形状のエアバッグ本体5を、ルーフサイドレール2と内装材の間の狭い空間にコンパクトに収納するためにエアバッグ本体5を折り畳むが、折り畳むに当たってエアバッグ本体5を展開した状態で、エアバッグ本体5の上縁部に沿って設けられた収納部9に、前後に分割された捩れ防止部材8の一端を収納部9の一端部側より挿入し、捩れ防止部材8を撓ませて捩れ防止部材8の他端側を収納部9の他端側へ挿入し、捩れ防止部材8を収納部9内に収納する。
次にこの状態でエアバッグ本体5の下縁側を図3及び図4に示すように渦状に巻き込みながら上縁側へと折り畳んで、図2に示すように紐状に折り畳んだら、捩れ防止部材8を収納した収納部9を、図3に示すように折り畳んだエアバッグ本体の外周面に沿わせるもので、エアバッグ本体5を折り畳む際、エアバッグ本体5より剛性の高い捩れ防止部材8がエアバッグ本体5の捩れを防止するため、長尺なエアバッグ本体5を折り畳む場合でもエアバッグ本体5が途中で捩れることがない。
エアバッグ本体5を図2に示すように紐状に折り畳んだら、折り畳み状態が崩れないように周囲をカバー10により被覆し、カバー10に形成された孔10aより取り付け片7をカバー10の外側へ突出させる。
次にエアバッグ本体5をルーフサイドレール2の車室面側に取り付けるが、このときもエアバッグ本体5が捩れないように、収納部9に収納された捩れ防止部材8が同じ向きとなるようにしてルーフサイドレール2の車室面側に位置決めしたら、取り付け片7の取り付け孔7aに挿入した固着具をブラケットに螺挿して、エアバッグ本体6をルーフサイドレール2へ取り付けるもので、このとき例えば前部側の捩れ防止部材8と後部側の捩れ防止部材8が例えば1回転以上捩れていた場合、前後捩れ防止部材8の間の短い区間でエアバッグ本体5に捩れが発生するため、目視により捩れ状態がすぐに発見できる上、エアバッグ本体5自体の復元力で元に戻ろうとする力が働くため、エアバッグ本体5の前後が1回転以上捩れた状態でルーフサイドレール2に取り付けられてしまう誤組み立てを確実に防止することができる。
また捩れ防止部材8はエアバッグ本体5の上縁付近の非膨張部5hに設けられているため、エアバッグ本体5が膨張する際の妨げとなることがないと共に、エアバッグ本体5をルーフサイドレール2に取り付ける際、捩れ防止部材8がルーフレール2側になっても、車室内側になってもよいことから、エアバッグ本体5の取り付け方向に車室内の右側専用または左側専用のように指向性が生じることがなく、これによって左右を気にせずに取り付け作業が行えることから、作業能率が向上する上、左右逆に取り付けてしまう等の誤組み立ても防止することができる。
また捩れ防止部材8は、保形性を有すればよいことから、剛体とは限らず広く構成材料を選択することができ、例えば、樹脂や木材、厚紙等で簡単に製作することができるため、捩れ防止部材8が安価に得られる。
一方自動車が側面衝突した際の衝撃によりインフレータより噴出された高圧ガスは、エアバッグ本体5のガス流入口5eよりガス導入路5cを経て前部膨張室5a及び後部膨張室5bへと導入される。
これによって膨張したエアバッグ本体5は、カバー10を破断した後内装材の一部を押し開けて、サイドドアの内側に沿ってカーテン状に展開されるため、側面衝突時の衝撃から乗員を保護することができると共に、このときエアバッグ本体5の非膨張部5hに設けられた捩れ防止部材8は、エアバッグ本体5の膨張展開を妨げることがない。
なお図5ないし図10はカーテンエアバッグの変形例を示すもので、次にこの変形例を説明するが、前記実施の形態と同一部分は同一符号を付して、その説明は省略する。
前記実施の形態では、エアバッグ本体5の上縁に沿って形成された非膨張部5hにほぼ筒状の収納部9を設けて、この収納部9に捩れ防止部材8を収納したが、この変形例では、エアバッグ本体5の上縁部に沿って形成された非膨張部5hの基布パネルに直接捩れ防止部材8を縫着している。
捩れ防止部材8は、前記実施の形態と同様なものを使用しているが、基布パネルへの縫着を容易とするため、図10に示すように捩れ防止部材8の上縁に沿って薄肉部8aが形成されていて、この薄肉部8aが縫い糸12でエアバッグ本体5の基布パネルに縫着されており、縫着位置は図7に示すようにエアバッグ本体5の上縁を縫着する縫い糸6より外側、すなわち上縁側の非膨張部5hとなっている。
前記構成されたカーテンエアバッグも、前記実施の形態と同様にエアバッグ本体5を折り畳んでカバー10により被覆した後、ルーフサイドレール2の車室内側へ取り付けるが、エアバッグ本体5の前後に設けられた捩れ防止部材8が、エアバッグ本体5を折り畳む際及び折り畳まれたエアバッグ本体5をルーフサイドレール2へ取り付ける際の捩れを防止するため、捩れた状態でルーフサイドレール2へ取り付けられてしまう誤組み立てを確実に防止することができる。
なお前記実施の形態及び変形例では、捩れ防止部材8を前後に2分割することにより、エアバッグ本体5をほぼ中央部から折り畳むことができるようにして、輸送や保管を容易にしたが、分割せずに1本の捩れ防止部材8を使用しても勿論よいし、また、捩れ防止部材8は、取り付けられるべきルーフサイドレール2等の車体の形状に対応した形状に予め形成しておいてもよく、或いは可撓性材料を採用することもよい。例え誤ってエアバッグ本体5に捩れ防止部材8を配置したとしても、捩れ防止部材8が車体形状に略対応していることから、エアバッグ本体5と捩れ防止部材8とが誤組立していることが簡単に判断でき、またエアバッグ本体5を車体の所定位置に容易に変形することができ、確実に取付けることができる。更には、捩れ防止部材8はエアバッグ本体5に配置する場合だけでなく、エアバッグ本体の膨張展開時の飛散防止機構を備えれば、カバー10側に配置してもよい。収納部9は各収納部9a乃至9dに限定されるものではなく、エアバッグ本体5の寸法に応じて適宜寸法を設定することができ、各収納部の数も適宜設定することができる。
本発明のカーテンエアバッグは、エアバッグ本体を折り畳んだり、折り畳まれたエアバッグ本体をルーフサイド部に取り付ける際、エアバッグ本体が捩れることがないため、エアバッグ本体を捩れた状態で取り付けてしまう誤組み立てを確実に防止することができるため、自動車が側面衝突した際の衝撃から乗員を保護するカーテンエアバッグ等に最適である。
本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグの展開状態の正面図である。 本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグの収納状態の一部切欠正面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグの変形例を示す展開状態の正面図である。 本発明の実施の形態になるカーテンエアバッグの変形例を示す収納状態の一部切欠正面図である。 図5のC円内の拡大図である。 図6のD−D線に沿う断面図である。 図6のE−E線に沿う断面図である。 図7のF−F線に沿う断面図である。
符号の説明
2 ルーフサイドレール
5 エアバッグ本体
5h 非膨張部
8 捩れ防止部材
9 収納部

Claims (4)

  1. ルーフサイド部の車室面側に折り畳まれた状態で収納され、かつ自動車の衝突時インフレータから噴出される高圧ガスにより車室内の側面に沿ってカーテン状に膨張展開されるエアバッグ本体を備えたカーテンエアバッグであって、折り畳まれたエアバッグ本体に沿って捩れ防止部材を配置し、この捩れ防止部材と共に前記エアバッグ本体を前記ルーフサイド部に装着したことを特徴とするカーテンエアバッグ。
  2. 前記捩れ防止部材は、前記エアバッグ本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のカーテンエアバッグ。
  3. 前記捩れ防止部材を、前記エアバッグ本体の上縁に沿って形成した筒状の収納部に収納し、もしくは前記エアバッグに沿って縫着することにより、前記エアバッグ本体に取り付けてなる請求項2に記載のカーテンエアバッグ。
  4. 前記エアバッグ本体が取り付けられる車体の湾曲方向と前記捩れ防止部材の曲り方向とが同じ方向に形成したことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のカーテンエアバッグ。
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