JP2005092915A - 半導体集積回路装置およびその情報記憶方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セルアレイを制御する周辺回路4と、メモリセルを1個使用して1ビットを記憶する第1の動作モード、及び前記半導体メモリセルを2個使用して1ビットを記憶する第2の動作モードのいずれかを判定し、前記セルアレイを前記第1、第2の動作モードのいずれで動作させるかの動作情報を、周辺回路4に与える動作情報判定回路3とを具備する。
【選択図】 図1
Description
図1はこの発明の第1実施形態に係る半導体集積回路装置の一構成例を示すブロック図である。
OS(Operating System)によって動作の制約を受けるユーザモード領域を1T1C動作領域に割り当て、制約を受けないカーネルモード領域を2T2C動作領域に割り当てる。例えば、2T2C動作領域に記憶された情報においては、データ保持に関する信頼性を向上できるとともに、十分なセキュリティを確保することができる。
十分なセキュリティを確保する必要がある情報、例えば、暗号処理のプログラムやデータ、個人情報、ID、電子証明書情報等を2T2C動作領域に割り当て、それ以外の情報を1T1C動作領域に割り当てる。
図4はこの発明の第2実施形態に係る半導体集積回路装置の一構成例を示すブロック図である。
図5はこの発明の第3実施形態に係る半導体集積回路装置の一構成例を示すブロック図である。
第4実施形態は、メモリアレイの回路構成例に関する。なお、本実施形態はメモリセルの一例として、強誘電体半導体メモリセルを示すが、メモリセルはこれに限るものではない。
1T1C動作がイネーブルされたとき、動作モード制御回路19は、参照電位供給回路15、ワード線駆動回路17、及びプレート線駆動回路18を、内部アドレス信号Ak、/Akの論理に応じて制御する。参照電位供給回路15は、内部アドレス信号Ak、/Akの論理に従って、参照電位発生回路12の出力をビット線BL0か、BL1のいずれかに接続する。同様に、ワード線駆動回路17は、内部アドレス信号An、/Anの論理に従って、ワード線WL0かWL1のいずれかを駆動する。同様に、プレート線駆動回路18は、内部アドレス信号Ak、/Akの論理に従って、プレート線PL0かPL1のいずれかを駆動する。プレート線PL0、PL1のうち、選択された方には、プレート線制御信号PLCTLが供給される。
2T2C動作がイネーブルされたとき、動作モード制御回路19は、内部アドレス信号Ak、/Akを非活性にする。これにより、参照電位供給回路15は、参照電位発生回路12の出力を、ビット線BL0、BL1の双方から分離する。また、ワード線駆動回路17は、ワード線WL0、WL1の双方を駆動、例えば、同時に駆動する。同様に、プレート線駆動回路18は、プレート線PL0、PL1の双方を駆動、例えば、同時に駆動する。
第5実施形態は、第4実施形態と同様にメモリアレイの回路構成例に関する。なお、本実施形態はメモリセルの一例として、強誘電体半導体メモリセルを示すが、メモリセルはこれに限るものではない。
1T1C動作がイネーブルされたとき、動作モード制御回路19は、第4実施形態と同様に、参照電位供給回路15、及びプレート線駆動回路18´を内部アドレス信号Ak、/Akの論理に応じて制御する。第5実施形態では、さらに、ブロック選択線駆動回路23を、内部アドレス信号Ak、/Akの論理に応じて制御する。参照電位供給回路15は、内部アドレス信号Ak、/Akの論理に従って、参照電位発生回路12の出力をビット線BL0か、BL1のいずれかに接続する。ブロック選択線駆動回路23は、内部アドレス信号Aw、/Awの論理に従って、ブロック選択線BS0かBS1のいずれかを駆動する。同様に、プレート線駆動回路18´は、内部アドレス信号Aw、/Awの論理に従って、プレート線PL0かPL1のいずれかを駆動する。
2T2C動作がイネーブルされたとき、動作モード制御回路19は、内部アドレス信号Ak、/Akを非活性にする。これにより、参照電位供給回路15は、参照電位発生回路12の出力を、ビット線BL0、BL1の双方から分離する。ブロック選択線駆動回路23は、ブロック選択線BS0、BS1の双方を駆動、例えば、同時に駆動する。同様に、プレート線駆動回路18´は、プレート線PL0、PL1の双方を駆動、例えば、同時に駆動する。
第1〜第5実施形態に係る半導体集積回路装置は、1T1C動作と2T2C動作とを切り換えることができるため、例えば、ユーザーの好みに応じて、情報に応じて記憶させるメモリを変えたり、セキュリティをアップさせたり、あるいはメモリ容量を可変に調節したりすることが可能である。このような半導体集積回路装置の適用例のいくつかを、第6実施形態として説明する。
図10は適用例1に係るシステムLSIの一構成例を示すブロック図である。
図11は適用例2に係るメモリカードの第1例を示すブロック図である。
図16は適用例3に係るICカードの一例を示す外観図、図17はその一構成例を示すブロック図である。
本例において、上記実施形態で説明した半導体メモリは、半導体メモリ50、ROM410、RAM420に適用することが可能である。
適用例2、3で説明したように、第1〜第5実施形態で説明した半導体メモリは、メモリカードやICカードに適用することが可能である。本適用例4は、第1〜第5実施形態で説明した半導体メモリを有したメモリカードやICカードの適用例である。メモリカードやICカードは、システムにおけるリムーバルメディアとして利用することができる。例えば、電子投票システム、及びPOS(Point Of Sales)システムにおけるリムーバルメディアである。これらのシステムにおいては情報の機密性が極めて高く、ネットを用いた情報通信ではセキリュティ上、支障をきたす可能性がある。このような場合には、第1〜第5実施形態で説明した半導体メモリを有したメモリカード60やICカード500を、情報の伝達媒体として利用すると良い。メモリカード60やICカード500は、情報を格納するばかりではなく、ICの機能を利用し、例えば、暗号キーの設定が可能である。暗号キーの設定により、メモリカード60やICカード500への不慮のアクセスを抑制でき、情報の不慮のコピー/改ざん/閲覧/漏洩等を抑制することが可能である。しかも、上記第1〜第5実施形態で説明した半導体メモリは、ソフト面からのセキュリティ向上だけでなく、同時にハード面からのセキュリティ向上も果たすことができる。従って、高度な情報の機密性が要求されるシステムの適用に有利である。
図19は適用例5に係るPOSシステムの一例を示す図である。
接触式が一般的であるメモリカードやICカードに、近時、非接触式のものが開発され、使われ始めている。非接触式は、外部から直接に信号を授受することができないので、接触式に比較して、セキュリティが高い構造である、といえる。しかし、技術は日々進歩しており、たとえ非接触式といえども、安全である、とは言い難くなる可能性がある。そこで、非接触式のメモリカードやICカードに、第1〜第5実施形態に係る半導体メモリを使用することも良い。
ICタグは、荷物に貼付するばかりでなく、商品情報を記録する媒体としても使用することができる。簡単には、バーコードの置き換えである。バーコードを、ICタグに置き換えることにより、バーコードだけでは記録しきれない商品情報まで、記録することが可能となる。
Claims (23)
- 複数のメモリセルを有するセルアレイと、
前記セルアレイを制御する周辺回路と、
前記メモリセルを1個使用して1ビットを記憶する第1の動作モード、及び前記半導体メモリセルを2個使用して1ビットを記憶する第2の動作モードのいずれかを判定し、前記セルアレイを前記第1、第2の動作モードのいずれで動作させるかの動作情報を、前記周辺回路に与える動作情報判定回路と
を具備することを特徴とする半導体集積回路装置。 - プログラマブルメモリ素子を含むプログラマブル回路を、さらに有し、
前記動作情報判定回路は、入力アドレスと、前記プログラマブル回路にプログラムされた動作モード情報とに基いて、前記動作情報を発生させることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。 - 前記プログラマブル素子は、ヒューズであることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
- 前記プログラマブル素子は、不揮発性半導体メモリであることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
- 状態情報を記憶する状態記憶素子を含む状態記憶回路を、さらに有し、
前記動作情報判定回路は、入力アドレスと前記状態記憶回路に記憶された状態情報とに基いて、前記動作情報を発生させることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。 - 前記状態記憶素子は、書き換え可能な不揮発性半導体メモリであることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路装置。
- 前記状態記憶素子は、フリップフロップ回路であることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路装置。
- 前記フリップフロップ回路は、電源投入時にリセットされ、入力アドレスに基いて、状態遷移することを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置。
- 前記フリップフロップ回路が前記入力アドレスに基いて状態遷移した際、この入力アドレスに対応する記憶領域へのアクセスは、前記第1、第2の動作モードに固定されることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路装置。
- 第1ビット線及び第1ワード線に接続される第1メモリセルと、
第2ビット線及び第2ワード線に接続される第2メモリセルと、
前記第1ビット線の電位と前記第2ビット線との電位との電位差を増幅する増幅回路と、
参照電位を発生する参照電位発生回路と、
前記参照電位を、前記第1、第2ビット線のいずれか一方を選択して供給可能で、かつ双方に参照電位の供給を停止可能な参照電位供給回路と、
前記第1、第2ワード線のいずれか一方もしくは双方を選択して駆動可能なワード線駆動回路と
を具備することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 前記第1、第2メモリセルのいずれかを使用して1ビットを記憶する第1の動作モード、及び前記第1、第2メモリセルの双方を使用して1ビットを記憶する第2の動作モードを指定する動作情報を受ける動作モード切替回路を、さらに具備し、
前記動作モード切替回路は、
前記第1の動作モードが指定されたとき、前記ワード線駆動回路に対して前記第1、第2ワード線のいずれかを選択して駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線のいずれかを選択して前記参照電位を供給させ、
前記第2の動作モードが指定されたとき、前記ワード線駆動回路に対して前記第1、第2ワード線の双方を駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線への参照電位の供給を停止させることを特徴とする請求項10に記載の半導体集積回路装置。 - 前記第1メモリセルにプレート電位を与える第1プレート線と、
前記第2メモリセルにプレート電位を与える第2プレート線と、
前記第1、第2プレート線のいずれか一方もしくは双方を選択して駆動可能なプレート線駆動回路と、をさらに具備することを特徴とする請求項10に記載の半導体集積回路装置。 - 前記第1、第2メモリセルのいずれかを使用して1ビットを記憶する第1の動作モード、及び前記第1、第2メモリセルの双方を使用して1ビットを記憶する第2の動作モードを指定する動作情報を受ける周辺回路を、さらに具備し、
前記周辺回路は、
前記第1の動作モードが指定されたとき、前記ワード線駆動回路に対して前記第1、第2ワード線のいずれかを選択して駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線のいずれかを選択して前記参照電位を供給させ、前記プレート線駆動回路に対して前記第1、第2プレート線のいずれかを選択して駆動させ、
前記第2の動作モードが指定されたとき、前記ワード線駆動回路に対して前記第1、第2ワード線の双方を駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線への参照電位の供給を停止させ、前記プレート線駆動回路に対して前記第1、第2プレート線の双方を駆動させることを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回路装置。 - 前記第1、第2のメモリセルは強誘電体メモリであることを特徴とする請求項11乃至請求項13いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
- ワード線に接続される第1メモリセルと、
前記ワード線に接続される第2メモリセルと、
前記第1メモリセルを第1ビット線に接続する第1選択トランジスタと、
前記第2メモリセルを第2ビット線に接続する第2選択トランジスタと、
前記第1ビット線の電位と前記第2ビット線との電位との電位差を増幅する増幅回路と、
前記第1、第2ビット線のいずれか一方を選択して参照電位を供給可能で、かつ双方に参照電位の供給を停止可能な参照電位発生回路と、
前記第1、第2選択トランジスタのいずれか一方もしくは双方を選択して駆動可能な選択トランジスタ駆動回路と
を具備することを特徴とする半導体集積回路装置。 - 前記第1、第2メモリセルのいずれかを使用して1ビットを記憶する第1の動作モード、及び前記第1、第2メモリセルの双方を使用して1ビットを記憶する第2の動作モードを指定する動作情報を受ける周辺回路を、さらに具備し、
前記周辺回路は、
前記第1の動作モードが指定されたとき、前記選択トランジスタ駆動回路に対して前記第1、第2選択トランジスタのいずれかを選択して駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線のいずれかを選択して前記参照電位を供給させ、
前記第2の動作モードが指定されたとき、前記選択トランジスタ駆動回路に対して前記第1、第2ワード線の双方を駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線への参照電位の供給を停止させることを特徴とする請求項15に記載の半導体集積回路装置。 - 前記第1メモリセルにプレート電位を与える第1プレート線と、
前記第2メモリセルにプレート電位を与える第2プレート線と、
前記第1、第2プレート線のいずれか一方もしくは双方を選択して駆動可能なプレート線駆動回路と、をさらに具備することを特徴とする請求項15に記載の半導体集積回路装置。 - 前記第1、第2メモリセルのいずれかを使用して1ビットを記憶する第1の動作モード、及び前記第1、第2メモリセルの双方を使用して1ビットを記憶する第2の動作モードを指定する動作情報を受ける周辺回路を、さらに具備し、
前記周辺回路は、
前記第1の動作モードが指定されたとき、前記選択トランジスタ駆動回路に対して前記第1、第2選択トランジスタのいずれかを選択して駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線のいずれかを選択して前記参照電位を供給させ、前記プレート線駆動回路に対して前記第1、第2プレート線のいずれかを選択して駆動させ、
前記第2の動作モードが指定されたとき、前記選択トランジスタ駆動回路に対して前記第1、第2選択トランジスタの双方を駆動させ、前記参照電位発生回路に対して前記第1、第2ビット線への参照電位の供給を停止させ、前記プレート線駆動回路に対して前記第1、第2プレート線の双方を駆動させることを特徴とする請求項17に記載の半導体集積回路装置。 - 前記第1、第2のメモリセルは、セルトランジスタ(T)のソース・ドレイン間にキャパシタ(C)の両端をそれぞれ接続し、これをユニットセルとし、このユニットセルを複数直列に接続したTC並列ユニット直列接続型強誘電体メモリであることを特徴とする請求項16乃至請求項18いずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
- 1ビットの情報を、2個のメモリセルで相補に記憶する第1メモリ領域と、
1ビットの情報を、1個のメモリセルで記憶する第2メモリ領域とを有する半導体集積回路装置の情報記憶方法であって、
オペレーティングシステムによって制約を受ける情報領域を前記第2メモリ領域に割り当て、前記制約を受ける情報を第2メモリ領域に記憶させ、
オペレーティングシステムによって制約を受けない情報領域を前記第1メモリ領域に割り当て、前記制約を受けない情報を第1メモリ領域に記憶させることを特徴とする半導体集積回路装置の情報記憶方法。 - 前記制約を受ける情報領域はユーザーモード領域であり、前記制約を受けない情報領域はカーネルモード領域であることを特徴とする請求項20に記載の半導体集積回路装置の情報記憶方法。
- 1ビットの情報を、2個のメモリセルで相補に記憶する第1メモリ領域と、
1ビットの情報を、1個のメモリセルで記憶する第2メモリ領域とを有する半導体集積回路装置の情報記憶方法であって、
機密情報を前記第1メモリ領域に記憶させ、
前記機密情報以外の情報を第2メモリ領域に記憶させることを特徴とする半導体集積回路装置の情報記憶方法。 - 前記機密情報は、暗号処理プログラム、暗号処理データ、個人情報、識別子、および電子証明書のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項22に記載の半導体集積回路装置の情報記憶方法。
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