JPH0620483A - フラッシュeeprom制御回路、およびフラッシュメモリカード - Google Patents

フラッシュeeprom制御回路、およびフラッシュメモリカード

Info

Publication number
JPH0620483A
JPH0620483A JP19659992A JP19659992A JPH0620483A JP H0620483 A JPH0620483 A JP H0620483A JP 19659992 A JP19659992 A JP 19659992A JP 19659992 A JP19659992 A JP 19659992A JP H0620483 A JPH0620483 A JP H0620483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
data
control circuit
write
written
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19659992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Abe
宏 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ADVANCED SAAKITSUTO TECHNOL KK
Original Assignee
ADVANCED SAAKITSUTO TECHNOL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ADVANCED SAAKITSUTO TECHNOL KK filed Critical ADVANCED SAAKITSUTO TECHNOL KK
Priority to JP19659992A priority Critical patent/JPH0620483A/ja
Publication of JPH0620483A publication Critical patent/JPH0620483A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に活用期間の長寿命化および高性能化の図
られたフラッシュEEPROM制御回路、およびその回
路を搭載したフラッシュメモリカードの提供。 【構成】 フラッシュEEPROMよりなる主記憶部1
に書込まれたデータが正常に書込まれているかを確認し
てその書込み対象ブロックが破損ブロックであるか否か
を検出する書込み検証回路5と、書込み検証回路5によ
って主記憶部の書込み対象ブロックが破損ブロックであ
ることが検出された場合には、フラッシュEEPROM
よりなる補助用記憶部にその破損ブロックに代えて代替
え書込みを行う代替えブロック制御回路6とを具備する
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に活用期間の長寿
命化および高性能化の図られたフラッシュEEPROM
制御回路、およびその回路を搭載したフラッシュメモリ
カードに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フロッピーディスクやハ
ードディスクなどはコンピュータやワードプロセッサの
ような、いわゆる情報機器類における大容量の記憶装置
として一般的に利用されている。近年、これらの情報機
器類において小型化,軽量化された携帯可能な製品が普
及してきているが、フロッピーディスクやハードディス
クなどのような記憶装置は、容積,重量,消費電力など
が大きく、また精密機械装置であるため振動や衝撃にき
わめて弱く、小型化,軽量化された情報機器類の記憶装
置として用いるには不適切である。
【0003】このため、そのような記憶装置に代わるも
のとして、半導体メモリICを使用したメモリカードが
提案されており、その記憶素子としてSRAMやDRA
MあるいはROMなどの各種の半導体メモリ素子が利用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなメモリカードは未だ機能上の制約や限界が数多くあ
り、より改良されたメモリカードの開発が要請されてい
る。
【0005】すなわち、SRAMやDRAMは揮発性で
あるために、これらの記憶素子を利用したSRAMメモ
リカードやDRAMメモリカードは、電源が切れると記
録されたデータが消滅してしまうという問題を有してい
る。データの消滅を防ぐために、メモリカードに電池を
内蔵させる手段もあるが、この場合には電池の寿命が問
題となり、かつSRAMの場合には大容量のものの製造
が困難でしかも高価となる。
【0006】一方、DRAMは比較的安価に大容量のも
のを製造することができるが、データの保持にも大きな
電流を消費するため、電池によるバックアップを行うメ
モリカードに使用することはできない。
【0007】また、ROMメモリカードに用いられる記
憶素子としては、マスクROMやフューズROMあるい
はEPROMなどがあるが、マスクROMは製造過程で
記録内容がすべて書込まれその書換えができないため、
固定したデータやプログラムなどの供給にのみ利用され
るものである。さらに、フューズROMは製造後に一回
だけ書込みを行えるが、その後の書換えはできないた
め、上記したマスクROMと同様、固定したデータやプ
ログラムなどの供給にのみ使用される。
【0008】書込まれたデータを消去するとともに、新
たなデータを書込むことができるものとしては、EPR
OMがあるが、このEPROMは紫外線照射によってデ
ータの消去および書換えを行うものである。したがっ
て、紫外線照射のための特殊な外装を必要とし、また電
気的に書換えが行えないため、コンピュータやワードプ
ロセッサなどの記憶装置として用いることは実用上不可
能である。さらに、データの消去は1チップ一括で行わ
なければならないなどの問題から、結局はマスクROM
やフューズROMと同様に固定データやプログラムの供
給にのみ利用されるだけである。
【0009】本出願人は、このような事情に鑑みて鋭意
研究を行い、フラッシュEEPROMの有する大容量,
不揮発性,電気的書換えが可能などの優れた機能に着目
し、かつデータの書換えに際しては古いデータを消去し
てからでないと新たなデータを書込めない,データの消
去は1データ単位では行えず全チップ一括または1ブロ
ック一括で行わなければならない,データの書換え時間
が長い,書換え頻度の高い記憶セルから破損が生じ易い
など問題点を解消し、小型化,軽量化された情報機器類
に好適な記憶装置の開発を行った。
【0010】すなわち、この発明は、特に活用期間の長
寿命化および高性能化の図られたフラッシュEEPRO
M制御回路、およびその回路を搭載したメモリカードの
提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、請求項1記載のように、フラッ
シュEEPROMよりなる主記憶部に、外部からのデー
タを書込み消去するフラッシュEEPROM制御回路に
おいて、主記憶部に書込まれたデータが正常に書込まて
いるかを確認し、その書込み対象ブロックが破損ブロッ
クであるか否かを検出する書込み検証回路と、書込み検
証回路によって主記憶部の書込み対象ブロックが破損ブ
ロックであることが検出された場合には、フラッシュE
EPROMよりなる補助用記憶部にその破損ブロックに
代えて代替え書込みを行う代替えブロック制御回路とを
具備することを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載のように、代替えブロ
ック制御回路は、補助用記憶部の代替え書込み対象ブロ
ックが破損ブロックである場合には、補助用記憶部の他
のブロックを選択して代替え書込みを行うことを特徴と
する。
【0013】さらに、請求項3記載のように、少なくと
もバイトまたはワード単位の書換え作業が可能な記憶素
子により形成され、書込み対象ブロック内のデータを一
時受入するとともに、この受入データを少なくともバイ
トまたはワード単位で書換えした後、書換え後の新たな
データを元の書込み対象ブロックに転送して再書込みを
行うブロックデータ書換え作業回路を備えることを特徴
とする。
【0014】また、請求項1もしくは2または3記載の
フラッシュEEPROM制御回路を、プリント回路基板
上に搭載したフラッシュメモリカードであることを特徴
とする。
【0015】
【作用】この発明によれば、いずれも電気的に書換え処
理を行えるとともに、データ書込みの際には書込まれた
データの検証を自動的に行って書込み対象ブロックに破
損が生じているか否かを検出し、書込み対象ブロックが
破損ブロックの場合には直ちに代替えブロックを提供し
て書換え処理を行う。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明の第1の実施例を示すブ
ロック図であり、図中1はフラッシュEEPROM(以
下、フラッシュメモリとして説明する)よりなる主記憶
部で、使用目的に応じて一つまたは複数のフラッシュメ
モリが用いられる。
【0017】このフラッシュメモリは、通常一般的に使
用されるフラッシュメモリでよく、したがって構造が単
純なため集積度が高く大容量のメモリを実現することが
できるとともに、データの書換えも純電気的に行え、か
つ電源が切れても書込まれたデータが消えない不揮発性
であるという利点を有している。その反面、データの書
換えに際しては、通常のSRAMのように1ビットまた
は1バイト単位で行うことができず、1チップ全部また
はブロック単位で一括して行われなければならない。
【0018】また、フラッシュメモリは既に書込まれた
データの読出し時間はSRAMやDRAMなどの他のメ
モリと同様に高速で行うことができるが、一旦書込まれ
たデータの書換えに要する時間が他のメモリと比較して
数10倍長い。
【0019】そして、現在開発されているフラッシュメ
モリは、各単位セルの書換え保証回数(寿命)が100
0〜10万回であり、フラッシュメモリの繰返しの書換
えによってブロックの破損が起こり始めるが、メモリの
あらゆる領域が平均的に利用されることは少なく、一般
的な傾向としては、特定のブロックが他のブロックより
も頻繁に利用されることが多い。このため、書換え頻度
の高いセルから頻繁にブロックの破損が起こり始めて正
常な書込みができなくなり、結果としてフラッシュメモ
リの活用寿命が短くなってしまう。
【0020】この実施例では、このようなフラッシュメ
モリの有する利点を利用するとともに、その不具合な点
を回避し、有効なフラッシュメモリ制御回路およびフラ
ッシュメモリカードを提供するために以下のような回路
構成とされている。
【0021】すなわち、データ入出力制御回路2は、デ
ータバスを介して外部からの要求に基づいて外部からの
データを取込み、また主記憶部1のフラッシュメモリに
記録されたデータを外部に出力する。
【0022】入力データの一時記録メモリ3は、データ
バスを介して外部から転送されてきたデータが主記憶部
1のフラッシュメモリに書込み終了されるまで、それと
同一のデータを一時記録して保持しておくもので、SR
AMまたはDRAMで構成され、主記憶部1のフラッシ
ュメモリの一つまたは複数のブロックと同じ大きさを持
っている。なお、この一時記録メモリ3の容量を大きく
すればする程、その容量よりも小さなデータは一括して
受取ることができ、外部のバスを即座に開放できる。
【0023】アドレス制御回路4は、アドレスバスを介
して入力されたデータの記録場所を管理制御するもので
あり、後述する書込み検証回路5および代替えブロック
制御回路6と協動し、主記憶部1のフラッシュメモリ中
に破損ブロックが検出されると、その破損ブロックの使
用を禁止し、代わりとなる代替えブロックを自動的に選
択するように配置する。
【0024】書込み検証回路5は、データが主記憶部1
のフラッシュメモリに書込み終了されると、その直後に
データが正常に書込まれたか否かを確認する(ベリファ
イ)もので、主記憶部1のフラッシュメモリに書込まれ
たデータを再度読出し、一時記録メモリ3に保持されて
いるデータと比較し、両データの内容が一致するか否か
を確認する。すなわち、フラッシュメモリに正常な書込
みがなされているかを確認することにより、フラッシュ
メモリの書込み対象ブロックが破損ブロックであるか否
かを検出する。
【0025】一方、代替えブロック制御回路6は、主記
憶部1のフラッシュメモリに破損ブロックが発生した場
合の代替えとして作動する補助用記憶装置であり、少な
くとも破損テーブル,代替えブロックテーブル,ブロッ
ク切替え回路,代替えブロックカウンタ,主記憶部1と
同様にフラッシュメモリによって形成される代替えブロ
ック領域によって構成される。
【0026】この場合、破損テーブルはブロック毎に順
次並べられた1ビットのデータであり、フラッシュメモ
リ内に破損ブロックが生じたことが検出された際に破損
ブロックに該当するビットの書込みが行われる。したが
って、このテーブル領域(ブロック)の最大書込み回数
は、フラッシュメモリの全ブロック数またはそのテーブ
ルブロックのビット数の内の少ない方の数値である。最
近開発されているフラッシュメモリのブロックサイズ
は、4k〜8kビットであり、テーブル領域の書換え回
数もこの数値を越えることはないため、書換え保証回数
が1万回以上のフラッシュメモリであればテーブル領域
は安全である。
【0027】代替えブロックテーブルは、破損ブロック
に対する代替え用ブロックの番号を書込むための番号表
であり、このテーブル領域の必要サイズは、用意する代
替え用ブロック数に依存する。例えば、代替え用ブロッ
ク数が256の場合はブロック番号は8ビットで表され
る。そして、代替えアドレステーブルの数は全ブロック
数だけ必要である。例えば、8ビット並列データで1ブ
ロックが512バイトのフラッシュメモリを利用し、デ
ータ長16ビットで容量16Mバイトのメモリを構成す
る場合ならば全ブロック数=16,384となる。この
代替え用ブロックを256準備するとすれば、代替えブ
ロックテーブルの大きさは16,384×8=131,
072(128K)ビットである。
【0028】代替えブロックカウンタは、0から始まっ
て破損ブロックが検出される度に一つづつ増えていくカ
ウンタで、現在までの破損ブロック数を記録するととも
に、次に利用される代替えブロックの番号を示す。
【0030】次に、図5に代替えブロック制御回路6の
一態様を例示する。同図に示すものは、ブロック総数=
M,破損ブロック数=3で、ブロック番号3,4,Mが
破損している場合の各部の状態を示している。なお、破
損したブロックの順序はブロック番号6→3→Mの順で
ある。また、代替えブロックテーブルのXは任意値であ
る。
【0031】なお、図中7は上記各回路の動作を統括す
る制御回路(CPU)である。また、代替えブロック制
御回路6における代替えは、上記したように主記憶部1
のフラッシュメモリから代替えブロック制御回路6の補
助用記憶部のみでなく、補助用記憶部の代替え書込み対
象ブロックが破損ブロックであることが検出された場合
には、補助用記憶部の他のブロックを選択して代替え書
込みを行うように機能させればより効果的である。
【0032】次に、この実施例におけるデータ書換動作
を図3および図4に示すフローチャートに基づいて説明
する。まず、外部からデータの書込みがあった場合に
は、既に書込まれている前データの消去が図3に示すよ
うに行われる。すなわち、外部から書込み要求が有ると
(ステップ100)、一時記録メモリ3は使用中である
か否かが判断される(ステップ101)。
【0033】そして、一時記録メモリ3が使用中の場合
(Yes)には上記の判断が繰返されるが、使用中でな
い場合(No)には一時記録メモリ3にデータが書込ま
れる(ステップ102)。また、外部からの指示に基づ
き該当する主記憶部1におけるフラッシュメモリのブロ
ック番号がアドレス制御回路4において算定される(ス
テップ103)。
【0034】次いで、算定されたフラッシュメモリの書
込み対象ブロックは破損ブロックであるか否かが判断さ
れ(ステップ104)、破損ブロックでない場合(N
o)にはそのブロックのデータが消去される(ステップ
106)。また、算定されたフラッシュメモリの書込み
対象ブロックが破損ブロックである場合(Yes)に
は、直にその旨が代替えブロック制御回路6に伝えら
れ、ブロック番号が参照されて代替えブロック番号であ
るアドレスが与えられ(ステップ105)、ステップ1
06においては代替え用ブロックにおけるデータが消去
される。
【0035】そして、その書込み対象ブロックにおける
全データの消去が行われたかが検証され(ステップ10
7)、続いてデータの消去は完了したかが判断され(ス
テップ108)、消去が完了していない場合(No)に
は消去が繰返されるが、消去が完了した場合(Yes)
には一時記録メモリ3に保持されているデータのブロッ
ク書込みが行われる(ステップ109)。
【0036】次に、データのブロック書込み動作は図4
に示すように行われる。まず、前データの消去が行われ
ており新たなデータのブロック書込みが可能な状態にお
いて、書込み要求が入ると、アドレス制御回路4が算出
した主記憶部1のフラッシュメモリにおける書込み対象
ブロックに書込みが行われる(ステップ200)。
【0037】次いで、書込まれたデータは書込みの直後
に読出され、書込み検証回路5によって一時記録メモリ
3に保存されているデータ内容と比較されて書込み検証
が行なわれる(ステップ201)。
【0038】そして、正常な書込みが完了したか否かが
判断され(ステップ202)、互いのデータ内容が一致
し正常な書込みが完了している場合(Yes)には書込
み動作は終了する(ステップ203)。ここで、正常な
書込みが完了していない場合(No)にはそのブロック
に対する書込み回数が確認され(ステップ204)、書
込み回数が予め決められた回数(例えばN回)に達して
いない場合(No)にはそれまでの書込み回数に一つを
増加し(ステップ205)、ステップ200へ戻り再び
書込みが実行される。
【0039】ただし、予め決められた回数に達している
場合(Yes)には破損テーブル書込み動作が行われる
(ステップ206)。すなわち、この場合には主記憶部
1における書込み対象ブロックは破損ブロックと判定さ
れ、代替えブロック制御回路6における代替えカウンタ
の読出しが行われ(ステップ207)、続いて代替えカ
ウンタは上限値に達したか否かが判断され(ステップ2
08)、上限値の場合(Yes)にはカードは完全な破
損状態であると認定される(ステップ209)。
【0040】しかし、代替えカウンタの読出しが上限値
に達していない場合(No)には、代替えブロック制御
回路6ではアドレス制御回路4から伝えられたブロック
番号に該当する破損テーブルを参照し、そのブロック番
号に該当する代替えブロック番号を書込む(ステップ2
10)。さらに、代替えブロックカウンタの値を一つ増
加して代替えブロックカウンタに書込む(ステップ21
1)。
【0041】次いで、それまでの書込み回数を0回にリ
セットし(ステップ212)、続いて実行しようとして
いたデータの書込みは新たに指定された代替えブロック
に読替えられてブロック切替られ(ステップ213)、
しかる後にステップ200に戻り再び一連の動作が行わ
れる。
【0042】勿論、特定ブロックの書換え頻度が特に大
きいような場合は、代替えブロックが破損する場合も有
り得るが、そうした場合には代替えブロックテーブルを
書換えることで解決する。
【0043】なお、代替えブロックテーブルの最大書換
え回数≦代替えブロック数なので、上記の例では256
回となり安全性は極めて高い。
【0044】次のような場合には、破損テーブルは省略
することもできる(図6参照)。代替えブロックテーブ
ルの初期値を特定の値、例えば最大値(一例として、代
替えブロック総数を256とすると255)にする。破
損ブロックの代替えブロックテーブルには、破損した順
番に「0」からの数値を書込んでいく。破損テーブルの
代わりに代替えブロックテーブルをみて、その数値が最
大値でなければ破損ブロックと判断し、代替えブロック
テーブルにかかれた番号の代替えブロックをアクセスす
る。代替えブロックテーブルの数値が最大値であった場
合は破損ブロックではないので、そのまま通常のブロッ
クをアクセスする。
【0045】図2は、データの書換えがブロック単位に
とらわれず、一つ以上の任意の数のデータを書換えられ
る場合の実施例を示す。すなわち、図1に示した実施例
に加えて、ブロックデータ書換え作業回路8を配置す
る。この回路8は、1または複数個のブロックと同じ大
きさをもつ読み書き自由な記憶領域である。あるブロッ
クに書込みを行う場合、そのブロックに既に書込まれて
いるデータの消去を行う前に、ブロック内の全データを
そっくりブロックデータ書換え作業回路8に転写し、デ
ータの書換えはこの回路8のメモリ領域上で行われる。
【0046】この場合、書換えられるデータは、ブロッ
ク内の全データでもまた任意の位置の一つのデータでも
よい。そして、この作業回路8にデータを転写した後、
元のブロックは消去され、その後この作業回路8にある
書換えられたデータが再び書込まれる。これにより、デ
ータの書換えはブロック単位にとらわれず一つ以上の任
意の数のデータを書換えられる。
【0047】ワープロなどのデータでは、一つのファイ
ルのサイズはほとんど数Kバイトであり、表計算やカー
ド型データベースなどでも数10Kバイトまでのファイ
ルが圧倒的に多い。MSDOSパソコンでも、ディスク
ドライブ間のデータ転送では64Kバイトまではメイン
メモリ上に転送バッファを確保して一気に読出した後に
書込みを行っている。これと同様に、書込み用バッファ
を用意してデータの書換えの際には一旦このバッファに
読込み、CPUのバスを開放してからフラッシュメモリ
に書込むことで、実効的なアクセス時間を大幅に改善で
きる。
【0048】バッファサイズよりも大きなファイルを書
換える場合は、バッファが一杯になる度にバッファの内
容をフラッシュメモリに書込む間待たなければならない
ので、バッファは大きいほどアクセス時間がより大きく
改善される。しかし、実質的な効率を考えると多くの場
合64Kバイト程度で充分であり、1MビットDRAM
を一個使用すれば128Kバイトのバッファを構成でき
る。
【0049】一方、概略構成の図示は省略するが、上記
実施例のフラッシュEEPROM制御回路を、プリント
回路基板上に搭載してフラッシュメモリカードを形成す
れば、小型化,軽量化されたコンピュータやワードプロ
セッサなどのような情報機器類の記憶装置として好適な
メモリカードとなる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、いずれも電気的に書換え処理を行えるとともに、デ
ータ書込みの際には書込まれたデータの検証を自動的に
行って書込み対象ブロックに破損が生じているか否かを
検出し、書込み対象ブロックが破損ブロックの場合には
直ちに代替えブロックを提供して書換え処理を行うこと
ができるので、活用期間の長寿命化が図られる。
【0051】また、ブロックデータ書換え作業回路を備
えるように構成した場合には、SRAMやDRAMなど
と同様に、バイトあるいはワード単位での書換え作業を
行うことができるので、高性能化が図られる。
【0052】さらに、この発明に係るフラッシュEEP
ROM制御回路をプリント回路基板上に搭載したフラッ
シュメモリカードとして構成した場合には、小型化,軽
量化された情報機器類の記憶装置として有効なメモリカ
ードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】この発明に係る書換え動作の前処理動作を示す
フローチャートである。
【図4】この発明に係る書換え動作の後処理動作を示す
フローチャートである。
【図5】この発明に係る代替えブロック制御回路の第1
の実施例を示す説明図である。
【図6】この発明に係る代替えブロック制御回路の第2
の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 主記憶部 2 データ入出力制御回路 3 一時記録メモリ 4 アドレス制御回路 5 書込み検証回路 6 代替えブロック制御回路 7 CPU 8 ブロックデータ書換え作業回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュEEPROMよりなる主記憶
    部に、外部からのデータを書込み消去するフラッシュE
    EPROM制御回路において、 主記憶部に書込まれたデータが正常に書込まれているか
    を確認し、その書込み対象ブロックが破損ブロックであ
    るか否かを検出する書込み検証回路と、 書込み検証回路によって主記憶部の書込み対象ブロック
    が破損ブロックであることが検出された場合には、フラ
    ッシュEEPROMよりなる補助用記憶部にその破損ブ
    ロックに代えて代替え書込みを行う代替えブロック制御
    回路と、 を具備することを特徴とするフラッシュEEPROM制
    御回路。
  2. 【請求項2】 代替えブロック制御回路は、補助用記憶
    部の代替え書込み対象ブロックが破損ブロックである場
    合には、補助用記憶部の他のブロックを選択して代替え
    書込みを行うことを特徴とする請求項1記載のフラッシ
    ュEEPROM制御回路。
  3. 【請求項3】 少なくともバイトまたはワード単位の書
    換え作業が可能な記憶素子により形成され、書込み対象
    ブロック内のデータを一時受入するとともに、この受入
    データを少なくともバイトまたはワード単位で書換えし
    た後、書換え後の新たなデータを元の書込み対象ブロッ
    クに転送して再書込みを行うブロックデータ書換え作業
    回路を備えることを特徴とする請求項1または2記載の
    フラッシュEEPROM制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のフラッシュ
    EEPROM制御回路を、プリント回路基板上に搭載し
    たことを特徴とするフラッシュメモリカード。
JP19659992A 1992-06-30 1992-06-30 フラッシュeeprom制御回路、およびフラッシュメモリカード Pending JPH0620483A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19659992A JPH0620483A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 フラッシュeeprom制御回路、およびフラッシュメモリカード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19659992A JPH0620483A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 フラッシュeeprom制御回路、およびフラッシュメモリカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0620483A true JPH0620483A (ja) 1994-01-28

Family

ID=16360429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19659992A Pending JPH0620483A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 フラッシュeeprom制御回路、およびフラッシュメモリカード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620483A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997032253A1 (en) * 1996-02-29 1997-09-04 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device having faulty cells
JP2002269992A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Funai Electric Co Ltd 不揮発性記憶装置およびシステム
US6701471B2 (en) 1995-07-14 2004-03-02 Hitachi, Ltd. External storage device and memory access control method thereof

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6701471B2 (en) 1995-07-14 2004-03-02 Hitachi, Ltd. External storage device and memory access control method thereof
US7721165B2 (en) 1995-07-14 2010-05-18 Solid State Storage Solutions, Inc. External storage device and memory access control method thereof
US7234087B2 (en) 1995-07-14 2007-06-19 Renesas Technology Corp. External storage device and memory access control method thereof
US6728138B2 (en) 1996-02-29 2004-04-27 Renesas Technology Corp. Semiconductor memory device having faulty cells
US6388920B2 (en) 1996-02-29 2002-05-14 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device having faulty cells
US6542405B2 (en) 1996-02-29 2003-04-01 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device having faulty cells
US6317371B2 (en) 1996-02-29 2001-11-13 Hitachi, Ltd. Storage device with an error correction unit and an improved arrangement for accessing and transferring blocks of data stored in a non-volatile semiconductor memory
WO1997032253A1 (en) * 1996-02-29 1997-09-04 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device having faulty cells
US6236601B1 (en) 1996-02-29 2001-05-22 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device having faulty cells
US7616485B2 (en) 1996-02-29 2009-11-10 Solid State Storage Solutions Llc Semiconductor memory device having faulty cells
US6031758A (en) * 1996-02-29 2000-02-29 Hitachi, Ltd. Semiconductor memory device having faulty cells
JP2010192002A (ja) * 1996-02-29 2010-09-02 Solid State Storage Solutions Llc 不揮発性半導体記憶装置
US8064257B2 (en) 1996-02-29 2011-11-22 Solid State Storage Solutions, Inc. Semiconductor memory device having faulty cells
US8503235B2 (en) 1996-02-29 2013-08-06 Solid State Storage Solutions, Inc. Nonvolatile memory with faulty cell registration
US9007830B2 (en) 1996-02-29 2015-04-14 Solid State Storage Solutions, Inc. Semiconductor memory device having faulty cells
JP2002269992A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Funai Electric Co Ltd 不揮発性記憶装置およびシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7715243B2 (en) Storage device employing a flash memory
US6341085B1 (en) Storage device employing a flash memory
US8327068B2 (en) Memory module, memory controller, nonvolatile storage, nonvolatile storage system, and memory read/write method
KR100909902B1 (ko) 플래쉬 메모리 장치 및 플래쉬 메모리 시스템
CN107402716B (zh) 数据写入方法、存储器控制电路单元与存储器储存装置
US20100082878A1 (en) Memory controller, nonvolatile storage device, nonvolatile storage system, and data writing method
TWI660271B (zh) 整理指令記錄方法、記憶體控制電路單元與記憶體儲存裝置
WO2006046425A1 (ja) 不揮発性記憶装置及び不揮発性記憶システム
WO2024087939A1 (zh) 固态硬盘及其限次访问控制方法、电子设备
JP3122222B2 (ja) メモリカード装置
US20090210612A1 (en) Memory controller, nonvolatile memory device, and nonvolatile memory system
JPH07253929A (ja) 半導体記憶装置
JPH0620483A (ja) フラッシュeeprom制御回路、およびフラッシュメモリカード
US5479609A (en) Solid state peripheral storage device having redundent mapping memory algorithm
JPH05150913A (ja) フラツシユメモリを記憶媒体としたシリコンデイスク
JP3849942B2 (ja) 強誘電体メモリを含むシステム
JPH0547191A (ja) メモリカード装置
JP3741535B2 (ja) 不揮発性記憶装置
JPH01119890A (ja) 携帯可能電子装置