JPH05150913A - フラツシユメモリを記憶媒体としたシリコンデイスク - Google Patents

フラツシユメモリを記憶媒体としたシリコンデイスク

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JPH05150913A
JPH05150913A JP31597391A JP31597391A JPH05150913A JP H05150913 A JPH05150913 A JP H05150913A JP 31597391 A JP31597391 A JP 31597391A JP 31597391 A JP31597391 A JP 31597391A JP H05150913 A JPH05150913 A JP H05150913A
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JP31597391A
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Koichi Terada
光一 寺田
Hajime Yamagami
一 山上
Toshio Tanaka
利男 田中
Takashi Tsunehiro
隆司 常広
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ブロック単位で書換えを行なうフラッシュメモ
リを記憶媒体としたシリコンディスクにおいて、少なく
ともファイルデータを記憶するデータメモリの他に前記
データメモリのエラーとなったブロックを代替する代替
メモリと、データメモリのエラー情報を記憶するエラー
メモリとデータメモリと代替メモリとエラーメモリの読
みだし及び書き込み、消去を行なうメモリコントローラ
を備えたシリコンディスク。 【効果】フラッシュメモリの書き込みエラーを救済でき
るのでシリコンディスクの寿命を延ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】フラッシュメモリを記憶媒体とし
たシリコンディスク。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンディスクの媒体として、
DRAM,SRAMが用いられている。DRAMまたは
SRAMを用いたシリコンディスクは磁気ディスクに比
べて高速であり、また小型化が容易である。しかしなが
ら、DRAM,SRAMとも揮発メモリでありバッテリ
ーバックアップが必要であること、DRAMはメモリリ
フレッシュが必要なため制御が複雑になること、またS
RAMは低消費電力であるが高価であることから一般に
は普及していない。しかしながらフラッシュメモリをシ
リコンディスクの記憶媒体に使用した場合、不揮発メモ
リなのでバッテリーバックアップが不要であること、ま
た構造が簡単なのでチップ面積がDRAMよりも小さく
できるので大量生産に向き安価にできることからシリコ
ンディスクの記憶媒体として期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリはデ
ータの読み出しはDRAMやSRAMと同様にバイトや
ワード単位のように小さいデータ単位で読み出し可能で
あるが、書き込みは書換え回数に制限があるため、書換
え単位を512バイトのようなブロック単位とし書換え
回数の削減を行なっている。また、構造上書換えの前に
データの消去が必要である。そのためフラッシュメモリ
には消去などのコマンド処理機能を設けているものもあ
る。しかし、フラッシュメモリをシリコンディスクの記
憶媒体に用いる場合に最も問題となるのは書換え回数の
制限である。例えば、ディレクトリーやFAT領域のよ
うな領域は他の領域に比べて書換え回数が多いので、デ
ィレクトリーやFAT領域に使用されるフラッシュメモ
リの特定のブロックのみフラッシュメモリの書換え回数
の制限を越える可能性が高い。従って、特定のブロック
のみ異常となったためにシリコンディスク全て使用でき
なくなるため効率が悪い。
【0004】本発明の目的はフラッシュメモリを記憶媒
体としたシリコンディスクにおいて、エラーとなったフ
ラッシュメモリのブロックを正常なブロックへ代替する
手段を設けシリコンディスクの寿命をのばすことにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】フラッシュメモリを記憶
媒体としたシリコンディスクにおいて、ファイルデータ
を記憶するデータメモリと、データメモリのエラー情報
を記憶するエラー情報領域とエラーの発生したデータメ
モリのブロックを代替する代替領域とをもつエラーメモ
リと、これらメモリの読み出し、書き込み及び消去を行
なうメモリコントローラを備える。
【0006】
【作用】データメモリから目的のブロックのデータを読
み出す場合は、まずエラー情報メモリからエラー情報を
読みとり、対応するブロックにエラーが発生していない
か調べる。エラーが発生していない場合はデータメモリ
の目的のブロックからデータを読み出す。エラーが発生
していた場合はエラー情報メモリから代替メモリのアド
レス情報を読みとり、対応する代替メモリのブロックか
らデータを読み出す。
【0007】次にデータを書き込む場合は、エラー情報
メモリからエラー情報を読みとり、目的のブロックにエ
ラーが発生していないか調べる。エラーが発生していな
い場合はデータメモリの目的のブロックへデータを書き
込む。エラーが発生していた場合はエラー情報メモリか
ら代替メモリのアドレス情報を読みとり、対応する代替
メモリのブロックへデータを書き込む。データメモリ,
代替メモリどちらの書き込みにおいても書き込みエラー
が発生した場合は、代替メモリの空き領域を捜し、空き
領域へデータを書き込む。そして、エラー情報メモリに
エラーの発生とデータを書き込んだ空き領域のアドレス
情報を書き込む。
【0008】
【実施例】図1に本発明の一実施例の構成図を示す。図
1において1はシリコンディスクでホストシステム2の
ホストバス3に接続する。シリコンディスク1はマイコ
ン4,メモリコントローラ5,バッファメモリ6,エラ
ーメモリ7,データメモリ8からなる。バッファメモリ
6はデータメモリ8とエラーメモリ7に書き込むデー
タ、または読み出したデータを一時記憶しておくメモリ
で読み書きが容易なSRAMを用いる。本例ではデータ
メモリ8は2Mバイトのフラッシュメモリを16個持ち
いる。従って、シリコンディスクの記憶容量は32Mバ
イトである。エラーメモリ7は512kバイトのフラッ
シュメモリを用い、データメモリ8のエラー情報とエラ
ーの発生したデータメモリ8のブロックのデータを記憶
する。データメモリ8とエラーメモリ7はどちらも51
2バイト単位のブロックで書き込みを行なうものとす
る。マイコン4はホストバス3からの命令を受け取り、
この命令に従ってメモリコントローラ5を制御する。メ
モリコントローラ5はバッファメモリ6,エラーメモリ
7,データメモリ8の読み出し、書き込みをアドレス
9,データ10,制御信号11を用いて制御する。ま
た、エラーメモリ7とデータメモリ8は消去も必要なの
でこれも制御する。
【0009】図2にエラーメモリ7のメモリマップの例
を示す。領域はエラー情報領域71,使用情報領域7
2,代替メモリ領域73の3つの領域からなる。これら
の領域は書き込みのブロック境界に合わせて分ける必要
がある。エラー情報領域71はデータメモリ8の各ブロ
ックに対応するエラー情報を記憶する領域で、エラー情
報はブロックにエラーがない場合はFFFFhで表し、
エラーの場合は代替する代替メモリのブロック番号を表
す。使用情報領域72は代替メモリ領域73の各代替ブ
ロックに対応する使用情報を記憶する領域である。使用
情報は各代替ブロックに対し、1ビット割り当てる。代
替ブロックを代替として使用している場合は1、使用し
ていない場合は0で表す。この領域の0のビットを捜す
ことにより代替メモリ領域73の空きブロックを見つけ
ることができる。代替メモリ領域73はデータメモリ8
のエラーとなったブロックを代替する領域で、データメ
モリ8と同様な512バイトのブロックで構成し、それ
ぞれのブロックに対し20000h番地から順番に代替
ブロックの番号をつけるものとする。
【0010】次に本例のシリコンディスク1の動作につ
いて説明する。最初にホストバス3からファイルデータ
の読み出し命令を受けたとする。この場合、まずマイコ
ン4はこの命令を処理するが命令の与えられ方によって
制御内容も異なってくる。例えば、読み出しを行なうフ
ァイルデータのアロケーション情報を磁気ディスクなど
と同様にセクタ番号やトラック番号で与えられた場合に
はこれをデータメモリ8の物理アドレスに変換する必要
がある。本例では簡単化のため、ホストバス3からのア
ロケーション情報はデータメモリ8のブロック番号とす
る。ブロック番号は物理アドレスの上位ビットに相当す
る。マイコン4の読み出し時の処理手順を図3に示す。
まず100においてホストバス3から与えられたブロッ
ク番号のエラー情報をエラーメモリ7のエラー情報領域
71から読みとる。例えばブロック1を読み出す場合は
エラーメモリ7の00002h番地、ブロック2は00
004h番地のエラー情報を読みとる。次に101にお
いて読みとったエラー情報からブロックが正常かどうか
チェックする。ブロック1の読み出しの場合、エラー情
報はFFFFhなのでブロック1は正常であり、ブロッ
ク2の場合エラー情報は0000hなので異常であるこ
とがわかる。ブロック1のように正常な場合は102に
おいてデータメモリ8のブロック1から512バイトの
データを読みとり、ホストバス3へ転送する。ブロック
2のように異常なブロックの場合は103においてエラ
ー情報の0000hが表す代替メモリ領域73の代替ブ
ロック0から512バイトのデータを読みとり、ホスト
バス3へ転送する。ここでエラーメモリ7とデータメモ
リ8の読み出し及びホストバス3へのデータ転送はメモ
リコントローラ5がマイコンの制御を受けて行なう。こ
のようにファイルデータを読みとる動作は、目的のブロ
ックを読み出す前にエラー情報を読みとり、目的のブロ
ックが正常かどうかチェックする。正常な場合はデータ
メモリ8のブロック、異常な場合は代替メモリ領域73
の代替ブロックを読みとる。
【0011】次にホストバス3からファイルデータの書
き込み命令を受けた場合について説明する。図4に書き
込み時のマイコン4の処理手順を示す。まず、マイコン
4は200においてホストバス3から与えられるファイ
ルデータをバッファメモリ6へ転送する。これはフラッ
シュメモリへの書き込みが読み出しに比べ時間がかかる
ため、ホストシステム2の待ち時間を軽減させるために
行なう。次に201において書き込みを行なうブロック
番号のエラー情報をエラーメモリ7のエラー情報領域7
1から読みとる。読み出し時と同様に202においてエ
ラー情報をチェックする。例えば、ブロック1のエラー
情報はFFFFhなので正常のブロックであり、ブロッ
ク2のエラー情報は0000hなので異常なブロックで
ある。ブロック1へファイルデータを書き込む場合は正
常なブロックへの書き込みなので203においてデータ
メモリ8のブロック1のデータを消去し、204におい
てバッファメモリ6に記憶してあるファイルデータをデ
ータメモリ8のブロック1へ書き込む。ブロック2への
書き込みの場合はデータメモリ8のブロック2が異常な
ので205においてエラー情報の値0000hが表す代
替メモリ領域73の代替ブロック0のデータを消去し、
206においてバッファメモリ6のファイルデータを代
替ブロック0へ書き込む。次に207においてデータメ
モリ8またはエラーメモリ7へ書き込んだデータを読み
出し、208においてバッファメモリ6に残されている
データと比較することによって書き込みが正常に行なわ
れたかどうかチェックする。フラッシュメモリにおいて
書き込みのエラーが発生するのは特定のブロックにのみ
書き込みが頻発し、フラッシュメモリの書換え回数の制
限を越えた場合である。208のチェックにおいて正常
な書き込みが行なわれていた場合はホストバス3からの
ファイルデータ書き込み命令の処理は終了する。一方、
このチェックにおいて書き込みが正常にできなかった場
合は209の手順によりエラー情報の更新、代替ブロッ
クの割付けを行なう。
【0012】図5にエラー処理の手順を示す。まず、2
10においてエラーメモリ7の使用情報領域72の使用
情報を読みとり、211において使用情報から未使用の
代替ブロックを捜す。図2では第0から3ビットが1で
使用中であり、第4ビットすなわち代替ブロック4が未
使用であることがわかる。従って、書き込みエラーの発
生したブロックの代替は代替ブロック4で行なう。よっ
て、212において代替ブロック4のデータを消去し、
213においてバッファメモリ6のファイルデータを代
替ブロック4に書き込む。次に214においてエラー情
報領域71のうち書き込みエラーの発生したブロックの
エラー情報を記憶してあるブロックをバッファメモリ6
に転送する。そして、215においてバッファメモリ6
に記憶したエラー情報を新しいエラー情報に書き換え
る。例えばブロック1の書き込みエラーの場合は000
02h番地のFFFFhを代替ブロック4のブロック番
号0004hに書き換える。そして、216においてエ
ラー情報領域71の書換えが必要なブロックのデータを
消去し、217においてバッファメモリ6のデータを元
のエラー情報領域71のブロックへ書き込む。また、同
様に218において使用情報領域72のブロックをバッ
ファメモリ6に転送し、219において今回新たに代替
として用いる代替ブロックのビットを1に書き換える。
そして220において使用情報領域72のブロックのデ
ータを消去した後、221においてバッファメモリ6の
データを使用情報領域72のブロックへ書き込む。以上
のエラー処理手順でエラーブロックの代替ブロックへの
置き換えと、エラー情報の更新を行なう。
【0013】また、本例では208において書き込みの
チェックのみ行なったが203及び205の消去の次の
処理において消去が正常に行なわれたかどうかのチェッ
クを加えてもよい。この場合も209のエラー処理を行
なう。
【0014】本例ではエラーメモリ7に代替メモリ領域
73とエラー情報領域71を設けたが個別のメモリチッ
プとしてもよい。またこれとは逆にデータメモリ8の中
にエラー情報領域と代替メモリ領域を設けてもよい。こ
の場合の構成図を図6に示す。図6では図1と異なりエ
ラーメモリ7が不要となるのでチップ数の削減が行え
る。
【0015】図6の実施例のデータメモリ8のメモリマ
ップの例を図7に示す。図7に示すようにデータメモリ
8を初期化情報領域81,エラー情報領域82,代替メ
モリ領域83,データ領域84の4つの領域に分ける。
代替メモリ領域83はデータ領域84のエラーとなった
ブロックを代替する領域で、エラー情報領域82はデー
タ領域84の各ブロックのアドレス情報、あるいはデー
タ領域82のブロックがエラーの場合は代替ブロックの
アドレス情報を記憶する。ここでアドレス情報はデータ
メモリ8の物理アドレスの上位ビットまたは物理ブロッ
ク番号を表す。初期化情報領域81は代替メモリ領域8
3、及びエラー情報領域82,データ領域84の開始ア
ドレスと容量を記憶しておく領域で、未使用の代替メモ
リのアドレス情報も記憶しておく。ユーザはシリコンデ
ィスクを初期化するときにこの初期化情報領域81に設
定することで代替メモリ領域83の大きさを自由に設定
できる。
【0016】次に本例の動作について説明する。まず、
ホストバス3から読みだし命令を受けた場合のマイコン
4の処理手順を図8に示す。ホストバス3からはデータ
領域84のブロック番号を与えるものとする。最初に、
マイコン4は300においてエラー情報領域82からエ
ラー情報を読み取る。エラー情報のアドレスは初期化情
報領域81のエラー情報開始アドレスとホストバス3か
ら与えられるブロック番号から計算して得る。例えば読
みだすブロック番号が0の場合、エラー情報のアドレス
はエラー情報開始アドレス0001を512倍した20
0hの最初のアドレスである。次に301において30
0で読みだしたエラー情報に対応する物理ブロックを読
みだす。読みだすブロック番号が0の場合はエラー情報
が200hなので200hを512倍したデータ領域8
4の4000h番地から読みだす。また読みだすブロッ
ク番号が2の場合エラー情報は100hなので代替メモ
リ領域83の2000h番地から読みだす。このように
本例ではエラー情報がそのままデータメモリの物理アド
レスを表すので、図3の実施例と異なり101のエラー
チェック処理が不要となるという利点がある。
【0017】次にホストバス3から書き込み命令を受け
た場合について説明する。図9に書き込み時の処理手順
を示す。まず400においてバッファメモリ6にホスト
バス3から与えられるデータを書き込む。次に読みだし
時と同様に書き込むブロックのエラー情報をエラー情報
領域82から読みだす。そして402において読みだし
たエラー情報から書き込むブロックの物理アドレスを計
算し、その物理アドレスのブロックのデータを消去す
る。そして403においてバッファメモリ6に記憶した
書き込みデータを402で計算した物理アドレスが表す
データメモリ8のブロックへ書き込む。次に404にお
いて403で書き込んだデータを再び読みだし、続いて
405においてバッファメモリ6に残されているデータ
と比較することによって書き込みが正常に行なわれたか
チェックする。正常な書き込みの場合は書き込み処理は
終了するが正常でなかった場合は406のエラー処理を
行なう。エラー処理406では書き込みエラーとなった
ブロックの代替ブロックを確保し、その代替ブロックへ
書き込みデータを転送すると共にエラー情報と初期化情
報を更新する。まず407において初期化情報領域81
から代替メモリ未使用アドレスを読み込む。代替メモリ
未使用アドレスの値が新しい代替ブロックのアドレスを
表す。次に408において代替メモリ未使用アドレスが
表すブロックのデータを消去する。図7の例では104
hを512倍した20800h番地のブロックを消去す
る。次に409においてバッファメモリ6の書き込みデ
ータを208h番地のブロックへ書き込む。次に410
において書き込みエラーとなったエラー情報のブロック
のデータをエラー情報領域82から読み取ってバッファ
メモリ6へ転送する。転送したエラー情報は411にお
いて新しいエラー情報に更新する。更新は例えばブロッ
ク0への書き込みエラーの場合はブロック0のエラー情
報200hを新しい代替ブロックのアドレス情報104
hへ書き替える。次に412において書替えを行なうエ
ラー情報領域82のブロックのデータを消去し、413
においてバッファメモリ6の更新したエラー情報をエラ
ー情報領域82の書換えを行なうブロックへ書き込む。
次に初期化情報領域81の代替ブロック未使用アドレス
の更新を行なうため、まず414において初期化情報領
域81のデータをバッファメモリ6へ転送する。そし
て、415において転送した初期化情報のうち代替メモ
リ未使用アドレスの値を1加算する。この値は次回書き
込みエラーが発生した場合に新しい代替ブロックのアド
レス情報となる。次に416において初期化情報領域8
1のデータを消去し、417においてバッファメモリ6
の更新した初期化情報を初期化情報領域81へ書き込
む。以上の手順で書き込み及びエラー処理を行なう。
【0018】また、本例では代替メモリ領域83とデー
タ領域84はそれぞれ1領域のみであるが、初期化情報
領域に新たに他のアドレス情報と容量を加えることで複
数の代替メモリ領域83とデータ領域84を設けても差
し支えない。
【0019】以上の例ではシリコンディスクの全要素が
一つの筺体に収められているが、これらは別々の筺体に
入っていてもよい。次にフラッシュメモリをICカード
に実装した実施例の構成図を図10に示す。
【0020】本例では、シリコンディスクはICカード
ドライブ21とICカード22、及び増設ICカード2
4とからなる。ICカードドライブ21は、マイコン4
とメモリコントローラ5、バッファメモリ6、及びIC
メモリ脱着検出器23とからなり、ICカード22及び
増設ICカード24にはデータメモリ8のみを実装す
る。この構成をとることによりICカードの構造を簡単
にすることができる。また、データメモリが不足した場
合の増設や、代替メモリ領域の空きが無くなってしまい
メモリが使用に耐えなくなった場合の交換を容易に行う
ことができる。本例のように複数のICカードをアクセ
スするためには、制御信号11にカードイネーブル信号
を設けて複数のコネクタのうち同時には1つだけ有効に
なるようにすることによって行う。本例では2枚のIC
カードを接続しているが、ICカードドライブ21にさ
らにコネクタを用意すれば何枚でもICカードを接続す
ることもできる。
【0021】また、ディスク装置の読みだしアクセスは
書き込みアクセスよりも大幅に回数が多くなることが普
通である。本方式ではエラー代替処理を行うためにデー
タの読みだしにあたってエラー情報領域82とデータ領
域84の2ヶ所を読み出す必要があるが、フラッシュメ
モリの読みだしはSRAMと比べてかなり低速であり、
そのままでは高速なアクセスは望めない。そこでバッフ
ァメモリ6を余分に設け、ここにエラー情報領域82の
内容を記憶しておくことによって読みだしの高速化を図
ることができる。この場合エラー情報の読みだしはバッ
ファメモリ6から行い、書き込みの時だけエラー情報領
域82へ実際にアクセスする。この余分のバッファメモ
リはエラー情報領域82の全部を格納できる容量を確保
することによって特に性能向上が図れるので、本例の場
合はSRAMを128Kバイト以上搭載することが望ま
しい。
【0022】次にICカード22が抜き取られたときの
動作について説明する。図11に抜き取り時のマイコン
4の処理手順を示す。ICカード22がICカードドラ
イブ21から抜き取られたことをICカード脱着検出器
23が検出すると、500においてバッファメモリ6の
内容を破棄する。これはICカード22が抜かれてしま
った時点でバッファメモリ6に格納してあるデータが無
効になるためである。次に501においてICカードが
抜き取られたことをホストシステム2に通知する。ホス
トシステム2はこの通知を受けることによってホストシ
ステム内部に保持しているデータバッファの内容を破棄
することができる。
【0023】次にICカード22が挿入されたときの動
作について説明する。図12にカード挿入時のマイコン
4の処理手順を示す。ICカード脱着検出器23がIC
カード22が挿入されたことを検出すると、600にお
いてICカード上の初期化情報領域81を読み取る。次
に601において、600で読み取った初期化情報に基
づいてマイコン4を初期化する。これによってマイコン
4はICカード22内のデータメモリ8の構成を知るこ
とができる。次に602においてエラー情報領域82を
バッファメモリ6へコピーする。このときバッファメモ
リ6の容量がエラー情報を格納するのに充分であればエ
ラー情報の全てを格納するが、充分な容量が確保されて
いない場合はデータの一部をコピーする。この処理によ
ってそれ以降の読みだしアクセスの高速化を図ることが
できる。
【0024】
【発明の効果】本発明により、フラッシュメモリを記憶
媒体としたシリコンディスクにおいて、フラッシュメモ
リの書換え回数の制限によるエラーを救済できるのでシ
リコンディスクの寿命をのばすことができる。
【0025】また本発明によれば、メモリへの書き込み
が正常に行えたかを逐一確認するので、使用中に制限書
き込み回数を超えた事による不良セクタの代替を行うだ
けでなく、製造時から不良セクタを含んでいるメモリ素
子を使用することもできる。フラッシュメモリは一般に
高価であるが不良メモリ素子は安価であるのでコスト面
で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図
【図2】エラーメモリ7のメモリマップの例
【図3】読みだし時のマイコン4の処理手順
【図4】書き込み時のマイコン4の処理手順
【図5】マイコン4のエラー処理手順
【図6】本発明の他の一実施例の構成図
【図7】本発明の他の実施例のデータメモリ8のメモリ
マップの例
【図8】読みだし時の他の実施例のマイコン4の処理手
【図9】書き込み時の他の実施例のマイコン4の処理手
【図10】本発明のさらに他の一実施例の構成図
【図11】ICカード抜き取り時のマイコン4の処理手
【図12】ICカード挿入時のマイコン4の処理手順
【符号の説明】
1…シリコンディスク、 2…ホストシステム、 3…ホストバス、 4…マイコン、 5…メモリコントローラ、 6…バッファメモリ、 7…エラーメモリ、 8…データメモリ、 21…ICカードドライブ、 22…ICカード、 23…ICカード脱着検出器、 24…増設ICカード、 25…増設ICカード脱着検出器、 71…エラー情報領域、 72…使用情報領域、 73…代替メモリ領域、 81…初期化情報領域、 82…エラー情報領域、 83…代替メモリ領域、 84…データ領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 利男 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立 製作所マイクロエレクトロニクス機器開発 研究所内 (72)発明者 常広 隆司 横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立 製作所マイクロエレクトロニクス機器開発 研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロック単位で書換えを行なうフラッシュ
    メモリを記憶媒体としたシリコンディスクにおいて、デ
    ータを記憶するメモリ素子と、前記メモリ素子に対する
    アクセスデータを一時的に蓄えるバッファメモリと、メ
    モリの読みだし及び書き込み、消去を行なうメモリコン
    トローラと、前記メモリコントローラを制御するマイコ
    ンとを備え、前記マイコンが前記バッファメモリから前
    記メモリ素子への書き込み不良を検出する手段を備えた
    ことを特徴とするシリコンディスク。
  2. 【請求項2】請求項1のシリコンディスクにおいて、上
    記不良検出手段による不良ブロックの検出方法は、バッ
    ファメモリからメモリ素子へのデータ書き込みの後でメ
    モリ素子からデータを読みとり、これをバッファメモリ
    内のデータと比較する方式であるシリコンディスク。
  3. 【請求項3】請求項1,2のシリコンディスクにおい
    て、フラッシュメモリをICカード上に実装してカード
    を容易に脱着できるようにしたことを特徴とするシリコ
    ンディスク。
  4. 【請求項4】請求項3のシリコンディスクで、読みだし
    又は書き込みを制御するマイコンがICカードの脱着を
    検出できることを特徴とするシリコンディスク。
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