JPH1011364A - 記憶装置および記憶媒体 - Google Patents

記憶装置および記憶媒体

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JPH1011364A
JPH1011364A JP8160047A JP16004796A JPH1011364A JP H1011364 A JPH1011364 A JP H1011364A JP 8160047 A JP8160047 A JP 8160047A JP 16004796 A JP16004796 A JP 16004796A JP H1011364 A JPH1011364 A JP H1011364A
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Junji Hatamura
淳史 畑村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶装置において、記憶手段に正常にデータ
が記憶されるまでそのデータを一時記憶するための一時
記憶手段の記憶容量を低減できるようにする。 【解決手段】 一時記憶手段に一時的に記憶されている
データを記憶手段のブロックに記憶させる(S4,S
5)という動作を、少なくとも2回繰り返すことによ
り、少なくとも2つのブロックにそれぞれ一連のデータ
を記憶させる記憶制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶内容の書換え
を繰り返すことにより動作不良を発生する可能性のある
多数の記憶素子からなる記憶手段を有する記憶装置、お
よびその記憶装置を動作させるためのプログラムを格納
した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電源遮断時にもデータが消失せず、大量
のデータを記憶できるメモリとして、一般的に、電源バ
ックアップの施されたRAMが用いられている。
【0003】また、近年、電源遮断時にもデータが消失
せず、大量のデータを記憶できる比較的安価なメモリと
して、EEPROMが使用されつつある。
【0004】このようなEEPROMあるいはRAMの
一部には、データの書換えを繰り返すと、寿命により記
憶素子が正常に機能しなくなり、誤動作を発生する可能
性のあるものが存在する。
【0005】そこで従来、メモリの記憶領域を複数のブ
ロックに区分し、ブロックの一部あるいは全部の記憶素
子に異常が発生することにより書き込みあるいは消去が
正常に行なわれなければ、以後そのブロックを使用しな
いようにしていた。
【0006】さらに具体的に述べると、メモリの1ブロ
ック分の記憶容量と等しい記憶容量のバッファメモリを
用いて、バッファメモリの内容をメモリの1ブロックに
書き込み、その書き込みが正しく行われなければ、バッ
ファメモリの内容を別のブロックに再度書き込んでい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方式では、メモリの1ブロック分の記憶容量と等し
い記憶容量のバッファメモリが必要であり、バッファメ
モリの容量が大きくなってコストダウンの妨げになって
いた。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、記憶手段に正常にデータが記憶されるまで
そのデータを一時記憶するための一時記憶手段の記憶容
量を低減できる記憶装置、およびその記憶装置を動作さ
せるためのプログラムを格納した記憶媒体を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の記憶装置は、記憶内容の
書換えを繰り返すことにより動作不良を発生する可能性
のある多数の記憶素子からなり、記憶領域が複数のブロ
ックに区分された記憶手段と、記憶手段に記憶させるデ
ータを一時的に記憶する一時記憶手段と、一時記憶手段
に一時的に記憶されているデータを記憶手段のブロック
に記憶させるという動作を、少なくとも2回繰り返すこ
とにより、少なくとも2つのブロックにそれぞれ一連の
データを記憶させ、これらのブロックのうちの少なくと
も2つのブロックがデータを正常に記憶していれば、そ
れら少なくとも2つのブロックのうち、1つのブロック
を残して他のブロックのデータを消去可能な記憶制御手
段とを備えたことを特徴としている。
【0010】この記憶装置によれば、記憶手段の少なく
とも2つのブロックへのデータの書き込みを、各ブロッ
ク毎に少なくとも2回に分けて行うので、一時記憶手段
の記憶容量を少なくでき、この結果、製造コストを低減
できる。たとえば、記憶手段の少なくとも2つのブロッ
クへのデータの書き込みを、各ブロック毎に2回に分け
て行えば、一時記憶手段の記憶容量は記憶手段の各ブロ
ックの記憶容量の半分でよく、従来のように一時記憶手
段の記憶容量を記憶手段の各ブロックの記憶容量と同じ
だけ必要としていたのと比較して、一時記憶手段の記憶
容量を半減できる。もちろん、記憶手段の少なくとも2
つのブロックへのデータの書き込みを、各ブロック毎に
さらに多数回に分けて行うようにすれば、一時記憶手段
の記憶容量をさらに小さくできる。
【0011】記憶手段としては、EEPROMや一部の
RAMなどが考えられるが、これに限るものではなく、
記憶内容の書換えを所定回数以上繰り返すことにより動
作不良を発生するに至る多数の記憶素子からなる記憶手
段一般に本発明を適用可能である。
【0012】一時記憶手段としては、たとえばRAMが
考えられるが、これに限るものではない。この一時記憶
手段は、記憶内容の書換えを繰り返すことによっても動
作不良を発生しないのが好ましい。
【0013】記憶制御手段は、たとえば所定のプログラ
ムに基づいてCPUを動作させることにより実現でき
る。この記憶制御手段により、1つのブロックを残して
他のブロックのデータを消去する時期は、1つのブロッ
クにデータが正常に記憶されたことを確認した直後でも
よいし、その後、他のブロックにデータを書き込むとき
に、新たなデータを上書きすることにより行ってもよ
い。新たなデータを上書きする場合は、たとえばフラグ
を立てるなどして消去可能なブロックを判断できるよう
にしておけば、保存が必要なブロックに誤って上書きし
てしまうようなことがない。
【0014】同じデータを記憶する記憶手段のブロック
数は、多い方が記憶ミスを完全になくすという観点から
は好ましいが、同時に複数のブロックに異常が発生する
確立は非常に低いと考えられるので、実用上は2つで十
分である。
【0015】記憶手段を構成する記憶素子の異常の判定
は、一時記憶手段から記憶手段のブロックへの書き込み
の最小単位毎に行ってもよいし、あるいは一時記憶手段
の内容を記憶手段のブロックに全部書き込む毎に行って
もよいし、さらには記憶手段のブロックへの書き込みを
全部行ってからブロック単位で行ってもよい。もちろ
ん、記憶手段を構成する記憶素子の異常の判定を、一時
記憶手段から記憶手段のブロックへの書き込みの最小単
位毎に行うか、あるいは一時記憶手段の内容を記憶手段
のブロックに全部書き込む毎に行う場合には、記憶素子
の異常が発生すれば、それを判定した時点で、異常が発
生した記憶素子を含むブロックへの書き込みを停止すれ
ばよい。
【0016】また、請求項2に記載した発明の記憶装置
は、請求項1記載の記憶装置であって、記憶制御手段
は、一時記憶手段に一時的に記憶されているデータを記
憶手段の少なくとも2つのブロックにそれぞれ記憶させ
るという動作を、各ブロックへのデータの最小書込単位
毎に行うものである。
【0017】この記憶装置によれば、請求項1記載の記
憶装置による効果に加えて、データの最小書込単位毎に
一時記憶手段から記憶手段の各ブロックにデータを書き
込むので、一時記憶手段の記憶容量を極限にまで小さく
できる。たとえば、記憶手段の各ブロックへのデータの
最小書込単位が32バイトであるとすると、一時記憶手
段の記憶容量は32バイトで足りる。
【0018】更に、請求項3に記載した発明の記憶装置
は、請求項1または請求項2記載の記憶装置であって、
記憶制御手段は、一連のデータを正常に記憶していない
ブロックが発生すれば、以後そのブロックへのデータの
書込を行わないものである。
【0019】この記憶装置によれば、請求項1または請
求項2記載の記憶装置による効果に加えて、記憶素子に
動作不良が発生すれば、以後、その記憶素子を含むブロ
ックへのアクセスを行わないので、データを書き込んだ
複数のブロックの全てが一連のデータを正常に記憶して
いないために再書き込みが必要になるというような事態
に陥ることがなく、記憶動作を迅速に行える。
【0020】また、請求項4に記載した発明の記憶媒体
は、記憶内容の書換えを繰り返すことにより動作不良を
発生する可能性のある多数の記憶素子からなり、記憶領
域が複数のブロックに区分された記憶手段と、この記憶
手段に記憶させるデータを一時的に記憶する一時記憶手
段とを備えた記憶装置を動作させるためのプログラムを
格納した記憶媒体であって、一時記憶手段に一時的に記
憶されているデータを記憶手段のブロックに記憶させる
という動作を、少なくとも2回繰り返すことにより、少
なくとも2つのブロックにそれぞれ一連のデータを記憶
させ、これらのブロックのうちの少なくとも2つのブロ
ックがデータを正常に記憶していれば、それら少なくと
も2つのブロックのうち、1つのブロックを残して他の
ブロックのデータを消去可能な記憶制御プログラムを含
むプログラムが格納されていることを特徴としている。
【0021】この記憶媒体によれば、格納しているプロ
グラムをCPUなどに実行させることにより、請求項1
記載の記憶装置の制御動作を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0023】図1は、本発明に係る記憶装置を備えたフ
ァクシミリ装置の要部の回路ブロック図であって、この
ファクシミリ装置は、CPU1、NCU2、RAM3、
モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ
7、コーデック8、バッファメモリ9、読取部11、記
録部12、操作部13、表示部14、ハンドセット1
5、およびスピーカ16を備えている。CPU1、NC
U2、RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM
6、ゲートアレイ7、コーデック8、およびバッファメ
モリ9は、バス線により相互に接続されている。バス線
には、アドレスバス、データバス、および制御信号線を
含む。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、
操作部13、および表示部14が接続されている。NC
U2には、モデム4、コーデック8、ハンドセット1
5、スピーカ16、および電話回線21が接続されてい
る。
【0024】CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御
する。NCU2は、電話回線21に接続されて網制御を
行う。RAM3は、各種のディジタルデータを記憶す
る。モデム4は、送信データの変調や受信データの復調
などを行う。ROM5は、各種のプログラムやデータな
どを記憶している。EEPROM6は、各種の登録デー
タ、フラグ、メモリ受信した受信ファクシミリデータ、
留守番電話モードにおける応答メッセージや受信メッセ
ージなどの音声データなどを記憶する。ゲートアレイ7
は、CPU1の入出力インターフェイスとして機能す
る。コーデック8は、送信ファクシミリデータの符号化
や受信ファクシミリデータの復号化を行うとともに、音
声データの圧縮および伸長ならびに音声信号と音声デー
タとの相互変換を行う。バッファメモリ9は、EEPR
OM6に記憶させるべきデータを一時記憶する。読取部
11は、光源やCCDセンサや原稿送りモータなどを備
えており、原稿を読み取って画像信号を出力する。記録
部12は、画像データに基づいて、記録用紙上に画像を
記録する。操作部13は、キースイッチ群などからな
り、使用者の操作に応じた操作信号を出力する。表示部
14は、LCDなどからなり、CPU1により制御され
て各種の表示を行う。ハンドセット15は、使用者が送
受話を行うためのものであり、スピーカおよびマイクロ
ホンを備えている。スピーカ16は、留守番録音された
受信音声を再生する。
【0025】すなわち、EEPROM6は、記憶内容の
書換えを繰り返すことにより動作不良を発生する可能性
のある多数の記憶素子からなり、記憶領域が複数のブロ
ックに区分された記憶手段を構成している。バッファメ
モリ9は、EEPROM6に記憶させるデータを一時的
に記憶する一時記憶手段を構成している。CPU1は、
ROM5に記憶されている所定のプログラムに基づいて
動作することにより、バッファメモリ9に一時的に記憶
されているデータをEEPROM6のブロックに記憶さ
せるという動作を、少なくとも2回繰り返すことによ
り、EEPROM6の少なくとも2つのブロックにそれ
ぞれ一連のデータを記憶させる記憶制御手段を実現す
る。ROM5は、バッファメモリ9に一時的に記憶され
ているデータをEEPROM6のブロックに記憶させる
という動作を、少なくとも2回繰り返すことにより、E
EPROM6の少なくとも2つのブロックにそれぞれ一
連のデータを記憶させ、これらのブロックのうちの少な
くとも2つのブロックが一連のデータを正常に記憶して
いれば、それら少なくとも2つのブロックのうち、1つ
のブロックを残して他のブロックのデータを消去可能な
記憶制御プログラムを含むプログラムを格納している記
憶媒体を構成している。
【0026】次に、このように構成されたファクシミリ
装置の動作の要点について説明する。先ず、メモリ受信
モードにおいて、電話回線21を介してNCU2に入力
したファクシミリ受信信号は、モデム4により復調され
る。モデム4により取り出されたファクシミリ受信デー
タは、順次バッファメモリ9に格納される。バッファメ
モリ9は、たとえば32バイトの記憶容量を有してお
り、これはEEPROM6への最小書込単位に相当して
いる。バッファメモリ9に32バイトのファクシミリ受
信データが格納されると、そのファクシミリ受信データ
は、EEPROM6のたとえば第1のブロックと第2の
ブロックとに格納される。EEPROM6は、多数のブ
ロックに区分されており、各ブロック単位で書き込みが
正常に行われたか否かの判定が可能である。そして、各
ブロックは多数のマスターページに区分され、各マスタ
ーページは多数のページに区分されており、各ページの
容量が32バイトである。書込および読出のアドレス指
定は、ブロック、マスターページ、およびページを指定
して行う。以上のような動作が繰り返され、第1および
第2のブロックがメモリフルになるか、あるいは受信が
終了すると、第1のブロックにファクシミリ受信データ
が正常に記憶されたか否かを判定し、正常に記憶されて
いれば、第2のブロックの記憶内容を消去する。そし
て、さらにファクシミリ受信が継続されていれば、EE
PROM6の第2のブロックと第3のブロックとにファ
クシミリ受信データを格納していく。
【0027】なお、第1のブロックにファクシミリ受信
データが正常に記憶されていなければ、第2のブロック
にファクシミリ受信データが正常に記憶されたか否かを
判定し、正常に記憶されていれば、第2のブロックにフ
ァクシミリ受信データが記憶されている旨と、第1のブ
ロックが異常である旨とをEEPROM6の所定のブロ
ックに記憶させ、以後、第1のブロックへのアクセスを
行わない。そして、さらにファクシミリ受信が継続され
ていれば、EEPROM6の第3のブロックと第4のブ
ロックとにファクシミリ受信データを格納していく。
【0028】第1のブロックにも第2のブロックにもフ
ァクシミリ受信データが正常に記憶されていなければ、
記憶できなかった旨と、第1および第2のブロックが異
常である旨とをEEPROM6の所定のブロックに記憶
させ、以後、第1および第2のブロックへのアクセスを
行わない。また、受信エラーが発生した旨のコマンドを
発呼側のファクシミリ装置に送信する。
【0029】留守番電話モードにおいて、電話回線21
を介してNCU2に入力した音声信号は、コーデック8
によりディジタル信号化され、かつ圧縮されて、順次バ
ッファメモリ9に格納される。これ以降の記憶動作は、
メモリ受信モードの場合と同様である。なお、第1のブ
ロックにも第2のブロックにも音声信号が正常に記憶さ
れなかった場合、記憶できなかった旨の音声メッセージ
を発呼側の電話装置に送信する。
【0030】次に、上記のようなメモリ受信モードおよ
び留守番電話モードにおける記憶処理の手順について、
図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0031】先ずCPU1が、記憶すべきデータが存在
するか否かを判断する(S1)。具体的には、モデム4
により復調されたファクシミリ受信データあるいはコー
デック8により圧縮された音声データが存在するか否か
を調べる。記憶すべきデータが存在すれば(S1:YE
S)、CPU1が、そのデータをバッファメモリ9に格
納する(S2)。そしてCPU1が、バッファメモリ9
がメモリフルであるか否かを判断する(S3)。すなわ
ち、バッファメモリ9にはデータが1バイトずつ格納さ
れるので、バッファメモリ9への格納を32回行うとバ
ッファメモリ9がメモリフルになることから、それを確
認する。バッファメモリ9がメモリフルになれば(S
3:YES)、CPU1が、バッファメモリ9の内容を
EEPROM6の第1のブロックに書き込み(S4)、
さらに第2のブロックにも書き込む(S5)。
【0032】そしてCPU1が、第1および第2のブロ
ックがメモリフルになったか否かを判断する(S6)。
すなわち、EEPROM6への書き込みが正常に行われ
たか否かは、各ブロック毎に判定可能であるので、第1
および第2のブロックへの書き込みが終了したかどうか
を調べるのである。第1および第2のブロックがメモリ
フルであれば(S6:YES)、CPU1が、第1のブ
ロックへの書き込みが正常に行われたか否かを判断する
(S7)。すなわち、EEPROM6の第1のブロック
がバッファメモリ9の内容を正しく記憶しているかどう
かを調べる。第1のブロックへの書き込みが正常に行わ
れていれば(S7:YES)、CPU1が、EEPRO
M6の第2のブロックの内容を消去して(S8)、この
ルーチンを終了する。すなわち、EEPROM6の第1
のブロックにデータが正常に記憶されたので、同じ記憶
内容の第2のブロックは不要であるため、消去するので
ある。
【0033】S7において、第1のブロックへの書き込
みが正常に行われていなければ(S7:NO)、EEP
ROM6の第1のブロックを構成する記憶素子の一部ま
たは全部が損傷したと判断して、CPU1が、第1のブ
ロックが異常である旨をEEPROM6の所定のブロッ
クに記憶する(S9)。これは、以後第1のブロックへ
のアクセスを行わないようにするためである。そしてC
PU1が、第2のブロックへの書き込みが正常に行われ
たか否かを判断する(S10)。すなわち、EEPRO
M6の第2のブロックがバッファメモリ9の内容を正し
く記憶しているかどうかを調べる。第2のブロックへの
書き込みが正常に行われていれば(S10:YES)、
このルーチンを終了する。すなわち、EEPROM6の
第2のブロックにデータが正常に記憶されたので、同じ
記憶内容の第1のブロックの記憶が異常であっても問題
はないからである。もちろん、本来第1のブロックに記
憶されるべき内容が第2のブロックに記憶された旨の情
報は、EEPROM6の所定のブロックに記憶させてお
く。これは、読み出し時に必要になることと、次に書き
込むブロックが第3のブロックからであることを記憶し
ておくためである。
【0034】S10において、第2のブロックへの書き
込みが正常に行われていなければ(S10:NO)、E
EPROM6の第2のブロックを構成する記憶素子の一
部または全部が損傷したと判断して、CPU1が、第2
のブロックが異常である旨をEEPROM6の所定のブ
ロックに記憶する(S11)。これは、以後第2のブロ
ックへのアクセスを行わないようにするためである。さ
らに、ファクシミリデータの受信中の場合は、発呼先の
ファクシミリ装置に受信エラーが発生した旨のコマンド
を送信し、音声信号を受信中の場合は、発呼先の電話装
置に対して正常に録音できなかった旨の音声メッセージ
を送信するようにしてもよい。このようにすれば、発呼
先に受信内容が正しく記憶されなかったことを報知でき
る。ただし、EEPROM6の第1のブロックと第2の
ブロックとが同時に異常になることは確率的には非常に
低いと考えられるので、このような処置を施す必要は必
ずしもなく、さらには、第2のブロックへの書き込みが
正常に行われたか否かの判断も、必ずしも行う必要はな
い。
【0035】S6において、第1および第2のブロック
がメモリフルになっていなければ(S6:NO)、CP
U1が、記憶が終了したか否かを判断する(S12)。
具体的には、ファクシミリ受信あるいは音声信号の受信
が終了したかどうかを調べる。すなわち、EEPROM
6の第1および第2のブロックがメモリフルにならない
うちに受信が終了する場合があるので、それを調べるの
である。記憶が終了していれば(S12:YES)、S
7に進んで書き込みの正常あるいは異常の判断以降の処
理を実行する。記憶が終了していなければ(S12:N
O)、S1に戻って第1および第2のブロックへの書き
込みを継続する。
【0036】もちろん、第1および第2のブロックがメ
モリフルになっても受信が継続していれば、再度上記の
ルーチンが繰り返されることになる。このとき、第1の
ブロックに正常にデータが記憶された場合、次のルーチ
ンでは第2および第3のブロックにデータが書き込まれ
るが、第1のブロックに正常にデータが記憶されなかっ
た場合、次のルーチンでは第3および第4のブロックに
データが書き込まれる。
【0037】なお、上記実施形態では、EEPROM6
の2つのブロックに同じデータを書き込むようにした
が、EEPROM6の3つ以上のブロックに同じデータ
を書き込むようにしてもよい。この場合でも、1つのブ
ロックにデータが正常に記憶されたのを確認した後、そ
れ以外のブロックに書き込まれた同じデータを消去する
ことはもちろんである。
【0038】また、上記実施形態では、第1のブロック
にデータが正常に記憶されたことを確認したときに(S
7:YES)、第2のブロックのデータを消去したが
(S8)、第1のブロックのデータにデータが正常に記
憶されたことを確認したときに第2のブロックのデータ
を消去せず、別の新たなデータを上書きする際に結果と
して第2のブロックのデータを消去する構成としてもよ
い。この場合、第2のブロックのデータを消去してもよ
い旨を、フラグを立てるなどして判断できるようにして
おけばよい。
【0039】更に、上記実施形態では、記憶の異常をE
EPROM6のブロックへのデータの書き込みを全部終
わった後に判断したが、バッファメモリ9からEEPR
OM6のブロックにデータを書き込む毎に行ってもよ
い。さらには、バッファメモリ9の記憶容量を32バイ
トよりも大きくした場合、バッファメモリ9の内容を全
部EEPROM6のブロックに書き込む毎に記憶の異常
を判断してもよい。
【0040】また、上記実施形態では、EEPROM6
にデータを記憶させる例について説明したが、RAM3
に電源バックアップを施し、このRAM3にデータを記
憶させる場合にも本発明を適用できることはもちろんで
ある。
【0041】更に、上記実施形態では、ファクシミリ装
置に本発明を適用したが、本発明の記憶装置は、ファク
シミリ装置に限らず、ディジタルデータを確実に記憶さ
せておくことが必要な全ての記憶装置に適用可能であ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
発明の記憶装置によれば、記憶手段の少なくとも2つの
ブロックへのデータの書き込みを、各ブロック毎に少な
くとも2回に分けて行うので、一時記憶手段の記憶容量
を少なくでき、この結果、製造コストを低減できる。
【0043】また、請求項2に記載した発明の記憶装置
によれば、請求項1記載の記憶装置による効果に加え
て、データの最小書込単位毎に一時記憶手段から記憶手
段の各ブロックにデータを書き込むので、一時記憶手段
の記憶容量を極限にまで小さくできる。
【0044】更に、請求項3に記載した発明の記憶装置
によれば、請求項1または請求項2記載の記憶装置によ
る効果に加えて、記憶素子に動作不良が発生すれば、以
後、その記憶素子を含むブロックへのアクセスを行わな
いので、データを書き込んだ複数のブロックの全てが一
連のデータを正常に記憶していないために再書き込みが
必要になるというような事態に陥ることがなく、記憶動
作を迅速に行える。
【0045】また、請求項4に記載した発明の記憶媒体
によれば、格納しているプログラムをCPUなどに実行
させることにより、請求項1記載の記憶装置の制御動作
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶装置を備えたファクシミリ装
置の要部の回路ブロック図である。
【図2】図1に示すファクシミリ装置による記憶処理の
手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 バッファメモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶内容の書換えを繰り返すことにより
    動作不良を発生する可能性のある多数の記憶素子からな
    り、記憶領域が複数のブロックに区分された記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶させるデータを一時的に記憶する一
    時記憶手段と、 前記一時記憶手段に一時的に記憶されているデータを前
    記記憶手段のブロックに記憶させるという動作を、少な
    くとも2回繰り返すことにより、少なくとも2つのブロ
    ックにそれぞれ一連のデータを記憶させ、これらのブロ
    ックのうちの少なくとも2つのブロックが前記データを
    正常に記憶していれば、それら少なくとも2つのブロッ
    クのうち、1つのブロックを残して他のブロックのデー
    タを消去可能な記憶制御手段とを備えたことを特徴とす
    る記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶制御手段は、前記一時記憶手段
    に一時的に記憶されているデータを前記記憶手段の少な
    くとも2つのブロックにそれぞれ記憶させるという動作
    を、前記各ブロックへのデータの最小書込単位毎に行う
    請求項1に記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶制御手段は、前記一連のデータ
    を正常に記憶していないブロックが発生すれば、以後そ
    のブロックへのデータの書込を行わない請求項1または
    請求項2に記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 記憶内容の書換えを繰り返すことにより
    動作不良を発生する可能性のある多数の記憶素子からな
    り、記憶領域が複数のブロックに区分された記憶手段
    と、この記憶手段に記憶させるデータを一時的に記憶す
    る一時記憶手段とを備えた記憶装置を動作させるための
    プログラムを格納した記憶媒体であって、 前記一時記憶手段に一時的に記憶されているデータを前
    記記憶手段のブロックに記憶させるという動作を、少な
    くとも2回繰り返すことにより、少なくとも2つのブロ
    ックにそれぞれ一連のデータを記憶させ、これらのブロ
    ックのうちの少なくとも2つのブロックが前記データを
    正常に記憶していれば、それら少なくとも2つのブロッ
    クのうち、1つのブロックを残して他のブロックのデー
    タを消去可能な記憶制御プログラムを含むプログラムが
    格納されていることを特徴とする記憶媒体。
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