JP2005082396A - フォークリフトの揚高検出装置 - Google Patents

フォークリフトの揚高検出装置 Download PDF

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Abstract

【目的】 マストに架け渡された信号線が損傷するといった問題を解消し、より実用的なフォークリフトの揚高検出装置を提供する。
【構成】 可動マスト9に、可動マスト9に対するリフトブラケット13の高さを検出する検出器20を備えると共に、該検出器20に接続された可動マスト側接触子28を備え、固定マスト7に、可動マスト側接触子28と接触される固定マスト側接触子31を備え、可動マスト側接触子28と固定マスト側接触子31とが、固定マスト7に対する可動マスト9の高さが最低となるときに接触するように設ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、伸縮マストを備えるフォークリフトの揚高検出装置に関する。
従来より、フォークリフトにおけるフォークの揚高を知るために、フォークが支持されるリフトブラケットの高さやインナマストの高さなどを検出することが試みられている。例えば、下記の特許文献1に記載されているように、アウタマストにリミットスイッチを設けインナマストにタッチピースを設けて、このリミットスイッチの作動を以ってインナマストの高さを検出したり、リフトブラケットにコードの一端が固定されたセンサ内蔵のリールをアウタマストに設けたりして、高さを検出する技術が提案されている。また、このような技術を組み合わせて、複数段のマスト装置を備えるフォークリフトにおいてフォークの揚高を検出する技術も提案されている(下記特許文献参照)。
尚、下記の特許文献4には、上記のような揚高の検出のためのものではないが、マストに備えられる装置として、リフトブラケットに搭載されたレーザ照射器などの電気機器へ、リフトブラケットに支持させた接触片とマストに支持させた接触片とを介して電力を供給する電力供給装置が記載されている。
実開平4−70899号公報 特開昭59−177300号公報 実開平1−103698号公報 特開2003−63797号公報
さて、リフトブラケットのインナマストに対する高さを検出するために、インナマストにエンコーダやポテンショメータなどの検出器を設けた場合、この検出器から例えば車体に搭載される制御装置にわたって信号線を設けることになるが、その際、信号線はインナマストの昇降動作に対応できるよう例えばプーリを介してインナマストからアウタマストへと架け渡されることになる。そのため、架け渡されている信号線が荷物などに接触して損傷するというトラブルが起こるおそれがあり、又、信号線によって運転視界が妨げられるという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解消し、より実用的なフォークリフトの揚高検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、車体に支持される固定マストと、該固定マストに対し昇降可能に設けられる可動マストと、左右一対のフォークを備え、上記可動マストに対し昇降可能に設けられるリフトブラケットとを有するフォークリフトの、上記フォークの揚高を検出する揚高検出装置であって、上記可動マストに、上記可動マストに対する上記リフトブラケットの高さを検出する検出器を備えると共に、該検出器に接続された可動マスト側接触子を備え、上記固定マストに、上記可動マスト側接触子と接触される固定マスト側接触子を備え、上記可動マスト側接触子と上記固定マスト側接触子とが、上記固定マストに対する上記可動マストの高さが最低となるときに接触するように設けられる、という技術的手段を採用する。
この構成によれば、固定マストに対して可動マストの高さが最低とされると、可動マスト側接触子と固定マスト側接触子とが接触して導通状態になり、例えば車体に搭載され、固定マスト側接触子と信号線にて接続された制御装置へ、可動マスト側接触子と固定マスト側接触子とを介して、検出器からの可動マストに対するリフトブラケットの高さに対応した信号を伝達することができる。ここで、リフトブラケットの昇降に際しリフトブラケットとフォークとの高さ関係が変化することはないことから、リフトブラケットとフォークとの高さ関係を予め記憶装置に読出可能に記憶させておくことができる。そのため、例えば制御装置において、検出器からの信号からフォークの揚高を導出することができ、又、検出器において、フォークの揚高を導出した上で、それを信号として制御装置へ伝達することもできる。このように、可動マストから固定マストへと信号線を架け渡して設けることなく、検出器からの信号を車体側へと伝達することができるので、当然、架け渡された信号線が損傷するという問題はなくなり、又、運転者の視界が妨げられることもなくなる。尚、固定マストに対する高さが最低の状態から可動マストが上昇すると、可動マスト側接触子と固定マスト側接触子と離間して非導通状態になり、検出器からの信号は伝達されなくなる。
固定マストに対する可動マストの高さが最低の状態で可動マストに対しリフトブラケットが昇降し、可動マストに対するリフトブラケットの高さが最高の状態で固定マストに対し可動マストが昇降するように構成されたマスト装置では、本発明の揚高検出装置を用いて、好適に固定マストに対するリフトブラケットの高さ、延いてはフォークの揚高を求めることができる。すなわち、リフトブラケットが昇降する際には、固定マストに対する可動マストの高さは敢えて検出しなくとも、固定マスト及び可動マストの構造(特に上下寸法)から明らかであるから、固定マストに対し可動マストが最低となった状態のリフトブラケットの高さを予め記憶装置(例えば車体に搭載されるもの)に読出可能に記憶させておくことができる。こうした上で、可動マスト側接触子と固定マスト側接触子とを介して伝達される信号に基づいて、可動マストに対するリフトブラケットの高さをこの記憶されている高さに加算すれば、固定マストに対するリフトブラケットの高さが導出され、これにリフトブラケットとフォークとの高さ関係を加味すればフォークの揚高が求められる。又、上記構成のマスト装置では、可動マストが昇降する際には、可動マストに対するリフトブラケットの高さは検出しなくとも、可動マスト及びリフトブラケットの構造(特に上下寸法)から明らかであるから、可動マストに対しリフトブラケットが最高となった状態のリフトブラケットの高さを予め記憶装置に読出可能に記憶させておくことができる。こうした上で、固定マストに対する可動マストの高さを、例えば固定マストに設けた検出器で検出し、この検出された高さと記憶装置に記憶されている高さとを加算すれば、固定マストに対するリフトブラケットの高さが導出され、これにリフトブラケットとフォークとの高さ関係を加味すればフォークの揚高が求められる。
尚、フォークの揚高を求めるために、上記の固定マストに対し可動マストが最低となった状態でリフトブラケットの高さ、及び可動マストに対しリフトブラケットが最高となった状態のリフトブラケットの高さと、リフトブラケットとフォークとの高さ関係とを別々に記憶させておく必要はなく、これらを予め加算して、固定マストに対し可動マストが最低となった状態でのフォークの揚高、及び可動マストに対しリフトブラケットが最高となった状態でのフォークの揚高として記憶させ、この揚高に検出器からの信号に基づいて可動マストに対するリフトブラケットの高さや固定マストに対する可動マストの高さを加算してフォークの揚高を求めることができる。勿論、予め記憶させておくフォークの揚高を例えば地面を基準としたものとすれば、上記の要領でリフトブラケットの高さ及び可動マストの高さを加算することで、常に地面を基準としたフォークの揚高を求めることができる。
さて、本発明において、上記可動マスト側接触子が左右方向へ移動可能に設けられると共に、上記固定マストに、該可動マスト側接触子の左右方向位置を上記固定マスト側接触子の左右方向位置に矯正するガイド部材が設けられるという構成を採用すると、可動マスト側接触子と固定マスト側接触子とが左右方向にずれることなく、確実に両者を接触させることができるので望ましい。更に、本発明において、上記固定マスト側接触子に、両接触子が接触する方向へ該固定マスト側接触子を付勢する付勢部材が付設されるという構成を採用すると、付勢部材の付勢力により可動マスト側接触子と固定マスト側接触子との接触状態を保持することができ、確実に両者を接触させることができるので望ましい。
尚、本発明における固定マストとは、車体に固定支持されるマストに限られるものではなく、車体に対し昇降不能に支持されるマストを意味するものである。従って、水平方向への平行移動や傾動など昇降以外の動作を行うマストであっても、車体に対し昇降不能であれば、本発明における固定マストに相当する。
以上に説明したように、本発明によれば、可動マストに、可動マストに対するリフトブラケットの高さを検出する検出器を備えながらも、可動マストから固定マストへと架け渡される信号線がないので、信号線の損傷や信号線による運転視界の悪化といった問題が完全に解消され、揚高検出装置の実用性がすこぶる向上する。
図1に示すように、この実施の形態に係るフォークリフトは、三段伸縮マスト装置を備えるリーチ型フォークリフトであり、車体1に前方へ張り出す左右のストラドルアーム2を備え、各ストラドルアーム2の前端部に支持させたロードホイール3と、車体フレーム1の後部に支持させたドライブホイール4とを用いて走行する。両ストラドルアーム2間にはリーチキャリッジ6が前後進退可能に支持され、このリーチキャリッジ6の前端部に三段伸縮マスト装置5を支持させている。
図1と図2とに示すように、三段伸縮マスト装置5はリーチキャリッジ6に固定支持される左右一対のアウタマスト7と、アウタマスト7を案内にして昇降する左右一対のミドルマスト8と、ミドルマスト8を案内にして昇降する左右一対のインナマスト9とを備えている。リーチキャリッジ6とアウタマスト7とには、油圧シリンダからなるリフトシリンダ10が支持され、このリフトシリンダ10が伸縮することによりミドルマスト8が昇降する。ミドルマスト8の上部にはスプロケット11が支持され、このスプロケット11に逆U字形に巻きかけられたチェーン12の一端がアウタマスト7に固定され、他端がインナマスト9に固定されている。これにより、リフトシリンダ10が伸縮すると、リフトシリンダ10と同じストロークでミドルマスト8が昇降し、2倍のストロークでインナマスト9が昇降するようになっている。
インナマスト9には、インナマスト9を案内にして昇降するリフトブラケット13が支持されると共に、油圧シリンダからなるリフトシリンダ14が支持されている。リフトシリンダ14のピストンロッドの先端にはスプロケット15が支持され、このスプロケット15に逆U字形に巻きかけられたチェーン16の一端がインナマスト9に固定され、他端がリフトブラケット13に固定されている。これにより、リフトシリンダ14が伸縮すると、リフトシリンダ14の2倍のストロークでリフトブラケット13が昇降するようになっている。尚、左右のアウタマスト7はリーチキャリッジ6を介して連結されており、又、アウタマスト7、リーチキャリッジ6共が車体1に対し昇降しないことから、アウタマスト7とリーチキャリッジ6とからなる構造体が、本発明における固定マストに相当する。
リフトブラケット13には、ティルトバー17及び左右一対のフォーク18が支持されており、リフトブラケット13が昇降する際には、リフトブラケット13と共にティルトバー17及びフォーク18が一体的に昇降する。又、リフトシリンダ10とリフトシリンダ14とは、車体フレーム1に搭載されている油圧源と直列に接続されており、各シリンダにかかる負荷の差から、リフトシリンダ10、リフトシリンダ14共が最短に短縮された状態で作動油が供給されると、リフトシリンダ14が先に伸長し、リフトシリンダ14が最長に伸長されたのち、続いてリフトシリンダ10が伸長するようになっている。逆に、リフトシリンダ10、リフトシリンダ14共が最長に伸長された状態で作動油が油圧源へ戻されると、リフトシリンダ10が先に短縮し、リフトシリンダ10が最短に短縮されたのち、続いてリフトシリンダ14が短縮するようになっている。そのため、リフトシリンダ10が最短に短縮された状態でリフトシリンダ14が伸縮する、つまり、アウタマスト7に対するインナマスト9の高さが最低の状態でインナマスト9に対しリフトブラケット13が昇降することになり、リフトシリンダ14が最長に伸長された状態でリフトシリンダ10が伸縮する、つまり、インナマスト9に対するリフトブラケット13の高さが最高の状態でアウタマスト7に対しインナマスト9が昇降することになる。尚、以下では説明のため、リフトシリンダ14が伸縮する状況を第1ステージと称し、リフトシリンダ10が伸縮する状況を第2ステージと称する。
図2に示すように、インナマスト9には、上記の他に、インナマスト9に対するリフトブラケット13の高さに対応した信号を出力する検出器20が支持されている。この検出器20は、リフトシリンダ14に支持されたスプロケット15の昇降に、伝動チェーン21を介して連動させたポテンショメータで構成されている。又、左右のインナマスト9の下部どうしを連結するクロスビームには、インナ側接触装置23が設けられており、検出器20とインナ側接触装置23とが信号線22により接続されている。インナ側接触装置23は、図3に示すように、下方が開放された箱型のハウジング25と、ハウジング25に左右方向に水平移動可能に支持されたボディ26と、ボディ26の下面に露出するインナ側接触子28とを備え、インナ側接触子28が信号線22で検出器20に接続されている。ボディ26の左右位置にはそれぞれボディ26とハウジング25との間にバネ27が設けられ、左右両方向からボディ26を付勢してボディ26の位置を保持するようになされている。
又、図2に示すように、リーチキャリッジ6には、インナ側接触装置23の下方位置で、アウタ側接触装置24が設けられている。アウタ側接触装置24は、図3に示すように、上面にボディ26及びインナ側接触子28を突入させる差込み穴29を有するボディ30と、この差込み穴29の底部に露出させたアウタ側接触子31とを備え、アウタ側接触子31は、信号線33を介して車体1に搭載された制御装置34に接続されている。アウタ側接触子31は、ボディ30に対し所定の範囲内で上下に移動可能に設けられ、アウタ側接触子31とボディ30との間に設けられたバネ32により上方に付勢されている。
アウタ側接触子31の上下方向位置は、アウタマスト7に対するインナマスト9の高さを最低の状態としたときのインナ側接触子28の上下方向位置よりも幾分上方とされており、これにより、アウタマスト7に対してインナマスト9を高さが最低となるまで下降させると、インナ側接触装置23のボディ25がアウタ側接触装置24の差込み穴29に嵌り込み、インナ側接触子28とアウタ側接触子31とが接触し、更に、押し縮められたバネ32によりインナ側接触子28に向かってアウタ側接触子31が付勢された状態となる。従って、検出器20が信号線22、インナ側接触子28、アウタ側接触子31及び信号線33を介して制御装置34に接続され、検出器20からの信号が制御装置34に伝達されるようになる。
このように、第1ステージにおいては、検出器20にて検出されるインナマスト9に対するリフトブラケット13の高さに対応した信号が制御装置34に伝達され、制御装置34はこれに従ってフォーク18の揚高を算出する。このとき、アウタマスト7に対するインナマスト9の高さは最低の状態であり、又、アウタマスト7は昇降せず、車体1に対し決められた上下方向位置に固定されていることから、インナマスト9に対しリフトブラケット13の高さを最低とした状態での地面を基準としたフォーク18の揚高は、このフォークリフトの構造(各部の寸法)から明らかである。そこで、制御装置34には、この揚高が第1ステージの初期値として予め記憶されており、制御装置34は、この初期値に検出器20からの信号に基づいてインナマスト9に対するリフトブラケット13の高さを加算することで、インナマスト9に対しリフトブラケット13を昇降させるときの地面を基準としたフォーク18の揚高を算出する。
ここで、図3に示すように、差込み穴29の上部の周面を上広がりのテーパを有するガイド面35に形成しているので、インナ側接触子28とアウタ側接触子31との位置が左右方向にずれていても、インナ側接触装置23とアウタ側接触装置24とを嵌め合わせて行くと、インナ側接触子28がボディ26ごとガイド面35に沿って移動し、インナ側接触子28の左右方向位置がアウタ側接触子31の左右方向位置に矯正される。従って、アウタマスト7に対しインナマスト9を下降させるだけで、インナ側接触子28とアウタ側接触子31とを確実に接触させることができる。又、仮にリフトブラケット13の昇降などの要因によりインナマスト9が上下方向に振動しても、バネ32によりインナ側接触子28とアウタ側接触子31との接触状態が保持されるので、検出器20からの信号が制御装置34に伝達される状態を継続させることができる。
ところで、図2に示すように、アウタマスト7の上部にはアウタマスト7に対するインナマスト9の高さを検出する検出器36が設けられ、検出器36は信号線にて制御装置34と接続されている。又、アウタマスト7の下部にマイクロスイッチ37が設けられる一方、インナマスト9の下部にマイクロスイッチ37をオン・オフさせるドグ38が固定されており、第1ステージではマイクロスイッチ37がオンとなり、第2ステージではマイクロスイッチ37がオフとなるように設定されている。このマイクロスイッチ37も信号線にて制御装置34と接続されており、制御装置34は、マイクロスイッチ37のオン・オフ信号に基づいて第1ステージと第2ステージとを判別する。
制御装置34は、第1ステージでは上記のように検出器20からの信号に基づいて地面を基準としたフォーク18の揚高を算出するが、第2ステージでは検出器36からの信号に基づいてフォーク18の揚高を算出する。すなわち、第2ステージではインナマスト9に対するリフトブラケット13の高さが最高の状態であり、又、アウタマスト7は昇降せず、車体1に対し決められた上下方向位置に固定されていることから、マイクロスイッチ37のオン・オフが切り替わる時点、つまり第1ステージと第2ステージとが切り替わる時点、での地面を基準としたフォーク18の揚高は、このフォークリフトの構造(各部の寸法)から明らかである。そこで、制御装置34には、この揚高が第2ステージの初期値として予め記憶されており、制御装置34は、この初期値に検出器36からの信号に基づいてアウタマスト7に対するインナマスト9の高さを加算することで、アウタマスト7に対しリインナマスト9を昇降させるときの地面を基準としたフォーク18の揚高を算出する。
尚、第2ステージで、アウタマスト7に対しインナマスト9が昇降する際には、インナ側接触子28とアウタ側接触子31とは離され、検出器20からの信号が制御装置34に伝達されなくなる。ここで、第1ステージにおいて、インナ側接触装置23の左右のバネ27のうちいずれか一方が押し縮められ、他方が引き伸ばされていたとすると、バネ27の復元力によりボディ26及びインナ側接触子28は元の左右方向位置に戻され、又、第1ステージにおいて押し縮められていたバネ32の復元力によりアウタ側接触子31は元の上下方向位置に戻される。
このようにして、第1ステージ及び第2ステージにおける地面を基準としたフォーク18の揚高が連続的に求められ、制御装置34は、この揚高を用いて必要な制御(例えば、インナマスト9やリフトブラケット13の昇降を所定位置で停止させたり、このフォークリフトの走行速度をフォーク18の揚高に応じて所定の制限速度以下に制限したりする)を実行する。
以上に説明したように、この実施の形態によれば、インナマスト9に設けられた検出器20と制御装置34とを接続するために、インナマスト9からアウタマスト7へ架け渡される信号線はないので、信号線の損傷や信号線による運転視界の悪化という問題から完全に解消される。又、この実施の形態では、インナ側接触子28及びアウタ側接触子31、マイクロスイッチ37及びドグ38が三段伸縮マスト装置5の比較的低い位置に配置されているので、これらの組付けやメンテナンスを容易に行うことができる。
本発明を適用したリーチ型フォークリフトの斜視図である。 本発明の構成の模式図である。 本発明の要部の正面図である。
符号の説明
1 車体
7 アウタマスト
8 ミドルマスト
9 インナマスト
13 リフトブラケット
18 フォーク
20 検出器
28 インナ側接触子
31 アウタ側接触子
32 バネ
35 ガイド面

Claims (3)

  1. 車体に支持される固定マストと、該固定マストに対し昇降可能に設けられる可動マストと、左右一対のフォークを備え、上記可動マストに対し昇降可能に設けられるリフトブラケットとを有するフォークリフトの、上記フォークの揚高を検出する揚高検出装置であって、
    上記可動マストに、上記可動マストに対する上記リフトブラケットの高さを検出する検出器を備えると共に、該検出器に接続された可動マスト側接触子を備え、
    上記固定マストに、上記可動マスト側接触子と接触される固定マスト側接触子を備え、
    上記可動マスト側接触子と上記固定マスト側接触子とが、上記固定マストに対する上記可動マストの高さが最低となるときに接触するように設けられることを特徴とするフォークリフトの揚高検出装置。
  2. 上記可動マスト側接触子が左右方向へ移動可能に設けられると共に、上記固定マストに、該可動マスト側接触子の左右方向位置を上記固定マスト側接触子の左右方向位置に矯正するガイド部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載のフォークリフトの揚高検出装置。
  3. 上記固定マスト側接触子に、両接触子が接触する方向へ該固定マスト側接触子を付勢する付勢部材が付設されることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォークリフトの揚高検出装置。
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