JP2018069991A - 作業車用アウトリガ - Google Patents

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Abstract

【課題】先端部が地面から離れることを抑制する作業車用アウトリガを提供する。
【解決手段】基端部が作業車に固定されると共に先端部が接地されて作業車を支持し、基端部に対して先端部を上下方向に変位させる可動部が設けられたアウトリガ本体7と、可動部を下方に付勢し、アウトリガ本体7に対して上方への力が生じた時にアウトリガ本体7の先端部と地面Gとの接触を維持するようにアウトリガ本体7の先端部を下方へ変位させる付勢部17とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、作業車用アウトリガに係り、特に、作業車を支持する作業車用アウトリガに関する。
一般的に、クレーン車などの作業車には、作業中の姿勢を支持するための作業車用アウトリガが設けられている。作業車用アウトリガは、例えば、作業車の前部近傍と後部近傍に配置されており、作業車の側方に張り出して先端部を接地することにより作業車を支持するものである。このため、作業車を安定して支持する作業車用アウトリガが求められる。
そこで、作業車を安定して支持する技術として、例えば、特許文献1には、車両の幅方向寸法を大きくすることなく、接地板の張り出し寸法を大きく確保することができる作業車用アウトリガが提案されている。この作業車用アウトリガは、油圧シリンダが伸長する際に、第1〜第3リンク部材によって、接地板が下方に移動すると共に車両の幅方向外側に移動した後、接地面近傍においてほぼ垂直方向下方に向かって移動するため、接地板の張り出し寸法を大きく確保することができ、作業車を安定して支持することができる。
特開2012−111398号公報
しかしながら、特許文献1の作業車用アウトリガは、上下方向に可動しないため、先端部が地面から離れるおそれがある。
すなわち、例えば図10(a)に示すように、クレーン車は、通常、前部近傍および後部近傍に配置された4つの作業車用アウトリガ41a,41b,41cおよび41dを全て接地した状態で吊荷Mの移動などのクレーン作業が行われる。ここで、図10(b)に示すように、クレーン作業に伴ってクレーン車の姿勢が変更されて、その重心位置が左右方向に偏るように移動した場合には、クレーン車のフレーム42に捩じれが生じるおそれがある。クレーン車のフレーム42に捩じれが生じると、クレーン車を支持する4つの作業車用アウトリガ41a〜41dのうち1つの作業車用アウトリガ41dに対して上方に引き上げるような力が生じ、作業車用アウトリガ41dの先端部が地面から僅かな距離Lだけ離れることがある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、先端部が地面から離れることを抑制する作業車用アウトリガを提供することを目的とする。
この発明に係る作業車用アウトリガは、基端部が作業車に固定されると共に先端部が接地されて作業車を支持し、基端部に対して先端部を上下方向に変位させる可動部が設けられたアウトリガ本体と、可動部を下方に付勢し、アウトリガ本体に対して上方への力が生じた時にアウトリガ本体の先端部と地面との接触を維持するようにアウトリガ本体の先端部を下方へ変位させる付勢部とを備えるものである。
ここで、可動部は、アウトリガ本体の先端部に配置されるフロート部に設けることが好ましい。
また、アウトリガ本体は、作業車の側方に張り出す張出部と、上下方向に伸縮可能に設けられて基端部が張出部に連結されると共に先端部がフロート部に連結されるジャッキ部とを有し、フロート部は、上方に開口して上下方向に延びる凹部を有し、凹部内にジャッキ部の先端部が開口を介して挿入されてジャッキ部に対して相対的に上下方向に可動することができる。
また、付勢部は、アウトリガ本体が作業車から受ける圧力より小さな付勢力を有することが好ましい。
また、可動部は、作業車の重心が水平面内においてアウトリガ本体の先端部より内側に維持される範囲で可動することが好ましい。
この発明によれば、アウトリガ本体の基端部に対して先端部を上下方向に変位させる可動部がアウトリガ本体に設けられると共に、可動部を下方に付勢する付勢部がアウトリガ本体に対して上方への力が生じた時にアウトリガ本体の先端部と地面との接触を維持するようにアウトリガ本体の先端部を下方に変位させるので、先端部が地面から離れることを抑制する作業車用アウトリガを提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る作業車用アウトリガを備えたクレーン車の構成を示す斜視図である。 過負荷防止装置の構成を示すブロック図である。 作業車用アウトリガの構成を示す断面図である。 フロート部が可動する様子を示す断面図である。 ジャッキ部と共にフロート部が上方に移動する様子を示す断面図である。 実施の形態2に係る作業車用アウトリガを備えたクレーン車の要部を示す図である。 実施の形態2のフロート部が可動する様子を示す断面図である。 実施の形態1の変形例を示す図である。 実施の形態1の他の変形例を示す図である。 従来の作業車用アウトリガを備えたクレーン車を示す斜視図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る作業車用アウトリガを備えたクレーン車の構成を示す。このクレーン車は、走行車1と、旋回台2と、ブーム3と、操作部4と、フック5と、作業車用アウトリガ6とを有する。
走行車1は、道路などを走行するためのもので、エンジンなどが搭載されている。
旋回台2は、走行車1の上側に水平面内を旋回可能に配置されている。
ブーム3は、長尺形状を有し、基端部が起伏可能に旋回台2に取り付けられると共に先端部が前方に向かって延びるように配置されている。また、ブーム3は、伸縮可能に構成されている。
操作部4は、作業者がクレーン車の操作を行うもので、ブーム3に隣接して旋回台2に取り付けられている。
フック5は、吊荷を吊り下げるためのもので、ブーム3の先端部から下方に架け回されたワイヤWに取り付けられている。
作業車用アウトリガ6は、クレーン作業中のクレーン車を支持するもので、走行車1の両側部において前部近傍と後部近傍の4箇所にそれぞれ配置されている。作業車用アウトリガ6は、基端部が走行車1に固定されると共に先端部が接地されてクレーン車を支持するアウトリガ本体7を有する。具体的には、アウトリガ本体7は、基端部に配置される張出部8と、先端部に配置されるフロート部9と、張出部8とフロート部9とを接続するジャッキ部10とを有する。
張出部8は、走行車1に固定されると共に水平面内において走行車1の側方に張り出すように形成されている。
フロート部9は、安定して接地するためのもので底部が幅広に形成されている。
ジャッキ部10は、上下方向に延びるように配置されて、基端部が張出部8に連結されると共に先端部がフロート部9に連結されている。
このように、作業車用アウトリガ6は、いわゆるH型アウトリガから構成されている。
さらに、クレーン車は、図2に示すように、姿勢検出部11と、過負荷防止装置12と、油圧回路部13とを有する。また、過負荷防止装置12は、演算部14と、制御部15とを有する。姿勢検出部11、演算部14、制御部15および油圧回路部13が順次接続されると共に、制御部15に操作部4が接続されている。
姿勢検出部11は、クレーン車の姿勢を検出するもので、具体的には旋回台2の旋回角度、ブーム3の伸長長さ、ブーム3の起伏角度および作業車用アウトリガ6の側方への張り出し幅などを検出する。
過負荷防止装置12は、クレーン車の姿勢を制御して転倒などを防止するものである。演算部14は、姿勢検出部11の検出結果に基づいてクレーン車に作用するモーメント負荷率を演算する。制御部15は、演算部14で演算されたモーメント負荷率に基づいてクレーン車が過負荷状態であるか否かを判定し、クレーン車が過負荷状態である場合には油圧回路部13を介してクレーン車の動作を停止し、クレーン車が過負荷状態でない場合には操作部4の操作に基づいてクレーン車を動作させる。
油圧回路部13は、旋回台2およびブーム3などの各部に作動油を供給してクレーン車を動作させるものである。
次に、作業車用アウトリガ6の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、ジャッキ部10は、シリンダ部10aと、ロッド部10bと、連結部10cとを有する。
シリンダ部10aは、ロッド部10bの外側に配置されてロッド部10bを上下方向にスライド可能に収容する。また、シリンダ部10aは、油圧回路部13に接続されている。
ロッド部10bは、円柱形状を有し、シリンダ部10aへの作動油の供給に応じてシリンダ部10aの内面に沿って上下方向にスライドされる。このように、ジャッキ部10は、上下方向に伸縮可能に形成されている。
連結部10cは、ロッド部10bの先端部から下方に延びるように形成され、ロッド部10bより小さな径を有する。このため、ロッド部10bと連結部10cとの間には段部10dが形成されることになる。また、連結部10cの先端部は、球状に形成されている。
フロート部9は、地面Gに接地される接地板9aと、接地板9aの上側に配置されるシリンダ受け部9bとを有する。
シリンダ受け部9bは、上方に開口して上下方向に延びる凹部16を有し、凹部16内に連結部10cの先端部が開口を介して挿入されている。連結部10cの先端部が凹部16に沿って移動することにより、フロート部9が連結部10cに対して相対的に上下方向に可動することになる。凹部16の開口は、連結部10cにおいて球状に形成された先端部より小さな径で形成されており、フロート部9が連結部10cに対して下方に移動すると、フロート部9が連結部10cから脱落しないように連結部10cの先端部がフロート部9の上部に係合される。
このように、フロート部9は、上下方向に可動することによりアウトリガ本体7の基端部に対して先端部を上下方向に変位させるもので、本発明の可動部に相当する。
さらに、ロッド部10bとフロート部9との間には、ジャッキ部10に対してフロート部9を下方に付勢する付勢部17が配置されている。この付勢部17は、バネ形状を有し、連結部10cの周囲を巻くように配置されている。そして、付勢部17は、上端部がジャッキ部10の段部10dに当接されると共に下端部がフロート部9の上部に当接されている。これにより、付勢部17は、図4に示すように、アウトリガ本体7に対して上方に引き上げるような力が生じた時に、フロート部9と地面Gとの接触を維持するようにジャッキ部10に対してフロート部9を下方に変位させる。
次に、この実施の形態1の動作について説明する。
まず、図1に示すように、4つの作業車用アウトリガ6が、走行車1の側方に張り出されてクレーン車が支持される。この時、ロッド部10bとフロート部9との間に配置された付勢部17は、アウトリガ本体7がクレーン車から受ける圧力より小さな付勢力を有する。このため、付勢部17は、図3に示すように、上側からロッド部10bに押圧されて、ロッド部10bとフロート部9との間で全縮した状態となる。すなわち、付勢部17の付勢力は、クレーン車の支持に作用していないことになる。このように、作業車用アウトリガ6は、付勢部17を全縮した状態でクレーン車を支持する。
なお、ジャッキ部10は、地面Gに対して直交する方向に延びるように配置されることが好ましい。この時、ジャッキ部10の姿勢がずれた場合でも、連結部10cの先端部が球状に形成されているため、ジャッキ部10の姿勢を容易に調節することができる。
また、付勢部17は、全縮した状態において互いの間に僅かな隙間を有することができる。例えば、クレーン車の姿勢が傾いて1つの作業車用アウトリガ6に大きな圧力が加えられた場合に、その作業車用アウトリガ6の付勢部17が隙間を埋めるように変形することにより、クレーン車からの大きな圧力を受け止めることができる。
このようにして、作業車用アウトリガ6によりクレーン車が支持されると、操作部4が操作されて、例えば吊荷の移動などのクレーン作業が行われる。このクレーン作業に応じてクレーン車の姿勢は順次変更され、その重心位置も移動される。そして、クレーン車の重心位置が左右方向に偏るように移動されると、走行車1のフレームに捩じれが生じることがあり、これによりクレーン車を支持する4つの作業車用アウトリガ6のうち1つの作業車用アウトリガ6に対して上方に引っ張られるような力が生じる。この時、作業車用アウトリガ6の先端部に配置されたフロート部9は、ジャッキ部10に対して上下方向に可動すると共に付勢部17により下方に付勢されている。このため、図4に示すように、連結部10cの先端部がフロート部9の凹部16内を上方に移動し、フロート部9は、連結部10cに対して相対的に下方へ変位して地面Gとの接触が維持される。
ここで、付勢部17は、アウトリガ本体7がクレーン車から受ける圧力より小さい付勢力、すなわちフロート部9が地面Gとの接触を維持できる程度の付勢力を有し、作業車用アウトリガ6の先端部と地面Gとの離間距離をさらに広げるような大きな付勢力を有するものではない。このため、フロート部9が下方に変位された1つの作業車用アウトリガ6はクレーン車の支持には関与しておらず、残りの3つの作業車用アウトリガ6によりクレーン車が支持されることになる。
なお、クレーン車の姿勢は、図2に示すように、姿勢検出部11で検出されており、その検出結果に基づいて過負荷防止装置12により安定した状態に制御されている。このため、1つの作業車用アウトリガ6がクレーン車の支持に関与しない場合でも、残りの3つの作業車用アウトリガ6でクレーン車を安定して支持することができる。
このように、フロート部9と地面Gとの接触が維持されることにより、クレーン作業をスムーズに行うことができる。例えば、作業車用アウトリガ6の先端部が地面Gから僅かに離れると、クレーン車が安定して支持されているにも関わらず作業者がクレーン作業を停止するおそれがある。このため、フロート部9と地面Gとの接触を維持することでクレーン作業の過度な停止を抑制することができる。
また、フロート部9と地面Gとの接触が維持されるため、フロート部9を地面Gに固定することもできる。これにより、クレーン車の姿勢をより安定させることができる。
さらに、フロート部9が下方へ変位するため、作業車用アウトリガ6に対してある程度大きく上方に引き上げるような力が働いてもフロート部9と地面Gとの接触を維持することができる。このため、走行車1のフレームの捩じれをある程度許容することができ、例えば走行車1のフレームを軽量化した場合でもフロート部9と地面Gとの接触を維持することができる。
ここで、フロート部9は、過負荷防止装置12によりクレーン車の姿勢が安定して維持される範囲で上下方向に可動させることが好ましい。例えば、フロート部9は、クレーン車の重心が水平面内においてアウトリガ本体7の先端部より内側に維持される範囲で可動するように凹部16の上下方向の長さを設定することができる。ここで、フロート部9は、約40mm以下の可動範囲、すなわち凹部16の上下方向の長さを有することが好ましい。
このように、クレーン車の姿勢が安定して維持される範囲でフロート部9を可動させることにより、クレーン作業を安全に行うことができる。
すなわち、作業車用アウトリガ6がフロート部9の可動範囲を超えて上方に移動されると、図5に示すように、連結部10cの先端部がフロート部9の上部に係合されてフロート部9がジャッキ部10と共に上方に移動される。これにより、フロート部9が地面Gから離間するため、クレーン車の姿勢が不安定化したことを作業者が認識することができ、クレーン車の動作が過負荷防止装置12により強制的に停止される前に、作業者が安全にクレーン車の動作を停止することができる。
本実施の形態によれば、アウトリガ本体7の基端部に対して先端部を上下方向に変位させる可動部がアウトリガ本体7に設けられると共に、可動部を下方に付勢する付勢部17がアウトリガ本体7に対して上方への力が生じた時にアウトリガ本体7の先端部と地面Gとの接触を維持するようにアウトリガ本体7の先端部を下方へ変位させるため、フロート部9が地面Gから離れることを抑制することができる。
実施の形態2
実施の形態1では、可動部は、H型アウトリガのフロート部9に設けられたが、アウトリガ本体7の基端部に対して先端部を上下方向に変位させることができればよく、H型アウトリガに限られるものではない。
例えば、図6に示すように、実施の形態1のアウトリガ本体7に換えてアウトリガ本体21を配置することができる。このアウトリガ本体21は、張出部22と、フロート部23とを有する。
張出部22は、走行車1に固定されると共に走行車1から地面Gに向かって斜め側方に張り出すように形成されている。
フロート部23は、フロート本体23aと、フロート本体23aを張出部22の先端部に取り付けるための取付部23bとを有する。
図7(a)に示すように、フロート本体23aは、安定して接地するために底部が幅広に形成されると共に上部が取付部23bに向かって上下方向に延びるように形成されている。取付部23bは、下方に開口して上下方向に延びる凹部24を有し、凹部24内にフロート本体23aの上部が開口を介して挿入されている。フロート本体23aの上部が凹部24に沿って移動することにより、フロート本体23aが取付部23bに対して相対的に上下方向に可動することになる。
また、フロート本体23aの上部近傍に凸部25aが設けられると共に、取付部23bの内面に凸部25bが設けられている。そして、凸部25aと25bとの間に、取付部23bに対してフロート本体23aを下方に付勢する付勢部26が配置されている。付勢部26は、バネ形状を有し、フロート本体23aの上部近傍の周囲を巻くように配置されている。付勢部26は、アウトリガ本体21がクレーン車を支持している場合には、上側から取付部23bに押圧されて、凸部25aと凸部25bとの間で全縮した状態となる。そして、クレーン車の重心位置が移動してアウトリガ本体21に対して上方に引き上げるような力が生じると、付勢部26は、図7(b)に示すように、フロート本体23aと地面Gとの接触を維持するようにフロート本体23aを取付部23bに対して下方に変位させる。
このように、フロート部23は、上下方向に可動することによりアウトリガ本体21の基端部に対して先端部を上下方向に変位させるもので、本発明の可動部に相当する。
本実施の形態によれば、アウトリガ本体21の基端部に対して先端部を上下方向に変位させる可動部がアウトリガ本体21に設けられると共に、可動部を下方に付勢する付勢部26がアウトリガ本体21に対して上方への力が生じた時にアウトリガ本体21の先端部と地面Gとの接触を維持するようにアウトリガ本体21の先端部を下方へ変位させるため、フロート部23が地面Gから離れることを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態1および2では、可動部は、アウトリガ本体の先端部に配置されるフロート部に設けられたが、アウトリガ本体の基端部に対して先端部を上下方向に変位させることができればよく、フロート部に限られるものではない。
例えば、図8(a)に示すように、可動部は、実施の形態1において、ジャッキ部10の上部近傍が上下方向に可動するように設けることができる。また、図8(b)に示すように、可動部は、張出部8が上下方向に可動するように設けることもできる。
また、上記の実施の形態1および2において、アウトリガ本体の変位量を検出する変位量検出部をさらに備えることができる。例えば、図9に示すように、実施の形態1において変位量検出部31を新たに配置し、この変位量検出部31を過負荷防止装置12に接続することができる。変位量検出部31は、アウトリガ本体7の基端部に対する先端部の上下方向の変位量を検出するものである。これにより、過負荷防止装置12は、姿勢検出部11および変位量検出部31から検出された検出結果に基づいてクレーン車の姿勢を制御することができ、クレーン車の姿勢をより安定して制御することができる。
また、上記の実施の形態1および2では、作業車用アウトリガ6は、クレーン車に配置されたが、作業車用アウトリガにより支持されて作業を行う作業車であればよく、クレーン車に限定されるものではない。例えば、作業車用アウトリガ6は、高所作業車などに配置することもできる。
1 走行車、2 旋回台、3 ブーム、4 操作部、5 フック、6 作業車用アウトリガ、7,21 アウトリガ本体、8,22 張出部、9,23 フロート部、9a 接地板、9b シリンダ受け部、10 ジャッキ部、10a シリンダ部、10b ロッド部、10c 連結部、10d 段部、11 姿勢検出部、12 過負荷防止装置、13 油圧回路部、14 演算部、15 制御部、16,24 凹部、17,26 付勢部、23a フロート本体、23b 取付部、25a,25b 凸部、31 変位量検出部、W ワイヤ、G 地面。

Claims (5)

  1. 基端部が作業車に固定されると共に先端部が接地されて前記作業車を支持し、前記基端部に対して前記先端部を上下方向に変位させる可動部が設けられたアウトリガ本体と、
    前記可動部を下方に付勢し、前記アウトリガ本体に対して上方への力が生じた時に前記アウトリガ本体の先端部と地面との接触を維持するように前記アウトリガ本体の先端部を下方へ変位させる付勢部とを備える作業車用アウトリガ。
  2. 前記可動部は、前記アウトリガ本体の先端部に配置されるフロート部に設けられる請求項1に記載の作業車用アウトリガ。
  3. 前記アウトリガ本体は、前記作業車の側方に張り出す張出部と、上下方向に伸縮可能に設けられて基端部が前記張出部に連結されると共に先端部が前記フロート部に連結されるジャッキ部とを有し、
    前記フロート部は、上方に開口して上下方向に延びる凹部を有し、前記凹部内に前記ジャッキ部の先端部が前記開口を介して挿入されて前記ジャッキ部に対して相対的に上下方向に可動する請求項2に記載の作業車用アウトリガ。
  4. 前記付勢部は、前記アウトリガ本体が前記作業車から受ける圧力より小さな付勢力を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の作業車用アウトリガ。
  5. 前記可動部は、前記作業車の重心が水平面内において前記アウトリガ本体の先端部より内側に維持される範囲で可動する請求項1〜4のいずれか一項に記載の作業車用アウトリガ。
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