JP3209341U - クレーン - Google Patents

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【課題】操縦者一人でフックブロックの格納作業を行うことができるクレーンを提供する。【解決手段】車体フレームに沿うようにブームを倒伏させ、フックブロック9をブームと車体フレーム3との間に格納可能なクレーンであって、車体フレームには、ブームの倒伏に伴ってフックブロックを傾倒させて保持する保持部が設けられ、保持部は、フックブロックを傾倒させる傾倒部21と、フックブロックの傾倒側を支持する支持部22と、を備える。支持部は、傾倒されるフックブロックを挿入して支持する開口部23によって構成され、開口部におけるフックブロックの傾倒側の外縁部には、基部から先端部に向けて外方に広がるように形成されるガイド25が立設される。【選択図】図7

Description

本考案は、クレーンに関する。
従来、走行運転用のキャビンとクレーン操作用のキャビンとをそれぞれ備え、ブーム格納姿勢で、フックを吊り下げるロープをブーム先端部から走行運転用のキャビン上面とブーム下面との隙間を通して走行運転用のキャビン後方に導いてフックを車体フレーム上(クレーン操作用のキャビンの前方)に格納するようにしたクレーンが公知とされている(特許文献1参照)。
特開2013−159486号公報
上述のクレーンのブーム格納姿勢では、ブーム先端部が走行運転用のキャビンより前方に突出しているが、ブーム先端部が走行運転用のキャビンの直後方に配置されるクレーンが存在する。このようなクレーンにおいても、上述のクレーンと同様に、フックブロックを車体フレームの後方(クレーン操作用のキャビン周辺)に導いてフックを格納するため、フックブロックを格納する際に、操縦者とは別に車体フレーム上において格納作業を行う作業員が必要となり、格納作業が煩雑となる場合があった。
そこで、本考案のクレーンは、操縦者一人でフックブロックの格納作業を行うことができるクレーンを提供することを目的とする。
本考案のクレーンは、車体フレームに沿うようにブームを倒伏させ、フックブロックを前記ブームと前記車体フレームとの間に格納可能なクレーンであって、前記車体フレームには、前記ブームの倒伏に伴って前記フックブロックを傾倒させて保持する保持部が設けられる。
前記保持部は、前記フックブロックを傾倒させる傾倒部と、前記フックブロックの傾倒側を支持する支持部と、を備える。
前記支持部は、傾倒される前記フックブロックを挿入して支持する開口部によって構成され、前記開口部における前記フックブロックの傾倒側の外縁部には、基部から先端部に向けて外方に広がるように形成されるガイドが立設される。
本考案によれば、ブームの倒伏に伴ってフックブロックを傾倒させて車体フレーム上に保持することで、操縦者一人によるフックブロックの格納作業を実現できる。
傾倒部によってブームの倒伏に伴ってフックブロックを傾倒させることができ、支持部によって傾倒されたフックブロックの傾倒側を支持することでフックブロックを車体フレーム上に保持することができる。
開口部にフックブロックが挿入される際に、フックブロックを支持しながら開口部に案内することができ、確実にフックブロックを開口部に挿入して格納することができる。
クレーンの側面図。 (a)フックブロックの前面図(b)フックブロックの側面図。 クレーンの部分拡大平面図。 クレーンの部分拡大側面図。 保持部の部分断面側面図。 フックブロックの開口部への挿入を示す保持部の部分断面前面図。 (a)フックの当接を示す保持部の部分断面側面図(b)フックの回動を示す保持部の部分断面側面図(c)フックブロックの傾倒を示す保持部の部分断面側面図(d)フックブロックの保持を示す保持部の部分断面側面図。 (a)第二実施形態の保持部におけるフックブロックの当接を示す部分断面側面図(b)第二実施形態の保持部におけるフックブロックの保持を示す部分断面側面図。 (a)第三実施形態の保持部におけるフックブロックの当接を示す部分断面側面図(b)第三実施形態の保持部におけるフックブロックの保持を示す部分断面側面図。 (a)第四実施形態の保持部におけるフックブロックの当接を示す部分断面側面図(b)第四実施形態の保持部におけるフックブロックの保持を示す部分断面側面図。
以下に、図1を用いて、本考案の一実施形態に係るクレーン1の全体構成について説明する。クレーン1は、走行運転用のキャビン4と、クレーン操作用のキャビン13と、をそれぞれ備えたトラッククレーンと称される種類のものである。クレーン1は、車両2、クレーン装置6を有する。
図1に示すように、車両2は、クレーン装置6を搬送するものである。車両2は、車体フレーム3の前部に走行運転用のキャビン4が設けられるとともに、車体フレーム3の後部寄りにクレーン装置6が設けられる。車両2には、アウトリガ5が設けられている。アウトリガ5は、車両2の幅方向両側に油圧によって延伸可能なスライドシリンダと地面に垂直な方向に延伸可能な油圧式のジャッキシリンダとから構成されている。車両2は、アウトリガ5を車両2の幅方向に延伸させるとともにジャッキシリンダを接地させることにより、クレーン1の作業可能範囲を広げることができる。
クレーン装置6は、搬送物をフックH(図2参照)にかけてワイヤロープ12によって吊り上げるものである。クレーン装置6は、旋回台7、伸縮ブーム8、フックブロック9、起伏シリンダ10、ウインチ11、ワイヤロープ12、クレーン操作用のキャビン13等を具備する。
旋回台7は、伸縮ブーム8を旋回可能に構成するものである。旋回台7は、円環状の軸受を介して車体フレーム3上に設けられる。旋回台7は、円環状の軸受の中心を回転中心として一方向と他方向とに回転自在に構成される。旋回台7は、油圧式の旋回モータ(図示しない)によって回転されるように構成されている。
伸縮ブーム8は、搬送物を吊り上げ可能な状態にワイヤロープ12を支持するものである。伸縮ブーム8は、複数のブーム部材から構成されている。各ブーム部材は、断面積の大きさの順に入れ子式に挿入されている。伸縮ブーム8には、伸縮シリンダ(図示しない)が設けられ、作動油が供給されることで、伸縮ブーム8を軸方向に伸縮自在に構成する。伸縮ブーム8には、起伏シリンダ10が設けられ、作動油が供給されることで、伸縮ブーム8を起立及び倒伏させ、伸縮ブーム8の姿勢を保持している。
フックブロック9は、搬送物を吊るものである。フックブロック9には、ワイヤロープ12が巻き掛けられる複数のフックシーブS(図2参照)と、搬送物を吊るフックH(図2参照)と、が設けられている。
ウインチ11は、ワイヤロープ12の繰り入れ及び繰り出しを行うものであり、本実施形態では油圧ウインチによって構成している。ウインチ11は、ワイヤロープ12が巻きつけられるドラムが油圧モータによって回転されるように構成されている。ワイヤロープ12が巻きつけられるドラムが油圧モータによって回転されるように構成されている。ウインチ11は、油圧モータが一方向へ回転するように作動油が供給されることでドラムに巻きつけられているワイヤロープ12を繰り出し、油圧モータが他方向へ回転するように作動油が供給されることでワイヤロープ12をドラムに巻きつけて繰り入れるように構成されている。
クレーン操作用のキャビン13は、操縦席を覆うものである。クレーン操作用のキャビン13は、旋回台7における伸縮ブーム8の側方に設けられている。クレーン操作用のキャビン13の内部には、操縦席が設けられている。操縦席には、ウインチ11を操作するための操作具、伸縮ブーム8を操作するための伸縮及び起伏用操作具等が設けられている。
走行運転用のキャビン4は、操縦席を覆うものである。操縦席には、車両2を移動させるためのハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダル等の運転用操作具が設けられる。
以上の構成において、クレーン1は、走行運転用のキャビン4において、車両2を走行させることで任意の位置にクレーン装置6を移動させることができる。また、クレーン1は、伸縮ブーム8を任意の起伏角度に起立させ、任意のブーム長さに延伸させて、旋回台7を任意の旋回角度に旋回させることができる。
図2(a)及び図2(b)に示すように、複数のフックシーブSは、側方フレーム9aの上部に貫通して設けられるシャフト9bに回転可能に支持される。フックHは、側方フレーム9の下部に貫通して設けられるトラニオン9cに揺動及び回転可能に支持される。
図1及び図2に示すように、クレーン1は、車両2を走行させる際に、伸縮ブーム8を車体フレーム3に沿うように倒伏させた格納姿勢となるように操縦者がクレーン装置6を操縦している。伸縮ブーム8の格納姿勢では、伸縮ブーム8の先端部が走行運転用のキャビン4の直後方に位置した状態で伸縮ブーム8の下面(腹面)が車両2の車体フレーム3上に近接する略水平姿勢まで倒伏される。
操縦者による伸縮ブーム8の格納操作は、任意の作業姿勢にある状態から、伸縮ブーム8を最縮小させて、フックブロック9及びフックHをウインチ11により伸縮ブーム8の先端部の近傍まで繰り入れて、伸縮ブーム8の先端部を車体フレーム3上に設けられるブームレスト14の上方まで旋回させて、伸縮ブーム8を車体フレーム3に沿うように倒伏させることで行われる。
図3及び図4に示すように、車体フレーム3には、伸縮ブーム8の倒伏に伴ってフックブロック9を傾倒させて保持する保持部が設けられる。フックブロック9は、伸縮ブーム8の倒伏に伴って前方に傾倒して保持される。保持部は、フックブロック9を傾倒させる傾倒部21と、フックブロック9の前端側(傾倒側)を支持する支持部22と、を備える。
クレーン1のフックブロック9は、伸縮ブーム8の格納操作、具体的には、伸縮ブーム8の倒伏に伴って、伸縮ブーム8と車体フレーム3との間に格納される。フックブロック9は、車体フレーム3上において走行運転用のキャビン4と、起伏シリンダ10との間で、かつ、平面視において伸縮ブーム8と重複する位置に格納される。
図5から図7までを用いて、保持部の第一実施形態について説明する。
図5及び図6に示すように、傾倒部21は、フックブロック9を傾倒させる棒状部材24から構成される。棒状部材24は、略円柱状の部材であり、車体フレーム3上に軸方向が幅方向となるように溶接等によって固定される。
図5に示すように、棒状部材24は、最縮小状態の伸縮ブーム8が倒伏されてフックブロック9と当接した時に、フックブロック9の重心位置Gよりも後方で、かつ、側方フレーム9aの底部の後端よりも前方に設けられる。フックブロック9が伸縮ブーム8の倒伏に伴って棒状部材24の外表面に当接した時に、フックブロック9は棒状部材24の外表面を支点として前方に傾倒される。つまり、棒状部材24が傾倒部21として機能するように構成される。フックブロック9の重心位置GとはフックHの重量を含まずに算出される重心位置を指す。
支持部22は、傾倒されるフックブロック9を挿入して支持する開口部23によって構成される。開口部23は、車体フレーム3を貫通して設けられる孔である。開口部23は、前後方向を長手方向とする略矩形状の孔である。開口部23は、棒状部材24と当接して傾倒されるフックブロック9を前傾姿勢で保持するものである。具体的には、フックブロック9は棒状部材24に当接されて傾倒されると、側方フレーム9aの底部の前部が開口部23に挿入されて保持される。開口部23は、各側方フレーム9a間の間隔に応じて車体フレーム3上に並べて配置される。
開口部23の一端側(前端側)の縁部は、傾倒後の側方フレーム9aの傾倒側(前端側)の適宜の箇所(本実施形態では前面)と当接するように設けられることで、傾倒後の側方フレーム9aを所望の姿勢で支持する支持部22として機能している。開口部23の他端側(後端側)の縁部は、棒状部材24の直前方に位置している。開口部23の一端から他端にかけては、側方フレーム9aを挿入可能に側方フレーム9aの形状に沿って形成される。
図5及び図6に示すように、開口部23の前端側(フックブロック9の傾倒側)の外縁部には、フックブロック9の開口部23への挿入を案内するガイド25が立設される。ガイド25は、板状の部材であり、その基端部から先端部にかけて、外方に向けて広がるように形成される。ガイド25・25は、前面視において逆ハの字状となるように配置されている。フックブロック9は棒状部材24の外表面を支点として傾倒されると、フックブロック9の底部の前部がガイド25の先端部に支持されながら開口部23に挿入される。
図7を用いて、フックブロック9の格納について具体的に説明する。
図7(a)に示すように、最縮小状態の伸縮ブーム8が車体フレーム3上に近接する略水平姿勢となるように倒伏されていくと、フックブロック9のフックHが車体フレーム3に当接される。
図7(b)に示すように、さらに、伸縮ブーム8が倒伏されると、フックHの下端が滑りながらフックブロック9に対して前後方向(本実施形態では、後方)に回動してフックブロック9を構成する側方フレーム9aの底面が棒状部材24に当接される。
図7(c)に示すように、更なる伸縮ブーム8の倒伏により、側方フレーム9aの底面は棒状部材24の外表面に当接して傾倒することで、フックブロック9は前傾姿勢となる。そして、側方フレーム9aの前底部がガイド25の先端部に支持されながら、開口部23に挿入される。
図7(d)に示すように、フックブロック9の傾倒に伴って、側方フレーム9aの前面が開口部23の他端側の縁部(支持部22)に当接され、側方フレーム9aの前面が支持されることで、フックブロック9は車体フレーム3上に保持される。
以上の構成において、棒状部材24は、最縮小状態の伸縮ブーム8が倒伏されてフックブロック9と当接した時に、フックブロック9の重心位置Gよりも後方で、かつ、側方フレーム9aの底部の後端よりも前方に設けられることで、伸縮ブーム8の倒伏に伴ってフックブロック9を傾倒させることができる。
また、開口部23の一端側(前端側)の縁部は、傾倒後の側方フレーム9aの傾倒側(前端側)の適宜の箇所(本実施形態では前面)と当接するように設けられることで、傾倒させた状態でフックブロック9を支持することができる。
以上の構成において、操縦者は、伸縮ブーム8の倒伏操作を行うことで、フックブロック9を傾倒させた状態で車体フレーム3に保持することができる。ゆえに、クレーン1は、操縦者一人でフックブロック9の格納作業を行うことができる。
また、本実施形態では、傾倒部21によって棒状部材24の側方フレーム9aと当接する辺を支点としてフックブロック9を傾倒させる構成としているが、これに限定されない。例えば、フックブロック9の重心位置Gよりも後方で、かつ、側方フレーム9aの底部の後端よりも前方に段差を設けることで、段差の側方フレーム9aと当接する面の一部又は辺を支点としてフックブロック9を傾倒するように構成してもよい。段差の一例として、棒状部材24を設けることなく、開口部23の他端側(後端側)の縁部をフックブロック9の重心位置Gよりも後方で、かつ、側方フレーム9aの底部の後端よりも前方に設けることで、開口部23の側方フレーム9aと当接する辺(開口部23の他端側の縁部)を支点としてフックブロック9を傾倒させるように構成してもよい。
また、本実施形態では、傾倒部21が開口部23で構成されている場合と比べて、開口部23の他端側の縁部よりも棒状部材24が僅かに後方に配置しているため、フックブロック9の傾倒支点が後端寄りとなり、フックブロック9を傾倒させやすい構成となっている。さらに、棒状部材24の高さ分だけフックブロック9の傾倒姿勢を変更することも可能である。
また、車体フレーム3にガイド25が設けられることで、開口部23にフックブロック9を挿入する際に、フックブロック9を支持しながら開口部23に案内することができ、確実にフックブロック9を開口部23に挿入して格納することができる。
なお、支持部22は開口部23によって構成されているが、これに限定されない。例えば、車体フレーム3に凹部を設けることで支持部22を構成してもよいし、車体フレーム3に凸部を設けることで支持部22を構成してもよい。
図8を用いて、保持部の第二実施形態について説明する。
保持部は、車体フレーム3に設けられる凹部31によって支持部22が構成される。凹部31は、略直方形状の窪みである。
棒状部材24は、フックブロック9の重心位置よりも後方で、かつ、側方フレーム9aの底部の後端よりも前方に設けられることでフックブロック9を傾倒可能に構成される。
また、凹部31の一端側(前端側)の縁部は、傾倒後の側方フレーム9aの傾倒側(前端側)の適宜の箇所(本実施形態では前面)と当接するように設けられることで、傾倒後の側方フレーム9aを所望の姿勢で支持する支持部22として機能している。
以上の構成において、伸縮ブーム8が倒伏されていくと、側方フレーム9aの底面は棒状部材24の外表面に当接して傾倒することで、フックブロック9は前傾姿勢となる。フックブロック9の傾倒に伴って、ガイド25を介して凹部31に側方フレーム9aの底部の前部が挿入され、側方フレーム9aの前面が凹部31の一端側の縁部(支持部22)に当接され、側方フレーム9aの前面が支持されることで、フックブロック9は車体フレーム3上に保持される。そのため、保持部の第一実施形態と同様の効果を奏する。
図9を用いて、保持部の第三実施形態について説明する。ここでは、棒状部材24を用いずに、フックブロック9を保持する保持部の構成について説明する。
保持部は、車体フレーム3に設けられる傾倒部21及び支持部22を含んで構成される凹部32によって構成される。凹部32は、略三角柱状の窪みである。凹部32の前端側の面32a及び後端側の面32bは、側面視において、フックブロック9が所望の前傾姿勢で載置されるように傾斜して設けられる。
凹部32の前端側の面32aは、傾倒後の側方フレーム9aの傾倒側(前端側)の適宜の箇所(本実施形態では前面)と当接するように設けられることで、傾倒後の側方フレーム9aを所望の姿勢で支持する支持部22として機能している。
凹部32の他端側(後端側)の縁部は、フックブロック9の重心位置よりも後方で、かつ、側方フレーム9aの底部の後端よりも前方に設けられることでフックブロック9を傾倒する傾倒部21として機能している。
以上の構成において、伸縮ブーム8が倒伏されていくと、側方フレーム9aの底面は凹部32の他端側(後端側)の縁部を支点として傾倒することで、フックブロック9は前傾姿勢となる。フックブロック9の傾倒に伴って、側方フレーム9aの底面が凹部32の後端側の面32bに当接される。凹部32の後端側の面32bに当接されると、自重により凹部32の後端側の面32bに沿って滑りながら、凹部32の前端側の面32aに側方フレーム9aの前面が当接される。凹部32の前端側の面32aへの当接によって、側方フレーム9aが凹部32に挿入される(嵌め込まれる)ことで、所望の前傾姿勢において、フックブロック9を保持することができる。そのため、保持部の第一実施形態と同様の効果を奏する。
図10を用いて、保持部の第四実施形態について説明する。
保持部は、車体フレーム3に設けられる略直方体形状の台座33と、台座33の上面に設けられる凹部32によって構成される。台座33は、溶接等によって車体フレーム3に固定されている。
以上の構成において、伸縮ブーム8が倒伏されていくと、側方フレーム9aの底面は凹部32の他端側(後端側)の縁部を支点として傾倒することで、フックブロック9は前傾姿勢となる。フックブロック9の傾倒に伴って、側方フレーム9aの底面が凹部32の後端側の面32bに当接される。凹部32の後端側の面32bに当接されると、自重により凹部32の後端側の面32bに沿って滑りながら、凹部32の前端側の面32aに側方フレーム9aの前面が当接される。凹部32の前端側の面32aへの当接によって、側方フレーム9aが凹部32に挿入される(嵌め込まれる)ことで、所望の前傾姿勢において、フックブロック9を保持することができる。そのため、保持部の第一実施形態と同様の効果を奏する。
以上のように、凹部32を備えた台座33を車体フレーム3上に固定することで、車体フレーム3に直接、開口部23、棒状部材24、ガイド25等を形成することなく、車体フレーム3に保持部を設けることができる。
以上の構成において、開口部23又は凹部31又は凹部32に各側方フレーム9aを挿入して支持することで、フックブロック9を保持しているがこれに限定されない。例えば、フックブロック9全体を挿入する開口部又は凹部等を設けて、該開口部又は凹部等にフックブロック9全体を挿入して保持するように構成してもよい。
1:クレーン、3:車体フレーム、8:伸縮ブーム、9:フックブロック、21:傾倒部、22:支持部、23:開口部、25:ガイド

Claims (3)

  1. 車体フレームに沿うようにブームを倒伏させ、フックブロックを前記ブームと前記車体フレームとの間に格納可能なクレーンであって、
    前記車体フレームには、前記ブームの倒伏に伴って前記フックブロックを傾倒させて保持する保持部が設けられることを特徴とするクレーン。
  2. 前記保持部は、前記フックブロックを傾倒させる傾倒部と、前記フックブロックの傾倒側を支持する支持部と、を備える請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記支持部は、傾倒される前記フックブロックを挿入して支持する開口部によって構成され、
    前記開口部における前記フックブロックの傾倒側の外縁部には、基部から先端部に向けて外方に広がるように形成されるガイドが立設される請求項2に記載のクレーン。
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