JP2003300699A - リーチフォークリフトの荷役制御装置 - Google Patents

リーチフォークリフトの荷役制御装置

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JP2003300699A
JP2003300699A JP2002107435A JP2002107435A JP2003300699A JP 2003300699 A JP2003300699 A JP 2003300699A JP 2002107435 A JP2002107435 A JP 2002107435A JP 2002107435 A JP2002107435 A JP 2002107435A JP 2003300699 A JP2003300699 A JP 2003300699A
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fork
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Masaru Yamaki
優 八巻
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Komatsu Forklift KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレットとリーチレッグとの干渉を確実に防
止し、荷崩れや荷の損壊を防止できるリーチフォークリ
フトの荷役制御装置を提供する。 【解決手段】 後部に運転席2を有する車体1と、該車
体1の下部に設けられ前方に向かって突出するリーチレ
ッグ3,3と、該リーチレッグ3,3に沿って前後移動
自在なマスト5,5と、該マスト5,5に沿って昇降自
在なフォーク7,7とを備えたリーチフォークリフトに
おいて、フォーク7,7の揚高位置を検出する揚高検出
器15と、フォーク7,7の揚高位置がリーチレッグ
3,3の上面高さより所定距離高い位置よりも低い場合
にオペレータのリーチ操作でのリーチイン駆動を不能と
するコントローラ10とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リーチフォークリ
フトの荷役制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトの一種であるリー
チフォークリフトは、図12に示すように、後部に運転
席2を有する車体1と、この車体1の下部に設けられ前
方に向かって突出する左右一対のリーチレッグ3,3
と、このリーチレッグ3,3に沿って前後移動(リー
チ)自在な作業機4とを備えている。作業機4は、立設
する左右一対のマスト5,5と、このマスト5,5に沿
って昇降自在なリフトブラケット6と、リフトブラケッ
ト6に装着された左右一対のフォーク7,7とを備えて
いる。作業機4の前後移動は、車体1の下部に収容され
たリーチシリンダ8の伸縮により駆動され、リフトブラ
ケット6の昇降は、マスト5に沿って装着されたリフト
シリンダ9の伸縮により昇降駆動される。また、フォー
ク7は、リフトブラケット6に装着されたチルトシリン
ダ(図示せず)の伸縮により水平に対して前後方向に傾
動駆動されるように構成されている。
【0003】リーチフォークリフトによる荷取り動作
は、フォーク7がリーチレッグ3の前端よりも前方に位
置するように作業機4を前に出し(リーチアウト動作)
パレットごと荷を取り上げ、荷取り後パレットがリーチ
レッグ3の上面よりも上方に位置するようにフォーク7
を上げ(リフト上げ動作)、リーチレッグ3とパレット
とが干渉しないことを確認してから作業機4を引き込み
(リーチイン動作)走行動作に移る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のリーチフォークリフトにおいては、リーチレッ
グ3とパレットとが干渉しないことを確認する必要があ
るため、熟練オペレータでも操作が煩雑となり作業効率
がよくない。また操作になれていないオペレータの場合
には、図13(a)に示すように、フォーク7の揚高を
リーチレッグ3の上面よりも低くしたままリーチイン操
作してパレットPをリーチレッグ3に引っかけてしま
い、この衝撃やパレットPのフォーク7からの脱落によ
り、荷崩れや荷の損壊を招来する恐れがある。また、図
13(b)に示すように、フォーク7をリーチレッグ3
の前端よりも前方にリーチアウトしないままリフト下げ
操作を行った場合、パレットPをリーチレッグ3に上方
からぶつけてしまい、パレットPがフォーク7から脱落
することはないものの、衝撃により荷崩れやパレットの
破損を起こす恐れがある。
【0005】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、パレットとリーチレッグとの干渉を確実に
防止し、荷崩れや荷の損壊を防止できるリーチフォーク
リフトの荷役制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1の発明は、後部に運転席を有
する車体と、該車体の下部に設けられ前方に向かって突
出するリーチレッグと、該リーチレッグに沿って前後移
動自在なマストと、該マストに沿って昇降自在なフォー
クとを備えたリーチフォークリフトにおいて、フォーク
の揚高位置を検出する揚高検出器と、フォークの揚高位
置がリーチレッグの上面高さより所定距離高い位置より
も低い場合にオペレータのリーチ操作でのリーチイン駆
動を不能とするコントローラとを備えた構成としてい
る。
【0007】上記構成によると、フォークに保持される
パレットの下面がリーチレッグの上面より若干上方とな
る揚高位置を所定距離高い位置と設定することにより、
パレットがリーチレッグに引っかかる恐れのある揚高に
おいてはオペレータの操作によるリーチイン駆動が不能
となるので、パレットとリーチレッグとの干渉を確実に
防止し、荷崩れや荷の損壊を防止できる。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、フォ
ークのリーチ位置を検出するリーチ位置検出器をさらに
備え、前記コントローラはフォークのリーチ位置がリー
チレッグの前端位置よりも運転席側にある場合に、オペ
レータのリフト操作でのリーチレッグの上面高さより所
定距離高い位置よりも下方へのリフト下げ駆動を不能と
する構成としている。
【0009】上記構成によると、フォークのリーチ位置
がリーチレッグの前端位置よりも後方にあり、パレット
がリーチレッグに干渉する恐れのある場合には、オペレ
ータの操作によるリーチレッグの上面高さより所定距離
高い位置よりも下方へのリフト下げ駆動が不能となるの
で、パレットをリーチレッグに上方から衝突することを
確実に防止し、荷崩れや荷の損壊を防止できる。
【0010】第3の発明は、第1又は第2の発明におい
て、フォークが荷を積載しているか否かを検出する実荷
検出器をさらに備え、前記コントローラはフォークが荷
を積載していない場合には、前記リーチイン駆動及びリ
フト下げ駆動を可能とする構成としている。
【0011】上記構成によると、フォークが荷を積載し
ている場合のみリーチイン駆動及びリフト下げ駆動を制
限してパレットとリーチレッグとの干渉を防止し、荷を
積載していない場合にはこれらの制限をかけないので、
オペレータは荷の有無を気にせず操作でき、また、荷を
積載していない場合には、フォークを下げて引き込んだ
格納状態にできる。
【0012】第4の発明は、第1,2又は第3の発明に
おいて、前記揚高検出器は、車体に配置された作動油タ
ンクの下部に連通し、上下方向に沿って設けられた管の
油面高さを検出する構成としている。
【0013】上記構成によると、フォークの揚高を単動
シリンダからなるリフトシリンダの伸縮に伴い変位する
作動油タンクの油面高さで代用して検出し、この作動油
タンクの油面高さを、作動油タンクの下部に連通し、か
つ上下方向に沿って設けられた管の油面高さで検出する
ので、走行停止直後で作動油タンクの油面が揺れていて
も、安定して揚高を検出できる。また、前後移動するマ
ストに揚高検出器が装着された場合には、電気配線を前
後移動に対応できるように引き回すためコスト高となる
が、上記構成では、車体に配置された作動油タンク近傍
に装着されるため、電気配線は固定で短いため低コスト
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書に
おいて、前後左右及び上下の各方向は、特に断らない限
り、それぞれ、リーチフォークリフトの前後左右及び上
下の各方向を意味する。また、以降の図において、図1
2と同一構成要素には同一の符号を付して説明する。ま
ず、図1〜5を用いて本発明の第1実施形態について説
明する。
【0015】図1に示すように、後部に運転席2を有す
る車体1と、この車体1の下部に設けられ前方に向かっ
て突出する略コ字状となる左右一対のリーチレッグ3,
3と、このリーチレッグ3,3に沿って前後方向に移動
自在な作業機4とを備えている。作業機4は、立設する
左右一対のマスト5,5と、このマスト5,5に沿って
昇降自在なリフトブラケット6と、リフトブラケット6
に装着された左右一対のフォーク7,7とを備えてい
る。作業機4の前後移動は、車体1の下部に収容された
リーチシリンダ8の伸縮により駆動され、リフトブラケ
ット6の昇降は、マスト5に沿って装着されたリフトシ
リンダ9の伸縮により昇降駆動される。また、フォーク
7は、リフトブラケット6に装着されたチルトシリンダ
(図示せず)の伸縮により水平に対して前後方向に傾動
駆動されるように構成されている。
【0016】運転席2には、リフト操作レバー11、リ
ーチ操作レバー12、チルト操作レバー13及び警告灯
14が設けられ、リーチフォークリフトの荷役制御用の
コントローラ10に接続されている。また、コントロー
ラ10には、揚高検出器15及び実荷検出器16が接続
されている。
【0017】図2に示すように、作動油タンクTの側方
には作動油タンクTの下部に連通するガラス管Tpが上
下方向に沿って設けられている。ガラス管Tpの内側に
は油面にて浮動するフロートFが備えられている。揚高
検出器15は、ガラス管Tpの近傍に装着され、ガラス
管Tp内側のフロートFの有無を検出する光センサであ
る。複動シリンダであるリーチシリンダ8及びチルトシ
リンダは、そのストロークによりピストンのボトム側受
圧面積とロッド側受圧面積との差、即ちロッド断面積に
ストローク量を乗じた量の作動油が出入りするが、これ
らのシリンダはリフトシリンダ9に比べ小荷重用であり
小径短ストロークであるため、これらシリンダのストロ
ークでは作動油タンクTの油面高さの変化は微小であ
る。一方、リフトシリンダ9は、大荷重の積荷を昇降す
るためにピストンの受圧面積は広く、また、単動シリン
ダであるため、ピストンの受圧面積にストローク量を乗
じた量の作動油がストロークにより出入りする。このた
め、リフトシリンダ9の伸縮に応じて作動油タンクT内
の油面レベルは大きく変化し、フロートFの長さと揚高
検出器15の装着位置を所定の位置関係に設定すること
により、所定範囲の揚高を検出することができる。本実
施形態においては、フォーク7の揚高位置が、フォーク
7に保持されるパレットPの下面がリーチレッグ3の上
面から所定距離離間する揚高L0以下であることが検出
できるように、フロートFと揚高検出器15とが設定さ
れている。なお、図2においては、作動油タンクTとリ
フトシリンダ9との間に介在する油圧ポンプや操作弁等
は省略している。
【0018】図3に示すように、実荷検出器16は、フ
ォーク7の屈曲部に装着され、パレットPの有無に応じ
て傾動するレバー16aにより操作されるマイクロスイ
ッチである。フォーク7がパレットPを取り上げると、
パレットPがレバー16aを押し下げて傾動し実荷検出
器16はオンとなり、荷を積んでいることが検出でき
る。
【0019】図4に示すように、コントローラ10は、
各レバー11,12,13及び各検出器15,16から
の出力に基づいて、リフトシリンダ9を駆動するリフト
操作弁17、リーチシリンダ8を駆動するリーチ操作弁
18及びチルトシリンダを駆動するチルト操作弁19へ
の指令信号を演算し、各操作弁17,18,19に出力
する。また、コントローラ10はインタロック回路10
aを有しており、所定条件の下でリーチ操作弁18への
リーチイン信号に制限をかけると共に、警告灯14を点
灯させる。
【0020】インタロック回路10aにおける制御内容
を、図5を用いて説明する。ステップS1において、実
荷検出器16の出力信号を確認して、オンであれば荷を
積んでいるのでステップS2に進み、オフであれば「リ
ターン」に進む。ステップS2において、揚高検出器1
5の出力を確認して、オンであればフォーク7の揚高位
置が所定揚高L0以下であるので、ステップS3に進
み、警告灯14を点灯すると共に、リーチインのインタ
ロックをオンしてレバー操作によるリーチインの駆動を
不能としてステップS4に進む。ステップS4におい
て、リフト操作レバー11の出力信号によりリフト上げ
操作が行われたか否かを確認し、「YES」であればス
テップS5に進み、警告灯14を消灯すると共に、リー
チインのインタロックをオフしてレバー操作によるリー
チインを駆動可能状態とし、「リターン」に進む。な
お、ステップS2、ステップS4にて「NO」の場合に
は、共に「リターン」に進む。
【0021】上記構成によれば、フォーク7に荷を積ん
でおり、かつフォーク7の揚高位置が所定揚高L0以下
である場合にリーチインのインタロックをオンとしてい
る。そして、リーチインのインタロックは、リフト上げ
操作によりフォーク7の揚高位置が所定揚高L0を超え
た場合に解除され、レバー操作によるリーチイン駆動が
可能となる。
【0022】このため、荷取り後にオペレータの不注意
や不慣れによりフォーク7の揚高を十分上げないままリ
ーチイン操作しても、リーチインを駆動不能としている
ので、パレットPをリーチレッグ3に引っかけることを
防止でき、これに伴う荷崩れや荷の損壊を防止できる。
これにより、パレットPとリーチレッグ3との位置関係
に注意を払うことなく荷役作業を行えるので、作業性に
優れた荷役作業制御装置を得ることができる。また、パ
レットPとリーチレッグ3とが干渉しない揚高となると
自動的にリーチイン駆動が可能となるので、作業操作に
支障を来たさない。
【0023】また、揚高検出器15は、直接作動油タン
クTの油面高さを検出するのではなく、作動油タンクT
の下部に連通し、かつ上下方向に沿って設けられたガラ
ス管Tpの油面を浮動するフロートFの有無を検出して
いる。このため、作動油タンクT内で油面が揺れていて
も、ガラス管Tpの油面を浮動するフロートFは安定し
ているので、リーチフォークリフトが走行を停止した直
後であっても、安定してフォーク7の所定揚高を検出す
ることができる。また、揚高検出器として、マスト5に
ポテンショメータ又はマイクロスイッチなどのセンサを
装着した場合には、作業機4が前後方向に移動するた
め、電気配線をリーチストロークに対応できるように引
き回す必要があり、組立てやメンテナンス作業が煩雑と
なり、コスト高となるが、本実施形態においては、揚高
検出器15は運転席2の近くに装着されるので、電気配
線は固定で短くコストが安くなる。
【0024】上記実施形態においては、フォーク7に実
荷検出器16を装着して荷(パレットP)の有無を検出
したが、この実荷検出器16の代わりに、運転席2の操
作パネル(図示せず)にオペレータの手動操作によりイ
ンタロックを解除するロック解除スイッチを設けてもよ
い。この場合、インタロック回路10aにおける制御内
容は、図6のようになる。なお、図5と同じ制御内容に
ついては同一の符号を付し、説明を省略する。すなわ
ち、ステップS1がなくなると共に、ステップS4にて
「NO」の場合にはステップS6に進みロック解除スイ
ッチの出力を確認する。そして、ロック解除スイッチが
オンであればステップS5に進み、オフであれば「リタ
ーン」に進む。
【0025】オペレータは、フォーク7上の荷の有無を
容易に視認可能である。このため、フォーク7の揚高が
低いままレバー操作によりリーチインしようとしてリー
チインの駆動が停止した(リーチインのインタロックが
オンとなった)とき、荷がない場合にはオペレータはロ
ック解除スイッチを操作することによりリーチインを実
行できる。また、フォーク7に装着する実荷検出器16
の代わりに、コントローラ10に近い運転席2の操作パ
ネルにロック解除スイッチを装着するので、車体に対し
て前後及び上下に移動するフォーク7から電気配線を引
き回す必要がなく、固定された短い電気配線で済むの
で、低コストとなる。
【0026】次に、図7〜9を用いて本発明の第2実施
形態について説明する。図7に示すように、第2実施形
態におけるコントローラ20には、第1実施形態のコン
トローラ10に対してリーチ位置検出器21を付加した
もので、インタロック回路20aは、所定条件の下でリ
ーチ操作弁18へのリーチイン信号及び/又はリフト操
作弁17へのリフト下げ信号に制限をかけると共に、警
告灯14を点灯させる。
【0027】図8に示すように、作業機4の基台となる
リーチキャリッジ22がマスト5の下端に固着され、こ
のリーチキャリッジ22の後端部には凸部22aが設け
られている。リーチ位置検出器21は、車体1のリーチ
レッグ3基端付近に装着されており、前記凸部22aに
より操作されるマイクロスイッチである。作業機4がリ
ーチアウトしていき、作業機4のリーチ位置が、フォー
ク7の後端がリーチレッグ3の前端から所定距離前方に
離間するリーチ位置A0以上であることが検出できるよ
うに、リーチキャリッジ22の凸部22aの形状とリー
チ位置検出器21の装着位置とが設定されている。
【0028】インタロック回路20aにおける制御内容
を、図9を用いて説明する。ステップS11において、
実荷検出器16の出力信号を確認して、オンであれば荷
を積んでいるのでステップS12に進み、オフであれば
「リターン」に進む。ステップS12において、揚高検
出器15の出力を確認して、オンであればフォーク7の
揚高位置が所定揚高L0以下であるので、ステップS1
3に進み、オフであれば「リターン」に進む。ステップ
S13において、リーチ位置検出器15の出力を確認し
て、オンであれば作業機4のリーチ位置が所定リーチ位
置A0以上であるので、ステップS14に進み、警告灯
14を点灯すると共に、リーチインのインタロックをオ
ンしてレバー操作によるリーチインの駆動を不能として
ステップS15に進む。ステップS15において、リフ
ト操作レバー11の出力信号によりリフト上げ操作が行
われたか否かを確認し、「YES」であればステップS
16に進み、警告灯14を消灯すると共に、リーチイン
のインタロックをオフしてレバー操作によるリーチイン
を駆動可能状態とし、「リターン」に進む。
【0029】ステップS13において「NO」であれば
ステップS17に進み、警告灯14を点灯すると共に、
リーチイン及びリフト下げのインタロックをオンしてレ
バー操作によるリーチイン及びリフト下げの駆動を不能
としてステップS18に進む。ステップS18におい
て、リフト操作レバー11またはリーチ操作レバー12
の出力信号によりリフト上げ操作またはリーチアウト操
作が行われたか否かを確認し、「YES」であればステ
ップS19に進み、警告灯14を消灯すると共に、リー
チイン及びリフト下げのインタロックをオフしてレバー
操作によるリーチイン及びリフト下げを駆動可能状態と
し、「リターン」に進む。なお、ステップS15、ステ
ップS18にて「NO」の場合には、共に「リターン」
に進む。
【0030】上記構成によれば、フォーク7に荷を積ん
でおり、かつフォーク7の揚高位置が所定揚高L0以下
であり、かつ作業機4のリーチ位置が所定リーチ位置A
0未満である場合にリーチイン及びリフト下げのインタ
ロックをオンとしている。また、フォーク7に荷を積ん
でおり、かつフォーク7の揚高位置が所定揚高L0以下
であり、かつ作業機4のリーチ位置が所定リーチ位置A
0以上である場合にリーチインのインタロックをオンと
している。そして、リーチイン及びリフト下げのインタ
ロックは、 リーチアウト操作により作業機4のリーチ位置が所定
リーチ位置A0を超えた場合(ステップS13で「YE
S」)にリフト下げのインタロックが解除 リフト上げ操作によりフォーク7の揚高位置が所定揚
高L0を超えた場合(ステップS12で「NO」)にリ
ーチイン及び/又はリフト下げのインタロックが解除 され、レバー操作によるリフト下げ駆動及びリーチイン
駆動がそれぞれ可能となる。
【0031】このため、荷取り後にオペレータの不注意
や不慣れによりフォーク7の揚高を十分上げないままリ
ーチイン操作したり、作業機4を十分リーチアウトしな
いままリフト下げ操作したりしても、リーチイン及び/
又はリフト下げを駆動不能としているので、パレットP
をリーチレッグ3に引っかけてしまったり上方からぶつ
けてしまったりすることを防止でき、これに伴う荷崩れ
や荷の損壊を防止できる。これにより、パレットPとリ
ーチレッグ3との位置関係に注意を払うことなく荷役作
業を行えるので、作業性に優れた荷役作業制御装置を得
ることができる。また、パレットPとリーチレッグ3と
が干渉しないリーチ位置となると自動的にレバー操作に
よるリフト下げ駆動が可能となり、パレットPとリーチ
レッグ3とが干渉しない揚高となると自動的にレバー操
作によるリーチイン駆動及びリフト下げ駆動が可能とな
るので、作業操作に支障を来たさない。
【0032】なお、本発明は上記実施形態に限定するも
のではなく、本発明の範囲内において変更や修正を加え
ることができるのは言うまでもない。例えば、第2実施
形態においても、第1実施形態と同様に、実荷検出機1
6の代わりにロック解除スイッチを設けても構わない。
この場合、インタロック回路20aにおける制御内容
は、図10のようになる。なお、図9と同じ制御内容に
ついては同一の符号を付し、説明を省略する。すなわ
ち、ステップS11がなくなると共に、ステップS15
にて「NO」の場合にはステップS21に進み、ステッ
プS18にて「NO」の場合にはステップS22に進
み、ステップS21またはステップS22にてロック解
除スイッチの出力を確認する。そして、ロック解除スイ
ッチがオンであればそれぞれステップS16またはステ
ップS19に進み、オフであれば「リターン」に進む。
【0033】また、リーチインのインタロックは省略し
て、リフト下げのみにインタロックをかけるように制御
してもよい。すなわち、フォーク7に荷を積んでおり、
かつフォーク7の揚高位置が所定揚高L0以下である場
合に、インタロックによりレバー操作によるリフト下げ
の駆動を不能とし、リフト上げ操作によりフォーク7の
揚高位置が所定揚高L0を超えた場合にリフト下げのイ
ンタロックを解除すればよい。
【0034】また、各検出器15,16,21も実施形
態に限定するものではない。例えば、揚高検出は、フロ
ートに磁石を埋め込みリードスイッチで検出してもよい
し、音波の反射により液面高さを検出するトランスデュ
ーサを用いても構わない。さらに、リーチ位置の検出
は、リーチキャリッジ22に凸部22aの代わりに磁石
を装着し、所定のリーチ位置をリードスイッチで検出す
ることも可能である。また、エンコーダによりリーチス
トローク全範囲にわたってリーチ位置を検出してもよい
し、図11に示すように、リーチシリンダ8がリーチ方
向に対して斜めに装着されている場合には、リーチ位置
によりリーチシリンダ8が傾転するので、リーチシリン
ダ8の一端に装着したポテンショメータ23により検出
されるリーチシリンダ8の傾転角によりリーチ位置を検
出しても構わない。
【0035】各操作レバー11,12,13は、ポテン
ショメータによりレバー操作量を検出する形式の物でも
よいし、スイッチにより操作の有無を検出するものでも
よい。後者の場合、例えばリーチ操作レバー12であれ
ば、リーチイン操作によりオンとなるマイクロスイッチ
と、リーチアウト操作によりオンとなるマイクロスイッ
チとを備えていればよい。もちろん、マイクロスイッチ
の代わりにリードスイッチを用いてもよい。
【0036】各操作弁17,18,19は、オンオフソ
レノイドにより操作される切換弁であってもよいし、比
例ソレノイドにより操作される切換弁であってもよい。
もちろん、パイロット圧方式及びスプール直動方式のい
ずれに本発明を適用しても構わない。
【0037】以上説明したように、本発明によれば、パ
レットとリーチレッグとの干渉の恐れがある場合には、
レバー操作による干渉の発生する方向への作業機の駆動
を禁止しているので、操作ミスによるパレットとリーチ
レッグとの干渉を確実に防止し、荷崩れや荷の損壊を防
止できる。また、揚高検出器は、揚高の変化に応じて変
位する作動油タンクの液面高さを、作動油タンクの下部
に連通する上下方向に沿って取着された管の液面高さで
検出するので、走行停止直後で作動油タンクの液面が揺
れていても、安定して揚高を検出できる。さらに、揚高
検出器は、車体に配置された作動油タンク近傍に装着さ
れるため、電気配線は固定で短いため低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を適用するリーチフォークリフト
の側面図である。
【図2】揚高検出器の説明図である。
【図3】実荷検出器の説明図である。
【図4】第1実施形態に係る荷役制御装置のブロック図
である。
【図5】第1実施形態に係るインタロック回路の処理手
順である。
【図6】別態様の処理手順である。
【図7】第2実施形態に係る荷役制御装置のブロック図
である。
【図8】第2実施形態に係るリーチ位置検出器の説明図
である。
【図9】第2実施形態に係るインタロック回路の処理手
順である。
【図10】別態様の処理手順である。
【図11】別態様のリーチ位置検出器の説明図である。
【図12】従来のリーチフォークリフトの側面図であ
る。
【図13】リーチレッグとパレットとの干渉の説明図で
ある。
【符号の説明】
1…車体、3…リーチレッグ、4…作業機、5…マス
ト、7…フォーク、8…リーチシリンダ、9…リフトシ
リンダ、10,20…コントローラ、10a,20a…
インタロック回路、11…リフト操作レバー、12…リ
ーチ操作レバー、13…チルト操作レバー、14…警告
灯、15…揚高検出器、16…実荷検出器、17…リフ
ト操作弁、18…リーチ操作弁、19…チルト操作弁、
21…リーチ位置検出器、F…フロート、P…パレッ
ト、T…作動油タンク、Tp…ガラス管。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部に運転席(2)を有する車体(1)と、該
    車体(1)の下部に設けられ前方に向かって突出するリー
    チレッグ(3,3)と、該リーチレッグ(3,3)に沿って前後移
    動自在なマスト(5,5)と、該マスト(5,5)に沿って昇降自
    在なフォーク(7,7)とを備えたリーチフォークリフトに
    おいて、 フォーク(7,7)の揚高位置を検出する揚高検出器(15)
    と、 フォーク(7,7)の揚高位置がリーチレッグ(3,3)の上面高
    さより所定距離高い位置よりも低い場合にオペレータの
    リーチ操作でのリーチイン駆動を不能とするコントロー
    ラ(10)とを備えたことを特徴とするリーチフォークリフ
    トの荷役制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリーチフォークリフトの
    荷役制御装置において、 フォーク(7,7)のリーチ位置を検出するリーチ位置検出
    器(21)をさらに備え、 前記コントローラ(10)はフォーク(7,7)のリーチ位置が
    リーチレッグ(3,3)の前端位置よりも運転席(2)側にある
    場合に、オペレータのリフト操作でのリーチレッグ(3,
    3)の上面高さより所定距離高い位置よりも下方へのリフ
    ト下げ駆動を不能とすることを特徴とするリーチフォー
    クリフトの荷役制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のリーチフォークリ
    フトの荷役制御装置において、 フォーク(7,7)が荷を積載しているか否かを検出する実
    荷検出器(16)をさらに備え、 前記コントローラ(10)はフォーク(7,7)が荷を積載して
    いない場合には、前記リーチイン駆動及びリフト下げ駆
    動を可能とすることを特徴とするリーチフォークリフト
    の荷役制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載のリーチフォー
    クリフトの荷役制御装置において、 前記揚高検出器(15)は、車体(1)に配置された作動油タ
    ンク(T)の下部に連通し、上下方向に沿って設けられた
    管(Tp)の油面高さを検出することを特徴とするリーチフ
    ォークリフトの荷役制御装置。
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