JP2008001471A - 産業車両の荷役停止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リフトシリンダ35にはフロントピラーと対向する部位に圧力センサ40が設けられている。圧力センサ40は、異物がマスト部とフロントピラー間に存在し、圧力センサ40に接触した場合に異物検出信号を制御装置18に出力する。制御装置18は、異物検出信号が入力されると、荷役モータ17への電力の供給を停止し荷役動作を停止させることで、マスト部とフロントピラー間に異物が挟み込まれることを防止できる。
【選択図】図3
Description
これにより、異物がマスト部及びフロントピラーに挟まれた際の圧力を検出し、異物を認識できる。そのため、異物がマスト部若しくはフロントピラーに接触したことを確実に検出できる。
以下、本発明をカウンタバランス型のバッテリ式フォークリフト(以下フォークリフト10)に具体化した第1の実施形態を図1にしたがって説明する。以下の説明において、「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、フォークリフト10を運転する運転者がフォークリフト10の前方(前進方向)を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「左」「右」「上」「下」を示すものとする。
車体11の前方にはマスト部32が立設されており、マスト部32は、車幅より狭い所定間隔を有した左右一対のアウタマスト32aとインナマスト32bからなる多段式(本実施形態では2段式)とされている。アウタマスト32aには、油圧式のチルトシリンダ34が連結されおり、該チルトシリンダ34の作動により車体11に対して前後に傾動可能とされている。本実施形態のマスト部32において、マスト部32の鉛直状態に対し前方に傾く際の最大の前傾角は、およそ7度である(図1(a)参照)。また、マストの鉛直状態に対し後方に傾く際の最大の後傾角は、およそ10度である(図1(b)参照)。マスト部32が最大後傾角度までチルトされた場合、マスト部32は運転室20前部に設けられたフロントピラー29にわずかな隙間を残し接近する。また、後傾動作は、マスト部32の下部にある回動中心を軸としてチルトシリンダ34により動作されるため、後傾動作中のマスト部32とフロントピラー29との隙間はマスト部32下部から徐々に狭くなる。
油圧装置45は、荷役モータ17及び荷役モータ17により駆動されるポンプ46を備えている。ポンプ46は作動油を送るための油路を介してコントロールバルブ47に繋がっている。コントロールバルブ47は、荷役シリンダであるチルトシリンダ34及びリフトシリンダ35に油路を介し繋がっており、バルブ制御手段である制御装置18からの指令信号を受けて、油路を切換えて作動油の送り戻しをコントロールしている。また、油圧装置45は、図示しないオイルタンクを備えており、オイルタンクはポンプ46及びコントロールバルブ47に繋がっている。また、コントロールバルブ47にはコントロールバルブ47内のポンプ側の油圧が所定圧力以上になった場合に作動油をオイルタンクに戻すための安全弁が設けられている。
次に、前記のように構成されたフォークリフト10のマスト部32及びフロントピラー29の間に異物が検出された際に荷役停止動作を行うための荷役用の油圧装置45の作用を図3を基に説明する。
異物がフォークリフト10のマスト部32とフロントピラー29の間に存在し、圧力センサ40に接触すると、圧力センサ40に圧力が加わり、異物を検出する。圧力センサ40が異物を検出すると、その異物検出信号は制御装置18に入力される。制御装置18は、圧力センサ40からの異物検出信号により異物がリフトシリンダ35とフロントピラー29間に存在すると認識し、荷役動作を停止させるために油圧装置45に備えられた荷役モータ17への電力の供給を断つ。これにより、荷役モータ17が停止し、作動油をチルトシリンダに送るためのポンプ46が停止することにより、チルト動作を停止させる。
(1)圧力センサ40の異物検出信号により油圧装置45内の荷役モータ17に電力の供給を停止するようにした。これにより、荷役モータ17が停止するため、荷役モータ17により送られる作動油で動作するチルトシリンダ34が停止する。そのため、マスト部32とフロントピラー29間に存在する異物の挟み込みが防止できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図3を基に説明する。なお、第2の実施形態は既に説明した第1の実施形態と同様の構成であり、その重複する説明を省略し、フォークリフト10がマスト部32とフロントピラー29間に異物を検出した際の荷役停止動作を行う荷役用の油圧装置45の作用について以下に説明する。
(3)圧力センサ40の異物検出信号により通常の荷役作業において行われる荷役動作停止の制御装置を用いてコントロールバルブ47に制御装置18から荷役停止の指令信号を送ることで、圧力センサ以外の新規構成を必要とせず、チルトシリンダ34及びリフトシリンダ35に近い油路の上流側で作動油の供給を停止することができる。よって、異物を検出してから素早く荷役動作を停止することができ、異物の挟み込みを防止できる。
○ 圧力センサ40はマスト部32であるリフトシリンダ35ではなく、フロントピラー29のリフトシリンダ35に対向する部位に設けても良い(図4参照)。異物は、リフトシリンダ35及びフロントピラー29の対向する部位により挟み込まれるので、フロントピラー29側に圧力センサ40を設けても異物を検出でき、異物の挟み込みを防止できる。また、圧力センサ40をリフトシリンダ35及びフロントピラー29の両側に設けても良い。
○ 第2の実施形態において、圧力センサ40が異物を検出した場合に、荷役動作を停止させるだけでも良い。マスト部32の前傾動作の制御を行わず、荷役動作の停止だけであっても、異物の挟み込みを防止できる。
Claims (6)
- 車両前方に設けられるとともに車両の前後方向の傾動動作及び上下方向の昇降動作により荷役動作を行うマスト部と、
車両の運転室前部に該マスト部と対向し設けられるフロントピラーとを備えた産業車両において、
前記マスト部及び前記フロントピラーのうち少なくともいずれか一方の対向部位に設けられ、前記マスト部と前記フロントピラーとの間に存在する異物を検出する異物検出手段と、
前記異物検出手段により前記異物が検出された場合に、前記荷役動作を停止させる荷役停止手段とを備えたことを特徴とする産業車両の荷役停止装置。 - 前記マスト部を荷役動作させる油圧式の荷役シリンダと、
前記荷役シリンダに作動油を送るポンプと、
前記ポンプを駆動させる荷役モータとを備え、
前記荷役停止手段は、前記荷役モータへの電力供給を停止することにより、前記荷役動作を停止させる請求項1に記載の産業車両の荷役停止装置。 - 前記マスト部を荷役動作させる油圧式の荷役シリンダと、
前記荷役シリンダに作動油を送るポンプと、
前記荷役シリンダと前記ポンプとの間に設けられ、前記荷役シリンダに作動油を送り戻しするための油路と、
前記油路に設けられ、前記油路の切換えを行うバルブと、
前記バルブに前記油路の切換えの指令信号を出力するバルブ制御手段とを備え、
前記荷役停止手段は、荷役停止の指令信号を前記バルブ制御手段に出力し、
前記バルブ制御手段は、荷役停止の指令信号を入力した場合にバルブを制御して油路を切換え前記荷役シリンダに前記作動油の供給を停止する請求項1に記載の産業車両の荷役停止装置。 - 前記荷役停止装置は、
前記マスト部の後傾動作中に前記異物検出手段が前記異物を検出した場合に、
前記マスト部の後傾動作を停止させる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の産業車両の荷役停止装置。 - 前記荷役停止装置は、前記マスト部の後傾動作を停止させた後、該マスト部を前傾動作させる請求項4に記載の産業車両の荷役停止装置。
- 前記異物検出手段は、
圧力センサである請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の産業車両の荷役停止装置。
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JPH0380099U (ja) * | 1989-12-01 | 1991-08-15 | ||
JPH09124288A (ja) * | 1995-10-31 | 1997-05-13 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 産業車両 |
JPH09203271A (ja) * | 1996-01-26 | 1997-08-05 | Asmo Co Ltd | 動力付窓開閉装置 |
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