JP2949497B1 - 荷役作業車 - Google Patents

荷役作業車

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JP2949497B1
JP2949497B1 JP13133498A JP13133498A JP2949497B1 JP 2949497 B1 JP2949497 B1 JP 2949497B1 JP 13133498 A JP13133498 A JP 13133498A JP 13133498 A JP13133498 A JP 13133498A JP 2949497 B1 JP2949497 B1 JP 2949497B1
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田 満 濱
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Abstract

【要約】 【課題】 前記台車(4)の暴走または荷台(3)
の過上昇などを阻止し、取扱い性の向上並びに保守コス
トの低減などを図る。 【解決手段】 台車(4)に荷台(3)を昇降自在に取
付けると共に、バッテリ(8)及び電動モータ(6)
(10)を搭載し、操作スイッチ(22)(23)(3
9)によって電源リレー(26)(27)(40)を作
動させ、電源リレー(26)(27)(40)の常開ス
イッチ(26a)(27a)(40a)をオンにして電
動モータ(6)(10)を作動させる荷役作業車におい
て、電源リレー(26)(27)(40)がオフのとの
常開スイッチ(26a)(27a)(40a)の導電を
検出する異常センサ(36)と、該センサ(36)の異
常検出によってバッテリ(8)と常開スイッチ(26
a)(27a)(40a)の電気接続を遮断して異常動
作を防ぐ防止部材(38)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパレットに
荷物を載せて運搬するパレットトラック、並びに荷物ま
たは作業台を高位置に昇降させるリフトトラックなどの
荷役作業車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、台車に荷台を昇
降自在に取付けると共に、バッテリ及び電動モータを搭
載し、操作スイッチによって電源リレーを作動させ、電
源リレーの常開スイッチをオンにして電動モータを作動
させ、台車の走行駆動または荷台の上昇駆動を電動モー
タによって行う構造において、長期間使用によって常開
スイッチがスパークによって損傷して溶着したとき、バ
ッテリ電源線を外す操作または電源遮断器を外す操作に
よって電動モータを停止させていた。しかし乍ら、常開
スイッチの溶着による台車の暴走または荷台の過上昇
は、作業者によって予測されることなく発生するから、
電動モータを停止させる前記操作を速やかに行う適正な
対処を容易に行い得ず、台車を衝突させたり、荷台を損
傷させる不具合がある。また、前記常開スイッチが溶着
する前に電源リレーを交換する保守修理作業を行うこと
により、暴走などを未然に防げるが、スパークによる常
開スイッチの損傷具合を容易に確認し得ず、使用可能な
電源リレーを無駄に取り換え易い不具合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、台車
に荷台を昇降自在に取付けると共に、バッテリ及び電動
モータを搭載し、操作スイッチによって電源リレーを作
動させ、電源リレーの常開スイッチをオンにして電動モ
ータを作動させる荷役作業車において、電源リレーがオ
フのとき常開スイッチの導電を検出する異常センサと、
該センサの異常検出によってバッテリと常開スイッチの
電気接続を遮断して異常動作を防ぐ防止部材を設けると
共に、操作スイッチによる常開スイッチの導電動作を異
常センサが検出するのを防ぐ解除部材を設けたもので、
操作スイッチをオフにしたにも係わらず電動モータに連
続して電源が印加される異常状態を自動的に検出し、電
動モータを自動的に停止させて異常動作を未然に防止し
得、前記台車の暴走または荷台の過上昇などを阻止し得
ると共に、定期的な交換によって使用可能な電源リレー
を無駄に取り換える必要がなく、取扱い性の向上並びに
保守コストの低減などを容易に図り得、また操作スイッ
チと電源を共用する簡単な回路構成で防止部材を組込み
得るものである。
【0004】また、電動モータによって走行輪を駆動す
るように構成したもので、電源リレーの常開スイッチ溶
着による台車の暴走を自動的に阻止し得るものである。
【0005】また、荷台を上昇させる油圧リフトシリン
ダ及び油圧ポンプを設け、前記油圧ポンプを電動モータ
によって駆動するように構成したもので、電源リレーの
常開スイッチ溶着による荷台の過上昇を自動的に阻止し
得るものである。
【0006】また、異常センサによる常開スイッチ異常
検出を知らせる警報部材を設けたもので、作業者によっ
て容易に確認できない常開スイッチ異常を速やかに認知
して適正に対処し得るものである。
【0007】また、異常センサの検出保持スイッチと、
防止部材と、警報部材を、キースイッチの出力側に接続
させたもので、異常検出警報の中止並びに異常動作防止
維持をキースイッチオフ操作によって行う回路構造を容
易に構成し得るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1はパレットトラックの側面図、図2
は同背面図であり、前輪(1)と油圧リフトシリンダ
(2)によって昇降自在に荷台(3)を取付けると共
に、油圧リフトシリンダ(2)を台車(4)に設け、荷
台(3)後方に倒伏自在な操向ハンドル(5)を台車
(4)に立設させ、また電動モータ(6)によって駆動
する走行輪(7)を台車(4)に取付ける。また、前記
荷台(3)後部にバッテリ(8)を搭載させると共に、
前記リフトシリンダ(2)を駆動する油圧ポンプ(9)
と、該油圧ポンプ(9)を駆動する電動上昇モータ(1
0)を、前記荷台(3)に取付けるもので、図3に示す
如く、過負荷防止用リリーフ弁(11)、チェック弁
(12)、下降速度規制絞り弁(13)、下降ソレノイ
ド(14)を有する電磁下降弁(15)を設け、ラムピ
ストン形の前記リフトシリンダ(2)と油圧ポンプ
(9)を油圧配管接続させる。
【0009】さらに、図4に示す如く、前記バッテリ
(8)に充電器(16)を並列に設け、また緊急遮断レ
バー(17)によってオフにする常閉型遮断スイッチ
(18)をバッテリ(8)に直列に設けると共に、主回
路(50アンペア)用ヒューズ(19)と操作回路(1
0アンペア)用ヒューズ(20)を介してバッテリ
(8)にキースイッチ(21)を接続させ、前進スイッ
チ(22)と、後進スイッチ(23)と、前進を後進に
切換える反転スイッチ(24)と、ホーンスイッチ(2
5)を、前記キースイッチ(21)に接続させる。ま
た、前進スイッチ(22)に接続させる前進リレー(2
6)と、後進スイッチ(23)に接続させる後進リレー
(27)と、高速スイッチ(28)及びオン遅延回路
(29)を介して前後進スイッチ(22)(23)に接
続させる高速リレー(30)と、前後進スイッチ(2
2)(23)に接続させる走行用電磁ブレーキ解除ソレ
ノイド(31)と、ホーンスイッチ(25)に接続させ
て約90ホンの高音量の走行警報音を発生させる走行警
報ブザー(32)を設ける。
【0010】また、前進リレー(26)の常開スイッチ
(26a)及び常閉スイッチ(26b)を前記ヒューズ
(19)と走行モータ(6)の間に直列に設け、後進リ
レー(27)の常開スイッチ(27a)及び常閉スイッ
チ(27b)を前記ヒューズ(19)と走行モータ
(6)の間に直列に設け、ヒューズ(19)に対して各
常開スイッチ(26a)(27a)を並列接続させ、走
行モータ(6)に対して各常閉スイッチ(26b)(2
7b)を並列接続させ、前進リレー(26)の各スイッ
チ(26a)(26b)の間と後進リレー(27)の各
スイッチ(27a)(27b)の間を走行モータ(6)
の極性切換コイル(6a)によって接続させ、各リレー
(26)(27)を択一的に励磁させて走行モータ
(6)を正転前進または逆転後進させると共に、高速リ
レー(30)の常開スイッチ(30a)を走行モータ
(6)に直列接続させ、低速走行用抵抗器(33)を常
開スイッチ(30a)に並列接続させ、低速または高速
の2段変速回転によって走行モータ(6)を作動させる
もので、荷台(3)後方にハンドル(5)を傾倒させて
作業者が握って操向操作を行い乍ら、荷台(3)後方に
前進させたり、荷台(3)前方に後進させ、パレットま
たカゴ車等に積んだ荷物を荷台(3)に載せて運ぶよう
に構成している。
【0011】さらに、前後進スイッチ(22)(23)
に解除レバー(34)を接続させ、解除レバー(34)
の常閉スイッチ(34a)とオン遅延回路(35)を介
して各常開スイッチ(26a)(27a)に異常リレー
(36)を接続させ、キースイッチ(21)に自己保持
スイッチ(36a)を介して異常リレー(36)及び異
常警報ブザー(37)を接続させ、異常リレー(36)
の励磁により、断続出力させる異常警報音をブザー(3
7)によって発生させ、作業者に知らせると共に、作業
者が操作する各スイッチ(22)(23)(24)(2
5)と防止リレー(38)を異常リレー(36)の常閉
スイッチ(36b)を介してキースイッチ(21)に接
続させ、前記防止リレー(38)の常開スイッチ(38
a)を介してヒューズ(19)に各常開スイッチ(26
a)(27a)を並列に設けるもので、前後進スイッチ
(22)(23)操作によって荷物運搬作業を行ってい
るとき、前後進スイッチ(22)(23)をオフ復帰さ
せても、常開スイッチ(26a)(27a)の溶着によ
って走行モータ(6)が導電維持されると、異常リレー
(36)が作動し、自己保持スイッチ(36a)のオン
によってリレー(36)が励磁維持され、異常リレー
(36)の常閉スイッチ(36b)がオフ保持され、各
スイッチ(22)〜(25)及び防止リレー(38)を
オフ保持し、防止リレー(38)の常開スイッチ(38
a)をオフ保持して走行モータ(6)を停止させ、走行
モータ(6)の暴走動作を阻止し、かつブザー(37)
を鳴動させて異常検出を作業者に知らせるように構成し
ている。
【0012】さらに、図5に示す如く、荷台(3)を昇
降操作する昇降スイッチ(39)を異常リレー(36)
の常閉スイッチ(36b)を介してキースイッチ(2
1)に接続させ、上昇リレー(40)及び解除リレー
(41)を昇降スイッチ(39)の上昇接点(39a)
に接続させ、昇降スイッチ(39)の下降接点(39
b)に下降ソレノイド(14)を接続させると共に、防
止リレー(38)の常開スイッチ(38b)並びに上昇
リレー(40)の常開スイッチ(40a)を介してバッ
テリ(8)に上昇モータ(10)を接続させ、解除リレ
ー(41)の常閉スイッチ(41a)及びオン遅延回路
(35)を介して上昇リレーの常開スイッチ(40a)
に異常リレー(36)を接続させるもので、昇降スイッ
チ(39)操作によって荷台(3)を上昇させる作業を
行っているとき、昇降スイッチ(39)をオフ復帰また
は下降操作しても、常開スイッチ(40a)の溶着によ
って上昇モータ(10)が導電維持されると、異常リレ
ー(36)が作動し、自己保持スイッチ(36a)のオ
ンによってリレー(36)が励磁維持され、異常リレー
(36)の常閉スイッチ(36b)がオフ保持され、昇
降スイッチ(39)及び防止リレー(38)をオフ保持
し、防止リレー(38)の常開スイッチ(38b)をオ
フ保持して上昇モータ(10)を停止させ、上昇モータ
(10)の過上昇動作を阻止し、かつブザー(37)を
鳴動させて異常検出を作業者に知らせるように構成して
いる。
【0013】さらに、図6に示す如く、前記図4の走行
モータ(6)制御回路と、前記図5の上昇モータ(1
0)制御回路を、バッテリ(8)及びキースイッチ(2
1)、異常リレー(36)、ブザー(37)、防止リレ
ー(38)を兼用して形成し、1枚の同一の配線基板に
よって各モータ(6)(10)の制御回路を設け、コン
パクトな構成にして狭少場所への取付けを容易に行える
と共に、前記スイッチ(22)(23)(39)操作時
に各常閉スイッチ(34a)(41a)がオフになる前
に異常リレー(36)が励磁作動するのをオン遅延回路
(35)によって防止し、またキースイッチ(21)の
オフ操作によってブザー(37)をオフにしてリレー
(26)(27)(40)交換作業を行えるように構成
している。
【0014】上記から明らかなように、台車(4)に荷
台(3)を昇降自在に取付けると共に、バッテリ(8)
及び電動モータである走行及び上昇モータ(6)(1
0)を搭載し、操作スイッチである前後進及び上昇スイ
ッチ(22)(23)(39)によって電源リレーであ
る前後進及び上昇リレー(26)(27)(40)を作
動させ、各リレー(26)(27)(40)の常開スイ
ッチ(26a)(27a)(40a)をオンにして各モ
ータ(6)(10)を作動させる荷役作業車において、
各リレー(26)(27)(40)がオフのとき常開ス
イッチ(26a)(27a)(40a)の導電を検出す
る異常センサである異常リレー(36)と、該リレー
(36)の異常検出によってバッテリ(8)と常開スイ
ッチ(26a)(27a)(40a)の電気接続を遮断
して異常動作を防ぐ防止部材である防止リレー(38)
を設けている。そして、前記スイッチ(22)(23)
(40)をオフにしたにも係わらず前記モータ(6)
(10)に連続して電源が印加される異常状態を自動的
に検出し、前記モータ(6)(10)を自動的に停止さ
せて異常動作を未然に防止し、前記台車(4)の暴走ま
たは荷台(3)の過上昇などを阻止させると共に、定期
的な交換によって使用可能な前記リレー(26)(2
7)(40)を無駄に取り換える必要がなく、取扱い性
の向上並びに保守コストの低減などを図れるように構成
している。
【0015】また、前後進または上昇スイッチ(22)
(23)(40)による常開スイッチ(26a)(27
a)(40a)の導電動作を異常リレー(36)が検出
するのを防ぐ解除部材である解除リレー(34)(4
1)を設け、前記スイッチ(22)(23)(40)と
電源を共用する簡単な回路構成で防止リレー(38)を
組込み得るもので、走行モータ(6)によって走行輪
(7)を駆動し、前後進リレー(26)(27)の常開
スイッチ(26a)(27a)溶着による台車(4)の
暴走を自動的に阻止させると共に、荷台(3)を上昇さ
せる油圧リフトシリンダ(2)及び油圧ポンプ(9)を
設け、前記油圧ポンプ(9)を上昇モータ(10)によ
って駆動し、上昇リレー(40)の常開スイッチ(40
a)溶着による荷台(3)の過上昇を自動的に阻止する
ように構成している。
【0016】また、異常リレー(36)による常開スイ
ッチ(26a)(27a)(40a)異常検出を知らせ
る警報部材であるブザー(37)を設け、作業者によっ
て容易に確認できない常開スイッチ(26a)(27
a)(40a)異常を速やかに認知して適正に対処させ
ると共に、異常リレー(36)の検出保持スイッチであ
る自己保持スイッチ(36a)と、防止リレー(38)
と、ブザー(37)を、キースイッチ(21)の出力側
に接続させ、異常検出警報の中止並びに異常動作防止維
持をキースイッチ(21)オフ操作によって行う回路構
造を構成している。
【0017】さらに、図7、図8に示す如く、前後輪
(42)(43)を設ける台車(4)にリフトシリンダ
(2)及びマスト(44)を立設させ、マスト(44)
に荷台(3)を昇降自在に取付け、荷台(3)に載せる
荷物を高位置に昇降させるリフトトラックにおいて、操
向ハンドル(5)と、走行モータ(6)によって駆動す
る走行輪(7)と、バッテリ(8)と、油圧ポンプ
(9)及び上昇モータ(10)を取付けることにより、
図1のパレットトラックと同様に、バッテリ(8)を電
源として各モータ(6)(10)を駆動して荷物の昇降
及び運搬などの荷役作業を行えると共に、図4乃至図6
に示す常開スイッチ(26a)(27a)(40a)の
溶着による誤動作を自動的に防止できる。
【0018】さらに、図9、図10は、前記図7の変形
例を示すもので、左右一対の後輪(43)(43)の一
方の左側の後輪(43)を取外して走行輪(7)を取付
け、走行モータ(6)によって走行輪(7)を駆動して
走行させることも行える。
【0019】さらに、図11は、前記図7の変形例を示
すもので、走行モータ(6)及び走行輪(7)を省き、
バッテリ(8)、油圧ポンプ(9)、上昇モータ(1
0)を設けるもので、図5の上昇モータ(10)制御回
路を組込み、バッテリ(8)を電源として荷台(3)を
上昇させ、荷役作業を行うと共に、下降レバー(45)
を設け、図3に示す下降弁(15)を下降レバー(4
5)の手動操作によって切換えて荷台(3)を下降させ
るものである。
【0020】さらに、図12は、前記図11の変形例を
示すもので、荷台(3)を作業者搭乗構造に構成し、ま
た荷台(3)に昇降スイッチ(39)を取付け、作業者
が荷台(3)に乗ってスイッチ(39)操作により昇降
し、高所作業を行うもので、図5の上昇モータ(10)
制御回路を組込み、上昇リレー(40)の常開スイッチ
(40a)の溶着による上昇モータ(10)の過上昇動
作を自動的に防止している。
【0021】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、台車(4)に荷台(3)を昇降自在に取付けると共
に、バッテリ(8)及び電動モータ(6)(10)を搭
載し、操作スイッチ(22)(23)(39)によって
電源リレー(26)(27)(40)を作動させ、電源
リレー(26)(27)(40)の常開スイッチ(26
a)(27a)(40a)をオンにして電動モータ
(6)(10)を作動させる荷役作業車において、電源
リレー(26)(27)(40)がオフのとき常開スイ
ッチ(26a)(27a)(40a)の導電を検出する
異常センサ(36)と、該センサ(36)の異常検出に
よってバッテリ(8)と常開スイッチ(26a)(27
a)(40a)の電気接続を遮断して異常動作を防ぐ防
止部材(38)を設けると共に、操作スイッチ(22)
(23)(40)による常開スイッチ(26a)(27
a)(40a)の導電動作を異常センサ(36)が検出
するのを防ぐ解除部材(34)(41)を設けたもの
で、操作スイッチ(22)(23)(40)をオフにし
たにも係わらず電動モータ(6)(10)に連続して電
源が印加される異常状態を自動的に検出し、電動モータ
(6)(10)を自動的に停止させて異常動作を未然に
防止でき、前記台車(4)の暴走または荷台(3)の過
上昇などを阻止できると共に、定期的な交換によって使
用可能な電源リレー(26)(27)(40)を無駄に
取り換える必要がなく、取扱い性の向上並びに保守コス
トの低減などを容易に図ることができ、また操作スイッ
チ(22)(23)(40)と電源を共用する簡単な回
路構成で防止部材(38)を組込むことができるもので
ある。
【0022】また、電動モータ(6)によって走行輪
(7)を駆動するように構成したもので、電源リレー
(26)(27)の常開スイッチ(26a)(27a)
溶着による台車(4)の暴走を自動的に阻止できるもの
である。
【0023】また、荷台(3)を上昇させる油圧リフト
シリンダ(2)及び油圧ポンプ(9)を設け、前記油圧
ポンプ(9)を電動モータ(10)によって駆動するよ
うに構成したもので、電源リレー(40)の常開スイッ
チ(40a)溶着による荷台(3)の過上昇を自動的に
阻止できるものである。
【0024】また、異常センサ(36)による常開スイ
ッチ(26a)(27a)(40a)異常検出を知らせ
る警報部材(37)を設けたもので、作業者によって容
易に確認できない常開スイッチ(26a)(27a)
(40a)異常を速やかに認知して適正に対処できるも
のである。
【0025】また、異常センサ(36)の検出保持スイ
ッチ(36a)と、防止部材(38)と、警報部材(3
7)を、キースイッチ(21)の出力側に接続させたも
ので、異常検出警報の中止並びに異常動作防止維持をキ
ースイッチ(21)オフ操作によって行う回路構造を容
易に構成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パレットトラックの側面図。
【図2】同背面図。
【図3】同油圧回路図。
【図4】同走行電気回路図。
【図5】同荷台上昇電気回路図。
【図6】図4と図5を複合させた電気回路図。
【図7】自走リフトトラックの側面図。
【図8】同背面図。
【図9】図7の変形例を示す側面図。
【図10】同正面図。
【図11】リフトトラックの側面図。
【図12】図11の変形例を示す側面図。
【符号の説明】
(2) リフトシリンダ (3) 荷台 (4) 台車 (6) 走行モータ (7) 走行輪 (8) バッテリ (9) 油圧ポンプ (10) 上昇モータ (21) キースイッチ (22) 前進スイッチ(操作スイッチ) (23) 後進スイッチ(操作スイッチ) (26) 前進リレー(電源リレー) (26a)(27a)(40a) 常開スイッチ (27) 後進リレー(電源リレー) (34)(41) 解除リレー(解除部材) (36) 異常リレー(異常センサ) (36a) 自己保持スイッチ(検出保持スイッチ) (37) ブザー(警報部材) (38) 防止リレー(防止部材) (39) 上昇スイッチ(操作スイッチ) (40) 上昇リレー(電源リレー)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車に荷台を昇降自在に取付けると共
    に、バッテリ及び電動モータを搭載し、操作スイッチに
    よって電源リレーを作動させ、電源リレーの常開スイッ
    チをオンにして電動モータを作動させる荷役作業車にお
    いて、電源リレーがオフのとき常開スイッチの導電を検
    出する異常センサと、該センサの異常検出によってバッ
    テリと常開スイッチの電気接続を遮断して異常動作を防
    ぐ防止部材を設けると共に、操作スイッチによる常開ス
    イッチの導電動作を異常センサが検出するのを防ぐ解除
    部材を設けたことを特徴とする荷役作業車。
  2. 【請求項2】 電動モータによって走行輪を駆動するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1に記載の荷役作
    業車。
  3. 【請求項3】 荷台を上昇させる油圧リフトシリンダ及
    び油圧ポンプを設け、前記油圧ポンプを電動モータによ
    って駆動するように構成したことを特徴とする請求項1
    に記載の荷役作業車。
  4. 【請求項4】 異常センサによる常開スイッチ異常検出
    を知らせる警報部材を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の荷役作業車。
  5. 【請求項5】 異常センサの検出保持スイッチと、防止
    部材と、警報部材を、キースイッチの出力側に接続させ
    たことを特徴とする請求項4に記載の荷役作業車。
JP13133498A 1998-04-24 1998-04-24 荷役作業車 Expired - Fee Related JP2949497B1 (ja)

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