JP2556897Y2 - 作業車の走行駆動制御装置 - Google Patents

作業車の走行駆動制御装置

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JP2556897Y2 JP1991006920U JP692091U JP2556897Y2 JP 2556897 Y2 JP2556897 Y2 JP 2556897Y2 JP 1991006920 U JP1991006920 U JP 1991006920U JP 692091 U JP692091 U JP 692091U JP 2556897 Y2 JP2556897 Y2 JP 2556897Y2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両上に昇降自在にス
テージを設けるとともに、バッテリーで駆動される電動
モータを配置して走行駆動可能にする駆動輪を備えてな
る作業車の走行駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の作業車は、図5〜図6に図
示する如く、車両1の左右一対の後輪4、5にバッテリ
ー2、3で駆動される電動モータM1、M2をそれぞれ
配置し、電動モータM1 、M2 の出力軸と後輪4、5間
をそれぞれに配置したギア4a、M2a 及びギア5a 、
M1a で連結し、左右一対の後輪4、5を駆動輪として
いる。また、車両1上に内筒6と内筒6に外嵌し内筒6
に対して昇降自在な外筒7からなる支柱8配置し、外筒
7にステージ9を取り付けている。前記内筒6と外筒7
間には昇降シリンダ10を配置し、この昇降シリンダ1
0によりステージ9を昇降駆動できるようにしている。
昇降シリンダ10は、図4に図示する如く電動モータ1
2によって駆動される油圧ポンプ13からの油圧で駆動
するようにしている。そして、電動モータ12は12V
用バッテリー2,3を直列に接続した電源で駆動される
ようになっている。
【0003】いま、昇降シリンダ10を駆動してステー
ジ9を上昇させる場合について以下に説明する。まず、
ステージ上昇スイッチ11をONにし、リレーR1を作
動させリレー接点R1aを閉じる。すると電動モータ12
により油圧ポンプ13が駆動され、油圧ポンプ13から
の油圧はチエック弁14を経過して昇降シリンダ10に
供給され、昇降シリンダ10を上昇させる。この時設定
圧を高圧(約140Kg/cm2 )に設定されたリリー
フ弁15を回路途中に介装してあるので、昇降シリンダ
10は上記設定圧までの作動圧で伸長可能としている。
【0004】ステージ10の上昇を停止させる場合は、
前記ステージ上昇スイッチ11をOFFにすればよい。
すると、前記電動モータ12が停止し油圧ポンプ13か
ら油圧が昇降シリンダ10に供給されなくなり、昇降シ
リンダ10に供給された油圧は、チエック弁14により
昇降シリンダ10内に閉じ込められ、ステージ10を上
昇させたまま停止する。
【0005】ステージ10を下降させる場合は、ステー
ジ下降スイッチ16をONにし、電磁弁17を作動させ
る。昇降シリンダ10内に閉じ込めた油圧は自重による
圧力負荷が作用しているが、この圧力負荷が作用した油
圧を電磁弁17の作動によりタンク18に逃がしてステ
ージ10を下降させる。この時ステージ10の下降速度
を遅くするために絞り弁19を使用している。このよう
にして昇降シリンダ10を昇降駆動してステージ10を
昇降できるようにしている。
【0006】次に、車両1を走行駆動させる場合につい
て以下に説明する。まず走行スイッチ20をONに操作
することで、リレーR2を作動させる。リレーR2の作
動により、リレー接点R2aを閉じ、電動モータM1 、M
2 を駆動し、作業車を走行させる。なお、リレー接点R
1bは、リレーR1 の作動で開き、前記ステージ上昇スイ
ッチ11をONにし時に、走行スイッチ20をONに操
作してもリレーR2を作動させないようにしたものであ
る。すなわち、ステージ10を上昇させている時には同
時に車両1を走行駆動できないようにしたものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成した従来の作業車両の走行駆動制御装置にあっ
ては、次のような問題点を有していた。すなわち、ステ
ージ9を上昇させた状態で作業車を走行させるために前
記走行スイッチ20をONに操作すると、伸長した支柱
8が車両1の急激な走り出しにより撓み、ステージ9に
搭乗した作業者が振り落とされるような状態となること
から、ステージ9を上昇させた状態で作業車を走行させ
る時にはステージ9に搭乗した作業者は手摺を捕まえる
等をして特に注意をして走行させることが必要であっ
た。また、ステージ9にには搭乗した作業者だけでなく
作業用工具、その他作業に伴う物を積載しており、ステ
ージ9上の重量が大となっているときには作業車の重心
が高くなって作業車の走行安定が悪くなっており、走行
路面の状態やステアリング操作時によっては不安定とな
ものとなって、最悪の場合作業車の転倒にもつながる恐
れがあった。本考案は、上記課題を解決し、安全に走行
駆動できる作業車の走行駆動制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の作業車の走行駆動制御装置は、車両上に昇
降自在にステージを設けるとともに、バッテリーで駆動
される電動モータによって走行駆動可能にする駆動輪を
備えてなる作業車の走行駆動制御装置であって、前記ス
テージが上昇状態にあることを検出するステージ上昇状
態検出手段と、前記電動モータにかかる電圧を高電圧と
低電圧とに選択的に切換える切換手段を設け、ステージ
上昇状態検出手段がステージの上昇状態を検出した時に
前記切換手段により前記電動モータにかかる電圧を低電
圧とし、ステージ上昇状態検出手段がステージの上昇状
態を検出しなかった時に前記切換手段により前記電動モ
ータにかかる電圧を高電圧とするようステージ上昇状態
検出手段と切換手段を関係させて車両を走行駆動するよ
う構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】以上の如く構成した本考案の作業車の走行駆動
装置は、ステージ上昇状態検出手段がステージの上昇状
態を検出した時に前記切換手段により前記電動モータに
かかる電圧を低電圧とし、ステージ上昇状態検出手段が
ステージの上昇状態を検出しなかった時に前記切換手段
により前記電動モータにかかる電圧を高電圧とするよう
ステージ上昇状態検出手段と切換手段を関係させて車両
を走行駆動するよう構成したものだから、ステージが上
昇している時には車両を低速で走行させ、ステージが上
昇していない時には車両を高速で走行させることにな
り、安全に走行駆動できるものである。
【0010】
【実施例】以下本考案の作業車の走行駆動装置につい
て、図1〜図3に図示し以下に説明する。なお、図4〜
図6に図示し従来の技術で説明した符号1〜符号20、
符号R1 、符号R2 、符号R1a、符号R1b、符号R2a、
符号M1 ,符号M2 、符号M1a、符号M2a、符号4a 、
および符号5a は、以下の説明でも同じものとして同符
号を使用し説明を略する。但し、図4に図示して説明し
た電磁弁17、リレーR1 、リレーR2 は、24Vで作
動するようにしていたが、以下図示し説明するものは1
2Vで作動するようになっている。
【0011】図1に図示するものは、本考案の作業車の
走行駆動制御装置を説明する説明図であって、図3に図
示し従来の技術で説明したものと以下の点のみが相違し
ている。よってここではこの相違している点のみの説明
をする。21は、ステージ上昇状態検出手段であって、
ステージ上昇状態検出スイッチ22とリレーR3 で構成
している。ステージ上昇状態検出スイッチ22は、図5
に図示する如くその接触子を内筒6の外方に突出させス
テージ9を下降させたときに接触子が外筒7に接触して
スイッチをOFFにするように内筒6の基端部に取付け
られている。そしてステージ上昇状態検出スイッチ22
にリレーR3 が接続されており、ステージ上昇状態検出
スイッチ22がONとなった時にリレーR3 が作動する
ようになっている。
【0012】23は、切換手段であって、リレーR3が
作動した時に閉じるリレー接点R3a' 、リレー接点R3
a" と、リレーR3が作動した時に開くリレー接点R3
b、およびダイオード24,25で以て構成している。
この切換手段23は、リレーR3が作動した時に、リレ
ー接点R3a' とリレー接点R3a" を閉じ、リレー接点R
3bを開いて前記バッテリー2,3を並列接続して、電源
を低圧電源(この実施例の場合12V)にするととも
に、リレーR3が作動しない時に、リレー接点R3a'と
リレー接点R3a" を開き、リレー接点R3b、閉じて前記
バッテリー2,3を直列接続して、電源を高圧電源(こ
の実施例の場合24V)にするようにしてある。なお、
ダイオード24,25は、リレーR3が作動した時にリ
レー接点R3a'とリレー接点R3a" が先に閉じ、リレー
接点R3bが後から開くような作動をしても、それぞれの
バッテリー2,3がショートしないようにするためのも
のである。
【0013】このように構成した本考案の作業車の走行
駆動制御装置は、次のように作用する。まず作業車のス
テージ9を上昇させた場合について説明する。ステージ
9を上昇させると、ステージ上昇状態検出手段21のス
テージ上昇状態検出スイッチ22がONとなってリレー
R3を作動させる。そして切換手段23により、前記バ
ッテリー2,3を並列接続して、電源を低圧電源(この
実施例の場合12V)にする。この時に走行スイッチ2
0をON操作してリレーR2 を作動させ、リレー接点R
2aを閉じ前記電動モータM1,M2 を低圧電源(この実施
例の場合12V)で駆動する。よってステージ9を上昇
させて作業車を走行駆動する場合は、バッテリー2,3
を直列接続した場合と比較して電動モータM1,M2 にか
かる電圧が低電圧となり、作業車を低速走行するように
制御する。
【0014】次に、作業車のステージ9を上昇させてい
ない場合について説明する。ステージ9を上昇させてい
ないものであるから、ステージ上昇状態検出手段21の
ステージ上昇状態検出スイッチ22がOFFとなってリ
レーR3は作動しない。そして切換手段23により、前
記バッテリー2,3を直列接続して、電源を高圧電源
(この実施例の場合24V)にする。この時に走行スイ
ッチ20をON操作してリレーR2 を作動させ、リレー
接点R2aを閉じ前記電動モータM1,M2 を高圧電源(こ
の実施例の場合24V)で駆動する。すなわちステージ
9を上昇させないで作業車を走行駆動する場合は、バッ
テリー2,3を並列接続した場合と比較して電動モータ
M1,M2 にかかる電圧が高電圧となり、作業車を高速走
行するように制御する。
【0015】このようにステージ9が上昇している時に
は電動モータM1,M2 にかかる電圧を低電圧とし、ステ
ージ9が上昇していない時にかかる高電圧の場合と比較
して、作業車両を低加速ならびに低速走行が可能とな
り、安全な走行駆動を可能とすることができるものであ
る。
【0016】なお上記実施例では、ステージ上昇状態検
出手段21により切換手段23を介して電源を高圧電源
または低圧電源にして電動モータM1,M2 にかかる電圧
を高電圧または低電圧とするようにしたものであるが、
ステージ上昇状態検出手段21により切換手段23を介
して電動モータM1,M2 を直列または並列接続して電動
モータM1,M2 にかかる電圧を低電圧または高電圧とす
るようにしてもよい。
【0017】以下この場合を図2に図示し説明する。図
2に図示するものは、電源をバッテリー2,3を直列接
続の場合のみとし、電動モータM1,M2 を直列または並
列接続して駆動するようにした点が図1に図示するもの
と相違している。図2において、21’は、ステージ上
昇状態検出手段であって、ステージ上昇状態検出スイッ
チ22とリレーR4 で構成している。26は、切換手段
であって、リレーR4が作動した時に閉じるリレー接点
R4aと、開くリレー接点R4b' ,リレー接点R4b" およ
びダイオード27で以て構成している。この切換手段2
6は、リレーR4 が作動した時に、リレー接点R4aを閉
じ、リレー接点R4b' ,リレー接点R4b" を開いて前記
電動モータM1,M2 を直列接続するようにし、リレーR
4 が作動しない時にリレー接点R4aを開き、リレー接点
R4b' ,リレー接点R4b" を閉じて前記電動モータM1,
M2 を並列接続するようにその回路を接続している。2
7は、ダイオードであって、リレー接点R4b' ,リレー
接点R4b" がまだ閉じている時にリレー接点R4aが閉じ
てショートするのを防止するために配置したものであ
る。
【0018】このように構成したものにあっては、次の
ように作用する。まず作業車のステージ9を上昇させた
場合について説明する。前記と同様にステージ9を上昇
させると、ステージ上昇状態検出手段21’のステージ
上昇状態検出スイッチ22がONとなってリレーR4 を
作動させる。そして切換手段26により、前記電動モー
タM1,M2 を直列接続する。この時に走行スイッチ20
をON操作してリレーR2 を作動させ、リレー接点R2a
を閉じ直列接続された前記電動モータM1,M2を電源
(この実施例の場合24V)で駆動する。よってステー
ジ9を上昇させて作業車を走行駆動する場合は、電動モ
ータM1,M2 を直列接続することにより並列接続した場
合と比較して電動モータM1,M2 にかかる電圧を低電圧
として作業車を低速走行するように制御する。
【0019】次に、作業車のステージ9を上昇させてい
ない場合について説明する。ステージ9を上昇させてい
ないものであるから、ステージ上昇状態検出手段21’
のステージ上昇状態検出スイッチ22がOFFとなって
リレーR4 は作動しない。そして切換手段26により、
前記電動モータM1,M2 を並列接続する。この時に走行
スイッチ20をON操作してリレーR2 を作動させ、リ
レー接点R2aを閉じ並列接続された前記電動モータM1,
M2 を電源(この実施例の場合24V)で駆動する。よ
ってステージ9を上昇させて作業車を走行駆動する場合
は、電動モータM1,M2 を並列接続することにより直列
接続した場合と比較して電動モータM1,M2 にかかる電
圧を高電圧として作業車を高速走行するように制御す
る。
【0020】このようにステージが上昇している時には
電動モータM1,Mを直列接続駆動し、ステージが上昇し
ていない時の電動モータM1,Mの並列接続駆動に比較し
て、電動モータM1,MIかかる電圧を低電圧とするもの
であるから、作業車両を微加速ならびに低速走行が可能
となり、安全な走行駆動を可能とすることができるもの
である。
【0021】次に上記実施例の発展例を以下に説明す
る。図1および図2に図示するものは、ステージ上昇状
態検出手段21,21’にステージ上昇状態検出スイッ
チ22を配置しステージ9が上昇状態にあるか否かを検
出するようにしたものであるが、ステージ9が上昇状態
にあり、且つステージ9が所定高さまで上昇しているか
否かを検出する検出するようにし、ステージ9が所定高
さ以下の高さ位置に上昇している時には作業車を低速走
行で走行するようにし、ステージ9が所定高さ以上の位
置に上昇している時には更に低速走行するようにしても
よい。
【0022】以下この発展例を図3に基いて説明する。
図3において、21”は、ステージ上昇状態検出手段で
あって、第1のステージ上昇状態検出手段28と第2ス
テージ上昇状態検出手段29で構成されている。第1ス
テージ上昇状態検出手段28は、前記ステージ上昇状態
検出スイッチ22と前記リレーR3 で構成している。
(ここでは前記ステージ上昇状態検出手段21と同一構
成となっている。)第2ステージ上昇状態検出手段29
は、第2ステージ上昇状態検出スイッチ30と前記リレ
ーR4 で構成している。第2ステージ上昇状態検出手段
29は、図5に図示する如くその接触子を内筒6の外方
に突出させ、ステージ9を所定高さ位置以上に上昇させ
たときに接触子を外方に突出させてスイッチをONに
し、ステージ9をこの所定高さ位置より下降させたとき
に接触子が外筒7に接触してスイッチをOFFにするよ
うに内筒6の中間部に取付けられている。また、この発
展例にあっては、前記リレーR3 の作動によりバッテリ
ー2,3を直列または並列に選択的に切換える切換手段
23と、前記リレーR4 の作動により電動モータM1,M
2 を並列または直列に選択的に切換える切換手段26を
備えている。
【0023】このように構成した発展例は次のように作
用する。まず、ステージ9を上昇させていない場合は、
前記第1ステージ上昇状態検出手段28のステージ上昇
状態検出スイッチ22と第2ステージ上昇状態検出手段
29の第2ステージ上昇状態検出スイッチ30は作動せ
ずOFFとなっている。よって、バッテリー2,3は直
列接続の状態で電動モータM1,M2 は並列接続の状態と
なり、電動モータM1,M2 にかかる電圧は高電圧となっ
て作業車は高速で走行する。
【0024】次に、ステージ9を所定以下の高さ位置に
上昇させている場合について説明する。この場合は前記
第1ステージ上昇状態検出手段28のステージ上昇状態
検出スイッチ22が作動してONとなり、第2ステージ
上昇状態検出手段29の第2ステージ上昇状態検出スイ
ッチ30は作動せずOFFとなっている。よって、バッ
テリー2,3は並列接続の状態、電動モータM1,M2 も
並列接続の状態となり、電動モータM1,M2 にかかる電
圧は上記の場合と比較して低電圧てなって作業車は低加
速ならびに低速で走行する。
【0025】更に、ステージ9を所定以上の高さ位置に
上昇させている場合について説明する。この場合は前記
第1ステージ上昇状態検出手段28のステージ上昇状態
検出スイッチ22が作動してONとなり、第2ステージ
上昇状態検出手段29の第2ステージ上昇状態検出スイ
ッチ30も作動してONとなっている。よって、バッテ
リー2,3は並列接続の状態、電動モータM1,M2 は直
列接続の状態となり、電動モータM1,M2 にかかる電圧
は上記の場合に比較して更に低電圧となって作業車は超
低加速ならびに超低速で走行する。
【0026】このように発展例の場合、ステージ9を所
定以上の高さ位置に上昇させているか否かによって作業
車を更に低速走行するかどうかを判断して作業車の走行
駆動制御するようにしたものであるから、更に安全な走
行駆動を可能とすることができるものである
【0027】上記発展例の場合にあっては、第1ステー
ジ上昇状態検出手段28で切換手段23を作動させバッ
テリー2,3を直列または並列に選択的に切換え、第2
ステージ上昇状態検出手段29で切換手段26を作動さ
せ電動モータM1,M2 を並列または直列に選択的に切換
えるようにしたが、逆に第1ステージ上昇状態検出手段
28で切換手段26を作動させ電動モータM1,M2 を並
列または直列に選択的に切換え、第2ステージ上昇状態
検出手段29で切換手段23を作動させバッテリー2,
3を直列または並列に選択的に切換えるようにしてもよ
い。
【0028】なお、上記実施例では、後輪4、5を駆動
輪にしてそれぞれの後輪4、5に電動モータM1、M2
を配置したものであるが、前輪を駆動輪にしてそれぞれ
の前輪に電動モータM1、M2を配置する場合でも同様
に実施できる。また、前輪および後輪4、5にそれぞれ
電動モータを配置したいわゆる4WDであっても実施可
能である。
【0029】また、上記実施例の切換手段23は、バッ
テリー2、3を直列に接続して得られる高圧電源と並列
に接続して得られる低圧電源をステージ上昇状態検出手
段21,21’,21”の検出結果に基いて選択するよ
うにしたが、低圧電源をバッテリー2、3を直列に接続
したままで一方のバッテリーから取り出すようにしても
よい。そして、バッテリーは、2個に限らず2個以上の
複数個用いてまよいこと勿論である。
【0030】
【考案の効果】以上の如く構成し作用する本考案の作業
車の走行駆動制御装置は、ステージを上昇させている場
合に作業車を低速で走行させるようにしたものであるか
ら、安全走行の確保ができその効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の作業車の走行駆動制御装置を説明する
説明図である。
【図2】本考案の作業車の走行駆動制御装置の他の実施
例を説明する説明図である。
【図3】本考案の作業車の走行駆動制御装置の発展例を
説明する説明図である。
【図4】従来の作業車の走行駆動装置を説明する説明図
である。
【図5】作業車を説明する側面図である。
【図6】作業車を説明する底面図である。
【符号の説明】
1 車両 2 バッテリー 3 バッテリー 4 後輪 5 後輪 9 ステージ M1 電動モータ M2 電動モータ 21 ステージ上昇状態検出手段 21’ ステージ上昇状態検出手段 21” ステージ上昇状態検出手段 23 切換手段 26 切換手段

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両上に昇降自在にステージを設けると
    ともに、バッテリーで駆動される電動モータによって走
    行駆動可能にする駆動輪を備えてなる作業車の走行駆動
    制御装置であって、前記ステージが上昇状態にあること
    を検出するステージ上昇状態検出手段と、前記電動モー
    タにかかる電圧を高電圧と低電圧とに選択的に切換える
    切換手段を設け、ステージ上昇状態検出手段がステージ
    の上昇状態を検出した時に前記切換手段により前記電動
    モータにかかる電圧を低電圧とし、ステージ上昇状態検
    出手段がステージの上昇状態を検出しなかった時に前記
    切換手段により前記電動モータにかかる電圧を高電圧と
    するようステージ上昇状態検出手段と切換手段を関係さ
    せて車両を走行駆動するよう構成したことを特徴とする
    作業車の走行駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記バッテリーを複数のバッテリーで構
    成し、前記切換手段を、複数のバッテリーを直列に接続
    して得られる高圧電源と、これら複数のバッテリーを2
    分し並列に接続または複数のバッテリーの一部を使用し
    て得られる低圧電源に選択的に切換えるよう構成したた
    ことを特徴とする請求項1の作業車の走行駆動制御装
    置。
  3. 【請求項3】 少なくとも左右一対の前輪または後輪を
    駆動輪とし、当該一対の駆動輪にそれぞれ前記電動モー
    タを配置し、前記切換手段を、前記一対の電動モータを
    直列または並列に選択的に接続を切換えるよう構成した
    ことを特徴とする請求項1の作業車の走行駆動制御装
    置。
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