JP2595642Y2 - 高所作業車両の走行装置 - Google Patents

高所作業車両の走行装置

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JP2595642Y2
JP2595642Y2 JP1993004474U JP447493U JP2595642Y2 JP 2595642 Y2 JP2595642 Y2 JP 2595642Y2 JP 1993004474 U JP1993004474 U JP 1993004474U JP 447493 U JP447493 U JP 447493U JP 2595642 Y2 JP2595642 Y2 JP 2595642Y2
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JP
Japan
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traction force
aerial work
traveling
work vehicle
switching
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993004474U
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English (en)
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JPH0661561U (ja
Inventor
一登 三田
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、昇降台を備え、液圧駆
動で自走可能な高所作業車や資材運搬車等の高所作業車
両の走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように、液圧で駆動さ
れる複数の走行モータ5を備え、昇降台10を上昇させ
た状態でも自走可能な高所作業車両1では、安全性を考
慮し、昇降台10を上昇させた状態で走行する時でも転
倒しないよう、昇降台10が高位置にあるときの安定傾
斜角度を越えない範囲に、高所作業車両1の登坂能力
(即ち最大牽引力)が設定されている。
【0003】このような高所作業車両1の複数の走行モ
ータの液圧回路は、図3に示すように、前後進切換スイ
ッチ3を操作することにより前後進切換弁4を切換え、
液圧源2に対して直列接続された複数の走行モータ5を
正逆回転させるようになっている。直列接続とされてい
るのは、前述の如く牽引力が所定範囲に制限されるこ
と、作業場所間を高速移動でき、差動制限機能による安
定走行が可能であること等による。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、作業場所を
移動するために高所作業車両1を自走させる場合、路面
は常に平坦であるとは限らず、排水溝等の段差部が存在
するときには、上記構成では牽引力が不足して乗り越え
ることができず、自走による移動に支障をきたし作業能
率が大幅に低下することがあった。
【0005】本考案は、高所作業車両の走行装置におけ
る上記問題を解決するものであって、高所作業車両の転
倒に対する安全性を損なうことなく段差部の乗り越え等
必要な場合にのみ大きな牽引力を発生できるようにし、
作業性の良い高所作業車両を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、昇降台と、液
圧で駆動される複数の走行モータとを備え、複数の走行
モータが直列接続されたとき、登坂能力が昇降台を上昇
させた状態の安定傾斜角を越えない範囲の牽引力で走行
可能な高所作業車両において、複数の走行モータの液圧
回路を液圧源に対して直列接続と並列接続のいずれか一
方に切換える牽引力切換弁と、この牽引力切換弁の切換
操作を行う牽引力切換スイッチと、昇降台の高さが所定
高さ以下であることを検出した場合にのみ、牽引力切換
スイッチによる牽引力切換弁の直列接続側から並列接続
側への切換操作を可能とする昇降台高さ検出部とを設け
ることにより、上記課題を解決している。
【0007】
【作用】昇降台の高さが所定高さを越えたときには、牽
引力切換弁は昇降台高さ検出部により切換操作が不可能
で、複数の走行モータが液圧源に対して直列接続の状態
であるので、高所作業車両は、登坂能力が安定傾斜角度
を越えず走行中転倒するおそれのない範囲に牽引力が制
限される。
【0008】昇降台の高さが所定高さ以下であるときに
は、牽引力切換弁は昇降台高さ検出部により、牽引力切
換スイッチによる牽引力切換弁の並列接続側への切換操
作が可能になっているので、段差部の乗り越え等必要な
場合には、牽引力切換スイッチを切換操作することによ
り、大きな牽引力を発生させることができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の一実施例である高所作業車両
の走行装置の回路図である。この実施例の高所作業車両
は、基本的には図2に示す従来の高所作業車両1と同様
の構造で、複数の走行モータ5を備えた台車12上にシ
リンダ13で伸縮するシザース部11が設けられてお
り、このシザース部11の上端に昇降台10が取り付け
られている。
【0010】複数の走行モータ5には、油圧ポンプ2の
吐出回路20から前後進切換弁4を介して駆動用の油圧
回路21が常時は直列となるよう接続されている。前後
進切換弁4は3位置の電磁切換弁であり、前後進切換ス
イッチ3を操作することにより複数の走行モータ5を正
逆回転させ、高所作業車両1を前後進させるようになっ
ている。この油圧回路21には牽引力切換弁9が設けら
れている。牽引力切換弁9は2位置の電磁切換弁であ
り、ソレノイド9Sを励磁することにより複数の走行モ
ータ5が直列接続から並列接続となるよう油圧回路21
を切換えるようになっている。油圧ポンプ2の吐出回路
20には、吐出圧を制限するためのリリーフ弁22、タ
ンク23への戻り回路24には、降坂時に車速を制限す
るためのカウンタバランス弁26が設けられている。
【0011】バッテリ31からソレノイド9Sに接続さ
れる牽引力切換弁9の制御回路32の途中には、高さ検
出スイッチ7と、牽引力切換スイッチ8とが直列に接続
されている。高さ検出スイッチ7は、シザース部11付
近に設置され、昇降台10の昇降により切換わるリミッ
トスイッチであり、昇降台10の高さが所定高さ以下で
あるときはON、昇降台の高さが所定高さを越えたとき
にはOFFとなる。牽引力切換スイッチ8は常開で操作
時のみ閉となる操作スイッチである。
【0012】昇降台10の高さが所定高さ以下であると
きには、高さ検出スイッチ7はONとなっているため、
牽引力切換スイッチ8を操作し牽引力切換弁9を並列接
続側へ切換えることができる。そこで、段差部の乗り越
え等必要な場合には、牽引力切換スイッチ8を切換操作
することにより、複数の走行モータ5を並列接続とし合
計発生トルクを増大させて、大きな牽引力を得ることが
できる。牽引力切換スイッチ8の操作を中すれば、安全
な低トルクの状態に戻る。
【0013】昇降台10の高さが所定高さを越えたとき
には、高さ検出スイッチ7はOFFとなっているため、
牽引力切換スイッチ8を操作しても牽引力切換弁9の切
換操作が不可能で、複数の走行モータ5が直列接続の状
態となっている。従って、高所作業車両1は、登坂能力
が安定傾斜角度を越えず、走行中転倒するおそれのない
範囲に牽引力が制限されており、不安定な姿勢で段差部
を乗り越えようとして転倒事故を起こす恐れはない。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の高所作業
車両の走行装置は、高所作業車両の転倒に対する安全性
を損なうことなく段差部の乗り越え等必要な場合にのみ
大きな牽引力を発生でき、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である高所作業車両の走行装
置の回路図である。
【図2】高所作業車両の側面図である。
【図3】従来の高所作業車両の走行装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
1 高所作業車両 2 油圧ポンプ 3 前後進切換スイッチ 4 前後進切換弁 5 走行モータ 7 高さ検出スイッチ 8 牽引力切換スイッチ 9 牽引力切換弁 10 昇降台 12 台車 21 油圧回路 32 制御回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降台と、液圧で駆動される複数の走行
    モータとを備え、複数の走行モータが直列接続されたと
    き、登坂能力が昇降台を上昇させた状態の安定傾斜角を
    越えない範囲の牽引力で走行可能な高所作業車両におい
    て、前記複数の走行モータの液圧回路を液圧源に対して
    直列接続と並列接続のいずれか一方に切換える牽引力切
    換弁と、該牽引力切換弁の切換操作を行う牽引力切換ス
    イッチと、前記昇降台の高さが所定高さ以下であること
    を検出した場合にのみ、牽引力切換スイッチによる牽引
    力切換弁の直列接続側から並列接続側への切換操作を可
    能とする昇降台高さ検出部とを設けたことを特徴とする
    高所作業車両の走行装置。
JP1993004474U 1993-02-15 1993-02-15 高所作業車両の走行装置 Expired - Lifetime JP2595642Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0661561U JPH0661561U (ja) 1994-08-30
JP2595642Y2 true JP2595642Y2 (ja) 1999-05-31

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Effective date: 19990209