JP2005080954A - 裏面にラッセル編地が貼着された敷物 - Google Patents

裏面にラッセル編地が貼着された敷物 Download PDF

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Abstract


【課題】 一次敷物の上に敷設した場合、ずれにくい敷物を提供する。
【解決手段】 この敷物は、裏面にラッセル編地が貼着されている。ラッセル編地は、経糸である鎖編糸と緯糸である挿入糸とで構成されている。経糸は、鎖編みされている地糸3a,3bと、一定コースでループパイルを形成し、一定コース間では鎖編みされているパイル糸4とよりなる。パイル糸4は、二本のモノフィラメント5,5で構成されている。ループパイル長さ中において、モノフィラメント5,5は少なくとも1回以上の撚りが施されている。ループパイルを頂上近傍で切断すると、カットパイルが形成される。カットパイルは、モノフィラメント5,5間の撚りがばらけ、各モノフィラメント5,5は傾斜して起立している。この敷物を一次敷物表面に敷設すると、敷物裏面のカットパイルの各モノフィラメントが、一次敷物表面に食い込み、敷物のずれを防止しうる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車用床マット、室内カーペット、ホットカーペット、玄関用マット、台所用マットなどの各種敷物に関し、特に、その裏面にラッセル編地が貼着され、滑り止め機能が付加された敷物に関するものである。
従来より、自動車の床全面や室内の床全面には、敷物が敷設されていることが多い。そして、この敷物の上に更に、比較的小さな形状の敷物が重ねて敷設されることもある。なお、ここでは、床全面に敷設される敷物のことを一次敷物と言い、この一次敷物の上に敷設された敷物を二次敷物と言う。
二次敷物は、一次敷物の表面状態にもよるが、単に一次敷物上に重ねているだけなので、ずれやすいということがあった。すなわち、一次敷物の表面と二次敷物の裏面との摩擦係数が低く、二次敷物が滑って、ずれるということがあった。このため、二次敷物の裏面にラッセル編地を貼着し、特殊な加工を施して、二次敷物に滑り止め機能を付加し、二次敷物をずれにくくすることが行われている。たとえば、ラッセル編地に多数のループパイルを形成し、このループパイルを二次敷物の裏面に配置することが行われている。この場合、二次敷物裏面のループパイルが一次敷物表面に食い込み、二次敷物が滑りにくくなる。しかしながら、一般的に、ラッセル編地にループパイルを形成した場合、当該ループパイルは編成方向に傾斜している。したがって、ループパイルを設けて、このループパイルを一次敷物に食い込ませても、ループパイルが傾斜している方向には、ずれにくいが、その反対方向には、ずれやすいという欠点があった。また、ループパイルは、その先端が丸くなっているため、基本的に、一次敷物に食い込みにくいという欠点もあった。
このため、ラッセル編地に形成した各ループパイルの4分の1以上を加熱溶融して、各ループパイルを切断すると共に切断端に溶融玉を形成し、更に加熱溶融時にループパイルを押圧してランダム方向に傾斜させることが行われている(特許文献1)。二次敷物の裏面に、このような溶融玉付きカットパイルが存在していると、この溶融玉付きカットパイルのアンカー効果によって、二次敷物がよりずれにくくなるのである。また、ランダム方向に傾斜させることによって、いずれの方向にもずれにくくなるのである。
特公平3−60483号公報(第2頁第3欄第37行目乃至第4欄第3行目、第2頁第4欄第41〜43行目、第4頁の図面)
しかしながら、特許文献1記載の方法では、ラッセル編地に形成されたパイルをランダム方向に傾斜させるため、加熱時に、ループパイルを押圧しなければならないということがあった。加熱時に、ループパイルを押圧すると、加熱体とラッセル編地とが近接し、火災の危険がある。
本発明は、特許文献1記載の技術の如く、ループパイルを押圧してランダム方向に傾斜させるのではなく、ループパイルの頂上近傍を切断すれば、自動的にカットパイルがランダム方向に傾斜されるように工夫したものである。したがって、本発明の課題は、簡単な方法によって、ランダム方向に傾斜して起立しているカットパイルをラッセル編地に形成することにある。
すなわち、本発明は、裏面にラッセル編地が貼着された敷物において、前記ラッセル編地は、経糸である鎖編糸と緯糸である挿入糸とで構成されており、該経糸は鎖編みされている地糸と、一定コースでループパイルを形成し、該一定コース間では鎖編みされているパイル糸とよりなり、該パイル糸は、少なくとも二本のモノフィラメントで構成されていると共に、該ループパイルの長さ中において少なくとも1回以上の撚りが施されており、且つ、該ループパイルは、その頂上近傍で切断されてカットパイルとなり、該カットパイル中の少なくとも二本のモノフィラメントは、ばらけて傾斜して起立していることを特徴とする裏面にラッセル編地が貼着された敷物に関するものである。
本発明にかかる敷物は、一般的に、表面から順に、カーペット本体11と発泡体12と、ラッセル編地1とが積層一体化されてなるものである。したがって、ラッセル編地1が敷物の裏面を形成している。
本発明で用いるラッセル編地1は、一般のラッセル編地であって、経糸である鎖編糸と緯糸である挿入糸とで構成されている。本発明において、経糸2は、地糸3とパイル糸4とで構成されている。地糸3としては、従来公知の糸が用いられ、モノフィラメント、マルチフィラメント、紡績糸などが用いられる。本発明においては、パイル糸4としてモノフィラメントが用いられるので、地糸3もモノフィラメントを用いるのが好ましい。モノフィラメントの種類としては、ポリエチレンモノフィラメント、ポリエステルモノフィラメント又はポリアミド(ナイロン)モノフィラメントなどが用いられ、その繊度は100デニール以上、好ましくは300デニール程度が好ましい。
図2は、ラッセル編地の経糸2のみを示したものであり、緯糸である挿入糸は省略されている。図2においては、地糸3は、地糸3aと地糸3bの二本が用いられている。すなわち、二本の地糸3a,3bを用いて、二枚筬で、各々左右対称に鎖編みされて、経糸2が形成されている。このように、左右対称に鎖編みされることによって、鎖編糸で構成される経糸2の方向性がなくなり、地糸3a及び3bから上に浮き上がるループパイルが、直立しやすくなるので、好ましい。
パイル糸4も、地糸3と同様に鎖編みされているが、一定コースでループパイルが形成されている。たとえば、図2に示す如く、4コース間で鎖編みされ、次のコースでループパイルが形成され、この後は再び4コース間で鎖編みされ、更に次のコースでループパイルが形成され、以下順次同様の編成がなされる。すなわち、4コース毎にループパイルが形成されていることになる。各経糸2においても、同様にループパイルが形成されているが、隣り合う経糸2,2・・・においては、同一コースにループパイルが形成されずに、千鳥状にループパイルが形成されているのが好ましい。この方が満遍なく、一次敷物表面に食い込むパイルが得られるからである。
図3は、図2の経糸2を構成しているパイル糸4、地糸3a及び地糸3bを分解して模式的に示したものである。図3からも明らかなように、本発明の一実施例では、経糸2はパイル糸4が一本で、地糸3が二本で、合計三本の糸で構成されている。しかし、経糸2には、地糸3とパイル糸4が存在すればよいので、地糸3が一本でパイル糸が一本の合計二本で構成されていてもよい。また、地糸3が二本でパイル糸が二本の合計四本で構成されていてもよい。さらに、地糸3及びパイル糸4の合計本数を五本以上としてもよい。
本発明において最も特徴的なことは、パイル糸4が、少なくとも二本のモノフィラメントで構成されていることである。このモノフィラメントの種類も、ポリエチレンモノフィラメント、ポリエステルモノフィラメント又はポリアミド(ナイロン)モノフィラメントなどが用いられ、その繊度は100デニール以上、好ましくは300デニール程度が好ましい。そして、この少なくとも二本のモノフィラメントには撚りが掛けられていることが必要で、しかも、その撚り回数が一定以上であることが必要である。撚り回数は、形成されているループパイルの長さにおいて、少なくとも1回以上の撚り回数である。すなわち、ループパイルの長さにおいて、各モノフィラメントが一回り以上旋回しているため、このループパイルの頂上近傍で切断すると、この旋回が解けて、切断端がランダム方向に向くのである。したがって、切断されたカットパイルもまた、ランダム方向に傾斜して起立することになるのである。なお、旋回が解けるのは、各モノフィラメント5,5・・・に剛性があるからである。このような剛性を与える点から、モノフィラメント5,5・・・の繊度は大きい方が好ましく、具体的には、上記した100デニール以上となるのである。
本発明で用いるラッセル編地の緯糸である挿入糸としては、従来公知の任意の糸を用いることができる。本発明においては、特に、挿入糸として紡績糸を用いるのが好ましい。これは、図1に示したとおり、一般にラッセル編地1は発泡体12と積層一体化されるため、発泡体12が浸透しやすい紡績糸を用いるのが好ましいからである。
本発明に係る敷物は、以下のような方法で製造することができる。たとえば、図2に示したような、ループパイルが形成されたラッセル編地に、ループパイルが形成されている側と反対側に発泡性樹脂及びカーペット本体11を積層した後、発泡性樹脂を発泡させて発泡体を得る。この結果、カーペット本体11、発泡体12、ラッセル編地の順に積層一体化された積層物が得られる。その後、ラッセル編地の裏面に形成されているループパイルの頂上近傍を刃物でカットすることによって、本発明に係る敷物を得ることができる。また、図2に示したラッセル編地を編成する際、ループパイルを形成すると同時か又はその後、ループパイルの頂上近傍を刃物でカットし、図4に示したようなカットパイルを持つラッセル編地を得る。そして、カットパイルが形成されている側と反対側に発泡性樹脂及びカーペット本体11を積層した後、発泡性樹脂を発泡させて発泡体を得る。この結果、カーペット本体11、発泡体12、ラッセル編地(裏面には既にカットパイルが形成されている)の順に積層一体化された敷物が得られる。なお、カットパイルの端部は、そのままであってもよいし、毛焼きや熱ヒーターなどの手段によって加熱溶融し、溶融玉を作製して、より滑りにくい構造としてもよい。
本発明に係る敷物は、一般的に、二次敷物として用いられ、床全面に敷設された一次敷物の上に敷設されて用いられる。しかし、一次敷物を用いずに、直接床に敷設して用いることもできる。
本発明に係る敷物において、裏面に貼合されたラッセル編地に形成されるループパイルを構成するパイル糸は、特定の構成となっている。すなわち、パイル糸は少なくとも二本のモノフィラメントで構成され、ループパイルの長さにおいて、少なくとも1回以上の撚り回数となっている。したがって、このループパイルを頂上近傍で切断すると、少なくとも一回り旋回している各モノフィラメントは、その旋回が解けてばらけ、その切断端はランダム方向に向く。そして、その切断端を持つカットパイルもランダム方向に向いて、傾斜して起立することになる。よって、本発明によれば、単にループパイルを切断するだけで、ランダム方向に傾斜して起立したカットパイルが得られ、これを一次敷物などの上に敷設すれば、いずれの方向にもずれにくい敷物が得られる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、非常に簡便な方法で、裏面にいずれの方向にも滑りにくい、滑り止め機能を持った敷物が得られるという効果を奏する。
実施例1
地糸として300デニールのポリエチレンモノフィラメントを2本準備した。また、パイル糸として、300デニールのポリエステルモノフィラメントが2本、撚り回数180回/mで撚られたもの1本を準備した。緯糸となる挿入糸としては、ポリエステル繊維とアクリル繊維とが混合された、3.5番手の紡績糸を準備した。そして、この地糸、パイル糸及び挿入糸を用い、図2(図3)で示した編組織で、経糸及び緯糸からなるラッセル編地を編成すると共に、ループパイルを4コース毎に形成した。なお、ゲージ数は2ゲージ/インチとし、コース数は10コース/インチとし、形成したループパイルの長さは10mmとした。また、隣り合う経糸間では、ループパイルは千鳥状に配置した。この後、ループパイルの頂上近傍を刃物でカットして、カットパイルとした。この結果、カットパイルは、ランダムな方向に傾斜して起立していた。その後、カットパイルの切断端を熱ヒーターで加熱し、切断端に溶融玉を作製した。以上のようにして、カットパイルを持つラッセル編地を得た。
実施例2
パイル糸として、300デニールのポリエステルモノフィラメントが2本、撚り回数180回/mで撚られたもの2本を準備し、図2(図3)に示した編組織に、更にもう一本のパイル糸を追加した他は、実施例1と同様にして、カットパイルを持つラッセル編地を得た。
実施例3
挿入糸として、2400デニール/192フィラメントのポリプロピレンマルチフィラメントを用いる他は、実施例1と同様にして、カットパイル持つラッセル編地を得た。
実施例4
カーペット本体の裏面にポリウレタン樹脂を塗布し、更にその上に、実施例1〜3で得られた各ラッセル編地を積層した。なお、各ラッセル編地に形成されたカットパイル側が裏面となるように、すなわちカットパイルが形成されていない側がポリウレタン樹脂と接触するように、積層した。そして、加熱してポリウレタン樹脂を発泡させて、カーペット本体、発泡ポリウレタン樹脂、各ラッセル編地の順に積層された三種類の敷物を得た。各敷物を、一次敷物の上に敷設したところ、いずれの敷物も、裏面に形成されたカットパイルが、一次敷物の表面によく食い込み、いずれの方向へもずれにくいものであった。
裏面にラッセル編地が貼着されてなる敷物の模式的側面図である。 本発明で用いるラッセル編地の編組織の一例を示す模式図である。 図2における経糸の編組織を、各糸毎に示した模式図である。 図2に示したラッセル編地のループパイルを、その頂上近傍で切断してカットパイルを形成した場合の模式図である。
符号の説明
1 ラッセル編地
2 経糸
3,3a,3b 地糸
4 パイル糸
5 パイル糸を構成しているモノフィラメント

Claims (6)

  1. 裏面にラッセル編地が貼着された敷物において、前記ラッセル編地は、経糸である鎖編糸と緯糸である挿入糸とで構成されており、該経糸は鎖編みされている地糸と、一定コースでループパイルを形成し、該一定コース間では鎖編みされているパイル糸とよりなり、該パイル糸は、少なくとも二本のモノフィラメントで構成されていると共に、該ループパイルの長さ中において少なくとも1回以上の撚りが施されており、且つ、該ループパイルは、その頂上近傍で切断されてカットパイルとなり、該カットパイル中の少なくとも二本のモノフィラメントは、ばらけて傾斜して起立していることを特徴とする裏面にラッセル編地が貼着された敷物。
  2. 隣り合う経糸間において、ループパイルが千鳥状に設けられている請求項1記載の裏面にラッセル編地が貼着された敷物。
  3. 地糸が二本のモノフィラメントで二枚筬で、各々のモノフィラメントが左右対称に鎖編みされて、経糸を構成している請求項1記載の裏面にラッセル編地が貼着された敷物。
  4. 緯糸が紡績糸である請求項1記載の裏面にラッセル編地が貼着された敷物。
  5. 経糸である鎖編糸と緯糸である挿入糸とで構成されたラッセル編地であって、該経糸は鎖編みされている地糸と、一定コースでループパイルを形成し、該一定コース間では鎖編みされているパイル糸とよりなり、該パイル糸は、少なくとも二本のモノフィラメントで構成されていると共に、該ループパイルの長さ中において少なくとも1回以上の撚りが施されていることを特徴とする敷物裏面に貼着するためのラッセル編地。
  6. 請求項5記載のラッセル編地のループパイルの頂上近傍が切断されてカットパイルとなり、該カットパイル中の少なくとも二本のモノフィラメントは、ばらけて傾斜して起立している敷物裏面に貼着するためのラッセル編地。
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