JP2002138352A - 三次元立体編物 - Google Patents

三次元立体編物

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JP2002138352A JP2000326736A JP2000326736A JP2002138352A JP 2002138352 A JP2002138352 A JP 2002138352A JP 2000326736 A JP2000326736 A JP 2000326736A JP 2000326736 A JP2000326736 A JP 2000326736A JP 2002138352 A JP2002138352 A JP 2002138352A
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dimensional
yarn
shaped
band
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Yoshio Tsumura
美男 津村
Kazuhiro Ueda
和宏 上田
Shuichi Shimazu
秀一 島津
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Suminoe Textile Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量性、通気性、体圧分散性に優れ、適度の
クッション性を有すると共に、優れた滑り防止性を確保
でき、かつ立体感、奥行き感があって意匠性に優れた三
次元立体編物を提供する。 【解決手段】 互いに離間して配置された表編地2と裏
編地3とを、モノフィラメント糸からなる連結糸4でつ
ないだ三次元立体編物であって、裏編地3は連続したフ
ラットな編地組織からなり、表編地2はウェール方向に
延びた複数の帯状編地部10…からなり、これら帯状編
地部の隣同士が相互に1ないし複数ウェール離間して配
置されることによって、裏編地3の上面側に、帯状編地
部10と連結糸4とで構成される突出状の畝部11がウ
ェール方向に沿って多数形成されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車座
席用のクッションシート材、椅子用のクッションシート
材、フロアシート、ベッドシート等のクッションシート
材等として好適に用いられる三次元立体編物に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車座席用、椅子用のクッションシー
ト材としては、軽量であり、厚さ方向に適度のクッショ
ン性を有することのほか、良好な通気性および体圧分散
性を有していることが求められる。
【0003】従来、このような要請に対応するためのク
ッションシート材として、立体二重編物によるものが既
に提案されている。即ち、二列針床を有するダブルラッ
セル編機により、網目構造に編成された表編地と裏編地
とを連結糸でつないで三次元の立体編物に構成したもの
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の三次元立体編物シートは、表面側で着座者の臀部等
が滑り易く、ひいては着座安定性に劣るという問題があ
った。更に、三次元立体編物としての意匠性は、基本的
に表編地の意匠で決まってしまい、いわば面的な意匠で
しかなく、立体編物であるにも拘わらず立体感、奥行き
感のある意匠性に優れたものを構成することができない
という問題もあった。
【0005】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、軽量性、通気性、体圧分散性に優
れ、適度のクッション性を有すると共に、表面側での摩
擦力を向上させることができて優れた滑り防止性を確保
でき、かつ立体感、奥行き感があって意匠性に優れた三
次元立体編物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、互いに離
間して配置された表編地と裏編地とを、モノフィラメン
ト糸からなる連結糸でつないだ三次元立体編物であっ
て、裏編地は、ウェール方向及びコース方向のいずれの
方向にも連続したフラットな編地組織からなり、表編地
は、連続した複数ウェールにおける編目の連綴によって
ウェール方向に延びた複数の帯状編地部からなり、これ
ら帯状編地部の隣同士が相互に1ないし複数ウェール離
間して配置されることによって、前記裏編地の上面側
に、帯状編地部と連結糸とで構成される突出状の畝部が
ウェール方向に沿って多数形成されていることを特徴と
する三次元立体編物によって達成される。
【0007】この三次元立体編物は、表裏編地を連結糸
でつないだ厚さ3〜35mmの立体編物であることによ
り、軽量で通気性に優れ、クッション性にも優れるもの
である。しかも、連結糸にモノフィラメント糸が使用さ
れているから、良好なクッション性と復元力を保有した
ものとなる。
【0008】また、表編地はウェール方向に延びた複数
の帯状編地部からなり、これら帯状編地部の隣同士が相
互に1ないし複数ウェール離間して配置されて、突出状
の畝部が多数形成されているので、着座者が座った際に
着座者の着衣の一部がこれら畝部間の凹陥部に入り込み
やすく、着座者の着衣が畝部の表面だけでなく畝部の側
面側にも接触することとなるから、立体編物の表面側で
の摩擦力を向上させることができて優れた滑り防止性を
確保できるものとなる。また、帯状編地部間に離間(隙
間)部分が存在するので、従来の全面が連続した編地と
比べて一層軽量化を図ることができる。更に、帯状編地
部間に離間部分が存在するので、この離間部分より連結
糸や裏編地を外観できるものとなり、立体感、奥行き感
を十分に付与することができ、ひいてはこれまでにない
斬新で新規な意匠を構成することができ、立体編物とし
ての意匠性を顕著に向上させることができる。
【0009】少なくとも表編地は、メッシュまたはトリ
コット等の透孔組織に編成されているのが好ましく、こ
れにより通気性が向上される。また、透孔組織により透
明感も付与されるので、間仕切り、パーティションとし
て好適である。また、透孔組織に編成されることで塵、
埃、異物等の除去が容易となる効果も得られるので、フ
ロアーシート、ベッドシートとしても好適であり、更に
フィルターとしても有用である。また、片面を樹脂材な
どでコートすることで、水、泥等を遮断する自動車用マ
ットとして好適なものとなる。
【0010】隣り合う帯状編地部同士は、ウェール方向
に断続的に、1ないし数コースの範囲に亘って接結され
て、相互間に接結部が形成されているのが、好ましい。
このような接結部で隣り合う帯状編地部同士を接結する
ことで、着座時の底つき感をなくすことが可能となる
し、復元力も一層向上させることができると共に、水平
方向における強度を向上させることができ、特にコース
方向の引張強度を顕著に向上させることができる。
【0011】接結部は格子点状又は千鳥状に配置されて
いるのが好ましく、これにより意匠性を一層向上できる
と共に、前記復元力向上及び強度向上効果を立体編物の
いずれの位置においてもほぼ均一に享受できるものとな
る。
【0012】畝部のコース方向に沿う切断線での断面形
状は台形状であるのが、偏座屈を効果的に防止できる点
で、好ましい。
【0013】更に、畝部を構成する連結糸の一部が、当
該畝部に隣り合う畝部を構成している帯状編地部の直下
領域に対応する位置で裏編地に連結されているのが好ま
しい。連結糸の一部がこのような連結態様となること
で、立体編物の圧縮率を大きくすることができる。
【0014】畝部の幅方向の中間部分に、連結糸が存在
しない中空部が設けられている場合には、着座の際に一
層柔らかい良好な感触の着座感が得られる。
【0015】上記連結糸の1%以上が、表裏編地の相対
する編目から1ないし複数ウェールおよび/または1な
いし複数コース離れた編目に向かって斜めに移行したト
ラス構造の連結層を構成したものとなされている場合に
は、連結糸の倒れによる偏座屈を生じることがなく、方
向性のない優れたクッション性と復元力を保有したもの
となし得る。
【0016】上記多数の畝部のうち一部の畝部の上面
が、残りの畝部の上面よりも外方に突出するように構成
されているのが好ましい。このような構成とすること
で、立体編物の表面側に凹凸面が形成され、これにより
摩擦抵抗がより一段と増大するので、滑り防止性に一層
優れたものとなる。
【0017】帯状編地部のうち一部の帯状編地部の幅
が、残りの帯状編地部の幅と相違するように構成されて
いる場合には、意匠性が一層向上される。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明に係る三次元立体編物の
一実施形態を図1〜図4に示す。この三次元立体編物
(1)は、表編地(2)と裏編地(3)とが、相互間に
所定間隔をおいて離間状態に配置され、これら両編地
(2)(3)が該両編地間を往復する連結糸(4)によ
って連結された厚さ3〜35mmの三次元立体編物から
なる。裏編地(3)は、図4に示すように、ウェール方
向及びコース方向のいずれの方向にも連続したフラット
な編地組織からなる。一方、表編地(2)は、図3に示
すように、連続した複数ウェールにおける編目の連綴に
よってウェール方向に延びた複数の帯状編地部(10)
…からなり、これら帯状編地部(10)の隣同士が相互
に1ないし複数ウェール離間して配置されている。しか
して、図2に示すように、前記裏編地(3)の上面側
に、帯状編地部(10)と連結糸(4)とで突出状の畝
部(11)が形成されており、このような畝部(11)
…がウェール方向に沿って多数形成されている。着座者
が座った際には着座者の着衣の一部がこれら畝部(1
1)間の凹陥部に入り込みやすく、着座者の着衣が畝部
(11)の表面だけでなく畝部(11)の側面側にも接
触することとなるから、立体編物(1)の表面側での摩
擦力を向上させることができて優れた滑り防止性を確保
できる。また、帯状編地部(10)間に離間部分が存在
するので、この離間部分より連結糸(4)や裏編地
(3)を外観できるものとなり、立体感、奥行き感を十
分に付与することができ、ひいては立体編物(1)とし
ての意匠性を顕著に向上できる。
【0019】上記三次元立体編物(1)の厚さが3mm
未満であるときは、良好なクッション性を保有せしめる
ことが困難であり、一方35mmを超える場合にはクッ
ション性に優れるものの、形態安定性に乏しいものとな
る。中でも、上記厚さは5〜20mmの範囲とするの
が、良好なクッション性を確保しつつ形態安定性をより
向上させることができる点で、好ましい。
【0020】上記三次元立体編物(1)は、二列針床を
備えた編機、最も一般的にはダブルラッセル機によって
編成されるが、ここに本発明の立体編物は特に針列の配
置密度が比較的粗い6〜18ゲージ、即ち2.54cm
(1インチ)当たりに6〜18の針列を有する編機を用
いて、しかも針床頂端からのニードルによる編糸の引き
込み量(度目)が1.2〜3.0mm程度で、結果的に
8〜30コース/2.54cmのコース密度に編成した
ものとすることが必要である。
【0021】針列密度が6ゲージ未満あるいはコース密
度が8コース/2.54cm未満では、形態安定性に優
れた編地を編成することが困難なものとなる。また、1
8ゲージを超えると、連結糸の太さを太くすることがで
きず、腰の弱いものとなり、30コース/2.54cm
を超えるときは、立体編物の重量及び硬さが増大する
し、編成も困難になる。好適には、8〜18ゲージの編
機を用い、8〜28コース/2.54cmの編成条件を
採用するのが良い。
【0022】この発明において、裏編地(3)は、ウェ
ール方向及びコース方向のいずれの方向にも連続したフ
ラットな編地組織からなるものであれば特に限定される
ものではなく、例えば透孔組織が採用されても良いし、
或いは透孔組織を有しない緻密な組織形態が採用されて
いても良い。
【0023】また、表編地(2)は、相互に離間した複
数の帯状編地部(10)…で構成されるが、これら帯状
編地部(10)の隣同士の離間間隔は、特に限定されな
いものの、立体感を十分に付与すると共に良好な着座感
を確保する観点から、前記離間間隔は1ないし10ウェ
ールとするのが好ましい。また、前記帯状編地部(1
0)の幅は複数ウェールであれば特に限定されないが、
立体感を十分に付与すると共に良好な着座感を確保する
観点から、2〜50ウェールとするのが好ましい。ま
た、帯状編地部(10)の組織形態も特に限定されるも
のではなく、例えばメッシュまたはトリコット等の透孔
組織が採用されても良いし、或いは透孔組織を有しない
緻密な組織形態が採用されていても良いが、通気性を一
層向上できる点で本実施形態のような透孔組織に編成さ
れているのが好ましい。また、このような透孔組織を採
用することで透明感も一層付与されるので、間仕切り、
パーティションとして好適なものとなる。また、透孔組
織に編成されることで塵、埃、異物等の除去が容易とな
る効果も得られるので、フロアーシート、ベッドシート
としても好適であり、更にフィルターとしても有用であ
る。また、立体編物の片面を樹脂材などでコートするこ
とで、水、泥等を遮断する自動車用マットとして好適な
ものとなる。
【0024】本実施形態の三次元立体編物(1)には、
更に次のような構成も具備されている。即ち、隣り合う
帯状編地部(10)同士は、ウェール方向に断続的に接
結されて、相互間に接結部(20)が形成されている。
この接結部(20)は帯状編地部(10)同士を1ない
し数コースの範囲に亘って接結するものである。このよ
うな接結部を設けることで、着座時の底つき感をなくす
ことができるし、復元力も一層向上させることができる
と共に、水平方向における強度を向上させることができ
る(特にコース方向の引張強度を顕著に向上させること
ができる)。
【0025】また、前記接結部(20)は図3に示すよ
うに格子点状(格子点位置状)に配置されており、この
ような配置態様により、意匠性を一層向上できるのみな
らず、前記復元力向上及び強度向上効果を立体編物
(1)のいずれの位置においてもほぼ均一に享受できる
利点がある。なお、図5(イ)に示すように接結部(2
0)を千鳥状に配置する場合にも、前記格子点状配置の
場合と同様の効果を得ることができる。接結部(20)
の配置態様はこれらに限定されるものではなく、例えば
図5(ロ)に示すような不規則配置を採用しても良い。
【0026】なお、この発明において、上記接結部(2
0)は必須構成ではなく、例えば図8に示すような接結
部(20)を設けない構成を採用しても良いが、接結部
(20)を設けた場合には上述のような利点があること
から、接結部(20)を設けた構成を採用するのが好ま
しい。
【0027】また、本実施形態では、図2に示すよう
に、畝部(11)のコース方向に沿う切断線での断面形
状が台形状となるように構成されているから、立体編物
(1)の偏座屈を効果的に防止できる利点がある。
【0028】更に、畝部(11a)を構成する連結糸の
一部は、当該畝部(11a)に隣り合う畝部(11b)
(11b)を構成している帯状編地部(10b)(10
b)の直下領域に対応する位置で裏編地(3)に連結さ
れており、隣り合う畝部(11b)(11b)を構成し
ている連結糸の一部と畝部の裾付近でそれぞれ交叉する
ように配置されている。連結糸の一部がこのような連結
態様で連結されているから、立体編物(1)の圧縮率を
大きくすることができる。
【0029】加えて、本実施形態では、畝部(11)の
幅方向の中間部分に連結糸が存在しない中空部(30)
が設けられているので、着座時において一層柔らかい良
好な感触の着座感を得ることができる。
【0030】なお、図6に示すように、多数の畝部(1
1)のうちの一部の畝部(11d)の上面が、残りの畝
部の上面よりも外方に突出するように構成されていても
良く、この場合には立体編物(1)における表面側の摩
擦抵抗がより一段と増大するので、滑り防止性を一層向
上させることができる。
【0031】前記突出高さ(h)の好適値は5mm以下
である。5mmを超えると編地表面の凹凸が顕著となっ
て良好な座り心地が得られ難くなるし、パーティション
等として用いる場合には編地表面の平坦性低下により外
観体裁が悪くなるので、好ましくない。
【0032】上記のような一部の畝部(11d)の上面
が突出した構成は、例えば編立後に三次元立体編物をテ
ンター等で巾方向に引っ張る巾出し加工により実現でき
るし、或いは畝部を構成する糸として熱収縮性の異なる
繊維からなる糸を用い、編立後に熱セット加工等を行う
ことによっても実現できる。
【0033】また、図7に示すように、多数の帯状編地
部(10)のうち一部の帯状編地部の幅が、残りの帯状
編地部の幅と相違するように構成されていても良く、こ
の場合には表編地(2)のデザインのバリエーションが
増えるので、立体編物(1)としての意匠性を一層向上
させることができる。
【0034】この発明において、表裏編地(2)(3)
を編成する地編糸の種類や太さ等は、特に限定されない
が、比較的太い280〜2800デシテックスのマルチ
フィラメント糸やスパン糸を用いるのが好適である。2
80デシテックス未満の細い糸で編成するときは、立体
編地に所要の好ましい腰の強さを具備せしめることが困
難になり易いので、好ましくない。一方、2800デシ
テックスを超える太すぎる編糸を用いるときは、編成作
業が困難になることに加えて編地の表面の風合いが低下
しやすいので、好ましくない。なお、地編糸にはモノフ
ィラメント糸を用いても良いが、風合い等の観点から、
マルチフィラメント糸またはスパン糸を用いるのが好ま
しい。
【0035】また、表裏両編地(2)(3)の地編糸と
連結糸(4)とでつくる編目の糸の合計太さは550デ
シテックス以上とするのが、好ましい。これにより、連
結糸の接結部分における編目の目締力が向上し、形態安
定性が向上し、ひいては良好なクッション特性を示すと
共に、体圧分散性にも優れたものとなる。中でも、表裏
両編地(2)(3)の地編糸と連結糸(4)とでつくる
編目の糸の合計太さは880〜2800デシテックスの
範囲とするのがより好ましい。
【0036】連結糸(4)は、表裏編地(2)(3)の
各ウェール間を往復して編込まれ、両編地間に所定の空
間を保持して良好な通気性、クッション性、更には腰の
強さを保有せしめるものである。このために、連結糸
(4)としてはモノフィラメント糸を用いることを必要
とし、またその太さは280〜1100デシテックスと
するのが好ましい。マルチフィラメント糸では復元力の
良好なクッション性を付与することができないし、体圧
荷重を受けたときに過度に沈み込む。また、280デシ
テックス未満のモノフィラメント糸を用いた場合には、
腰の強さが十分に得られ難くなるので好ましくないし、
1100デシテックスを超えるモノフィラメント糸を用
いると、硬くなりすぎて適度のクッション性を得ること
が困難となる上に、重量の増大、コストの増大を招来す
るので好ましくない。
【0037】また、連結糸(4)によって構成される表
裏編地(2)(3)間の連結層の構造は、連結糸の1%
以上が、表裏編地の相対する編目から1ないし複数ウェ
ールおよび/または1ないし複数コース離れた編目に向
かって斜めに移行したトラス構造とするのが好ましい。
即ち、連結糸(4)は、表裏編地(2)(3)の互いに
相対する編目間を両編地面とほぼ直角に往復した部分を
99%未満の割合で有しても良いが、上記の相対する編
目から1ないし複数ウェールおよび/または1ないし複
数コース離れた編目に向かって斜めに移行した斜行部分
を1%以上有するものとすることが好ましい。連結層を
上記のような構造とすることで、連結糸(4)の倒れに
よる偏座屈を効果的に防止し、方向性の殆どないクッシ
ョン性と復元力を保有させることができる。中でも、連
結糸(4)の30%以上が、表裏編地の相対する編目か
ら1ないし複数ウェールおよび/または1ないし複数コ
ース離れた編目に向かって斜めに移行したトラス構造と
なされているのが一層好ましい。
【0038】上記地編糸、連結糸の素材は特に限定され
るものではない。例えばポリプロピレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、レーヨン等の
合成繊維や再生繊維、ウール、絹、綿等の天然繊維等が
挙げられる。上記素材を単独で用いても良いし、これら
のいくつかを併用しても良い。素材としてポリエステル
系繊維を用いればリサイクル性に優れ好適である。ま
た、地編糸、連結糸の糸形状としては、特に限定され
ず、例えば丸断面糸でも異形断面糸等でも良い。
【0039】また、地編糸、連結糸等の構成糸の色は、
例えば同色であっても良いし、類似色であっても良い
し、あるいは相互に補色であっても良く、特に限定され
ず、意匠性との兼ね合いで自由な組み合わせを採用する
ことができる。前記同色、類似色、補色は、地編糸同士
の関係、連結糸同士の関係、地編糸と連結糸との間の関
係のいずれについても採用できる。
【0040】この発明の三次元立体編物(1)は、例え
ば自動車座席用のクッションシート材、椅子用のクッシ
ョンシート材、介護用ベッド等のベッドのクッションシ
ート材等のクッションシート材、マット材、あるいは間
仕切り、パーティション等として好適に用いられ、その
他防護緩衝体、壁材、天井材等の建築構造材等にも用い
られるが、特にこのような用途に限定されるものではな
い。
【0041】なお、この発明の三次元立体編物(1)を
自動車座席や椅子の座シート部を構成するクッションシ
ート材として用いる場合には、該立体編物における表編
地のウェール方向(即ち畝部の延びる方向)を座シート
部の左右幅方向に配するのが好ましい。自動車の運転座
席にあっては、臀部の特に前方への滑り移動は運転操作
等に支障を及ぼすこととなるが、上記配置形態を採用す
れば前後方向への滑り移動を防止できるので非常に好都
合である。また、背当てシート部を構成するクッション
シート材として用いる場合には、立体編物における表編
地のウェール方向を背当てシート部の上下高さ方向に配
するのが好ましい。これにより背当てシート部における
左右方向への滑りを防止できる。
【0042】なお、図12〜14及び図16における☆
印箇所は、目通し箇所を示すものである。
【0043】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例について説明
する。
【0044】<実施例1>図9に示す編組織(目通図は
図12)により下記仕様による三次元立体編物シート
(図1〜図4参照)を編成した。
【0045】編機:ダブルラッセル編機(9ゲージ/
2.54cm、釜間距離15mm) ウェール密度:10本/2.54cm コース密度:14本/2.54cm 仕上がり厚みt:11.5mm 表編地の編糸:1170デシテックス/96fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸) 裏編地の編糸:660デシテックス/192fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸) 連結糸:660デシテックス/1fポリエステル 表編地(帯状編地部及び接結部)の組織:2コースメッ
シュの変化組織 裏編地の組織:クインズコード
【0046】<実施例2>図10に示す編組織(目通図
は図13)により下記仕様による三次元立体編物シート
(図7参照)を編成した。
【0047】編機:ダブルラッセル編機(9ゲージ/
2.54cm、釜間距離15mm) ウェール密度:8.2本/2.54cm コース密度:12.5本/2.54cm 仕上がり厚みt:11.8mm 表編地の編糸:830デシテックス/192fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸)及び2
50デシテックス/72fポリエステル・BCFマルチ
フィラメント(捲縮加工糸) 裏編地の編糸:1170デシテックス/96fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸) 連結糸:660デシテックス/1fポリエステル 表編地(帯状編地部及び接結部)の組織:ダブルトリコ
ット変型組織 裏編地の組織:8コースメッシュ
【0048】<実施例3>図11に示す編組織(目通図
は図14)により下記仕様による三次元立体編物シート
(図8参照)を編成した。
【0049】編機:ダブルラッセル編機(9ゲージ/
2.54cm、釜間距離15mm) ウェール密度:8.5本/2.54cm コース密度:12.8本/2.54cm 仕上がり厚みt:10.7mm 表編地の編糸:1170デシテックス/96fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸) 裏編地の編糸:830デシテックス/192fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸) 連結糸:660デシテックス/1fポリエステル 表編地(帯状編地部)の組織:2コースメッシュ変型組
織 裏編地の組織:クインズコード
【0050】<比較例>図12に示す編組織(目通図は
図16)により下記仕様(表裏編地ともに連続したフラ
ットな編地組織からなる従来構成)による三次元立体編
物シートを編成した。
【0051】編機:ダブルラッセル編機(9ゲージ/
2.54cm、釜間距離15mm) ウェール密度:9本/2.54cm コース密度:12本/2.54cm 仕上がり厚みt:10.7mm 表編地の編糸:1450デシテックス/96fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸) 裏編地の編糸:1450デシテックス/96fポリエス
テル・BCFマルチフィラメント(捲縮加工糸) 連結糸:660デシテックス/1fポリエステル 表編地(帯状編地部)の組織:2コースメッシュ 裏編地の組織:6コースメッシュ
【0052】上記のようにして編成された各三次元立体
編物シートに対して、下記評価法により評価を行った。
これらの結果を表1に示す。
【0053】<圧縮率及び圧縮復元率測定法>三次元立
体編物シートを5×5cmの試験片に切出し、その初期
厚みAを測定した。次に試験片上に5kgの重りを載せ
て10分間放置し、そのときの厚さBを測定したのち、
重りを取り除いて10分経過後の厚さCを測定した。下
記算出式により圧縮率、圧縮復元率を求めた。
【0054】 圧縮率(%)={(A−B)/A}×100 圧縮復元率(%)={(C−B)/(A−B)}×10
【0055】<滑り防止性評価法>三次元立体編物シー
トのウエール方向が座席シートの左右方向に平行状にな
るように配置し、この三次元立体編物シートに実際に人
が着座し、臀部によって前後方向(畝部の長さ方向に直
交する方向)にずらす力を加えた時に、滑り移動が極め
て生じ難いものを「◎」とし、比較的小さい力が加わる
場合には滑り移動が殆ど生じないものを「○」とし、比
較的小さい力でも滑り移動が生じやすいものを「×」と
した。
【0056】<意匠性評価法>三次元立体編物シートを
目視して、立体感、奥行き感が十分にあるものを「○」
とし、立体感、奥行き感が少し感じられるものを「△」
とし、立体感、奥行き感がないものを「×」とした。
【0057】<着座時の底つき感評価法>三次元立体編
物シートに実際に人が着座し、底つき感が全く感じられ
ないものを「◎」、底つき感が殆どないものを「○」と
し、底つき感が少しあるものを「△」とし、底つき感が
明らかにあるものを「×」とした。
【0058】
【表1】
【0059】表1から明らかなように、この発明の実施
例1〜3の三次元立体編物は、圧縮率及び圧縮復元率と
もに優れており、偏座屈を生じることがなく、適度のク
ッション性を有していると共に、立体感、奥行き感が十
分にあって意匠性に優れ、かつ臀部の滑りが抑制されて
滑り防止性に優れていた。また、着座時の底つき感もな
かった。
【0060】これに対して、従来品相当の比較例では、
立体感、奥行き感がなく意匠性に劣る上に、滑り防止性
も不十分であった。
【0061】
【発明の効果】この発明の三次元立体編物は、軽量で通
気性に優れ、クッション性にも優れる。また、連結糸に
モノフィラメント糸を使用しているから、良好なクッシ
ョン性と復元力を保有したものとなる。更に、表編地は
ウェール方向に延びた複数の帯状編地部からなり、これ
ら帯状編地部の隣同士が相互に1ないし複数ウェール離
間して配置されて、突出状の畝部が多数形成されている
ので、立体編物の表面側での摩擦力を向上させることが
できて優れた滑り防止性を確保することができる。ま
た、このように帯状編地部間に離間部分(編地のない部
分)が存在するので、従来の全面が連続した編地と比べ
てより軽量化を図ることができる。更に、帯状編地部間
に離間部分が存在するので、この離間部分より連結糸や
裏編地を外観できるものとなり、立体感、奥行き感を十
分に付与することができ、ひいてはこれまでにない斬新
で新規な意匠を構成することができ、立体編物としての
意匠性を顕著に向上させることができる。
【0062】少なくとも表編地が透孔組織に編成されて
いる場合には、通気性及び透明感を向上できる。
【0063】隣り合う帯状編地部同士が、ウェール方向
に断続的に、数コースの範囲に亘って接結されて、相互
間に接結部が形成されている場合には、着座時の底つき
感をなくすことができるし、復元力も一層向上させるこ
とができる上に、水平方向の引張強度を向上させること
ができてより耐久性に優れたものを提供できる。
【0064】接結部が格子点状又は千鳥状に配置されて
いる場合には、意匠性を向上できると共に、前記復元力
向上効果及び強度向上効果を立体編物のいずれの位置に
おいても同等程度享受できるので、これらの特性にばら
つきのない高品質のものを提供できる。
【0065】畝部のコース方向に沿う切断線での断面形
状が台形状である場合には、偏座屈を効果的に防止でき
る利点がある。
【0066】畝部を構成する連結糸の一部が、当該畝部
に隣り合う畝部を構成している帯状編地部の直下領域に
対応する位置で裏編地に連結されている場合には、立体
編物としての圧縮率を大きくすることができる。
【0067】畝部の幅方向の中間部分に連結糸が存在し
ない中空部が設けられている場合には、着座の際に一層
柔らかい良好な感触を付与できる。
【0068】連結糸の1%以上が、表裏編地の相対する
編目から1ないし複数ウェールおよび/または1ないし
複数コース離れた編目に向かって斜めに移行したトラス
構造の連結層を構成したものとなされている場合には、
連結糸の倒れによる偏座屈を生じることがなく、方向性
のない優れたクッション性と復元力を保有したものとな
る。
【0069】多数の畝部のうち一部の畝部の上面が残り
の畝部の上面よりも外方に突出するように構成されてい
る場合には、滑り防止性を一層向上させることができ
る。
【0070】帯状編地部のうち一部の帯状編地部の幅
が、残りの帯状編地部の幅と相違するように構成されて
いる場合には、優れた意匠性を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る三次元立体編物を
示す斜視図である。
【図2】図1におけるX−X線の断面図である。
【図3】図1の立体編物の表編地の平面図である。
【図4】図1の立体編物の裏編地の平面図である。
【図5】(イ)(ロ)いずれも接結部の配置態様の変形
例を示す表編地の模式的平面図である。
【図6】図1の立体編物の変形例を示す断面図である。
【図7】別の実施形態に係る三次元立体編物を示す図で
あって、(イ)は平面図(但し表編地部分のみを示
す)、(ロ)は(イ)におけるY−Y線の断面図であ
る。
【図8】更に別の実施形態に係る三次元立体編物を示す
図であって、(イ)は平面図(但し、表編地部分のみを
示す)、(ロ)は(イ)におけるZ−Z線の断面図であ
る。
【図9】実施例1に係る立体編物の編組織図である。
【図10】実施例2に係る立体編物の編組織図である。
【図11】実施例3に係る立体編物の編組織図である。
【図12】実施例1に係る立体編物の目通図である。
【図13】実施例2に係る立体編物の目通図である。
【図14】実施例3に係る立体編物の目通図である。
【図15】比較例に係る立体編物の編組織図である。
【図16】比較例に係る立体編物の目通図である。
【符号の説明】
1…三次元立体編物 2…表編地 3…裏編地 4…連結糸 10…帯状編地部 11…畝部 20…接結部 30…中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島津 秀一 大阪府松原市大堀1−5−8 住江織物株 式会社内 Fターム(参考) 4L002 AA05 AB02 AC07 CA01 CA04 CB01 CB02 EA00 EA02 FA00 FA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離間して配置された表編地と裏編
    地とを、モノフィラメント糸からなる連結糸でつないだ
    厚さ3〜35mmの三次元立体編物からなり、該立体編
    物は6〜18ゲージの二列針床を有する編機により8〜
    30コース/2.54cmの密度に編成され、 裏編地は、ウェール方向及びコース方向のいずれの方向
    にも連続したフラットな編地組織からなり、 表編地は、連続した複数ウェールにおける編目の連綴に
    よってウェール方向に延びた複数の帯状編地部からな
    り、これら帯状編地部の隣同士が相互に1ないし複数ウ
    ェール離間して配置されることによって、前記裏編地の
    上面側に、帯状編地部と連結糸とで構成される突出状の
    畝部がウェール方向に沿って多数形成されていることを
    特徴とする三次元立体編物。
  2. 【請求項2】 少なくとも表編地が、メッシュまたはト
    リコット等の透孔組織に編成されている請求項1に記載
    の三次元立体編物。
  3. 【請求項3】 隣り合う帯状編地部同士が、ウェール方
    向に断続的に、1ないし数コースの範囲に亘って接結さ
    れて、相互間に接結部が形成されている請求項1または
    2に記載の三次元立体編物。
  4. 【請求項4】 前記接結部が格子点状又は千鳥状に配置
    されている請求項3に記載の三次元立体編物。
  5. 【請求項5】 前記畝部のコース方向に沿う切断線での
    断面形状が、台形状である請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の三次元立体編物。
  6. 【請求項6】 前記畝部を構成する連結糸の一部が、当
    該畝部に隣り合う畝部を構成している帯状編地部の直下
    領域に対応する位置で裏編地に連結されている請求項5
    に記載の三次元立体編物。
  7. 【請求項7】 前記畝部の幅方向の中間部分に連結糸が
    存在しない中空部が設けられている請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の三次元立体編物。
  8. 【請求項8】 前記連結糸の1%以上が、表裏編地の相
    対する編目から1ないし複数ウェールおよび/または1
    ないし複数コース離れた編目に向かって斜めに移行した
    トラス構造の連結層を構成したものとなされている請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の三次元立体編物。
  9. 【請求項9】 前記多数の畝部のうち一部の畝部の上面
    が、残りの畝部の上面よりも外方に突出するように構成
    されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の三次元
    立体編物。
  10. 【請求項10】 前記帯状編地部のうち一部の帯状編地
    部の幅が、残りの帯状編地部の幅と相違するように構成
    されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の三次元
    立体編物。
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