JPH11313791A - 泥除けマット - Google Patents

泥除けマット

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JPH11313791A
JPH11313791A JP10137591A JP13759198A JPH11313791A JP H11313791 A JPH11313791 A JP H11313791A JP 10137591 A JP10137591 A JP 10137591A JP 13759198 A JP13759198 A JP 13759198A JP H11313791 A JPH11313791 A JP H11313791A
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正人 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐久性のある棕櫚等の天然繊維外観に類似した
意匠性の高い泥除けマット。 【作用】 細Dと100〜1000Dでの太Dとの2色
以上のフィラメントを組み合わせたパイル糸を使用し、
2種類以上の異形断面糸を用いて混繊、パイルの交織が
されているので、特に自然観のある外観が得られ、風合
いが向上した。またヒートセットしており、へたりに強
く、高温で裏打ちしてもパイルを損なわなかった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の目的)本発明は、ココヤシ、麻等
の天然素材に類似し、耐久性に優れた店舗事務所等の入
り口に敷設される泥除けマットを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より棕櫚等の天然素材をパイル状に
加工した泥除けマットがあるが、天然素材のため意匠性
風合いが良く、イメージはよいが、以下の欠点があっ
た。
【0003】
【発明の課題】即ち、変色しやすい、燃えやすい、水分
湿気等を吸収すると乾きにくく著しく収縮するため、ク
リーニングできない、バッキングに際し、焼けこげた
り、繊維(パイル)が腰折れ状態になり、完全にパイル
が潰れた状態になる等の問題があった。またある一定期
間使用してくると、脆化してボリボリ折れてきた。また
実用新案第2532182号には靴拭きマットが開示さ
れているが、この方法では天然棕櫚調の風合いは得られ
ない。また実開平1−116949号の明細書では、耐
へたり性は優れていても、天然棕櫚調の外観と風合いは
得られなかった。
【0004】
【課題を解決する手段】本願発明は上記問題点を解消し
た発明で、「請求項1」として10〜1000デニール
の内の異なるデニール数で複数の異形断面および/また
は異色のフィラメントをヒートセットして得られるパイ
ル糸を交織して得られる布帛と、裏打ち材を積層したこ
とを特徴とする泥除けマット、「請求項2」として10
〜1000デニールの内の異なるデニール数で複数の異
形断面および異色のフィラメントをヒートセットして得
られるパイル糸を有する請求項1の泥除けマット、 を
その要旨とする。
【0005】以下図面に基づいて本発明を説明する。図
1は本発明マットの断面図、図2はパイル糸(フィラメ
ント)の断面図 である。1は裏打ち材で、裏打ち材と
しては、天然ゴム、合成ゴム、PVC、PP,PE,アモ
ルファスポリαオレフィン(APAO),エチレン−酢
酸ビニルコポリマー(EVA)等のポリオレフィンが好
適であり、これらにガラス繊維やポリエステル等の有機
繊維の織布、不織布をその内外部に積層しても良い。
【0006】裏打ち材上にパイル布帛が積層される。
本願発明においては上記積層はいかなる条件において
も、パイルを損ねない。パイル布帛は、パイル糸が交織
されている。本願において交織は、基布2にタフトする
か、織成、フック加工により、パイルを形成することで
ある、例示すれば、異なる構成のパイル糸を1列づつタ
フト織成する。
【0005】フィラメント原料はナイロン、ポリプロピ
レン、ポリエステル等の合成繊維である。上記基布に植
え込まれたマットパイル形状は、カットパイル、ル ー
プパイル、またはカットとループパイル混合形状が好ま
しい。 パイルの打ち込み密度は、ゲージ1/4〜1/
12 、ステッチ4〜15/インチ、パイル長5〜1
8mmが好適である。
【0006】パイル糸のデニール数(以下Dと示す)は
10〜1000Dであって、この範囲内に少なくても細
Dと太Dの2種類の異なるパイル糸があり、細Dは10
〜100Dまたは100Dを超える太さでも良く太Dは
500〜1000Dが好適である。
【0007】これらのフィラメントは少なくとも2種類
の異形断面によって得られる。例えば異形断面は図2の
トライローバル6がパイル3を形成し、三角形7はパイ
ル7を、小判型8はパイル5を形成し、また中空糸その
他の形状により得られる。つまり、通常使用されている
単糸100D以下のマルチフィラメントとは違い、ココ
ヤシ、麻等の天然繊維素材泥拭マットと類似した、意匠
性、風合い、除塵性能得るために、剛性がつよく、靴の
踏み込みにも強い細Dフィラメントと太Dフィラメント
の組合せを使用しパイルを形成する。
【0010】さらに上記パイル原糸のフィラメントは、
同一もしくは2種類以上の異断面形状である2種類以上
の色糸を合撚してヒートセットされており、耐へたり性
が得られる。好ましくはパイルは捲縮がかけられる。フ
ィラメント糸は原液着色で、2色以上の異色構成が望ま
しい。こうして更にパイルが天然物のマットに類似させ
ることができる。
【0008】さらに、従来ココヤシ、麻等の天然繊維素
材ゴムプレスバッキングをすると、繊維が腰折れ状態に
なり完全にパイルがつぶれた状態になったが、本願マッ
トでは合成繊維を使用する事によりその状態は解消さ
れ、さらにパイル原糸に温度100〜200℃、時間5
〜30分、ヒートセット加工を施す事により十分に解消
される。
【0009】図3は本願発明マットの斜視図であり、9
は泥除けマットである。
【0010】
【 作用】10〜100Dまたは100〜1000Dの
範囲の細Dのフィラメントと100〜1000Dで太D
のフィラメントを2色以上組み合わせたパイル糸を使用
し2種類以上の異形断面糸を用いて混繊、パイルの交織
がされているのでとくに自然感のある外観が得られ、風
合いが向上した。またヒートセットしており、へたりに
強く、高温で裏打ちしても、パイルを損なわなかった。
【0011】
【発明の効果】本願は天然繊維マット類似のデザイン、
外観、風合いを保持した好ましい意匠性を有し、 使用
中に脆化でパイルがポキポキ折れる欠点が解消され、変
色しやすい、燃えやすい、水分湿気を含むと極端に縮
み、クリーニングできない、乾きにくいという欠点が解
消された。また裏打ち材の加熱加工時にパイルが変形、
焼けこげするという欠点が解消された。
【0012】
【実施例】表1に示す構成のパイルを、実施例1,2は
タフトで、比較例はボンデッドで形成し、それぞれ記載
のバッキングを行い、マットを得た。
【0013】
【表1】 パイル 織成法 裏打ち (実施例1) 捲縮モノフィラメント 方法・タフト 合成ゴム (ポリアミド66) 密度 500D(断面・三角)4本 ゲージ 5/32 400D(トライローバル)4本 ステッチ 10 300D( 小判 )4本 パイル長12mm 上記合撚、ヒートセット加工 糸束 4800D (実施例2) ・捲縮モノフィラメント 方法・タフト 合成ゴム (ポリアミド66) 密度 500D(断面・三角)4本 ゲージ 5/32 400D(トライローバル)4本 ステッチ 8 ヒートセット加工 パイル長10mm ・捲縮マルチフィラメント (ポリアミド66) 1000D/20F (単糸50D、断面・中空) 上記合撚、糸束4600D (比較例) ココヤシ繊維100% 方法・ボンデッド PVC 密度 6×6 パイル長 14mm
【0014】得られたマットに下記項目の試験を行い表
2の結果を得た。
【0015】
【表2】
【試験結果】 実施例1 実施例2 比較例 (試験項目) 除塵性 ◎(98.5% ) ◎(97.5%) ◎(96.5% ) 脱水性 ◎(99.5%) ○(98.5%) ×(93.5% ) 難燃性 ◎(合格) ◎(合格) ×(不合格) ヘタリ*1 ◎(22.0%) ◎(23.5%) ×(63.5% ) 寸法変化*2 〇(-0.050%) ○(−0.045%) ×(-0.234%) ゴムの変色*3 ○(4級) ○ (4級) ×(2級)
【0016】( 試験方法) ・除塵性・・・図4の概念図のように、ダスト部分、試
験マット2枚、ダストぬぐい部分を設け、革もしくは合
成ゴム底の靴をはき、ダスト部分にて両足にダストを平
均0.55gつけ、試験マット1枚当たり2歩(両足)
歩き、最後にダストぬぐい部にてダストを落とす。この
作業を100回繰り返した時の除塵率を、試験マット上
のダスト量(a)、ダストぬぐい部分のダスト量(b)
より式1により算出した。
【0017】
【式1】
【0018】・脱水性・・・水に十分に浸し、洗濯機で
脱水する前のマットの重量を(c) とし、洗濯機にて
5分間脱水した後のマットの重量を(d)として、脱水
率を式2により算出した。
【0023】
【式2】
【0019】・難燃性・・・消防法4の3・エアーミッ
クスバーナー法に準ずる方法で試験した。
【0020】*1 ゴムプレス時のヘタリ・・・生機と
ゴムの厚さを(e)、150℃×10分熱プレスを行っ
た後、洗濯1回行なった時のマットの厚みを(f)とし
て、式3のゴムプレス時のヘタリ率を算出した。
【0026】
【式3】
【0021】*2 水による寸法変化・・”JIS L
1904”熱及び水の影響による寸法変化”に準じ
た。
【0022】*3 ゴムプレス時の変色・・・150℃
×10分、熱プレスを行ったときの色の変化をグレース
ケールにて評価した。
【0023】防塵性は実施例1,2比較例とも優れてい
たが、脱水性は実施例1,2が優れていたが比較例は悪
く水はけが悪かった。また難燃性も本願マットは合格で
あったが、比較例は不合格であった。吸水寸法変化率
も、実施例が0.04〜0.05%であるのに対し、比
較例は0.234%と極めて悪かった。比較例のゴムプ
レス時のへたりも大きく、プレス時の変色も、実施例は
4級であるのに、比較例は2級しかなく悪かった。この
ように本願マットは比較例と比べて、優れたマットであ
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明マットの断面図。
【図2】 パイル糸の断面図。
【図3】 本発明マットの斜視図。
【図4】 除塵性試験方法の概念図。
【符号の説明】
1 基材 3,4,5 パイル糸 9 本発明除塵マット 、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10〜1000デニールの内の異なるデ
    ニール数で複数の異形断面および/または異色のフィラ
    メントをヒートセットして得られるパイル糸を交織して
    得られる布帛と、裏打ち材を積層したことを特徴とする
    泥除けマット。
  2. 【請求項2】10〜1000デニールの内の異なるデニ
    ール数で複数の異形断面および異色のフィラメントをヒ
    ートセットして得られるパイル糸を有する請求項1の泥
    除けマット。
  3. 【請求項3】パイル糸が10〜100デニールの細デニ
    ールと、100デニール以上の太デニールの異なるデニ
    ール数からなる請求項1または2の泥除けマット。
  4. 【請求項4】パイル糸が100〜1000デニールの範
    囲内で、太デニールと細デニールの異なるデニール数か
    らなる請求項1または2の泥除けマット。
  5. 【請求項5】断面形状が少なくともトライローバル、三
    角形、小判型、中空のうちの1である請求項1から4の
    泥除けマット。
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