JP2005079057A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サイクル特性を向上させることができる電池を提供する。
【解決手段】 負極14は、Liを吸蔵および放出することが可能な金属元素あるいは半金属元素の単体,合金および化合物からなる群のうちの少なくとも1種を含んでいる。セパレータ15には溶媒に電解質塩が溶解された電解液が含浸されている。電解質塩には、化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )(xおよびyはそれぞれ2以上の整数である)で表されるLi塩の少なくとも1種よりなる第1のLi塩と、LiPF6 ,LiBF4 ,LiN(CF3 SO2 2 ,LiN(C2 5 SO2 2 ,LiClO4 およびLiAsF6 のうちの少なくとも1種よりなる第2のLi塩とが用いられている。第1のLi塩により負極14に安定な被膜が生成され、負極14と電解液との間に生じる不可逆反応が抑制される。また、第2のLi塩により高いイオン伝導率が得られる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、正極および負極と共に電解質を備えた電池に係り、特に、負極が、リチウム(Li)を吸蔵および放出することが可能な金属元素または半金属元素の単体,合金および化合物からなる群のうちの少なくとも1種を含む電池に関する。
電子機器の小型化に伴い、高エネルギー密度を有する電池の開発が要求されている。この要求に応える電池として、リチウム二次電池がある。しかし、リチウム二次電池では充電時に負極上にリチウムがデンドライト析出し不活性化するため、サイクル寿命が短いという問題ある。
このサイクル寿命を改善したものとしては、リチウムイオン二次電池が製品化されている。リチウムイオン二次電池の負極には、黒鉛層間へのリチウムのインターカレーション反応を利用した黒鉛材料、あるいは細孔中へのリチウムの吸蔵・放出作用を応用した炭素質材料などの負極活物質が用いられている。そのため、リチウムイオン二次電池では、リチウムがデンドライト析出せず、サイクル寿命が長い。また、黒鉛材料あるいは炭素質材料は空気中で安定であるので、工業的に生産する上でもメリットが大きい。
しかし、インターカレーションによる負極容量は第1ステージ黒鉛層間化合物の組成C6 Liに規定されるように上限が存在する。また、炭素質材料の微小な細孔構造を制御することは工業的に困難であると共に炭素質材料の比重の低下をもたらし、単位体積当たりの負極容量ひいては単位体積当たりの電池容量向上の有効な手段とはなり得ない。ある種の低温焼成炭素質材料では1000mAh/gを越える負極放電容量を示すことが知られているが、対リチウム金属において0.8V以上の貴な電位で大きな容量を有するため金属酸化物等を正極に用い電池を構成した場合に放電電圧が低下する等の問題があった。
このような理由から、現状の炭素質材料では、今後の更なる電子機器の使用時間の長時間化、電源の高エネルギー密度化に対応することが困難と考えられ、よりいっそうリチウムの吸蔵・放出能力の大きい負極活物質が望まれている。
一方、より高容量を実現可能な負極活物質としては、ある種のリチウム合金が電気化学的かつ可逆的に生成および分解することを応用した材料が広く研究されてきた。例えば、Li−Al合金が広く研究され、特許文献1にはSi合金が報告されている。しかし、これらの合金は、電池の負極に用いた場合、サイクル特性を劣化させてしまうという問題があった。その原因の1つとしては、これらの合金は、充放電に伴い膨張収縮し、充放電を繰り返す度に微粉化することが挙げられる。
そこで、このような合金の微粉化を抑制するために、例えば、リチウムの吸蔵および放出に伴う膨張収縮に関与しない元素で一部を置換することが検討されてきた。例えば、LiSia b (0≦a、0<b<2)(特許文献2参照)、Lic Si1-d d e (Mはアルカリ金属を除く金属元素もしくはケイ素を除く半金属元素を表し、0≦c、0<d<1、0<e<2である)(特許文献3参照)、Li−Ag−Te系合金(特許文献4参照)などが提案されている。また、1種以上の非金属元素と、長周期型周期表における14族の金属元素または半金属元素とを含む化合物(特許文献5参照)も提案されている。
米国特許第4950566号明細書 特開平6−325765号公報 特開平7−230800号公報 特開平7−288130号公報 特開平11−102705号公報
しかしながら、これらの負極活物質を用いても、膨張収縮に由来するサイクル特性の劣化が大きく、高容量という特徴を活かしきれていないのが実状である。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、その目的は、サイクル特性を向上させることができる電池を提供することにある。
本発明による電池は、正極および負極と共に電解質を備えたものであって、負極は、リチウムを吸蔵および放出することが可能な金属元素または半金属元素の単体,合金および化合物からなる群のうちの少なくとも1種を含み、電解質は、化1で表されるリチウム塩の少なくとも1種よりなる第1のリチウム塩と、LiPF6 ,LiBF4 ,LiN(CF3 SO2 2 ,LiN(C2 5 SO2 2 ,LiClO4 およびLiAsF6 のうちの少なくとも1種よりなる第2のリチウム塩とを含むものである。
(化1)
LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4
(式中、xおよびyはそれぞれ2以上の整数である。)
本発明による電池では、電解質に第1のリチウム塩が含まれていることから負極に安定な被膜が生成され、負極と電解質との間に生じる不可逆反応が抑制される。また、第1のリチウム塩は溶媒に溶解しにくく、電解質の導電率を低下させてしまう虞があるが、導電率の高い第2のリチウム塩が含まれているので、その導電率の低下が抑制される。
本発明の電池によれば、電解質が、第1のリチウム塩と、第2のリチウム塩とを含むようにしたので、高い導電率を保持しつつ、負極14に安定な被膜を生成することができ、サイクル特性を向上させることができる。
特に、電解液における第1のリチウム塩の濃度を、0.01mol/dm3 以上0.5mol/dm3 未満とするようにすれば、より高い効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る二次電池の断面構造を表すものである。この二次電池はいわゆるコイン型といわれるものであり、外装缶11内に収容された円板状の正極12と外装カップ13内に収容された円板状の負極14とがセパレータ15を介して積層されたものである。外装缶11および外装カップ13の周縁部は絶縁性のガスケット16を介してかしめることにより密閉されている。外装缶11および外装カップ13は、例えば、ステンレスあるいはアルミニウム(Al)などの金属によりそれぞれ構成されている。
正極12は、例えば、対向する一対の面を有する正極集電体12Aと、正極集電体12Aに設けられた正極活物質層12Bとを有している。正極集電体12Aは、例えば、アルミニウム箔,ニッケル(Ni)箔あるいはステンレス箔などの金属箔により構成されている。正極活物質層12Bは、例えば、正極活物質として、リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料のいずれか1種または2種以上を含んでおり、必要に応じて導電剤および結着剤を含んでいてもよい。リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料としては、例えば、硫化チタン(TiS2 ),硫化モリブデン(MoS2 ),セレン化ニオブ(NbSe2 )あるいは酸化バナジウム(V2 5 )などのリチウムを含有しない金属硫化物あるいは金属酸化物など、またはリチウムを含有するリチウム含有化合物が挙げられる。
中でも、リチウム含有化合物は、高電圧および高エネルギー密度を得ることができるものがあるので好ましい。このようなリチウム含有化合物としては、例えば、化学式Lix MIO2 あるいはLiy MIIPO4 で表されるものが挙げられる。式中、MIおよびMIIは1種類以上の遷移金属を表し、特にコバルト(Co),ニッケル(Ni)およびマンガン(Mn)のうちの少なくとも1種を含むことが好ましい。より高い電圧を得ることができるからである。中でも、ニッケルを含むことがより好ましい。ニッケルを含むリチウム含有化合物は、リチウムイオンの拡散速度が速いので、導電率が低い電解液を用いても、内部抵抗が増大することを抑制することができるからである。なお、式中、xおよびyの値は電池の充放電状態によって異なり、通常、0.05≦x≦1.10、0.05≦y≦1.10である。化学式Lix MIO2 で表されるリチウム含有化合物の具体例としては、リチウムコバルト複合酸化物(LiCoO2 )、リチウムニッケル複合酸化物(LiNiO2 )、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(Liz Niv Co1-v 2 (式中、zおよびvは電池の充放電状態によって異なり、通常0<z<1、0.7<v<1.02である))、あるいはスピネル型構造を有するリチウムマンガン複合酸化物(LiMn2 4 )などが挙げられる。
負極14は、例えば、対向する一対の面を有する負極集電体14Aと、負極集電体14Aに設けられた負極活物質層14Bとを有している。負極集電体14Aは、例えば、銅(Cu)箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔などの金属箔により構成されている。負極活物質層14Bは、例えば、負極活物質として、リチウムを吸蔵および放出することが可能な金属元素または半金属元素の単体、合金および化合物のいずれか1種または2種以上を含んでいる。これにより、この二次電池では高容量を得ることができるようになっている。なお、本明細書において、合金には2種以上の金属元素からなるものに加えて、1種以上の金属元素と1種以上の半金属元素とからなるものも含める。その組織には固溶体,共晶(共融混合物),金属間化合物あるいはそれらのうちの2種以上が共存するものがある。
リチウムを吸蔵および放出することが可能な金属元素あるいは半金属元素としては、例えば、マグネシウム(Mg),ホウ素(B),アルミニウム(Al),ガリウム(Ga),インジウム(In),ケイ素(Si),ゲルマニウム(Ge),スズ(Sn),鉛(Pb),アンチモン(Sb),ビスマス(Bi),カドミウム(Cd),銀(Ag),亜鉛(Zn),ハフニウム(Hf),ジルコニウム(Zr)あるいはイットリウム(Y)が挙げられる。これらの合金あるいは化合物としては、例えば化学式Mas Mbt で表されるものが挙げられる。この化学式において、Maはリチウムを吸蔵および放出することが可能な金属元素および半金属元素のうちの少なくとも1種を表し、MbはMa以外の元素のうちの少なくとも1種を表す。sおよびtの値はそれぞれs>0、t≧0である。
中でも長周期型周期表における14族の金属元素あるいは半金属元素の単体、合金または化合物が好ましく、特に好ましいのはケイ素あるいはスズ、またはこれらの合金あるいは化合物である。より高い容量を得ることができるからである。なお、これらは結晶質のものでもアモルファスのものでもよい。
このような合金あるいは化合物について具体的に例を挙げれば、SiB4 .SiB6 ,Mg2 Si,Mg2 Sn,Ni2 Si,TiSi2 ,MoSi2 ,CoSi2 ,NiSi2 ,CaSi2 ,CrSi2 ,Cu5 Si,FeSi2 ,MnSi2 ,NbSi2 ,TaSi2 ,VSi2 ,WSi2 あるいはZnSi2 などのMcMdu (Mcはケイ素またはスズを表し、Mdは1種以上の金属元素を表し、u≧0である)で表される合金あるいは化合物、またはSiC,Si3 4 ,Si2 2 O,Ge2 2 O,SiOv (0<V≦2),SnOw (0<W≦2),LiSiOあるいはLiSnOなどがある。
なお、他の合金あるいは化合物としては、例えば、LiAl合金,LiAlMe合金(Meは長周期型周期表における2〜11族の元素および14族の元素からなる群のうちの少なくとも1種を表す),AlSb合金あるいはCuMgSb合金が挙げられる。
このような合金あるいは化合物は、例えば、メカニカルアロイング法、または原料を混合して不活性雰囲気下あるいは還元性雰囲気下で加熱処理する方法により得られる。
負極活物質層14Bは、また、他の負極活物質,結着剤,導電剤あるいは充電に寄与しない他の材料を含んでいてもよい。他の負極活物質としては、リチウムを吸蔵および放出することが可能な炭素材料が挙げられる。この炭素材料は、サイクル特性に優れており、上記リチウムを吸蔵および放出することが可能な金属元素あるいは半金属元素の単体,合金および化合物のいずれか1種または2種以上と共に用いるようにすれば、高容量を得ることができると共に、サイクル特性を向上させることができるので好ましい。また、導電剤の役割を果たすこともできるので好ましい。炭素材料としては、例えば、難黒鉛化性炭素,易黒鉛化性炭素,黒鉛,カーボンブラック,繊維状炭素あるいは熱分解性炭素等が挙げられる。
セパレータ15は、正極12と負極14とを隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止しつつ、リチウムイオンを通過させるものである。このセパレータ15は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレンあるいはポリエチレンなどよりなる合成樹脂製の多孔質膜、またはセラミック製の不織布などの無機材料よりなる多孔質膜により構成されており、これらの2種以上の多孔質膜を積層した構造とされていてもよい。
セパレータ15には、液状の電解質である電解液が含浸されている。電解液は、有機溶媒などの溶媒と、電解質塩とを含んでいる。有機溶媒としては、電解質塩を溶解し解離可能なものであればいずれを用いてもよく、1種を単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル、アニソール、酢酸エステル、酪酸エステル、プロピオン酸エステルあるいはフルオロベンゼンが挙げられる。
電解質塩は、化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )(xおよびyはそれぞれ2以上の整数である)で表されるリチウム塩の少なくとも1種よりなる第1のリチウム塩と、LiPF6 ,LiBF4 ,LiN(CF3 SO2 2 ,LiN(C2 5 SO2 2 ,LiClO4 およびLiAsF6 のうちの少なくとも1種よりなる第2のリチウム塩とを含んでいる。サイクル特性を向上させることができるからである。その原因は明らかでないが、次のように推察される。第1のリチウム塩を含むことにより、負極14に安定な被膜が生成され、負極14と電解液との間に生じる不可逆反応が抑制される。しかし、第1のリチウム塩だけでは、電解液の導電率が低下してしまう。そこで、導電率を高くすることが可能な第2のリチウム塩を共に含むことにより、導電率を高く保持しつつ、不可逆反応を抑制することができるものと考えられる。
化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )で表されるリチウム塩としては、xおよびyがそれぞれ7以下の整数であるものが好ましく、6以下の整数のものであればより好ましい。これ以上の分子量のものを用いると、電解液の粘度が高くなり、導電率が低下してしまう虞があるからである。中でも、LiB(C2 4 2 がより好ましい。
電解液における第1のリチウム塩の濃度は、0.01mol/dm3 以上0.5mol/dm3 未満であることが好ましく、0.05mol/dm3 以上0.45mol/dm3 以下であればより好ましい。リチウム塩が少なすぎると、所望の厚みを有する被膜が生成されない虞があり、逆に、多すぎると、負極14の表面に形成される被膜の厚みが厚くなりすぎて、充放電に際し、負極14におけるリチウムの吸蔵および放出が妨げられる虞があるからである。
電解質塩は、また、第1のリチウム塩および第2のリチウム塩に加えて、これら以外の他のリチウム塩のいずれか1種または2種以上を含んでいてもよい。他のリチウム塩としては、例えば、LiB(C6 5 4 ,CH3 SO3 Li,CF3 SO3 Li,LiClあるいはLiBrが挙げられる。
なお、電解液に代えて、ゲル状電解質を用いてもよい。ゲル状電解質は、例えば、高分子化合物に電解液を保持させたものである。電解液(すなわち、溶媒および電解質塩等)については、上述のとおりである。高分子化合物としては、例えば、電解液を吸収してゲル化するものであればよく、そのような高分子化合物としては、例えば、ポリフッ化ビニリデンあるいはフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体などのフッ素系高分子化合物、ポリエチレンオキサイドあるいはポリエチレンオキサイドを含む架橋体などのエーテル系高分子化合物、またはポリアクリロニトリルなどが挙げられる。特に、酸化還元安定性の点からは、フッ素系高分子化合物が望ましい。このゲル状電解質における第1のリチウム塩の濃度は、電解液と同様である。すなわち、第1のリチウム塩の濃度はゲル電解質中の電解液において、0.01mol/dm3 以上0.5mol/dm3 未満であることが好ましく、0.05mol/dm3 以上0.45mol/dm3 以下であればより好ましい。
この二次電池では、充電を行うと、例えば、正極活物質層12Bからリチウムイオンが放出され、電解質を介して負極活物質層14Bに吸蔵される。放電を行うと、例えば、負極活物質層14Bからリチウムイオンが放出され、電解質を介して正極活物質層12Bに吸蔵される。その際、負極14に第1のリチウム塩に基づく安定な被膜が生成され、負極14と電解質との間に生じる不可逆反応が抑制される。
この二次電池は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、例えば、正極活物質と、必要に応じて導電剤と結着剤とを混合して正極合剤を調製し、この正極合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤に分散させて正極合剤スラリーとする。次いで、正極合剤スラリーを正極集電体12Aに塗布し乾燥させたのち、圧縮成型して正極活物質層12Bを形成し、正極12を作製する。
また、例えば、リチウムを吸蔵および放出することが可能な金属元素あるいは半金属元素の単体,合金および化合物のいずれか1種または2種以上と、必要に応じて結着剤とを混合して負極合剤を調製し、この負極合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの溶剤に分散させて負極合剤スラリーとする。次いで、負極合剤スラリーを負極集電体14Aに塗布し乾燥させたのち、圧縮成型して負極活物質層14Bを形成し、負極14を作製する。
そののち、例えば、負極14、電解質が含浸されたセパレータ15および正極12を積層して、外装カップ13と外装缶11との中に入れ、それらをかしめる。これにより、図1に示した二次電池が完成する。
このように本実施の形態では、電解質が、第1のリチウム塩と、第2のリチウム塩とを含むようにしたので、高い導電率を保持しつつ、負極14に安定な被膜を生成することができ、サイクル特性を向上させることができる。
特に、電解液における第1のリチウム塩の濃度を、0.01mol/dm3 以上0.5mol/dm3 未満とするようにすれば、より高い効果を得ることができる。
更に、本発明の具体的な実施例について詳細に説明する。
(実施例1−1〜1−10)
まず、リチウムコバルト複合酸化物(LiCoO2 )91重量部と導電剤であるグラファイト(ロンザ製KS−6)6重量部と結着剤であるポリフッ化ビニリデン3重量部とを混合して正極合剤を調製したのち、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散させて正極合剤スラリーを作製した。次いで、正極合剤スラリーをアルミニウム箔よりなる正極集電体12Aに塗布し乾燥させたのち圧縮成型して正極活物質層12Bを形成した。そののち、直径15.2mmのペレットに打ち抜き、正極12を作製した。
また、銅粉末20gとスズ粉末80gとを混合し、この混合物を石英ボートに入れ、アルゴンガス雰囲気中において1000℃に加熱し、室温まで放冷した。これにより得られた塊を、アルゴンガス雰囲気でボールミルにて粉砕し、銅−スズ(Cu−Sn)合金粉末を得た。次いで、この銅−スズ合金粉末を負極活物質として用い、銅−スズ合金粉末80重量部と、導電剤および負極活物質であるグラファイト(ロンザ製KS−6)10重量部およびアセチレンブラック2重量部と結着剤であるポリフッ化ビニリデン8重量部とを混合して負極合剤を調製したのち、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散させて負極合剤スラリーを作製した。次いで、銅箔よりなる負極集電体14Aに塗布し乾燥させたのち圧縮成型して負極活物質層14Bを形成した。そののち、直径15.5mmのペレットに打ち抜き、負極14を作製した。
更に、エチレンカーボネート20重量%とジメチルカーボネート80重量%との混合溶媒に、第1のリチウム塩と第2のリチウム塩とを溶解させ、電解液を作製した。第1のリチウム塩には構造式が化2で表されるLiB(C2 4 2 を用い、第2のリチウム塩にはLiPF6 を用いた。電解液におけるLiB(C2 4 2 およびLiPF6 の濃度は、実施例1−1〜1−10で表1に示したように変化させた。
Figure 2005079057
Figure 2005079057
次いで、外装カップ13に負極14および厚み30μmの微多孔性ポリプロピレンフィルムよりなるセパレータ15をこの順で積層し、この上から電解液を注入し、正極12を入れた外装缶11を被せたのち、外装カップ13および外装缶11の周縁部をガスケット16を介してかしめることにより、直径20mm、高さ2.5mmのコイン型の二次電池を作製した。
また、実施例1−1〜1−10に対する比較例1−1,1−2として、電解液におけるLiB(C2 4 2 およびLiPF6 の濃度を表1に示したように変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−10と同様にして二次電池を作製した。また、実施例1−1〜1−10に対する比較例1−3,1−4として、銅−スズ合金およびグラファイト(ロンザ製KS−6)に代えて、グラファイト(ロンザ製KS−44)を用いると共に、LiB(C2 4 2 およびLiPF6 の濃度を表1に示したように変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−10と同様にして二次電池を作製した。
作製した実施例1−1〜1−10および比較例1−1〜1−4の二次電池について、初期容量およびサイクル特性を次のようにして評価した。その結果を表1に示す。
〈初期容量〉
25℃の環境中において、1mAの定電流定電圧充電を上限電圧4.2Vまで行ったのち、1mAの定電流放電を終止電圧2.5Vまで行い、放電容量を求めた。放電容量は、放電容量( mAh)=1 mA×放電時間( h) により求めた。
〈サイクル特性〉
25℃の環境中において、2mAの定電流定電圧充電を上限電圧4.2Vまで行ったのち、2mAの定電流放電を終止電圧2.5Vまで行い、同一の充放電条件で充放電を100サイクル行い、1サイクル目の放電容量を100とした場合の100サイクル目の放電容量維持率(%) を求めた。
表1から明らかなように、第1のリチウム塩と第2のリチウム塩とを混合して用いた実施例1−1〜1−10によれば、第1のリチウム塩および第2のリチウム塩のいずれか一方を用いた比較例1−1,1−2に比べて、高い容量維持率が得られた。この原因は明らかでないが、銅−スズ合金上にLiB(C2 4 2 に由来する被膜が生成されると共に、LiPF6 によりLiB(C2 4 2 に基づく電解液の導電率の低下が抑制されたためと考えられる。
これに対して、負極活物質にグラファイトのみを用いた比較例1−3,1−4では、第2のリチウム塩のみを用いた比較例1−3の方が、第1のリチウム塩と第2のリチウム塩とを混合して用いた比較例1−4よりも初期容量および容量維持率共に高かった。これは、合金よりも電解液との反応性が低いグラファイト上では、LiB(C2 4 2 に由来する被膜が生成されにくいことが大きな原因と推察される。
また、負極活物質に銅−スズ合金を用いた実施例1−1〜1−10では、初期容量が7.0mAh以上であるのに対して、グラファイトのみを用いた比較例1−3,−1−4では、5.5mAh未満であった。すなわち、負極14がスズの合金を含む場合において、電解質に第1のリチウム塩と第2のリチウム塩とを含むようにすれば、大きな容量を得ることができ、かつサイクル特性を向上させることができることが分かった。
また、実施例1−1〜1−10から明らかなように、容量維持率は電解液における第1のリチウム塩の濃度が増加すると向上し、極大値を示したのち低下する傾向が見られた。すなわち、電解液における第1のリチウム塩の濃度は0.01mol/dm3 以上0.5mol/dm3 未満とすることが好ましく、0.05mol/dm3 以上0.45mol/dm3 以下とすればより好ましいことが分かった。
(実施例2−1〜2−10)
第2のリチウム塩に表2に示したリチウム塩を用いると共に、電解液におけるそのリチウム塩の濃度を表2に示したように変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−10と同様にして二次電池を作製した。実施例2−1〜2−10の二次電池についても、実施例1−1〜1−10と同様にして初期容量およびサイクル特性を評価した。その結果を実施例1−7,1−5および比較例1−1,1−2の結果と共に表2に示す。
Figure 2005079057
表2から明らかなように、実施例2−1〜2−10によれば、実施例1−5,1−7と同様に、比較例1−1,1−2に比べて高い容量維持率が得られた。すなわち、第2のリチウム塩に、LiBF4 ,LiN(CF3 SO2 2 ,LiN(C2 5 SO2 2 ,LiClO4 またはLiAsF6 を用いても、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
(実施例3−1〜3−5)
第1のリチウム塩に、LiB(C2 4 2 に代えて表3に示したリチウム塩を用いたことを除き、他は実施例1−5と同様にして二次電池を作製した。つまり、実施例3−1は、第1のリチウム塩に構造式が化3で表されるLiB(C2 4 )(C4 4 4 )を用いたものであり、実施例3−2は構造式が化4で表されるLiB(C3 2 4 )(C4 4 4 )を用いたものであり、実施例3−3は構造式が化5で表されるLiB(C4 4 4 2 を用いたものであり、実施例3−4は構造式が化6で表されるLiB(C6 8 4 )(C7 104 )を用いたものであり、実施例3−5は構造式が化7で表されるLiB(C7 104 )(C8 124 )を用いたものである。実施例3−1〜3−5の二次電池についても、実施例1−5と同様にして初期容量およびサイクル特性を評価した。その結果を実施例1−5および比較例1−1,1−2の結果と共に表3に示す。
Figure 2005079057
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Figure 2005079057
Figure 2005079057
表3から明らかなように、実施例3−1〜3−5によれば、実施例1−5と同様に、比較例1−1,1−2に比べて高い容量維持率が得られた。すなわち、第1のリチウム塩に、LiB(C2 4 2 以外の化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )で表される他のリチウム塩を用いても、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
また、実施例1−5,3−1〜3−5から分かるように、化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )において、xおよびyの値がそれぞれ大きくなると、初期容量および容量維持率が低下する傾向が見られた。すなわち、化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )において、xおよびyはそれぞれ7以下の整数であることが好ましく、6以下の整数であればより好ましいことが分かった。
(実施例4−1,4−2)
正極活物質としてLiCoO2 に代えてLiNi0.8 Co0.2 2 またはLiNi0.4 Mn0.3 Co0.3 2 を用いたことを除き、他は実施例1−5と同様にして二次電池を作製した。また、実施例4−1,4−2に対する比較例4−1,4−2として、第1のリチウム塩を用いなかったことを除き、他は実施例4−1,4−2と同様にして二次電池を作製した。実施例4−1,4−2および比較例4−1,4−2の二次電池についても、実施例1−5と同様にして初期容量およびサイクル特性を評価した。その結果を実施例1−5および比較例1−1の結果と共に表4に示す。
Figure 2005079057
表4から明らかなように、実施例4−1,4−2によれば、実施例1−5に比べて高い容量維持率が得られた。これは、正極活物質にリチウムの拡散速度が速いニッケルを含むリチウム含有化合物を用いているので、LiB(C2 4 2 を用いた導電率が低い電解液の影響を受けにくいためと考えられる。
これに対して、第2のリチウム塩のみを用いた比較例1−1,4−1,4−2では、ニッケルを含まないリチウム含有化合物を用いた比較例1−1とニッケルを含むリチウム含有化合物を用いた比較例4−1,4−2とで、初期容量および容量維持率の両方ともほとんど差が見られなかった。これは、LiPF6 を単独で用いた電解液は導電率が高いので、電池特性はその電解液の性質に大きく影響し、リチウム含有化合物の性質には影響を受けにくいためと考えられる。
すなわち、電解質塩に第1のリチウム塩および第2のリチウム塩を用いると共に、正極12にリチウムとニッケルと酸素とを含むリチウム含有化合物を用いるようにすれば、特性をより向上させることができることが分かった。
(実施例5−1〜5−3)
銅−スズ合金に代えて銅−ケイ素(Cu−Si)合金を用いると共に、第2のリチウム塩に表5に示したリチウム塩を用い、そのリチウムの電解液における含有量を表5に示したように変えたことを除き、他は実施例4−2と同様にして二次電池を作製した。なお、銅−ケイ素合金は、原料に銅粉末20重量%とケイ素粉末80重量%とを用いたことを除き、他は実施例1−1の銅−スズ合金と同様にして作製した。また、実施例5−1〜5−3に対する比較例5−1,5−2として、電解液におけるLiB(C2 4 2 およびLiPF6 の濃度を表5に示したように変えたことを除き、他は実施例5−1と同様にして二次電池を作製した。実施例5−1〜5−3および比較例5−1,5−2の二次電池についても、実施例4−2と同様にして初期容量およびサイクル特性を評価した。その結果を表5に示す。
Figure 2005079057
表5から明らかなように、実施例5−1〜5−3によれば、第1のリチウム塩および第2のリチウム塩のいずれか一方を用いた比較例5−1,5−2に比べて高い容量維持率が得られた。すなわち、負極14がケイ素の合金を含む場合においても、電解質に第1のリチウム塩と第2のリチウム塩とを含むようにすれば、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
なお、上記実施例では、化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )で表されるリチウム塩について具体的に例を挙げて説明したが、上記効果は、そのリチウム塩の構造に起因するものと考えられる。従って、化学式LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4 )で表される他のリチウム塩を用いても、同様の効果を得ることができる。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態および実施例では、電解液または固体状の電解質の1種であるゲル状電解質を用いる場合について説明したが、他の電解質を用いるようにしてもよい。他の電解質としては、例えば、イオン伝導性を有する高分子化合物に電解質塩を分散させた高分子固体電解質、イオン伝導性セラミックス,イオン伝導性ガラスあるいはイオン性結晶などよりなるイオン伝導性無機化合物、またはこれらのイオン伝導性無機化合物と電解液とを混合したもの、またはこれらのイオン伝導性無機化合物とゲル状電解質あるいは高分子固体電解質とを混合したものが挙げられる。高分子固体電解質の高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンオキサイドあるいはポリエチレンオキサイドを含む架橋体などのエーテル系高分子化合物、ポリメタクリレートなどのエステル系高分子化合物、アクリレート系高分子化合物を単独あるいは混合してまたは共重合させて用いることができる。また、無機固体電解質としては、窒化リチウムあるいはヨウ化リチウムなどを用いることができる。
また、上記実施の形態および実施例では、コイン型の二次電池を具体的に挙げて説明したが、本発明は、円筒型、ボタン型、角型あるいはラミネートフィルムなどの外装部材を用いた他の形状を有する二次電池、または巻回構造などの他の構造を有する二次電池についても同様に適用することができる。また、本発明は、二次電池に限らず、一次電池などの他の電池についても同様に適用することができる。
本発明の一実施の形態に係る二次電池の構成を表す断面図である。
符号の説明
11…外装缶、12…正極、12A…正極集電体、12B…正極活物質層、13…外装カップ、14…負極、14A…負極集電体、14B…負極活物質層、15…セパレータ、16…ガスケット。

Claims (6)

  1. 正極および負極と共に電解質を備えた電池であって、
    前記負極は、リチウム(Li)を吸蔵および放出することが可能な金属元素または半金属元素の単体,合金および化合物からなる群のうちの少なくとも1種を含み、
    前記電解質は、化1で表されるリチウム塩の少なくとも1種よりなる第1のリチウム塩と、LiPF6 ,LiBF4 ,LiN(CF3 SO2 2 ,LiN(C2 5 SO2 2 ,LiClO4 およびLiAsF6 のうちの少なくとも1種よりなる第2のリチウム塩とを含むことを特徴とする電池。
    (化1)
    LiB(Cx 2(x-2)4 )(Cy 2(y-2)4
    (式中、xおよびyはそれぞれ2以上の整数である。)
  2. 前記電解質は、前記第1のリチウム塩および第2のリチウム塩を含む電解液を含有し、
    前記電解液における前記第1のリチウム塩の濃度は、0.01mol/dm3 以上0.5mol/dm3 未満であることを特徴とする請求項1記載の電池。
  3. 前記負極は、ケイ素(Si)またはスズ(Sn)の単体,合金および化合物からなる群のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1記載の電池。
  4. 前記正極は、リチウムとニッケル(Ni)と酸素(O)とを含むリチウム含有化合物を含むことを特徴とする請求項1記載の電池。
  5. 前記化1において、xおよびyはそれぞれ2以上7以下の整数であることを特徴とする請求項1記載の電池。
  6. 前記化1において、xおよびyはそれぞれ2であることを特徴とする請求項1記載の電池。
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