JP2008041366A - 電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】高容量であり、優れたサイクル特性を得ることができる電池を提供する。
【解決手段】二次電池1は、正極2および負極4と共に電解質8を備える。負極4では、負極集電体11の上に、ケイ素およびスズの少なくとも一方を含む負極活物質層12を設けている。電解液8は、酢酸メチルなどのカルボン酸エステルと、フルオロエチレンカーボネートやジフルオロエチレンカーボネートなどのフッ素化環状カーボネートと含む溶媒を含有している。
【選択図】図1
【解決手段】二次電池1は、正極2および負極4と共に電解質8を備える。負極4では、負極集電体11の上に、ケイ素およびスズの少なくとも一方を含む負極活物質層12を設けている。電解液8は、酢酸メチルなどのカルボン酸エステルと、フルオロエチレンカーボネートやジフルオロエチレンカーボネートなどのフッ素化環状カーボネートと含む溶媒を含有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、ケイ素(Si)およびスズ(Sn)の少なくとも一方を含む負極を備えた電池に関する。
近年、携帯電話やノートパソコンなどの携帯用電子機器(情報端末機器)の小型軽量化が著しい。それに伴い、それら携帯情報端末機器の駆動用電源についても、軽量化および高出力化の研究開発が盛んに行われている。とりわけ、リチウム化合物を活物質とするリチウムイオン二次電池は、軽量、高電圧、高エネルギー密度等の特徴を有することから、上記の駆動用電源として幅広く実用化されている。
最近では、携帯用電子機器の高性能化に伴い、二次電池のさらなる容量の向上が求められており、負極活物質として炭素材料に代えて理論容量が大きいケイ素やスズなどを用いることが検討されている。ケイ素の理論容量4199mAh/gは、黒鉛の理論容量372mAh/gに比べて格段に大きいため、容量の向上を期待できるからである。特に、ケイ素の薄膜を集電体上に形成した負極は、リチウム(Li)の吸蔵および放出による負極活物質の微粉化がなく、比較的大きな放電容量を保持できる。
一般に、リチウムイオン二次電池の電解液としては、エチレンカーボネート(EC)やプロピレンカーボネート(PC)などの環状炭酸エステル類の有機溶媒が多く用いられる。これらの溶媒は、高誘電率溶媒であることから支持電解質としてのリチウム塩を容易に溶解可能であるうえ、広い電位窓を有することにより高電位での安定性確保に有利なものである。しかし、炭酸エステル類の有機溶媒は、比較的高い粘度を有することから、効率的なイオンの移送に不利である。そのうえ、融点も高く、低温で固化するおそれがある。
こうした問題に対し、例えば炭酸エステルよりも低融点かつ低粘度であり、高い電気伝導率を持つ酢酸メチル(MA)やプロピオン酸メチル(MP)などのカルボン酸エステルを電解液に添加した電池が開示されている(特許文献1参照)。カルボン酸エステルの添加により、イオン移送をさらに効果的に行うことで電解液の電気伝導率を高めると共に、電池の低温特性を改善するようにしている。
特開2004−319212
しかしながら、最近では、携帯用電子機器の高性能化やコンパクト化がさらに進んでおり、それらに電源として搭載される電池に対し、さらなる高性能化への要求が強まっている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高容量であり、優れたサイクル特性を得ることができる電池を提供することにある。
本発明の電池は、正極および負極と共に電解液を備えたものであって、負極が、負極活物質としてケイ素(Si)およびスズ(Sn)の少なくとも一方を含む材料からなり、電解液が、化1に示したカルボン酸エステルおよび化2に示したフッ素化環状カーボネートを含む溶媒を含有するものである。
本発明の電池では、ケイ素およびスズの少なくとも一方を含む負極を有することから、黒鉛よりも大きな容量が確保される。また、電解液中の溶媒がカルボン酸エステル(化1)を含んでいるので、効率的なイオン移送によって高い電気伝導率が得られる。さらに、溶媒がフッ素化環状カーボネート(化2)を含んでいるので、充放電に伴う電解液の分解が抑制される。
本発明の電池によれば、負極活物質としてケイ素およびスズの少なくとも一方を含む負極とし、カルボン酸エステル(化1)およびフッ素化環状カーボネート(化2)の双方を含む溶媒を電解液に加えるようにしたので、高容量およびサイクル特性の向上を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態としての二次電池1の構成を表すものである。この二次電池1は、いわゆるコイン型といわれるものであり、外装カップ5に収容された負極4と、外装缶3の内に収容された正極2とが、セパレータ6を介して積層されたものである。
外装カップ5および外装缶3の周縁部は絶縁性のガスケット7を介してかしめることにより密閉されている。ガスケット7と負極4および正極2との間には液状の電解質である電解液8が満たされている。電解液8は、セパレータ6にも含浸されている。外装カップ5は、例えばステンレス,アルミニウムあるいは表面にニッケルめっきが施された鉄などの金属によりそれぞれ構成されている。外装カップ5は、負極4を収容するシャーレ状の容器であり、二次電池1の外部負極となる。
外装缶3は、正極2を収容する底の浅い皿状、いわゆるシャーレ状の形状であり、二次電池1の外部正極となる。外装缶3は、例えば、ステンレス,アルミニウム、あるいは収納される正極2側からアルミニウム,ステンレス,ニッケルが厚み方向に順次積層された積層構造の金属などにより構成されている。
負極4は、例えば、負極集電体11に負極活物質層12が設けられた構造を有している。負極集電体11は、例えば、銅箔,ニッケル箔あるいはステンレス箔などの金属箔により構成されている。
負極活物質層12は、負極活物質として、電極反応物質であるリチウム(Li)を吸蔵および放出することが可能な負極材料を含んでいる。なお、負極活物質層12は、必要に応じて炭素材料などの導電材およびポリフッ化ビニリデンやスチレンブタジエンゴムなどのバインダーを含んでいてもよい。リチウムを吸蔵および放出することが可能な負極材料は、ケイ素およびスズのうちの少なくとも一方を含むものである。ケイ素およびスズはリチウムを吸蔵および放出する能力が大きく、高いエネルギー密度を得ることができる。特にケイ素は、理論容量がより大きいので好ましい。ケイ素またはスズは、単体で含まれていても、合金で含まれていても、化合物で含まれていてもよく、それらの2種以上が混在した状態で含まれていてもよい。具体的には、MtSi,MuSn(MはSi,Sn以外の一種以上の元素であり、t,uは0以上の数値である。)の化学式で示されるケイ素化合物、スズ化合物として、例えばSiB4 ,SiB6 ,Mg2 Si,Mg2Sn,Ni2 Si,TiSi2 ,MoSi2,NiSi2 ,CaSi2 ,CrSi2,Cu5 Si,FeSi2,MnSi2 ,NbSi2 ,TaSi2,VSi2 ,WSi2,ZnSi2 などが挙げられる。またケイ素またはスズを含有した酸化化合物、窒素化化合物、または炭化化合物として、例えばSiC,Si3N4,Si2N2O,SiOv(0<v≦2),SnOw(0<w≦2),LiSiO,LiSnOなどが挙げられる。さらに、ケイ素の合金としては、例えば、ケイ素以外に、スズ,ニッケル,銅,鉄,コバルト,マンガン,亜鉛,インジウム,銀,チタン,ゲルマニウム,ビスマス,アンチモンおよびクロムからなる群のうちの少なくとも1種を含むものが挙げられる。スズの合金としては、例えば、スズ以外に、ケイ素,ニッケル,銅,鉄,コバルト,マンガン,亜鉛,インジウム,銀,チタン,ゲルマニウム,ビスマス,アンチモンおよびクロムからなる群のうちの少なくとも1種を含むものが挙げられる。
負極活物質層12は、例えば、気相法,液相法,焼成法および溶射法からなる群のうちの1種以上の方法により少なくとも一部が形成されたものであることが好ましく、それらの2種以上を組み合わせて形成されたものでもよい。具体的には、例えばメカニカルアロイニング法,メルトスピニング法,ガスアトマイズ法,水アトマイズ法などが挙げられる。充放電に伴う負極活物質層12の膨張・収縮による破壊を抑制することができると共に、負極集電体11と負極活物質層12とを一体化することができ、負極活物質層12における電子伝導性を向上させることができるからである。なお、「焼成法」というのは、活物質を含む粉末とバインダーとを混合し成形した層を、非酸化性雰囲気下等で熱処理することにより、熱処理前よりも体積密度が高く、より緻密な層を形成する方法を意味する。
負極活物質層12は、また、負極集電体11との界面の少なくとも一部において負極集電体11と合金化していることが好ましい。具体的には、界面において負極集電体11の構成元素が負極活物質層12に、または負極活物質層12の構成元素が負極集電体11に、またはそれらが互いに拡散していることが好ましい。密着性を向上させることができ、負極活物質層12が膨張収縮により負極集電体11から脱落してしまうことを抑制することができるからである。
正極2は、例えば、正極集電体10と、正極集電体10に設けられた正極活物質層9とを有しており、正極活物質層9の側が負極活物質層12と対向するように配置されている。正極集電体10は、例えば、網状または箔状のアルミニウム,ニッケルあるいはステンレスなどにより構成されている。
正極活物質層9は、例えば、正極活物質としてリチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料のいずれか1種または2種以上を含んでおり、必要に応じて炭素材料などの導電材およびポリフッ化ビニリデンなどのバインダーを含んでいてもよい。リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料としては、例えば、一般式Lix MIO2 で表されるリチウム含有金属複合酸化物などが好ましい。リチウム含有金属複合酸化物は、高電圧を発生可能であると共に、高密度であるため、二次電池1の更なる高容量化を図ることができるからである。なお、MIは1種類以上の遷移金属であり、例えばコバルトおよびニッケルのうちの少なくとも一方が好ましい。xは二次電池1の充放電状態によって異なり、通常0.05≦x≦1.10の範囲内の値である。このようなリチウム含有金属複合酸化物の具体例としては、LiCoO2,LiNiO2、あるいは、LixNiyCo1−yO2(x、yは二次電池1の充放電状態によって異なり、通常0<x<1、0.7<y<1.02である。)などが挙げられる。その他の正極材料としては、TiS2,MoS2,NbSe2,V2O5等のリチウムを含有しない金属硫化物、金属酸化物、ポリアニリンなどの特定のポリマーあるいは、LiMn2O4等で示されるスピネル型リチウム・マンガン複合酸化物などが挙げられる。
なお、正極2は、例えば、正極材料と導電材とバインダーとを混合して合剤を調製し、この合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの分散媒に分散させて合剤スラリーを作製し、この合剤スラリーを金属箔よりなる正極集電体10に塗布し乾燥させたのち、圧縮成型し正極活物質層9を形成することにより作製することができる。
セパレータ6は、負極4と正極2とを隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止しつつ、リチウムイオンを通過させるものである。このセパレータ6は、例えば微少な孔を多数有する微多孔性膜を備えるものである。微多孔性膜は、孔の平均孔径が5μm以下程度の微孔を多数有する樹脂膜が好ましい。また、セパレータ6の材質は、例えば従来の電池に使用されてきたものを利用することが可能であり、そのなかでも、ショート防止効果に優れ、且つシャットダウン効果による電池の安全性向上が可能なポリプロピレンやポリオレフィンなどが好ましい。またセパレータ6は、例えばその厚みが5μm以上、50μm以下の範囲であると共に、その全体積中における空隙体積の比率を表す空孔率が20%以上、60%以下の範囲であるものがより好ましい。このようなセパレータ6を用いることにより、製造歩留まり、出力特性、サイクル特性、安全性に優れた二次電池1を得ることができる。
セパレータ6には、既に述べたように電解液8が含浸されている。この電解液8は、例えば、溶媒と、この溶媒に溶解された電解質塩とを含んでおり、必要に応じて添加剤を含んでいてもよい。
溶媒には、化3に示したカルボン酸エステルおよび化4に示したフッ素化環状カーボネートを含むようにする。このカルボン酸エステルを含むことにより電解液8の電気伝導率を向上させ、より高いイオン伝導性を得ることができる。また、フッ素化環状カーボネートは耐還元性が高く、分解されにくい性質を有するので、電解液8の高温における安定性をより向上させることができる。
化3に示したカルボン酸エステルとしては、酢酸メチル(MA),酢酸エチル(EA),プロピオン酸メチル(MP),プロピオン酸エチル(EP)などの鎖状カルボン酸エステル、または、γ−ブチロラクトン(GBL),γ−バレロラクトン(GVL)などの環状カルボン酸エステルを用いることが望ましい。
化3に示したカルボン酸エステルの含有率は、溶媒全体に対して1重量%以上40重量%以下の範囲であることが好ましい。こうすることでカルボン酸エステルによる高電気伝導率の効果がより得られ、効率的なイオン移送をすることができる。
化4に示したフッ素化環状カーボネートとしては、特に、フルオロエチレンカーボネート(例えば4−フルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン)およびジフルオロエチレンカーボネート(例えば4,5−ジフルオロ−1,3−ジオキソラン−2−オン)を用いることが望ましい。
これらのフッ素化環状カーボネートの含有率は、溶媒全体に対して0.01重量%以上50重量%以下の範囲であることが好ましい。こうすることで電極表面上に形成される被膜の効果が充分に得られる。この被膜効果により電解液8の分解を抑制し、優れたサイクル特性を得ることができる。
さらに、溶媒におけるカルボン酸エステルに対するフッ素化環状カーボネートの質量比(フッ素化環状カーボネートの質量/カルボン酸エステルの質量)が、0.0005以上50以下の範囲(特に、0.25以上25以下の範囲)であることが好ましい。こうすることで、フッ素化環状カーボネートによる被膜効果(電解液8の分解抑制効果)と、カルボン酸エステルによる電気伝導率向上の効果とがバランス良く得られる。特に、上記の重量比を0.25以上25以下の範囲とすれば、よりいっそう高い効果が得られる。
溶媒としては、上記のほか、例えばエチレンカーボネート,プロピレンカーボネート,ジメチルカーボネート,ジエチルカーボネート,エチルメチルカーボネートなどの炭酸エステルのうちのいずれか1種または2種以上を含むようにしてもよい。
電解質塩であるリチウム塩としては、例えばヘキサフルオロリン酸リチウム(LiPF6),テトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4),過塩素酸リチウム(LiClO4),ヘキサフルオロヒ酸リチウム(LiAsF6),トリフルオロメタンスルホン酸リチウム(CF3SO3Li),ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドリチウム((CF3SO2)2NLi),トリス(トリフルオロメタンスルホニル)メチルリチウム((CF3SO2)3CLi)などが挙げられる。電解質塩は、いずれか1種を単独で用いてもよいが、2種以上を混合して用いてもよい。
この二次電池1を製造するにあたっては、例えば、負極4、電解液8が含浸されたセパレータ6および正極2を積層して、外装カップ5と外装缶3との中に入れ、それらをかしめるようにする。
この二次電池1では、充電を行うと、例えば、正極2からリチウムイオンが放出され、電解液8を介して負極4に吸蔵される。放電を行うと、例えば、負極4からリチウムイオンが放出され、電解液8を介して正極2に吸蔵される。
このように本実施の形態によれば、ケイ素およびスズの少なくとも一方を含む負極とすることで、より大きな電池容量を確保することができる。さらにカルボン酸エステル(化3)およびフッ素化環状カーボネート(化4)の双方を含む溶媒を電解液8に加えるようにしたので、常温のみならず高温においても溶媒の電気伝導率が向上し、より高いイオン伝導性を得ることができると共に、電極表面に形成される被膜の効果により電解液8の分解反応などが抑制され、優れたサイクル特性を得ることができる。
更に、本発明の具体的な実施例について詳細に説明する。
(実施例1−1〜1−9)
本実施例では、上記実施の形態において説明した二次電池1を以下の要領で作製した。
本実施例では、上記実施の形態において説明した二次電池1を以下の要領で作製した。
まず、厚み15μmの銅箔よりなる負極集電体11の上に電子ビーム蒸着法によりケイ素、あるいはスズよりなる厚み5μmの負極活物質層12を成膜した。そののち、直径16mmのペレットに打ち抜き、負極4を作製した。その際、ケイ素、あるいはスズによる充電容量が正極2の充電容量よりも大きくなるように、リチウム・コバルト複合酸化物とケイ素またはスズとの量を調節し、充電の途中で負極4にリチウム金属が析出しないようにした。そののち、負極活物質層12が形成された負極集電体11を直径16mmの円形に打ち抜き作製した。
また、炭酸リチウム(Li2CO3)と炭酸コバルト(CoCO3)とを、Li2CO3:CoCO3=0.5:1(モル比)の割合で混合し、空気中において900℃で5時間焼成して、正極活物質としてのリチウム・コバルト複合酸化物(LiCoO2)を得た。次いで、このリチウム・コバルト複合酸化物94質量部と、導電剤であるグラファイト3質量部と、結着剤であるポリフッ化ビニリデン3質量部とを混合して正極合剤を調製したのち、溶剤であるN−メチル−2−ピロリドンに分散させて正極合剤スラリーを作製した。続いて、正極合剤スラリーを厚み20μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体10に塗布し乾燥させたのち圧縮成型して正極活物質層9を形成した。そののち、直径15.5mmのペレットに打ち抜き、正極2を作製した。
続いて、作製した正極2と負極4とを微多孔性ポリプロピレンフィルムよりなるセパレータ6を介して外装缶3に載置し、その上から電解液8を注入して、外装カップ5を被せてかしめることにより密閉した。電解液8には、後出の表1に示したように実施例ごと組成を変化させた溶媒に、電解質塩としてLiPF6を1mol/dm3の濃度で溶解させたものを用いた。
具体的には、溶媒として、フルオロエチレンカーボネート(FEC)と、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)と、酢酸メチル(MA)と、酢酸エチル(EA)と、プロピオン酸メチル(MP)と、プロピオン酸エチル(EP)と、γ−ブチロラクトン(GBL)と、γ−バレロラクトン(GVL)と、エチレンカーボネート(EC)と、ジメチルカーボネート(DMC)とを用意し、それらの含有量を変化させた。
また、実施例1−1〜1−9に対する比較例1−1〜1−4としての二次電池を、溶媒にフルオロエチレンカーボネート(FEC)あるいはジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)を添加せず、代わりに炭酸エチレン(EC)または炭酸プロピレン(PC)を添加したことを除き、他は実施例1−1〜1−9と同様にして作製した。また比較例1−5としてカルボン酸エステルを添加しないことを除き、他は実施例1−1〜1−9と同様にして二次電池1を作製した。なお、実施例1−1〜1−9、比較例1−1〜1−4に用いた負極4の構成材料、溶媒の組成および溶媒の組成比は表1に示したものとした。また溶媒におけるカルボン酸エステルに対するフッ素化環状カーボネートの質量比(フッ素化環状カーボネートの質量A/カルボン酸エステルの質量B)をA/Bとして併せて示した。
作製した実施例1−1〜1−9および比較例1−1〜1−5について、充放電試験を行い、サイクル特性を調べた。サイクル試験については、45℃の環境下において、以下の手順で行った。まず充電については、電池電圧が4.2Vとなるまで電流1.77mAで定電流充電を行い、引き続き4.2Vの定電圧で、充電開始からの時間が合計で2.5時間となるまで定電圧充電を行った。次に放電については、電池電圧が3.0Vとなるまで電流1.77mAで定電流放電を行った。この充電と放電との組み合わせを1サイクルとし、100サイクルまで充放電を行い、2サイクル目の放電容量に対する100サイクル目の放電容量の比率、すなわち(100サイクル目の放電容量/2サイクル目の放電容量)×100(%)を放電容量維持率として算出した。得られた結果を表1に示す。
表1に示したように、フッ素化環状カーボネートを電解液8中に含む実施例1−1〜1−9によれば、これを含まない比較例1−1〜1−4に比べて、サイクル特性を向上させることができた。また、実施例1−1と実施例1−3との比較、および実施例1−2と実施例1−4との比較により、電解液8に含まれるフッ素化環状カーボネートとしては、フルオロエチレンカーボネートよりもジフルオロエチレンカーボネートのほうが高いサイクル特性を示すので好ましいことがわかった。ジフルオロエチレンカーボネートは、フルオロエチレンカーボネートよりもフッ素原子を多く備えた環状カーボネートであるので、電極上により安定な被膜を形成するものと考えられる。
カルボン酸エステルを電解液8に含む実施例1−1によれば、これを含まない比較例1−5に比べて放電容量維持率を向上させることができた。すなわち、フッ素化環状カーボネートと共にカルボン酸エステルを電解液8に含むようにしたほうが好ましいことがわかった。また、カルボン酸エステルを含む実施例1−3,1−5〜1−9を比較すると、酢酸メチルを含む実施例1−3において、より高い放電容量維持率を示すことがわかった。
さらに、実施例1−1と1−2との比較、および実施例1−3と1−4との比較により、負極材料としてスズよりもケイ素を含むようにすると放電容量維持率が向上することがわかった。
以上のことから、二次電池1は、リチウムを吸蔵および放出可能な負極活物質として、ケイ素あるいはスズの単体,合金または化合物を用いる場合において、電解液8にフッ素化環状カーボネートおよびカルボン酸エステルを含むようにすれば、高容量で、良好なサイクル特性を示すことがわかった。特に、負極活物質としてケイ素の単体,合金または化合物を含む材料を用い、かつ、電解液8がジフルオロエチレンカーボネートおよび酢酸メチルを含むようにすると、より効果的であることがわかった。
(実施例2−1〜2−9)
実施例1−1〜1−9と同様にして二次電池1を作製した。その際、負極材料としてケイ素を用いた。また電解液8における溶媒の組成は、以下の表2に示したように変化させた。実施例2−1〜2−9の二次電池1についても、実施例1−1〜1−9と同様にして、充放電試験を行い、サイクル特性を調べた。その結果を実施例1−1,1−3,1−5〜1−9および比較例1−1とあわせて表2に示す。
実施例1−1〜1−9と同様にして二次電池1を作製した。その際、負極材料としてケイ素を用いた。また電解液8における溶媒の組成は、以下の表2に示したように変化させた。実施例2−1〜2−9の二次電池1についても、実施例1−1〜1−9と同様にして、充放電試験を行い、サイクル特性を調べた。その結果を実施例1−1,1−3,1−5〜1−9および比較例1−1とあわせて表2に示す。
表2に示したように、実施例2−1〜2−9、実施例1−1,1−3,1−5〜1−9および比較例1−1によれば、フッ素化環状カーボネートの含有率が溶媒全体の0.01質量%以上50質量%以下の範囲において、より高いサイクル特性を示すことがわかった。また、フッ素化環状カーボネートの含有率が溶媒全体の0.01質量%以上50質量%以下である場合、溶媒におけるカルボン酸エステルに対するフッ素化環状カーボネートの質量比(A/B)が0.0005以上50以下の範囲において高いサイクル特性を示し、さらに0.25以上25以下の範囲において、より高いサイクル特性を示すことがわかった。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、種々変形可能である。上記実施の形態および実施例では、電極反応物質としてリチウムを用いる電池について説明したが、ナトリウムあるいはカリウムなどの他のアルカリ金属、またはマグネシウムあるいはカルシウムなどのアルカリ土類金属、またはアルミニウムなどの他の軽金属を用いる場合についても、本発明を適用することができる。その際、負極活物質としては、例えば上記実施の形態と同様のものなどを用いることができる。
また、上記実施の形態および実施例では、コイン型の二次電池について説明したが、本発明は、円筒型、ボタン型、角型などの他の形状を有する二次電池、またはラミネートフィルムなどの外装部材を用いた二次電池、他の構造を有する二次電池についても同様に適用することができる。また、本発明は、二次電池に限らず、一次電池などの他の電池についても同様に適用することができる。
さらに、上記実施の形態および実施例では、電解質として液状の電解液を用いる場合について説明したが、電解液を高分子化合物などの保持体に保持させたゲル状の電解質を用いるようにしてもよい。このような高分子化合物としては、例えば、ポリアクリロニトリル,ポリフッ化ビニリデン,フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体,ポリテトラフルオロエチレン,ポリヘキサフルオロプロピレン,ポリエチレンオキサイド,ポリプロピレンオキサイド,ポリフォスファゼン,ポリシロキサン,ポリ酢酸ビニル,ポリビニルアルコール,ポリメタクリル酸メチル,ポリアクリル酸,ポリメタクリル酸,スチレン−ブタジエンゴム,ニトリル−ブタジエンゴム,ポリスチレンあるいはポリカーボネートが挙げられる。特に電気化学的安定性の点からはポリアクリロニトリル,ポリフッ化ビニリデン,ポリヘキサフルオロプロピレンあるいはポリエチレンオキサイドが好ましい。電解液に対する高分子化合物の割合は、これらの相溶性によってもことなるが、通常、電解液の5質量%以上50質量%以下に相当する高分子化合物を添加することが好ましい。
さらにまた、上記実施の形態および実施例では、本発明の電池における電解液の組成について、実施例の結果から導き出された適正範囲を説明したが、その説明は、組成が上記した範囲外となる可能性を完全に否定するものではない。すなわち、上記した適正範囲は、あくまで本発明の効果を得る上で特に好ましい範囲であり、本発明の効果が得られるのであれば、含有量が上記した範囲から多少外れてもよい。
1…二次電池、2…正極、3…外装缶、4…負極、5…外装カップ、6…セパレータ、7…ガスケット、8…電解液、9…正極活物質層、10…正極集電体、11…負極集電体、12…負極活物質層。
Claims (9)
- 前記溶媒は、前記フッ素化環状カーボネートとして、フルオロエチレンカーボネートおよびジフルオロエチレンカーボネートの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1記載の電池。
- 前記溶媒における前記フッ素化環状カーボネートの含有率は、0.01質量%以上50質量%以下であることを特徴とする請求項1記載の電池。
- 前記溶媒における前記カルボン酸エステルの含有率は、1質量%以上40質量%以下であることを特徴とする請求項1記載の電池。
- 前記溶媒は、前記カルボン酸エステルとして、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトンからなる群のうち少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1記載の電池。
- 前記溶媒におけるカルボン酸エステルに対するフッ素化環状カーボネートの質量比(フッ素化環状カーボネートの質量/カルボン酸エステルの質量)が、0.0005以上50以下の範囲であることを特徴とする請求項3記載の電池。
- 前記負極は、気相法,液相法,焼成法および溶射法からなる群のうちの1種以上の方法により少なくとも一部が形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の電池。
- 前記負極活物質は、負極集電体との界面の少なくとも一部において合金化していることを特徴とする請求項1記載の電池。
- 前記正極は、リチウム含有金属複合酸化物を含むことを特徴とする請求項1記載の電池。
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