JP2005074466A - レーザ加工用ノズル及びレーザ加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はレーザ光が照射されるワークの加工点から外気を遮断することを課題とする。
【解決手段】 レーザ加工用ノズル18は、底面に中央にレーザ光が通過するレーザ照射口73が開口し、レーザ照射口73の外側には、第1のガス吐出口74,76が開口する。さらに、第1のガス吐出口74,76の外側には、第2のガス吐出口78,80が開口し、第2のガス吐出口78,80の外側には、ガス吸引口82,84が開口する。ガス吸引口82,84は、ガス吸引経路26a,26bと連通されており、内側に配置された第1のガス吐出口74,76及び第2のガス吐出口78,80から吐出されたガス、及びワーク14の移動によりレーザ加工用ノズル18とワーク14との隙間Sに巻き込まれた外気を真空ポンプ30の吸引力により吸い込む。これにより、レーザ光が照射されるワーク14の加工点付近に外気が侵入しないようにシールドすることが可能になる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ワーク表面にレーザ光を照射すると共に、レーザ光が照射されるワークの加工点から外気と遮断するよう構成したレーザ加工用ノズル及びレーザ加工機に関する。
以下、透光性基板上の非晶質シリコン半導体にエキシマレーザを照射して、この非晶質シリコン半導体を多結晶シリコン半導体にするレーザアニール加工について説明する。
例えば、レーザ光をワークに照射して加工するレーザ加工機においては、ワークが搬入されるチャンバを密閉構造にし、チャンバ内部を所定の環境となるようにガスの供給、あるいは真空状態にして加工に必要なエネルギを有するレーザ光をワークに照射するように構成されている。
この種のレーザ加工機を用いた加工方法として、例えば、ガラス基板上の非晶質珪素膜をプラズマCVD法や減圧熱CVD法で成膜し、レーザ光を照射することにより結晶性珪素膜に変成するアニール技術がある。
アニールの内容としては、例えば、ガラス基板や石英基板上に形成された珪素膜に対してレーザ光を照射して界面安定化する方法があり、非晶質珪素膜の結晶化、結晶性を有する珪素膜に対する結晶性のさらなる助長、不純物イオンの注入による損傷の回復、不純物の活性化がある。
アクティブマトリクス型の液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)は、非晶質シリコン半導体であるアモルファスシリコン(a-Si)を用いた薄膜トランジスタ(Thin
Film Transistor:TFT)から、多結晶シリコン半導体であるポリシリコンを用いた薄膜トランジスタへと移行されつつある。
これは、アモルファスシリコンに比べ、ポリシリコンの電界移動度(μFE)が高いためであり、液晶ディスプレイの駆動も含めた高性能化が可能となるからである。
また、ポリシリコンは、エキシマレーザアニール法により形成するのが主流であり、このエキシマレーザアニール法は、アモルファスシリコンにエキシマレーザを照射して、このアモルファスシリコンをアニールすることにより、このアモルファスシリコンをポリシリコンにする。
さらに、このエキシマレーザアニール法では、エキシマレーザに対して透光性基板としてのガラス基板の位置を順次移動して、このガラス基板上に設置したアモルファスシリコンの所望の領域をポリシリコンにする。
上記のようなアニールを行う場合、アニール時に形成されるポリシリコンの表面の突起を低減するために、ワークが載置されるステージ周辺の酸素濃度を所定値に制御する必要がある。そして、酸素濃度が所定値に調整された雰囲気中において、長尺レーザビームを固定し、長尺レーザビームの照射位置に対してステージ上に載置されたワークを移動させてアニールを行う。
そのため、従来は、ワークを動かすステージ全体をチャンバで覆い、チャンバ内の全体の酸素濃度を制御するA方式と、ワーク表面を局所的にシールドするため、ボックスで覆い、ボックスの中に所定濃度に調整されたガスを供給するB方式とがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−217124号公報
上記のようなエキシマレーザアニール法を用いた上記A方式では、比較的大きな容積を有するチャンバ内部全体の酸素濃度を制御するため、酸素濃度が所定値で安定するまでに長時間を要し、例えば、ワークの入れ替えを行う度にチャンバ内部の酸素濃度が変化するため、頻繁に酸素濃度調整を行わなければならず、ガス消費量の増加や濃度調整に伴う効率の低下を招くという問題があった。
このような、問題を解消するため、チャンバの入口に予備室を設け、ワークが搬入または搬出される際に予備室によって酸素ガスの流出量を抑制する方法が採られたり、あるいは、チャンバ内部のガスを真空引きした後で所定酸素濃度のガスを供給する方法などが採られている。
そのため、上記A方式では、装置全体が大掛かりになってしまい、製造コストが高価になってしまうばかりか、より広い設置スペースを用意する必要がある。
また、上記B方式では、ステージに載置されたワークが移動することにより、外気がワークに巻き込まれてレーザ光が照射される加工点での酸素濃度が安定しないという問題があった。さらに、このような問題を解消するために、ガス供給流量をより大流量にしてガス消費量が増大したり、ワークとボックスとの平行な隙間部分を延長する必要があり、装置の大型化を招くばかりか、取り扱いがしにくくなってしまうという問題が生じる。
そこで、本発明は上記課題を解決したレーザ加工用ノズル及びレーザ加工機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、ワークに近接する位置に設けられたノズル本体と、ノズル本体の内部に形成され、ワーク表面に照射されるレーザ光が通過する第1の通路と、第1の通路の外側に設けられ、レーザ光が照射されるークの加工点の周囲にガスを吹き付ける第2の通路と、第2の通路の外側に設けられ、ワークの加工点より外側に向けてガスを吹き付ける第3の通路と、第3の通路の外側に設けられ、ワークに吹き付けられたガス及び外気を吸い込む吸引通路と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、レーザ光が通過するレーザ照射口からワークにレーザ光を照射するノズルを有するレーザ加工機において、レーザ照射口の外側でワークにガスを吹き付けるガス吐出口をノズル先端に設け、ガス吐出口より外側でガスを吸い込むガス吸引口をノズル先端に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、ガス吸引口を、ガス吐出口に対してワーク移動方向の上流に配置したことを特徴とする。
請求項4の発明は、ガス吐出口から吐出されたガスを、周囲の気体を遮断するようにレーザ光の照射位置を囲むように吐出させ、ガス吸引口から吸引することを特徴とする。
請求項5の発明は、ガス吸引口から吸い込まれるガス流量を、ガス吐出口から吐出されたガスの流量とワーク移動に伴って流入する外気の流量とを合計した流量とほぼ等しくなるように流量調整を行う流量調整手段を設けたことを特徴とする。
請求項6の発明は、流量調整手段がワークの移動速度に応じて吸引量を調整することを特徴とする。
請求項7の発明は、レーザ光が通過するレーザ照射口からワークにレーザ光を照射するノズルを有するレーザ加工機において、レーザ照射口の両側にワークにガスを吹き付ける一対のガス吐出口を設け、ガス吐出口の両側にガスを吸い込む一対のガス吸引口を設け、一対のガス吐出口及び一対のガス吸引口のうちワークの移動方向に対して上流に位置するガス吐出口からガスを吐出させると共に、ワークの移動方向に対して上流に位置するガス吸引口からガスを吸引するように切り替える切替手段を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ノズル本体の内部にレーザ光が通過する第1の通路と、ワークの加工点の周囲にガスを吹き付ける第2の通路と、ワークの加工点より外側に向けてガスを吹き付ける第3の通路と、ガス及び外気を吸い込む吸引通路と、が設けられているので、コンパクトな構成で加工点付近に外気が侵入することを防止でき、加工点付近のガス濃度を安定化することができる。
請求項2の発明によれば、レーザ照射口の外側にガス吐出口を設け、ガス吐出口より外側にガス吸引口を設けたため、コンパクトな構成で加工点付近に外気が侵入することを防止でき、加工点付近のガス濃度を安定化することができる。
請求項3の発明によれば、ガス吸引口をガス吐出口に対してワーク移動方向の上流に配置したため、ワークの移動に伴ってワーク表面に巻き込まれた外気を効率よくシールドすることができる。
請求項4の発明によれば、ガス吐出口から吐出されたガスを、周囲の気体を遮断するようにレーザ光の照射位置を囲むように吐出させ、ガス吸引口から吸引するため、ワークの移動に伴ってワーク表面に巻き込まれた外気を効率よくシールドすることが可能になる。
請求項5の発明によれば、ガス吸引口から吸い込まれるガス流量を、ガス吐出口から吐出されたガスの流量とワーク移動に伴って流入する外気の流量とを合計した流量と等しくなるように流量調整を行うため、周囲の雰囲気中のガス濃度が変化せず、安定したガス濃度が得られる。
請求項6の発明によれば、ワークの移動速度に応じて吸引量を調整するため、ワークの移動速度によって外気の導入量が増加する場合でも、ワーク表面に巻き込まれた外気を効率よくシールドすることが可能になる。
請求項7の発明によれば、レーザ照射口の両側にワークにガスを吹き付ける一対のガス吐出口を設け、ガス吐出口の両側にガスを吸い込む一対のガス吸引口を設け、一対のガス吐出口及び一対のガス吸引口のうちワークの移動方向に対して上流に位置するガス吐出口からガスを吐出させると共に、ワークの移動方向に対して上流に位置するガス吸引口からガスを吸引するように切り替えるため、ワークを往復動させる場合でもワークの移動に伴ってワーク表面に巻き込まれた外気を効率よくシールドすることが可能になり、加工効率をより高められる。
以下、図面と共に本発明の実施例について説明する。
図1は本発明になるレーザ加工用ノズルが適用されたレーザ加工機の実施例1を示す構成図である。本実施例では、本発明になるレーザ加工用ノズル及びレーザ加工機をレーザアニール装置に適用した場合を一例として以下説明する。
図1に示されるように、レーザアニール用のレーザ加工機10は、チャンバ12の内部にワーク(ガラス基板)14が載置されるXYステージ16が設けられ、XYステージ16の上部にはレーザ加工用ノズル18が取り付けられている。レーザ加工用ノズル18は、チャンバ12に固定されており、ワーク14がXYステージ16によってXa方向またはXb方向に移動することでワーク14の表面全体にレーザ光を照射する。
また、チャンパ12の上方には、エキシマレーザビームを発生させるレーザ発振器20と、レーザ発振器20から出力されたレーザ光をレーザ加工用ノズル18に導く光学系ユニット22とが設けられている。従って、レーザ発振器20により発振されるエキシマレーザビームは、チャンバ12内のXYステージ16上に設置されたワーク14上で最終的に焦点が結ばれるように調整されている。
本実施例では、透光性を有するワーク(ガラス基板)14の表面に成膜した非晶質シリコン半導体(アモルファスシリコン(a-Si))の薄膜に向けて、キセノンクロライド(XeCl)などからなるエキシマレーザビームをレーザ加工用ノズル18から照射して、ワーク(ガラス基板)14のほぼ全面に位置するアモルファスシリコン層をレーザアニールし、このアモルファスシリコン層を多結晶シリコン半導体(ポリシリコン)に加工する。
また、ワーク(ガラス基板)14の上面に照射されるレーザ光は、X方向に対して直交するY方向に延在する線状ビームとして集光されており、XYステージ16がXa方向またはXb方向に移動することでワーク14の表面全体に照射される。
ガス供給装置24は、酸素濃度を所定濃度に調整されたガスを生成し、ガス供給経路A,Bを介してレーザ加工用ノズル18にガスを供給する。従って、レーザ加工用ノズル18は、レーザ光をワーク14に照射する際にガス供給装置24から供給されたガスをワーク14の表面に吹き付けて外気を遮断する。
また、レーザ加工用ノズル18には、ワーク14の表面との隙間に吐出されたガスを吸引するためのガス吸引経路26a,26bが接続されており、ガス吸引経路26a,26bには、吸引量を調整するための流量調整弁28a,28bと、ガスを吸引する真空ポンプ30とが設けられている。一方のガス吸引経路26aは、レーザ加工用ノズル18のXb方向側に連通され、他方のガス吸引経路26bは、レーザ加工用ノズル18のXa方向側に連通されている。流量調整弁28a,28bは、ワーク14の移動方向に対して上流に位置する方が開弁される。
さらに、レーザ加工用ノズル18には、酸素濃度検出経路32が接続されており、酸素濃度検出経路32の他端には、酸素濃度計34が設けられている。酸素濃度計34は、例えば、安定化ジルコニアを用いる固体電解質方式の酸素センサからなる。尚、酸素濃度計34としては、湿式電池方式の酸素センサ、あるいは磁気式の酸素センサを用いても良い。
ここで、ガス供給装置24の構成について説明する。
ガス供給装置24は、酸素供給源36と、窒素供給源38と、酸素供給経路40に設けられた質量流量計(マス・フロー・コントローラ:MFC1)42と、窒素供給経路44に設けられた質量流量計(マス・フロー・コントローラ:MFC2)46と、酸素供給経路40からの酸素と窒素供給経路44からの窒素とを混合するミキサ48と、ミキサ48で混合されたガスを供給する第1、第2のガス供給経路A,Bとを有する。
酸素供給源36は、圧縮された酸素が充填されたボンベ、あるいは気体分離装置(図示せず)により生成された酸素を加圧して供給する酸素供給装置などからなる。また、窒素供給源38は、圧縮された窒素が充填されたボンベ、あるいは気体分離装置(図示せず)により生成された窒素を加圧して供給する窒素供給装置などからなる。
第1のガス供給経路Aは、ワーク14がXa方向に移動する場合に酸素と窒素とが所定濃度に混合されたガスをワーク14の移動方向に対してレーザ加工用ノズル18の上流に位置するXb方向側に供給する。また、第2のガス供給経路Bは、ワーク14がXb方向に移動する場合に酸素と窒素とが所定濃度に混合されたガスをワーク14の移動方向に対してレーザ加工用ノズル18の上流に位置するXa方向側に供給する。
そして、ミキサ48からの吐出経路50は、ガス供給経路A,Bに連通されている。ガス供給経路A,Bは、吐出経路50から分岐された第1、第2の分岐経路52,54と、分岐経路52,54に設けられた開閉弁56,58とを有する。さらに、第1の分岐経路52は、3本のガス供給経路60a〜60cに連通されており、各ガス供給経路60a〜60cには、流量調整弁62a〜62cが設けられている。
また、第2の分岐経路52は、上記第1の分岐経路52と同様に、3本のガス供給経路64a〜64cに連通されており、各ガス供給経路64a〜64cには、流量調整弁66a〜66cが設けられている。尚、ガス供給経路64aは、ガス供給経路60aに合流している。
また、レーザ加工機10の制御装置70は、後述するように上記XYステージ16、レーザ発振器20、ガス供給装置24、流量調整弁28、真空ポンプ30の各部を制御する制御プログラムが格納された記憶部72を有しており、記憶部72から読み込んだ制御プログラムに基づいて各部を制御してワーク14の表面をアニール処理する。
図2はレーザ加工用ノズル18の構成を断面で示す斜視図である。図3はレーザ加工用ノズル18の底面図である。図4はレーザ加工用ノズル18の内部構造を拡大して示す縦断面図である。
図2及び図3に示されるように、レーザ加工用ノズル18は、ワーク14の幅方向(Y方向)に延在形成されており、且つY方向の全長Lがワーク14のY方向の幅Lよりも長く形成されている(L>L)。
そして、レーザ加工用ノズル18の底面には、中央にレーザ光が通過するレーザ照射口73が開口し、レーザ照射口73の外側には、第1のガス吐出口74,76が開口する。さらに、第1のガス吐出口74,76の外側には、第2のガス吐出口78,80が開口し、第2のガス吐出口78,80の外側には、ガス吸引口82,84が開口する。
上記レーザ照射口72、第1のガス吐出口74,76、第2のガス吐出口78,80、ガス吸引口82,84は、夫々ワーク14の幅方向(Y方向)に平行に延在形成されている。レーザ照射口73の縁部から第1のガス吐出口74,76までの離間距離La、第1のガス吐出口74,76から第2のガス吐出口78,80までの離間距離Lb、第2のガス吐出口78,80からガス吸引口82,84までの離間距離Lcは、La>Lb>Lcとなるように設定されている。
レーザ照射口73の両側の3箇所には、ガス濃度検出孔86が開口しており、レーザ光が照射される加工点近傍のガスを抽出することができる。
図4に示されるように、レーザ加工用ノズル18は、内部にレーザ照射口73に連通された第1の通路88と、第1のガス吐出口74,76に連通された第2の通路90,92と、第2のガス吐出口78,80に連通された第3の通路94,96と、ガス吸引口82,84に連通された吸引通路98,100とを有する。
第2のガス吐出口78,80は、外側に向けて傾斜しており、ガス吸引口82,84が対向するワーク14表面に向けて濃度調整されたガスを吐出する。
第1の通路88は、レーザ光の通過するテーパ状の空間88aが形成されており、空間88aの側方にはガス供給通路88bが連通されている。そして、ガス供給通路88bは、ガス供給経路60a,64aと連通されている。
第2の通路90,92は、ガス供給経路60b,64bが連通されており、濃度調整されたガスを第1のガス吐出口74,76へ供給する。
第3の通路94,96は、ガス供給経路60c,64cと連通されており、外側に配置されたガス吸引口82,84に向けて濃度調整されたガスを吐出するように第2のガス吐出口78,80へ供給する。
ガス吸引口82,84は、ガス吸引経路26a,26bと連通されており、内側に配置された第1のガス吐出口74,76及び第2のガス吐出口78,80から吐出されたガス、及びワーク14の移動によりレーザ加工用ノズル18とワーク14との隙間Sに巻き込まれた外気を真空ポンプ30の吸引力により吸い込む。そのため、レーザ光が照射されるワーク14の加工点付近に外気が侵入しないようにシールドすることが可能になる。
さらに、レーザ加工用ノズル18は、上部に光学ユニット22からのレーザ光が入射されるレーザ入射口102を有する蓋部材104が取り付けられている。レーザ入射口102は、レーザ光の幅寸法よりも大きい寸法に形成されており、透明な保護ガラス106によって閉塞されている。また、保護ガラス106の上下面は、シール部材108によって気密にシールされている。
ここで、各経路からのガス供給量について説明する。
レーザ照射口73から吐出されるガス流量をQ1、第1のガス吐出口74,76から吐出されるガス流量をQ2、第2のガス吐出口78,80から吐出されるガス流量をQ3、ガス吸引口82,84から吸引される吸引流量をQ4と、ワーク移動速度をVとする。
本実施例では、ワーク14の移動によりワーク表面に巻き込まれてワーク14とレーザ加工用ノズル18との隙間Sとの間に入り込む外気をガス吸引口82,84から吸引して酸素濃度が所定濃度に調整されたガスと入れ替える。この際の吸引流量Q4は、次式で求まる。
Q4=(Y+α)×S×V+Q3 …(1)
尚、上記(1)式のαは、レーザ光の長軸方向の寸法に対する余裕長さである。また、Q3は、予め実験により最適値を求める。
ワーク速度Vは、次式により求まる。
V=B×(1−R)×F …(2)
尚、上記(2)式において、Bは移動方向に対するレーザ光のビーム幅(2mm)、Rはラップ率(90%)、Fはレーザ周波数(20Hz)である。例えば、これらの数値を(2)式に入れると、ワーク速度V=4mm/secとなる。
このワーク速度V=4mm/secに基づいて吸引流量Q4を求めると、例えば、Y=730mm、α=100mm、S=1mmとすると、上記(1)式より吸引流量はQ4=3320mm/sec+Q3≒0.2NL/min+Q3となる。また、ワーク14とレーザ加工用ノズル18との隙間をS=2mmとした場合には、0.4NL/min+Q3となる。
また、レーザ照射口73及び第1のガス吐出口74,76から加工点Nへのガス供給量(Q1+Q2)は、ガス吸引口82,84から吸引される吸引量よりも大となるように設定される(例えば、(Q1+Q2)>0.2NL/min)。尚、加工点Nへのガス供給量の総量、及びQ1とQ2との分配割合は、予め実験により最適値を求める。
図5はアニール処理を行う際のガス供給及びガス吸引の流れを示す縦断面図である。
図5に示されるように、レーザ照射口73からワーク14に吹き付けられたガス(流量Q1)は、ワーク移動方向(Xa方向)への流れaと逆方向(Xb方向)への流れbとなる。また、第1のガス吐出口74からワーク14に吹き付けられたガス(流量Q2)も、ワーク移動方向(Xa方向)への流れaと逆方向(Xb方向)への流れbとなる。
そして、第2のガス吐出口78からワーク14に吹き付けられたガス(流量Q3)は、ワーク移動方向と逆方向(Xb方向)への流れeとなる。ワーク14の移動によりワーク表面に巻き込まれてワーク14とレーザ加工用ノズル18との隙間Sとの間に入り込む外気は流れfとなる。
ガス吸引口82では、真空ポンプ30の負圧によりガスを吸引しており、その吸引量Q4は、上記(1)式によりワーク速度に基づいて求まる流量に設定されている。そのため、酸素濃度が調整されたガスの流れd,eと外気の流れfは、ガス吸引口82に導かれる。
従って、ワーク表面に巻き込まれた外気の流れfがガス吸引口82に吸い込まれるため、外気が加工点に流入することが防止される。また、外気の流れfの一部がガス吸引口82を通過してしまった場合は、ガスの流れd,eによってレーザ照射口73の周辺がシールドされており、ガスの流れd,eによって押し戻されてガス吸引口82に吸い込まれることになる。このように、ワーク表面に対してアニール処理を施す過程では、レーザ照射口73の周辺に外気が流入することがなく、常に、所定濃度に調整されたガスがレーザ照射口73の周辺に供給されている。
従って、レーザ加工機10では、ワーク14の表面に対してアニール処理を安定的に行えると共に、従来のようにチャンバ12の全体のガス濃度を管理するよりも、ガスの消費量を大幅に削減することが可能になる。さらに、レーザ加工機10は、チャンバ12の全体のガス濃度を安定させるための大掛かりな設備を必要としないので、装置全体の小型化、省スペース化を図れるとともに、製造コストを安価に抑えることができる。
ここで、制御装置70が実行する制御処理について図6のフローチャートを参照して説明する。
図6のS11で、制御装置70は、ワーク14をチャンバ12内に搬入し、XYステージ16に載置させる。次のS12では、予め設定されたワーク速度Vを読み込む。続いて、S13では、ワーク速度Vに基づいてガス供給装置24により生成された所定酸素濃度を有する窒素ガスの供給量(Q1〜Q3)を算出する。
S14では、前述した(1)式によりガス吸引口82,84から吸引される流量Q4を算出する。続いて、S15に進み、ワーク移動方向がXa方向かどうかを確認する。S15において、ワーク移動方向がXa方向である場合には、ガス吸引経路26a及び第1のガス供給経路Aを選択する。また、S15において、ワーク移動方向がXb方向である場合には、ガス吸引経路26b及び第2のガス供給経路Bを選択する。尚、上記S15〜S17は、請求項7に記載した切替手段に相当する。
次のS18では、S13,S14で算出された各ガス供給流量Q1〜Q3、及びガス吸引口82,84から吸引される流量Q4を読み込んで、記憶部72に登録する。続いて、S19では、真空ポンプ30を起動させる。そして、S20では、ワーク移動方向に対応するガス供給経路Aの開閉弁56またはガス供給経路Bの開閉弁58を開弁し、流量調整弁62a〜62cまたは流量調整弁66a〜66cの弁開度を調整して各ガス供給流量Q1〜Q3を調整する。同時に、ガス吸引経路26aの流量調整弁28aまたはガス吸引経路26bの流量調整弁28bの弁開度を調整して、吸引量を調整する。尚、上記S20は、請求項5に記載した流量調整手段に相当する。
その後、S21に進み、XYステージ16を駆動してワーク14をXa方向またはXb方向に移動させる。そして、S22では、レーザ発振器20から出力されたレーザ光がレーザ加工用ノズル18を介してレーザ加工用ノズル18に入射され、レーザ照射口73からワーク表面に照射されてアニール処理が開始される。
その際、レーザ加工用ノズル18では、レーザ照射口73からレーザ光をワーク表面に照射すると共に、ワーク14との隙間Sに酸素濃度が所定値に調整された窒素ガスがレーザ照射口73の周囲に吹き付けられて加工点の雰囲気をアニールに必要な酸素濃度に安定化すると共に、真空ポンプ30によってワーク移動によって巻き込まれる外気を吸い込んで加工点に外気が侵入することを防止する。
S23においては、レーザ加工用ノズル18とワーク14との間に供給されたガスの酸素濃度を酸素濃度計34により測定し、その測定値を記憶部72に登録する。次のS24では、酸素濃度計34により測定された酸素濃度が下限値na以上であるかどうかを確認する。S24で酸素濃度計34により測定された酸素濃度が下限値n以上であるときは、S25に進み、酸素濃度計34により測定された酸素濃度が上限値n以下であるかどうかを確認する。
S25で酸素濃度計34により測定された酸素濃度が上限値n以下であるときは、供給ガスの酸素濃度が規定値(下限値nと上限値nとの範囲内)であるので、S26に進み、ワーク14の全面に対するアニール処理が終了したかどうかを確認する。S26でワーク14のアニール処理が終了していないときは、上記S22に戻り、S22以降の処理を繰り返す。
また、上記S24において、酸素濃度計34により測定された酸素濃度が下限値n以下であるときは、S27に進み、窒素供給量を減少させる。その後、上記S23に戻り、再度、ガスの酸素濃度を酸素濃度計34により測定して酸素濃度が下限値n以上かどうかを確認する。
また、S25で酸素濃度計34により測定された酸素濃度が上限値n以上であるときは、S28に進み、窒素供給量を増大させる。その後、上記S23に戻り、再度、ガスの酸素濃度を酸素濃度計34により測定して酸素濃度が上限値n以下かどうかを確認する。
また、S26において、ワーク14の全面に対するアニール処理が終了したときは、S29に進み、レーザ発振器20を停止させ、S30で真空ポンプ30を停止させる。続いて、S31でガス供給装置24からのガス供給を停止させる。その後、S32では、アニール処理が終了したワーク14をチャンバ12から搬出する。これで、ワーク14に対する一連のアニール処理が終了する。
尚、上記S15〜S17では、ワーク移動方向に応じて第1のガス供給経路Aまたは第2のガス供給経路B及びガス吸引経路26aまたは26bを選択したが、これに限らず、ワーク移動方向に関係なく、常に第1のガス供給経路A及び第2のガス供給経路Bからガス供給を行うと共に、ガス吸引経路26a,26bの両方から吸引することも可能である。
図7はレーザ加工用ノズルの実施例2を示す縦断面図である。

図7に示されるように、レーザ加工用ノズル18の底面には、凹部110が設けられている。この凹部110は、レーザ加工用ノズル18の長手方向(Y方向)に延在しており、ワーク表面から離間するため、加工点の周囲に隙間Sよりも広い空間112を形成する。そして、凹部110には、レーザ照射口73と、レーザ照射口73の外側にガス濃度検出孔86と第1のガス吐出口74,76が開口する。
第1のガス吐出口74,76からワーク表面に吹き付けられたガスの流れa,b,cは、矢印で示すように空間112内を滞留する。これにより、レーザ照射口73とワーク14の加工点との間は、外気がシールドされると共に、酸素濃度がより安定した状態に維持される。
上記実施例では、レーザ加工用ノズルをレーザアニール装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、レーザアニール装置以外のレーザ加工機にも適用できるのは勿論である。
また、上記実施例では、酸素と窒素を混合して所定の酸素濃度とされたガスをワーク表面に吹き付けるよう構成されたレーザ加工機を一例として挙げたが、酸素、窒素以外の気体をワークに吹き付ける場合に本発明を適用できるのは勿論である。
本発明になるレーザ加工用ノズルが適用されたレーザ加工機の実施例1を示す構成図である。 レーザ加工用ノズル18の構成を断面で示す斜視図である。 レーザ加工用ノズル18の底面図である。 レーザ加工用ノズル18の内部構造を拡大して示す縦断面図である。 アニール処理を行う際のガス供給及びガス吸引の流れを示す縦断面図である。 制御装置70が実行する制御処理のフローチャートである。 レーザ加工用ノズルの実施例2を示す縦断面図である。
符号の説明
10 レーザ加工機
12 チャンバ
14 ワーク(ガラス基板)
16 XYステージ
18 レーザ加工用ノズル
20 レーザ発振器
22 光学系ユニット
24 ガス供給装置
26a,26b ガス吸引経路
30 真空ポンプ
34 酸素濃度計
36 酸素供給源
38 窒素供給源
48 ミキサ
56,58 開閉弁
62a〜62c,66a〜66c 流量調整弁
70 制御装置
72 記憶部
73 レーザ照射口
74,76 第1のガス吐出口
78,80 第2のガス吐出口
82,84 ガス吸引口
86 ガス濃度検出孔
88 第1の通路
90,92 第2の通路
94,96 第3の通路
98,100 吸引通路
102 レーザ入射口
106 保護ガラス
110 凹部
112 空間

Claims (7)

  1. ワークに近接する位置に設けられたノズル本体と、
    該ノズル本体の内部に形成され、前記ワーク表面に照射されるレーザ光が通過する第1の通路と、
    該第1の通路の外側に設けられ、レーザ光が照射される前記ワークの加工点の周囲にガスを吹き付ける第2の通路と、
    該第2の通路の外側に設けられ、前記ワークの加工点より外側に向けてガスを吹き付ける第3の通路と、
    該第3の通路の外側に設けられ、前記ワークに吹き付けられたガス及び外気を吸い込む吸引通路と、
    を備えたことを特徴とするレーザ加工用ノズル。
  2. レーザ光が通過するレーザ照射口からワークにレーザ光を照射するノズルを有するレーザ加工機において、
    前記レーザ照射口の外側で前記ワークにガスを吹き付けるガス吐出口を前記ノズル先端に設け、
    前記ガス吐出口より外側で前記ガスを吸い込むガス吸引口を前記ノズル先端に設けたことを特徴とするレーザ加工機。
  3. 前記ガス吸引口は、前記ガス吐出口に対して前記ワーク移動方向の上流に配置されたことを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機。
  4. 前記ガス吐出口から吐出されたガスは、周囲の気体を遮断するように前記レーザ光の照射位置を囲むように吐出され、前記ガス吸引口から吸引されることを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機。
  5. 前記ガス吸引口から吸い込まれるガス流量を、前記ガス吐出口から吐出されたガスの流量と前記ワーク移動に伴って流入する外気の流量とを合計した流量とほぼ等しくなるように流量調整を行う流量調整手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のレーザ加工機。
  6. 前記流量調整手段は、前記ワークの移動速度に応じて吸引量を調整することを特徴とする請求項5記載のレーザ加工機。
  7. レーザ光が通過するレーザ照射口からワークにレーザ光を照射するノズルを有するレーザ加工機において、
    前記レーザ照射口の両側に前記ワークにガスを吹き付ける一対のガス吐出口を設け、
    前記ガス吐出口の両側に前記ガスを吸い込む一対のガス吸引口を設け、
    前記一対のガス吐出口及び前記一対のガス吸引口のうち前記ワークの移動方向に対して上流に位置するガス吐出口からガスを吐出させると共に、前記ワークの移動方向に対して上流に位置するガス吸引口からガスを吸引するように切り替える切替手段を設けたことを特徴とするレーザ加工機。
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