JPH118205A - 半導体装置の製造方法およびレーザー光照射装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法およびレーザー光照射装置

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JPH118205A
JPH118205A JP10012240A JP1224098A JPH118205A JP H118205 A JPH118205 A JP H118205A JP 10012240 A JP10012240 A JP 10012240A JP 1224098 A JP1224098 A JP 1224098A JP H118205 A JPH118205 A JP H118205A
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thin film
inert gas
film
semiconductor thin
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Yasuhiro Mitani
康弘 三谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体薄膜上のパーティクルを効果的に除去
し、TFT等のデバイス性能の均一性を向上させる半導
体装置の製造方法およびレーザー光照射装置を提供す
る。 【解決手段】 ステージ3を移動させることにより、ス
テージ3上のa−Si膜2を形成した絶縁性基板1を一
定の移動量で同一方向に移動しながら、レーザー光4を
a−Si膜2に照射し、p−Si膜5を形成する。この
とき、レーザー光4の照射と同時に、石英製の吹き出し
口6から400℃に加熱したN2等の不活性ガスをa−
Si膜2の表面に吹き付ける。レーザー光4の照射は、
吹き出し口6越しに行う。石英製の吹き出し口6を用い
ているため、レーザー光4が吹き出し口6で吸収される
ことがなく、吹き出し口6をa−Si膜2の直上に近づ
けることができる。このため、パーティクル7を効果的
に吹き飛ばすことができる。また、加熱した不活性ガス
を吹き付けることにより、a−Si膜2の部分的な温度
低下を防ぎながら、パーティクル7の除去を行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置用薄
膜トランジスタ(TFT)等の製造工程において用いら
れる半導体装置の製造方法およびレーザー光照射装置に
関するもので、特に半導体薄膜のレーザーアニールに用
いられる半導体装置の製造方法およびレーザー光照射装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の絶縁性基板上にTFTを有す
る半導体装置としては、これらのTFTを画素の駆動に
用いるアクティブマトリクス型液晶表示装置およびイメ
ージセンサー等が知られている。
【0003】これらの装置に用いられるTFTには、薄
膜状のシリコン半導体を用いるのが一般的である。薄膜
状のシリコン半導体としては、非晶質シリコン(a−S
i)半導体からなるものと、結晶性を有するシリコン半
導体からなるものとの2つに大別される。
【0004】非晶質シリコン半導体は作製温度が低く、
気相法で比較的容易に作製することが可能で、量産性に
富むため、最も一般的に用いられているが、電流駆動能
力が結晶性を有するシリコン半導体に比べて劣るため、
今後、より高速特性を得るためには、結晶性を有するシ
リコン半導体からなるTFTの製造方法の確立が強く求
められている。
【0005】結晶性を有するシリコン半導体としては、
単結晶シリコン(c−Si)、多結晶シリコン(p−S
i)、微結晶シリコン(μc−Si)、結晶成分を含む
非晶質シリコン、結晶性と非晶質性との中間の状態を有
するセミアモルファスシリコン等が知られている。
【0006】これら結晶性を有するTFTは、非晶質の
TFTに比べて移動度が高い。そのため、駆動能力が向
上してドライバーの一体化が可能となり、微細化が可能
で高開口率、高密度化を実現することができる。
【0007】従来から、結晶性半導体薄膜を形成する具
体的な方法としては、熱拡散炉等で加熱する固相成長法
(SPC法)と、レーザー光を照射して熔融、固化させ
ることによって結晶化するレーザーアニール方法とがあ
る。
【0008】しかしながら、SPC法では、a−Siを
均一にp−Siに結晶化できるが、熱処理が1000℃
付近の高温で行われるので、耐熱性の低い安価なガラス
基板を使用できない。そこで、絶縁性基板へのダメージ
が少なく、低温処理が可能な方法として、a−Siの光
吸収の高いエキシマレーザーを用いたレーザーアニール
方法が研究されている。
【0009】以下に、従来の半導体製造装置を用いた半
導体薄膜のレーザーアニール方法、特にa−Si薄膜に
対するエキシマレーザーを用いたレーザーアニール方法
を例にして、図5を用いて説明する。図5は従来の半導
体製造装置による半導体薄膜のレーザーアニール方法を
説明する斜視図である。
【0010】石英またはガラス等からなる絶縁性基板5
1上に、CVD法またはスパッタリング法等によって酸
化シリコン(SiO2)膜からなる下地膜と、CVD法
等によってa−Si膜52を形成する。
【0011】そして、ステージ53を移動させることに
より、ステージ53上の絶縁性基板51を一定の移動量
で同一方向に移動しながら、レーザー光54をa−Si
膜52に照射し、熔融固化させることで結晶性を向上さ
せ、周囲と異なる結晶性を有するp−Si膜55を形成
する。
【0012】レーザーアニール方法に必要なレーザー光
の照射強度は200〜300mJ/cm2程度である
が、一度に絶縁性基板51全体に照射できるレーザーア
ニール方法は、現在のところ装置の出力不足および光学
系のサイズの制約上不可能であり、図5に示すようなレ
ーザー光54の重畳照射による半導体薄膜のレーザーア
ニール方法が用いられている。
【0013】しかしながら、前述のようなレーザーアニ
ール方法では、図6に示すように、絶縁性基板51上に
パーティクル56が存在している場合、レーザー光54
を照射すると、半導体薄膜と同時にパーティクル56も
熔融固化され、汚染された結晶化部分57が生じてしま
う。
【0014】この汚染された結晶化部分57が、TFT
等のデバイスの性能劣化の原因となり、このまま表示素
子を構成した場合、例えば点欠陥等の不良が発生すると
いう問題がある。
【0015】ステージ53は、密閉されたプロセスチャ
ンバー内で加熱機構を内蔵し、パーティクル56を防ぐ
ために、外気とのガス置換機構を持つロードチャンバー
を介して絶縁性基板51を搬送するが、30cm×30
cm以上の大型の絶縁性基板51上のパーティクル56
を完全に無くすことは不可能である。
【0016】このように、レーザーアニール方法によっ
てa−Si薄膜を結晶化する際に、a−Si薄膜等の半
導体薄膜の表面にパーティクルが存在すると、その領域
が汚染されてしまうため、例えば、結晶化時に半導体薄
膜表面に不活性ガスを吹き付ける方法が、特開平2−1
43517号公報で提案されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平2−1
43517号公報で提案されている方法は、パーティク
ルを除去する有効な方法であるが、単に半導体薄膜表面
に対して不活性ガスを吹き付けるだけではパーティクル
を除去する効果は少く、前述の問題を解決できるもので
はない。
【0018】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、半導体薄膜上のパーティクル
を効果的に除去し、TFT等のデバイス性能の均一性を
向上させる半導体装置の製造方法およびレーザー光照射
装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の半導体装置の製造方法
は、半導体薄膜に対してレーザー光を照射し、前記半導
体薄膜を結晶化させる工程を有する半導体装置の製造方
法において、前記半導体薄膜の前記レーザー光を照射す
る領域に対してその直上位置から不活性ガスを吹き付け
ながら、前記不活性ガスの吹き出し口越しに前記半導体
薄膜に前記レーザー光を照射することを特徴としてい
る。
【0020】請求項2記載の半導体装置の製造方法は、
請求項1記載の半導体装置の製造方法において、前記不
活性ガスは、加熱したものであることを特徴としてい
る。
【0021】請求項3記載のレーザー光照射装置は、チ
ャンバー内に配置した半導体薄膜に対して、前記チャン
バーに設けられた照射窓越しにレーザー光を照射するレ
ーザー光照射手段と、前記半導体薄膜に不活性ガスを吹
き付ける吹き出し口と、を備えたレーザー光照射装置に
おいて、前記吹き出し口が前記半導体薄膜の直上位置に
設けられ、前記レーザー光が前記吹き出し口越しに照射
されるように前記レーザー光照射手段が配置されている
ことを特徴としている。
【0022】請求項4記載のレーザー光照射装置は、請
求項3記載のレーザー光照射装置において、前記不活性
ガスを加熱する加熱手段が備えられていることを特徴と
している。
【0023】請求項5記載のレーザー光照射装置は、請
求項3または請求項4記載のレーザー光照射装置におい
て、前記吹き出し口の少なくとも前記レーザー光を透過
させる部分は、前記レーザー光を吸収しない材料で形成
されていることを特徴としている。
【0024】請求項6記載のレーザー光照射装置は、請
求項3乃至請求項5記載のレーザー光照射装置におい
て、前記吹き出し口の一部が、前記照射窓を兼ねている
ことを特徴としている。
【0025】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
半導体薄膜のレーザー光を照射する領域に対してその直
上位置から不活性ガスを吹き付けながら、不活性ガスの
吹き出し口越しに半導体薄膜にレーザー光を照射するこ
とにより、効果的にパーティクルを除去することがで
き、半導体薄膜の汚染を防ぐことができる。
【0026】さらに、不活性ガスが加熱したものである
ことにより、不活性ガスを吹き付けることによる半導体
薄膜の部分的な温度低下を防ぐことができる。
【0027】本発明のレーザー光照射装置によれば、不
活性ガスの吹き出し口が半導体薄膜の直上位置に設けら
れ、レーザー光が吹き出し口越しに照射されるようにレ
ーザー光照射手段が配置されていることにより、効果的
にパーティクルを除去することができ、半導体薄膜の汚
染を防ぐことができる。さらに、不活性ガスが常に流れ
ているため、照射窓に付着するパーティクルも除去する
ことができる。
【0028】さらに、不活性ガスを加熱する加熱手段が
備えられていることにより、不活性ガスを吹き付けるこ
とによる半導体薄膜の部分的な温度低下を防ぐことがで
きる。
【0029】また、吹き出し口の少なくともレーザー光
を透過させる部分がレーザー光を吸収しない材料で形成
されていることにより、レーザー光を照射することによ
る効果を低減させることがない。さらに、吹き出し口が
安価な材料で形成され、レーザー光を透過させる部分の
み、高価な石英等のレーザー光を吸収しない材料で形成
されることにより、吹き出し口の交換等の装置運用上の
コストを低減させることができる。
【0030】また、吹き出し口の一部が照射窓を兼ねて
いることにより、吹き出し口と照射窓とを一括して形成
することができるため、装置のコストを低減させること
ができる。さらに、吹き出し口の内部には不活性ガスが
常に流れているため、照射窓に付着するパーティクルを
より一層除去することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を用いて、本発明の
実施の形態について説明する。
【0032】(実施の形態1)図1および図2を用い
て、本発明のレーザーアニール方法について説明する。
図1は本発明に係わるレーザーアニール方法を説明する
斜視図、図2は本発明に係わるレーザーアニール方法を
説明する断面図である。
【0033】図1および図2に示すように、石英または
ガラス等からなる絶縁性基板1上に、スパッタリング法
またはCVD法等によってSiO2膜からなる下地膜を
形成した後、CVD法等によってa−Si膜2を50n
m程度の厚さに形成する。a−Si膜2が水素を含有し
ているときは、500℃付近の温度で脱水素処理を行
う。
【0034】そして、ステージ3を移動させることによ
り、ステージ3上の絶縁性基板1を一定の移動量で同一
方向に移動しながら、レーザー光4をa−Si膜2に照
射し、熔融固化させることで結晶性を向上させ、周囲と
異なる結晶性を有するp−Si膜5を形成する。
【0035】レーザーアニール方法の条件は、ステージ
3の加熱機構によって絶縁性基板1を400℃に加熱
し、雰囲気は大気中で、レーザー光4の発振波長はXe
Clエキシマレーザーの308nm、照射エネルギー密
度は300mJ/cm2程度、発振時間(パルス幅)は
約50ns、発振周波数は300Hzとする。
【0036】このとき、レーザー光4の照射と同時に、
石英製の吹き出し口6から400℃に加熱したN2等の
不活性ガスをa−Si膜2の表面に吹き付ける。レーザ
ー光4の照射は、吹き出し口6越しに行う。
【0037】本実施の形態では、石英製の吹き出し口6
を用いているため、レーザー光4が吹き出し口6で吸収
されることがなく、吹き出し口6をa−Si膜2の直上
に近づけることができる。このため、パーティクル7を
効果的に吹き飛ばすことができる。
【0038】また、加熱した不活性ガスを吹き付けるこ
とにより、a−Si膜2の部分的な温度低下を防ぎなが
ら、パーティクル7の除去を行うことができる。
【0039】(実施の形態2)図3および図4を用い
て、本発明のレーザー光照射装置について説明する。図
3は本発明に係わるレーザー光照射装置の概要を示す説
明図、図4は不活性ガスを加熱する加熱手段の概要を示
す説明図である。
【0040】図3に示すように、レーザー発振機8から
出力されたレーザー光4は、反射ミラー9で反射された
後、ホモジナイザー10によって所定のビーム形状に整
形され、半導体薄膜が堆積された絶縁性基板1等のレー
ザー光4が照射される被照射物に照射される。
【0041】絶縁性基板1は、所定の送り速度または送
りピッチで移動するステージ3上に保持される。ステー
ジ3は、図中の矢印Aで示す方向に移動するように構成
されている。ステージ3には、絶縁性基板1を加熱する
ための加熱機構を備えていてもよい。これらの絶縁性基
板1およびステージ3は、チャンバー11内に収納され
ている。
【0042】N2等の不活性ガスは、レーザー光4が照
射される領域の概ね直上から吹き付けられる。また、不
活性ガスは、加熱手段12によって100〜600℃、
望ましくは300〜500℃、例えば実施の形態1のよ
うに400℃に加熱されており、2〜3kg/cm2
度の圧力で吹き付けられ、その後チャンバー11の外に
排気される。
【0043】不活性ガスを噴出する吹き出し口6は、石
英で形成されており、絶縁性基板1のレーザー光4が照
射される領域の直上まで導出されている。吹き出し口6
が石英で形成されているため、レーザー光4が吸収され
ることがなく、半導体薄膜に対するレーザー照射の効果
を損なうことが全くない。
【0044】このため、吹き出し口6の先端を絶縁性基
板1の表面に近づけることができる。例えば、吹き出し
口6の先端と絶縁性基板1の表面との距離を1cm以下
にすることができる。本実施の形態のように、被照射物
が半導体薄膜を堆積した絶縁性基板1の場合、絶縁性基
板1の変形等を考慮すると、1mm程度まで接近させる
ことが可能である。
【0045】ここで、吹き出し口6は、そのすべてを石
英で形成する必要はなく、レーザー光4を透過させる領
域6aのみを石英で形成しておいてもよい。この場合、
吹き出し口6を安価な材料で形成することができるとと
もに、石英が曇ったとき等は、石英のみを容易に交換す
ることができる。
【0046】また、チャンバー11のレーザー光4の照
射窓を吹き出し口6で兼ねているため、吹き出し口6と
照射窓とを一括して形成することができ、装置のコスト
を低減させることができる。さらに、吹き出し口6の内
部には不活性ガスが常に流れているため、照射窓に付着
するパーティクルを除去することができる。
【0047】次に、図4を用いて、不活性ガスを加熱す
るための加熱手段について説明する。図4に示すよう
に、N2等の不活性ガスが通過する配管13の周囲に、
配管13を加熱するためのヒーター14を配置する。不
活性ガスは、加熱された配管13内を通過することによ
って所望の温度に加熱される。
【0048】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の半導体装
置の製造方法によれば、半導体薄膜のレーザー光を照射
する領域に対してその直上位置から不活性ガスを吹き付
けながら、不活性ガスの吹き出し口越しに半導体薄膜に
レーザー光を照射することにより、効果的にパーティク
ルを除去することができ、半導体薄膜の汚染を防ぐこと
ができるため、TFT等のデバイス性能の均一性を向上
し、液晶表示装置等の品質および信頼性を向上させるこ
とができる。
【0049】さらに、不活性ガスが加熱したものである
ことにより、不活性ガスを吹き付けることによる半導体
薄膜の部分的な温度低下を防ぐことができるため、さら
にTFT等のデバイス性能の均一性を向上し、液晶表示
装置等の品質および信頼性を向上させることができる。
【0050】本発明のレーザー光照射装置によれば、不
活性ガスの吹き出し口が半導体薄膜の直上位置に設けら
れ、レーザー光が吹き出し口越しに照射されるようにレ
ーザー光照射手段が配置されていることにより、効果的
にパーティクルを除去することができ、半導体薄膜の汚
染を防ぐことができるため、TFT等のデバイス性能の
均一性を向上し、液晶表示装置等の品質および信頼性を
向上させることができる。
【0051】さらに、不活性ガスを加熱する加熱手段が
備えられていることにより、不活性ガスを吹き付けるこ
とによる半導体薄膜の部分的な温度低下を防ぐことがで
きるため、さらにTFT等のデバイス性能の均一性を向
上し、液晶表示装置等の品質および信頼性を向上させる
ことができる。
【0052】また、吹き出し口の少なくともレーザー光
を透過させる部分がレーザー光を吸収しない材料で形成
されていることにより、レーザー光を照射することによ
る効果を低減させることがない。さらに、吹き出し口が
安価な材料で形成され、レーザー光を透過させる部分の
み、高価な石英等のレーザー光を吸収しない材料で形成
されることにより、吹き出し口の交換等の装置運用上の
コストを低減させることができる。
【0053】また、吹き出し口の一部が照射窓を兼ねて
いることにより、吹き出し口と照射窓とを一括して形成
することができるため、装置のコストを低減させること
ができる。さらに、吹き出し口の内部には不活性ガスが
常に流れているため、照射窓に付着するパーティクルを
除去するとともに、照射窓の曇りを低減させることがで
き、装置の性能を長時間維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるレーザーアニール方法を説明す
る斜視図である。
【図2】本発明に係わるレーザーアニール方法を説明す
る断面図である。
【図3】本発明に係わるレーザー光照射装置の概要を示
す説明図である。
【図4】不活性ガスを加熱する加熱手段の概要を示す説
明図である。
【図5】従来の半導体製造装置による半導体薄膜のレー
ザーアニール方法を説明する斜視図である。
【図6】従来のパーティクルが存在する場合のレーザー
アニール方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁性基板 2 a−Si膜 3 ステージ 4 レーザー光 5 p−Si膜 6 吹き出し口 6a レーザー光を透過させる領域 7 パーティクル 8 レーザー発振機 9 反射ミラー 10 ホモジナイザー 11 チャンバー 12 加熱手段 13 配管 14 ヒーター 51 絶縁性基板 52 a−Si膜 53 ステージ 54 レーザー光 55 p−Si膜 56 パーティクル 57 汚染された結晶化部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/336

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体薄膜に対してレーザー光を照射
    し、前記半導体薄膜を結晶化させる工程を有する半導体
    装置の製造方法において、 前記半導体薄膜の前記レーザー光を照射する領域に対し
    てその直上位置から不活性ガスを吹き付けながら、前記
    不活性ガスの吹き出し口越しに前記半導体薄膜に前記レ
    ーザー光を照射することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記不活性ガスは、加熱したものである
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 チャンバー内に配置した半導体薄膜に対
    して、前記チャンバーに設けられた照射窓越しにレーザ
    ー光を照射するレーザー光照射手段と、前記半導体薄膜
    に不活性ガスを吹き付ける吹き出し口と、を備えたレー
    ザー光照射装置において、 前記吹き出し口が前記半導体薄膜の直上位置に設けら
    れ、前記レーザー光が前記吹き出し口越しに照射される
    ように前記レーザー光照射手段が配置されていることを
    特徴とするレーザー光照射装置。
  4. 【請求項4】 前記不活性ガスを加熱する加熱手段が備
    えられていることを特徴とする請求項3記載のレーザー
    光照射装置。
  5. 【請求項5】 前記吹き出し口の少なくとも前記レーザ
    ー光を透過させる部分は、前記レーザー光を吸収しない
    材料で形成されていることを特徴とする請求項3または
    請求項4記載のレーザー光照射装置。
  6. 【請求項6】 前記吹き出し口の一部が、前記照射窓を
    兼ねていることを特徴とする請求項3乃至請求項5記載
    のレーザー光照射装置。
JP10012240A 1997-04-25 1998-01-26 半導体装置の製造方法およびレーザー光照射装置 Pending JPH118205A (ja)

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