JP2005069833A - ガスセンサ及びその組付方法 - Google Patents

ガスセンサ及びその組付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005069833A
JP2005069833A JP2003299246A JP2003299246A JP2005069833A JP 2005069833 A JP2005069833 A JP 2005069833A JP 2003299246 A JP2003299246 A JP 2003299246A JP 2003299246 A JP2003299246 A JP 2003299246A JP 2005069833 A JP2005069833 A JP 2005069833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic heater
electrode
gas sensor
coupling terminal
energizing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003299246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4254424B2 (ja
Inventor
Takashi Kojima
孝志 児島
Kozo Takamura
鋼三 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003299246A priority Critical patent/JP4254424B2/ja
Priority to CNB200410057780XA priority patent/CN100335895C/zh
Priority to DE102004040471A priority patent/DE102004040471A1/de
Priority to US10/923,006 priority patent/US20050040039A1/en
Publication of JP2005069833A publication Critical patent/JP2005069833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4254424B2 publication Critical patent/JP4254424B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • G01N27/4071Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases using sensor elements of laminated structure

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

【課題】高温状態においても結合端子と通電用電極との結合状態を安定して維持することができるガスセンサ及びその組付方法を提供すること。
【解決手段】ガスセンサ1は、ガスセンサ素子2と、ガスセンサ素子2を昇温するための棒状のセラミックヒータ3とを有している。ガスセンサ素子2は、内部に基準ガス室211を有する有底円筒型の固体電解質体21と、固体電解質体21の外壁面に設けた被測定ガス側電極221と、基準ガス室211の内壁面において被測定ガス側電極221に対向する位置に設けた基準ガス側電極222とを備えている。セラミックヒータ3は基準ガス室211内に挿入配設されている。セラミックヒータ3に形成した通電用電極31には、セラミックヒータ3に電力を供給するためのリード線4に設けた結合端子5が結合されており、結合端子5は通電用電極31を弾性的に挟持している。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用内燃機関の排気系に設置し、排気ガス中の特定ガス濃度の測定等に使用されるガスセンサ及びその組付方法に関する。
車両用内燃機関の排気系(エキゾーストマニホルド、排気ガス管等)に取り付けられるガスセンサとしては、有底円筒型のガスセンサ素子の内部に棒状のセラミックヒータを挿入配設して構成されたものがある。そして、上記セラミックヒータは、発熱線に通電を行うことによって発熱するよう構成されており、被測定ガスとしての排気ガスの温度が低いときに、上記ガスセンサ素子を活性温度になるまで昇温させるために用いている。
また、上記セラミックヒータにおける発熱線の両端部には、通電用電極がそれぞれ形成されており、各通電用電極には、外部から電力を供給するためのリード線に設けた端子がロウ材を用いて接続されている。そして、例えば、特許文献1においては、セラミック体とセラミック体、又はセラミック体と金属体とを直接接合させることができるロウ材が示されている。
しかしながら、上記通電用電極とリード線の端子と上記ロウ材とはそれぞれ異なる材料からなり、これらの熱膨張係数はそれぞれ異なっている。そのため、それらの接続部分が高温状態になったときには、それらの伸び率の違いにより、熱応力が発生する。そして、最も極端な場合には、熱応力によりロウ材が破壊されてしまうおそれがある。
なお、例えば、特許文献2においては、ロウ材を用いずに、ガスセンサ素子の電極とセンサ出力取出線の端子とを結合させた構造が示されている。しかしながら、この構造はガスセンサ素子に適用したものであり、セラミックヒータに適用したものではない。
特開2000−178078号公報 特開2001−147213号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、高温状態においても結合端子と通電用電極との結合状態を安定して維持することができるガスセンサ及びその組付方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、内部に基準ガス室を有する有底円筒型の固体電解質体と、該固体電解質体の外壁面に設けた被測定ガス側電極と、上記基準ガス室の内壁面において上記被測定ガス側電極に対向する位置に設けた基準ガス側電極とを備えたガスセンサ素子を有し、上記基準ガス室には棒状のセラミックヒータを挿入配設してなるガスセンサにおいて、
上記セラミックヒータに形成した通電用電極には、上記セラミックヒータに電力を供給するためのリード線に設けた結合端子が結合されており、該結合端子は、上記通電用電極を弾性的に挟持していることを特徴とするガスセンサにある(請求項1)。
本発明のガスセンサにおいては、上記セラミックヒータの通電用電極と上記リード線とはロウ材を用いずに結合されている。すなわち、本発明においては、上記リード線には上記結合端子が設けてあり、この結合端子を上記通電用電極に弾性的に挟持させることによって、通電用電極とリード線との結合が行われている。
そのため、高温状態においても、通電用電極とリード線の結合端子とは、それぞれ別々に熱膨張することができる。そのため、結合端子は、通電用電極との結合状態を維持したまま弾性変形することができ、これらの間に熱応力がほとんど発生することがない。
それ故、本発明のガスセンサによれば、高温状態においても、結合端子と通電用電極との結合状態を安定して維持することができる。
第2の発明は、内部に基準ガス室を有する有底円筒型の固体電解質体と、該固体電解質体の外壁面に設けた被測定ガス側電極と、上記基準ガス室の内壁面において上記被測定ガス側電極に対向する位置に設けた基準ガス側電極とを備えたガスセンサ素子を有し、上記基準ガス室には棒状のセラミックヒータを挿入配設してなり、
上記セラミックヒータの軸方向に形成した2つの通電用電極には、上記セラミックヒータに電力を供給するための2つのリード線に設けた結合端子がそれぞれ結合されており、該結合端子は、上記通電用電極を弾性的に挟持してなるガスセンサを組み付ける方法において、
上記2つの通電用電極における奥側に位置する奥側通電用電極に上記結合端子を結合するに当たっては、
上記2つの通電用電極における手前側に位置する手前側通電用電極を組付治具で覆い、
上記結合端子を上記セラミックヒータの軸方向から上記組付治具の外周側をスライドさせ、当該結合端子を上記奥側通電用電極に弾性的に挟持結合させることを特徴とするガスセンサの組付方法にある(請求項17)。
本発明においては、上記リード線の結合端子を、上記セラミックヒータの軸方向の奥側に形成した奥側通電用電極に結合する際に、手前側に形成した手前側通電用電極にキズ等を発生させない工夫をしている。
すなわち、本発明においては、上記奥側通電用電極に結合端子を結合する際に、上記手前側通電用電極を組付治具で覆って保護する。そして、この状態において、結合端子をセラミックヒータの軸方向から組付治具の外周側をスライドさせる。
このとき、結合端子は、組付治具によって拡大させるように弾性変形させることができ、手前側通電用電極に接触させることなく奥側通電用電極まで移動させることができる。そして、結合端子を、奥側通電用電極に対向する位置まで移動させたときには、この結合端子を奥側通電用電極に弾性的に挟持結合させることができる。
それ故、本発明においては、上記手前側通電用電極にキズ等を発生させることなく、上記奥側通電用電極に対して上記結合端子の結合を容易に行うことができる。
第3の発明は、内部に基準ガス室を有する有底円筒型の固体電解質体と、該固体電解質体の外壁面に設けた被測定ガス側電極と、上記基準ガス室の内壁面において上記被測定ガス側電極に対向する位置に設けた基準ガス側電極とを備えたガスセンサ素子を有し、上記基準ガス室には棒状のセラミックヒータを挿入配設してなり、
上記セラミックヒータに形成した2つの通電用電極には、上記セラミックヒータに電力を供給するための2つのリード線に設けた結合端子がそれぞれ結合されており、該結合端子は、その軸方向に開口部を有する断面C形状であると共に上記通電用電極を弾性的に挟持してなるガスセンサを組み付ける方法において、
上記2つの通電用電極における奥側に位置する奥側通電用電極に上記結合端子を結合するに当たっては、
上記結合端子を、その上記開口部の幅を広げるようにして弾性変形させて、上記セラミックヒータの軸方向に直交する方向から押圧し、当該結合端子を上記奥側通電用電極に弾性的に挟持結合させることを特徴とするガスセンサの組付方法にある(請求項18)。
本発明においても、上記手前側通電用電極にキズ等を発生させることなく、上記奥側通電用電極に容易に結合端子を結合させる工夫をしている。
すなわち、本発明においては、上記奥側通電用電極に結合端子を結合するに当たっては、上記結合端子を、その上記開口部の幅を広げるようにして弾性変形させて、上記セラミックヒータの軸方向に直交する方向から押圧する。
これにより、奥側通電用電極に結合端子を結合するときに、この結合端子を手前側通電用電極の外周を通過させる必要がなく、この手前側通電用電極にキズ等を発生させることがない。そして、結合端子を、奥側通電用電極に対向する位置まで押圧したときには、この結合端子を奥側通電用電極に弾性的に挟持結合させることができる。
それ故、本発明においても、上記手前側通電用電極にキズ等を発生させることなく、上記奥側通電用電極に対して上記結合端子の結合を容易に行うことができる。
上述した第1〜第3の発明のガスセンサ及びその組付方法における好ましい実施の形態につき説明する。
第1〜第3の発明において、上記ガスセンサとしては、酸素濃度を検出するO2センサ、二酸化炭素濃度を検出するCOセンサ、NOx(窒素酸化物)濃度を検出するNOxセンサ又はHC(炭化水素)を検出するHCセンサ等がある。そして、上記ガスセンサは、内燃機関の排気系に設置して、この内燃機関の燃焼制御に使用することができる。
また、上記結合端子は、その軸方向に開口部を有する断面C形状であることが好ましい(請求項2)。この場合には、上記結合端子を上記通電用電極に結合する際に、上記開口部の幅を広げるようにして、結合端子を容易に弾性変形させることができ、結合端子を通電用電極に結合することが容易である。
また、上記セラミックヒータにおいて上記通電用電極を形成した部分は断面円形状を有しており、上記結合端子は、上記通電用電極の形成部分の外形に沿った断面円弧形状を有していることが好ましい(請求項3)。この場合には、上記結合端子及び上記通電用電極の形成が容易であると共に、これらを密着した状態で結合させることができる。そのため、結合端子と通電用電極との間の電気的接触抵抗を小さくすることができる。
また、上記断面C形状の結合端子は、その断面C形状の両端部に、外方に向けて突出するガイド部をそれぞれ有していることが好ましい(請求項4)。この場合には、上記ガイド部により、上記結合端子を上記セラミックヒータの軸方向に直交する方向から上記通電用電極に結合することが容易になる。すなわち、この場合には、上記ガイド部同士の間の開口部に、セラミックヒータの通電用電極を形成した部分を通過させるときに、上記ガイド部によりこの通過を案内することができ、上記結合が容易になる。
また、上記結合端子は、Ni基又はFe基を含有する高耐熱金属からなることが好ましい(請求項5)。この場合には、上記結合端子の耐熱性を向上させることができる。
また、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極と当接する部分に貴金属メッキを施してなることが好ましい(請求項6)。この場合には、上記結合端子の耐熱性を一層向上させることができる。また、上記貴金属メッキとしては、例えば、Au(金)、Pt(白金)、Ag(銀)等のメッキがある。
また、上記セラミックヒータの通電用電極は、ロウ材からなることが好ましい(請求項7)。この場合には、上記通電用電極を安価に製造することができる。また、上記ロウ材としては、例えば、Au−Cuロウ、Ag−Cuロウ、Cuロウ等がある。
また、上記セラミックヒータの通電用電極は、貴金属メッキを施してなることが好ましい(請求項8)。この場合には、上記通電用電極の耐熱性を一層向上させることができる。また、上記貴金属メッキとしては、例えば、Au(金)、Pt(白金)、Ag(銀)等のメッキがある。
また、上記セラミックヒータの通電用電極は、Crメッキ又はNiメッキを施してなることもできる(請求項9)。この場合には、上記通電用電極を安価に製造することができる。
また、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極に弾性的に結合される本体部と、該本体部の軸方向に引き出されて上記リード線に接続されるリード部とからなり、上記リード部は、上記本体部の軸方向と直交する方向の外方向にオフセットした状態で引き出されていることが好ましい(請求項10)。この場合には、上記結合端子の本体部のみを通電用電極に接触させ、上記リード部は上記セラミックヒータに接触させないようにすることができる。これにより、リード線の結合端子と通電用電極とを確実に導通させることができる。
また、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極と当接する部分に凸部を有しており、一方上記セラミックヒータは、上記凸部と係合する凹部を有していることが好ましい(請求項11)。この場合には、上記結合端子を上記通電用電極に結合したときに、上記凸部と凹部とが係合して、結合端子が通電用電極に対して、セラミックヒータの軸方向又はこの軸方向に直交する方向に位置ずれを起こしてしまうことを防止することができる。
また、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極と当接する部分に係合穴を有しており、一方上記セラミックヒータは、上記係合穴と係合する凸部を有していることが好ましい(請求項12)。この場合には、上記結合端子を上記通電用電極に結合したときに、上記係合穴と凸部とが係合して、結合端子が通電用電極に対して、セラミックヒータの軸方向又はこの軸方向に直交する方向に位置ずれを起こしてしまうことを防止することができる。
また、上記セラミックヒータは、その軸方向に2つの上記通電用電極を有しており、該2つの通電用電極には、2つの上記リード線に設けた上記結合端子がそれぞれ結合されていることが好ましい(請求項13)。この場合には、上記各リード線の結合端子を上記セラミックヒータの軸方向に並ぶ2つ通電用電極にそれぞれ結合させることができる。また、各リード線の結合端子を結合した2つの通電用電極を使用して、上記セラミックヒータに通電を行うことができる。
また、上記2つの結合端子同士の間には、1mm以上の隙間が形成されていることが好ましい(請求項14)。この場合には、上記各リード線の結合端子が上記セラミックヒータの軸方向に2つ並んで結合されていても、これらの結合端子同士が接触してしまうことを防止することができる。
また、上記2つの結合端子同士の間には、絶縁材が配設されていることが好ましい(請求項15)。この場合には、上記ガスセンサに振動等が加わって、各結合端子が上記セラミックヒータの軸方向に位置ずれを起こそうとしても、上記絶縁材により各結合端子同士が接触してしまうことを確実に防止することができる。
また、上記セラミックヒータにおける一方の端部には、該セラミックヒータの本体部よりも縮径した縮径部が形成されており、上記2つの通電用電極の一方は上記縮径部に形成されていることが好ましい(請求項16)。この場合には、上記2つの通電用電極の一方を上記縮径部に形成し、他方を上記本体部に形成することにより、上記2つの結合端子同士が接触してしまうことを確実に防止することができる。
以下に、図面を用いて本発明のガスセンサ及びその組付方法にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
本例のガスセンサ1は、図1に示すごとく、自動車用内燃機関の排気系に排気される排気ガス中の特定ガス濃度の検出を行うものであり、この特定ガス濃度の検出を行うガスセンサ素子2と、このガスセンサ素子2を昇温するための棒状のセラミックヒータ3とを有している。上記ガスセンサ素子2は、内部に基準ガス室211を有する有底円筒型の固体電解質体21と、この固体電解質体21の外壁面に設けた被測定ガス側電極221と、上記基準ガス室211の内壁面において上記被測定ガス側電極221に対向する位置に設けた基準ガス側電極222とを備えている。また、上記セラミックヒータ3は上記基準ガス室211内に挿入配設されている。
そして、図1〜図4に示すごとく、上記セラミックヒータ3に形成した通電用電極31には、このセラミックヒータ3に電力を供給するためのリード線4に設けた結合端子5が結合されており、この結合端子5は、上記通電用電極31を弾性的に挟持している。
以下に、これを詳説する。
図1に示すごとく、上記セラミックヒータ3は、その一方側の端部から上記ガスセンサ素子2の基準ガス室211内に挿入配設されており、その他方側の端部には、基準ガス室211の外に突出した突出部30を有している。また、図2に示すごとく、セラミックヒータ3は、その軸方向Lに2つの上記通電用電極31を有しており、この2つの通電用電極31は、上記突出部30に形成されている。また、図3に示すごとく、セラミックヒータ3は、その全体が断面円形状を有しており、上記各通電用電極31は、上記断面円形状の突出部30の外形(外周面)に沿って形成されている。
また、図3、図4に示すごとく、上記セラミックヒータ3は、セラミックスからなるセラミック棒32に、セラミックスからなり通電を行うための発熱線(図示略)を形成したセラミックシート33を巻き付け、これらを焼結により一体化させてなるものである。そして、上記各通電用電極31は、上記セラミックシート33の発熱線の両端部に形成されている。
また、図2、図4に示すごとく、上記結合端子5は、上記セラミックヒータ3の通電用電極31に弾性的に結合される本体部51と、この本体部51の軸方向Lに引き出されて上記リード線4に接続されるリード部52とからなる。上記結合端子5のリード部52は、上記本体部51の軸方向Lと直交する直交方向Wの外方向にオフセットした状態で、上記本体部51の軸方向Lに引き出されている。
また、図3に示すごとく、上記結合端子5の本体部51は、その軸方向Lに開口部511を有する断面C形状を有している。さらに、本例の結合端子5の本体部51は、折り曲げ形成されており、上記断面円形状のセラミックヒータ3に形成された通電用電極31の外形に沿った断面円弧形状を有している。
図4に示すごとく、上記セラミックヒータ3の通電用電極31に結合する前の結合端子5の本体部51における内径D1は、セラミックヒータ3において通電用電極31を形成した上記突出部30における外径D2よりも小さくなっている。具体的には、上記結合前の結合端子5の本体部51の内径D1は、0.8×D2≦D1≦0.99×D2の関係を有している。
また、図3、図4に示すごとく、上記結合端子5は、上記セラミックヒータ3を180°以上覆うことができる周長Mを有している。すなわち、結合端子5の周長Mは、上記セラミックヒータ3の突出部30の外径D2に対して、M≧π×D2/2の関係を有している。具体的には、セラミックヒータ3の突出部30の外径D2は、φ2.5〜3.5mmとすることができる。また、結合端子5は、その周長Mを6〜8mmとし、その板厚tを0.1〜0.3mmとし、その軸方向長さL1を4〜8mmとすることができる。また、上記通電用電極31に結合する前の結合端子5の内径D1はφ2.6〜3.1mmとすることができる。
上記セラミックヒータ3は、上記ガスセンサ素子2における一対の電極から取り出される出力電流とは異なり、大電流の通電が行われる。そして、セラミックヒータ3の突出部30の外径D2は、ガスセンサ素子2の外径(φ7〜9mm)に比べて小さい。そのため、セラミックヒータ3及び結合端子5の各部の寸法D1、D2、M、t、L1を適切に決定することにより、上記大電流及び小さな外径D2の条件下においても、セラミックヒータ3と結合端子5との強固な結合を行うことができる。
また、図3に示すごとく、耐熱性を考慮して、上記結合端子5は、Ni基、Cr基、Fe基等を含有する高耐熱金属としてのインコネル(ニッケル合金)からなり、この結合端子5は、その本体部51の内周面500が上記セラミックヒータ3の通電用電極31と当接する。
図1、図2に示すごとく、上記ガスセンサ1は、上記セラミックヒータ3に電力を供給するためのリード線4を2本有しており、上記断面円弧形状を有する各結合端子5は、その各リード部52が各リード線4の先端部に固定されている。これにより、上記2本のリード線4と2つの通電用電極31とがそれぞれ結合されており、この2本のリード線4により上記セラミックヒータ3における発熱線に通電を行って、セラミックヒータ3を発熱させることができる。
また、上記結合端子5同士が接触してしまうことを防止するために、上記2つの通電用電極31は上記セラミックヒータ3において1mm以上の間隔をあけて形成されており、上記2つの結合端子5は、1mm以上の隙間を形成してセラミックヒータ3に結合されている。
図3、図4に示すごとく、本例の結合端子5は、上記通電用電極31に結合する際には、上記開口部511の幅を広げるようにして容易に弾性変形させることができる。そして、結合端子5は、通電用電極31に結合されたときには、その本体部51の内径D1を縮小させる方向に付勢力を作用させることができ、通電用電極31を挟持することができる。これにより、結合端子5の本体部51の内周面500がセラミックヒータ3の外周面300における通電用電極31に密着し、結合端子5と通電用電極31との間の電気的接触抵抗を小さくすることができる。
次に、上記ガスセンサ1の全体の構成につき簡単に説明する。
図1に示すごとく、上記ガスセンサ1は、上記ガスセンサ素子2を挿通配設するための筒状のハウジング61と、ハウジング61の軸方向Lにおける一端部に連結された被測定ガス側カバー62と、ハウジング61の軸方向Lにおける他端部に連結された基準ガス側カバー63とを有している。上記被測定ガス側カバー62は、ガスセンサ素子2との間に、被測定ガスとしての排気ガスを流入させる被測定ガス室621を形成している。また、上記基準ガス側カバー63は、その内側に上記基準ガス室211に連通する基準ガス空間631を形成している。
また、上記ハウジング61と上記ガスセンサ素子2との間にはシール材64が配設されており、ハウジング61はシール材64を介してガスセンサ素子2にかしめ固定されている。また、本例のシール材64は、ハウジング61の筒状かしめ部611を接触させるための金属リング641と、ガスセンサ素子2とハウジング61との間の絶縁を行うための絶縁材642と、タルク等からなる粉末シール材643と、ガスセンサ素子2とハウジング61との間の密着性を向上させる金属パッキン644とにより構成されている。
また、図1に示すごとく、上記基準ガス側カバー63内には絶縁碍子65とゴムブッシュ66とが配設されている。そして、ガスセンサ素子2における一対の電極221、222にそれぞれ接続されたセンサ出力線231、232は、絶縁碍子65内でリード線24に接続されており、リード線24は、ゴムブッシュ66を経由してガスセンサ1の外部へ引き出されている。また、セラミックヒータ3に形成された通電用電極31は、上記結合端子5を経由して絶縁碍子65内で上記リード線4に接続されており、リード線4は、ゴムブッシュ66を経由してガスセンサ1の外部へ引き出されている。
また、基準ガス側カバー63には、基準ガスをガスセンサ1内に導入するための基準ガス導入口632が形成されている。また、基準ガス側カバー63の外周面には、上記基準ガス導入口632の表面を覆うようにして撥水フィルタ67が配設されており、この撥水フィルタ67は、基準ガス側カバー63の外周側に配置したかしめカバー68と共に基準ガス側カバー63にかしめ固定されている。また、このかしめカバー68にも基準ガスを導入する基準ガス導入口632が形成されている。
なお、上記基準ガスは大気であり、上記各基準ガス導入口632から流入した大気は、上記基準ガス側カバー63内の基準ガス空間631を通過して上記ガスセンサ素子2内の基準ガス室211まで流入することができる。
また、上記被測定ガス側カバー62は、内側カバー622と外側カバー623との2つのカバーを重ねて配設して構成されている。そして、内側カバー622及び外側カバー623には、それぞれ被測定ガスをそれらの内部に導入するための被測定ガス導入口624が形成されている。
本例のガスセンサ1においては、上記セラミックヒータ3の各通電用電極31と上記各リード線4とはロウ材を用いずに結合されている。すなわち、各記リード線4には結合端子5が設けてあり、この結合端子5を通電用電極31に弾性的に挟持させることによって、各通電用電極31と各リード線4との結合が行われている。
そのため、各通電用電極31と各リード線4の結合端子5との結合部分が高温になったときには、これらはそれぞれ別々に熱膨張することができる。そのため、結合端子5は、通電用電極31との結合状態を維持したまま弾性変形することができ、これらの間に熱応力がほとんど発生することがない。
それ故、本例のガスセンサ1によれば、高温状態においても、結合端子5と通電用電極31との結合状態を安定して維持することができる。
また、上記セラミックヒータ3とリード線4の結合端子5とには、これらの位置ずれを防止するための以下のような工夫をすることができる。
すなわち、図5に示すごとく、上記結合端子5には、上記セラミックヒータ3の通電用電極31と当接する内側面に凸部512を形成し、一方上記セラミックヒータ3には、上記凸部512と係合する凹部34を形成することができる。そして、上記結合端子5を上記通電用電極31に結合したときには、凸部512と凹部34とが係合して結合端子5が通電用電極31に対して、セラミックヒータ3の軸方向L又は直交方向Wに位置ずれを起こしてしまうことを防止することができる。
また、図6に示すごとく、上記結合端子5には、上記セラミックヒータ3の通電用電極31と当接する内側面に係合穴513を形成し、一方上記セラミックヒータ3には、上記係合穴513と係合する凸部35を形成することもできる。この場合にも、上記凸部512と凹部34とを係合させた場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、図7に示すごとく、上記セラミックヒータ3における上記突出部30には、このセラミックヒータ3の本体部301よりも縮径した縮径部302を形成し、上記2つの通電用電極31の一方を上記縮径部302に形成し、他方を上記本体部301に形成することができる。この場合によっても、上記2つの結合端子5同士が接触してしまうことを確実に防止することができる。また、この場合には、上記2つの通電用電極31に対して、上記結合端子5をそれぞれ上記セラミックヒータ3の軸方向Lからスライドさせて結合することができる。
また、図8に示すごとく、各結合端子5の上記セラミックヒータ3の軸方向Lへの位置ずれを防止するために、セラミックヒータ3の2つの通電用電極31にそれぞれ結合した結合端子5同士の間には、絶縁材36を配設することもできる。
また、図9〜図12に示すごとく、上記結合端子5は、その本体部51における断面円弧形状の両端部に、外方に向けて突出するガイド部514をそれぞれ有することができる。このガイド部514は、図9、図12に示すごとく、上記直交方向Wの外方向に向けてストレート状に突出させることができる。また、ガイド部514は、図10、図11に示すごとく、直交方向Wの外方向に向けて曲状又は円環状に突出させることもできる。
また、結合端子5の本体部51は、必ずしも断面円弧形状に形成する必要はなく、図12に示すごとく、断面角形状に形成することもできる。
上記ガイド部514の形成により、上記結合端子5を上記セラミックヒータ3の軸方向Lに直交する方向から上記各通電用電極31に結合することが容易になる。すなわち、ガイド部514同士の間の開口部511にセラミックヒータ3の突出部30を通過させるときに、ガイド部514によりこの通過を案内することができ、上記結合が容易になる。
(実施例2)
本例は、上記実施例1に示したガスセンサ1の組付方法を示し、上記セラミックヒータ3の通電用電極31に上記リード線4の結合端子5を結合する際の工夫を示すものである。そして、本例においては、上記リード線4の結合端子5を上記セラミックヒータ3の軸方向Lに形成した2つの通電用電極31における奥側通電用電極31Aに結合する際に、もう一方の手前側通電用電極31Bにキズ等を発生させない工夫をしている。
なお、手前側通電用電極31Bとは、上記セラミックヒータ3の突出部30の先端側に位置する通電用電極31をいい、奥側通電用電極31Aとは、手前側通電用電極31Bよりも突出部30の基端側に位置する通電用電極31をいう。
本例においては、図13に示すごとく、上記手前側通電用電極31Bにキズ等が発生することを防止するために、この手前側通電用電極31Bを覆い、かつ奥側通電用電極31Aへ結合端子5をスライドさせることができる組付治具7を用いる。この組付治具7は、断面円柱形状を有しており、通電用電極31に結合する前の結合端子5の本体部51に挿入させるためのテーパ円筒部71と、結合端子5をスライド移動させるためのストレート円筒部72とを有している。また、上記テーパ円筒部71の先端は、上記結合前の結合端子5の本体部51における内径D1(図4参照)よりも小さな外径に形成されている。
そして、図14に示すごとく、上記奥側通電用電極31Aに結合端子5を結合するに当たっては、手前側通電用電極31Bを組付治具7で覆って保護する。そして、この状態において、組付治具7のテーパ円筒部71を、その先端側から結合端子5の本体部51内に挿入し、結合端子5をセラミックヒータ3の軸方向Lから組付治具7のテーパ円筒部71及びストレート円筒部72の外周側をスライドさせる。
このとき、結合端子5は、組付治具7のテーパ円筒部71及びストレート円筒部72によって拡大するように弾性変形させることができ、手前側通電用電極31Bに接触することなく奥側通電用電極31Aまで移動させることができる。そして、結合端子5を、奥側通電用電極31Aに対向する位置まで移動させたときには、この結合端子5を奥側通電用電極31Aに弾性的に挟持結合させることができる。
それ故、本例においては、上記手前側通電用電極31Bにキズ等を発生させることなく、上記奥側通電用電極31Aに対して上記結合端子5の結合を容易に行うことができる。
また、上記組付方法以外にも、以下のようにして、手前側通電用電極31Bにキズ等を発生させることなく、奥側通電用電極31Aに容易に結合端子5を結合させることができる。
すなわち、図15に示すごとく、奥側通電用電極31Aに結合端子5を結合するに当たっては、この結合端子5を、その上記開口部511の幅を広げるようにして弾性変形させて、上記セラミックヒータ3の軸方向Lに直交する直交方向Wから押圧する。これにより、奥側通電用電極31Aに結合端子5を結合するときに、この結合端子5を手前側通電用電極31Bの外周を通過させる必要がなく、この手前側通電用電極31Bにキズ等を発生させないようにすることができる。
そして、図16に示すごとく、結合端子5を、奥側通電用電極31Aに対向する位置まで押圧したときには、この結合端子5を奥側通電用電極31Aに弾性的に挟持結合させることができる。それ故、このような組付方法を行っても、手前側通電用電極31Bにキズ等を発生させることなく、奥側通電用電極31Aに対して結合端子5の結合を容易に行うことができる。
本例においても、その他は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、ガスセンサの全体の構成を示す説明図。 実施例1における、セラミックヒータに形成した通電用電極にリード線の結合端子を結合した状態をセラミックヒータの側方(直交方向)から見た状態で示す説明図。 実施例1における、セラミックヒータに形成した通電用電極にリード線の結合端子を結合した状態をセラミックヒータの軸方向から見た状態で示す説明図。 実施例1における、セラミックヒータに形成した通電用電極に、リード線の結合端子を結合する状態を示す斜視図。 実施例1における、凸部を形成した結合端子と、凸部と係合する凹部を形成したセラミックヒータとを示す斜視図。 実施例1における、係合穴を形成した結合端子と、係合穴と係合する凸部を形成したセラミックヒータとを示す斜視図。 実施例1における、縮径部に一方の通電用電極を形成したセラミックヒータを示す斜視図。 実施例1における、2つの通電用電極にそれぞれ結合した結合端子同士の間に絶縁材を配設したセラミックヒータを示す斜視図。 実施例1における、ストレート状のガイド部を形成した断面円弧形状の本体部を有する結合端子を示す説明図。 実施例1における、曲状のガイド部を形成した断面円弧形状の本体部を有する結合端子を示す説明図。 実施例1における、円環状のガイド部を形成した断面円弧形状の本体部を有する結合端子を示す説明図。 実施例1における、ガイド部を形成した断面角形状の本体部を有する結合端子を示す説明図。 実施例2における、セラミックヒータ、組付治具及び結合端子を示す斜視図。 実施例2における、セラミックヒータにおける手前側通電用電極を組付治具で覆い、組付治具の外周側を結合端子をスライドさせる状態を示す説明図。 実施例2における、結合端子をセラミックヒータの側方(直交方向)から押圧して奥側通電用電極に結合させる状態を示す説明図。 実施例2における、結合端子をセラミックヒータの側方(直交方向)から奥側通電用電極に結合させた状態を示す説明図。
符号の説明
1 ガスセンサ
2 ガスセンサ素子
21 固体電解質体
211 基準ガス室
221 被測定ガス側電極
222 基準ガス側電極
3 セラミックヒータ
31 通電用電極
4 リード線
5 結合端子
51 本体部
511 開口部
52 リード部
7 組付治具
L 軸方向
W 直交方向

Claims (18)

  1. 内部に基準ガス室を有する有底円筒型の固体電解質体と、該固体電解質体の外壁面に設けた被測定ガス側電極と、上記基準ガス室の内壁面において上記被測定ガス側電極に対向する位置に設けた基準ガス側電極とを備えたガスセンサ素子を有し、上記基準ガス室には棒状のセラミックヒータを挿入配設してなるガスセンサにおいて、
    上記セラミックヒータに形成した通電用電極には、上記セラミックヒータに電力を供給するためのリード線に設けた結合端子が結合されており、該結合端子は、上記通電用電極を弾性的に挟持していることを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1において、上記結合端子は、その軸方向に開口部を有する断面C形状であることを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1又は2において、上記セラミックヒータにおいて上記通電用電極を形成した部分は断面円形状を有しており、上記結合端子は、上記通電用電極の形成部分の外形に沿った断面円弧形状を有していることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項2又は3において、上記断面C形状の結合端子は、その断面C形状の両端部に、外方に向けて突出するガイド部をそれぞれ有していることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記結合端子は、Ni基又はFe基を含有する高耐熱金属からなることを特徴とするガスセンサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極と当接する部分に貴金属メッキを施してなることを特徴とするガスセンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記セラミックヒータの通電用電極は、ロウ材からなることを特徴とするガスセンサ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記セラミックヒータの通電用電極は、貴金属メッキを施してなることを特徴とするガスセンサ。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記セラミックヒータの通電用電極は、Crメッキ又はNiメッキを施してなることを特徴とするガスセンサ。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項において、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極に弾性的に結合される本体部と、該本体部の軸方向に引き出されて上記リード線に接続されるリード部とからなり、
    上記リード部は、上記本体部の軸方向と直交する方向の外方向にオフセットした状態で引き出されていることを特徴とするガスセンサ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項において、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極と当接する部分に凸部を有しており、一方上記セラミックヒータは、上記凸部と係合する凹部を有していることを特徴とするガスセンサ。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項において、上記結合端子は、上記セラミックヒータの通電用電極と当接する部分に係合穴を有しており、一方上記セラミックヒータは、上記係合穴と係合する凸部を有していることを特徴とするガスセンサ。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項において、上記セラミックヒータは、その軸方向に2つの上記通電用電極を有しており、該2つの通電用電極には、2本の上記リード線に設けた上記結合端子がそれぞれ結合されていることを特徴とするガスセンサ。
  14. 請求項13において、上記2つの結合端子同士の間には、1mm以上の隙間が形成されていることを特徴とするガスセンサ。
  15. 請求項13又は14において、上記2つの結合端子同士の間には、絶縁材が配設されていることを特徴とするガスセンサ。
  16. 請求項13〜15のいずれか一項において、上記セラミックヒータにおける一方の端部には、該セラミックヒータの本体部よりも縮径した縮径部が形成されており、上記2つの通電用電極の一方は上記縮径部に形成されていることを特徴とするガスセンサ。
  17. 内部に基準ガス室を有する有底円筒型の固体電解質体と、該固体電解質体の外壁面に設けた被測定ガス側電極と、上記基準ガス室の内壁面において上記被測定ガス側電極に対向する位置に設けた基準ガス側電極とを備えたガスセンサ素子を有し、上記基準ガス室には棒状のセラミックヒータを挿入配設してなり、
    上記セラミックヒータの軸方向に形成した2つの通電用電極には、上記セラミックヒータに電力を供給するための2つのリード線に設けた結合端子がそれぞれ結合されており、該結合端子は、上記通電用電極を弾性的に挟持してなるガスセンサを組み付ける方法において、
    上記2つの通電用電極における奥側に位置する奥側通電用電極に上記結合端子を結合するに当たっては、
    上記2つの通電用電極における手前側に位置する手前側通電用電極を組付治具で覆い、
    上記結合端子を上記セラミックヒータの軸方向から上記組付治具の外周側をスライドさせ、当該結合端子を上記奥側通電用電極に弾性的に挟持結合させることを特徴とするガスセンサの組付方法。
  18. 内部に基準ガス室を有する有底円筒型の固体電解質体と、該固体電解質体の外壁面に設けた被測定ガス側電極と、上記基準ガス室の内壁面において上記被測定ガス側電極に対向する位置に設けた基準ガス側電極とを備えたガスセンサ素子を有し、上記基準ガス室には棒状のセラミックヒータを挿入配設してなり、
    上記セラミックヒータの軸方向に形成した2つの通電用電極には、上記セラミックヒータに電力を供給するための2つのリード線に設けた結合端子がそれぞれ結合されており、該結合端子は、その軸方向に開口部を有する断面C形状であると共に上記通電用電極を弾性的に挟持してなるガスセンサを組み付ける方法において、
    上記2つの通電用電極における奥側に位置する奥側通電用電極に上記結合端子を結合するに当たっては、
    上記結合端子を、その上記開口部の幅を広げるようにして弾性変形させて、上記セラミックヒータの軸方向に直交する方向から押圧し、当該結合端子を上記奥側通電用電極に弾性的に挟持結合させることを特徴とするガスセンサの組付方法。
JP2003299246A 2003-08-22 2003-08-22 ガスセンサ及びその組付方法 Expired - Fee Related JP4254424B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299246A JP4254424B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 ガスセンサ及びその組付方法
CNB200410057780XA CN100335895C (zh) 2003-08-22 2004-08-19 确保电接头稳定性的气敏传感器的改进结构
DE102004040471A DE102004040471A1 (de) 2003-08-22 2004-08-20 Gassensoraufbau mit stabiler elektrischer Verbindungsstelle
US10/923,006 US20050040039A1 (en) 2003-08-22 2004-08-23 Structure of gas sensor ensuring stability of electrical joint

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299246A JP4254424B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 ガスセンサ及びその組付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005069833A true JP2005069833A (ja) 2005-03-17
JP4254424B2 JP4254424B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=34191234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003299246A Expired - Fee Related JP4254424B2 (ja) 2003-08-22 2003-08-22 ガスセンサ及びその組付方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20050040039A1 (ja)
JP (1) JP4254424B2 (ja)
CN (1) CN100335895C (ja)
DE (1) DE102004040471A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278806A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサの製造方法
JP2012233785A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP2013033034A (ja) * 2011-07-07 2013-02-14 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP2019016526A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 日本特殊陶業株式会社 端子接続構造、それを備えたセンサ、及び端子接続構造の製造方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302888A (ja) 2005-04-19 2006-11-02 Ngk Insulators Ltd 給電部材及び加熱装置
JP2007286040A (ja) * 2006-03-21 2007-11-01 Denso Corp ガスセンサ
JP4874696B2 (ja) * 2006-04-13 2012-02-15 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP4765923B2 (ja) * 2006-07-21 2011-09-07 株式会社デンソー ガスセンサ
JP5129599B2 (ja) * 2007-05-08 2013-01-30 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサおよびその製造方法
DE102009059202A1 (de) * 2009-07-20 2011-02-03 Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg Sensormodul
CN101934406A (zh) * 2010-09-08 2011-01-05 浙江达峰科技有限公司 太阳能水温水位传感器中不锈钢电极与导线的焊接方法
JP5229355B2 (ja) * 2010-09-27 2013-07-03 株式会社デンソー 温度センサ
JP5220878B2 (ja) * 2011-02-16 2013-06-26 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ及びその中間部品
JP6406786B2 (ja) * 2013-11-06 2018-10-17 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP6365428B2 (ja) * 2015-06-10 2018-08-01 株式会社デンソー ガスセンサ
JP6568009B2 (ja) * 2016-04-20 2019-08-28 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
DE102017114083A1 (de) * 2016-06-30 2018-01-04 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Gassensor und Verfahren zur Herstellung desselben
CN107839181B (zh) * 2017-09-22 2024-06-25 绍兴市昊特热能科技有限公司 一种筒套加热器及其制作方法
JP7265958B2 (ja) * 2019-08-07 2023-04-27 日本特殊陶業株式会社 センサ及びその製造方法
CN113328159B (zh) * 2020-02-12 2024-04-16 比亚迪股份有限公司 电池、电池模组、电池包及电动车

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4175019A (en) * 1978-04-03 1979-11-20 General Motors Corporation Heated solid electrolyte oxygen sensor
JPS60114629A (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 Jidosha Kiki Co Ltd デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
DE3423590A1 (de) * 1984-06-27 1986-01-09 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Sauerstoffmessfuehler
JPH0648408Y2 (ja) * 1986-03-05 1994-12-12 日本碍子株式会社 加熱器付酸素センサ
US4818364A (en) * 1987-04-13 1989-04-04 Allied-Signal Inc. Terminal member for 02 sensor
JPH0633411Y2 (ja) * 1987-12-15 1994-08-31 日本特殊陶業株式会社 セラミック基体の端子取付構造
JPH0637326Y2 (ja) * 1989-05-15 1994-09-28 日本碍子株式会社 酸素センサ
US4923587A (en) * 1989-06-15 1990-05-08 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Terminal fixing structure for a ceramic base
US5098548A (en) * 1991-01-14 1992-03-24 General Motors Corporation Heated solid electrolyte oxygen sensor
US5290421A (en) * 1991-09-11 1994-03-01 Markel Corporation Oxygen sensor lead wire
JP2838346B2 (ja) * 1993-02-04 1998-12-16 株式会社ユニシアジェックス セラミックスヒータおよびその製造方法
JPH0792134A (ja) * 1993-09-24 1995-04-07 Nippondenso Co Ltd 酸素センサ
DE9409684U1 (de) * 1994-06-16 1995-10-12 Robert Bosch Gmbh, 70469 Stuttgart Elektrochemischer Meßfühler
DE69716336T2 (de) * 1996-05-08 2003-02-20 Denki Kagaku Kogyo Kk Aluminium-Chrom-Legierung, Verfahren zu ihrer Herstellung, und ihre Anwendungen
JP3873390B2 (ja) * 1996-09-04 2007-01-24 株式会社デンソー 酸素センサー
US5879203A (en) * 1997-01-27 1999-03-09 Micron Industries Corporation Fuse holder clip
GB2322405B (en) * 1997-02-21 1999-07-28 Gary Cooper Cosmetic accessory clip
JP3541702B2 (ja) * 1998-01-16 2004-07-14 株式会社デンソー セラミック−金属接合体及びその製造方法
US6415647B1 (en) * 1998-10-30 2002-07-09 Denso Corporation Compact structure of gas sensor and production method thereof
JP4560977B2 (ja) * 2001-03-29 2010-10-13 株式会社デンソー ガスセンサの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007278806A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサの製造方法
JP2012233785A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP2013033034A (ja) * 2011-07-07 2013-02-14 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP2019016526A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 日本特殊陶業株式会社 端子接続構造、それを備えたセンサ、及び端子接続構造の製造方法
JP7036546B2 (ja) 2017-07-07 2022-03-15 日本特殊陶業株式会社 センサ、及びセンサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE102004040471A1 (de) 2005-03-17
CN1584577A (zh) 2005-02-23
CN100335895C (zh) 2007-09-05
US20050040039A1 (en) 2005-02-24
JP4254424B2 (ja) 2009-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4254424B2 (ja) ガスセンサ及びその組付方法
US6082175A (en) Electronic component having terminal connecting leads with a high temperature ceramic element and a method of making the same
JP5310170B2 (ja) ガスセンサ及びその製造方法
JP2008111712A (ja) ガスセンサ及びその製造方法
JPH09501776A (ja) 電気化学的なセンサ
JPWO2005029058A1 (ja) センサおよびセンサの製造方法
JP6568009B2 (ja) ガスセンサ
US20220065809A1 (en) Gas sensor
JP4109214B2 (ja) ガスセンサ
JP2005091289A (ja) センサ
JP5139955B2 (ja) セラミックヒータ、ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP2003287516A (ja) 酸素センサ
JP6885822B2 (ja) センサ用金属端子およびセンサ
JP4464801B2 (ja) ガスセンサ
JPH0143641Y2 (ja)
JP4491975B2 (ja) ガスセンサ
WO2020230515A1 (ja) ガスセンサ
JP2001311717A (ja) センサのリード線接続構造
JP4592204B2 (ja) 電気的接触構造及びセンサ
JP4212204B2 (ja) 酸素センサ
JP4390841B2 (ja) 酸素センサ
JP2004301811A (ja) 金属端子部材およびセンサ
JP7126984B2 (ja) センサ素子の製造方法、センサ素子及びガスセンサ
JP2004219384A (ja) ガスセンサ
JP2000193633A (ja) ヒ―タ付き酸素センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees