JP4109214B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、被測定ガス中のガス濃度を検出するガスセンサに関する。
ガスセンサの具体的な例として、先端部が閉じ、後端部が開口し、軸線に沿う軸線方向に延びる中空筒状の形態であって、その内周面に電極層(以下、内部電極層とも言う)を有する酸素検出素子を備えた、特許文献1に開示されるような酸素センサが挙げられる。
このようなタイプの酸素センサでは、基準ガスとしての大気を酸素検出素子の内周面の内部電極層に導入する一方、酸素検出素子の外周面の外部電極層に測定ガスを接触させる。そうすると、内外面の酸素濃度差に応じて起電力が発生する。そこで、この起電力を測定ガス中の酸素濃度の検出信号として内外電極層から端子部材、リード線等を介して外部に取り出すことにより、測定ガス中の酸素濃度を検出することが出来る。
酸素検出素子の内部電極層から起電力を取り出す端子部材は、金属板などのバネ性及び導通性を有する部材で構成される。この端子部材は、酸素検出素子の内部電極層に圧接して、端子部材自身を保持する圧接部を含む。
特許文献1では、圧接部を含む端子部材として、その軸線に直交する径方向断面形状が略馬蹄形状になるように形成し、自由状態で、その径方向断面の外接円の径が酸素センサの内周面の径よりも大きくしたものが示されている。この端子部材を酸素検出素子内に組み付けると、端子部材の弾性により、端子部材のうち、軸直交断面における略馬蹄形状の周方向の2つの先端部分及び基端側の中央部分の3点が、酸素検出素子の内周面を押圧する圧接部となる。この圧接部の押圧力によって、酸素検出素子の内部電極層に端子部材自身が圧接され、保持される。それと共に、酸素検出素子の内部電極層とこの圧接部が電気的に導通してなり、ひいては、酸素検出素子の内部電極層の起電力を端子部材から取り出すことが出来る。
特開2001−66281号公報(図1、図3、図8)
しかしながら、端子部材を酸素検出素子の内部に組み付けるには、端子部材の圧接部が酸素検出素子の内周面を押圧した状態で、端子部材をずらしつつ挿入する。つまり、酸素検出素子の内部に、端子部材の圧接部を圧入するのである。このとき、圧接部と酸素検出素子の内周面の間で発生する摩擦により、内部電極層のうち圧接部と摩擦された部分が削られて薄くなったり、剥がれたりする虞がある。なお、内部電極層は、一般的に白金等がメッキされて形成されており、その厚みは数μmと小さい。このようにして、内部電極層が削れて薄くなったり、剥がれたりした部分では、端子部材と酸素検出素子の内部電極層との電気的導通の信頼性が低下する虞がある。
そこで、端子部材の圧接部の押圧力を下げることによって、圧接部と内部電極層との摩擦力を下げ、内部電極層に対するダメージを抑えることが考えられる。しかし、圧接部の押圧力を下げると、端子部材と内部電極層の圧接力が下がるので、端子部材を酸素検出素子に十分な力で保持できなくなる虞が生じる。
このように端子部材の圧接部に、端子部材自身の保持と電気的な導通の2つの役割を持たせると、電極層の強度との関係で適切な単位面積当たりの押圧力の選択が難しくなる場合があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、端子部材をガス検出素子に適切な押圧力で保持しつつ、ガス検出素子の内部電極層と端子部材の電気的な導通を良好に取ることのできる信頼性の高いガスセンサの提供を目的とする。
その解決手段は、先端部が閉じ、後端側が開口し、軸線に沿う軸線方向に延びる中空筒状の形態を有し、その内周面の少なくとも一部に電極層を有するガス検出素子と、上記電極層と接触して電気的に導通する端子部材と、を含むガスセンサであって、上記端子部材は、上記ガス検出素子の内周面に圧接して、上記端子部材自身を上記ガス検出素子に保持させる圧接部と、上記ガス検出素子の内周面の電極層に圧接し、上記電極層と電気的に導通する導通部と、を備え、上記導通部における単位面積当たりの押圧力を、上記圧接部における単位面積当たりの押圧力よりも小さくしてなり、前記端子部材の前記導通部は、前記ガス検出素子の内周面のうち、前記圧接部が圧接している圧接領域と、上記圧接部が摺動した圧接部摺動領域とを除く領域で、前記電極層に接触してこれと電気的に導通してなるガスセンサである。
本発明のガスセンサでは、端子部材において、端子部材自身をガス検出素子の内周面に保持するための圧接部と、端子部材と電極層との電気的接続を取るための導通部とを、別々に設けている。そのため、圧接部では、端子部材自身を保持するのに適切な比較的大きな単位面積当たりの押圧力でガス検出素子の内周面に圧接することができる。一方、導通部では、電極層の強度を考慮して、電極層との電気的接続を取るのに適切な比較的小さな単位面積当たりの押圧力で電極層に圧接することができる。従って、保持のため及び導通のためのいずれにおいても適切に圧接することができるから、端子部材の保持及び導通の両面において信頼性の高いガスセンサとなし得る。
なお、本発明の端子部材の圧接部は、ガス検出素子の内周面に圧接して、端子部材自身をガス検出素子内に保持できれば良く、電極層に接触していなくても良い。従って、圧接部は、絶縁体でできていても、あるいは絶縁層で被覆された金属材でできていても良い。
また、ガス検出素子の内周面の電極層は、ガス検出用電極として機能する部分のほか、少なくとも端子部材の導通部と接触する部分があれば足りる。例えば、電極層をPtなどの高価な材料で構成する場合、ガス検出素子のうち必要最小限の領域について電極層を形成すれば、使用する材料の量を減らすことができる。従って、安価なガスセンサとなし得る。
ガスセンサとしては、酸素センサやNOxセンサ、COセンサ等が挙げられる。
また、本発明のガスセンサでは、端子部材は、導通部において電極層との導通を行うほか、ガス検出素子内に配置するヒータを保持しあるいは姿勢を維持する機能を併せ持っていても良い。
さらに、前記端子部材の前記導通部が、前記ガス検出素子の内周面のうち、前記圧接部が圧接している圧接領域と、上記圧接部が摺動した圧接部摺動領域とを除く領域で、前記電極層に接触してこれと電気的に導通してなるガスセンサとしている。
端子部材をガス検出素子へ組み付けるに際しては、端子部材の圧接部がガス検出素子の内周面を押圧した状態で、端子部材を軸線方向にずらすように移動させて挿入する場合が多い。このようにして組み付けた場合には、端子部材の挿入に伴い、端子部材の圧接部がガス検出素子の内周面に圧接した状態で摺動する。従って、その軌跡に、電極層が含まれていると、圧接部の通った領域の電極層は、削られたり、剥がれたりしている虞がある。
これに対し、本発明のガスセンサでは、端子部材がガス検出素子の内部に挿入されたとき、導通部は、ガス検出素子の内周面のうち、圧接領域及び圧接部摺動領域を除く領域の電極層に、即ち、端子部材の圧接部が通っておらず、この圧接部によって削られたり剥がされたりしていない電極層に、導通部が接触している。従って、導通部と電極層との間で確実に導通を取ることができるから、信頼性の高いセンサとなし得る。
さらに、上記に記載のガスセンサであって、記端子部材の前記導通部は、前記ガス検出素子の内周面のうち、前記圧接領域と、その軸線方向後端側に位置する前記圧接部摺動領域とを除く領域で、前記電極層に接触してこれと電気的に導通してなるガスセンサとすると良い。
なお、圧接部が軸線方向に延びる形態にされている場合、圧接領域と圧接部摺動領域が一部又は全部重なっている場合も生じる。
さらに、上記いずれかに記載のガスセンサであって、前記圧接部も、前記電極層に接触してこれと電気的に導通してなるガスセンサとすると良い。
端子部材の圧接部が通ることにより、電極層が削られたとしても、必ずしも電極層の全てが削られてしまうとは限らず、一部には厚みは薄くなったとしても電極層が残っている場合がある。そこで、本発明のガスセンサのように、圧接部も電極層に接触させれば、さらに確実に導通が取れ、さらに高い信頼性のガスセンサとなし得る。
さらに、上記いずれかに記載のガスセンサであって、前記端子部材は、前記導通部の前記軸線方向先端側において、前記ガス検出素子の内周面に接触することなく上記導通部に連設された先端側連設部を備え、上記先端側連設部は、自身の弾性変形により、前記導通部を前記ガス検出素子の内周面に向かって押圧してなるガスセンサとすると良い。
端子部材が導通部の軸線方向後端側にのみ連設部(後端側連設部)を有している場合を想定する。この場合には、ガス検出素子の後端の開口からその内部に端子部材を挿入するに際し、導通部が先に挿入された後に、この後端側の連設部が挿入される。従って、導通部がガス検出素子の内周面に圧接されると、これにより発生する摩擦が導通部挿入の抵抗となる。すると、導通部が軸線方向に沿って正しく挿入されず、位置ずれや変形を起こす虞がある。
これに対し、本発明のガスセンサでは、端子部材は、導通部の軸線方向の先端側に、ガス検出素子の内面に接触せず、しかも導通部が連設する先端側連設部を有している。従って、ガス検出素子の後端の開口からその内部に端子部材を挿入するに際し、先端側連設部が、ガス検出素子の内周面に接触することなく、導通部よりも先に挿入され、その後、この先端側連設部に導かれて導通部が挿入される。これにより、導通部がスムーズに、また、先端側連設部よりも後端側に導通部が正しく位置するように挿入することができる。従って、導通部が正しい位置に配置され、しかも適切な単位面積当たりの押圧力でガス検出素子の内周面を押圧してなるガスセンサとなし得る。
あるいは、上記請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のガスセンサであって、前記端子部材は、前記導通部の前記軸線方向先端側において、前記ガス検出素子の内周面に接触することなく上記導通部に連設された先端側連設部と、前記導通部の前記軸線方向後端側において、前記ガス検出素子の内周面に接触することなく上記導通部に連設された後端側連設部と、を備え、上記先端側連設部と後端側連設部は、自身の弾性変形により、前記導通部を前記ガス検出素子の内周面に向かって押圧してなるガスセンサとすると良い。
本発明のガスセンサでは、端子部材は、導通部の軸線方向先端側に先端側連設部を有している。この先端側連設部は、ガス検出素子の内周面に接触しておらず、しかも導通部に連設している。従って、ガス検出素子の後端の開口からその内部に端子部材を挿入するに際し、先端側連設部が、導通部よりも先に挿入され、その後、この先端側連設部に導かれて導通部が挿入される。これにより、導通部がスムーズに、また、先端側連設部よりも後端側に導通部が正しく位置するように挿入することができる。従って、導通部が正しい位置に配置され、しかも適切な単位面積当たりの押圧力でガス検出素子の内周面を押圧してなるガスセンサとなし得る。
さらに、本発明のガスセンサでは、端子部材の導通部において、後端側連設部をも有しているので、これを有しないタイプよりも、導通部の押圧力の調整幅が広くでき、調整が容易である。またさらに、このガスセンサでは、導通部に連設する先端側連設部と後端側連設部の両方を有しているので、導通部に先端側連設部もしくは後端側連設部材のみを連設しているタイプよりも共振しにくい。従って、振動による押圧力の変動が生じにくいので、振動下での導通の信頼性がより高いガスセンサとなし得る。
本発明の実施にかかる酸素センサを図1〜図11を参照して説明する。
図1及び図2は実施例1にかかる酸素センサ10の内部構造を示す説明図とその分解斜視図である。酸素センサ10は、先端部(図1中、下端部)が閉じ、後端側(図1中、上方)が開口し、軸線AXに沿う軸線方向(図1において上下方向)に延びる断面略U字状の中空筒状の酸素検出素子20と、この酸素検出素子20を環状に包囲する筒状の主体金具11と、を備える。さらに、酸素センサ10は、酸素検出素子20の有底孔21内にその一部が挿入、保持された端子部材30と、有底孔21内に配置され、端子部材30によって保持され姿勢が維持されたヒータ12とを含む。
酸素検出素子20は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質からなる。この酸素検出素子20の有底孔21の内周面22には、そのほぼ全面を覆うように、例えば、PtあるいはPt合金により多孔質に形成された内部電極層23が、公知の無電解メッキ法により形成されている。一方、酸素検出素子20の外周面24のうち、後述する係合フランジ部20sよりも先端側の全面には、同様な多孔質の外部電極層25が形成されている(図2参照)。
また、図2に示すように、この酸素検出素子20の外周面24のうち、後端側には外部側出力取出部としての端子接続部27が周方向に沿って帯状に形成されており、この端子接続部27と外部電極層25とが直線状の接続リード部28を介して電気的に接続されている。なお、図1及び図2において、図示は省略しているが、外部電極層25上には、被測定ガス(排気ガス)中に含まれている鉛、リン、珪素などの被毒物質から外部電極層25を保護するために、多孔質セラミックからなる電極保護層が形成されている。
酸素検出素子20の軸線方向の中間部には、径方向外側に突出する係合フランジ部20sが設けられている。主体金具11は、中空筒内部に、金属製パッキン81、82、83、インシュレータ13、13b及びセラミック粉末14を介在して、この係合フランジ部20sを係合保持してなる。従って、酸素検出素子20は、主体金具11の中心に気密に保持されている。
また、主体金具11には、主体金具11の先端側開口部から突出する酸素検出素子20の先端部を覆うように、プロテクタ15が取り付けられている。このプロテクタ15は、外側プロテクタ15a、内側プロテクタ15bの二重構造をなしており、これら外側プロテクタ15a、内側プロテクタ15bには、排気ガスを透過させる複数のガス透過口が形成されている。従って、酸素検出素子20の外部電極層25は、プロテクタ15のガス透過口を通して、排気ガスと接触することができる。
一方、主体金具11において、六角部11cの後端側の接続部11dには、筒状の金属外筒16の先端部が外側から全周レーザ溶接により固着されている。また、この金属外筒16の後端側開口部は、フッ素ゴムで構成されたグロメット17を嵌入させて加締封止されている。このグロメット17の先端側には、絶縁性のアルミナセラミックからなるセパレータ18が設けられている。そして、グロメット17及びセパレータ18を貫通してセンサ出力リード線19、19b及びヒータリード線12b、12cが配置されている(図1、図2参照)。
なお、グロメット17の中央には、軸線AXに沿う貫通孔が形成されており、この貫通孔に撥水性及び通気性を兼ね備えるシート状のフィルタ85を被せた状態の金属パイプ86が嵌め込まれている。これにより、酸素センサ10の外部の大気はフィルタ85を介して金属外筒16内に導入され、ひいては酸素検出素子20の有底孔21内に導入されることになる。
一枚の金属板(本実施の形態では、ステンレス鋼板)からなる端子部材30は、図3に示すように、軸線の直交方向断面(以後、軸直交断面とも言う)が略馬蹄形状に屈曲させられた切れ目33aのある挿入部33(図4参照)と、この挿入部33の後端側(図3中、上方)に連設され、径方向外側に向かって突出している鍔部37とを含む。さらに、挿入部33の後端側中央付近から後端側に延びるセパレータ挿入部32と、さらにこの後端側に位置するコネクタ部31とを有する。このうち、コネクタ部31は、センサ出力リード線19の芯線を加締めにより把持して、端子部材30とセンサ出力リード線19とを電気的に接続する。また、セパレータ挿入部32は、セパレータ18内に挿入されると共に、このセパレータ挿入部32から分岐して突出するセパレータ当接部32dが、保持孔18dに弾性的に当接することにより、端子部材30自身をセパレータ18内に保持してなる。また、挿入部33は、ヒータ12をその内側に配置させつつ、酸素検出素子20の有底孔21内に挿入される。鍔部37は、酸素検出素子20の後端面26に当接して、挿入部33が、酸素検出素子20内における軸線AX方向の位置決めを行う。
また、詳しくは説明しないが、外部電極層用接続部材40も端子部材30と同様にもう一方のセンサ出力リード線19bに接続される。さらに、図2に示すように、酸素検出素子20に外嵌され、端子接続部27、接続リード部28を介して、外部電極層用接続部材40は外部電極層25に電気的に接続される。
挿入部33は、図3に示すように、挿入本体部34とこれより先端側(図3中、下方)に突出するヒータ押圧部36とを含む。ヒータ押圧部36は、軸線方向からみたとき、略1/4円弧状に形成されており、挿入本体部34が酸素検出素子20内に組み付けられたとき、挿入本体部34内に保持されているヒータ12の側面が内周面22に接触するように、ヒータ12を押圧する。
また、挿入本体部34のうち、図3に示すように軸線方向の先端側(図3中、下方)寄りに、接触部35を有している。接触部35は、挿入本体部34に先端側(図3中、下方)が開いたU字状の抜き穴N1(図3(c)参照)を設けることによって形成されている。この接触部35は、後端側(図3(c)中、上方)が自由端で、先端側(図3(c)中、下方)で挿入本体部34に繋がる、片持ち平板形状をしている。図3(a)に示すように、その自由端側が若干外側(図3(a)中、左右方向)に倒されて、挿入本体部34よりも突出する形状とされている。この接触部35のうち、自由端側の部分は、酸素検出素子20の内部電極層23と導通する導通部35bをなしている。さらに、この導通部35bよりも先端側(図3(c)中、下方)に連設して、先端側連設部35cが設けられている。
さらに、図4に示すように、軸直交断面が略馬蹄形状を有する挿入本体部34は、その断面における周方向の両端部位(より詳細には、切れ目33a寄りの両端部位)に端部圧接部34c、34c及びこれらの周方向中央に中央圧接部34dを含む。なお、図4は、図3(b)に示した端子部材30のA−A断面をとり、上側(後端側)からみたときの説明図である。
また、挿入前の自由状態では、図4中、点線で示すように、外接円Gの径が酸素検出素子20の有底孔21の径よりも大きくされている。
図5(a)、(b)に示すように、挿入本体部34が酸素検出素子20の有底孔21に挿入された状態では、略馬蹄形状の軸直交断面を有する挿入本体部34は、外接円Gの径が縮径されている。この挿入本体部34の弾性反発力により、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dは、酸素検出素子20の内周面22を押圧してなる。従って、挿入本体部34の屈曲の度合い・寸法等を調整することで、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dは、端子部材30自身を有底孔21内に適切な、比較的大きな単位面積当たりの押圧力で圧接している。
一方、内部電極層23の強度を考慮して、先端側連設部35cの屈曲の度合い・寸法等を調整することで、導通部35bは、内部電極層23との導通を取るのに適切な、比較的小さな単位面積当たりの押圧力で圧接している。
このように、本実施例1の酸素センサ10では、端子部材30は、端子部材30自身を酸素検出素子20の内周面に保持するための端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dの他に、端子部材30と内部電極層23との電気的接続を取るための導通部35bを有し、導通部35bにおける単位面積当たりの押圧力を、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dにおける単位面積当たりの押圧力よりも小さくしている。
従って、端子部材30の保持及び導通の両面において信頼性の高い酸素センサ10となる。
なお、本実施例1では、酸素検出素子20の内部電極層23が、内周面22全周に亘って形成されている。ところで、後述するように、酸素検出素子20内に端子部材30の挿入部33を挿入する際、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dによって削られてしまう場合がある。とはいえ、端子部材30の端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dの摺動で内部電極層23が削られたとしても、内部電極層23のうち、端部圧接部34c等が摺動された部分(後述の圧接部摺動領域22c)について、内部電極層23の全てが削られるとは限らない。むしろ本実施例1では、内部電極層23のうち端部圧接部34c等が摺動した部分でも内部電極層23の厚みが薄くなることはあっても、酸素検出素子20がむき出しになることはない。そこで、本実施例1では、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dも、内部電極層23に接触している。このようにすることで、端子部材30の導通部35bと共に、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dでも、内部電極層23と電気的導通が取れるので、さらに高い信頼性の酸素センサ10となる。
次いで、実施例1にかかる酸素センサ10の製造について説明するが、端子部材30の酸素検出素子20への組み付け以外は、公知の手法によればよいので、端子部材30の酸素検出素子20への組み付けについてのみ説明する。
端子部材30のうち、挿入本体部34及びヒータ押圧部36を、図6に示すように、酸素検出素子20の有底孔21内に挿入して、端子部材30を酸素検出素子20に組み付ける。この際、挿入本体部34のうち、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dが酸素検出素子20の内周面22に当接し、これを押圧した状態で、端子部材30を軸線AX方向先端側にずらすように移動させて挿入する。このとき、挿入本体部34の挿入に伴い、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dが酸素検出素子20の内周面22に強く圧接した状態で摺動する。ところで、本実施例1の酸素センサ10では、酸素検出素子20の内周面22の全周に亘って内部電極層23が形成されている。従って、内部電極層23のうち、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dが摺動した領域である圧接部摺動領域22c(図5(b)参照)に含まれる部分は、これらの摺動により、多少なりとも削られたり、剥がされたりしている虞がある。
なお、本実施例1の酸素センサ10では、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dは、軸線方向に鍔部37に届くまで延びている。このため、酸素検出素子20の内周面22のうち、端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dが、内周面22を圧接している領域である圧接領域22bは、圧接部摺動領域22cと全部重なる関係となっている。
一方、導通部35bは、酸素検出素子20の内周面22のうち、圧接領域22b及び圧接部摺動領域22cに対して、周方向にずれた位置である導通部接触領域22dにおいて、内部電極層23に接触している。即ち、内部電極層23のうち、端子部材30の端部圧接部34c、34c及び中央圧接部34dが摺動しておらず、削れたり、剥がれたりしていない部分に接触している。従って、導通部接触領域22dにおいて、導通部35bと内部電極層23との間で確実に導通を取ることができる。しかも、導通部35bが、内周面22を押圧する単位面積当たりの押圧力は、端部圧接部34c等よりも相対的に小さい。このため、内周面22のうち、導通部35bが摺動した導通部摺動領域22e内の内部電極層23は、ほとんど削られたり、剥がされたりすることはない。
なお、端子部材30の接触部35は、導通部35bよりも軸線方向の先端側に、酸素検出素子20の内面に接触せず、しかもこの導通部35bが連設された先端側連設部35cを有している。従って、酸素検出素子20の有底孔21内に端子部材30の挿入本体部34を挿入すると、先端側連設部35cが、酸素検出素子20の内周面22(内部電極層23)に接触することなく、導通部35bよりも先に挿入され、その後、この先端側連設部35cに導かれて導通部35bが挿入される。そのため、導通部35bをスムーズに、また、先端側連設部35cよりも後端側の正しい位置に挿入することができる。従って、導通部35bが、正しい位置に配置され、しかも適切な単位面積当たりの押圧力で酸素検出素子20の内周面22を押圧して内部電極層23と導通してなる酸素センサ10とすることができる。
(変形例1)
ついで、変形例1にかかる酸素センサ110を、図1及び図7を参照して説明する。本変形例1にかかる酸素センサ110は、実施例1の酸素センサ10における端子部材30を、端子部材130に代えた点でのみ相異するものである。そこで、以下では端子部材130についての相異部分を中心に説明し、同様な部分については説明を省略あるいは簡略化する。
端子部材130のうち、コネクタ部131、セパレータ挿入部132、セパレータ当接部132d、ヒータ押圧部136、鍔部137は実施例1のコネクタ部31、セパレータ挿入部32、セパレータ当接部32d、ヒータ押圧部36、鍔部37と同様である。但し、端子部材130は、挿入部133の挿入本体部134のうち、接触部1351、1352の形態が実施例1の接触部35と異なる点でのみ相異する。即ち、端子部材130は、図7に示すように挿入本体部134のうち、軸線方向の先端側(図7中、下方)寄りと、後端側(図7中、上方)寄りにそれぞれ一組ずつの接触部1351、1352が、合計4組設けられている。接触部1351、1352は、挿入本体部134に先端側(図7中、下方)が開いたW字形状の抜き穴N101を設けることによって形成されている。
接触部1351、1352は、接触部35と同様、それぞれ、後端側(図7中、上方)が自由端で、先端側(図7中、下方)で挿入本体部134に繋がる、片持ち平板形状をなし、さらに、その自由端側が若干外側に倒されて、挿入本体部134よりも突出する形状とされている。
接触部35と同様、この接触部1351、1352のうち、自由端側の部分が、内部電極層23と導通する導通部1351b、1352bとなり、これよりも先端側が先端側連設部1351c、1352cとなる。先端側連設部1351c、1352cの寸法、屈曲の角度などを調整することで、端子部材130を酸素検出素子20に組み付けた状態において、この導通部1351b、1352bは、内部電極層23の強度を考慮して、内部電極層23との電気的接続を取るのに適切な、比較的小さな単位面積当たりの押圧力で圧接している。
本変形例1の酸素センサ110では、実施例1の接触部35と同様に機能する接触部1351、1352を4組備えている。従って、8箇所の導通部1351b、1352bで酸素検出素子20の内部電極層23に接触するため、さらに確実に内部電極層23と端子部材130との間の導通が取ることができる。従って、本変形例1の酸素センサ110では、さらに信頼性が高い酸素センサとすることができる。
(変形例2)
ついで、変形例2にかかる酸素センサ210を、図1及び図8を参照して説明する。本変形例2にかかる酸素センサ210は、実施例1の酸素センサ10における端子部材30を、端子部材230に代えた点でのみ相異するものである。そこで、以下では端子部材230についての相異部分を中心に説明し、同様な部分については説明を省略あるいは簡略化する。
端子部材230のうち、コネクタ部231、セパレータ挿入部232、セパレータ当接部232d、ヒータ押圧部236、鍔部237は、実施例1のコネクタ部31、セパレータ挿入部32、セパレータ当接部32d、ヒータ押圧部36、鍔部37と同様である。但し、端子部材230は、実施例1と異なり図8に示すように、挿入部233の挿入本体部234のうち、周方向中央の先端側部分から、さらに先端側(図8中、下方)に突出する接触部235を有する点で異なる。
端子部材230は、図8に示すように、挿入本体部234の軸線方向先端部、略馬蹄形状の軸直交方向断面の周方向中央部から、軸線方向先端に向かって立設された接触部235を有する。この接触部235は、先端側(図8中、下方)が自由端で、後端側(図8中、下方)で挿入本体部234に繋がる、略く字状に屈曲した形状をなしている。
この接触部235のうち、もっとも軸線の径方向外側に位置する屈曲部分が、酸素検出素子20の内部電極層23と導通する導通部235bをなし、導通部235bと挿入本体部234との間には、導通部235bに連設された連設部235cが設けられている。導通部235bも、連設部235cの寸法等を調整することで、内部電極層23の強度を考慮して、内部電極層23との導通を得るのに適切な、比較的小さな単位面積当たりの押圧力で圧接している。
本変形例2の酸素センサ210では、端子部材230は、端子部材230自身を酸素検出素子20の内周面22に保持するための端部圧接部234c、234c及び中央圧接部234dとは別に、端子部材230と内部電極層23との電気的接続を取るための導通部235bを有している。
従って、保持のため及び導通のためのいずれにおいても、それぞれに適切な単位面積当たりの押圧力で圧接するようにできるから、端子部材230の保持及び導通の両面において信頼性の高い酸素センサ210とすることができる。
なお、本変形例2では、内部電極層23と端部圧接部234c、234c及び中央圧接部234dとも接触導通しているので、さらに信頼性が高い。
(変形例3)
ついで、変形例3にかかる酸素センサ310を、図1及び図9を参照して説明する。本変形例2にかかる酸素センサ310は、実施例1の酸素センサ10における端子部材30を、端子部材330に代えた点でのみ相異するものである。そこで、以下では端子部材330についての相異部分を中心に説明し、同様な部分については説明を省略あるいは簡略化する。
端子部材330のうち、コネクタ部331、セパレータ挿入部332、セパレータ当接部332d、ヒータ押圧部336、鍔部337は、実施例1のコネクタ部31、セパレータ挿入部32、セパレータ当接部32d、ヒータ押圧部36、鍔部37と同様である。但し、端子部材330は、図9に示すように、挿入部333の挿入本体部334の軸直交断面における周方向の先端部から、周方向に延びるように接触部335が連設されている。この接触部335は、そのうち周方向先端に位置して、酸素検出素子20の内部電極層23と接触して導通を取る導通部335bと、この導通部335bと挿入本体部334との間に連設されて、導通部335bが、適切な単位面積当たりの押圧力で内部電極層23に圧接するように接触部335を付勢する連設部335cとを含む。
このように、本変形例3の酸素センサ310では、端子部材330は、端子部材330自身を酸素検出素子20の内周面22に保持するための端部圧接部334c、334c及び中央圧接部334dとは別に、端子部材330と内部電極層23との電気的接続を取るための導通部335bを有している。
従って、保持のため及び導通のためのいずれにおいても適切に圧接するようにできるから、端子部材330の保持及び導通の両面において信頼性の高い酸素センサ310とすることができる。
なお、本変形例3では、内部電極層23と端部圧接部334c、334c及び中央圧接部334dとも接触導通しているので、さらに信頼性が高い。
ついで、実施例2にかかる酸素センサ410を、図1、図10を参照して説明する。本実施例2にかかる酸素センサ410は、実施例1の酸素センサ10における端子部材30を、端子部材430に代えた点でのみ相異するものである。そこで、以下では端子部材430についての相異部分を中心に説明し、同様な部分については説明を省略あるいは簡略化する。
端子部材430のうち、コネクタ部431、セパレータ挿入部432、セパレータ当接部432d、ヒータ押圧部436、鍔部437は実施例1のコネクタ部31、セパレータ挿入部32、セパレータ当接部32d、ヒータ押圧部36、鍔部37と同様である。但し、実施例1では片持ち状の接触部35を備えていたのに対し、本実施例2では、両持ち状の接触部435を有する点で異なる。即ち、本実施例2においては、図10に示すように挿入本体部434のうち、軸線方向のほぼ中央に、接触部435を有している。接触部435は、挿入本体部434に軸線方向に平行な抜き穴N401、N402を設けると共に、外方に膨出させることによって形成されている。この接触部435は、先端側(図10中、下方)及び後端側(図10中、上方)で挿入本体部434に繋がり、円弧状に膨らむ板形状をしている。この接触部435はこのうち、中央部分が、酸素検出素子20の内部電極層23と導通する導通部435bをなし、これよりも先端側(図10中、下方)には先端側連設部435cが、後端側(図10中、上方)には後端側連設部435dが連設されている。内部電極層23の強度を考慮して、先端側連設部435c及び後端側連設部435dの寸法等を調整することで、導通部435bは、内部電極層23との導通を取るのに適切な、比較的小さな単位面積当たりの押圧力で圧接している。
このように、本実施例2の酸素センサ410では、端子部材430は、端子部材430自身を酸素検出素子20の内周面に保持するための端部圧接部434c、434c及び中央圧接部434dの他に、端子部材430と内部電極層23との電気的接続を取るための導通部435bを有している。
従って、端子部材430の保持及び導通の両面において信頼性の高い酸素センサ410とすることができる。
なお、本実施例2では、内部電極層23と端部圧接部434c、434c及び中央圧接部434dとも接触導通しているので、さらに信頼性が高い。
さらに、本実施例2の酸素センサ410では、端子部材430の接触部435には、導通部435bが連設された先端側連設部435cを有している。従って、酸素検出素子420内に端子部材430の挿入本体部434を挿入するに際し、先端側連設部435cが、先に挿入され、その後、これに導かれて導通部435bが挿入される。これにより、導通部435bを、スムーズに、正しい位置に挿入することができる。従って、導通部435bが正しい位置に配置され、しかも適切な単位面積当たりの押圧力で酸素検出素子20の内周面22を押圧してなる酸素センサとすることができる。
さらに、本実施例2の酸素センサ410では、端子部材430の接触部435において、後端側連設部435dをも有しているので、これを有しないタイプよりも、導通部435bの押圧力の調整幅が広くでき、調整が容易である。またさらに、この酸素センサ410では、導通部435bに連設する先端側連設部435cと後端側連設部435dの両方を有しているので、導通部が、例えば実施例1のように先端側連設部のみ、もしくは後端側連設部のみに連設されているタイプよりも共振しにくい。従って、振動による押圧力の変動が生じにくいので、振動下での導通の信頼性がより高いガスセンサとすることができる。
(変形例4)
ついで、変形例4にかかる酸素センサ510を、図1及び図11を参照して説明する。本変形例4にかかる酸素センサ510は、実施例1の酸素センサ10における端子部材30を、端子部材530に代えた点でのみ相異するものである。そこで、以下では端子部材530についての相異部分を中心に説明し、同様な部分については説明を省略あるいは簡略化する。
端子部材530のうち、コネクタ部531、セパレータ挿入部532、セパレータ当接部532d、ヒータ押圧部536、鍔部537は実施例1のコネクタ部31,セパレータ挿入部32、セパレータ当接部32d、ヒータ押圧部36、鍔部37と同様である。但し、本変形例4の端子部材530は、図11に示すように、挿入本体部534に対して、上述の実施例2の接触部435と同様の、先端側連設部535c及び後端側連設部535dを含む接触部535を8箇所備える。
従って、本変形例4の酸素センサ510では、実施例2の酸素センサ510よりも、さらに確実に導通部535bと内部電極層23の導通を取ることができ、より信頼性が高い酸素センサ510、とすることができる。
以上において、本発明を実施例1、2、変形例1〜4に即して説明したが、本発明は上記実施例、変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、本実施例及び変形例では、酸素センサを例示したが、外部電極層25又は/及び内部電極層23の構成材料を調整することにより、NOx、CO、HCなどのガス濃度に対して出力が変化するようにした、NOxセンサやCOセンサ、HCセンサなど他のガスセンサについても本発明は適用される。
また、変形例1及び変形例4では、接触部をそれぞれ片側で4箇所としたが、接触部を、さらに多くの6箇所としたり、あるいは3箇所としたりしてもよい。
また、本実施例及び変形例では、端子部材内にヒータ12を有する例示をしたが、ヒータを持たないものにも適用することができる。
実施例1にかかる酸素センサの全体を示す縦断面図である。 実施例1にかかる酸素検出素子への端子部材及びヒータの組み付け状態を示す分解斜視図である。 実施例1にかかる端子部材の全体を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は接触部の拡大図である。 図3(b)のA−A断面図をとり、上側(後端側)からみたときの説明図である。 実施例1にかかる端子部材を酸素検出素子に組み付けた状態の説明図である。(a)は軸直交断面図、(b)は斜視透過図である。 実施例1にかかる端子部材の酸素検出素子への組み付けを説明するための説明図である。 変形例1にかかる端子部材の全体を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は接触部の拡大図である。 変形例2にかかる端子部材の全体を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は接触部の拡大図である。 変形例3にかかる端子部材の全体を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は接触部の拡大図である。 実施例2にかかる端子部材の全体を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は接触部の拡大図である。 変形例4にかかる端子部材の全体を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は接触部の拡大図である。
符号の説明
10、110、210、310、410、510 酸素センサ(ガスセンサ)
AX (酸素センサの)軸線
12 ヒータ
20 酸素検出素子(ガス検出素子)
21 (酸素検出素子の)有底孔
22 (酸素検出素子の)内周面
22b 圧接領域
22c 圧接部摺動領域
23 内部電極層(内周面の電極層)
24 外周面
25 外部電極層
30、130、230、330、430、530 端子部材
31、131、231、331、431、531 コネクタ部
32、132、232、332、432、532 セパレータ挿入部
32d、132d、232d、332d、432d、532d セパレータ当接部
33、133、233、333、433、533 挿入部
34、134、234、334、434、534 (端子部材の)挿入本体部
34c、134c、234c、334c、434c、534c 端部圧接部(圧接部)
34d、134d、234d、334d、434d、534d 中央圧接部(圧接部)
35、1351、1352、235、335、435、535 (端子部材の)接触部
35b、1351b、1352b、235b、335b、435b、535b 導通部
35c、1351c、1352c、435c、535c 先端側連設部
235c、335c 連設部
435d、535d 後端側連設部
N1、N101、N401、N402、N501、N502 抜き穴
36、136、236、336、436、536 ヒータ押圧部
37、137、237、337、437、537 鍔部

Claims (5)

  1. 先端部が閉じ、後端側が開口し、軸線に沿う軸線方向に延びる中空筒状の形態を有し、その内周面の少なくとも一部に電極層を有するガス検出素子と、
    上記電極層と接触して電気的に導通する端子部材と、を含む
    ガスセンサであって、
    上記端子部材は、
    上記ガス検出素子の内周面に圧接して、上記端子部材自身を上記ガス検出素子に保持させる圧接部と、
    上記ガス検出素子の内周面の電極層に圧接し、上記電極層と電気的に導通する導通部と、を備え、
    上記導通部における単位面積当たりの押圧力を、上記圧接部における単位面積当たりの押圧力よりも小さくしてなり、
    前記端子部材の前記導通部は、
    前記ガス検出素子の内周面のうち、前記圧接部が圧接している圧接領域と、上記圧接部が摺動した圧接部摺動領域とを除く領域で、前記電極層に接触してこれと電気的に導通してなる
    ガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、
    前記端子部材の前記導通部は、
    前記ガス検出素子の内周面のうち、前記圧接領域とその軸線方向後端側に位置する前記圧接部摺動領域とを除く領域で、前記電極層に接触してこれと電気的に導通してなる
    ガスセンサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスセンサであって、
    前記圧接部も、前記電極層に接触してこれと電気的に導通してなる
    ガスセンサ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のガスセンサであって、
    前記端子部材は、
    前記導通部の前記軸線方向先端側において、前記ガス検出素子の内周面に接触することなく上記導通部に連設された先端側連設部を備え、
    上記先端側連設部は、自身の弾性変形により、前記導通部を前記ガス検出素子の内周面に向かって押圧してなる
    ガスセンサ。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のガスセンサであって、
    前記端子部材は、
    前記導通部の前記軸線方向先端側において、前記ガス検出素子の内周面に接触することなく上記導通部に連設された先端側連設部と、
    前記導通部の前記軸線方向後端側において、前記ガス検出素子の内周面に接触することなく上記導通部に連設された後端側連設部と、を備え、
    上記先端側連設部と後端側連設部とは、自身の弾性変形により、前記導通部を前記ガス検出素子の内周面に向かって押圧してなる
    ガスセンサ。
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