JP4866796B2 - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4866796B2
JP4866796B2 JP2007166005A JP2007166005A JP4866796B2 JP 4866796 B2 JP4866796 B2 JP 4866796B2 JP 2007166005 A JP2007166005 A JP 2007166005A JP 2007166005 A JP2007166005 A JP 2007166005A JP 4866796 B2 JP4866796 B2 JP 4866796B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear end
end side
seal member
gas sensor
separator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007166005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008139278A (ja
Inventor
正二 赤塚
孝幸 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Spark Plug Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2007166005A priority Critical patent/JP4866796B2/ja
Publication of JP2008139278A publication Critical patent/JP2008139278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4866796B2 publication Critical patent/JP4866796B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Description

本発明はガスセンサに関する。
特許文献1に従来のガスセンサが開示されている。このガスセンサは、軸線方向に延びるとともに、被測定ガス成分を検出する検出部を先端側に有する検出素子と、検出部を被測定ガスに晒すように保持するとともに、検出素子の後端側に基準ガス空間を形成するケースと、ケースの後端側に配置され、ケースとともに基準ガス空間を形成し、かつ大気側から基準ガス空間側に貫通する貫通孔が形成されたシール部材とを備えている。
また、このガスセンサは、シール部材の貫通孔に挿通され、後端側に大気側開口を有し、前端側に基準側開口が形成された筒状をなす挿入部材と、貫通孔の内面と挿入部材の外面との間に挟持されて大気側開口を覆うシート状の通気フィルタと、検出素子とシール部材との間に配置された絶縁材料製のセパレータとを備えている。
なお、一般的には、ケースは金属製であり、シール部材は耐熱ゴム等の弾性材料製であり、セパレータはセラミック製である。
このような構成である従来のガスセンサは、例えば、自動車等に搭載される。そして、このガスセンサは、エンジン等の吸気系配管や排気系配管等に装着されて、検出素子により被測定ガス成分を検出することが可能となっている。また、このガスセンサにおいて、大気側と基準ガス空間とは、通気フィルタ、大気側開口及び基準側開口を介して連通しているので、ガスセンサの検出素子の検出精度を維持することが可能となっている。
特開2005−291907号公報
ところで、上記従来のガスセンサは、吸気系配管や排気系配管等の高温になる部位に装着されるため、加熱と冷却とが繰り返される状況下で使用される。このため、ケース、シール部材及びセパレータ等の構成部材の中でも、耐熱ゴム等の弾性材料を用いて形成されるシール部材は、特に大きな線熱膨張係数を有するため、他の構成部材と比較して、顕著に熱膨張と収縮とを繰り返す。このため、このシール材は、長期の使用により、内部歪みが局所的に集中して破断してしまうおそれがあった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、シール部材の破断を抑制し、より優れた耐久性を発揮可能なガスセンサを提供することを解決すべき課題としている。
発明者らは、上記課題を解決するため、シール部材の破断発生の原因を究明し、下記の通り、破断の一形態について、その原因を解明した。
すなわち、上記従来のガスセンサにおいて、シール部材は、ケースの後端側が加締められることにより、ケースに拘束されているので、熱膨張する際には、加締め方向に直交する方向である軸線方向に特に寸法変化を生じ易い。しかしながら、上記従来のガスセンサでは、シール部材の先端面の全面がセパレータの後端面に当接していることから、シール部材が軸線方向に膨張しようとしても、シール部材の先端面がセパレータに拘束されて、膨張できない。このため、シール部材において、ケースに拘束されている部位の近傍に大きな圧縮歪みが繰り返し生じることとなり、その結果として、シール部材が破断してしまうのである。
そこで、発明のガスセンサは、軸線方向に延びるとともに、被測定ガス成分を検出する検出部を先端側に有する検出素子と、
該検出部を被測定ガスに晒すように保持するとともに、該検出素子の後端側に基準ガス空間を形成するケースと、
該ケースの後端側に配置され、該ケースとともに該基準ガス空間を形成し、かつ大気側から該基準ガス空間側に貫通する貫通孔が形成されたシール部材と、
該貫通孔内に配置され、水の通過を阻止するとともに通気性を有する通気フィルタと、
該通気フィルタを該貫通孔内に保持するために、該貫通孔内に挿通され、後端側に大気側開口を有し、前端側に基準側開口が形成された筒状をなす挿入部材と、
該検出素子と該シール部材との間に配置された絶縁材料製のセパレータとを備えたガスセンサであって、
前記ケースの後端側が加締められることにより前記シール部材が該ケースに固定されており、該シール部材の先端面と前記セパレータの後端面との間には、該シール部材の軸線方向の膨張を許容する間隙が形成され、前記挿入部材の先端が該セパレータの後端面に当接しており、
前記通気フィルタは、前記貫通孔の内面と該挿入部材の外面との間に挟持されて前記大気側開口を覆うシート状のものであり、
該挿入部材は、該貫通孔に挿通される挿入部と、該挿入部から先端側に向けて突出する突出部とからなり、
該突出部は、該挿入部の先端側から軸線に対して直交する方向に延在する外フランジと、該外フランジから先端側に向けて突出する円筒部とを有することを特徴とする。
このような構成である発明のガスセンサにおいて、シール部材は、ケースの後端側が加締められることによりケースに拘束されているので、熱膨張する際には、加締め方向に直交する方向である軸線方向に特に寸法変化を生じ易い。ここで、このガスセンサでは、シール部材の先端面とセパレータの後端面との間に、シール部材の軸線方向の膨張を許容する間隙が形成されている。このため、シール部材が軸線方向に膨張して寸法変形する場合であっても、シール部材の先端面は、セパレータの後端面に当接し難くなり、セパレータに拘束され難い。このため、シール部材において、ケースの後端側が加締められることによりケースに拘束されている部位の近傍では、従来のガスセンサのように大きな圧縮歪みが繰り返し生じることが抑制され、その結果として、シール部材の破断が抑制される。
ところで、シール部材の寸法変形のため、単にシール部材の先端面とセパレータの後端面とに間隙を設けると、シール部材の貫通孔内に挿通された挿入部材の先端とセパレータの後端面とにも間隙が形成される。すると、内燃機関の配管に取り付けられた際、内燃機関の振動等により、挿入部材が先端側に抜け落ちてしまい、その結果、通気フィルタが保持できないおそれがある。これに対し、本発明では、挿入部材の先端がセパレータの後端面に当接している。このため、上述の間隙が形成されていても、挿入部材の先端とセパレータの後端面との間に隙間ができることはなく、挿入部材が先端側に抜け落ちてしまい、通気フィルタが保持できないという不具合を防止できる。
また、本発明のガスセンサにおいて、挿入部材は、貫通孔に挿通される挿入部と、挿入部から先端側に向けて突出する突出部とからなる。この場合、突出部によって間隙を確保することができ、さらに、突出部がセパレータの後端面に当接して挿入部材が先端側に抜け落ちることを防止できるので、発明の作用効果を確実に奏することができる。
挿入部は、通気フィルタを保持することができ、且つ大気側と基準ガス空間側に貫通する貫通孔を有していれば、どのような構成でもかまわなく、例えば、円筒状が挙げられる
さらに、発明のガスセンサにおいて、突出部は、挿入部の先端側から軸線に対して直交する方向に延在する外フランジと、外フランジから先端側に向けて突出する円筒部とを有る。この場合、外フランジがシール部材の貫通孔の先端側周縁に当接し、円筒部の先端がセパレータの後端面に当接する。このため、突出部は、間隙を確実に確保することができ、且つセパレータの後端面に当接することができる。
発明のガスセンサにおいて、突出部の軸線方向長さが挿入部材の肉厚よりも長いことが好ましい。これにより、このガスセンサは、間隙を充分に確保することができるので、第1発明の作用効果を確実に奏することができる。
以下、本発明を具体化した実施例1及び参考例1〜3を図面しつつ説明する。なお、図1〜図6、図8〜図10においては、図面下方に向かう側を先端側とし、図面上方に向かう側を後端側とする。
(実施例1)
図1及び図2に示すように、実施例1のガスセンサ1は例えば、自動車の排気系に取り付けられて、排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサであり、主に検出素子20と、ケース60と、シール部材17と、挿入部材86と、通気フィルタ85と、セパレータ18とを備えている。
検出素子20は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質からなり、先端側が閉じ、後端側が開口し、軸線X方向に延びる断面略U字状の有底筒状とされている。そして、検出素子20の先端側には、被測定ガス成分である酸素を検出する検出部20aを有する。
検出素子20の軸線X方向の中間部には、径方向外側に突出する係合フランジ部20sが設けられており、係合フランジ部20sは、後述するセラミックセパレータ13aを介して主体金具に固定される。そして、検出素子20の有底孔21の内周面には、そのほぼ全面を覆うように、例えば、PtあるいはPt合金により多孔質に形成された内部電極層24が公知の無電解メッキ法により形成されている。他方、検出素子20の外周面のうち、係合フランジ部20sよりも先端側の全面には、内部電極層24と同様な多孔質の外部電極層25が形成されている。この内部電極層24は検出素子20の有底孔21の後端側に挿入された内部電極層用接続部材30の先端側に電気的に接続されており、外部電極層25は検出素子20の後端側に外嵌された外部電極層用接続部材31の先端側に電気的に接続されている。
さらに、検出素子20の有底孔21内には、内部電極層用接続部材30に保持されたヒータ12が配置されており、ヒータ12が検出素子20の内周面に当接して検出部20aを加熱することで、検出素子の早期活性を行っている。
つぎに、ケース60は、軸線Xに沿って先端側から、主体金具11と、金属外筒16とにより構成されている。このケース60により、検出素子20の後端側に基準ガス空間60aを形成している。
このうち、主体金具11は、金属製の中空筒状体であり、軸線X方向略中央部には、径方向外側に向かって突出する鍔部11cが形成されており、鍔部11cよりも先端側には、ガスセンサ1を排気管に取り付けるためのネジ部11bが形成されている。さらに、ネジ部11bよりも先端側には、後述するプロテクタ15を係合する先端側開口部11aが形成されている。一方、鍔部11cよりも後端側には、金属外筒15が係合するための接続部11dが形成されており、さらにその後端側には加締めるための後端側開口部11eが形成されている。
主体金具11の内孔22には、検出素子20が挿入配置されている。そして、この内孔22は、金具段部22aを有しており、この金具段部22aには、金属製パッキン81、セラミックホルダ13a、金属製パッキン82を介して検出素子20の係合フランジ部20sが保持されている。他方、主体金具11と検出素子20との間隙における係合フランジ部20sの後端側には、セラミック粉末14(例えば、滑石)が充填され、さらにその後方には、セラミックスリーブ13bが配置されている。そして、セラミックスリーブ13bの後端側に配置された金属製パッキン83を介して後端側開口部11eを加締めることで、セラミック粉末14により気密を保持している。
金属外筒16は、先端側が主体金具11の接続部11dに外側から嵌挿されて全周レーザ溶接により固着されている。この金属外筒16は、先端側が後端側よりも径大となっており、先端側が検出素子20を取り囲み、後端側には、後述するセパレータ18及びシール部材17が配置されている。
また、主体金具11の先端側開口部11aから突出する検出素子20の検出部20aを覆うように、主体金具11の先端側開口部11aにプロテクタ15が取り付けられている。プロテクタ15は、外側プロテクタ15a、内側プロテクタ15bの二重構造をなしており、これら外側プロテクタ15a、内側プロテクタ15bには、被測定ガスを透過させる複数のガス透過口が形成されている。このため、検出素子20の外部電極層25は、プロテクタ15のガス透過口を通して、被測定ガスと接触することが可能となっている。
セパレータ18は、絶縁性のアルミナセラミックからなる略円柱体であり、検出素子20と後述するシール部材17との間に配置されている。セパレータ18には、セパレータ18の後端面側に4つの開口を有し、さらに先端面側にその4つの開口に繋がる大きな1つの開口を有する空洞部18aが形成されている。そして、空洞部18a内には、内部電極層用接続部材30の後端30a側、外部電極層用接続部材31の後端31a側、ヒータリード線用接続部材32、33(33は32と軸線Xに対して対称位置)が配設されている。そして、この空隙部18a内で、内部電極層用接続部材30の後端30a、外部電極層用接続部材31の後端31aが、後述するセンサ出力リード線19aが機械的に接続し、ヒータリード線用接続部材32、33が、ヒータリード線12a、12bに機械的に接続している。
シール部材17は、フッ素ゴム製の略円柱体である。そして、シール部材17は、金属外筒16の後端側開口部16aに嵌入され、後端側開口部16aが径方向に加締められることにより金属外筒16に封止されて、ケース60の後端側に配置されている。シール部材17には、軸線Xを中心軸とする貫通孔17aが形成されている。このようなシール部材17は、ケース60とともに基準ガス空間60aを形成し、かつ、貫通孔17aにより大気側と基準ガス空間60a側とを連通させている。
そして、シール部材17の貫通孔17a内には、挿入部材86が挿入されている。さらに、挿入部材86とシール部材17の貫通孔17aとに挟まれるようにして、通気フィルタ85が配置されている。
挿入部材86は、図3に示すように、後端側に大気側開口86pを有し、先端側に基準側開口86qが形成された段付き筒状体である。より詳しくは、挿入部材86は、貫通孔17aに挿通される挿入部86aと、挿入部86aから先端側に向けて一体に突出する突出部86bとからなっている。そして、突出部86bは、挿入部86aの先端側から軸線Xに対して直交する方向に延在する外フランジ86cと、外フランジ86cから先端側に向けて突出する円筒部86dとを有している。挿入部材86は、金属薄板をプレス成形することにより製造されるものであり、突出部86bの軸線X方向長さLは、挿入部材86の肉厚(約0.2mm)よりも充分に長い1.0mmとされている。円筒部86dには、複数個の通気用切り欠き86eが形成されている。
通気フィルタ85は、撥水性及び通気性を兼ね備える(具体的には、PTFEの材料を用いた)シート状体である。そして、シール部材17を金属外筒16の後端側開口部16aに嵌入する前に、通気フィルタ85を被せた状態の挿入部材86を貫通孔17aに嵌め込むことにより、挿入部材86の挿入部86aが貫通孔17aに挿通され、通気フィルタ85が貫通孔17aの内面と挿入部材86の挿入部86aの外面との間に挟持されて、大気側開口86pを覆う。その上で、金属外筒16の後端側開口部16aが径方向に加締められられて、シール部材17が金属外筒16に封止固定されると、突出部86bの先端がセパレータ18の後端面に当接して、シール部材17の先端面とセパレータ18の後端面との間に、シール部材17の軸線X方向の膨張を許容する間隙Dが形成される。
このような構成により、ガスセンサ1の外部の大気は、通気フィルタ85、挿入部材86の大気側開口86p、基準側開口86qを介して金属外筒16内の基準ガス空間60aに導入され、ひいては検出素子20の有底孔21内に導入されるようになっている。
シール部材17には更に4つのリード線挿入孔が形成されており、センサ出力リード線19a、19b及びヒータリード線12a、12bが外部に引き出されている。
このような構成である実施例1のガスセンサ1は、例えば、自動車等に搭載され、エンジン等の吸気系配管や排気系配管等に装着される。そして、外部から通気フィルタ85、大気側開口86p及び基準側開口86qを介して、基準ガス空間60aに大気が導入される。そして、基準ガスとしての大気が検出素子20の有底孔21にも導入され、有底孔21の内周面の内部電極層24に接触する。他方、被測定ガスがプロテクタ15のガス透過口を通して、検出素子20の外周面の外部電極層25に接触する。その結果、検出素子20の内外面の酸素濃度差に応じて起電力が発生し、この起電力を被測定ガス中の酸素濃度の検出信号として、内部電極層24、外部電極層25、内部電極層用接続部材30、外部電極層用接続部材31及びセンサ出力リード線19a、19b等を介して外部に取り出すことにより、被測定ガス中の酸素濃度を検出することが可能となっている。
そして、ガスセンサ1はシール部材17の先端面とセパレータ18の後端面との間に、シール部材17の軸線X方向の膨張を許容する間隙Dが形成されている。このため、シール部材17の先端面は、セパレータ18の後端面に当接し難くなっており、セパレータ18に拘束され難い。このため、シール部材17において、金属外筒16の後端側開口部16aが加締められることにより金属外筒16に拘束されている部位Sの近傍では、従来のガスセンサのように大きな圧縮歪みが繰り返し生じることが抑制され、その結果として、シール部材17の破断が抑制される。
また、このガスセンサ1において、挿入部材86の先端はセパレータ18の後端面に当接している。このため、上述の間隙Dが形成されていても、挿入部材86の先端とセパレータ18の後端面との間に隙間ができることはなく、挿入部材86が先端側に抜け落ちてしまい、通気フィルタ85が保持できないという不具合を防止できる。
また、このガスセンサ1において、挿入部材86は、挿入部86aと突出部86bとからなり、突出部86bは、外フランジ86cと円筒部86dとを有している。このため、このガスセンサ1は、外フランジ86cが貫通孔17aの先端側周縁に当接し、円筒部86dの先端がセパレータ18の後端面に当接することにより、間隙Dを確実に確保することができると共に、挿入部材86が先端側に抜け落ちることが防止できる。
さらに、このガスセンサ1において、突出部86bの軸線X方向長さLが挿入部材86の肉厚よりも長くされているので、間隙Dを充分に確保することができており、シール部材17に圧縮歪みが繰り返し生じることがより確実に抑制される。
なお、実施例1のガスセンサ1において、挿入部材86に通気用切り欠き86eを形成することは必須でない。例えば、通気用切り欠き86eの代わりに、セパレータ18の後端面に通気用溝を形成してもよい。
(参考例1)
次に、参考例1について図4を用いて説明する。なお、図4に示すように、参考例1のガスセンサ2は、実施例1のガスセンサ1における挿入部材86の代わりに、挿入部材286及びスペーサ部材286bを採用しており、その他の構成は、実施例1のガスセンサ1と同様である。よって、参考例1では、挿入部材286及びスペーサ部材286bを中心に説明し、その他の構成についての説明は簡略、または省略する。
図4に示すように、シール部材17の貫通孔17a内には、挿入部材286が挿入されている。さらに、挿入部材286とシール部材17の貫通孔17aとに挟まれるようにして、通気フィルタ85が配置されている。
挿入部材286は、図4に示すように、後端側に大気側開口286pを有し、先端側に基準側開口286qが形成された段付き筒状体である。より詳しくは、挿入部材286は、貫通孔17aに挿通される挿入部286aと、挿入部286aの先端側から軸線Xに対して直交する方向に延在する外フランジ286cと、外フランジ286cから先端側に向けて突出する円筒部286dとを有している。
さらに、挿入部材286の外フランジ286cと、セパレータ18の後端面に当接するスペーサ部材286bを有している。このスペーサ部材286bは、矩形断面の円環であり、挿入部材286a及びセパレータ18とは別体をなしている。このスペーサ部材286bにより、シール部材17の軸線X方向の膨張を許容する間隙Dが形成される。
このような参考例1のガスセンサ2では、スペーサ部材286bにより、シール部材17の先端面とセパレータ18の後端面との間に間隙Dが形成される。このため、このガスセンサ1は、シール部材17が軸線X方向に膨張する場合であっても、シール部材17の先端面は、セパレータ18の後端面に当接し難くなり、セパレータ18に拘束され難い。このため、シール部材17において、金属外筒16の後端側開口部16aが加締められることにより金属外筒16に拘束されている部位Sの近傍では、従来のガスセンサのように大きな圧縮歪みが繰り返し生じることが抑制され、その結果として、シール部材17の破断が抑制される。
また、参考例1のガスセンサ2において、挿入部材286の外フランジ286cが、スペーサ部材286bを介してセパレータ18の後端面に当接している。このため、上述の間隙Dが形成されていても、挿入部材286の先端とセパレータ18の後端面との間に隙間ができることはなく、挿入部材286が先端側に抜け落ちてしまい、通気フィルタ85が保持できないという不具合を防止することができる。
なお、スペーサ部材286bの代わりに、図5に示すような「コ」字断面の円環であるスペーサ部材286eを採用してもよい。
(参考例2)
図6及び図7に示すように、参考例2のガスセンサ3は、参考例1のガスセンサ2における挿入部材286を採用しているともに、実施例1のガスセンサ1におけるセパレータ18の後端面に凸部318aを設けており、その他の構成は、実施例1及び参考例1のガスセンサ1、2と同様である。よって、参考例2では、セパレータ18を中心に説明し、その他の構成についての説明は簡略、省略する。
セパレータ18の後端面には後端側に向けて一体に突出する円柱状の凸部318aがセパレータ18の略中央に形成されている。そして、挿入部材286の外フランジ286cが凸部318aに当接しており、凸部318aによって、シール部材17の軸線X方向の膨張を許容する間隙Dが形成される。また、凸部318aには、十字状の通気用溝318bが凹設されている。
このような構成である参考例2のガスセンサ3では、セパレータ18の凸部318aにより、シール部材17の先端面とセパレータ18の後端面との間に間隙Dが形成される。このため、このガスセンサ1は、シール部材17が軸線X方向に膨張する場合であっても、シール部材17の先端面がセパレータ18の後端面に当接し難くなり、セパレータ18に拘束され難い。このため、シール部材17において、金属外筒16の後端側開口部16aが加締められることにより金属外筒16に拘束されている部位Sの近傍では、従来のガスセンサのように大きな圧縮歪みが繰り返し生じることが抑制され、その結果として、シール部材17の破断が抑制される。
また、このガスセンサ3において、挿入部材286の外フランジ286cが、凸部318aの後端面に当接している。このため、上述の間隙Dが形成されていても、挿入部材286の先端とセパレータ18の後端面との間に隙間ができることはなく、挿入部材286が先端側に抜け落ちてしまい、通気フィルタ85が保持できないという不具合を防止することができる。
(参考例3)
図8に示すように、参考例3のガスセンサ4は、実施例1及び参考例1のガスセンサ1、2における挿入部材86、286及びシート状の通気フィルタ85の代わりに、鍔付き円柱形状の通気フィルタ485を採用している。その他の構成は、実施例1及び参考例1のガスセンサ1、2と同様である。よって、参考例3では、通気フィルタ485を中心に説明し、その他の構成についての説明は簡略、省略する。
通気フィルタ485は、撥水性及び通気性を兼ね備える(具体的には、PTFEの材料を用いた)ものであり、図8に示すように、円柱状の挿入部485aと、挿入部485aから先端側に向けて突出するとともに、挿入部485aよりも径大な鍔部485bとからなっている。
挿入部485aの外径は、貫通孔17aの内径より僅かに大きくされている。また、鍔部485bの後端面が貫通孔17aの先端側周縁に当接して当て止まるように、鍔部485bの外径が充分に大きくされている。さらに、鍔部485bの軸線X方向の長さも、隙間Dを確保するため、充分に長くされている(本参考例では、1mm以上)。
そして、挿入部485aが貫通孔17aに挿通された後、金属外筒16の後端側開口部16aが径方向に加締められて、シール部材17が金属外筒16に封止固定されることにより、通気フィルタ485がシール部材17の貫通孔17a内に保持される。この際、鍔部485bがシール部材17の先端面及びセパレータ18の後端面に当接することで、シール部材17の先端面とセパレータ18の後端面との間にシール部材17の軸線X方向の膨張を許容する間隙Dが形成される。
このような構成である実施例4のガスセンサ4では、通気フィルタ485が大気側と基準ガス空間60aとの間に介在しているので、水の通過を阻止するとともに通気性を確保することができている。
そして、このガスセンサ4では、通気フィルタ485の鍔部485bにより、シール部材17の先端面とセパレータ18の後端面との間に間隙Dが形成される。このため、このガスセンサ4は、シール部材17が軸線X方向に膨張する場合であっても、シール部材17の先端面がセパレータ18の後端面に当接し難くなっており、セパレータ18に拘束され難い。このため、シール部材17において、金属外筒16の後端側開口部16aが加締められることにより金属外筒16に拘束されている部位Sの近傍では、従来のガスセンサのように大きな圧縮歪みが繰り返し生じることが抑制され、その結果として、シール部材17の破断が抑制される。
また、このガスセンサ4において、通気フィルタ485の鍔部485bがセパレータ18の後端面に当接している。このため、上述の間隙Dが形成されていても、通気フィルタ485の先端とセパレータ18の後端面との間に隙間ができることはなく、通気フィルタ485が先端側に抜け落ちてしまい、通気フィルタ485が保持できないという不具合を防止することができる。
さらに、このガスセンサ4では、挿入部材を無くして部品点数を削減しているので、組み付け作業の時間短縮を図ることができる。
以上において、本発明を実施例1に即して説明したが、本発明は上記実施例1に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1及び参考例1〜2では、通気フィルタ85がシート形状であり、挿入部材86、286とシール部材17の貫通孔17aとの間に挟まれて配置される構成であったが、これに限らず、通気フィルタが棒状、又は棒状を含む上位概念である柱状であり、挿入部材86内に配置された構成であっても良い。参考例4を図9に示す。この図9では、実施例1のガスセンサ1(図2に示す)におけるシート状の通気フィルタ85が、円柱状(棒状と呼ぶこともできる)の通気フィルタ585に変更されている。通気フィルタ585は、撥水性及び通気性を兼ね備える(具体的には、PTFEの材料を用いた)ものであり、その外径は、挿入部材86の挿入部86aの内径よりも僅かに大きくされている。このため、通気フィルタ585が挿入部材86内に挿入されることで挿入部材86内に密着固定される。そして、挿入部材86の挿入部86aが貫通孔17aに挿入された後、金属外筒16の後端側開口部16aが径方向に加締められて、シール部材17が金属外筒16に封止固定されることにより、挿入部材86及び通気フィルタ585がシール部材17の貫通孔17a内に保持される。また、通気フィルタ585は、挿入部材86の大気側開口86pと、基準側開口86qとの間に介在しているので、水の通過を阻止するとともに通気性を確保することができている。このような構成によっても実施例1及び参考例1〜3のガスセンサ1〜4と同様の作用効果を奏することができる。
また、参考例1のスペーサ部材286bは、挿入部材286の外フランジ286cとセパレータ18の後端面に当接するように配置したが、これに限らず、例えば、図10に示す参考例5のようなスペーサ部材586eであっても良い。この図10では、挿入部材586が、後端側に大気側開口586pを有し、先端側に基準側開口586qが形成された段付き筒状体であり、より詳しくは、挿入部材586は、貫通孔17aに挿通される挿入部586aと、挿入部586aから先端側に向けて一体に突出する突出部586bとからなっている。そして、突出部586bは、挿入部86aの先端側から軸線X方向に延在する円筒部586dと、円筒部586dから軸線Xに対して直交する方向に延びる外フランジ586cとを有している。そして、スペーサ586eがシール部材17の先端面と外フランジ586cの後端面との間に挟まれており、このスペーサ部材586bにより、シール部材17の軸線X方向の膨張を許容する間隙Dが形成される。
本発明はガスセンサに利用可能である。
実施例1のガスセンサの縦断面図である。 実施例1のガスセンサの要部拡大縦断面図である。 実施例1のガスセンサに係り、挿入部材の斜視図である。 参考例1のガスセンサの要部拡大縦断面図である。 参考例1のガスセンサに係り、スペーサ部材の変形例を示す縦断面図である。 参考例2のガスセンサの要部拡大縦断面図である。 参考例2のガスセンサに係り、図6のVII−VII断面におけるセパレータの断面図である。 参考例3のガスセンサの要部拡大縦断面図である。 参考例4のガスセンサの要部拡大縦断面図である。 参考例5のガスセンサの要部拡大縦断面図である。
1、2、3、4…ガスセンサ
17…シール部材
17a…貫通孔
18…セパレータ
20…検出素子
20a…検出部
60…ケース(11…主体金具、16…金属外筒)
60a…基準ガス空間
85、485、585…通気フィルタ
86、286、586…挿入部材
86a、286a、586a…挿入部材の挿入部
86b、586b…突出部
86c、286c、586c…外フランジ
86d、586d…円筒部
86p、286p、586p…大気側開口
86q、286q、586q…基準側開口
286b、286e、586e…スペーサ部材
318a…凸部
485a…通気フィルタの挿入部
485b…通気フィルタの鍔部
D…間隙
L…突出部の軸線方向長さ
X…軸線

Claims (2)

  1. 軸線方向に延びるとともに、被測定ガス成分を検出する検出部を先端側に有する検出素子と、
    該検出部を被測定ガスに晒すように保持するとともに、該検出素子の後端側に基準ガス空間を形成するケースと、
    該ケースの後端側に配置され、該ケースとともに該基準ガス空間を形成し、かつ大気側から該基準ガス空間側に貫通する貫通孔が形成されたシール部材と、
    該貫通孔内に配置され、水の通過を阻止するとともに通気性を有する通気フィルタと、
    該通気フィルタを該貫通孔内に保持するために、該貫通孔内に挿通され、後端側に大気側開口を有し、前端側に基準側開口が形成された筒状をなす挿入部材と、
    該検出素子と該シール部材との間に配置された絶縁材料製のセパレータとを備えたガスセンサであって、
    前記ケースの後端側が加締められることにより前記シール部材が該ケースに固定されており、該シール部材の先端面と前記セパレータの後端面との間には、該シール部材の軸線方向の膨張を許容する間隙が形成され、前記挿入部材の先端が該セパレータの後端面に当接しており、
    前記通気フィルタは、前記貫通孔の内面と該挿入部材の外面との間に挟持されて前記大気側開口を覆うシート状のものであり、
    該挿入部材は、該貫通孔に挿通される挿入部と、該挿入部から先端側に向けて突出する突出部とからなり、
    該突出部は、該挿入部の先端側から軸線に対して直交する方向に延在する外フランジと、該外フランジから先端側に向けて突出する円筒部とを有することを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記突出部の軸線方向長さが前記挿入部材の肉厚よりも長い請求項記載のガスセンサ。
JP2007166005A 2006-11-08 2007-06-25 ガスセンサ Expired - Fee Related JP4866796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007166005A JP4866796B2 (ja) 2006-11-08 2007-06-25 ガスセンサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006303281 2006-11-08
JP2006303281 2006-11-08
JP2007166005A JP4866796B2 (ja) 2006-11-08 2007-06-25 ガスセンサ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011194209A Division JP5044037B2 (ja) 2006-11-08 2011-09-06 ガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008139278A JP2008139278A (ja) 2008-06-19
JP4866796B2 true JP4866796B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=39600887

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007166005A Expired - Fee Related JP4866796B2 (ja) 2006-11-08 2007-06-25 ガスセンサ
JP2011194209A Expired - Fee Related JP5044037B2 (ja) 2006-11-08 2011-09-06 ガスセンサ

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011194209A Expired - Fee Related JP5044037B2 (ja) 2006-11-08 2011-09-06 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP4866796B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4730751B2 (ja) * 2008-09-02 2011-07-20 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ及びガスセンサユニット
JP5032625B2 (ja) * 2010-04-02 2012-09-26 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP5310752B2 (ja) * 2011-01-25 2013-10-09 株式会社デンソー ガスセンサ
JP5767601B2 (ja) * 2012-02-29 2015-08-19 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP6489967B2 (ja) * 2015-07-15 2019-03-27 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3624526B2 (ja) * 1995-06-07 2005-03-02 株式会社デンソー 酸素濃度検出器
JP3607817B2 (ja) * 1998-07-14 2005-01-05 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP4137305B2 (ja) * 1998-08-19 2008-08-20 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP4358393B2 (ja) * 1998-12-28 2009-11-04 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP4309564B2 (ja) * 2000-07-28 2009-08-05 日本特殊陶業株式会社 酸素センサ
JP4475789B2 (ja) * 2000-10-18 2010-06-09 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP4565763B2 (ja) * 2001-03-26 2010-10-20 日本特殊陶業株式会社 通気構造を有するセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008139278A (ja) 2008-06-19
JP2011242410A (ja) 2011-12-01
JP5044037B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9431731B2 (en) Sensor and terminal member
JP4955591B2 (ja) ガスセンサ
JP4680662B2 (ja) ガスセンサ
JP6276662B2 (ja) ガスセンサ
JP5044037B2 (ja) ガスセンサ
JP5969423B2 (ja) ガスセンサ
JP5934727B2 (ja) ガスセンサ
US9482637B2 (en) Sensor
JP6454559B2 (ja) ガスセンサ
JP5002032B2 (ja) ガスセンサ
US8650933B2 (en) Gas sensor
JP4693108B2 (ja) センサ
JP2013019885A (ja) ガスセンサ
JP4634301B2 (ja) ガスセンサ及びガスセンサの製造方法
JPWO2013168649A1 (ja) ガスセンサ
EP1793223B1 (en) Gas sensor
JP3822219B2 (ja) ガスセンサ
JP5753818B2 (ja) ガスセンサ
JP5057584B2 (ja) ガスセンサ
JP5698187B2 (ja) ガスセンサ
JP2019027917A (ja) ガスセンサ
JP5931701B2 (ja) ガスセンサ
JP2011215093A (ja) ガスセンサの製造方法
JP5214665B2 (ja) ガスセンサ
JP2007205985A (ja) ガスセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091228

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees