JP5969423B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、被検出ガス中に晒され、この中の特定ガス成分を検出する検出素子を備えるガスセンサに関する。
従来、自動車の排気管等に取り付けられて使用され、被検出ガス(排気ガス)中の特定ガス(例えば、酸素やNOx(窒素酸化物)など)の濃度に応じて、大きさの異なる起電力が生じたり、抵抗値が変化したりする検出素子を備えるガスセンサが知られている。このようなガスセンサとして、特許文献1,2には、軸線方向の基端側から先端側に延びる形態をなす検出素子と、検出素子の周囲を取り囲む筒状の主体金具と、主体金具の先端側に設けられると共に検出素子の先端部の周囲を取り囲む筒状のプロテクタ(内側プロテクタ)とを備えるものが開示されている。
検出素子の先端部は、被検出ガスの通気を許容するガス通気部を有する。上述のガスセンサでは、ガス通気部を通じて検出素子内に取り込まれた被検出ガス中の特定ガス成分を検出する。また、プロテクタ(内側プロテクタ)は、検出素子の先端よりも基端側に位置して被検出ガスを自身の外部から内部に導入するガス導入孔と、上記検出素子の先端よりも先端側に位置して被検出ガスを自身の内部から外部に排出するガス排出孔とを有する。なお、検出素子の先端部は、ガス通気部全体が主体金具の先端よりも先端側に位置するように、主体金具から先端側に突出している。
特開2009-97868号公報 DE 10 2008 041 038 A1
ところで、近年、コスト低減のため、検出素子の長さを短縮することが求められている。検出素子の長さを短縮することで、検出素子に設けられる電極やリード部等を構成する白金の使用量を削減できるからである。特許文献1に開示されているガスセンサにおいて、検出素子の長さを短くする場合には、検出素子の基端部(接続パッドが設けられている部位)はできる限り先端側に近づけないようにして、検出素子の先端部(ガス通気部が配置されている部位)を基端側(主体金具側)に近づけるようにするのが好ましい。検出素子の基端部に設けられている接続パッドに接続する接続端子を、ガスセンサの先端側に近づけすぎると、排気管からの熱の影響で接続端子が劣化し、接続パッドと接続端子との電気的導通の信頼性が低下しやすくなるからである。
そこで、特許文献1に開示されているガスセンサにおいて、検出素子の先端側を短縮して、検出素子のガス通気部の少なくとも一部が主体金具の先端よりも基端側に配置されると、検出素子のガス通気部は、内側プロテクタのガス導入孔よりも基端側に配置されることになる。ところが、被検出ガスは、内側プロテクタのガス導入孔を通じて内側プロテクタの内部に導入された後、先端側に流れてゆき、内側プロテクタの先端側に配置されているガス排出孔を通じて、外部に排出される。このため、上述のように、特許文献1に開示されているガスセンサにおいて、検出素子のガス通気部の少なくとも一部が主体金具の先端よりも基端側に位置すると、被検出ガスが、ガス通気部を通過することが困難となり、その結果、ガスセンサの応答性が低下する虞があった。
一方、特許文献2に開示されているガスセンサでは、主体金具の内部の先端側に、主体金具の先端側から基端側に凹んだ形態のガス導入空間を形成している。これにより、特許文献2に開示されているガスセンサでは、被検出ガスは、内側プロテクタのガス導入孔を通じて、主体金具内のガス導入空間内に導入され、その後、先端側に流れてゆく。このため、特許文献2に開示されているガスセンサでは、検出素子のガス通気部の少なくとも一部が主体金具の先端よりも基端側に配置される場合でも、被検出ガスは、内側プロテクタのガス導入孔を通じて、主体金具内のガス導入空間内に導入された後、検出素子のガス通気部を通過することが可能となる。
しかしながら、特許文献2に開示されているガスセンサでは、被検出ガスが、内側プロテクタのガス導入孔を通過した後、主体金具内のガス導入空間内に導入されることで、乱流になると考えられる。このため、被検出ガスは、検出素子の先端部の周囲においても乱流状態になり、スムーズにガス通気部を通過することができなくなると考えられる。このため、特許文献2に開示されているガスセンサでも、応答性が低下する虞があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、検出素子のガス通気部の少なくとも一部が主体金具の先端よりも基端側に位置しつつも、良好な応答性が得られるガスセンサを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、軸線方向の基端側から先端側に延びる形態をなし、被検出ガス中の特定ガス成分を検出する検出素子と、上記検出素子の周囲を取り囲む筒状の主体金具と、上記検出素子の先端部の周囲を取り囲む筒状のプロテクタと、を備え、上記検出素子の上記先端部には、上記被検出ガスの通気を許容するガス通気部を有し、上記プロテクタは、上記検出素子の先端よりも基端側に位置して上記被検出ガスを自身の外部から内部に導入するガス導入孔と、上記検出素子の先端よりも先端側に位置して上記被検出ガスを自身の内部から外部に排出するガス排出孔と、を有するガスセンサにおいて、上記検出素子の上記ガス通気部は、その少なくとも一部が上記主体金具の先端よりも基端側に位置し、上記プロテクタは、上記ガス導入孔の少なくとも一部が上記主体金具の先端よりも基端側に位置する状態で、上記主体金具の内側に挿入されてなり、上記主体金具の先端側内表面と上記プロテクタの外表面とは、両者の間に、上記主体金具よりも先端側から上記プロテクタの上記ガス導入孔に上記被検出ガスを導くためのガス導入空間を形成してなり、上記検出素子の上記ガス通気部は、その基端が上記ガス導入孔の先端よりも基端側に位置し、且つ、当該ガス通気部の先端が上記ガス導入孔の基端よりも先端側に位置してなるガスセンサである。
上述のガスセンサでは、検出素子のガス通気部の少なくとも一部が、主体金具の先端よりも基端側に位置している。換言すれば、ガス通気部の基端が、主体金具の先端よりも基端側に位置している。このような場合、前述のように、特許文献1のガスセンサでは、被検出ガスが、ガス通気部を通過することが困難となり、ガスセンサの応答性が低下する虞があった。
これに対し、上述のガスセンサでは、プロテクタの基端部が、主体金具の内側に挿入されている。これにより、プロテクタのガス導入孔の少なくとも一部を、主体金具の先端よりも基端側(すなわち、主体金具の内部)に配置させることができる。
しかも、上述のガスセンサでは、主体金具の先端側内表面とプロテクタの外表面とによって(両者の間に)ガス導入空間を形成している。このガス導入空間は、主体金具よりも先端側からプロテクタのガス導入孔に被検出ガスを導くためのガス導入空間である。
つまり、プロテクタのガス導入孔の少なくとも一部は、ガス導入空間に露出している。換言すれば、プロテクタのガス導入孔は、その基端が主体金具の先端よりも基端側に位置し、且つ、当該ガス導入孔の少なくとも一部がガス導入空間に露出している。
このような構造とすることで、上述のガスセンサでは、被検出ガス(その少なくとも一部)を、主体金具のガス導入空間内に導入させ、その後、プロテクタのガス導入孔を通じてプロテクタ内に導入させることができる。
これにより、上述のガスセンサでは、外部からガス導入空間内に導入された被検出ガスが、プロテクタのガス導入孔を通じてプロテクタ内に導入された後、検出素子の先端部(ガス通気部を有する部位)を経由して、検出素子の先端よりも先端側に位置するガス排出孔を通じてプロテクタの外部に排出されることになる。しかも、上述のガスセンサでは、検出素子のガス通気部は、検出素子の軸線方向について、その基端がプロテクタのガス導入孔の先端よりも基端側に位置し、且つ、当該ガス通気部の先端がプロテクタのガス導入孔の基端よりも先端側に位置している。このような位置関係とすることで、ガス導入孔を通じてプロテクタ内に導入された被検出ガスの一部が、適切に、ガス通気部を通過することができる。
しかも、被検出ガスの流れは、ガス導入空間内に導入された後にプロテクタのガス導入孔を通過することで整流(層流)になるため、上述のガスセンサでは、検出素子のガス通気部の周囲において、被検出ガスの流れが整流(層流)になる。前述の特許文献2のガスセンサと異なり、被検出ガスが、プロテクタのガス導入孔を通過した後、主体金具内のガス導入空間を経由することなく、検出素子(ガス通気部)に進むからである。これにより、被検出ガスが、スムーズにガス通気部を通過することが可能となる。従って、上述のガスセンサでは、良好な応答性を得ることができる。
なお、特許請求の範囲に記載の「ガス通気部」は、検出素子の内部に設けられた測定室と検出素子の外部とを繋ぐ通路であっても良く、また、この通路に設けられた多孔質部であっても良い。さらには、検出素子の表面に露出するように設けられると共に、検出素子の内部に設けられた電極と検出素子の外部との間に介在する多孔質部であっても良い。
さらに、上記のガスセンサであって、前記ガス導入空間を形成する前記主体金具の前記先端側内表面は、先端側から基端側に向かうにしたがって縮径するテーパ面を含むガスセンサとすると良い。
上述のガスセンサによれば、ガス導入空間に導入された被検出ガスが、テーパ面に沿って径方向内側に進み易くなるので、径方向内側に位置するプロテクタのガス導入孔を通じて、プロテクタ内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性が向上する。
さらに、上記いずれかのガスセンサであって、前記プロテクタの前記ガス導入孔の基端は、前記軸線方向について、前記ガス導入空間の基端と同位置若しくはそれよりも基端側に位置するガスセンサとすると良い。
プロテクタのガス導入孔よりも基端側にガス導入空間の一部が存在する場合、すなわち、プロテクタのガス導入孔の基端がガス導入空間の基端よりも先端側に位置する場合は、ガス導入空間のうちプロテクタのガス導入孔よりも基端側に位置する部分に被検出ガスが溜まり、被検出ガスがスムーズにプロテクタのガス導入孔を通じてプロテクタ内に導入されない虞がある。
これに対し、上述のガスセンサでは、プロテクタのガス導入孔の基端が、軸線方向について、ガス導入空間の基端(ガス導入空間を形成する主体金具の先端側内表面の基端に一致する)と同位置若しくはそれ(ガス導入空間の基端)よりも基端側に位置している。このため、上述のガスセンサでは、ガス導入空間内に導入された被検出ガスが、スムーズにプロテクタのガス導入孔を通じて、プロテクタ内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性が向上する。
さらに、上記いずれかのガスセンサであって、前記検出素子の先端は、前記軸線方向について、前記主体金具の先端から先端側に5mm離れた位置よりも基端側に配置されてなるガスセンサとするのが好ましい。
上述のガスセンサは、検出素子の先端を、主体金具の先端から軸線方向先端側に5mm離れた位置よりも基端側に配置したことで、検出素子のガス通気部の少なくとも一部が主体金具の先端よりも基端側に位置するガスセンサである。このガスセンサでも、前述のガスセンサ同様に、良好な応答性を得ることができる。
実施形態にかかるガスセンサの部分断面図である。 同ガスセンサの先端部の拡大断面図である。 同ガスセンサにおける被検出ガスの流れを説明する図である。 変形形態1にかかるガスセンサの部分断面図である。 同ガスセンサの先端部の拡大断面図である。 同ガスセンサにおける被検出ガスの流れを説明する図である。 変形形態2にかかるガスセンサの部分断面図である。 同ガスセンサの先端部の拡大断面図である。 同ガスセンサにおける被検出ガスの流れを説明する図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のガスセンサ100の部分断面図である。図2は、ガスセンサ100の先端部の拡大断面図である。図3は、ガスセンサ100を図示しない自動車の排気管に取り付けた状態において、排気管内のガスセンサ100の先端部を拡大した断面図であり、排気ガス(被検出ガス)Gの流れを説明する図である。
なお、図1〜図3において、下側が軸線方向先端側(以下、単に先端側ともいう)であり、上側が軸線方向基端側(以下、単に基端側ともいう)である。また、図3において、左側が、排気ガスGが流れる排気管の上流側(エンジン側)であり、右側が下流側である。
ガスセンサ100は、図示しない自動車の排気管に取り付けられ、内部に保持する検出素子120の先端部121が排気管内を流通する排気ガス(被検出ガス)中に晒されて、その排気ガス中の酸素(特定ガス成分)の濃度から排気ガスの空燃比を検出する、いわゆる全領域空燃比センサである。
このガスセンサ100は、図1に示すように、軸線方向(軸線AXに沿う方向、図1において上下方向)に延びる筒状の主体金具110、この主体金具110の内側に保持された板状の検出素子120、主体金具110の基端側に固設された外筒151、及び、主体金具110の先端側に固定された内側プロテクタ160と外側プロテクタ170等から構成されている。
このうち、検出素子120は、軸線方向に延びる板状(短冊状)をなし、排気ガスG中の酸素ガス成分を検出する(図1参照)。この検出素子120は、公知の構造を有し、酸素濃度の検出を行う板状のガス検出体と、このガス検出体を早期活性化させるために加熱を行う板状のヒータ体とを、互いに貼り合わせて一体化したものである。このうち、ガス検出体は、ジルコニアを主体とする固体電解質体、及び、白金を主体とする一対の電極(検出電極及び基準電極)などから構成される。検出電極は、検出素子120の先端部121に配置されている。
さらに、検出素子120の先端部121には、排気ガスG中の酸素成分を検出するために排気ガスGを検出素子120の外部から内部(ガス測定室)に導入可能なガス通気部123が設けられている。このガス通気部123は、多孔質体からなり、平面視矩形状をなしている。本実施形態では、軸線方向について同位置に、同寸法のガス通気部123が2つ(図1に示すガス通気部123と、その裏側に位置するガス通気部)設けられている。これらのガス通気部123は、いずれも、その少なくとも一部が主体金具110の先端110bよりも基端側(図1、図2において上側)に位置している。なお、図2では、軸線方向にかかる主体金具110の先端110bの位置を、直線L1で示している。図2には、ガス通気部123の一部が直線L1よりも基端側に位置していることが明示されている。
また、検出素子120の基端部129には、ガス検出体やヒータ体から電極端子を取り出すための5個の電極パッド128,128,…(図1ではそのうちの1つを図示している。)が形成されている。
また、検出素子120の先端部121には、検出電極を排気ガスによる被毒から保護するため、その外表面を覆うようにして保護層125が設けられている(図1参照)。
また、ガスセンサ100では、アルミナ製のセラミックリング133と、滑石粉末を圧縮した滑石リング135と、筒状のスリーブ141が、検出素子120を挿通した状態で、主体金具110の内部に収容されている。滑石リング135は、主体金具110内で押し潰されて細部にまで充填されている。これにより、検出素子120が、自身の周囲を取り囲む筒状の主体金具110内で位置決めされて保持されている。なお、本実施形態では、検出素子120の先端120bは、軸線方向について、主体金具110の先端110bから先端側に5mm離れた位置よりも基端側に配置されている。より具体的には、主体金具110の先端110bからの検出素子120の突出長さを、5mm以下としている。
主体金具110は、ガスセンサ100を自動車の排気管に取り付け固定するためのものである。この主体金具110の外周先端側には、排気管への取り付け用の雄ねじ部111が形成されている。また、主体金具110の先端側には、後述する内側プロテクタ160と外側プロテクタ170が設けられている。
また、主体金具110の外周中央には、取り付け用の工具が係合する工具係合部117が形成されている。また、主体金具110には、この工具係合部117と雄ねじ部111との間に、排気管に取り付けた際のガス抜けを防止するためのガスケット119が嵌挿されている。更に、工具係合部117の基端側には、後述する外筒151が固定される基端固定部116が形成されている。また、更にその基端側には、主体金具110内に検出素子120を加締め保持するための加締め部118が形成されている。この加締め部118とスリーブ141との間には、円環状の加締めパッキン143が配置されている。
検出素子120は、その基端部129が、主体金具110の基端部である加締め部118よりも基端側に突出しており、その基端部129には、絶縁性セラミックスからなる筒状のセパレータ145が被せられている。セパレータ145は、検出素子120の基端部129に形成された5個の電極パッド128,128,…とそれぞれ電気的に接続する5個の接続端子147,147,…(図1ではそのうちの1つを図示している。)を内部に保持している。また、セパレータ145は、これらの接続端子147,147,…と、ガスセンサ100の外部に引き出される5本のリード線149,149,…(図1ではそのうちの3本を図示している。)との各接続部分を互いに絶縁しつつ収容している。
そして、セパレータ145の周囲を囲うようにして、筒状の外筒151が配設されている。この外筒151は、ステンレス(本実施形態ではSUS304)製であり、その先端開口部152が、主体金具110の基端固定部116の径方向外側に配置されている。この先端開口部152は、レーザ溶接により、基端固定部116に接合されている。
また、外筒151とセパレータ145との間隙には、金属製で筒状をなす保持金具153が配設されている。この保持金具153は、自身の基端を内側に折り曲げて構成した支持部154を有し、自身の内部に挿通されるセパレータ145の基端側外周に鍔状に設けられた鍔部146をこの支持部154に係止させて、セパレータ145を支持している。この状態で、保持金具153が配置された部分の外筒151が外側から加締められ、セパレータ145を支持した保持金具153が外筒151に固定されている。
また、外筒151の基端側開口には、フッ素系ゴム製のグロメット155が嵌合されている。このグロメット155は、5つの挿通孔156,156,…(図1ではそのうちの1つを図示している。)を有し、各挿通孔156,156,…に、セパレータ145から延出した5本のリード線149,149,…が気密に挿通されている。この状態でグロメット155は、セパレータ145を先端側に押圧しつつ、外筒151の外側から加締められて、外筒151に固定されている。
また、主体金具110の先端側には、検出素子120の先端部121の周囲を取り囲む筒状の内側プロテクタ160と、外側プロテクタ170とが設けられている。内側プロテクタ160と外側プロテクタ170により、検出素子120の先端部121を、排気ガス中のデポジット(燃料灰分やオイル成分など被毒性の付着物質)による汚損や被水などによる折損等から保護することができる。
なお、本実施形態では、内側プロテクタ160が、特許請求の範囲に記載の「プロテクタ」に相当する。
内側プロテクタ160は、軸線方向(軸線AXに沿った方向)に延びる円筒状の側壁部161と、側壁部161の先端側を閉塞する円盤状の底部162とを有している。側壁部161のうち、検出素子120の先端120bよりも基端側(図1、図2において上側)の位置には、被検出ガスを内側プロテクタ160の外部から内部に導入するガス導入孔167が形成されている。なお、本実施形態では、同寸法の8個のガス導入孔167が、同一の軸線方向位置で、側壁部161の周方向に等間隔で配置されている。これらのガス導入孔167は、いずれも、その少なくとも一部が、主体金具110の先端110bよりも基端側に位置している。
さらに、内側プロテクタ160は、被検出ガスを自身の内部から外部に排出するガス排出孔166を有している。このガス排出孔166は、検出素子120の先端120bよりも先端側(図1、図2において下側)に位置している。より具体的には、このガス排出孔166は、内側プロテクタ160の底部162に設けられている。
外側プロテクタ170は、自身の内側に内側プロテクタ160を固定した状態で、主体金具110に固定されている。具体的には、外側プロテクタ170は、レーザ溶接によって主体金具110に接合されている。この外側プロテクタ170は、第1側壁部174と、第1側壁部174よりも軸線方向先端側に位置する第2側壁部175と、第2側壁部175よりも軸線方向先端側に位置するテーパ壁172と、テーパ壁172の先端側に位置する底部173とを有している(図1、図2参照)。
第1側壁部174は、円筒状をなし、内側プロテクタ160の側壁部161との間に空間S1を形成しつつ、側壁部161の周囲を取り囲んでいる。さらに、第1側壁部174は、自身を貫通するガス導入孔177を、内側プロテクタ160のガス導入孔167よりも軸線方向先端側に有している(図1、図2参照)。なお、本実施形態では、周方向に等間隔で、8個のガス導入孔177が形成されている。8個のガス導入孔177は、いずれも、内側プロテクタ160のガス導入孔167よりも軸線方向先端側に位置している。
第2側壁部175は、円筒状をなし、その内径は、第1側壁部174の内径よりも小径で且つ内側プロテクタ160の側壁部161の外径よりも大径である。この第2側壁部175には、内側プロテクタ160の側壁部161の先端部161bが圧入されている。これにより、内側プロテクタ160が、外側プロテクタ170の内側に固定されると共に、外側プロテクタ170の第2側壁部175と内側プロテクタ160の側壁部161の先端部161bとが、軸線AX周りの全周にわたって気密に結合(嵌合)する。
また、テーパ壁172は、軸線方向先端側ほど小径となるテーパ筒状(円錐台筒状)をなしている。また、底部173は、外側プロテクタ171の先端開口であるガス排出孔176を有している。テーパ壁172及び底部173は、内側プロテクタ160の底部162との間に、空間S4を形成している(図2参照)。
ところで、本実施形態のガスセンサ100では、検出素子120のガス通気部123の少なくとも一部が、主体金具110の先端110bよりも基端側(図2において上側)に位置している。換言すれば、ガス通気部123の基端123cが、主体金具110の先端110bよりも基端側に位置している。このような場合、前述のように、特許文献1のガスセンサでは、被検出ガスが、ガス通気部を通過して検出素子内のガス測定室内に導入され難くなり、ガスセンサの応答性が低下する虞があった。
これに対し、本実施形態のガスセンサ100では、図2に示すように、内側プロテクタ160の基端部160cが、主体金具110の内側に配置(挿入)されている。これにより、内側プロテクタ160のガス導入孔167の少なくとも一部を、主体金具110の先端110bよりも基端側(すなわち、主体金具110の内部)に配置させることが可能となる。
しかも、主体金具110の先端部113の先端側内表面113bは、径方向外側に凹んだ形態をなし、内側プロテクタ160の外表面160dとによって(先端側内表面113bと外表面160dとの間に)ガス導入空間S2を形成している。このガス導入空間S2は、主体金具110よりも先端側から内側プロテクタ160のガス導入孔167に排気ガスG(被検出ガス)を導くための空間である。
つまり、内側プロテクタ160のガス導入孔167の少なくとも一部は、ガス導入空間S2に露出している。換言すれば、ガス導入孔167は、その基端167cが主体金具110の先端110bよりも基端側に位置し、且つ、当該ガス導入孔167の少なくとも一部がガス導入空間S2に露出している。
このような構造とすることで、本実施形態のガスセンサ100では、図3に矢印で示すように、排気ガスG(その少なくとも一部)を、主体金具110のガス導入空間S2内に導入させ、その後、内側プロテクタ160のガス導入孔167を通じて内側プロテクタ160内に導入させることができる。
なお、図3は、排気管内の排気ガスGが、本実施形態のガスセンサ100(内側プロテクタ160及び外側プロテクタ170)の内部を流れる経路(ガス経路)を示す図である。図3に示すように、ガスセンサ100に向かって排気管内を上流側(図3において左側)から流れてきた排気ガスGは、外側プロテクタ170のガス導入孔177を通じて、空間S1(外側プロテクタ170の第1側壁部174と内側プロテクタ160の側壁部161との間の空間)に導入される。
その後、空間S1内を軸線方向基端側(図3において上側)に流れ、内側プロテクタ160のガス導入孔167を通じて、内側プロテクタ160の内部空間S3内に導入される。なお、一部の排気ガスGは、主体金具110のガス導入空間S2内に導入された後、内側プロテクタ160のガス導入孔167を通じて内側プロテクタ160内に導入される。その後、排気ガスGは、内部空間S3内を軸線方向先端側(図3において下側)に流れ、内側プロテクタ160のガス排出孔166を通じて、内側プロテクタ160の外部に排出される。そして、排気ガスGは、空間S4(外側プロテクタ170のテーパ壁172と内側プロテクタ160の底部162との間の空間)内に導入された後、外側プロテクタ171のガス排出孔176を通じて外部に排出される。
なお、外側プロテクタ171のテーパ壁172は、軸線方向先端側に向かうにしたがって小径となる形態を有している。このため、図3に矢印で示すように、外側プロテクタ171の外部(排気管内)では、テーパ壁172の先端付近(ガス排出孔176の付近)において排気ガスGの流速が高まり、ベンチュリー効果により、テーパ壁172の先端付近(ガス排出孔176の付近)を強い負圧とすることができる。これにより、内部空間S3内の排気ガスGは、テーパ壁172の先端に位置するガス排出孔176側に吸引されるようにして、効率良く速やかに外部に排出される。
このように、本実施形態のガスセンサ100では、外部からガス導入空間S2内に導入された排気ガスGが、内側プロテクタ160のガス導入孔167を通じて内側プロテクタ160内に導入された後、検出素子120の先端部121(ガス通気部123を含む部位)を経由して、検出素子120の先端120bよりも先端側に位置するガス排出孔166を通じて内側プロテクタ160の外部に排出されるように構成されている(図3参照)。
しかも、検出素子120のガス通気部123は、検出素子120の軸線方向について、その基端123cが内側プロテクタ160のガス導入孔167の先端167bよりも基端側に位置し、且つ、当該ガス通気部123の先端123bが内側プロテクタ160のガス導入孔167の基端167cよりも先端側に位置している(図2、図3参照)。このような位置関係とすることで、ガス導入孔167を通じて内側プロテクタ160内に導入された排気ガスGの一部を、適切に、ガス通気部123を通過させることが可能となる。
なお、図2では、軸線方向にかかるガス導入孔167の先端167bの位置を、直線L2で示している。図2には、ガス通気部123の基端123cが、直線L2よりも基端側に位置していることが明示されている。さらに、軸線方向にかかるガス導入孔167の基端167cの位置を、直線L3で示している。図2には、ガス通気部123の先端123bが直線L3よりも先端側に位置していることが明示されている。
しかも、排気ガスGの流れは、ガス導入空間S2に導入された後に内側プロテクタ160のガス導入孔167を通過することで整流(層流)になるため、検出素子120のガス通気部123の周囲において、排気ガスGの流れが整流(層流)になる。前述の特許文献2のガスセンサと異なり、排気ガスGが、内側プロテクタ160のガス導入孔167を通過した後、主体金具110内のガス導入空間S2を経由することなく、検出素子120(ガス通気部123)に進むからである。これにより、排気ガスGを、スムーズにガス通気部123を通過させることが可能となる。従って、本実施形態のガスセンサ100では、良好な応答性を得ることができる。
さらに、本実施形態のガスセンサ100では、ガス導入空間S2を形成する主体金具110の先端部113の先端側内表面113bは、先端側から基端側に向かうにしたがって縮径するテーパ面113bとなっている(図2、図3参照)。このため、ガス導入空間S2に導入された排気ガスGが、テーパ面113bに沿って径方向内側に進み易くなるので、テーパ面113bの径方向内側に位置する内側プロテクタ160のガス導入孔167を通じて、内側プロテクタ160内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性がより一層向上する。
さらに、本実施形態のガスセンサ100では、図2に示すように、内側プロテクタ160のガス導入孔167の基端167cが、軸線方向について、ガス導入空間S2の基端S2E(ガス導入空間S2を形成する主体金具110のテーパ面113bの基端113cに一致する)と同位置に位置している。つまり、ガス導入空間S2の基端S2E(主体金具110のテーパ面113bの基端113c)が、直線L3上に位置している。このため、ガス導入空間S2内に導入された排気ガスGが、テーパ面113bに沿って径方向内側に進んだ後、スムーズに内側プロテクタ160のガス導入孔167を通じて、内側プロテクタ160内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性が向上する。
(変形形態1)
次に、本発明の変形形態1について説明する。本変形形態1のガスセンサ200は、実施形態のガスセンサ100と比較して、内側プロテクタのみが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施形態と異なる点を中心に説明し、その他については説明を省略または簡略化する。
本変形形態1の内側プロテクタ260は、図4及び図5に示すように、基端側(図4、図5において上側)に向かうにしたがって拡径するテーパ環状の鍔部263と、この鍔部263の先端側(図4、図5において下側)に位置して軸線方向(軸線AXに沿った方向)に延びる円筒状の第1側壁部261と、第1側壁部261よりも軸線方向先端側に位置する第2側壁部265と、第2側壁部265の先端側を閉塞する円盤状の底部262とを有している。この内側プロテクタ260は、鍔部263が、セラミックリング133と主体金具110との間に挟まれた態様で、主体金具110に固定されており、自身の内部空間S3内に検出素子120の先端部121を配置している(図4、図5参照)。
第1側壁部261のうち、検出素子120の先端120bよりも基端側の位置には、排気ガスG(被検出ガス)を内側プロテクタ260の外部から内部に導入するガス導入孔267が形成されている。なお、本変形形態1では、同寸法の8個のガス導入孔267が、同一の軸線方向位置で、第1側壁部261の周方向に等間隔で配置されている。これらのガス導入孔267は、いずれも、その少なくとも一部が、主体金具110の先端110bよりも基端側に位置している。
さらに、内側プロテクタ260は、検出素子120の先端120bよりも先端側に位置し、排気ガスGの内部から外部に排出するガス排出孔266を有している。より具体的には、このガス排出孔266は、内側プロテクタ260の第2側壁部265に設けられている。なお、本変形形態1では、同寸法の6個のガス排出孔266が、同一の軸線方向位置で、第2側壁部265の周方向に等間隔で配置されている。
また、本変形形態1でも、検出素子120のガス通気部123は、いずれも、その少なくとも一部が主体金具110の先端110bよりも基端側(図4、図5において上側)に位置している。なお、図5では、軸線方向にかかる主体金具110の先端110bの位置を、直線L1で示している。図5には、ガス通気部123の一部が直線L1よりも基端側に位置していることが明示されている。
なお、本変形形態1では、内側プロテクタ260が、特許請求の範囲に記載の「プロテクタ」に相当する。
ところで、本変形形態1のガスセンサ200でも、図5に示すように、内側プロテクタ260の基端部260cが、主体金具110の内側に配置(挿入)されている。これにより、内側プロテクタ260のガス導入孔267の少なくとも一部を、主体金具110の先端110bよりも基端側(すなわち、主体金具110の内部)に配置させることが可能となる。
しかも、主体金具110の先端部113の先端側内表面113bは、径方向外側に凹んだ形態をなし、内側プロテクタ260の外表面260dとによって(先端側内表面113bと外表面260dとの間に)ガス導入空間S2を形成している。このガス導入空間S2は、主体金具110よりも先端側から内側プロテクタ260のガス導入孔267に排気ガスG(被検出ガス)を導くための空間である。つまり、内側プロテクタ260のガス導入孔267の少なくとも一部は、ガス導入空間S2に露出している。このような構造とすることで、本変形形態1のガスセンサ200でも、図6に矢印で示すように、排気ガスG(その少なくとも一部)を、主体金具110のガス導入空間S2内に導入させ、その後、内側プロテクタ260のガス導入孔267を通じて内側プロテクタ260内に導入させることができる。
なお、図6は、排気管内の排気ガスGが、ガスセンサ200(内側プロテクタ260及び外側プロテクタ170)の内部を流れる経路(ガス経路)を示す図である。図6に示すように、ガスセンサ200に向かって排気管内を上流側(図6において左側)から流れてきた排気ガスGは、外側プロテクタ170のガス導入孔177を通じて、空間S1(外側プロテクタ170の第1側壁部174と内側プロテクタ260の第1側壁部261との間の空間)に導入される。
その後、空間S1内を軸線方向基端側(図6において上側)に流れ、内側プロテクタ260のガス導入孔267を通じて、内側プロテクタ260の内部空間S3内に導入される。なお、一部の排気ガスGは、主体金具110のガス導入空間S2内に導入された後、内側プロテクタ260のガス導入孔267を通じて内側プロテクタ260内に導入される。
さらに、排気ガスGは、内部空間S3内を軸線方向先端側(図6において下側)に流れ、内側プロテクタ260のガス排出孔266を通じて、内側プロテクタ260の外部に排出される。そして、排気ガスGは、空間S4a(外側プロテクタ170の第2側壁部175と内側プロテクタ260の第2側壁部265との間の空間)内に導入された後、空間S4b(外側プロテクタ170のテーパ壁172と内側プロテクタ260の底部262との間の空間)内を経由して、外側プロテクタ171のガス排出孔176を通じて外部に排出される。
このように、本変形形態1のガスセンサ200でも、外部からガス導入空間S2内に導入された排気ガスGが、内側プロテクタ260のガス導入孔267を通じて内側プロテクタ260内に導入された後、検出素子120の先端部121(ガス通気部123を含む部位)を経由して、検出素子120の先端120bよりも先端側に位置するガス排出孔266を通じて内側プロテクタ260の外部に排出されるように構成されている(図6参照)。
しかも、検出素子120のガス通気部123は、検出素子120の軸線方向について、その基端123cが内側プロテクタ260のガス導入孔267の先端267bよりも基端側に位置し、且つ、当該ガス通気部123の先端123bが内側プロテクタ260のガス導入孔267の基端267cよりも先端側に位置している(図5、図6参照)。このような位置関係とすることで、ガス導入孔267を通じて内側プロテクタ260内に導入された排気ガスGの一部を、適切に、ガス通気部123を通過させることが可能となる。
なお、図5では、軸線方向にかかるガス導入孔267の先端267bの位置を、直線L2で示している。図5には、ガス通気部123の基端123cが、直線L2よりも基端側に位置していることが明示されている。さらに、軸線方向にかかるガス導入孔267の基端267cの位置を、直線L3で示している。図5には、ガス通気部123の先端123bが直線L3よりも先端側に位置していることが明示されている。
しかも、排気ガスGの流れは、ガス導入空間S2内に導入された後に内側プロテクタ260のガス導入孔267を通過することで整流(層流)になるため、検出素子120のガス通気部123の周囲において、排気ガスGの流れが整流(層流)になる。これにより、排気ガスGを、スムーズにガス通気部123を通過させることが可能となる。従って、本変形形態1のガスセンサ200でも、良好な応答性を得ることができる。
さらに、本変形形態1のガスセンサ200でも、ガス導入空間S2を形成する主体金具110の先端部113の先端側内表面113bは、先端側から基端側に向かうにしたがって縮径するテーパ面113bとなっている(図5、図6参照)。このため、ガス導入空間S2に導入された排気ガスGが、テーパ面113bに沿って径方向内側に進み易くなるので、テーパ面113bの径方向内側に位置する内側プロテクタ260のガス導入孔267を通じて、内側プロテクタ260内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性がより一層向上する。
さらに、本変形形態1のガスセンサ200では、図5に示すように、内側プロテクタ260のガス導入孔267の基端267cが、軸線方向について、ガス導入空間S2の基端S2E(ガス導入空間S2を形成する主体金具110のテーパ面113bの基端113cに一致する)と同位置に位置している。つまり、ガス導入空間S2の基端S2E(主体金具110のテーパ面113bの基端113c)が、直線L3上に位置している。このため、ガス導入空間S2内に導入された排気ガスGが、テーパ面113bに沿って径方向内側に進んだ後、スムーズに内側プロテクタ260のガス導入孔267を通じて、内側プロテクタ260内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性が向上する。
(変形形態2)
次に、本発明の変形形態2について説明する。本変形形態2のガスセンサ300は、実施形態のガスセンサ100と比較して、主体金具及びプロテクタが異なり、その他については同様である。従って、ここでは、実施形態と異なる点を中心に説明し、その他については説明を省略または簡略化する。
実施形態のガスセンサ100では、内側プロテクタ160と外側プロテクタ170の2つのプロテクタを設けた(図1参照)。これに対し、本変形形態2のガスセンサ300は、図7に示すように、1つのプロテクタ360のみを有している。
また、本変形形態2の主体金具310は、実施形態の主体金具110と比較して、工具係合部317よりも基端側に位置する部位の軸線方向長さ(図7において上下方向の長さ)を長くしている。さらに、本変形形態2の主体金具310は、実施形態の主体金具110よりも、ガス導入空間S2を大きくしている。
本変形形態2のプロテクタ360は、図7及び図8に示すように、基端側(図7及び図8において上側)に向かうにしたがって拡径するテーパ環状の鍔部363と、この鍔部363の先端側(図7及び図8において下側)に位置して軸線方向(軸線AXに沿った方向)に延びる円筒状の側壁部361と、側壁部361よりも軸線方向先端側に位置するテーパ壁365と、テーパ壁365の先端側に位置する底部362とを有している。なお、テーパ壁365は、軸線方向先端側ほど小径となるテーパ筒状(円錐台筒状)をなしている。
このプロテクタ360は、鍔部363が、セラミックリング133と主体金具310との間に挟まれた態様で、主体金具310に固定されており、自身の内部空間S3内に検出素子120の先端部121を配置している(図7及び図8参照)。
プロテクタ360の側壁部361のうち、検出素子120の先端120bよりも基端側の位置には、排気ガスG(被検出ガス)をプロテクタ360の外部から内部に導入するガス導入孔367が形成されている。なお、本変形形態2でも、同寸法の8個のガス導入孔367が、同一の軸線方向位置で、側壁部361の周方向に等間隔で配置されている。これらのガス導入孔367は、いずれも、その少なくとも一部(本変形形態2では全部)が、主体金具310の先端310bよりも基端側に位置している。
さらに、プロテクタ360は、検出素子120の先端120bよりも先端側に位置し、排気ガスGを内部から外部に排出するガス排出孔366を有している。より具体的には、このガス排出孔366は、プロテクタ360の底部366に設けられている。
また、本変形形態2でも、検出素子120のガス通気部123は、いずれも、その少なくとも一部(本変形形態2では全部)が主体金具310の先端310bよりも基端側(図7及び図8において上側)に位置している。なお、図8では、軸線方向にかかる主体金具310の先端310bの位置を、直線L1で示している。図8には、ガス通気部123の全部が直線L1よりも基端側に位置していることが明示されている。
ところで、本変形形態2のガスセンサ300でも、図8に示すように、プロテクタ360の基端部360cが、主体金具310の内側に挿入(配置)されている。これにより、プロテクタ360のガス導入孔367の少なくとも一部を、主体金具310の先端310bよりも基端側(すなわち、主体金具310の内部)に配置させることが可能となる。
しかも、主体金具310の先端部313の先端側内表面313bは、径方向外側に凹んだ形態をなし、プロテクタ360の外表面360dとによって(先端側内表面313bと外表面360dとの間に)ガス導入空間S2を形成している。このガス導入空間S2は、主体金具310よりも先端側から内側プロテクタ360のガス導入孔367に排気ガスG(被検出ガス)を導くための空間である。つまり、プロテクタ360のガス導入孔367の少なくとも一部(本変形形態2では全部)は、ガス導入空間S2に露出している。このような構造とすることで、本変形形態2のガスセンサ300でも、図9に矢印で示すように、排気ガスGを、主体金具310のガス導入空間S2内に導入させ、その後、プロテクタ360のガス導入孔367を通じてプロテクタ360内に導入させることができる。
なお、図9は、排気管内の排気ガスGが、ガスセンサ300(主体金具310及びプロテクタ360)の内部を流れる経路(ガス経路)を示す図である。図9に示すように、ガスセンサ300に向かって排気管内を上流側(図9において左側)から流れてきた排気ガスGは、主体金具310のガス導入空間S2内に導入された後、ガス導入空間S2内を軸線方向基端側(図9において上側)に流れ、プロテクタ360のガス導入孔367を通じて、プロテクタ360の内部空間S3内に導入される。その後、排気ガスGは、内部空間S3内を軸線方向先端側(図9において下側)に流れ、プロテクタ360のガス排出孔366を通じて外部に排出される。
このように、本変形形態2のガスセンサ300でも、外部からガス導入空間S2内に導入された排気ガスGが、プロテクタ360のガス導入孔367を通じてプロテクタ360内に導入された後、検出素子120の先端部121(ガス通気部123を含む部位)を経由して、検出素子120の先端120bよりも先端側に位置するガス排出孔366を通じてプロテクタ360の外部に排出されるように構成されている(図9参照)。
しかも、検出素子120のガス通気部123は、検出素子120の軸線方向について、その基端123cがプロテクタ360のガス導入孔367の先端367bよりも基端側に位置し、且つ、当該ガス通気部123の先端123bがプロテクタ360のガス導入孔367の基端367cよりも先端側に位置している(図8、図9参照)。このような位置関係とすることで、ガス導入孔367を通じてプロテクタ360内に導入された排気ガスGの一部を、適切に、ガス通気部123を通過させることが可能となる。
なお、図8では、軸線方向にかかるガス導入孔367の先端367bの位置を、直線L2で示している。図8には、ガス通気部123の基端123cが、直線L2よりも基端側に位置していることが明示されている。さらに、軸線方向にかかるガス導入孔367の基端367cの位置を、直線L3で示している。図8には、ガス通気部123の先端123bが直線L3よりも先端側に位置していることが明示されている。
しかも、排気ガスGの流れは、ガス導入空間S2内に導入された後にプロテクタ360のガス導入孔367を通過することで整流(層流)になるため、検出素子120のガス通気部123の周囲において、排気ガスGの流れが整流(層流)になる。これにより、排気ガスGを、スムーズにガス通気部123を通過させることが可能となる。従って、本変形形態2のガスセンサ300でも、良好な応答性を得ることができる。
さらに、本変形形態2のガスセンサ300では、ガス導入空間S2を形成する主体金具310の先端部313の先端側内表面313bが、先端側から基端側に向かうにしたがって縮径するテーパ面313cを有している(図8、図9参照)。このため、ガス導入空間S2に導入された排気ガスGが、テーパ面313cに沿って径方向内側に進み易くなるので、テーパ面313cの径方向内側に位置するプロテクタ360のガス導入孔367を通じて、プロテクタ360内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性がより一層向上する。
さらに、本変形形態2のガスセンサ300では、図8に示すように、内側プロテクタ360のガス導入孔367の基端367cが、軸線方向について、ガス導入空間S2の基端S2E(ガス導入空間S2を形成する主体金具310の先端側内表面313bの基端313dに一致する)よりも基端側(図8において上方)に位置している。このため、ガス導入空間S2内に導入された排気ガスGが、テーパ面313cに沿って径方向内側に進んだ後、スムーズに内側プロテクタ360のガス導入孔367を通じて、内側プロテクタ360内に導入されやすくなる。これにより、ガスセンサの応答性が向上する。
以上において、本発明を実施形態及び変形形態1,2に即して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態等では、ガスセンサとして、全領域空燃比センサを例示したが、本発明は、酸素センサ、NOxセンサ、HCセンサ等にも適用することができる。
また、実施形態及び変形形態では、ガス通気部123が、「検出素子120の内部に設けられたガス測定室と検出素子の外部とを繋ぐ通路に設けられた多孔質体」である場合を例示した。しかしながら、本発明は、ガス通気部が、特開2007−33114号の図1に記載された電極保護層や、特開2004−191328号の図3に記載された拡散抵抗層のような、「検出素子の表面に露出するように設けられると共に、検出素子の内部に設けられた電極と検出素子の外部との間に介在する多孔質部」である場合にも適用することができる。さらに、本発明は、ガス通気部が、特開2011−227061の図3に記載された外部連通部や、特開2008−298781の図1に記載されたガス流通孔のような、「検出素子の内部に設けられたガス測定室と検出素子の外部とを繋ぐ通路」である場合にも適用することができる。
100,200,300 ガスセンサ
110,310 主体金具
110b,310b 主体金具の先端
113,313 主体金具の先端部
113b 主体金具の先端側内表面(テーパ面)
120 検出素子
121 検出素子の先端部
123 ガス通気部
160,260 内側プロテクタ(プロテクタ)
160c,260c 内側プロテクタの基端部
166,266 内側プロテクタのガス排出孔
167,267 内側プロテクタのガス導入孔
170 外側プロテクタ
176 外側プロテクタのガス排出孔
177 外側プロテクタのガス導入孔
313b 主体金具の先端側内表面
313c 主体金具のテーパ面
360 プロテクタ
360c プロテクタの基端部
366 プロテクタのガス排出孔
367 プロテクタのガス導入孔
AX 軸線
G 排気ガス(被検出ガス)
S2 ガス導入空間

Claims (3)

  1. 軸線方向の基端側から先端側に延びる形態をなし、被検出ガス中の特定ガス成分を検出する検出素子と、
    上記検出素子の周囲を取り囲む筒状の主体金具と、
    上記検出素子の先端部の周囲を取り囲む筒状のプロテクタと、を備え、
    上記検出素子の上記先端部には、上記被検出ガスの通気を許容するガス通気部を有し、
    上記プロテクタは、上記検出素子の先端よりも基端側に位置して上記被検出ガスを自身の外部から内部に導入するガス導入孔と、上記検出素子の先端よりも先端側に位置して上記被検出ガスを自身の内部から外部に排出するガス排出孔と、を有する
    ガスセンサにおいて、
    上記検出素子の上記ガス通気部は、その少なくとも一部が上記主体金具の先端よりも基端側に位置し、
    上記プロテクタは、上記ガス導入孔の少なくとも一部が上記主体金具の先端よりも基端側に位置する状態で、上記主体金具の内側に挿入されてなり、
    上記主体金具の先端側内表面と上記プロテクタの外表面とは、両者の間に、上記主体金具よりも先端側から上記プロテクタの上記ガス導入孔に上記被検出ガスを導くためのガス導入空間を形成してなり、
    上記検出素子の上記ガス通気部は、その基端が上記ガス導入孔の先端よりも基端側に位置し、且つ、当該ガス通気部の先端が上記ガス導入孔の基端よりも先端側に位置してなるガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、
    前記ガス導入空間を形成する前記主体金具の前記先端側内表面は、先端側から基端側に向かうにしたがって縮径するテーパ面を含む
    ガスセンサ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスセンサであって、
    前記プロテクタの前記ガス導入孔の基端は、前記軸線方向について、前記ガス導入空間の基端と同位置若しくはそれよりも基端側に位置する
    ガスセンサ。
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