JP6086855B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、被検出ガス中に晒される検出素子を被水から保護するプロテクタを備えたガスセンサに関するものである。
従来、自動車などの排気ガス中の特定ガス、例えばNOx(窒素酸化物)や酸素などの濃度に応じ、大きさの異なる起電力が生じたり、抵抗値が変化したりする検出素子を備えたガスセンサが知られている。このガスセンサは自動車の排気管等に取り付けられて使用されるが、検出素子を加熱したり検出素子が高温の排気ガス中に晒されたりすることで、検出素子が高温となるのに対し、排気ガスに含まれる水分(水滴)が検出素子に付着(被水)することにより検出素子が熱衝撃を受けると、クラックや割れが生ずる虞がある。そこでガスセンサには検出素子を覆うプロテクタが装着され、検出素子が被水から保護されている。
例えば、特許文献1に記載のガスセンサでは、プロテクタは、検出素子を覆う内側プロテクタと、当該内側プロテクタを覆う外側プロテクタの二重構造となっている。当該外側プロテクタには、排気ガスを内部に導入する為のガス導入孔が形成されている。凝縮水のプロテクタ内への浸入を低減すためにはガス導入孔の開口面積を絞る必要があるが、排気ガスの導入のための開口面積がある程度必要である。従って、特許文献1に記載のガスセンサでは、ガス導入孔はガスセンサの軸線方向に長細い孔形状に形成されている。
特開2011−145145号公報
しかしながら、図15に示すように、ガス導入孔が縦長の孔の場合、水滴が当該ガス導入孔上部から孔をすり抜けて浸入すると、内側プロテクタのガス導入孔がすぐ近くにあるため素子に被水する危険性が高くなってしまうという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、検出素子を覆うプロテクタ内への排気ガスの導入効率を落とさず、検出素子の被水を確実に防止することができるガスセンサを提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、軸線方向に延び、先端側に被検出ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する検出素子と、前記検出部を自身の先端部から突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで保持する主体金具と、内側周壁およびその先端側に先端壁を有し、自身の内部に前記検出部を直接面する形で収容しつつ、基端側の開口端部が前記主体金具の前記先端部に固定されると共に、前記内側周壁の前記検出素子に対向する位置に前記被検出ガスを自身の内部に導入するための内側導入孔が形成された内側プロテクタと、前記内側周壁との間に空隙を有しつつ前記内側周壁を取り囲む外側周壁を有し、前記外側周壁に前記被検出ガスを前記空隙に導入するための外側導入孔が形成された外側プロテクタと、を備え、前記内側導入孔および前記外側導入孔のいずれか一方は、少なくとも前記内側周壁および前記外側周壁のいずれか一方の周方向に複数設けられ、前記周方向における開口長さが前記周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状であることを特徴とするガスセンサが提供される。
第1態様のガスセンサでは、前記内側導入孔および前記外側導入孔のいずれか一方は、少なくとも前記内側周壁および前記外側周壁のいずれか一方の周方向に複数設けられ、前記周方向における開口長さが前記周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状であるので、検出素子を覆うプロテクタ内への排気ガスの導入効率を落とさず、導入孔がガスセンサの軸線方向に長細い孔形状に比して検出素子の被水を確実に防止することができる。従って、検出素子に水滴が付着して検出素子が破損することを防止できる。
本発明の第2態様によれば、軸線方向に延び、先端側に被検出ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する検出素子と、前記検出部を自身の先端部から突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで保持する主体金具と、内側周壁およびその先端側に先端壁を有し、自身の内部に前記検出部を直接面する形で収容しつつ、基端側の開口端部が前記主体金具の前記先端部に固定されると共に、前記内側周壁の前記検出素子に対向する位置に前記被検出ガスを自身の内部に導入するための内側導入孔が形成された内側プロテクタと、前記内側周壁との間に空隙を有しつつ前記内側周壁を取り囲む外側周壁を有し、前記外側周壁に前記被検出ガスを前記空隙に導入するための外側導入孔が形成された外側プロテクタと、を備え、前記内側導入孔および前記外側導入孔のいずれか一方は、少なくとも前記内側周壁および前記外側周壁のいずれか一方の周方向に複数設けられた孔部であり、一つの当該孔部は、前記周方向における開口長さが前記周方向と直交する方向における開口長さより小さい縦孔形状の孔部を複数前記周方向に近接させて形成した横孔相当の孔部であることを特徴とするガスセンサが提供される。
第2態様のガスセンサでは、プロテクタに形成された前記導入孔は、前記周壁の周方向に複数設けられた孔部であり、一つの当該孔部は、前記周方向における開口長さが前記周方向と直交する方向における開口長さより小さい縦孔形状の孔部を複数前記周方向に近接させて形成した横孔相当の孔部であるので、導入孔の部分の強度を低下させず、且つ、検出素子を覆うプロテクタ内への排気ガスの導入効率を低下させない。また、導入孔がガスセンサの軸線方向に長細い孔形状に比して検出素子の被水を確実に防止することができる。従って、検出素子に水滴が付着して検出素子が破損することを防止できる。
また、前記外側プロテクタの前記外側周壁の外周長さをL1とし、前記外側プロテクタの前記外側周壁を軸線方向に対して垂直な面に投影した場合の前記外側導入孔の周方向の長さの合計をL2とした場合に、L2/L1が0.3以上であるようにしてもよい。L2/L1が0.3以上であれば、外側導入孔の通気が十分であり、検出素子10の応答性が悪化せず、外側導入孔がガスセンサの軸線方向に長細い孔形状に比して検出素子の被水を確実に防止することができる。
また、前記内側プロテクタの前記内側周壁の外周長さをL5とし、前記内側プロテクタの前記内側周壁を軸線方向に対して垂直な面に投影した場合の前記内側導入孔の周方向の長さの合計をL6とした場合に、L6/L5が0.3以上であるようにしてもよい。L6/L5が0.3以上であれば、内側導入孔の通気が十分であり、検出素子10の応答性が悪化せず、内側導入孔がガスセンサの軸線方向に長細い孔形状に比して検出素子の被水を確実に防止することができる。
また、L2/L1またはL6/L5が0.52以上であるようにしてもよい。この場合には、外側導入孔または内側導入孔が横孔として通気が十分であり、検出素子10の応答性が悪化せず、外側導入孔または内側導入孔がガスセンサの軸線方向に長細い孔形状に比して検出素子の被水を確実に防止することができる。
また、前記外側プロテクタの前記外側周壁の周方向における前記外側導入孔の長さをL3、当該L3と直交する方向における前記外側導入孔の長さをL4とした場合に、L3/L4が3以上であるようにしてもよい。この場合には、外側導入孔が横孔として十分に機能することができる。
また、前記内側プロテクタの前記内側周壁の周方向における前記内側導入孔の長さをL7、当該L7と直交する方向における前記内側導入孔の長さをL8とした場合に、L7/L8が3以上であるようにしてもよい。この場合には、内側導入孔が横孔として十分に機能することができる。
また、 前記外側プロテクタを前記軸線方向と直交し且つ前記外側導入孔を通る平面で切断した円断面を、その中心を通る直線により複数分割した場合に、当該分割した各領域に前記外側導入孔が少なくとも一つ存在するようにしてもよい。この場合には、分割した各領域に外側導入孔が設けられるので、ガスセンサの排気流路への取り付けの回転角度に制限がない。
また、 前記内側プロテクタを前記軸線方向と直交し且つ前記内側導入孔を通る平面で切断した円断面を、その中心を通る直線により複数分割した場合に、当該分割した各領域に前記内側導入孔が少なくとも一つ存在するようにしてもよい。この場合には、分割した各領域に内側導入孔が設けられるので、ガスセンサの排気流路への取り付けの回転角度に制限がない。
また、前記外側導入孔は、前記横孔形状の孔部、及び、前記横孔相当の孔部の少なくとも一つから構成されようにしてもよい。
また、前記内側導入孔は、前記横孔形状の孔部、及び、前記横孔相当の孔部の少なくとも一つから構成されようにしてもよい。
また、前記内側導入孔に対向する位置以外の前記外側プロテクタの前記外側周壁に前記外側導入孔が設けられているようにしてもよい。
この場合には、前記内側導入孔に対向する位置以外の前記外側プロテクタの前記外側周壁に前記外側導入孔が設けられているので、外側導入孔から進入した水滴は、内側導入孔には届かず、内側プロテクタの内側周壁に衝突する。従って、検出素子の被水を確実に防止することができる。また、検出素子を覆うプロテクタ内への排気ガスの導入効率を落とすこともない。
また、前記外側導入孔は、前記外側プロテクタの前記外側周壁において、最基端側にある前記内側導入孔よりも前記軸線方向の先端側に設けられているようにしてもよい。この外側導入孔から進入した水滴は、内側導入孔には届かず、内側プロテクタの内側周壁に衝突し、外側プロテクタの先端側から排出される。従って、検出素子の被水を確実に防止することができる。
また、前記外側導入孔は、前記外側プロテクタの前記外側周壁において、前記軸線方向に複数設けられているようにしてもよい。この場合には、これらの外側導入孔から進入する排気ガスの量は十分であり、検出素子の排気ガスに対する検出値の応答が遅れることもない。また、外側プロテクタの外側周壁の全周に渡って、外側導入孔が設けられるので、ガスセンサの排気流路への取り付けの回転角度に制限がない。
また、前記内側導入孔は、前記内側プロテクタの前記内側周壁において、前記軸線方向に複数設けられているようにしてもよい。この場合には、これらの内側導入孔から進入する排気ガスの量は十分であり、検出素子の排気ガスに対する検出値の応答が遅れることもない。また、内側プロテクタの内側周壁の全周に渡って、内側導入孔が設けられるので、ガスセンサの排気流路への取り付けの回転角度に制限がない。
ガスセンサ1の部分断面図である。 図1と同方向から見た第一実施の形態のプロテクタ100の正面図である。 図1の断面と同方向の第一実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 第二実施の形態のプロテクタ100の正面図である。 図1の断面と同方向の第二実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 第三実施の形態のプロテクタ100の正面図である。 図1の断面と同方向の第三実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 外側プロテクタ110の斜視図である。 外側プロテクタ110の外側周壁112の円周長さL1を示す平面図である。 外側プロテクタ110を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、外側導入孔170の外側周壁112の周方向の個別の長さM2を示す平面図である。 外側プロテクタ110の斜視図である。 外側プロテクタ110を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、外側導入孔170の外側周壁112の周方向の個別の長さM2を示す平面図である。 外側導入孔170の正面図である。 第一比較例(従来技術)のプロテクタ100の正面図である。 図1の断面と同方向の第一比較例(従来技術)のプロテクタ100の縦断面図である。 第二比較例のプロテクタ100の正面図である。 第三比較例のプロテクタ100の正面図である。 第一解析シミュレーションの結果のグラフである。 第四実施の形態のプロテクタ100の正面図である。 図1の断面と同方向の第四実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 第四実施の形態のプロテクタ100の横断面図である。 第五実施の形態のプロテクタ100の正面図である。 図1の断面と同方向の第五実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 第五実施の形態のプロテクタ100の横断面図である。 第二解析シミュレーションの結果のグラフである。 外側導入孔170の変形例の正面図である。 図1の断面と同方向の第四比較例のプロテクタ100の縦断面図である。 図1の断面と同方向の第六実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 図1の断面と同方向の第七実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 図1の断面と同方向の第八実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。 第三解析シミュレーションの結果のグラフである。 図1の断面と同方向の第九実施の形態のプロテクタ100の縦断面図である。
以下、本発明を具体化したガスセンサの第一実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1〜図3ではガスセンサ1の軸線O方向(1点鎖線で示す。)を上下方向として図示し、内部に保持する検出素子10の検出部11側をガスセンサ1の先端側、後端部12側(図2参照)をガスセンサ1の後端側として説明する。
図1に示すガスセンサ1は、自動車の排気管(図示外)に取り付けられ、内部に保持する検出素子10の検出部11が排気管内を流通する排気ガスに曝されて、その排気ガス中に含まれる被検出ガスとしての酸素濃度を検出する、いわゆる酸素センサを一例とする。
検出素子10は公知にあるような軸線O方向に延びる細幅の板形状をなし、酸素濃度の検出を行うガス検出体と、そのガス検出体を早期活性化させるために加熱を行うヒータ体とが互いに貼り合わされ、略角柱状をなす積層体として一体化されたものである。なお、図1、図2では、紙面左右方向を板厚方向、紙面表裏方向を板幅方向として示している。ガス検出体はジルコニアを主体とする固体電解質体や白金を主体とする検出電極などから構成され(図示せず)、その検出電極は、検出素子10の先端側の検出部11に配置されている。また、検出素子10の後端側の後端部12には、ガス検出体やヒータ体から電極を取り出すための6つの電極パッド16(図1ではそのうちの2つを図示している。)が形成されている。なお、本実施の形態では検出素子10を本発明における「検出素子」として説明を行うが、厳密には、検出素子の構成としてヒータ体は必ずしも必要ではなく、ガス検出体が本発明の「検出素子」に相当する。
検出素子10の胴部13の中央よりやや先端側の位置には、有底筒状ながら底壁に開口25を有する金属製の金属カップ20が配置されている。検出素子10は、開口25を通じて金属カップ20に挿通されており、開口25から先端側に、検出部11が突出されている。金属カップ20は主体金具50内に検出素子10を保持するための部材であり、底壁の縁部分には、底壁から外周壁にかけてテーパ状をなす先端周縁部23が形成されている。金属カップ20内には、アルミナ製のセラミックリング21と、滑石粉末を圧縮して固めた滑石リング22とが検出素子10の周囲を取り巻きつつ軸線O方向に層状に配置され、収容されている。滑石リング22は金属カップ20内で押し潰されて細部に充填されており、これにより、検出素子10が金属カップ20内で位置決めされて、保持されている。
金属カップ20と一体となった検出素子10は、その周囲を、SUS430等の低炭素鋼からなる筒状の主体金具50に取り囲まれて保持されている。主体金具50はガスセンサ1を自動車の排気管(図示外)に取り付け固定するためのものであり、外周先端側に、排気管への取り付け用の雄ねじが形成された取付部51が設けられている。この取付部51よりも先端側には、後述するプロテクタ100が係合される先端係合部56が形成されている。また、主体金具50の外周中央には取り付け用の工具が係合する工具係合部52が形成されている。工具係合部52の後端側には、後述する外筒30が係合される後端係合部57が形成されており、さらにその後端側に、主体金具50内に検出素子10を加締め保持するための加締部53が形成されている。そして工具係合部52と取付部51との間には、排気管に取り付けた際のガス抜けを防止する環状のガスケット55が嵌挿されている。
次に、主体金具50の内周には、取付部51付近に段状の部位が設けられており、その段状の部位には、前述した検出素子10を保持する金属カップ20の先端周縁部23が係止されている。そして主体金具50の内周には、滑石リング26が、自身に検出素子10を挿通させた状態で、金属カップ20の後端側から装填されている。さらにその滑石リング26を後端側から押さえるように、筒状のスリーブ27が、自身に検出素子10を挿通させつつ主体金具50内に嵌め込まれている。スリーブ27の後端側外周には、段状をなす肩部28が形成されており、その肩部28に、円環状のパッキン29が配置されている。この状態で主体金具50の加締部53が内向きに加締められ、パッキン29を介し、スリーブ27の肩部28を先端側に向けて押圧している。この加締めによって、スリーブ27に押圧された滑石リング26が主体金具50内で押し潰されて、細部にわたって充填されている。そして、この滑石リング26と、金属カップ20内にあらかじめ装填された滑石リング22とによって、金属カップ20および検出素子10が、主体金具50内で位置決め保持される。
検出素子10の後端部12は、主体金具50の後端(加締部53)よりも後方に突出されており、その後端部12に、絶縁性セラミックスからなる筒状のセパレータ60が被せられている。セパレータ60は、先端側セパレータ63と後端側セパレータ64とからなり、先端側セパレータ63に設けられた鍔状の鍔部62に、後端側セパレータ64が係合している。先端側セパレータ63は、検出素子10の後端部12に形成された6つの電極パッド16と、電極パッド16のそれぞれと電気的に接続される6つの接続端子61(図1ではそのうちの1つを図示している。)との接続部位を内部に収容して保持している。後端側セパレータ64は、各接続端子61とガスセンサ1の外部に引き出される6本のリード線65(図1ではそのうちの4本を図示している。)との接続部位を内部に収容している。
そして、セパレータ60が嵌められた検出素子10の後端部12の周囲を囲うように、ステンレス(例えばSUS304)製で筒状の外筒30が配設されている。外筒30は、先端側の開口端31が、主体金具50の後端係合部57の外周に係合されている。その開口端31は外周側から加締められ、さらに外周を一周してレーザ溶接が施されて、後端係合部57に接合されており、これにより、外筒30と主体金具50とが一体となっている。
また、外筒30と先端側セパレータ63との間の間隙には、金属製で筒状の保持金具70が配設されている。保持金具70は、自身の後端を内側に折り曲げて構成した支持部71を有し、その支持部71に、自身の内部に挿通される先端側セパレータ63の鍔部62を係合させて、先端側セパレータ63を保持している。この状態で、保持金具70が配置された部分の外筒30の外周面が内向きに加締められることにより、先端側セパレータ63を支持した保持金具70が外筒30に固定されている。
次に、外筒30の後端側の開口には、フッ素系ゴム製のグロメット75が嵌合されている。グロメット75は6つの挿通孔76(図1ではそのうちの1つを図示している。)を有し、各挿通孔76に、セパレータ60から引き出された上記6本のリード線65が気密に挿通されている。この状態でグロメット75は、後端側セパレータ64を先端側セパレータ63に押圧しつつ、外筒30の外周から加締められて、外筒30の後端に固定されている。
一方、主体金具50に保持された検出素子10の検出部11は、主体金具50の先端部(先端係合部56)より突出されている。この先端係合部56には、プロテクタ100が嵌められ、スポット溶接やレーザ溶接によって固定されている。プロテクタ100は、検出素子10の検出部11を、排気ガス中のデポジット(燃料灰分やオイル成分など被毒性の付着物質)による汚損や被水などによる折損等から保護するためのものである。
以下、第一実施の形態のプロテクタ100の構造について、図2及び図3を参照して説明する。図2及び図3に示すプロテクタ100は、内側周壁122およびその先端側に先端壁124を有する有底円筒状をなす内側プロテクタ120と、内側周壁122の径方向周囲を外側周壁112で取り囲む筒状をなす外側プロテクタ110とから構成される2重構造を有する。この内側プロテクタ120の内側周壁122の外表面126と、外側プロテクタ110の外側周壁112の内表面117との間には空隙から成るガス分離室119が形成されている。
内側プロテクタ120は、その外径が主体金具50の先端係合部56よりも小さく形成されており、検出素子10の検出部11を直接面する形で収容する。また、開口端側(後端側)の基端部121は、先端係合部56の外周に係合するように拡径されている。また、先端壁124の周縁部分は内側周壁122へ向けてテーパ状に拡がるテーパ部123として構成されている。この内側プロテクタ120の内側周壁122には、軸線O方向で基端部121寄りの位置であって検出素子10の検出部11に対向する位置に、周方向に沿って複数(本実施の形態では12個)の内側導入孔125が開口されている。内側導入孔125は、後述する外側プロテクタ110の外側導入孔170を介してガス分離室119に導入される排気ガスのうち、主にガス成分を、内側プロテクタ120の内部、すなわち検出素子10の検出部11が露出されたガス検出室129内に導入するための孔である。
また、基端部121の外周から後述する外側プロテクタ110ごとレーザ溶接が施されており、内側プロテクタ120は主体金具50の先端係合部56に固定されている。そして、内側プロテクタ120の先端壁124には、排出口160が開口されている。内側プロテクタ120内(ガス検出室129内)に進入した水滴は、この排出口160を介してプロテクタ100の外部に排出される。また、内側導入孔125を介してガス検出室129内に導入されるガス成分も、この排出口160を介して外部に排出され、ガス検出室129内のガス交換が行われるように構成されている。
次に、外側プロテクタ110は、一方の開口端が拡径され、基端部111として、内側プロテクタ120の基端部121の外周に係合されている。外側プロテクタ110の基端部111を内側プロテクタ120の基端部121に重ねた状態で、基端部111の外周面側から基端部121を貫通して主体金具50(図1参照)の先端係合部56に達するレーザ溶接が基端部111の外周を一周しつつ施されている。これにより、外側プロテクタ110と内側プロテクタ120とが主体金具50に固定されている。
また、この外側プロテクタ110の先端部113は、内側プロテクタ120のテーパ部123付近にて内側に折り曲げられている。これにより、内側プロテクタ120の内側周壁122の外表面126と外側プロテクタ110の内表面117との間の空隙が先端側にて閉塞されて、上記のガス分離室119として構成される。そしてテーパ状の内側プロテクタ120のテーパ部123は、外側プロテクタ110の先端部113よりも軸線O方向先端側に向けて突出された形態となる。外側プロテクタ110の先端部113と、内側プロテクタ120のテーパ部123とは角度は異なるが連続するテーパをなす。
次に、外側プロテクタ110の外側周壁112には、外側プロテクタ110の外部とガス分離室119とを連通する複数(本実施の形態では4個)の外側導入孔170が、周方向に沿って均等間隔で形成されている。外側導入孔170は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成されている(つまり外側導入孔170の後端の位置が、内側導入孔125の先端の位置よりも先端側に配置されている。)。従って、内側導入孔125に対向する位置以外の外側プロテクタ110の外側周壁112に外側導入孔170が設けられる。また、外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。外側導入孔170の周方向の長さと、外側周壁112の外周長さとの関係等については後述する。
このような構成をなすガスセンサ1が内燃機関の排気管に取り付けられた場合、軸線O方向先端側を重力方向下向きにして取り付けられ、主体金具50の取付部51よりも先端側が排気管内に露出される。排気管内を流通する排気ガスは、少なくとも軸線O方向とは異なる方向(例えば軸線Oに直交する方向)から図2に示すプロテクタ100に衝突し、外側プロテクタ110の外側導入孔170からガス分離室119内に導入される。このときに、排気ガス中に含まれる相対的に重い水分(水滴)と、相対的に軽いガス成分とが分離される。このときに、外側導入孔170が、軸線O方向において内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成され、且つ、外側プロテクタ110の外側周壁112の周方向に沿って形成されているので、外側導入孔170からガス分離室119に進入した水滴が内側プロテクタ120の内側導入孔125からガス検出室129内に入ることを防止できる。また、外側導入孔170は外側プロテクタ110の外側周壁112の周方向に沿って複数、且つ、所定長さ形成されているので、外側導入孔170からガス分離室119に進入する排気ガスの量は十分であり、検出素子10の排気ガスに対する検出値の応答が遅れることもない。
次に、図4及び図5を参照して、第二実施の形態のガスセンサ1のプロテクタ100を説明する。第二実施の形態のガスセンサ1は第一実施の形態とは、外側プロテクタ110の外側導入孔170の構造が第一実施の形態と異なるのみで、他の構造は同じである。以下、異なる点のみ説明する。
以下、第二実施の形態の外側プロテクタ110の外側導入孔170の構造について説明する。第二実施の形態の外側プロテクタ110では、外側周壁112には、外側プロテクタ110の外部とガス分離室119とを連通する複数の外側導入孔170が周方向に沿って形成されている。外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、外側導入孔170は、軸線O方向において、外側周壁112に2列形成されている。さらに、軸線O方向において、一方の外側導入孔170の端部が他方の外側導入孔170とオーバーラップするように外側周壁112に周方向に均等間隔で配置されている。また、全ての外側導入孔170は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成されている。つまり、外側導入孔170の後端の位置が、内側導入孔125の先端の位置よりも先端側に配置されている。
第二実施の形態の外側プロテクタ110では、第二実施の形態の効果に加え、軸線O方向において、外側プロテクタ110の外側周壁112に2列形成され、且つ、一方の外側導入孔170の端部が他方の外側導入孔170とオーバーラップするように外側周壁112に周方向に均等間隔で配置されているので、これらの外側導入孔170からガス分離室119に進入する排気ガスの量は十分であり、検出素子10の排気ガスに対する検出値の応答が遅れることもない。また、全ての外側導入孔170は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成されているため、外側導入孔170からガス分離室119に進入した水滴が内側プロテクタ120の内側導入孔125からガス検出室129内に入ることを防止できる。また、外側プロテクタ110の外側周壁112の全周に渡って、外側導入孔170が設けられるので、ガスセンサ1の排気流路への取り付けの回転角度に制限がない。
次に、図6及び図7を参照して、第三実施の形態のガスセンサ1のプロテクタ100を説明する。第三実施の形態のガスセンサ1は第一実施の形態とは、外側プロテクタ110の外側導入孔170の構造が第一実施の形態と異なるのみで、他の構造は同じである。以下、異なる点のみ説明する。
第三実施の形態の外側プロテクタ110では、外側周壁112には、外側プロテクタ110の外部とガス分離室119とを連通する複数の外側導入孔170が周方向に沿って形成されている。外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、外側導入孔170は、軸線O方向において、外側周壁112に3列形成されている。さらに、軸線O方向において、一方の外側導入孔170の端部が他方の外側導入孔170とオーバーラップするように外側周壁112に配置されている。また、全ての外側導入孔170は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成されている。つまり、外側導入孔170の後端の位置が、内側導入孔125の先端の位置よりも先端側に配置されている。
第三実施の形態の外側プロテクタ110では、第一及び第二実施の形態の効果に加え、軸線O方向において、外側プロテクタ110の外側周壁112に3列形成され、且つ、一方の外側導入孔170の端部が他方の外側導入孔170とオーバーラップするように外側周壁112に周方向に均等間隔で配置されているので、これらの外側導入孔170からガス分離室119に進入する排気ガスの量は十分であり、検出素子10の排気ガスに対する検出値の応答が遅れることもない。また、全ての外側導入孔170は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成されているため、外側導入孔170からガス分離室119に進入した水滴が内側プロテクタ120の内側導入孔125からガス検出室129内に入ることを防止できる。また、外側プロテクタ110の外側周壁112の全周に渡って、外側導入孔170が設けられるので、ガスセンサ1の排気流路への取り付けの回転角度に制限がない。
以上説明した第一〜第三実施の形態では、外側プロテクタ110を軸線O方向と直交し且つ外側導入孔170を通る平面で切断した円断面を、その中心を通る直線により複数分割した場合に、当該分割した各領域に外側導入孔170が少なくとも一つ存在することになる。例えば、第一実施の形態では、外側プロテクタ110の外側周壁112を二本の直交する直線により分割した場合に、当該分割した各領域に外側導入孔170が少なくとも1つ存在する。
次に、図8〜図13を参照して、外側導入孔170の横孔の定義について説明する。先ず、図8に示すように、正面視横長の矩形の横孔である外側導入孔170が外側プロテクタ110の外側周壁112の周方向に一列に4個形成されている場合について説明する。外側導入孔170は正面視、横長の矩形である。外側プロテクタ110を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、外側プロテクタ110の外側周壁112の円周長さをL1とする(図9参照)。また、図10に示すように、外側プロテクタ110を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、外側導入孔170の外側周壁112の周方向の個別の長さをM2とし、4個の外側導入孔170の外側周壁112の周方向の長さの合計をL2とすると、L2=M2×4となる。ここで、図8に示す例では、L2/L1=0.58となる。
次に、図11に示すように、正面視横長の矩形の横孔である外側導入孔170が外側プロテクタ110の外側周壁112の周方向に上下二列に6個形成されている場合について説明する。ここでも、外側プロテクタ110を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、外側プロテクタ110の外側周壁112の円周長さをL1とする(図9参照)。また、図12に示すように、外側プロテクタ110を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、外側導入孔170の外側周壁112の周方向の個別の長さをM2とし、6個の外側導入孔170の外側周壁112の周方向の長さの合計をL2とすると、L2=M2×6となる。ここで、図12に示す例では、L2/L1=0.66となる。
次に、図13に示すように、外側プロテクタ110の1つの外側導入孔170の周方向の長さをL3とし、軸線O方向の長さをL4とし、外側導入孔170の縦の長さに対する横の長さの比(アスペクト比)は、L3/L4となる。本発明では、横孔とは、「L2/L1≧0.52」又は「L3/L4≧3」の何れかに該当するものとする。従って、外側導入孔170は、「L2/L1≧0.52」又は「L3/L4≧3」の何れかに該当するように外側プロテクタ110の外側周壁112に形成するものとする。
次に、第一実施の形態〜第三実施の形態と、第一比較例(図14及び図15参照)と、第二比較例(図16参照)と、第三比較例(図17)とを用いて、ガスセンサ1の応答性の第一解析シミュレーションの結果について図18のグラフを参照して説明する。
先ず、図14及び図15を参照して、第一比較例の外側プロテクタ110について説明する。第一比較例の外側プロテクタ110は従来の形状の外側導入孔170を有する従来技術の外側プロテクタである。具体的には、外側プロテクタ110の外側周壁112には、外側導入孔170が、周方向に沿って一定間隔で8個形成されている。外側導入孔170は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成されている。また、外側導入孔170は、外側周壁112の周方向における開口長さより当該周方向と直交する方向(軸線O方向)における開口長さが大きい縦孔形状に形成されている。
次に、図16を参照して、第二比較例の外側プロテクタ110の外側導入孔170の形状を説明する。第二比較例の外側プロテクタ110では、外側導入孔170は、外側周壁112の周方向における開口長が第一比較例よりも細くなっている。即ち、第二比較例の外側導入孔170は第一比較例よりも細長く形成されている。
次に、図17を参照して、第三比較例の外側プロテクタ110の外側導入孔170の形状を説明する。第三比較例の外側プロテクタ110では、外側導入孔170は、外側周壁112の周方向における開口長が第一比較例よりも細なっており、軸線O方向における長さは、第一比較例及び第二比較例よりも長くなっている。即ち、第三比較例の外側導入孔170は第一比較例及び第二比較例よりもよりも細長く形成されている。
第一解析シミュレーションでは、第一比較例の外側プロテクタ110の全部の外側導入孔170の合計開口面積を1とし、第一実施の形態の外側プロテクタ110の全部の外側導入孔170の合計開口面積を「0.6」とし、第二実施の形態の外側プロテクタ110の全部の外側導入孔170の合計開口面積を「0.5」とし、第三実施の形態の外側プロテクタ110では、全部の外側導入孔170の合計開口面積を「0.8」する。また、第二比較例の外側プロテクタ110では、全部の外側導入孔170の合計開口面積を「0.5」とし、第三比較例の外側プロテクタ110では、全部の外側導入孔170の合計開口面積を「0.8」とする。この条件に従って、検出素子10の応答性(素子ガス置換割合と時間(秒)との関係)をコンピュータによりシミュレーションを行った。第一解析シミュレーションの結果を図18のグラフに示す。
図18のグラフに示すように、第二比較例が最も応答性が悪いことが分かる。次いで、第一比較例、第三比較例の応答性が悪い。これに対して、第三実施の形態が最も応答性が良く、次いで、第一実施の形態、第二実施の形態は応答性が良いことが分かった。従って、従来技術のように、外側導入孔170を縦孔にするより、横孔にして開口面積を小さくしても高い応答性を得ることができることが分かった。
次に、外側プロテクタ110の外側周壁112の周方向に於ける外側導入孔170の割合関して、図19〜図21に示す第四実施の形態と、図22〜図24に示す第五実施の形態を用いたガスセンサ1の応答性の第二解析シミュレーションの結果について図25のグラフを参照して説明する。
以下、図19〜図21を参照して、第四実施の形態の外側プロテクタ110の外側導入孔170の構造について説明する。第四実施の形態の外側プロテクタ110では、外側周壁112には、外側プロテクタ110の外部とガス分離室119とを連通する複数の外側導入孔170が周方向に沿って形成されている。外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に一列に4個形成されている。図21に示すように、各外側導入孔170の外側周壁112の周方向の長さをM2とし、外側周壁112の円周長さをL1とし、L2=M2×4とする。第四実施の形態では、外側周壁112の周方向の開口割合L2/L1=0.83とする。
次に、図22〜図24を参照して、第五実施の形態の外側プロテクタ110の外側導入孔170の構造について説明する。第五実施の形態の外側プロテクタ110では、外側周壁112には、外側プロテクタ110の外部とガス分離室119とを連通する複数の外側導入孔170が周方向に沿って形成されている。外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に一列に3個形成されているが、当該周方向における開口長さが余り大きくない。図24に示すように、各外側導入孔170の外側周壁112の周方向の長さをM2とし、外側周壁112の円周長さをL1とし、L2=M2×3とする。第五実施の形態では、外側周壁112の周方向の開口割合L2/L1=0.30とする。
第二解析シミュレーションでは、図14及び図15に示す第一比較例の外側プロテクタ110と、上記第四実施の形態の外側プロテクタ110及び第五実施の形態の外側プロテクタ110を用いて、検出素子10の応答性(素子ガス置換割合と時間(秒)の関係)をコンピュータによりシミュレーションを行った。本解析シミュレーションの結果を図25のグラフに示す。
図25のグラフに示すように、第一比較例が最も応答性が悪いことが分かる。これに対して、第五実施の形態が最も応答性が良く、次いで、第四実施の形態が良いことが分かった。従って、外側プロテクタ110の外側周壁112の周方向に於ける孔の割合(L2/L1)が0.30(30%)以上なら、検出素子10の応答性が悪くならないと判断できる。
次に、内側プロテクタ120の内側周壁122の周方向に於ける内側導入孔125の開口部の面積を変化させた場合に関して、図27に示す第四比較例と、図28に示す第六実施の形態と、図29に示す第七実施の形態と、図30に示す第八実施の形態を用いたガスセンサ1の構造について説明する。
まず、図27を参照して、第四比較例の外側プロテクタ110及び内側プロテクタ120について説明する。第四比較例の外側プロテクタ110では、外側周壁112には、外側プロテクタ110の外部とガス分離室119とを連通する複数の外側導入孔170が周方向に沿って形成されている。外側導入孔170は、外側周壁112の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、外側導入孔170は、軸線O方向において、外側周壁112に2列形成されている。さらに、軸線O方向において、一方の外側導入孔170の端部が他方の外側導入孔170とオーバーラップするように外側周壁112に周方向に均等間隔で配置されている。また、全ての外側導入孔170は、軸線O方向において、内側プロテクタ120の内側導入孔125の形成位置よりも先端側の位置に形成されている。つまり、外側導入孔170の後端の位置が、内側導入孔125の先端の位置よりも先端側に配置されている。
また、この内側プロテクタ120の内側周壁122には、軸線O方向で基端部121寄りの位置に、周方向に沿って12個の円形の孔である内側導入孔125が開口されている。内側導入孔125は、外側プロテクタ110の外側導入孔170を介してガス分離室119に導入される排気ガスのうち、主にガス成分を、内側プロテクタ120の内部、すなわち検出素子10の検出部11が露出されたガス検出室129内に導入するための孔である。第四比較例では、内側導入孔125は、周方向に6個、軸線O方向において、外側周壁112に2列形成されている。一例として、1つの内側導入孔125の直径は、1.5mmであり、12個で、内側導入孔125の開口部の面積の合計は、21.2mmである。
次に、図28を参照して、第六実施の形態の内側プロテクタ120について説明する。第六実施の形態の外側プロテクタ110は、第四比較例と同じ構造であるので、説明は省略する。第六実施の形態の内側プロテクタ120の内側周壁122には、軸線O方向で基端部121寄りの位置に、周方向に沿って複数の内側導入孔125が開口されている。内側導入孔125は、内側周壁122の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、内側導入孔125は、軸線O方向において、内側周壁122に2列形成されている。さらに、軸線O方向において、一方の内側導入孔125の端部が他方の内側導入孔125とオーバーラップするように内側周壁122に周方向に均等間隔で形成されている。一例として、1つの内側導入孔125は、軸線O方向において、0.6mmの幅であり、軸線Oと直交する平面において、軸線Oを中心として70度で開口している。この開口が3個で2列形成されているので、第六実施の形態の内側導入孔125の開口部の面積の合計は、16.7mmである。従って、第六実施例の内側導入孔125の開口部の面積(21.2mm)の合計に対する比率は、0.79である。
また、図示はしないが、内側プロテクタ120を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、内側プロテクタ120の内側周壁122の円周長さをL5とし、内側プロテクタ120を軸線Oに垂直な面に投影した場合に、内側導入孔125の内側周壁122の周方向の個別の長さをM3とし、3個の内側導入孔125の内側周壁122の周方向の長さの合計をL6とすると、L6=M3×3となる。また、内側プロテクタ120の1つの内側導入孔125の周方向の長さをL7とし、軸線O方向の長さをL8とし、内側導入孔125の縦の長さに対する横の長さの比(アスペクト比)は、L7/L8となる。ここでは、L6/L5≧0.52、L7/L8≧3となるように内側導入孔125を形成している。
次に、図29を参照して、第七実施の形態の内側プロテクタ120について説明する。第七実施の形態の外側プロテクタ110は、第四比較例と同じ構造であるので、説明は省略する。第七実施の形態の内側プロテクタ120の内側周壁122には、軸線O方向で基端部121寄りの位置に、周方向に沿って複数の内側導入孔125が開口されている。内側導入孔125は、内側周壁122の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、内側導入孔125は、軸線O方向において、内側周壁122に2列形成されている。内側導入孔125は、内側周壁122に周方向に均等間隔で配置され、上下で形成位置がずれている。一例として、1つの内側導入孔125は、軸線O方向において、0.6mmの幅であり、軸線Oと直交する平面において、軸線Oを中心として45度で開口している。この開口が3個で2列形成されているので、第七実施の形態の内側導入孔125の開口部の面積の合計は、10.7mmである。従って、第七実施例の内側導入孔125の開口部の面積(21.2mm)の合計に対する比率は、0.51である。
次に、図30を参照して、第八実施の形態の内側プロテクタ120について説明する。第八実施の形態の外側プロテクタ110は、第四比較例と同じ構造であるので、説明は省略する。第八実施の形態の内側プロテクタ120の内側周壁122には、軸線O方向で基端部121寄りの位置に、周方向に沿って複数の内側導入孔125が開口されている。内側導入孔125は、内側周壁122の周方向に延設され、当該周方向における開口長さが当該周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状に形成されている。また、内側導入孔125は、内側周壁122の周方向に1列均等間隔で形成されている。一例として、1つの内側導入孔125は、軸線O方向において、0.6mmの幅であり、軸線Oと直交する平面において、軸線Oを中心として70度で開口している。この開口が4個で1列形成されているので、第八実施の形態の内側導入孔125の開口部の面積の合計は、11.1mmである。従って、第八実施例の内側導入孔125の開口部の面積(21.2mm)の合計に対する比率は、0.53である。
次に、図31を参照して、ガスセンサ1の応答性の第三解析シミュレーションの結果について説明する。第三解析シミュレーションでは、第四比較例と第六実施の形態から第八実施の形態を用いて、検出素子10の応答性(素子ガス置換割合と時間(秒)の関係)をコンピュータによりシミュレーションを行った。
図31のグラフに示すように、第四比較例の応答性に対して、第六実施の形態、第七実施の形態及び第八実施の形態の応答性がいずれも低下しないことが判明した。特に、第八実施の形態が最も応答性が良いことが分かった。従って、内側プロテクタ120の内側導入孔125の開口部の面積の合計が第四比較例の開口部の面積の合計の50%程度に小さくなっても検出素子10の応答性が悪くならないことが判明した。
次に、図32を参照して、第九実施の形態のプロテクタ100について説明する。第九実施の形態のプロテクタ100は、外側プロテクタ110、内側プロテクタ120及び第2外側プロテクタ130から構成される3重のプロテクタで構成されている。なお、第2外側プロテクタ130にも外側導入孔170と同形状の第2外側導入孔135が形成されている。この場合には、第2外側プロテクタ130によって、検出素子10の被水をより確実に防止することができる。また、図32に示すように、内側導入孔125に対向する検出部11の先端側を多孔質保護層200で覆っても良い。この場合には、多孔質保護層200により検出素子10の被水をより確実に防止することができる。
尚、プロテクタ100が本発明の「プロテクタ」の一例であり、外側プロテクタ110、第2外側プロテクタ130が本発明の「外側プロテクタ」の一例である。内側プロテクタ120が本発明の「内側プロテクタ」の一例である。外側導入孔170、第2外側導入孔135が、本発明の「外側プロテクタに形成された導入孔」の一例である。ガス分離室119が本発明の「空隙」及び「ガス流路」の一例である。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず各種の変形が可能である。例えば、外側導入孔170は、図2に示すような単純な横孔に限られず、図26に示すように、小さな矩形の孔171を外側プロテクタ110の外側周壁112の周方向に複数近接して連続して形成した横孔相当の孔部170であってもよい。この場合には、外側導入孔170の部分の強度を低下させず、且つ、外側プロテクタ110内への排気ガスの導入効率を低下させない。また、検出素子10の被水を確実に防止することができる。従って、検出素子10に水滴が付着して検出素子が破損することを防止できる。尚、外側導入孔170の数は上記の実施の形態に限られず適宜の数にしてもよい。また、上記変形は外側導入孔170に限られず、第2外側導入孔135や内側導入孔125にも適用してよい。
本発明は、酸素センサ、NOxセンサ、HCセンサ、温度センサ等に用いられるプロテクタにも同様に適用することができる。
1 ガスセンサ
10 検出素子
11 検出部
50 主体金具
56 先端係合部
100 プロテクタ
110 外側プロテクタ
112 外側周壁
119 ガス分離室
120 内側プロテクタ
122 内側周壁
125 内側導入孔
129 ガス検出室
130 第2外側プロテクタ
135 第2外側導入孔
170 外側導入孔
171 孔
200 多孔質保護層

Claims (13)

  1. 軸線方向に延び、先端側に被検出ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有する検出素子と、
    前記検出部を自身の先端部から突出させた状態で、前記検出素子の径方向周囲を取り囲んで保持する主体金具と、
    内側周壁およびその先端側に先端壁を有し、自身の内部に前記検出部を直接面する形で収容しつつ、基端側の開口端部が前記主体金具の前記先端部に固定されると共に、前記内側周壁の前記検出素子に対向する位置に前記被検出ガスを自身の内部に導入するための内側導入孔が形成された内側プロテクタと、前記内側周壁との間に空隙を有しつつ前記内側周壁を取り囲む外側周壁を有し、前記外側周壁に前記被検出ガスを前記空隙に導入するための外側導入孔が前記軸線方向に複数形成された外側プロテクタと、を備え、
    前記内側導入孔および前記外側導入孔のいずれか一方は、少なくとも前記内側周壁および外側周壁のいずれか一方の周方向に複数設けられ、前記周方向における開口長さが前記周方向と直交する方向における開口長さより大きい横孔形状であり、
    全ての前記外側導入孔は、前記外側プロテクタの前記外側周壁において、最基端側にある前記内側導入孔よりも前記軸線方向の先端側に設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記外側プロテクタの前記外側周壁の外周長さをL1とし、
    前記外側プロテクタの前記外側周壁を軸線方向に対して垂直な面に投影した場合の前記外側導入孔の周方向の長さの合計をL2とした場合に、
    L2/L1が0.3以上であることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記内側プロテクタの前記内側周壁の外周長さをL5とし、
    前記内側プロテクタの前記内側周壁を軸線方向に対して垂直な面に投影した場合の前記内側導入孔の周方向の長さの合計をL6とした場合に、
    L6/L5が0.3以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のガスセンサ。
  4. L2/L1またはL6/L5が0.52以上であることを特徴とする請求項またはに記載のガスセンサ。
  5. 前記外側プロテクタの前記外側周壁の周方向における前記外側導入孔の長さをL3、当該L3と直交する方向における前記外側導入孔の長さをL4とした場合に、
    L3/L4が3以上であることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のガスセンサ。
  6. 前記内側プロテクタの前記内側周壁の周方向における前記内側導入孔の長さをL7、当該L7と直交する方向における前記内側導入孔の長さをL8とした場合に、
    L7/L8が3以上であることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のガスセンサ。
  7. 前記外側プロテクタを前記軸線方向と直交し且つ前記外側導入孔を通る平面で切断した円断面を、その中心を通る直線により複数分割した場合に、当該分割した各領域に前記外側導入孔が少なくとも一つ存在することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のガスセンサ。
  8. 前記内側プロテクタを前記軸線方向と直交し且つ前記内側導入孔を通る平面で切断した円断面を、その中心を通る直線により複数分割した場合に、当該分割した各領域に前記内側導入孔が少なくとも一つ存在することを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のガスセンサ。
  9. 前記外側導入孔は、前記横孔形状の孔部で構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のガスセンサ。
  10. 前記内側導入孔は、前記横孔形状の孔部で構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れかに記載のガスセンサ。
  11. 前記内側導入孔に対向する位置以外の前記外側プロテクタの前記外側周壁に前記外側導入孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載のガスセンサ。
  12. 前記内側導入孔は、前記内側プロテクタの前記内側周壁において、前記軸線方向に複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載のガスセンサ。
  13. 前記検出素子は、少なくとも前記内側導入孔に対向する位置に保護層を有していることを特徴とする請求項1乃至12の何れかに記載のガスセンサ。
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