JP6365428B2 - ガスセンサ - Google Patents
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Description
センサ素子は、コップ型の固体電解質体の外周に被測定ガスに晒される測定電極を有し、コップ型の固体電解質体の内周に基準ガスに晒される基準電極を有している。そして、被測定ガスと基準ガスとの酸素濃度の差に応じて、測定電極と基準電極との間に生じる酸素イオン電流を検出している。また、ヒータによって、固体電解質体及び各電極の温度が活性化温度になるまで加熱している。
上記円筒部内に該円筒部の中心軸線に沿って配置された断面円形状のセラミック基材、及び該セラミック基材の外周における周方向の特定部位に設けられた発熱体を備えるヒータと、を含むガスセンサであって、
上記測定電極は、上記円筒部の先端側に環状に形成された測定部と、該測定部から基端側に向けて上記円筒部の周方向の1箇所又は複数個所に形成されたリード部とを有しており、
上記1箇所のリード部又は上記複数個所のリード部のいずれかは、上記セラミック基材の外周の周方向における、上記発熱体が設けられていない非発熱部位に対向していることを特徴とするガスセンサにある。
具体的には、測定電極における、1箇所のリード部又は複数個所のリード部のいずれかは、セラミック基材の外周の周方向における、発熱体が設けられていない非発熱部位に対向している。これにより、ヒータによってセンサ素子における測定電極の測定部を加熱する際には、測定電極のリード部が加熱されにくくすることができる。これにより、リード部を構成する電極材料の凝集が生じにくくし、リード部の電気抵抗の増加を抑制することができる。
それ故、上記ガスセンサによれば、センサ出力に生じる変動を抑制することができる。
上記ガスセンサにおいては、上記リード部は、上記円筒部の周方向における互いに反対側に位置する2箇所に形成されており、該2箇所のリード部のうちのいずれかが、上記非発熱部位に対向していてもよい。
この場合には、リード部を2箇所に形成することにより、リード部は、1箇所の幅を小さくしながら断面積を大きくすることができる。そのため、リード部の形成を容易にして、電気抵抗を低く抑えるための必要なリード部の断面積を確保することができる。
この場合には、連結部が周方向の一方側部分にのみ形成されていることにより、連結部に対して外周側ホルダを対面させたときに、センサ素子の周方向における、2箇所のリード部が配置される位置と、外周側ホルダが配置される位置との関係を一定にすることができる。これにより、ガスセンサの組付時において、2箇所のリード部のいずれかを、ヒータにおける非発熱部位に対向させることが容易になる。
この場合には、酸素濃淡電池式の酸素センサ等に比べてセンサ出力の精度が要求されるA/Fセンサにおいて、センサ出力の精度を向上させる効果を顕著に得ることができる。
本例のガスセンサ1は、図1〜図3に示すように、センサ素子2及びヒータ6を備えている。センサ素子2は、酸素イオン伝導性を有し、かつ円筒部31及び円筒部31の先端を閉塞する閉塞先端部32を有するコップ型の固体電解質体3と、円筒部31の外周に設けられて被測定ガスGに晒される測定電極4と、円筒部31の内周に設けられて基準ガスAに晒される基準電極5とを備えている。ヒータ6は、円筒部31内に円筒部31の中心軸線Xに沿って配置された断面円形状のセラミック基材61と、セラミック基材61の外周における周方向Cの特定部位に設けられた発熱体62とを備えている。
測定電極4は、図4、図5に示すように、円筒部31の先端側に環状に形成された測定部41と、測定部41から基端側に向けて円筒部31の周方向Cの2個所に形成されたリード部42A,42Bとを有している。2個所のリード部42A,42Bのうちの一方である対向側リード部42Aは、図3に示すように、セラミック基材61の外周の周方向Cにおける、発熱体62が設けられていない非発熱部位65に対向している。
本例のガスセンサ1は、内燃機関における空燃比を検出するためのA/Fセンサとして用いられる。A/Fセンサは、内燃機関の排気管に配置され、排気管内を流れる排ガスを被測定ガスGとして、空燃比を検出する。A/Fセンサにおいては、出力電流が限界電流特性を示す電圧を測定電極4と基準電極5との間に印加し、測定電極4と基準電極5との間に固体電解質体3を通って流れる酸素イオン電流の大きさ及び正逆方向に応じて、空燃比を検出する。A/Fセンサにおいては、酸素イオン電流が流れる方向によって、理論空燃比に対して空気過剰なリーン状態と、理論空燃比に対して燃料過剰なリッチ状態とを検出することができ、酸素イオン電流の大きさに応じて空燃比を検出する。
図4、図5に示すように、センサ素子2の円筒部31は、先端側の部分に比べて基端側の部分が太い形状に形成されている。円筒部31の外周に設けられた測定電極4のリード部42A,42Bは、円筒部31の周方向Cにおける互いに反対側に位置する2箇所に形成されている。リード部42A,42Bは、ガスセンサ1に要求されるセンサ出力の精度を確保するために必要な断面積に形成されている。
そして、連結部43に対して外周側ホルダ73を対面させたときに、センサ素子2の周方向Cにおける、対向側リード部42Aが配置される位置と、外周側ホルダ73が配置される位置との関係を一定にすることができる。また、内周引出部741を外周引出部731とは反対側に配置し、ヒータ引出部751を外周引出部731及び内周引出部741と周方向Cに90°異ならせて配置することにより、センサ素子2の周方向Cの位置と、ヒータ6の周方向Cの位置とが決まり、対向側リード部42Aを非発熱部位65に容易に対向させることができる。
図8には、非発熱部位65の周方向Cの中心C2に対する、対向側リード部42Aの周方向Cの中心C1のずれ角度(°)と、対向側リード部42Aの温度(平均温度)(℃)との関係を示す。この対向側リード部42Aの温度は、対向側リード部42Aにおける、測定電極4の測定部41の基端から基端側へ0.5mm離れた位置における温度で示す。
対向側リード部42Aを構成する電極材料の凝集は、この電極材料の温度が高くなるほど生じやすくなる。そして、測定電極の一対のリード部がヒータにおける発熱体に対向する従来のガスセンサにおいては、各リード部の温度が800℃を超え(図8参照)、電極材料の凝集が生じやすい状態にある。そして、電極材料の凝集によって、各リード部の電気抵抗が増加し、センサ出力の精度に影響を与えるおそれがあった。
2 センサ素子
3 固体電解質体
31 円筒部
32 閉塞先端部
4 測定電極
41 測定部
42A,42B リード部
5 基準電極
6 ヒータ
61 セラミック基材
62 発熱体
65 非発熱部位
Claims (6)
- 酸素イオン伝導性を有するとともに円筒部(31)及び該円筒部(31)の先端を閉塞する閉塞先端部(32)を有するコップ型の固体電解質体(3)、上記円筒部(31)の外周に設けられて被測定ガス(G)に晒される測定電極(4)、及び上記円筒部(31)の内周に設けられて基準ガス(A)に晒される基準電極(5)を備えるセンサ素子(2)と、
上記円筒部(31)内に該円筒部(31)の中心軸線(X)に沿って配置された断面円形状のセラミック基材(61)、及び該セラミック基材(61)の外周における周方向(C)の特定部位に設けられた発熱体(62)を備えるヒータ(6)と、を含むガスセンサ(1)であって、
上記測定電極(4)は、上記円筒部(31)の先端側に環状に形成された測定部(41)と、該測定部(41)から基端側に向けて上記円筒部(31)の周方向(C)の1箇所又は複数個所に形成されたリード部(42A,42B)とを有しており、
上記1箇所のリード部(42A)又は上記複数個所のリード部(42A,42B)のいずれか(42A)は、上記セラミック基材(61)の外周の周方向(C)における、上記発熱体(62)が設けられていない非発熱部位(65)に対向していることを特徴とするガスセンサ(1)。 - 上記リード部(42A,42B)は、上記円筒部(31)の周方向(C)における互いに反対側に位置する2箇所に形成されており、
該2箇所のリード部(42A,42B)のうちのいずれか(42A)が、上記非発熱部位(65)に対向していることを特徴とする、請求項1に記載のガスセンサ(1)。 - 上記非発熱部位(65)の周方向(C)の中心(C2)に対する、該非発熱部位(65)に対向する上記1箇所のリード部(42A)又は上記複数個所のリード部(42A,42B)のうちのいずれか(42A)における周方向(C)の中心(C1)のずれ角度は、±15°以内であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のガスセンサ(1)。
- 上記測定電極(4)は、上記2箇所のリード部(42A,42B)の基端部分を、周方向(C)の一方側部分において連結する連結部(43)を有しており、
上記センサ素子(2)の上記円筒部(31)の基端側における外周には、上記連結部(43)が形成された上記周方向(C)の一方側部分に対面して外周側ホルダ(73)が取り付けられていることを特徴とする、請求項2に記載のガスセンサ(1)。 - 上記センサ素子(2)の上記円筒部(31)の基端側における内周には、上記基準電極(5)の基端部分に導通される内周側ホルダ(74)が取り付けられており、
上記発熱体(62)の上記発熱部(621)の両端部には、該発熱部(621)の断面積に比べて大きな断面積の導通部(622)が、上記ヒータ(6)の基端側に引き出される状態で一対に形成されており、
上記ヒータ(6)の基端側における外周には、上記一対の導通部(622)にそれぞれ導通される一対のヒータホルダ(75)が取り付けられており、
上記外周側ホルダ(73)から基端側に引き出された外周引出部(731)の周方向(C)の位置と、上記内周側ホルダ(74)から基端側に引き出された内周引出部(741)の周方向(C)の位置とは、互いに180°異なっており、
上記一対のヒータホルダ(75)から基端側に引き出されたヒータ引出部(751)の周方向(C)の位置と、上記外周引出部(731)及び上記内周引出部(741)の周方向(C)の位置とが、互いに90°異なっていることを特徴とする、請求項4に記載のガスセンサ(1)。 - 内燃機関における空燃比を検出するためのA/Fセンサとして用いられることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガスセンサ(1)。
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