JP2019016526A - 端子接続構造、それを備えたセンサ、及び端子接続構造の製造方法 - Google Patents

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【課題】接続端子へ被覆電線を確実に接続できると共に、接続端子を有する対象物をコンパクト化することができ、生産性にも優れた端子接続構造、それを備えたセンサ、及び端子接続構造の製造方法を提供する。【解決手段】複数の導線148aから形成された芯線148を絶縁被覆で覆ってなる単一の被覆電線146と、被覆電線の絶縁被覆から露出した芯線と電気的に接続される単一の接続端子20と、を備えた端子接続構造であって、接続端子は、導線すべてを押圧しつつ内包してなる有端環状の固定部22と、接続対象体10と電気的に接続される接続部27pと、固定部と接続部との間に設けられた芯線保持部24と、を備え、芯線保持部は環状、又は1本の導線の直径mよりも小さい隙間Gを有する有端環状をなし、固定部から接続部側にはみ出した芯線を押圧せずに内包する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えばセンサ素子を備えるセンサに好適に用いることができる端子接続構造、それを備えたセンサ、及び端子接続構造の製造方法に関する。
自動車エンジン等の内燃機関の燃費向上や燃焼制御を行うガスセンサとして、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサや空燃比センサが知られている。
このようなガスセンサとして、特定ガスの濃度検出を行うセンサ素子を有し、センサ素子の後端側に配置された電極取り出し部(電極パッド)に、接続端子を電気的に接続する構造が知られている。又、このような接続端子の後端側には、一般にリード線の芯線が圧着等によって接続され、リード線が外部に引き出されて接続端子からの信号を外部に出力している(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−115108号公報(図1)
ところで、図8に示すように、接続端子500の後端側に、リード線600の先端の絶縁被覆を?いて露出させた芯線602を圧着する際、接続端子500の後端側に設けたバレル部502に芯線602を挿入し、バレル部502を圧着することで、芯線602がバレル部502に内包されて電気的に接続される。
しかしながら、同図に示すように、芯線602の先端がバレル部502からはみ出し、芯線602を構成する複数の導線602aがばらけて広がることがある。そして、この導線602aが隣接する他の接続端子500に接触すると電気ショートを引き起こすため、接続端子500同士の間隔を広げたり、芯線602の先端がバレル部502からはみ出さないよう確認しながら作業をする必要が生じる。その結果、接続端子500を有する対象物のコンパクト化を妨げたり、生産性が低下するという問題がある。又、バレル部502への芯線602の挿入長さが短すぎると、接続端子500からリード線600が抜ける恐れもある。
そこで、本発明は、接続端子へ被覆電線を確実に接続できると共に、接続端子を有する対象物をコンパクト化することができ、生産性にも優れた端子接続構造、それを備えたセンサ、及び端子接続構造の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の端子接続構造は、複数の導線から形成された芯線を絶縁被覆で覆ってなる単一の被覆電線と、前記被覆電線の前記絶縁被覆から露出した前記芯線と電気的に接続される単一の接続端子と、を備えた端子接続構造であって、前記接続端子は、前記導線すべてを押圧しつつ内包してなる有端環状の固定部と、接続対象体と電気的に接続される接続部と、前記固定部と前記接続部との間に設けられた芯線保持部と、を備え、前記芯線保持部は環状、又は1本の前記導線の直径よりも小さい隙間を有する有端環状をなし、前記固定部から前記接続部側にはみ出した前記芯線を押圧せずに内包することを特徴とする。
この端子接続構造によれば、固定部よりも先端側にはみ出す芯線を芯線保持部が内包する。このため、芯線を構成する導線が芯線保持部内でばらけて広がっても外部にはみ出すことが抑制され、導線が隣接する他の接続端子に接触して電気ショートを引き起こすことを抑制できる。又、芯線保持部は、芯線を押圧せずに内包するので、芯線を芯線保持部に容易かつ確実に挿入することができ、芯線が芯線保持部24に当たってばらけることを抑制できる。
これにより、接続端子同士の間隔を広げたり、芯線の先端が固定部からはみ出さないよう確認しながら作業をする必要がなく、さらに固定部への芯線の挿入長さを確保できる。その結果、接続端子へリード線を確実に接続できると共に、接続端子を有する対象物(センサ等)をコンパクト化することができ、生産性にも優れる。
なお、芯線保持部が有端環状であっても、その隙間は、1本の導線の直径よりも小さいので、隙間から芯線保持部の外部に導線がはみ出すことを抑制できる。
本発明の端子接続構造において、前記芯線保持部は、前記芯線の先端を内包してもよい。
この端子接続構造によれば、ばらけて個々の導線に広がりやすい芯線の先端を芯線保持部が確実に内包することができる。
本発明の端子接続構造において、前記芯線保持部は径方向内側向かって凸となる突起を有しなくてもよい。
この端子接続構造によれば、芯線を端子保持部に挿通させる際に、上記突起に引っ掛からないので芯線を挿通し易くなる。
本発明の端子接続構造において、前記接続端子は、Ni:50質量%以上、Cr:14〜21質量%、Fe:25質量%以下、残部不可避不純物からなる合金から形成されていてもよい。
この端子接続構造は耐熱性に優れ、高温環境下での使用に適する。
本発明のセンサは、前記端子接続構造と、前記接続対象体となるセンサ素子と、備えてなる。
本発明の端子接続構造の製造方法は、複数の導線から形成された芯線を絶縁被覆で覆ってなる単一の被覆電線の前記絶縁被覆から露出した前記芯線を、単一の接続端子に電気的に接続する端子接続構造の製造方法であって、前記接続端子は、互いに離間する1対の加締め片と、接続対象体と電気的に接続される接続部と、前記加締め片と前記接続部との間に設けられた芯線保持部と、を備え、前記芯線保持部は環状又は前記導線1本の径よりも小さい隙間を有する有端環状をなし、前記芯線を、前記接続端子の前記加締め片の間に挿入すると共に、前記加締め片よりも前記接続部側にはみ出した前記芯線を、前記芯線保持部に挿入する芯線挿入工程と、前記加締め片を加締めて有端環状の固定部を形成し、前記固定部に前記導線すべてを内包しつつ押圧して固定する加締め工程と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、接続端子へ被覆電線を確実に接続できると共に、接続端子を有する対象物をコンパクト化することができ、生産性にも優れた端子接続構造が得られる。
本発明の実施形態に係る端子接続構造を備えたガスセンサの長手方向に沿う断面図である。 接続端子の斜視図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施形態に係る端子接続構造の製造方法の工程図である。 接続端子の変形例を示す断面図である。 接続端子の別の変形例を示す断面図である。 従来の接続端子にリード線を接続する態様を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る端子接続構造を備えたガスセンサ(酸素センサ)200の長手方向に沿う全体断面図、図2は接続端子20の斜視図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図である。
このガスセンサ(センサ)200は、自動車や各種内燃機関の排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサである。
図1において、ガスセンサ200は、排気管に固定されるためのねじ部139が外表面に形成された筒状の主体金具138と、軸線O方向(ガスセンサ200の長手方向:図中上下方向)に延びる板状形状をなすセンサ素子10と、センサ素子10の径方向周囲を取り囲むように配置される筒状のセラミックスリーブ106と、軸線方向に貫通する挿通孔168の先端側の内部に、センサ素子10の後端部の周囲を取り囲む状態で配置されるセラミック製のセパレータ166と、センサ素子10とセパレータ166との間に配置される5個の接続端子20(図1では2個のみを図示)と、を備えている。
又、センサ素子10の先端部(検出部)は、アルミナ等の多孔質保護層15で覆われている。
主体金具138は、ステンレスから構成され、軸線方向に貫通する貫通孔154を有し、貫通孔154の径方向内側に突出する棚部152を有する略筒状形状に構成されている。この貫通孔154には、センサ素子10の先端部を自身の先端よりも突出させるように当該センサ素子10が配置されている。さらに、棚部152は、軸線方向に垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。
なお、主体金具138の貫通孔154の内部には、センサ素子10の径方向周囲を取り囲む状態で環状形状のアルミナ製のセラミックホルダ151、粉末充填層153、156(以下、滑石リング153、156ともいう)、および上述のセラミックスリーブ106がこの順に先端側から後端側にかけて積層されている。
また、セラミックスリーブ106と主体金具138の後端部140との間には、加締めパッキン157が配置されており、セラミックホルダ151と主体金具138の棚部152との間には、滑石リング153やセラミックホルダ151を保持するための金属ホルダ158が配置されている。なお、主体金具138の後端部140は、加締めパッキン157を介してセラミックスリーブ106を先端側に押し付けるように、加締められている。
一方、図1に示すように、主体金具138の先端側(図1における下方)外周には、センサ素子10の突出部分を覆うと共に、複数の孔部を有する金属製(例えば、ステンレスなど)二重のプロテクタである、外部プロテクタ142および内部プロテクタ143が溶接等によって取り付けられている。
そして、主体金具138の後端側外周には、外筒144が固定されている。また、外筒144の後端側(図1における上方)の開口部には、センサ素子10の5個の接続端子20(図1では、2個のみを表示)とそれぞれ電気的に接続される5本のリード線146(図1では2本のみを表示)が挿通されるリード線挿通孔170hが形成された、ゴム製のグロメット(シール部材)170が配置されている。
リード線146が特許請求の範囲の「被覆電線」に相当する。
また、主体金具138の後端部140より突出されたセンサ素子10の後端側(図1における上方)には、主体金具138と離間してセパレータ166が配置される。なお、このセパレータ166は、センサ素子10の後端側の主面に形成される合計5個の電極パッド(図1では2個の電極パッド11b、12bのみを表示)の周囲に配置される。このセパレータ166は、軸線方向に貫通する挿通孔168を有する筒状形状に形成されると共に、外表面から径方向外側に突出する鍔部167が備えられている。セパレータ166は、鍔部167を外筒144の段部に当接させると共に、保持部材169を介して外筒144を加締めることで、外筒144の内部に保持される。
又、セパレータ166とグロメット170とは軸線O方向に離間して空間を形成している。
次に、接続端子20について説明する。なお、本実施形態では、ガスセンサ200は5本の接続端子20を有する。なお、これら5本の接続端子は、いずれも略同一形状であるため、1つの接続端子20を用いて説明する。
図2に示すように、接続端子20は、軸線O方向に延び、板状の部材を断面コの字状に折り曲げてなり、主面25と、主面25の先端から後端に向かって折り返される折り返し部27と、折り返し部27から主面25と反対側に突出して電極パッド11b、12bに電気的に接続する接点をなす接続部27pと、主面25の両端からL字状に折曲されて折り返し部27の後端側を囲む折曲部29と、折曲部29の後端に繋がる芯線保持部24と、芯線保持部24の後端に繋がる固定部22と、を一体に備えた圧着端子である。
センサ素子10(電極パッド11b、12b)が特許請求の範囲の「接続対象体」に相当する。
接続端子20は、例えば1枚の金属板を打ち抜いた後、所定形状に折り曲げて製造することができるが、これに限定されない。この金属は、好ましくはNi:50質量%以上、Cr:14〜21質量%、Fe:25質量%以下、残部不可避不純物からなる合金である。
Niの含有量の上限は例えば81質量%、Feの含有量の下限は例えば5質量%である。
固定部(バレル部)22は公知の有端環状をなし、固定部22となる加締め片22x(図5参照)の間に、リード線146の絶縁被覆から露出した芯線148を挿入して加締める(圧着する)ことで、固定部22にリード線146が内包されて電気的に接続される。なお、図2の例では、固定部22は、軸線O方向に隙間を空けて列設される3つの固定部からなる分割固定部である。
ここで、本発明においては、単一のリード線146を、対応する単一の接続端子20に接続する端子接続構造を対象とし、例えば1つの接続端子20に複数本のリード線146を接続するものは含まない。
又、芯線148は、複数の導線148aから形成された撚線をなしている。
そして、固定部22は、導線148aすべてを押圧しつつ内包している(図4参照)。
ここで、芯線148(導線148a)を押圧して内包しているとは、図4に示すように固定部22を軸線O方向に垂直に切断し、芯線148(導線148a)を垂直にしたとき、芯線148(導線148a)から固定部22が脱落(落下)しないことをいう。
芯線保持部24は、隙間Gを有する有端環状をなし、固定部22から接続部27p側(先端側)にはみ出した芯線148を押圧せずに内包している(図3参照)。
ここで、芯線148(導線148a)を押圧せずに内包しているとは、図3に示すように芯線保持部24を軸線O方向に垂直に切断し、芯線148(導線148a)を垂直にしたとき、芯線148(導線148a)から芯線保持部24が脱落(落下)することをいう。
又、隙間Gは、1本の導線148aの直径mよりも小さい。
なお、固定部22の最小内径が芯線保持部24の最小内径よりも小さいと、固定部22で芯線148を確りと保持し易く、さらに芯線148を芯線保持部24へ挿入し易い。又、芯線148の円相当径が芯線保持部24の最小内径よりも小さくても、芯線148を芯線保持部24へ挿入し易い。
又、本実施形態では、芯線保持部24は有端環状をなし、2つの環端24e1が互いに平行になって、環端24e1が径方向内側に向かって凸となる突起を有しない形状になっている。
いる。このようにすると、芯線148を端子保持部24に挿通させる際に、上記突起に引っ掛からないので挿通し易くなる。
なお、径方向内側に向かって凸となる突起を有するとは、詳しくは図6、図7で説明するが、芯線保持部24の径方向断面に仮想線を引いたとき、当該仮想線と点で接する部位が3点以上ある場合をいう。
折曲部29は、主面25の幅方向の両端からそれぞれL字状に折曲された断面コの字状に形成され、所定の強度を確保している。又、2つの折曲部29の各先端部29aは互いに離間するように広がり、この先端部29aがセパレータ166の挿通孔168で広がって接続端子20をセパレータ166に係止している。
又、接続部27pは、折り返し部27自身のバネ性(弾性)によって電極パッド側に押圧されることにより、確実な電気的接続が得られるようになっている。
本実施形態の端子接続構造によれば、固定部22よりも先端側にはみ出す芯線148を芯線保持部24が内包する。このため、図3に示すように、芯線148を構成する導線148aが芯線保持部24内でばらけて広がっても外部にはみ出すことが抑制され、導線48aが隣接する他の接続端子20に接触して電気ショートを引き起こすことを抑制できる。又、芯線保持部24は、芯線148を押圧せずに内包するので、芯線148を芯線保持部24に容易かつ確実に挿入することができ、芯線148が芯線保持部24に当たってばらけることを抑制できる。
これにより、接続端子20同士の間隔を広げたり、芯線148の先端が固定部22からはみ出さないよう確認しながら作業をする必要がなく、さらに固定部22への芯線148の挿入長さを確保できる。その結果、接続端子20へリード線146を確実に接続できると共に、接続端子20を有する対象物(ガスセンサ200)をコンパクト化することができ、生産性にも優れる。
なお、芯線保持部24の隙間Gは、1本の導線148aの直径mよりも小さいので、隙間Gから芯線保持部24の外部に導線148aがはみ出すことを抑制できる。
次に、図5を参照し、本発明の実施形態に係る端子接続構造の製造方法について説明する。
まず、加締め前の接続端子は20xは、主面25の幅方向の両端からそれぞれL字状に折曲されて互いに離間する1対の加締め片22xと、上述の接続部27p及び芯線保持部24とを備え、1対の加締め片22xは断面コの字状に形成されている(図5(a))。
そして、芯線148を、1対の加締め片22xの間に挿入すると共に、さらに加締め片22xよりも接続部27p側にはみ出した芯線148を、芯線保持部24に挿入する(図5(b)、(c):芯線挿入工程)。
次に、加締め片22xを折り曲げるように加締めて有端環状の固定部22を形成し、固定部22に芯線148(導線148a)すべてを内包しつつ押圧して固定し、端子接続構造が完成する(図5(d):加締め工程)。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
例えば、芯線保持部は有端環状の他、無端の環状であってもよい。又、図6に示すように、芯線保持部24sは有端環状をなし、2つの環端24e2が径方向外側に向いていてもよい。この場合も、環端24e2が径方向内側に向かって凸となる突起を有しない形状になるので、芯線148を端子保持部24sに挿通し易くなる。具体的には、芯線保持部24sの径方向断面に仮想線C1を引いたとき、仮想線C1は芯線保持部24sの内周縁と交点y1、y2で接するが、それ以外に点で接する部位が存在しない。
一方、図7に示すように、芯線保持部24tが有端環状をなし、2つの環端24e3が径方向内側に向いていてもよい。但し、この場合、環端24e3が径方向内側に向かって凸となる突起になるので、図3、図6の芯線保持部24、24sに比べ、芯線148を端子保持部24tに挿通しづらい傾向がある。具体的には、芯線保持部24tの径方向断面に仮想線C2を引いたとき、仮想線C2は芯線保持部24sの内周縁と交点y1、y2で接するが、それ以外に環端24e3と2点y3、y4で接する。従って、環端24e3が径方向内側に向かって凸となる突起に相当する。
なお、芯線保持部24tの径方向断面に仮想線C3を引いたとき、仮想線C3は芯線保持部24tの内周縁と交点y1、y2で接するが、その間の芯線保持部24tの内周縁と平行、つまり芯線保持部24tの内周縁と線で接するが、点では接していない。従って、芯線保持部24tの下側の内周縁には径方向内側に向かって凸となる突起が存在しないことになる。
接続端子や芯線保持部の形状も上記に限定されない。
又、芯線保持部が有端環状の場合、2つの環端は、互いに平行か、又は径方向外側に向くと、芯線が環端に引っ掛かり難く、芯線を芯線保持部に挿入し易くなる。
ここで、「2つの環端が径方向外側に向く」とは、図6に示すように、芯線保持部24sの径方向断面にて、両環端24e2の外面同士を結ぶ仮想線C10を引いたとき、仮想線C10が両環端24e2以外に芯線保持部24sと交差する部位が存在しないことをいう。
これに対し、図7に示すように、芯線保持部24tの径方向断面にて、両環端24e3の外面同士を結ぶ仮想線C2に着目すると、仮想線C2は両環端24e3以外に芯線保持部24tと交点y1、y2で交差している。つまり、環端24e3は径方向内側に向いている。
接続対象体はセンサ素子に限られない。又、センサはガスセンサに限らず、温度センサ等でもよい。又、ガスセンサとしては、酸素センサ、全領域ガスセンサの他、NOxセンサが挙げられる。
10 接続対象体(センサ素子)
20 接続端子
22 固定部
22x 加締め片
24、24s、24t 芯線保持部
27p 接続部
146 被覆電線(リード線)
148 芯線
148a 導線
200 センサ
G 隙間

Claims (6)

  1. 複数の導線から形成された芯線を絶縁被覆で覆ってなる単一の被覆電線と、
    前記被覆電線の前記絶縁被覆から露出した前記芯線と電気的に接続される単一の接続端子と、を備えた端子接続構造であって、
    前記接続端子は、前記導線すべてを押圧しつつ内包してなる有端環状の固定部と、接続対象体と電気的に接続される接続部と、前記固定部と前記接続部との間に設けられた芯線保持部と、を備え、
    前記芯線保持部は環状、又は1本の前記導線の直径よりも小さい隙間を有する有端環状をなし、前記固定部から前記接続部側にはみ出した前記芯線を押圧せずに内包することを特徴とする端子接続構造。
  2. 前記芯線保持部は、前記芯線の先端を内包する請求項1に記載の端子接続構造。
  3. 前記芯線保持部は径方向内側に向かって凸となる突起を有しない請求項1又は2に記載の端子接続構造。
  4. 前記接続端子は、Ni:50質量%以上、Cr:14〜21質量%、Fe:25質量%以下、残部不可避不純物からなる合金から形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の端子接続構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の端子接続構造と、
    前記接続対象体となるセンサ素子と、
    を備えたセンサ。
  6. 複数の導線から形成された芯線を絶縁被覆で覆ってなる単一の被覆電線の前記絶縁被覆から露出した前記芯線を、単一の接続端子に電気的に接続する端子接続構造の製造方法であって、
    前記接続端子は、互いに離間する1対の加締め片と、接続対象体と電気的に接続される接続部と、前記加締め片と前記接続部との間に設けられた芯線保持部と、を備え、
    前記芯線保持部は環状又は前記導線1本の径よりも小さい隙間を有する有端環状をなし、
    前記芯線を、前記接続端子の前記加締め片の間に挿入すると共に、前記加締め片よりも前記接続部側にはみ出した前記芯線を、前記芯線保持部に挿入する芯線挿入工程と、
    前記加締め片を加締めて有端環状の固定部を形成し、前記固定部に前記導線すべてを内包しつつ押圧して固定する加締め工程と、を有することを特徴とする端子接続構造の製造方法。
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