JP2005069079A - 内燃機関のオイル循環装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関を搭載した車輌の旋回運動のヨーレイトを検出するヨーレイトセンサを備え、ヨーレイトセンサの出力信号からクランク室に溜まったエンジンオイルの液面の前記クランク室に対する傾きを推定し(S102)、推定されたエンジンオイルの液面の傾きが所定値より大きいとき(S103、S104)には、オイルポンプの回転数を上昇させる(S105、S106)。
【選択図】図2
Description
すなわち、内燃機関のクランク室に溜まったエンジンオイルの液面の状態を推定する液面状態推定手段を備え、エンジンオイルがクランク室内のクランク軸などに接触するおそれがある液面状態であると推定された場合に、前記オイルポンプによるオイル吸引量を増加し、クランク室に溜まったエンジンオイルを吸引してエンジンオイルの液面を下げる。このことによりエンジンオイルがクランク軸などに接触することを防止し、その接触抵抗により内燃機関の出力損失が増大することを抑制できる。
レイトの大きさからエンジンオイルの液面の傾きを推定することができる。
内燃機関の回転数に伴って変化するように制御されている。しかし、吐出ポンプから内燃機関の各部に供給されたエンジンオイルが、クランク室内の底部に溜まるまでには時間差がある。これにより内燃機関の回転数が減少したときに、同じようにオイルポンプの回転数を減少させたのでは、一時的にクランク室には通常より多くのエンジンオイルが溜まり、エンジンオイルの液面の高さが高くなる。その結果、エンジンオイルとクランク軸などとが接触し、その接触抵抗により内燃機関の出力損失が増大するおそれがある。
内燃機関の所定箇所にオイルを供給する吐出ポンプと、
オイルポンプが吸引したエンジンオイルをオイルタンクを介して吐出ポンプに供給するオイル通路と、
クランク室に溜まったエンジンオイルを直接吐出ポンプに供給するバイパス路と、
オイル通路から吐出ポンプへエンジンオイルを供給するか、バイパス路から吐出ポンプへオイルを供給するかを切り換える切換弁と、
オイルポンプの作動の異常を検出する作動異常検出手段と、
オイルポンプの正常作動時には、オイル通路から吐出ポンプへエンジンオイルを供給するように切換弁を作動させ、作動異常検出手段が、オイルポンプの作動の異常を検出した場合は、オイルポンプの作動を停止するとともに、バイパス路から前記吐出ポンプへエンジンオイルを供給するように切換弁を作動させるオイル流路切換手段と、
を備えるようにするとよい。
ここで、内燃機関1の運転中に、内燃機関1を搭載した車輌が旋回運動をすると、クランク室5の底面に溜まっているエンジンオイル6は遠心力によって、クランク室5内で、前記旋回運動の外周側に寄せられる。従って、エンジンオイル6の液面については、前記
旋回運動の外周側が高く、内周側が低い状態で傾く。その結果、前記旋回運動における外周側の、エンジンオイル6が高くなった部分で、エンジンオイル6の液面とクランク軸などが接触し、その接触抵抗によって、内燃機関1の出力損失が増大するおそれが生じる。
で、S104に進む。
ここで、R2は、通常運転時の回転数として設定されたR1よりは大きな回転数であり、オイルポンプ9をこの回転数R2で回転することにより、エンジンオイル6の液面の高さを減少させることができる。
力及び、傾きセンサの出力の両方より、エンジンオイル6の液面のクランク室5に対する傾きを推定し、オイルポンプ9の回転数を決定するようにしてもよい。
大することを効果的に抑制することができる。また、エンジンオイル6の液面の揺れが小さく、エンジンオイル6がクランク軸などと接触するおそれがない場合には、オイルポンプ9の回転数を増加させないため、無駄な電力を消費することがない。
11に、オイルポンプ9の役割を兼ねさせる制御について説明する。
において、オイル流路切換手段は、上記のオイルポンプ作動異常時制御ルーチンの処理S703からS705を実行するECU20を含んで構成される。
3・・・エンジンの動弁系ブロック
4・・・エンジンのピストン・クランク系ブロック
5・・・クランク室
6・・・クランク室に溜まったエンジンオイル
7・・・吸入口
8・・・オイル通路
9・・・オイルポンプ
10・・オイルタンク
11・・吐出ポンプ
12・・電磁弁
13・・バイパス路
14・・ストレーナ
20・・ECU
30・・ヨーレイトセンサ
31・・加速度センサ
32・・クランクポジションセンサ
33・・イグニッションSW
Claims (12)
- 内燃機関のクランク室に溜まったエンジンオイルを吸引して循環させるオイルポンプと、
前記クランク室に溜まったエンジンオイルの液面の状態を推定する液面状態推定手段と、
前記液面状態推定手段が検出したエンジンオイル液面の状態に基づいて前記オイルポンプによるオイル吸引量を制御する吸引制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関のオイル循環装置。 - 内燃機関のクランク室に溜まったエンジンオイルを吸引して循環させるオイルポンプと、
前記内燃機関の始動予定が発生したことを該内燃機関が搭載された車輌の操作状態から検出する始動予定検出手段と、
前記始動予定検出手段が前記内燃機関の始動予定を検出したときに、前記オイルポンプの作動を開始させる吸引開始手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関のオイル循環装置。 - 内燃機関のクランク室に溜まったエンジンオイルを吸引して循環させるオイルポンプと、
前記内燃機関の所定箇所にエンジンオイルを供給する吐出ポンプと、
前記オイルポンプが吸引したエンジンオイルをオイルタンクを介して前記吐出ポンプに供給するオイル通路と、
前記クランク室に溜まったエンジンオイルを直接前記吐出ポンプに供給するバイパス路と、
前記オイル通路から前記吐出ポンプへエンジンオイルを供給するか、前記バイパス路から前記吐出ポンプへエンジンオイルを供給するかを切り換える切換弁と、
該オイルポンプの作動の異常を検出する作動異常検出手段と、
前記オイルポンプの正常作動時には、前記オイル通路から前記吐出ポンプへエンジンオイルを供給するように前記切換弁を作動させ、前記作動異常検出手段が前記オイルポンプの作動の異常を検出した場合は、前記オイルポンプの作動を停止するとともに、前記バイパス路から前記吐出ポンプへオイルを供給するように前記切換弁を作動させるオイル流路切換手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関のオイル循環装置。 - 前記液面状態推定手段は、前記クランク室に溜まったエンジンオイルの液面の前記クランク室に対する傾きを推定し、
前記吸引制御手段は、推定された前記エンジンオイルの液面の傾きが所定値より大きくなるときに、前記オイルポンプの回転数を上昇させてオイル吸引量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイル循環装置。 - 前記液面状態推定手段は、前記内燃機関を搭載した車輌の旋回運動のヨーレイトから前記エンジンオイルの液面の前記クランク室に対する傾きを推定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のオイル循環装置。
- 前記液面状態推定手段は、前記内燃機関を搭載した車輌の傾きから前記エンジンオイルの液面の前記クランク室に対する傾きを推定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のオイル循環装置。
- 前記液面状態推定手段は、前記クランク室に溜まったエンジンオイルの液面の揺れを推
定し、
前記吸引制御手段は、推定された前記エンジンオイルの液面の揺れの大きさが所定値より大きくなるときに、前記オイルポンプの回転数を上昇させてオイル吸引量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイル循環装置。 - 前記液面状態推定手段は、前記内燃機関を搭載した車輌が悪路を走行中であることを判定する悪路判定手段を有し、該悪路判定手段による判定結果により前記クランク室に溜まったエンジンオイルの液面の揺れを推定することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関のオイル循環装置。
- 前記液面状態推定手段は、前記内燃機関の回転数を検出することにより、前記クランク室に溜まったエンジンオイルの液面の高さを推定し、
前記吸引制御手段は、推定された前記オイル液面の高さが所定値以下のときは、前記オイルポンプの回転数を、前記内燃機関の回転数と連動するように変化させ、推定された前記エンジンオイルの液面の高さが所定値よりも高いときは、所定時間、前記オイルポンプの回転数を維持した後、前記オイルポンプの回転数を、前記内燃機関の回転数と連動するように変化させてオイル吸引量を制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のオイル循環装置。 - 前記始動予定検出手段は、前記車輌のイグニッションスイッチがONすることをもって前記内燃機関の始動予定の発生を検出することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のオイル循環装置。
- 前記始動予定検出手段は、前記車輌のドアロックが解除されることをもって前記内燃機関の始動予定の発生を検出することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のオイル循環装置。
- 前記オイルポンプは電動ポンプであることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の内燃機関のオイル循環装置。
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