JP2005067479A - 車両用パーキングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディテントプレートがパーキングロック位置に位置させられたときにパーキングギヤにパーキングポールが噛み合っていない場合に、パーキングロック位置からのディテントプレートの戻り量が小さい車両用パーキングロック装置を提供する。
【解決手段】 第3R部74の曲率半径RC(=R74)と、第1凹状谷部26内の係合ローラ32の曲率中心とそのディテントプレートの回動中心との距離RL(=R10)との比RC/RLが0.12以下の値となるようにそのディテントプレート10の外周縁形状すなわちカム面30が形成されていることから、ディテントプレート10がパーキングロック位置に位置させられたときにパーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合っていない場合でも、パーキングロック位置から回動トルクTk が零となる位置までのディテントプレート10の戻り量αが小さくされる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両の停車時において動力伝達装置の回転軸の回転を阻止するための車両用パーキングロック装置に関し、特に、ディテントプレートの外周縁に形成された凹部の形状に起因してロッドばねによるトルクが零となるまでの回転角を小さくし、パーキングギヤとパーキングポールとが噛み合わない場合でもディテントプレートのパーキングロック位置からの戻り量を小さくする技術に関するものである。
パーキングロック位置および非パーキングロック位置に位置決めされるための互いに隣接する第1凹状谷部および第2凹状谷部を外周縁部に備えて1軸心まわりに回動可能に設けられたディテントプレートと、そのディテントプレートの回動中心側に向かって付勢されて該凹状谷部に係合させられる係合部材と、前記ディテントプレートの回動に機械的に連動して長手方向に移動させられるパーキングロッドと、そのパーキングロッドがパーキングロック位置に移動させられることにより動力伝達装置の回転軸の回転を阻止するロック装置とを備えた車両用パーキングロック装置が知られている。たとえば、特許文献1に記載された装置がそれである。
特開平5−306750号公報 特開平5−180335号公報
ところで、上記のような車両用パーキングロック装置では、ディテントプレートの形状によって凹状谷部における吸い込み荷重最大部がパーキングロック位置から遠いため、ディテントプレートの戻り量、すなわちパーキングロック位置からロッドばねによってトルクが零となる位置までの戻される回動角すなわち戻り量が大きい。このため、ディテントプレートがパーキングロック位置まで回動させられたときにパーキングギヤにパーキングポールが噛み合っていない場合において、その後の駆動輪のわずかな回転によりパーキングギヤにパーキングポールが噛み合う位置となっても、パーキングロッドの前進位置が不十分であるためパーキングギヤとパーキングポールとが噛み合わなくなるという可能性があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ディテントプレートがパーキングロック位置に位置させられたときにパーキングギヤにパーキングポールが噛み合っていない場合に、パーキングロック位置からのディテントプレートの戻り量が小さい車両用パーキングロック装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための請求項1に係る発明の要旨とするところは、パーキングロック位置および非パーキングロック位置に位置決めされるための第1凹状谷部および第2凹状谷部を有するカム面を外周縁部に備えて1軸心まわりに回動可能に設けられるディテントプレートと、該ディテントプレートのカム面に向かって付勢されて該カム面に圧接させられる係合部材と、前記ディテントプレートの回動に機械的に連動して移動させられるパーキングロッドと、該パーキングロッドがパーキングロック位置へ移動させられることに伴って該パーキングロッドから与圧ばねを介して伝達される駆動力に基づいて車両動力伝達装置の回転軸の回転を阻止するロック装置とを備えた車両用パーキングロック装置であって、前記ディテントプレートが前記非パーキングロック位置からパーキングロック位置へ回動させられる過程で前記係合ローラが接触させられる該ディテントプレートのカム面には、第1R部、第2R部、第3R部、直線部が順次形成されるとともに、その第3R部の曲率半径をRC、パーキングロック位置に位置決めするためにその係合部材が前記第1凹状谷部内に係合させられたときのその係合部材の係合面の曲率中心とそのディテントプレートの回動中心との距離をRLとしたとき、それらの比RC/RLが0.12以下の値となるようにそのディテントプレートのカム面形状が形成されていることにある。
また、請求項2に係る発明の要旨とするところは、前記ディテントプレートは、アクチュエータによって回動駆動されるものであることにある。
また、請求項3に係る発明の要旨とするところは、前記ディテントプレートは回動可能に支持された回動軸に固定され、その回動軸は前記アクチュエータの出力部材に隙間嵌合されたものであることにある。
また、請求項4に係る発明の要旨とするところは、前記ディテントプレートの第1凹状谷部には、前記直線部につづいて第4R部、該直線部とともに該第1凹状谷部内の係合部材を受けるための第2の直線部が形成されていることにある。
また、請求項5に係る発明の要旨とするところは、パーキングロック位置および非パーキングロック位置に位置決めされるための第1凹状谷部および第2凹状谷部を有するカム面を外周縁部に備えて1軸心まわりに回動可能に設けられるディテントプレートと、該ディテントプレートのカム面に向かって付勢されて該カム面に圧接させられる係合部材と、前記ディテントプレートの回動に機械的に連動して移動させられるパーキングロッドと、該パーキングロッドがパーキングロック位置へ移動させられることに伴って該パーキングロッドから与圧ばねを介して伝達される駆動力に基づいて車両動力伝達装置の回転軸の回転を阻止するロック装置とを備えた車両用パーキングロック装置であって、前記ディテントプレートが前記非パーキングロック位置からパーキングロック位置へ回動させられる過程で前記係合部材が圧接させられる該ディテントプレートのカム面には、第1R部、第2R部、第3R部、直線部が順次形成されるとともに、前記パーキングロック位置から前記非パーキングロック位置へ回動させられるに際して該ディテントプレートの回動量に対する前記ディテントプレートの回動駆動トルクの変化を示す特性曲線の頂点が、パーキングロック位置から第1R部と第2R部の接続点にかけての回動域においてパーキングロック位置寄りであるカム面形状を有することにある。
請求項1に係る発明によれば、第3R部の曲率半径RCと、第1凹状谷部内に係合させられたときのその係合部材の係合面の曲率中心とそのディテントプレートの回動中心との距離RLとの比RC/RLが0.12以下の値となるようにそのディテントプレートの外周縁形状が形成されていることから、ディテントプレートがパーキングロック位置に位置させられたときにパーキングギヤにパーキングポールが噛み合っていない場合でも、パーキングロック位置からロッドばねによってトルクが零となる位置までのディテントプレートの戻り量が小さくされる。このため、パーキングギヤにパーキングポールが噛み合っていない状態では、パーキングギヤにパーキングポールが噛み合う位置となってもパーキングギヤとパーキングポールとが噛み合わなくなるということが好適に防止される。
請求項2に係る発明によれば、前記ディテントプレートは電動アクチュエータにより回動駆動されるものであるので、手動操作だけでなく、たとえば電子制御装置からの出力によっても回動駆動されるようになる。
請求項3に係る発明によれば、前記ディテントプレートは回動可能に支持されたたとえばパーキングシャフトなどの回動軸に固定され、その回動軸は前記アクチュエータの出力部材に、スプライン歯が外周面に形成された軸端と出力部材の端面においてスプライン歯が内周面に形成された嵌合穴との間のスプライン嵌合や、断面多角形に形成された軸端と出力部材の端面において断面多角形に形成された嵌合穴との間の嵌合などの隙間嵌合されたものである。前述のように、パーキングロック位置からロッドばねによってトルクが零となる位置までのディテントプレートの戻り量が小さくされる結果、パーキングロック位置と非パーキングロック位置との間において回動駆動トルクが零を境にして正負逆方向となるときの回動駆動トルクの変化が滑らかとなるので、その正負逆方向となるときに上記隙間嵌合において発生するガタ詰め音が好適に低減される。
請求項4に係る発明によれば、前記ディテントプレートの第1凹状谷部には、前記直線部につづいて第4R部と、その直線部との交差角度が所定値たとえば50度以上となるように設けられてその直線部とともにその第1凹状谷部内の係合部材或いは係合ローラを受けるための第2の直線部が形成されていることから、それら直線部および第2の直線部に係合部材或いは係合ローラが挟まれるため、その係合部材或いは係合ローラが抜けなくなることが好適に防止される。
請求項5に係る発明によれば、パーキングロック位置および非パーキングロック位置に位置決めされるための第1凹状谷部および第2凹状谷部を有するカム面を外周縁部に備えて1軸心まわりに回動可能に設けられるディテントプレートと、該ディテントプレートのカム面に向かって付勢されて該カム面に圧接させられる係合部材と、前記ディテントプレートの回動に機械的に連動して移動させられるパーキングロッドと、該パーキングロッドがパーキングロック位置へ移動させられることに伴って該パーキングロッドから与圧ばねを介して伝達される駆動力に基づいて車両動力伝達装置の回転軸の回転を阻止するロック装置とを備えた車両用パーキングロック装置であって、前記ディテントプレートが前記非パーキングロック位置からパーキングロック位置へ回動させられる過程で前記係合部材が圧接させられる該ディテントプレートのカム面には、第1R部、第2R部、第3R部、直線部が順次形成されるとともに、前記パーキングロック位置から前記非パーキングロック位置へ回動させられるに際して該ディテントプレートの回動量に対する前記ディテントプレートの回動駆動トルクの変化を示す特性曲線の頂点が、パーキングロック位置から第1R部と第2R部の接続点にかけての回動域においてパーキングロック位置寄りであるカム面形状を有することから、パーキングギヤにパーキングポールが噛み合っていない状態でも、パーキングロック位置からロッドばねによってトルクが零となる位置までのディテントプレートの戻り量が小さくされる。このため、パーキングギヤにパーキングポールが噛み合っていない状態では、パーキングギヤにパーキングポールが噛み合う位置となってもパーキングギヤとパーキングポールとが噛み合わなくなるということが好適に防止される。
以下、本発明の1実施例である車両用パーキングロック装置8を図面を用いて詳細に説明する。
図1乃至図4は、たとえば自動変速機用のハウジング12内に設けられた車両用パーキングロック装置8の要部を示す図であり、図5は、車両用パーキングロック装置8に備えられた板状のディテントプレート10を示す図である。このディテントプレート10は、その外周端縁のカム面形状に従って少なくともパーキングロック位置と非パーキングロック位置との予め設定された回動角度に位置位置決めする機能を備えたものであり、パーキングレバー、ディテントレバー、節度板などとも称される。
図1乃至図4において、ハウジング12により1軸心まわりに回動可能に支持されたパーキングシャフト14の軸端はハウジング12の外面に固定された電動アクチュエータ16の出力軸18と連結され、パーキングシャフト14はその電動アクチュエータ16によって予め設定されたパーキングロック位置と非パーキングロック位置との回動角度に位置決めされるようになっている。上記パーキングシャフト14の軸端の外周面にはスプライン歯が形成されるとともに、上記電動アクチュエータ16の出力軸18の端面には内周面にスプライン歯が形成された嵌合穴20が形成されており、そのパーキングシャフト14の軸端が電動アクチュエータ16の出力軸18の端面の嵌合穴20に相対回転不能に嵌め入れられるスプライン嵌合、すなわち周方向に僅かな隙間が設けられた隙間嵌合により相互が連結されている。
図1および図2に詳しく示すように、前記ディテントプレート10は、上記パーキングシャフト14の所定位置に相対回転不能に固定されており、パーキングシャフト14の回動中心である1軸心まわりに回動可能に設けられている。ディテントプレート10の中央部に固設された円筒状のボス部22とパーキングシャフト14とがそれらを貫通する固定ピン24によって相互に固定されている。そのディテントプレート10には、パーキングロック位置に位置決めされるための第1凹状谷部26および非パーキングロック位置に位置決めされるための第2凹状谷部28を有するカム面30が外周端縁部に備えられている。
また、図3に詳しく示すように、ハウジング12には、係合部材として機能する係合ローラ32を先端部に備えた板ばね34の基端部がボルト36により固定されており、係合ローラ32が上記カム面30に向かって所定の押圧力で常時付勢されてカム面30に圧接させられている。係合ローラ32は、板ばね34の先端部においてディテントプレート10の回動軸心と平行な軸心まわりの回転が可能に支持されている。これにより、基本的には、係合ローラ32が上記第1凹状谷部26内に落ち込むことによりディテントプレート10がパーキングロック位置に位置決めされ、上記第2凹状谷部28内に落ち込むことによりディテントプレート10が非パーキングロック位置に位置決めされるようになっている。
図4に詳しく示すように、前記ハウジング12内には、図示しない自動変速機の出力軸と差動歯車装置との間の動力伝達経路の一部を構成するカウンタ軸40が設けられており、このカウンタ軸40の軸端にはパーキングロックギヤ42が固設されている。また、そのパーキングロックギヤ42の外周歯44と係合するパーキングロック位置と非パーキングロック位置とに回動させられる長手状(レバー状)のパーキングロックポール(係合爪部材)45が回動可能に設けられている。このパーキングロックポール45は、基端部がピン46によって回動可能にハウジング12に支持されており、上記外周歯44と係合するための係合歯48を長手方向の中央部に備えるとともに、後述のパーキングロックカム50に摺接させられる摺接部52を先端部に備え、リターンスプリング54によって非パーキングロック位置すなわち図3或いは図4に示す位置に向かって常時付勢されている。また、円筒状の案内部材56を備えたカバー部材58が、上記パーキングロックポール45の摺接部52を覆うようにハウジング12に設けられている。
基端部が前記ディテントプレート10に回動可能に連結されたパーキングロッド60の先端部には、前記パーキングロックカム50が長手方向の移動可能に嵌め付けられており、そのパーキングロッド60の先端にはそのパーキングロックカム50の抜止めすなわち脱落防止用の先端ストッパ62が固定されている。また、そのパーキングロッド60の先端部には、パーキングロックカム50を先端ストッパ62へ向かって予め設定された予荷重で付勢するコイル状の与圧ばね64が上記パーキングロッド60の先端部の所定位置に固定されたばね受66と上記パーキングロックカム50との間に介挿されている。そして、このように構成されたパーキングロッド60の先端部は、カバー部材58に固定された円筒状の案内部材56内に嵌め入れられることによりパーキングロッド60の長手方向の移動可能に支持され、パーキングロックカム50がパーキングロックポール45の摺接部52に対して摺動可能に移動させられるようになっている。
上記パーキングロックカム50はテーパ状カム面68を備えており、ディテントプレート10が図3に示すように非パーキングロック位置に回動させられているときは、パーキングロックカム50のテーパ状カム面68がパーキングロックポール45の摺接部52を持ち上げないため、パーキングロックポール45は図4に示されるようにリターンスプリング54の付勢力によって非パーキングロック位置(ニュートラル状態や車両の走行状態などのような車両駆動輪の回転を機械的に許容する位置)に位置させられるが、係合ローラ32が上記第1凹状谷部26内に落ち込むことによりディテントプレート10がパーキングロック位置に回動させられると、パーキングロックカム50のテーパ状カム面68がパーキングロックポール45の摺接部52を持ち上げるので、パーキングロックポール45はリターンスプリング54の付勢力に従って、パーキングロックポール45はその係合歯48がパーキングロックギヤ42の外周歯44と係合するパーキングロック位置(車両駆動輪の回転を機械的にロックする位置)に位置させられる。本実施例では、上記パーキングロックギヤ42およびその回転を阻止するパーキングロックポール45が、ディテントプレート10がパーキングロック位置へ移動させられることに伴ってパーキングロッド60から与圧ばね64を介して伝達される駆動力に基づいて車両動力伝達装置のカウンタ軸40の回転を阻止するロック装置として機能している。
ここで、図6に拡大して示すように、上記ディテントプレート10が非パーキングロック位置からパーキングロック位置へ回動させられる過程で係合ローラ32が圧接させられるそのディテントプレート10のカム面30には、第1R部(第1円弧状部)70、第2R部(第2円弧状部)72、第3R部(第3円弧状部)74、第1直線部76が順次形成されるとともに、それに続いて第4R部(第4円弧状部)78、上記第1直線部76に対して所定角度たとえば50度以上の角度を成す第2直線部80、第5R部(第5円弧状部)82、ストッパとしての機能を出すためにディテントプレート10の回転中心C10を通る径方向に略平行な第3直線部84がさらに順次形成されている。このようなカム面30の形状は、たとえば図7に示す特性すなわちパーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合っていない状態でも、車両が僅かに動けばそれらパーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合い可能となる範囲内とするための、パーキングロック位置から与圧ばね(ロッドばね)64によってトルクが零となる位置までのディテントプレート10の戻り量(戻り角度)とする特性とするために案出されたものであり、たとえば係合ローラ32の半径が3.5であるとき、上記の第1R部70の曲率半径R70は16.5mm、第2R部72の曲率半径R72は0.5mm、第3R部74の曲率半径R74は4.0mm、第1直線部76の長さは2.0mm、第4R部78の曲率半径R78は3.0mm、第2直線部80の長さは2.0mm、第5R部82の曲率半径R82は2.0mm、パーキングロック位置に位置決めするために係合ローラ32が第1凹状谷部26内に係合させられたときのその係合ローラ32の係合面の曲率中心すなわち係合ローラ32の回転中心とそのディテントプレート10の回動中心C10との距離R10は50.0mm程度である。
図7は、本実施例における特性を示すものであって、パーキングロック位置とそれに隣接した非パーキングロック位置との間の回動角度θk を示す横軸と、係合ローラ32を付勢する板ばね34の付勢力および与圧ばねの付勢力に起因してディテントプレート10に発生する回動トルクTk を示す縦軸との二次元座標図である。縦軸の回動トルクTk では、正の値が非パーキングロック位置へ向かうトルクすなわち係合ローラ32が第2凹状谷部28へ落ち込む方向の回動トルクを示し、負の値がパーキングロック位置へ向かうトルクすなわち係合ローラ32が第1凹状谷部26へ落ち込む方向の回動トルクを示している。図7において、1点鎖線はパーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合うときの回動トルク曲線を示し、実線は外周歯44に係合歯48が乗り上げてパーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わないときの回動トルク曲線を示し、a区間は係合ローラ32が第1R部70に係合する区間、b区間は係合ローラ32が第2R部(第2円弧状部)72に係合する区間、c区間は係合ローラ32が第3R部(第3円弧状部)74に係合する区間を示している。
図7において、上記実線と1点鎖線との差ΔTk が与圧ばね64の変形により発生させられる回動トルクTk の増加分であり、約14度程度の所定の角度θy で発生し且つパーキングロック位置へ向かうほど次第に大きくなる。上記1点鎖線および実線と回動トルクTk が零を示す線との交点がディテントプレート10の停止角度であり、パーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わないときのディテントプレート10のパーキングロック位置(0度)からの戻り量(戻り角度)αは0.1度程度と極めて小さくなっている。この図7には、係合ローラ32が第1凹状谷部26内にあるパーキングロック位置から係合ローラ32が第2凹状谷部28内にある非パーキングロック位置へ回動させられる過程で、回動角度θk に対する吸込み荷重(負の回動トルク)の変化が急増した後で徐々に減少する特性、或いは、係合ローラ32が第1凹状谷部26内にあるパーキングロック位置から係合ローラ32が第2凹状谷部28内にある非パーキングロック位置へ回動させられる過程で、ディテントプレート10の板ばね34や与圧ばね64に従う回動トルクTk が急減した後で徐々に増加する特性、換言すれば、係合ローラ32が第1凹状谷部26内にあるパーキングロック位置から係合ローラ32が第2凹状谷部28内にある非パーキングロック位置へ回動させられる過程で、上記回動トルクTk に抗してディテントプレート10を駆動するための回動駆動トルクTD が急増した後で徐々に減少する特性が示されている。この回動駆動トルクTD は、図7においてトルク零を示す線を境に上記回動トルクTk が反転した特性である。ディテントプレート10は、このような特性が得られるようなカム面30の形状を有するのである。
上記図7の特性を更に別の表現で示すこともできる。すなわち、パーキングロック位置から非パーキングロック位置へ回動させられるに際して、ディテントプレート10の回動量に対するディテントプレート10の回動駆動トルクTD の変化を示す図7の実線の特性曲線の頂点(ローピーク:最小トルク点)Pが、パーキングロック位置からa区間とb区間との境界までの回動域においてそのパーキングロック位置寄りに位置している。すなわち、パーキングロック位置から上記特性曲線の頂点Pまでを区間I、その特性曲線の頂点Pからa区間とb区間の境界までを区間IIとすると、区間Iは区間IIよりも大幅に短く(I区間<II区間)、区間Iにおける回動角θk の変化量ΔθKIは区間IIにおける回動角θk の変化量ΔθKII よりも充分に大きく(ΔθKI>ΔθKII )、特性曲線上の区間上における勾配角θI は区間IIにおける勾配角θIIよりも充分に大きい(ΔθI >ΔθII)。
本発明者等の解析によれば、上記の特性を得るために密接に関連するのは、第3R部74の曲率半径R74と係合ローラ32の回転中心とそのディテントプレート10の回動中心C10との距離R10とである点、その第3R部74の曲率半径R74をRC、パーキングロック位置に位置決めするために係合ローラ32が第1凹状谷部26内に係合させられたときのその係合ローラ32の回転中心とそのディテントプレート10の回動中心C10との距離R10をRLとしたとき、それらの比RC/RLが0.12以下の値となるようにそのディテントプレート10のカム面30を形成する点が必須であることが明らかとなった。パーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わないときでも車両の動きにより回転位相が合致したとき与圧ばね64の付勢力により前進するパーキングロックカム50によりパーキングポール45が持ち上げられたときにパーキングギヤ42とパーキングポール45とが十分に噛み合うためには、ディテントプレート10のパーキングロック位置(0度)からの戻り量(戻り角度)αは小さい程良いから、図8に示すように、上記比RC/RLが0.12以下の値であればよいのである。
すなわち、電動アクチュエータ16によってディテントプレート10が非パーキングロック位置からパーキングロック位置へ回動(係合ローラ32が第2凹状谷部28内から第1凹状谷部26内へ相対移動)させられ且つ電動アクチュエータ16が非差動とされたとき、パーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わない場合は、パーキングロッド60の前進にもかかわらず、パーキングロックカム50はパーキングポール45の摺接部52に当接してそれ以上前進できず、与圧ばね64が圧縮変形させられた状態となる。この与圧ばね64の反発力はディテントプレート10に非パーキングロック位置へ向かう回動力を与えることになり、ディテントプレート10はそのパーキングロック位置(0度)から前記戻り量αだけ戻されて静止する。この状態では、パーキングロッド60は十分に前進させられているので、車輪の僅かな動きによりパーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合い可能状態となると、与圧ばね64の付勢力により前進するパーキングロックカム50によりパーキングポール45が持ち上げられてそのパーキングポール45の係合歯48がパーキングギヤ42の外周歯44と噛み合う。
しかしながら、たとえば図9に示すように第3R部74の曲率波形R74が22.0mm程度と大きいディテントプレート90を用いる従来の場合は、たとえば図10に示す特性となることから、ディテントプレート90のパーキングロック位置(0度)からの戻り量βが3.0度程度となるので、ディテントプレート10がパーキングロック位置へ回動させられたときにパーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わないときに車輪が僅かに回転してパーキングギヤ42とパーキングポール45との噛み合いが可能となり、パーキングロックカム50が与圧ばね64の付勢力により前進させられても、パーキングロッド60が十分に前進させられておらず、パーキングギヤ42とパーキングポール45との噛み合いが不十分となる可能性があったのである。この図10の従来の特性と前述の図7の特性とを比較すると、パーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わないときに、本実施例でのディテントプレート10のパーキングロック位置での戻り量αが従来の戻り量βよりも大幅に小さい点に加えて、トルク零を示す線との交差付近において吸込み荷重の変化が小さく滑らかに変化する点が相違する。
以上のように構成された車両用パーキングロック装置8によれば、ディテントプレート10において、第3R部の曲率半径RCと、第1凹状谷部内に係合させられたときのその係合部材の係合面の曲率中心とそのディテントプレートの回動中心との距離RLとの比RC/RLが0.12以下の値となるようにそのディテントプレート10の外周縁形状すなわちカム面30が形成されていることから、パーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合っていない状態でも、パーキングロック位置から与圧ばね(ロッドばね)64によって回動トルクTk が零となる位置までのディテントプレート10の戻り量αが小さくされるので、ディテントプレート10がパーキングロック位置へ回動操作されたときにパーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合っていない場合に、その後にパーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合う位置となったとき、パーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わなくなるということが好適に防止される。
また、本実施例によれば、ディテントプレート10は電動アクチュエータ16により回動駆動されるものであるので、手動操作だけでなく、たとえば電子制御装置からの出力によっても回動駆動されるようになる。
また、本実施例によれば、ディテントプレート10は回動可能に支持されたパーキングシャフト(回動軸)60に固定され、そのパーキングシャフト60と電動アクチュエータ16の出力軸(出力部材)18とは、スプライン歯が外周面に形成された軸端と出力軸18の端面においてスプライン歯が内周面に形成された嵌合穴20との間のスプライン嵌合すなわち隙間嵌合によって相対回転不能に連結されたものである。この結果、図7に示すように、パーキングロック位置から与圧ばね(ロッドばね)64によってトルクが零となる位置までのディテントプレート10の戻り量αが小さくされる結果、パーキングロック位置と非パーキングロック位置との間において回動駆動トルクTD が零を境にして正負逆方向となるときの回動駆動トルクTD の変化が滑らかとなるので、その正負逆方向となるときに上記隙間嵌合において発生するガタ詰め音が好適に低減される。
また、本実施例によれば、ディテントプレート10の第1凹状谷部26には、第1直線部76につづいて、第4R部78と、その第1直線部76との交差角度が所定値たとえば50度以上となるように設けられてその第1直線部76とともにその第1凹状谷部26内の係合ローラ32を受けるための第2直線部80が形成されていることから、それら第1直線部76および第2の直線部80に係合ローラ32が挟まれるため、その係合ローラ32が抜けなくなることが好適に防止される。
また、本実施例の車両用パーキングロック装置8において、たとえばディテントプレート10は、パーキングロック位置から非パーキングロック位置へ回動させられるに際してそのディテントプレート10の回動駆動トルクTD が急増した後で徐々に減少するという表現で特定される図7の特性を発生させるカム面30の形状を有することから、ディテントプレート10がパーキングロック位置に回動させられたときにパーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合っていない場合でも、パーキングロック位置から与圧ばね(ロッドばね)64によってトルクが零となる位置までのディテントプレートの戻り量αが小さくされる。このため、ディテントプレート10がパーキングロック位置に回動させられたときにパーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合っていない場合でも、駆動輪の僅かな回転によってパーキングギヤ42にパーキングポール45が噛み合う位置となったときにパーキングギヤ42とパーキングポール45とが噛み合わなくなるということが好適に防止される。
以上、本発明の好適な実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、更に別の態様においても実施される。
例えば、前述の実施例において、ディテントプレート10は、電動アクチュエータ16によって回転駆動されるものであったが、空圧或いは油圧アクチュエータなどの他のアクチュエータによって回転駆動されるものであってもよいし、運転者によって操作されるシフトレバーにより回転駆動されるものであってもよい。
また、前述の実施例では、ディテントプレート10をパーキングロック位置および非パーキングロック位置へ位置決めするように、その第1凹状谷部26および第2凹状谷部28内に係合させる回転可能に支持された係合ローラ32が用いられていたが、必ずしも係合ローラ32でなくてもよく、第1凹状谷部26および第2凹状谷部28内に係合可能な凸状突起を備えた部材が用いられてもよい。
また、前述の実施例では、ディテントプレート10の第1凹状谷部26および第2凹状谷部28内に係合ローラ32を係合させるために、その係合ローラ32を回転可能に支持し且つカム面30側に常時付勢する板ばね34が用いられていたが、たとえばコイルスプリングによって一回動方向に付勢されたアームの先端に係合ローラ32が回転可能に支持されるなどの構成が採用されてもよい。
また、前述の実施例では、パーキングシャフト60と電動アクチュエータ16の出力軸(出力部材)18とは、スプライン歯が外周面に形成された軸端と出力軸18の端面においてスプライン歯が内周面に形成された嵌合穴20との間のスプライン嵌合により相対回転不能に連結されていたが、必ずしもスプライン歯を用いなくてもよく、たとえば、断面多角形に形成されたパーキングシャフト60の軸端と嵌合穴20との間の嵌合により相対回転不能に連結されてもよい。
また、前述の実施例のディテントプレート10には、パーキングロック位置および非パーキングロック位置に対応する一対の第1凹状谷部26および第2凹状谷部28が形成されていたが、たとえば良く知られたPポジション、Rポジション、Nポジション、Dポジション、2ポジション、Lポジションに対応する凹状谷部が順次設けられていてもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施例の車両用駆動装置のハウジング内に設けられた車両用パーキングロック装置の要部であって、回動可能に設けられたパーキングロッドをハウジングの一部を切り欠いて示す図である。 図1のパーキングロッドに固定されたディテントプレートのカム面に係合ローラを押し当てる機構を示す図である。 図1のディテントプレートに回動可能に連結されたパーキングロッドと、その先端部に設けられたパーキングロックカムとパーキングロックポールの先端部(摺動部)との関係を示す図である。 図3のパーキングロックカムにより回動させられるパーキングロックポールとパーキングロックギヤとの係合機構、すなわちロック装置を示す図である。 図1のディテントプレートの形状を示す正面図である。 図1のディテントプレートのカム面の形状を詳しく説明する要部拡大図である。 図1のディテントプレートのカム面の形状により得られる、ディテントプレートの回動角度に対する回動トルクの特性を示す図である。 図1の実施例において、第3R部の曲率半径をRC、パーキングロック位置に位置決めするために該係合部材が前記第1凹状谷部内に係合させられたときの該係合部材の係合面の曲率中心とそのディテントプレートの回動中心との距離をRLとしたとき、それらの比RC/RLと非噛み合い時のディテントプレートのパーキングロック位置からの戻り角度との関係を示す図である。 従来のディテントプレートの形状を示す正面図であって、図5に相当する図である。 従来のディテントプレートのカム面の形状により得られる、ディテントプレートの回動角度に対する回動トルクの特性を示す図であって、図7に相当する図である。
符号の説明
8:車両用パーキングロック装置
10:ディテントプレート
12:ハウジング
16:電動アクチュエータ(アクチュエータ)
26:第1凹状谷部
28:第2凹状谷部
30:カム面
32:係合ローラ(係合部材)
34:板ばね
42:パーキングロックギヤ(ロック装置)
45:パーキングロックポール(ロック装置)
60:パーキングロッド
64:与圧ばね
70:第1R部(第1円弧状部)
72:第2R部(第2円弧状部)
74:第3R部(第3円弧状部)
76:第1直線部(直線部)
78:第4R部(第4円弧状部)
80:第2直線部

Claims (5)

  1. パーキングロック位置および非パーキングロック位置に位置決めされるための第1凹状谷部および第2凹状谷部を有するカム面を外周縁部に備えて1軸心まわりに回動可能に設けられるディテントプレートと、該ディテントプレートのカム面に向かって付勢されて該カム面に圧接させられる係合部材と、前記ディテントプレートの回動に機械的に連動して移動させられるパーキングロッドと、該パーキングロッドがパーキングロック位置へ移動させられることに伴って該パーキングロッドから与圧ばねを介して伝達される駆動力に基づいて車両動力伝達装置の回転軸の回転を阻止するロック装置とを備えた車両用パーキングロック装置であって、
    前記ディテントプレートが前記非パーキングロック位置からパーキングロック位置へ回動させられる過程で前記係合部材が圧接させられる該ディテントプレートのカム面には、第1R部、第2R部、第3R部、直線部が順次形成されるとともに、該第3R部の曲率半径をRC、パーキングロック位置に位置決めするために該係合部材が前記第1凹状谷部内に係合させられたときの該係合部材の係合面の曲率中心と該ディテントプレートの回動中心との距離をRLとしたとき、それらの比RC/RLが0.12以下の値となるように該ディテントプレートのカム面形状が形成されていることを特徴とする車両用パーキングロック装置。
  2. 前記ディテントプレートは、アクチュエータによって回動駆動されるものである請求項1の車両用パーキングロック装置。
  3. 前記ディテントプレートは回動可能に支持された回動軸に固定され、該回動軸は前記アクチュエータの出力部材に隙間嵌合されたものである請求項2の車両用パーキングロック装置。
  4. 前記ディテントプレートの第1凹状谷部には、前記直線部につづいて第4R部、該直線部とともに該第1凹状谷部内の係合部材を受けるための第2の直線部が形成されている請求項1乃至3のいずれかの車両用パーキングロック装置。
  5. パーキングロック位置および非パーキングロック位置に位置決めされるための第1凹状谷部および第2凹状谷部を有するカム面を外周縁部に備えて1軸心まわりに回動可能に設けられるディテントプレートと、該ディテントプレートのカム面に向かって付勢されて該カム面に圧接させられる係合部材と、前記ディテントプレートの回動に機械的に連動して移動させられるパーキングロッドと、該パーキングロッドがパーキングロック位置へ移動させられることに伴って該パーキングロッドから与圧ばねを介して伝達される駆動力に基づいて車両動力伝達装置の回転軸の回転を阻止するロック装置とを備えた車両用パーキングロック装置であって、
    前記ディテントプレートが前記非パーキングロック位置からパーキングロック位置へ回動させられる過程で前記係合部材が圧接させられる該ディテントプレートのカム面には、第1R部、第2R部、第3R部、直線部が順次形成されるとともに、前記パーキングロック位置から前記非パーキングロック位置へ回動させられるに際して該ディテントプレートの回動量に対する前記ディテントプレートの回動駆動トルクの変化を示す特性曲線の頂点が、パーキングロック位置から第1R部と第2R部の接続点にかけての回動域においてパーキングロック位置寄りであるカム面形状を有することを特徴とする車両用パーキングロック装置。
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