JP5825678B2 - トランスミッションのパーキングブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、駆動源からの駆動力が伝達される動力伝達軸に固定されたパーキングギヤと、パーキングポールシャフトによって回動可能に支持されて前記パーキングギヤに係合可能なパーキングポールと、シフトレンジの切り替えに応じて回動するコントロールシャフトに連動して移動し、前記パーキングポールを前記パーキングギヤに係合する方向に押圧可能な押圧部材と、前記押圧部材を前記コントロールシャフトに対して前記パーキングポールを押圧する方向に付勢する弾発手段とを備えるトランスミッションのパーキングブレーキ装置に関する。
かかるトランスミッションのパーキングブレーキ装置は、下記特許文献1により公知である。
この種のパーキングブレーキ装置では、パーキングギヤの外周面に等ピッチで複数の歯溝が形成されており、何れかの歯溝にパーキングポールの係止爪が係合することで、パーキングギヤの回転を拘束してパーキングブレーキが作動するようになっている。
特開2008−223813号公報
ところで、パーキングポールが回動して係止爪がパーキングギヤの歯溝に係合する際に、車両が所定値以上の車速で移動してパーキングギヤが所定値以上の回転数で回転していると、パーキングギヤの歯溝に一旦係合したパーキングポールの係止爪が弾き返されてしまう場合がある。パーキングレバーはスプリングで係合方向に付勢されているため、弾き返されたパーキングポールに押圧されたパーキングレバーが反係合方向に回動し、スプリングの弾発力で再び係合方向に回動するか、反係合方向の限界位置に達してストッパに衝突した場合には、前記スプリングの弾発力に加えて前記ストッパに弾かれた力で再び係合方向に回動する。
ところで、パーキングレバー、パーキングポールおよび前記スプリングよりなる系は固有の振動周期を有しているため、パーキングポールがパーキングギヤに弾き返されてから再びパーキングギヤに係合する位置へと戻る時間はほぼ一定になる。このとき、従来のパーキングギヤは歯溝間のピッチが一定であるため、パーキングポールの振動周期と車速(つまりパーキングギヤの回転数)とが同期すると、係合位置へと戻って来たパーキングポールの係止爪が、前回衝突した歯溝から所定個数離れた歯溝に直接係合して再び弾き返されてしまい、これが連続して繰り返されることでパーキングポールやパーキングギヤが損傷する可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、パーキングポールの振動周期とパーキングギヤの回転数とが同期することによるパーキングポールやパーキングギヤの損傷を回避することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、駆動源からの駆動力が伝達される動力伝達軸に固定されたパーキングギヤと、パーキングポールシャフトによって回動可能に支持されて前記パーキングギヤに係合可能なパーキングポールと、シフトレンジの切り替えに応じて回動するコントロールシャフトに連動して移動し、前記パーキングポールを前記パーキングギヤに係合する方向に押圧可能な押圧部材と、前記押圧部材を前記コントロールシャフトに対して前記パーキングポールを押圧する方向に付勢する弾発手段とを備えるトランスミッションのパーキングブレーキ装置において、前記パーキングギヤの外周面には前記パーキングポールが係合可能な複数の歯溝が所定ピッチで形成され、隣接する二つの歯溝間のピッチは不等ピッチであることを特徴とするトランスミッションのパーキングブレーキ装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、隣接する少なくとも二つの歯溝間のピッチを合計した合計ピッチと、前記少なくとも二つの歯溝に隣接する少なくとも二つの歯溝間のピッチを合計した合計ピッチとが、不等ピッチであることを特徴とするトランスミッションのパーキングブレーキ装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記複数の歯溝は、Nを2以上の自然数としたときに、N回回転対称に配置されたN群の歯溝からなることを特徴とするトランスミッションのパーキングブレーキ装置が提案される。
尚、実施の形態のカウンタシャフト12は本発明の動力伝達軸に対応し、実施の形態のパーキングレバー20は本発明の押圧部材に対応し、実施の形態の第2捩じりバネ23は本発明の弾発手段に対応する。
請求項1の構成によれば、シフトレンジをパーキングレンジに切り替えるとコントロールシャフトが回動し、コントロールシャフトの回動に連動して移動可能であって弾発手段により付勢された押圧部材がパーキングポールを押圧して動力伝達軸に固定したパーキングギヤに係合させることで、動力伝達軸が回転不能に拘束されてパーキングブレーキが作動する。パーキングポールをパーキングギヤに係合させるときに、パーキングギヤの歯溝に直接衝突して反係合方向に弾き返されたパーキングポールは、弾発手段の弾発力によってほぼ一定の振動周期で往復振動する。このとき、動力伝達軸が所定速度で回転していると、パーキングポールの振動周期とパーキングギヤの歯溝の位相とが同期してしまい、パーキングポールが再びパーキングギヤの歯溝に直接係合して弾き返される可能性がある。しかしながら、パーキングギヤの複数の歯溝は隣接する二つの歯溝間のピッチが不等ピッチになるように形成されているため、それ以後にパーキングポールがパーキングギヤの歯溝に直接係合する確率が減少し、パーキングポールが繰り返し弾き返されるのを防止してパーキングポールやパーキングギヤの損傷を未然に防止することができる。
また請求項2の構成によれば、隣接する少なくとも二つの歯溝間のピッチを合計した合計ピッチと、前記少なくとも二つの歯溝に隣接する少なくとも二つの歯溝間のピッチを合計した合計ピッチとが不等ピッチであるので、一つ置きの歯溝にパーキングポールが連続的に弾き返される現象や、二つ置きの歯溝にパーキングポールが連続的に弾き返される現象を確実に回避することができる。
また請求項3の構成によれば、パーキングギヤの複数の歯溝は、Nを2以上の自然数としたときに、N回回転対称に配置されたN群の歯溝からなるので、パーキングギヤの中心に重心位置を一致させて回転に伴う振動の発生を防止することができる。
自動車用トランスミッションの部分断面図。 図1の2部拡大図。 図1の3−3線断面図。 パーキングギヤ、パーキングポールおよびパーキングレバーの斜視図。 パーキングギヤの歯溝のピッチの説明図。 パーキングブレーキの作動時の作用説明図(その1)。 パーキングブレーキの作動時の作用説明図(その2)。
以下、図1〜図7に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図4に示すように、自動車のトランスミッションのミッションケース11の内部に回転可能に支持された動力伝達軸であるカウンタシャフト12には、外周に複数の歯溝13a…が形成されたパーキングギヤ13が固定される。ミッションケース11に固定したパーキングポールシャフト14には、パーキングポール15の基端が回動可能に枢支されており、パーキングポールシャフト14の外周に巻き付けた第1捩じりバネ16の一端をミッションケース11に係止して他端をパーキングポール15に係止することで、パーキングポール15は図2の矢印A′方向、つまりパーキングギヤ13から離反する方向に付勢される。パーキングポール15の先端には、パーキングギヤ13の歯溝13a…に係合可能な係止爪15aが設けられる。
ミッションケース11に回動可能に支持されたコントロールシャフト17には、パーキングレバーホルダ18が嵌合してボルト19で固定される。一対の側板20a,20aを連結板20bで接続したパーキングレバー20は、その一対の側板20a,20aの一端がパーキングレバーホルダ18を挟むようにコントロールシャフト17の外周に嵌合することで、コントロールシャフト17に対して相対回動可能かつ軸方向移動不能に支持される。一対の側板20a,20aの他端間を接続する支軸21に押圧ローラ22が回転可能に支持されており、この押圧ローラ22はパーキングポール15の背面に形成したカム面15bに当接する。
コントロールシャフト17の外周に第2捩じりバネ23が巻き付けられており、その一端がコントロールシャフト17に圧入したピン24に係止され、その他端がパーキングレバー20の連結板20bに係止される。第2捩じりバネ23の弾発力で、パーキングレバー20は図2の矢印B方向、つまり押圧ローラ22がパーキングポール15の背面に形成したカム面15bに当接する方向に付勢される。
コントロールシャフト17には、外周面に複数の凹部25a…が形成された扇状のディテントプレート25が固定される。一方、ミッションケース11に固定したディテントアームシャフト26にディテントアーム27の一端が回動可能に支持されており、ディテントアーム27の二股状の他端に一対のベアリング28,28を介してディテントローラ29が回転可能に支持される。ディテントアーム27は、コントロールシャフト17との間に配置したコイルスプリング30でディテントアームシャフト26まわりに付勢されており、ディテントローラ29がディテントプレート25の複数の凹部25a…の何れかに係合することでコントロールシャフト17の回動位置が規制される。
ミッションケース11には第1ストッパ31および第2ストッパ32が設けられており、パーキングポール15が矢印A′で示す反係合方向に回動したときの回動端が第1ストッパ31とパーキングポール15の背面との当接により規制され、パーキングレバー20が矢印B′で示す反係合方向に回動したときの回動端が第2ストッパ32とパーキングレバー20の連結板20bとの当接により規制される。
図5に示すように、パーキングギヤ13の歯溝13a…は不等ピッチに形成されている。即ち、パーキングギヤ13は1本の直径線で中心角が各々180°の二つの領域に分けられており、各領域には各々8個の歯溝13a(1)〜13a(8)が形成される。各領域の8個の歯溝13a(1)〜13a(8)間のピッチを順番にa,b,c,d,e,f,g,hとすると、a=17°、b=21°、c=26°、d=15°、e=25°、f=30°、g=19°、h=27°に設定される。パーキングギヤ13の歯溝13a(1)〜13a(8)の配置は2回回転対称であり、パーキングギヤ13を180°回転させると、その歯溝13a(1)〜13a(8)は回転させる前の歯溝13a(1)〜13a(8)に正しく重なり合う。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
運転者がセレクトレバーを操作して「P」ポジションを選択すると、図示せぬアクチュエータが作動してコントロールシャフト17が回動し、ディテントプレート25の所定の凹部25aにディテントアーム27のディテントローラ29が係合することで、コントロールシャフト17が「P」ポジションに対応する回動位置で停止する。
その結果、図6(A)に示すように、コントロールシャフト17まわりに矢印B方向に回動するパーキングレバー20の押圧ローラ22にカム面15bを押圧されたパーキングポール15が、パーキングポールシャフト14まわりに矢印A方向に回動し、その係止爪15aがパーキングギヤ13の何れかの歯溝13a(例えば、歯溝13a(1))に係合することで、パーキングギヤ13が回動不能に拘束されてパーキングブレーキが作動する。
このとき、パーキングギヤ13の歯溝13aの位相がパーキングポール15の係止爪15aの位置に一致しないときは、パーキングレバー20が第2捩じりバネ23を圧縮しながらコントロールシャフト17に対して矢印B′方向に相対回転し、コントロールシャフト17の回動を許容する。そしてパーキングギヤ13の歯溝13aの位相がパーキングポール15の係止爪15aの位置に一致した瞬間に、圧縮された第2捩じりバネ23の弾発力でパーキングレバー20が矢印B方向に回動してパーキングポール15を矢印A方向に押圧することで、パーキングポール15の係止爪15aがパーキングギヤ13の歯溝13aに係合する。
ところで、パーキングブレーキを作動させるときに車両が微速で移動しているような場合に、パーキングポール15の係止爪15aが回転するパーキングギヤ13の歯溝13aに係合した瞬間に弾き返されてしまい、図6(B)の矢印A′方向に回動する場合がある。このようにして矢印A′方向に回動するパーキングポール15は第1ストッパ31に衝突して停止するが、図7(A)に示すように、パーキングポール15のカム面15bに押圧ローラ22を押圧されたパーキングレバー20が第2捩じりバネ23を圧縮しながら更に矢印B′方向に回動し、第2ストッパ32に衝突して跳ね返される。
その結果、図7(B)に示すように、パーキングレバー20は第2捩じりバネ23の弾発力で矢印B方向に回動し、パーキングレバー20に押圧されたパーキングポール15は第1捩じりバネ16を圧縮しながら矢印A方向に回動する。このときのパーキングポール15の振動周期は、パーキングポール15の慣性モーメント、パーキングレバー20の慣性モーメント、第1捩じりバネ16のバネ定数、第2捩じりバネ23のバネ定数等により定まる一定の値であるが、各部の摩擦や第1ストッパ31との衝突等により、パーキングポール15がパーキングギヤ13の歯溝13a(1)に最初に弾き返された位置から、一往復して同じ位置に再び戻るまでの時間はほぼ一定になる。
一方、車両が一定車速で走行していると、その車速に応じた一定回転数でカウンタシャフト12が回転するため、仮にパーキングギヤ13の歯溝13a…のピッチが等間隔であるとすると、各歯溝13a…は一定周期でパーキングポール15の係止爪15aに係合可能な位置に達することになる。よって、ある特定の車速では、パーキングポール15の固有の振動周期と、隣接する歯溝13a…が次々と係合可能な位置に達する周期とが一致してしまい、パーキングポール15が連続的に歯溝13a…に弾き返されて激しく振動し、パーキングポール15やパーキングギヤ13が損傷する可能性がある。
しかしながら、本実施の形態では、図5の表に示すように、パーキングギヤ13の歯溝13a…間のピッチa,b,c,d,e,f,g,hが不等間隔であるため、車両の走行中にパーキングブレーキを作動させた場合に、パーキングポール15の係止爪15aがパーキングギヤ13の歯溝13a…に高速で繰り返し噛み込むことが回避される。これにより、係止爪15aや歯溝13a…の異常摩耗が抑制されるため、パーキングブレーキが作動したときに係止爪15aと歯溝13a…とが確実に係合し、充分な制動力を確保することできる。
例えば、パーキングポール15が最初の係合機会に第1の歯溝13a(1)に弾き返されてしまい(図6(B)参照)、2回目の係合機会に第1の歯溝13a(1)からピッチa=17°離れた第2の歯溝13a(2)に再び弾き返されても(図7(B)参照)、3回目の係合機会に噛み合うべき第3の歯溝13a(3)は第2の歯溝13a(2)に対して前記ピッチa=17°とは異なるピッチb=21°離れているため、パーキングポール15の係止爪15aは第3の歯溝13a(3)の手前でパーキングギヤ13の外周面に当接し、滑りながら第3の歯溝13a(3)にゆっくりと係合するため、歯溝13a(3)への噛み込みが浅く、パーキングポール15が強く弾き返されるのを防止して異常摩耗を抑制することができる。
あるいは、パーキングポール15が最初の係合機会に第3の歯溝13a(3)に弾き返されてしまい、2回目の係合機会に第3の歯溝13a(3)からピッチb=26°離れた第4の歯溝13a(4)に再び弾き返されても、3回目の係合機会に噛み合うべき第5の歯溝13a(5)は第4の歯溝13a(4)に対して前記ピッチc=26°とは異なるピッチd=15°離れているため、パーキングポール15の係止爪15aは第5の歯溝13a(5)を通り越してパーキングギヤ13の外周面に当接し、滑りながら第6の歯溝13a(6)にゆっくりと係合するため、パーキングポール15が強く弾き返されるのを防止して異常摩耗を抑制することができる。
ところで、パーキングギヤ13の隣接する歯溝13a…間のピッチが異なっていても、二つ置きの歯溝13a…間のピッチが一致していると、所定の同期車速でパーキングポール15が連続的に弾き返される可能性がある。例えば、a+b=c+d=e+f=g+hの関係が成立したり、b+c=d+e=f+g=h+aの関係が成立したりすると、一つ置きの歯溝13a…にパーキングポール15が連続的に弾き返される現象(二次の同期)が発生する問題がある。しかしながら、本実施の形態によれば、図5の表に示すように、隣接する二つのピッチの和が全て異なるように設定されているため、上記二次の同期を確実に回避することができる。
同様に、隣接する三つのピッチの和が全て異なるように設定することで三次の同期を確実に回避することができ、更に隣接する四つのピッチの和が全て異なるように設定することで四次の同期を確実に回避することができる。
尚、歯溝13a…のピッチの関係が上記条件の全てを満たさなくても、満たしている分だけパーキングポール15の往復振動を抑制する作用効果が発揮される。つまり歯溝13a…間のピッチa,b,c,d,e,f,g,hが完全に等ピッチでなければ、例えば一つのピッチだけが他のピッチと異なっているような場合でも、それなりの作用効果を得ることができる。
またパーキングギヤ13の歯溝13a…が2回回転対称に配置されているため、歯溝13a…間のピッチが不等間隔であってもパーキングギヤ13の中心に重心位置を一致させ、パーキングギヤ13の回転に伴う振動の発生を防止することができる。
以上の説明では、パーキングレバー20が第2ストッパ32に衝突した場合を説明したが、パーキングレバー20が第2ストッパ32に衝突しない場合は第2捩じりバネ23の弾発力で係合方向に戻るが、その場合も再びパーキングギヤ13に係合する位置へと戻る時間が若干長くなる以外は第2ストッパ32に衝突した場合と同様である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の動力伝達軸は実施の形態のカウンタシャフト12に限定されず、駆動源からの駆動力が伝達される任意の動力伝達軸を含むものとする。
また本発明の押圧部材は実施の形態のパーキングレバー20に限定されず、パーキングポール15を円錐状のパーキングコーンで押圧してパーキングギヤ13に係合させるタイプのパーキングブレーキ装置では、そのパーキングコーンが本発明の押圧部材に対応する。
また本発明の弾発手段は実施の形態の捩じりバネ(第2捩じりバネ23)に限定されず、任意の形状のバネ等を含むものとする。
また実施の形態ではパーキングギヤ13の歯溝13a…を2回回転対称に配置しているが、3回回転対称(120°回転させると重なる形状)や4回回転対称(90°回転させると重なる形状)に配置しても同様の作用効果を達成することができる。
また本発明におけるトランスミッションは、変速を行わずに動力伝達のみを行う伝動装置を含むものである。
12 カウンタシャフト(動力伝達軸)
13 パーキングギヤ
13a 歯溝
14 パーキングポールシャフト
15 パーキングポール
17 コントロールシャフト
20 パーキングレバー(押圧部材)
23 第2捩じりバネ(弾発手段)

Claims (3)

  1. 駆動源からの駆動力が伝達される動力伝達軸(12)に固定されたパーキングギヤ(13)と、パーキングポールシャフト(14)によって回動可能に支持されて前記パーキングギヤ(13)に係合可能なパーキングポール(15)と、シフトレンジの切り替えに応じて回動するコントロールシャフト(17)に連動して移動し、前記パーキングポール(15)を前記パーキングギヤ(13)に係合する方向に押圧可能な押圧部材(20)と、前記押圧部材(20)を前記コントロールシャフト(17)に対して前記パーキングポール(15)を押圧する方向に付勢する弾発手段(23)とを備えるトランスミッションのパーキングブレーキ装置において、
    前記パーキングギヤ(13)の外周面には前記パーキングポール(15)が係合可能な複数の歯溝(13a)が所定ピッチで形成され、隣接する二つの歯溝(13a)間のピッチは不等ピッチであることを特徴とするトランスミッションのパーキングブレーキ装置。
  2. 隣接する少なくとも二つの歯溝(13a)間のピッチを合計した合計ピッチと、前記少なくとも二つの歯溝(13a)に隣接する少なくとも二つの歯溝(13a)間のピッチを合計した合計ピッチとが、不等ピッチであることを特徴とする、請求項1に記載のトランスミッションのパーキングブレーキ装置。
  3. 前記複数の歯溝(13a)は、Nを2以上の自然数としたときに、N回回転対称に配置されたN群の歯溝(13a)からなることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のトランスミッションのパーキングブレーキ装置。
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