JP2015148332A - クラッチユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 部品点数の削減および組み付け作業性の向上を容易に実現し得るクラッチユニットを提供する。
【解決手段】 レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するレバー側クラッチ部11と、レバー側クラッチ部11からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部12とからなり、レバー側クラッチ部11は、レバー操作により回転トルクが入力される外輪14と、その外輪14から入力される回転トルクをブレーキ側クラッチ部12に伝達する内輪15と、外輪14と内輪15との間での係合および離脱により外輪14からの回転トルクの伝達および遮断を制御する複数の円筒ころ16と、外輪14とカバー24との間に軸方向で挟み込まれ、各円筒ころ16を保持する保持器17とを備え、その保持器17は、外輪14とカバー24との間で軸方向に弾性力を付勢するばね片17eが軸方向端面17cに一体的に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レバー操作により回転トルクが入力されるレバー側クラッチ部と、そのレバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側からの回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とを備えたクラッチユニットに関する。
一般に、円筒ころやボール等の係合子を用いるクラッチユニットにおいては、入力部材と出力部材との間にクラッチ部が配設される。このクラッチ部は、前述の入力部材と出力部材との間で円筒ころやボール等の係合子を係合および離脱させることによって、回転トルクの伝達および遮断を制御する構成になっている。
本出願人は、レバー操作により座席シートを上下調整する自動車用シートリフタ部に組み込まれるクラッチユニットを先に提案している(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示された従来のクラッチユニット110は、図13に示すように、レバー操作により回転トルクが入力されるレバー側クラッチ部111と、そのレバー側クラッチ部111からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側からの回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部112とを備えている。
レバー側クラッチ部111は、図13および図14に示すように、側板113および外輪114、内輪115、複数の円筒ころ116、保持器117、内側センタリングばね118および外側センタリングばね119で主要部が構成されている。外輪114の軸方向外側には、その外輪114と共に入力部材を構成する側板113が加締めにより一体的に取り付けられている。この側板113には、図16に示すように、上下方向揺動可能な操作レバー142がねじ止めにより取り付けられている。
側板113および外輪114は、レバー操作により回転トルクが入力される。内輪115は、外輪114からの回転トルクをブレーキ側クラッチ部112に伝達する。円筒ころ116は、外輪114と内輪115との間に形成された楔すきま120での係合および離脱により外輪114からの回転トルクの伝達および遮断を制御する。保持器117は、複数の円筒ころ116を円周方向等間隔に保持する。内側センタリングばね118は、外輪114からの回転トルクで弾性力を蓄積し、その回転トルクの開放により、蓄積された弾性力で保持器117を中立状態に復帰させる。外側センタリングばね119は、外輪114からの回転トルクで弾性力を蓄積し、その回転トルクの開放により、蓄積された弾性力で外輪114を中立状態に復帰させる。
ブレーキ側クラッチ部112は、図13および図15に示すように、回転が拘束された静止部材である外輪123、カバー124および側板125と、回転トルクが出力される出力軸122と、外輪123と出力軸122との間に形成された楔すきま126での係合および離脱によりレバー側クラッチ部111の内輪115からの回転トルクの伝達と出力軸122からの回転トルクの遮断を制御する複数対の円筒ころ127と、各対の円筒ころ127間に介挿され、それら円筒ころ127同士に離反力を付勢する断面N字形の板ばね128とで主要部が構成されている。
外輪123の軸方向内側および軸方向外側には、その外輪123と共に静止部材を構成するカバー124および側板125が加締めにより一体的に取り付けられている。その側板125には、出力軸122に回転抵抗を付与する摩擦リング139が取り付けられている。内輪115は、円筒ころ127および板ばね128を収容して円周方向等間隔に保持することにより保持器として機能する。出力軸122の一方の軸端部には、ウェーブワッシャ130を介してワッシャ131を圧入することにより、レバー側クラッチ部111の構成部品を抜け止めした構造を具備する。
前述の構成からなるレバー側クラッチ部111では、レバー操作により外輪114に回転トルクが入力されると、円筒ころ116が外輪114と内輪115との間の楔すきま120に係合し、その円筒ころ116を介して内輪115に回転トルクが伝達されて内輪115が回転する。この時、外輪114および保持器117の回転に伴って両センタリングばね118,119に弾性力が蓄積される。その回転トルクの入力がなくなると、両センタリングばね118,119の弾性力により保持器117および外輪114が中立状態に復帰する一方で、内輪115は、与えられた回転位置をそのまま維持する。従って、この外輪114の回転繰り返し、つまり、操作レバー142のポンピング操作により、内輪115は寸動回転する。
前述の構成からなるブレーキ側クラッチ部112では、出力軸122に回転トルクが逆入力されると、円筒ころ127がその出力軸122と外輪123との間の楔すきま126と係合して出力軸122が外輪123に対してロックされる。このようにして、出力軸122から逆入力された回転トルクは、ブレーキ側クラッチ部112によってロックされてレバー側クラッチ部111への還流が遮断される。
一方、ブレーキ側クラッチ部112では、レバー側クラッチ部111から回転トルクが内輪115に入力されると、内輪115が回転して円筒ころ127と当接して板ばね128の弾性力に抗して押圧することにより、その円筒ころ127が外輪123と出力軸122との間の楔すきま126から離脱してロック状態が解除され、出力軸122は回転可能となる。内輪115がさらに回転することにより、内輪115からの回転トルクが出力軸122に伝達され、出力軸122が回転する。
特開2012−67793号公報
前述のように自動車用シートリフタ部に組み込まれる従来のクラッチユニット110のレバー側クラッチ部111では、外輪114と共に入力部材を構成する側板113が外輪114に加締めにより一体的に固定されている。この側板113には、操作レバー142がねじ止めにより固定されている。一方、図17に示すように、外輪114からの回転トルクの開放時、外側センタリングばね119の弾性力で外輪114を中立状態に復帰させる際に、外輪114と内輪115との間で円筒ころ116が噛み込むことなく中央位置に確実に戻るように、外輪114と円筒ころ116との間には隙間mが設定されている。
このように、外輪114と円筒ころ116との間に隙間mが存在すると、レバー操作時、外輪114に周方向のガタが発生する。つまり、その外輪114に側板113を介して固定された操作レバー142に周方向のガタが発生することになる。このようなガタがあると、自動車のアイドリング時の微小振動により、操作レバー142から異音が発生する可能性がある。
そこで、この操作レバー142に発生する周方向のガタを軽減するため、従来では、図18に示すように、レバー側クラッチ部111の構成部品を抜け止めするワッシャ131の圧入構造において、外輪114とワッシャ131との間に配置されたウェーブワッシャ130の弾性力により、外輪114に軸方向予圧を付与するようにしている。
しかしながら、このようなワッシャ131の圧入による抜け止め構造では、ウェーブワッシャ130という構成部品を必要とするため、部品点数の増加を招くことになる。また、ウェーブワッシャ130の組み付けも必要であるため、組み付け作業が煩雑となる。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、部品点数の削減および組み付け作業性の向上を容易に実現し得るクラッチユニットを提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明に係るクラッチユニットは、入力側に設けられ、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するレバー側クラッチ部と、出力側に設けられ、レバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とからなり、レバー側クラッチ部は、レバー操作により回転トルクが入力される入力部材と、その入力部材から入力される回転トルクをブレーキ側クラッチ部に伝達する連結部材と、入力部材と連結部材との間での係合および離脱により入力部材からの回転トルクの伝達および遮断を制御する複数の係合子と、入力部材とブレーキ側クラッチ部の静止部材との間に軸方向で挟み込まれ、各係合子を保持する保持器とを備え、その保持器は、入力部材と静止部材との間で軸方向に弾性力を付勢する弾性力発生部が、入力部材側あるいは静止部材側のいずれか一方の軸方向端面に一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明では、入力部材側あるいは静止部材側のいずれか一方の軸方向端面に、入力部材と静止部材との間で軸方向に弾性力を付勢する弾性力発生部が一体的に形成された保持器を具備することにより、この保持器の弾性力発生部でもって入力部材に軸方向予圧を付与することができる。この軸方向予圧の付与により、入力部材に取り付けられる操作レバーに発生する周方向のガタを軽減することができる。このように、保持器の軸方向端面に弾性力発生部を一体的に設けたことにより、レバー側クラッチ部の構成部品を抜け止めするワッシャの圧入構造において、入力部材に軸方向予圧を付与するために従来使用していたウェーブワッシャが不要となる。
本発明における弾性力発生部は、円筒状をなす保持器の軸方向端面の全周に亘って形成されているばね片、あるいは、円筒状をなす保持器の軸方向端面の複数箇所に形成されているばね片が望ましい。このように、保持器の弾性力発生部をその軸方向端面の全周あるいは一部に形成すれば、従来のウェーブワッシャの代替構造として、入力部材に軸方向予圧を付与する構造が容易に提供できる。
本発明に係るクラッチユニットは、レバー側クラッチ部およびブレーキ側クラッチ部を自動車用シートリフタ部に組み込むことで自動車用途として適している。
本発明によれば、入力部材側あるいは静止部材側のいずれか一方の軸方向端面に、入力部材と静止部材との間で軸方向に弾性力を付勢する弾性力発生部が一体的に形成された保持器を具備することにより、この保持器の弾性力発生部でもって入力部材に軸方向予圧を付与することができるので、入力部材に取り付けられる操作レバーに発生する周方向のガタを軽減できる。その結果、レバー側クラッチ部の構成部品を抜け止めするワッシャの圧入構造において、入力部材に軸方向予圧を付与するために従来使用していたウェーブワッシャが不要となり、部品点数の削減および組み付け作業性の向上が図れる。
本発明の実施形態で、クラッチユニットの全体構成を示す断面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図1の側板に取り付けられる操作レバーを示す右側面図である。 (A)は図1の保持器を示す斜視図、(B)は(A)の断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 (A)は保持器の変形例を示す斜視図、(B)は(A)の断面図である。 (A)は保持器の変形例を示す斜視図、(B)は(A)の断面図である。 (A)は保持器の変形例を示す斜視図、(B)は(A)の断面図である。 自動車の座席シートを示す斜視図である。 シートリフタ部の一構造例を示す概念図である。 図11の要部拡大図である。 従来のクラッチユニットの全体構成を示す断面図である。 図13のC−C線に沿う断面図である。 図13のD−D線に沿う断面図である。 図13の側板に取り付けられる操作レバーを示す右側面図である。 図14の要部拡大断面図である。 図13の要部拡大断面図である。
本発明の実施形態におけるクラッチユニット10は、図1に示すように、入力側に設けられたレバー側クラッチ部11と、出力側に設けられたブレーキ側クラッチ部12とをユニット化した構造となっている。レバー側クラッチ部11は、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御する。ブレーキ側クラッチ部12は、レバー側クラッチ部11からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断する逆入力遮断機能を有する。
レバー側クラッチ部11は、図1および図2に示すように、レバー操作により回転トルクが入力される入力部材としての側板13および外輪14と、その外輪14から入力される回転トルクをブレーキ側クラッチ部12に伝達する連結部材としての内輪15と、外輪14と内輪15との間での係合および離脱により外輪14からの回転トルクの伝達および遮断を制御する複数の円筒ころ16と、複数の円筒ころ16を円周方向等間隔に保持する保持器17と、その保持器17を中立状態に復帰させるための内側センタリングばね18と、外輪14を中立状態に復帰させるための外側センタリングばね19とを具備する。
このレバー側クラッチ部11において、側板13の外周縁部に形成された爪部13aを、外輪14の外周縁部に形成された切欠き凹部14aに挿入して加締めることにより、側板13を外輪14に固定し、レバー側クラッチ部11の入力部材として一体化している。外輪14の内周には、複数のカム面14bが円周方向等間隔に形成されている。外輪14への回転トルクの入力は、図4に示すように、側板13にねじ止めにより取り付けた上下方向揺動可能(図中矢印参照)な操作レバー42により行われる。
内輪15は、出力軸22が挿通される筒状部15aと、その筒状部15aのブレーキ側端部を径方向外側に延在させた拡径部15bと、その拡径部15bの外周端部を軸方向に屈曲させることにより突出した複数の突状部15c(図3参照)とからなる。内輪15の筒状部15aの外周面15dと外輪14のカム面14bとの間に楔すきま20が形成され、その楔すきま20に前述の円筒ころ16が保持器17により円周方向等間隔で配設されている。
内側センタリングばね18は、保持器17とブレーキ側クラッチ部12の静止部材であるカバー24との間に配設された断面円形のC字状弾性部材で、その両端部を保持器17およびカバー24の一部に係止させている。この内側センタリングばね18は、レバー操作により外輪14から入力される回転トルクの作用時、静止状態にあるカバー24に対して、外輪14に追従する保持器17の回転に伴って押し拡げられて弾性力が蓄積され、外輪14から入力される回転トルクの開放時、その弾性力により保持器17を中立状態に復帰させる。
内側センタリングばね18の外径側に位置する外側センタリングばね19は、外輪14と前述のカバー24との間に配設されたC字状帯板弾性部材で、その両端部を外輪14およびカバー24の一部に係止させている。この外側センタリングばね19は、レバー操作により外輪14から入力される回転トルクの作用時、静止状態にあるカバー24に対して、外輪14の回転に伴って押し拡げられて弾性力が蓄積され、外輪14から入力される回転トルクの開放時、その弾性力により外輪14を中立状態に復帰させる。
保持器17は、図5(A)(B)に示すように、円筒ころ16を収容する複数のポケット17aが円周方向等間隔に形成された樹脂製の円筒状部材である。なお、この保持器17の一方の軸方向端部、つまり、ブレーキ側クラッチ部12のカバー24側の軸方向端部には、前述の内側センタリングばね18の両端部を係止させるための切欠き凹部17bが形成されている。保持器17は、径方向で外輪14と内輪15との間に配され、軸方向で前述の外輪14とブレーキ側クラッチ部12のカバー24との間に挟み込まれている。
図5(A)(B)は、外輪14とカバー24との間で軸方向に弾性力を付勢する弾性力発生部としてのばね片17eが、外輪14側の軸方向端面17cに一体的に形成された保持器17を例示する。ばね片17eは、保持器17の軸方向端面17cの全周に亘って形成された環状をなし、その軸方向端面17cの外周縁部から内径側へ傾斜するように延設された薄板状をなす。保持器17が樹脂製であり、その保持器17に一体的に形成されたばね片17eが薄板状をなすことから、そのばね片17eは、軸方向に弾性力を付勢することが容易となる。
なお、このばね片17eは樹脂からなるが、鋼製の皿ばねを保持器17に一体成形することでばね片17eを構成することも可能である。また、このばね片17eは、軸方向端面17cの外周縁部から内径側へ傾斜するように延設されているが、軸方向端面17cの内周縁部から外径側へ傾斜するように延設することも可能である。
ロック型と称されるタイプで逆入力遮断機能を有するブレーキ側クラッチ部12は、図1および図3に示すように、レバー側クラッチ部11からの回転トルクが入力される連結部材としての内輪15と、レバー側クラッチ部11からの回転トルクが出力される出力部材としての出力軸22と、回転が拘束された静止部材としての外輪23、カバー24および側板25と、外輪23と出力軸22との間での係合および離脱により、出力軸22から逆入力される回転トルクの遮断と内輪15から入力される回転トルクの伝達とを制御する複数対の円筒ころ27、および各対の円筒ころ27同士に円周方向への離反力を付勢する断面N字形の板ばね28とで主要部が構成されている。
出力軸22は、内輪15の筒状部15aが外挿された軸部22aの軸方向中央部位に、径方向外側に延びて拡径した大径部22bが一体的に形成されている。この出力軸22の大径部22bの側板25と対向する軸方向端面には環状凹部22cが形成され、この環状凹部22cに摩擦リング39が締め代をもって圧入されている。この大径部22bからブレーキ側クラッチ部12へ延びる軸部22aの端部には、シートリフタ部41(図10〜図12参照)と連結するためのピニオンギヤ22dが同軸的に形成されている。また、大径部22bからレバー側クラッチ部11へ延びる軸部22aの端部にワッシャ31を圧入することにより、レバー側クラッチ部11の構成部品を抜け止めした構造を具備する。
出力軸22の大径部22bの外周面には複数(例えば6つ)の平坦なカム面22eが円周方向等間隔に形成されている。大径部22bのカム面22eと外輪23の内周面23aとの間で設けられた楔すきま26に、二つの円筒ころ27とそれら円筒ころ27間に介挿された一つの板ばね28とがそれぞれ配されている。円筒ころ27および板ばね28は、外輪14から入力される回転トルクを出力軸22に伝達する機能を持つ内輪15の突状部15cにより円周方向等間隔に配設されている。つまり、内輪15の突状部15cは、円筒ころ27および板ばね28をポケット15fに収容して円周方向等間隔に保持することにより保持器として機能する。出力軸22の大径部22bには、内輪15からの回転トルクを出力軸22に伝達するための突起22fが設けられている。突起22fは、内輪15の拡径部15bに形成された孔15eにクリアランスをもって挿入配置されている。
外輪23、カバー24および側板25は、厚肉板状の外輪23の外周縁部に形成された切欠き凹部23bと、カバー24の外周縁部に形成された切欠き凹部24aとに、側板25の外周縁部に形成された爪部25aを挿入して加締めることにより、外輪23およびカバー24に側板25を固定し、ブレーキ側クラッチ部12の静止部材として一体化されている。
制動部材としての摩擦リング39は、例えば、樹脂材を射出成形などによりリング状に形成した部材であり、側板25に固着されている。この摩擦リング39は、出力軸22の大径部22bに形成された環状凹部22cの内周面22gに締め代をもって圧入される。摩擦リング39の外周面39bと出力軸22の環状凹部22cの内周面22gとの間に生じる摩擦力によって、レバー操作時、出力軸22に回転抵抗が付与される。
前述したように、レバー側クラッチ部11では、外輪14とカバー24との間で軸方向に弾性力を付勢するばね片17eが軸方向端面17cに一体的に形成された保持器17を具備することにより、この保持器17のばね片17eでもって外輪14に軸方向予圧を付与することができる。つまり、図6に示すように、保持器17の軸方向端面17dがカバー24に当接した状態で、ばね片17eの弾性変形によりそのばね片17eと接触する外輪14を軸方向に押圧し、出力軸22の軸部22aに圧入されたワッシャ31に当接させる。この軸方向予圧の付与により、外輪14と円筒ころ16との間に隙間m(図17参照)が設定されていても、外輪14に側板13を介して取り付けられた操作レバー42に発生する周方向のガタを軽減することができる。
このように、操作レバー42に発生する周方向のガタを軽減できることから、自動車のアイドリング時の微小振動により、操作レバー42から異音が発生することを抑制できる。また、保持器17の軸方向端面17cにばね片17eを一体的に設けたことにより、レバー側クラッチ部11の構成部品を抜け止めするワッシャ31の圧入構造において、外輪14に軸方向予圧を付与するために従来使用していたウェーブワッシャ130(図13参照)が不要となる。その結果、部品点数の削減および組み付け作業性の向上が図れる。
以上の説明では、ばね片17eを保持器17の軸方向端面17cの全周に亘って形成した場合を例示したが、図7(A)(B)に示すように、複数のばね片17fを保持器17の軸方向端面17cに円周方向等間隔で一体的に形成するようにしてもよい。このばね片17fは、保持器17の軸方向端面17cから周方向に向けて傾斜するように延設された薄板状をなす。なお、図では6個のばね片17fを例示しているが、その数は任意である。また、図では全てのばね片17fの傾斜の向きが同一であるが、ばね片17fの傾斜の向きが周方向で異なる構成であってもよい。このばね片17fについては、外輪14に軸方向予圧を付与する機能が、図5(A)(B)に示すばね片17eと同様であるため、重複説明は省略する。
また、以上の説明では、ばね片17e,17fを保持器17の外輪14側の軸方向端面17cに設けた場合を例示したが、保持器17のカバー24側の軸方向端面17dにばね片を設けるようにしてもよい。
図8(A)(B)は、軸方向端面17dの全周(切欠き凹部17bを除く)に亘ってばね片17gが一体的に形成された保持器17を例示する。このばね片17gは、図5(A)(B)に示すばね片17eと同様、保持器17の軸方向端面17dの外周縁部から内径側へ傾斜するように延設された薄板状をなす。このばね片17gについても、軸方向端面17dの内周縁部から外径側へ傾斜するように延設するものであってもよい。
図9(A)(B)は、保持器17の軸方向端面17dから周方向に向けて傾斜するように延設された薄板状のばね片17hを軸方向端面17dの複数箇所(切欠き凹部17bを除く)に一体的に形成したものを例示する。このばね片17hについても、その数は任意であり、全てのばね片17hの傾斜の向きを同一にする以外に、ばね片17hの傾斜の向きが周方向で異なる構成であってもよい。
図8(A)(B)および図9(A)(B)に示す保持器17では、カバー24と接触するばね片17g,17hの弾性変形により、保持器17の軸方向端面17cに当接する外輪14を軸方向に押圧し、出力軸22の軸部22aに圧入されたワッシャ31に当接させることにより、外輪14に軸方向予圧を付与する。この軸方向予圧の付与により、外輪14と円筒ころ16との間に隙間m(図17参照)が設定されていても、外輪14および操作レバー42に発生する周方向のガタを軽減することができる。
前述の構成からなるレバー側クラッチ部11では、レバー操作により外輪14に回転トルクが入力されると、円筒ころ16がその外輪14と内輪15との間の楔すきま20に係合し、その円筒ころ16を介して内輪15に回転トルクが伝達されて内輪15が回転する。この時、外輪14および保持器17の回転に伴って両センタリングばね18,19に弾性力が蓄積される。その回転トルクの入力がなくなると、両センタリングばね18,19の弾性力により保持器17および外輪14が中立状態に復帰する一方で、内輪15は、与えられた回転位置をそのまま維持する。従って、この外輪14の回転繰り返し、つまり、操作レバー42のポンピング操作により、内輪15は寸動回転する。
前述の構成からなるブレーキ側クラッチ部12では、出力軸22に回転トルクが逆入力されても、円筒ころ27がその出力軸22と外輪23との間の楔すきま26と係合して出力軸22が外輪23に対してロックされる。従って、出力軸22から逆入力された回転トルクは、ブレーキ側クラッチ部12によってロックされてレバー側クラッチ部11への逆入力トルクの還流が遮断される。
一方、このブレーキ側クラッチ部12では、前述したように、レバー側クラッチ部11からの回転トルクが内輪15に入力されると、内輪15が円筒ころ27と当接して板ばね28の弾性力に抗して押圧することにより、円筒ころ27が楔すきま26から離脱して出力軸22のロック状態が解除され、出力軸22は回転可能となる。内輪15がさらに回転すると、内輪15の拡径部15bの孔15eと出力軸22の大径部22bの突起22fとのクリアランスが詰まって内輪15の拡径部15bが出力軸22の突起22fに回転方向で当接することにより、レバー側クラッチ部11からの回転トルクは、突起22fを介して出力軸22に伝達されてその出力軸22が回転する。
以上で詳述した構造を具備するクラッチユニット10は、レバー操作により座席シート40の高さ調整を行う自動車用シートリフタ部41に組み込まれて使用される。図10は自動車の乗員室に装備される座席シート40を示す。座席シート40は着座シート40aと背もたれシート40bとで構成され、着座シート40aの高さHを調整するシートリフタ部41などを備えている。着座シート40aの高さHの調整はシートリフタ部41の操作レバー42によって行う。例えば、座席シート40の座面を低くする場合、レバー側クラッチ部11でのレバー操作、つまり、操作レバー42を下側へ揺動させる操作により、ブレーキ側クラッチ部12のロック状態を解除し、その際に出力軸22に適正な回転抵抗を付与することで、座席シート40の座面を搭乗者にとって違和感なくスムーズに低くするようにしている。
図11はシートリフタ部41の一構造例を概念的に示す。シートスライドアジャスタ41bのスライド可動部材41gにリンク部材41c,41dの一端がそれぞれ回動自在に枢着される。リンク部材41c,41dの他端はそれぞれ着座シート40aに回動自在に枢着される。リンク部材41cの他端はリンク部材41eを介してセクターギヤ41fに回動自在に枢着される。セクターギヤ41fは着座シート40aに回動自在に枢着され、支点41h回りに揺動可能である(図12参照)。リンク部材41dの他端は着座シート40aに回動自在に枢着される。
図12において、操作レバー42を上側へ揺動操作すると、その方向の入力トルクがクラッチユニット10を介してピニオンギヤ22dに伝達され、ピニオンギヤ22dが反時計方向に回動する。そして、ピニオンギヤ22dと噛合するセクターギヤ41fが時計方向に揺動して、リンク部材41cの他端をリンク部材41eを介して引っ張る。その結果、リンク部材41cとリンク部材41dが共に起立して、着座シート40aの座面が高くなる。
このようにして、着座シート40aの高さHを調整した後、操作レバー42を開放すると、操作レバー42が両センタリングばね18,19の弾性力によって下側へ回動して元の位置(中立状態)に戻る。なお、操作レバー42を下側へ揺動操作した場合は、上記とは逆の動作によって、着座シート40aの座面が低くなる。また、高さ調整後に操作レバー42を開放すると、操作レバー42が上側へ回動して元の位置(中立状態)に戻る。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
11 レバー側クラッチ部
12 ブレーキ側クラッチ部
14 入力部材(外輪)
15 連結部材(内輪)
16 係合子(円筒ころ)
17 保持器
17c,17d 軸方向端面
17e〜17h 弾性力発生部(ばね片)
24 静止部材(カバー)
41 シートリフタ部

Claims (4)

  1. 入力側に設けられ、レバー操作により入力される回転トルクの伝達および遮断を制御するレバー側クラッチ部と、出力側に設けられ、前記レバー側クラッチ部からの回転トルクを出力側へ伝達すると共に、出力側から逆入力される回転トルクを遮断するブレーキ側クラッチ部とからなり、
    前記レバー側クラッチ部は、レバー操作により回転トルクが入力される入力部材と、前記入力部材から入力される回転トルクをブレーキ側クラッチ部に伝達する連結部材と、入力部材と前記連結部材との間での係合および離脱により入力部材からの回転トルクの伝達および遮断を制御する複数の係合子と、入力部材とブレーキ側クラッチ部の静止部材との間に軸方向で挟み込まれ、各係合子を保持する保持器とを備え、
    前記保持器は、前記入力部材と静止部材との間で軸方向に弾性力を付勢する弾性力発生部が、入力部材側あるいは静止部材側のいずれか一方の軸方向端面に一体的に形成されていることを特徴とするクラッチユニット。
  2. 前記弾性力発生部は、円筒状をなす保持器の軸方向端面の全周に亘って形成されているばね片である請求項1に記載のクラッチユニット。
  3. 前記弾性力発生部は、円筒状をなす保持器の軸方向端面の複数箇所に形成されているばね片である請求項1に記載のクラッチユニット。
  4. 前記レバー側クラッチ部と前記ブレーキ側クラッチ部が自動車用シートリフタ部に組み込まれている請求項1〜3のいずれか一項に記載のクラッチユニット。
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