JP2005058140A - 釣竿 - Google Patents

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Abstract

【課題】 釣竿全体の長さを尻栓を用いて調整可能であり、尻栓の竿体に対する嵌着力を良好なものとし、且つ、穂先側に位置する竿体を尻栓で受けることも可能な釣竿を提供する。
【解決手段】 この釣竿は、元竿1と、元竿1の穂先側に振出形式に連結された元上竿2と、元上竿2の穂先側に連結される竿体ユニット3と、元竿1の竿元側端部に脱着自在に装着されている尻栓10とを備えている。この尻栓10は、キャップ部11と、キャップ部11の内部に収納されるズームピン12とを有する。ズームピン12は、複数の割りによって、元上竿2が嵌着する元上竿用嵌着部分21と、座ゴム25を装着するための座ゴム用装着部分22とに区分されている。元上竿2を元上竿用嵌着部分21に嵌着させた際に、このズームピン12は座ゴム25の影響を受けない。
【選択図】 図2

Description

本発明は竿体を振出形式に連結してなる釣竿、特に、釣竿全体の長さを調整可能としている釣竿に関する。
一般に、釣竿は複数の筒状体である竿体を連結して一本の釣竿となっている。このような複数の竿体を連結する方式としては、振出形式と呼ばれるものがある。この振出形式とは、複数の筒状の竿体が穂先側の竿体から順次竿元側の竿体内に挿入可能にしている。釣りを行う際には各竿体を順次穂先側に引き出して嵌合固定して一本の竿体として用いる。一方、収納時には穂先側の竿体を順次竿元側の竿体内に収納してコンパクトな状態とする。
さらに、このような従来の振出形式の釣竿には、竿全体の長さを変化させて釣りを行えるようにしたものがある。例えば、このような釣竿の元竿とその穂先側に連結される元上竿とにおいては、元竿の竿元側端部に装着される尻栓に元上竿の竿元側端部を装着できるようにしている。即ち、ある種の釣竿では、元上竿を元竿内に収納した際に、元上竿の竿元側端部を尻栓に嵌着させる。そして、元竿の穂先側に連結される元上竿が穂先側に引き出された状態(以下「延伸状態」という)と元上竿が元竿内に挿入された状態(以下「収納状態」という)とのいずれの状態においても、元上竿と元竿とは互いに嵌合固定可能であり、状況に応じて竿全体の長さを変化させて釣りを行えるのである(例えば、特許文献1参照)。
上述のように尻栓を利用して元上竿を元竿内において嵌合固定するに際して、生じる要請の1つに、元上竿より穂先側の竿体(中竿など)を尻栓で受けるということがある。即ち、釣竿においては、元上竿の穂先側にも他の中竿などが振出形式に連結されており、元竿内に他の中竿なども収納されてくる。この収納されてくる中竿の竿元側端部は元竿の尻栓に当たるので、尻栓にはこの中竿などを受ける受け部(一般に、ゴム盤・ゴム座などの弾性部材を配置する)が必要となる。
そして、従来のこのような尻栓では、元上竿と嵌着して元上竿を固定し位置決めするための部分と、受け部とが共通の部分となっている。例えば、上述の特許文献1に於いては、元上竿と嵌着する部分が中実の略円筒型部材であり、その穂先側端面が直接中竿などを受ける。また、図7に示すように、軽量化のため元上竿と嵌着する部分を中空の略円筒型部材とし、その穂先側端部にゴム座をはめ込んでいるものもある。
特開2000−354437号公報
ところで、元上竿と尻栓との嵌着を円滑化するためには、元上竿と嵌着する周面に一定の「たわみ性」をつけるのが好ましい。即ち、元上竿と嵌着する周面に「たわみ性」(弾力性)をつけて、当該周面に元上竿が嵌着するようにすることで、当該周面の元上竿に対する嵌合力を調整し且つ円滑な嵌着を図るのである。
しかし、このように、元上竿との嵌着のための部分と中竿などの受け部とを共通化すると、このようなたわみ性の演出に影響が生じる。例えば、上述の特許文献1のように元上竿と嵌着する部分を中実にすれば「たわみ性」が十分に演出し難い。一方、元上竿と嵌着する部分を中空にしても、上述のようにゴム座を中空部分にはめ込んで蓋をしてしまえば、元上竿と嵌着する部分の「たわみ性」は低下する。
本発明の課題は、釣竿全体の長さを尻栓を用いて調整可能であり、尻栓の竿体に対する嵌着力を良好なものとし、且つ、穂先側に位置する竿体を尻栓で受けることも可能な釣竿を提供することにある。
本発明の釣竿は、第1竿体と、第1竿体の穂先側に出し入れ自在に振出形式で連結される第2竿体と、第2竿体の穂先側に連結される竿体ユニットと、第1竿体の竿元側端部に脱着自在に装着されている尻栓とを備えている。この尻栓は、穂先側に開口する略蓋付き円筒型部材であり第1竿体の竿元側端部内周面に装着される装着面を外周面に有するキャップ部と、キャップ部の内部に収納されつつキャップ部に連結される略円筒型部材であり穂先側端部に竿体ユニットの竿元側端部が当接するためのゴム座を有するズームピンとを有している。そして、ズームピンは、第2竿体の竿元側端部内周面を装着する装着面を外周面に有する第2竿体用装着部分及びゴム座を装着する装着面を有するゴム座用装着部分とを有し、第2竿体用装着部分とゴム座用装着部分とは相互に独立している。
この釣竿では、第1竿体の穂先側に連結されている第2竿体及び竿体ユニットを穂先側に引き出して一本の長い釣竿として用いられる。また、使用後には各竿体を順次第1竿体内に収納して短くコンパクトな状態とする。さらに、第1竿体と第2竿体とは、第2竿体を第1竿体内に収納した収納状態と、第2竿体を第1竿体の穂先側に引き出した延伸状態との何れに於いても相互に連結固定でき、釣竿全体の長さを調整しつつ釣りをおこなうことができる。
収納状態においては、第2竿体の竿元側端部の内周面が尻栓のズームピンの第2竿体用装着部分の外周面に装着する。また、釣竿使用後に各竿体ユニットも含めて全ての竿体を第1竿体内に収納する際には、竿体ユニットの竿元側端部をゴム座が受ける。このゴム座はズームピンのゴム座用装着部分に装着されており、且つ、ゴム座用装着部分は第2竿体用装着部分から独立している。よって、第2竿体用装着部分への第2竿体の装着程度にゴム座は影響しない。
このようなズームピンの1つは、略円筒型の本体部を有し、本体部には周方向に間隔を隔てて複数の割りが穂先側端部より軸方向に延びて形成され、割りによって本体部は周方向に於いて複数の部分に区分されている。区分された部分の1つは第2竿体の竿元側端部内周面を装着する装着面が外周面に形成された第2竿体用装着部分である。また、第2竿体用装着部分に隣接する区分された部分の他の1つはゴム座を装着する装着面が形成されたゴム座用装着部分である。そして、これらの第2竿体用装着部分とゴム座用装着部分とは本体部の周方向に交互に配列される。また、第2竿体用装着部分の最大外径はゴム座用装着部分の外径より大きい。
このようなズームピンを利用した尻栓を含む釣竿においては、収納状態において、第2竿体の竿元側端部内周面がズームピンの第2竿体用装着部分の外周面に装着する。割りによって区分された本体部の一部である第2竿体用装着部分は、第2竿体の竿元側端部の装着に伴ってたわみ、その装着乃至嵌着の程度を円滑なものとしている。また、このようなたわみが第2竿体用装着部分に生じても、ゴム座用装着部分は第2竿体用装着部分に連動してたわむことはなく、従って、ゴム座によって、第2竿体用装着部分のたわみに影響は生じない。
さらに別のズームピンは略円筒型の本体部を有し、本体部内に収納されつつ本体部に装着される略円筒型の筒部をさらに備え、本体部が第2竿体用装着部分であり、筒部がゴム座を装着する装着面を内周面に有するゴム座用装着部分である。
このようなズームピンを利用した尻栓を含む釣竿においては、収納状態において、第2竿体の竿元側端部内周面がズームピンの本体部(第2竿体用装着部分)の外周面に装着する。この本体部は、第2竿体の竿元側端部の装着に伴ってたわみ、その装着乃至嵌着の程度を円滑なものとしている。また、このようなたわみが第2竿体用装着部分に生じても、本体部内に形成されている別個の筒部(ゴム座用装着部分)は本体部に連動してたわむことはなく、従って、ゴム座によって、第2竿体用装着部分のたわみに影響は生じない。
本発明の釣竿では、釣竿全体の長さを調整しつつ釣りをおこなうことが可能であり、尻栓の竿体に対する嵌着力を良好なものとし、且つ、穂先側に位置する竿体を尻栓で受けることもできる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(釣竿の概要)
本発明の第1実施形態を採用した釣竿は、複数の竿体を振出形式に連結して構成される。図1に示すように、最も竿元側に位置する竿体が太径の元竿1である。この元竿1の竿元側端部には尻栓10が脱着自在に装着される。さらに、元竿1の穂先側には振出形式に元上竿2が連結されており、さらに、元上竿2の穂先側には複数の竿体を振出形式に連結してなる竿体ユニット3が振出形式に連結されている。
元竿1は炭素繊維またはガラス繊維等に合成樹脂を含浸させたプリプレグから形成される先細り筒状部材である。穂先側に位置する他の竿体(元上竿2や竿体ユニット3を構成する各竿体)も元竿1と同種の先細り筒状部材である。そして、穂先側に位置する竿体から順次竿元側に位置する竿体の内部に挿入され出し入れ自在になっており、最終的には元竿1の内部に収納されコンパクトな状態となる。元竿1の周面には、必要に応じて、リールシートやグリップなど部品も装着される。また、元上竿2などその余の竿体の周面には、リールシートからの釣糸を案内するための釣糸ガイド5等が適宜装着されている。
元竿1の穂先側端部内周面には、元上竿2の穂先側への抜け止め及び元上竿2を振出形式に連結するための嵌合部分も形成される。また、元上竿2などについても同種の嵌合部分が設けられる。さらに、図2に示すように、元竿1の竿元側端部内周面にはねじ溝が形成されており、ここに尻栓10が螺着している。このような釣竿では、竿体ユニット3〜元上竿2を元竿1の穂先側に引き出して一本の長い釣竿となる。使用後には、竿体ユニット3〜元上竿2を順次元竿1内に収納してコンパクトな状態となる。さらに、元竿1と元上竿2とにおいては、以下に詳しく説明する尻栓10を利用して、元竿1内に元上竿2を収納した収納状態においても、元上竿2を尻栓10に装着することで、元竿1と元上竿2とを連結固定して相互の位置決めが可能である。即ち、元上竿2を元竿1の穂先側に引き出した延伸状態と(図1(a)参照)、元上竿2を元竿1内に収納した収納状態(図1(b)参照)との何れに於いても釣りをおこなうことが可能となっている。
(元竿1と元上竿2とについて)
図2に詳しく示すように、元竿1の竿元側端部には尻栓10が脱着自在に装着されている。尻栓10は、穂先側に開口する略蓋付き円筒型部材であり元竿1の竿元側端部内周面のねじ溝に螺着する外周面に有するキャップ部11と、キャップ部11の円筒型部分の内部に収納されつつキャップ部11に連結されている略円筒型部材であるズームピン12とからなる。
キャップ部11は、元竿1の竿元側端部に装着されるキャップとなっており、略円筒型の外周面にねじ溝が形成されている。キャップ部11の竿元側端部は拡径する鍔状になっている。必要に応じて元竿1の竿元側端部とキャップ部11との間にはワッシャーなどを介在させてもよい。このキャップ部11の蓋付き円筒型部分の内部の竿元側にねじ部分が設けられており、このねじ部分にズームピン12が螺着している。
ズームピン12は、図3にも詳しく示すように、略円筒型の本体部20を有し、本体部20の穂先側にゴム座25が装着されている。
本体部20は、PBTなどの一定の弾性を有する合成樹脂から形成される穂先側・竿元側共に開口している略円筒型部材である。本体部20の竿元側端部内周面には上述のキャップ部11に螺着するためのねじ部分が形成されている。そして、本体部20はその穂先側の一部をキャップ部11より穂先側に突出させた状態で、キャップ部11内に収納されている。この際、キャップ部11の内周面と、ズームピン12の本体部20の外周面との間にはクリアランスが設けられる。このクリアランス内に元上竿2が挿入されてくる(図2参照)。
図3に示すように、本体部20には穂先側端部より軸方向に延びる複数の割りが形成されている。その数は任意であるが、例えば、図3に示すように、6つの割りを本体部20に形成し、本体部20を6つの部分に区分する。
本体部20の区分された部分の1つは、元上竿2が嵌着して装着される元上竿用嵌着部分21である。元上竿用嵌着部分21の外周面には、穂先側端部において一段拡径した突起を形成している。その外径は元上竿2の内径よりやや大きく設定しており、元上竿2が嵌着すると、元上竿用嵌着部分21は内径方向にややたわむようになっている。さらに、元上竿用装着部分21の内径は、穂先側ほど大径化するようなテーパ面となっている。このように構成することで、元上竿用嵌着部分21は穂先側ほどたわみやすくなっている。
この元上竿用装着部分21に隣接する本体部20の区分された部分の他の1つはゴム座25を装着するためのゴム座用装着部分22である。ゴム座用装着部分22は突起が形成されていない分だけ、元上竿用装着部分21に比較してその外径が小さい。また、ゴム座用装着部分22は、元上竿用装着部分21に比較して肉厚に加工されており、穂先側端面に軸方向に凹入している孔22aが形成されている。元上竿用装着部分21はゴム座用走着部分22に比べて大径化している。元上竿2と嵌着する際に、この元上竿用装着部分21のみがその嵌着に寄与するためである。特に、元上竿用装着部分21の先端側の外周面には突起が形成され、元上竿2との嵌着に配慮している。
本体部20に於いては、このような元上竿用装着部分21とゴム座用装着部分22とがそれぞれ3つずつ形成され、且つ交互に隣接して配置されている。なお、ここでは、元上竿用装着部分21とゴム座用装着部分22とを周方向おいて交互に配置しているが、これに限定されるものではなく、また、上述のように、割りによって区分される各部分の数も任意である。
ゴム座25は、図4に詳しく示すような略円盤形の部材である。NBRなどの弾性ゴムから構成されている。ゴム座25の竿元側の面には、上述の孔22aに挿入するための突起25aが形成されている。この突起25aを孔22aに挿入することで、ゴム座25は本体部20のゴム座用装着部分22に装着されている。なお、このようなゴム座25の本体部20への装着手法に代えて、例えば、ゴム座の外周面に周方向に延びる凹凸を形成し、ゴム座用装着部分22の内周面に対応する凹凸を形成し、これらを嵌めあわせる手法を採用することもできる。
この釣竿では、上述のように、元上竿2を元竿1内に収納した収納状態と、元上竿2を元竿1の穂先側に引き出した延伸状態との何れに於いても相互に連結固定でき、釣竿全体の長さを調整しつつ釣りをおこなうことができるものである。
延伸状態においては、一般の振出形式の釣竿の竿体間と同様に、元上竿2の竿元側端部外周面を元竿1の穂先側端部内周面に嵌着させて相互に連結固定する。他方、収納状態においては、図2に示すように、元上竿2の竿元側端部の内周面を尻栓10に嵌着させて装着させる。
詳しく述べると、収納状態において、元上竿2の竿元側端部内周面は尻栓10のキャップ部11の内周面とズームピン12との外周面との間のクリアランスに入り込み、元上竿用装着部分21の外周面に装着する。割りによって区分されたズームピン12の本体部20の一部である元上竿用装着部分21は、元上竿2の竿元側端部の装着に伴ってたわみ、その装着乃至嵌着の程度を円滑なものとしている。また、このようなたわみが元上竿用装着部分21に生じても、ゴム座用装着部分22は元上竿用装着部分21に連動してたわむことはない。従って、ゴム座25があることによって、元上竿用装着部分21のたわみに影響が生じず、元上竿2の尻栓10への装着は円滑なものとなっている。
釣竿を構成する各竿体を全て元竿1内に収納してコンパクトな状態にするに当たっても、元上竿2は元竿1内に収納されて尻栓10に装着されるが、さらに、竿体ユニット3を構成する各竿体も元上竿2内に収納され、その竿元側端部が尻栓10に当たる。尻栓10にはゴム座25があり、このゴム座25が竿体ユニット3を構成する竿体を受ける。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態を採用する釣竿の元竿1に装着されている尻栓30を。図5及び図6に示す。この釣竿の概要は、第1実施形態と同様であり説明を省略し、元竿1、元竿2及び尻栓30について詳しく説明する。
尻栓30は、第1実施形態と同様に、穂先側に開口する略蓋付き円筒型部材であり元竿1の竿元側端部内周面のねじ溝に螺着する外周面に有するキャップ部31と、キャップ部31の円筒型部分の内部に収納されつつキャップ部31に連結されている略円筒型部材であるズームピン32とからなる。
キャップ部31の構造は上記第1実施形態と同様である。キャップ部31は元竿1の竿元側端部に螺着すると共に、その内部にズームピン32が連結されている。他方、ズームピン32は、略円筒型の本体部40と、本体部40内に収納されつつ本体部40に装着される略円筒型の筒部41と、筒部41に装着されるゴム座42とからなる。
本体部40は、PBTなどの一定の弾性を有する合成樹脂から形成される穂先側に開口している略円筒型部材である。本体部40の竿元側は閉塞されており、本体部40の竿元側端面に上述のキャップ部31に螺着するためのねじ部分が形成されている。そして、本体部40はその穂先側の一部をキャップ部31より穂先側に突出させた状態で、キャップ部41内に収納されている。この際、キャップ部31の内周面と、ズームピン32の本体部40の外周面との間には、第1実施形態と同様に、クリアランスが設けられ、このクリアランス内に元上竿2が挿入される。また、本体部40には穂先側端部より軸方向に延びる複数の割りが形成されている。その数は任意である。本体部40はその外径を元上竿2の竿元側端部の内径にあわせて調整している。この本体部40に於いては外周面に突起などを形成していないが、上記第1実施形態と同様の突起等を形成してもよい。この本体部40の外周面に元上竿2の竿元側端部内周面が嵌着することになり、この本体部40が元上竿2用装着部分となる。
筒部41は、本体部40内の中空に収納された部分である。筒部41の外周面と本体部40の内周面との間にも一定のクリアランスを設けてある。筒部41の竿元側端部は本体部40に一体的に連結されており、穂先側に向かって開口している。もっとも、筒部41を本体部40から分離可能としてもよい。この筒部41に穂先側からゴム座42が装着されている。即ち、この筒部41がゴム座装着部分である。
ゴム座42は、穂先側に外径が拡径した頭部分を有する栓状の部材である。第1実施形態と同様に、NBRなどの弾性ゴムから構成されている。ゴム座42の竿元側部分が筒部41に挿入されてゴム座42は筒部41に装着されている。ゴム座42の頭部分の外径は元上竿2より小さく設定される。
このような釣竿でも、第1実施形態と同様に、元上竿2を元竿1内に収納した収納状態と、元上竿2を元竿1の穂先側に引き出した延伸状態との何れに於いても相互に連結固定でき、釣竿全体の長さを調整しつつ釣りをおこなうことができる。即ち、延伸状態においては、一般の振出形式の釣竿の竿体間と同様に、元上竿2の竿元側端部外周面を元竿1の穂先側端部内周面に嵌着させて相互に連結固定する。他方、収納状態においては、図6に示すように、元上竿2の竿元側端部の内周面を尻栓30に嵌着させて装着させる。
詳しく述べると、収納状態において、元上竿2の竿元側端部内周面は尻栓30のキャップ部31の内周面とズームピン32との外周面との間のクリアランスに入り込み、元上竿用装着部分21の外周面に装着する。割りによって区分されたズームピン32の本体部40は、元上竿2の竿元側端部の装着に伴ってたわみ、その装着乃至嵌着の程度を円滑なものとしている。また、本体部40にたわみが生じても、本体部40内の筒部41は連動してたわむことはない。従って、ゴム座42が筒部41にはめ込まれていることによって、本体部40のたわみに影響は生じない。
本発明の第1実施形態を採用した釣竿を示した図。 図1の元竿1と元上竿2と尻栓10とを示した図。 尻栓10のズームピン12を示した図。 尻栓10のゴム座25を示した図。 本発明の第2実施形態を採用した釣竿の尻栓30を示した図。 本発明の第2実施形態を採用した釣竿の尻栓30付近を示した図。 従来の釣竿の尻栓付近を示した参考図。
符号の説明
1 元竿
2 元上竿
10,30 尻栓
11,31 キャップ部
12,32 ズームピン
25,42 ゴム座

Claims (3)

  1. 第1竿体と、前記第1竿体の穂先側に出し入れ自在に振出形式で連結される第2竿体と、前記第2竿体の穂先側に連結される竿体ユニットと、前記第1竿体の竿元側端部に脱着自在に装着されている尻栓とを備え、
    前記尻栓は、穂先側に開口する略蓋付き円筒型部材であり前記第1竿体の竿元側端部内周面に装着される装着面を外周面に有するキャップ部と、前記キャップ部の内部に収納されつつ前記キャップ部に連結される略円筒型部材であり穂先側端部に前記竿体ユニットの竿元側端部が当接するためのゴム座を有するズームピンとを有しており、
    前記ズームピンは、前記第2竿体の竿元側端部内周面を装着する装着面を外周面に有する第2竿体用装着部分及び前記ゴム座を装着する装着面を有するゴム座用装着部分とを有し、前記第2竿体用装着部分と前記ゴム座用装着部分とは相互に独立している、釣竿。
  2. 前記ズームピンは略円筒型の本体部を有し、前記本体部には周方向に間隔を隔てて複数の割りが穂先側端部より軸方向に延びて形成され、前記割りによって前記本体部は周方向に於いて複数の部分に区分されており、
    前記区分された部分の1つは前記第2竿体の竿元側端部内周面を装着する装着面が外周面に形成された前記第2竿体用装着部分であり、前記第2竿体用装着部分に隣接する前記区分された部分の他の1つは前記ゴム座を装着する装着面が内周面に形成された前記ゴム座用装着部分であり、
    前記第2竿体用装着部分と前記ゴム座用装着部分とは前記本体部の周方向に交互に配列され、第2竿体用装着部分の最大外径はゴム座用装着部分の外径より大きい、請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記ズームピンは略円筒型の本体部を有し、前記本体部内に収納されつつ前記本体部に装着される略円筒型の筒部をさらに備え、前記本体部が前記第2竿体用装着部分であり、前記筒部が前記ゴム座を装着する装着面を内周面に有するゴム座用装着部分である、請求項1に記載の釣竿。
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JP2009011213A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Shimano Inc 伸縮竿用の保持具及び伸縮竿の嵌合構造

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