JP3752330B2 - 竿体の嵌合構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、嵌合構造、特に、釣り竿用の中空の第1の竿体の内部に第2の竿体を嵌合固定するための竿体の嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複数の竿体からなる釣り竿は、各竿体を嵌合構造で固定している。並継竿では、1本おき(たとえば、4本継ぎの並継竿の場合、1番竿と3番竿,2番竿と元竿)に竿尻側竿体(3番竿又は元竿)の内部に竿先側竿体(1番竿又は2番竿)を収納するために竿尻側竿体の竿尻部に嵌合構造を配置し、収納時に竿先側竿体の後端外周部を嵌合構造で竿尻側竿体の後端内周部に固定している。また、竿先側竿体が竿尻側竿体の内部に順次収納される振出竿では、竿尻側竿体の後端部や中間部に嵌合構造を配置し、収納時に竿先側竿体の後端部外周を嵌合構造で竿尻側竿体の後端内周部や中間内周部に固定している。
【0003】
このような釣り竿の嵌合構造は、たとえば振出竿の場合、尻栓に装着された筒状の弾性体を有している。また、並継竿の場合、竿尻側竿体の後端部に装着された弾性体を有している。この弾性体の内径は、竿先側竿体の嵌合部分の外径より小さくなっている。この嵌合構造では、弾性体の内部に竿先側竿体を挿入することで弾性力により竿先側竿体を嵌合固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の嵌合構造では、弾性体の弾性力により竿体を固定しているので、弾性体を尻栓や竿体に装着する必要があり、嵌合固定用に専用の嵌合部材を用意しなければならない。しかも、小さな内径の弾性体の弾性力により、竿体を固定しているので、外径が異なる竿体毎にそれに応じた内径の弾性体を用意する必要がある。
【0005】
本発明の課題は、異なる外径の竿体を、専用の嵌合部材を用いることなく嵌合固定できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る竿体の嵌合構造は、釣り竿用の中空の第1の竿体の内部に第2の竿体を嵌合固定するための構造であって、雌ネジ部と、嵌合部材とを備えている。雌ネジ部は、第1の竿体の内周部に形成されている。嵌合部材は、雌ネジ部に螺合するように外周部に形成された雄ネジ部と、軸が第1の竿体の軸に斜めに交差するように配置され第2の竿体の外径より大きい内径を有する雌嵌合部とを有している。
【0007】
この嵌合構造では、嵌合部材の雄ネジ部を第1の竿体の内周部に形成された雌ネジ部にねじ込むことで、嵌合部材を第1の竿体に固定する。そして、第2の竿体を嵌合部材の雌嵌合部に挿入する。すると、雌嵌合部が第1の竿体の軸に斜めに交差するように形成されているので、第2の竿体を雌嵌合部の奥まで挿入すると第2の竿体の挿入部分は斜めに配置される。この結果、第2の竿体は自身の弾性で湾曲し、第1の竿体の内周部と、嵌合部材の雌嵌合部の開口部と、雌嵌合部の奥の部分とで第1の竿体及び雌嵌合部に接触して固定力が発生して第1の竿体に嵌合固定される。
【0008】
ここでは、傾斜した雌嵌合部で第2の竿体の弾性を利用して嵌合固定しているので、専用の嵌合部材を用いることなく第2の竿体を嵌合固定できる。また、雌嵌合部の傾斜させることで第2の竿体を嵌合固定させているので、同じ内径の雌嵌合部で異なる外径の第2の竿体を嵌合固定できる。しかも傾斜を変えればさらに広い範囲で異なる外径の第2の竿体を嵌合固定できる。
【0009】
発明2に係る竿体の嵌合構造は、釣り竿用の中空の第1の竿体の内部に第2の竿体を嵌合固定するための構造であって、筒体と、嵌合部材とを備えている。筒体は、第1の竿体の竿尻部に嵌め込まれ、その内周部に雌ネジ部が形成されている。嵌合部材は、雌ネジ部に螺合するように外周部に形成された雄ネジ部と、軸が第1の竿体の軸に斜めに交差するように配置され第2の竿体の外径より大きい内径を有する雌嵌合部とを有している。
【0010】
この嵌合構造でも、嵌合部材の雄ネジ部を筒体の内周部に形成された雌ネジ部にねじ込むことで、嵌合部材を第1の竿体に固定する。そして、第2の竿体を嵌合部材の雌嵌合部に挿入する。すると、雌嵌合部が第1の竿体の軸に斜めに交差するように形成されているので、第2の竿体を雌嵌合部の奥まで挿入すると第2の竿体の挿入部分は斜めに配置される。この結果、第2の竿体は自身の弾性で湾曲し、第1の竿体の内周部と、嵌合部材の雌嵌合部の開口部と、雌嵌合部の奥の部分とで第1の竿体及び雌嵌合部に接触して固定力が発生して第1の竿体に嵌合固定される。
【0011】
ここでは、傾斜した雌嵌合部で第2の竿体の弾性を利用して嵌合固定しているので、専用の嵌合部材を用いることなく第2の竿体を嵌合固定できる。また、雌嵌合部の傾斜させることで第2の竿体を嵌合固定させているので、同じ内径の雌嵌合部で異なる外径の第2の竿体を嵌合固定できる。しかも傾斜を変えればさらに広い範囲で異なる外径の第2の竿体を嵌合固定できる。
【0012】
発明3に係る竿体の嵌合構造は、発明1又は2に記載の構造において、雌嵌合部は、前記第1の竿体の軸に斜めに交差するように形成された嵌合穴を有する。この場合には、斜めに嵌合穴を形成することで、雌嵌合部を第1の竿体の軸に対して斜めに交差して配置することができる。
発明4に係る竿体の嵌合構造は、発明1又は2に記載の構造において、雌ネジ部と前記雄ネジ部とは、互いのネジ軸が斜めに交差している。この場合には、雌嵌合部を第1の竿体の軸に沿って形成しても、2つのネジ部のネジ軸が斜めに交差しているので、それらを螺合させると、雌嵌合部を第1の竿体の軸に対して斜めに交差して配置することができる。
【0013】
発明5に係る竿体の嵌合構造は、発明1から4のいずれかに記載の構造において、嵌合部材は、前記第1の竿体の竿尻端面に当接する当接部を有する。この場合には、当接部を第1の竿体の竿尻端面に当接させることにより嵌合部材を軸方向に位置決めできる。
発明6に係る竿体の嵌合構造は、発明5に記載の構造において、当接部は、第1の竿体の軸と直交する面に対し傾斜した傾斜面を有する。この場合には、雌嵌合部を第1の竿体の軸に沿って形成しても、傾斜面と竿尻端面とを当接させることで、雌嵌合部を第1の竿体の軸に対して斜めに交差して配置することができる。
【0014】
発明7に係る竿体の嵌合構造は、発明5に記載の構造において、第1の竿体の軸と直交する面に対して傾斜した傾斜面を有する第1の竿体の竿尻端部をさらに備える。この場合には、雌嵌合部を第1の竿体の軸に沿って形成しても、当接部と竿尻端部の傾斜面とを当接させることで、雌嵌合部を第1の竿体の軸に対して斜めに交差して配置することができる。
【0015】
発明8に係る竿体の嵌合構造は、発明1から7のいずれかに記載の構造において、嵌合部材は、第1の竿体の竿尻部に装着される尻栓である。この場合には、尻栓において上記効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1において、本発明の一実施形態を採用した中通し竿は、元竿1と、元竿1に装着された穂先側竿体ユニット2とを有している 元竿1は、必要に応じて長さを変更可能なズーム機構3を有している。ズーム機構3は、第1手元側竿体4と、第1手元側竿体4の内部に第1手元側竿体4に対して伸縮自在に挿入された第2手元側竿体5とから構成されている。
【0017】
第1手元側竿体4は、わずかに先細りの筒状に形成され、その一面にはリール10が装着されるリールシート11が形成されている。第1手元側竿体4の竿尻部の内周面には、図2に示すように雌ネジ部4aが形成されており、そこに尻栓12が着脱自在に装着されている。この尻栓12に、収納時に第2手元側竿体5の竿尻部が嵌合固定される。
【0018】
尻栓12は、図2に示すように、鍔付円筒形状の合成樹脂製の部材である。尻栓12は、第1手元側竿体4の竿尻端面4bに当接する他の部分より大径の後端鍔部12aと、外周部に第1手元側竿体4に螺合するように形成された雄ネジ部12bと、内周部に第1手元側竿体の軸4AXと斜めに交差するように形成された嵌合穴12cとを有している。この嵌合穴12cに第2手元側竿体5の竿尻部が嵌合固定される。嵌合穴12cの内径は、第2手元側竿体5の竿尻部の外径より大きい。
【0019】
第2手元側竿体5は、第1手元側竿体4と同様に先細りの筒状に形成されている。第2手元側竿体5の竿尻部の外径は、第1手元側竿体4の竿先部の内径より大きい。これにより、伸長状態で、第2手元側竿体5は第1手元側竿体4から抜けず、かつ第1手元側竿体4と第2手元側竿体5とが固定される。第2手元側竿体5の竿先部には、図3に示すように、他の部分より外径が大きい肉厚部20が形成されている。この肉厚部20は、第2手元側竿体5が第1手元側竿体4内の尻栓12に挿入された状態で、第1手元側竿体4の竿先部内周に後端部が位置するように配置されている。このため、図1に示すズーム収縮状態で第1手元側竿体4の尻栓12と第2手元側竿体5の竿尻部とで両者が嵌合固定されるとともに、さらに第1手元側竿体4の竿先部と第2手元側竿体5の肉厚部20とで両者が嵌合固定される。
【0020】
肉厚部20の前部には、リール4からの釣り糸Lを竿体内部に導入する糸導入孔21が形成されている。また、肉厚部20の糸導入孔21の後部外周面には、糸案内部22が装着されている。この糸案内部22は、第2手元側竿体5の肉厚部20に取り付けられた脚部23と、脚部23の先端に装着された糸挿通部24とを有し、糸導入孔21との関係においては両者は固定された関係にある。すなわち、糸導入孔21と糸案内部22との間の軸方向の距離は変化しない。糸挿通部24には糸挿通孔25が形成されている。なお、糸導入孔21の縁及び糸案内部22の糸挿通孔25の縁には、釣り糸を案内するセラミック製の硬質リング26a,26bが装着されている。
【0021】
穂先側竿体ユニット2は、図1に示すように、トップガイド30を有する最も先端の第1番竿31と、第1番竿31を支持するとともに内部に収納可能でかつ第2手元側竿体5に挿入可能な第2番竿32とを有している。このように、穂先側竿体ユニット2を構成する2本の竿31,32は振出形式で連結されている。そして、これらの竿の内部には、釣り糸Lが挿通する内部経路P(図3)が形成される。
【0022】
図3及び図4に、穂先側竿体ユニット2の後端部の構造を示す。
第2番竿32の後端開口部内周面には雌ネジ部32aが形成されており、この雌ネジ部32aに尻栓35が着脱自在に装着されている。この尻栓35に収納時に第1番竿31の竿尻端部が嵌合固定される。尻栓35は、鍔付円筒形状の合成樹脂製の部材である。尻栓35は、第2番竿32竿の尻端面32bに当接する他の部分より大径の後端鍔部35aと、外周部に第2番竿32に螺合するように形成された雄ネジ部35bと、内周部に第2番竿32の軸32AXと斜めに交差するように形成された嵌合穴35cとを有している。この嵌合穴35cに第1番竿31の竿尻部が嵌合固定される。嵌合穴35cの内径は、第1番竿31体の竿尻部の外径より大きい。尻栓35の後端部には他の部分より小径の糸挿通孔36が形成されており、糸挿通孔36には、それより内径が小さい硬質リング26cが装着されている。なお、第1番竿31の後端開口部には、釣り糸を案内する硬質リング26dが装着されている。
【0023】
このような実施形態の構造において、リール10からの釣り糸を糸通しワイヤを使用して竿内部に挿入する場合は、穂先側竿体ユニット2を図3に示すように収縮状態にして糸導入孔21の竿先側に配置する。穂先側竿体ユニット2を収縮状態にする際には、第1番竿31を第2番竿32内に挿入し、第1番竿31の竿尻部を尻栓35の嵌合穴35cに挿入する。この嵌合穴35cは第2番竿32の軸32AXと斜めに交差するように形成されているので、第1番竿31を嵌合穴35cの奥まで挿入すると第1番竿31の挿入部分は斜めに配置される。この結果、第1番竿31は自身の弾性で湾曲し、第2番竿32の内周部Aと、内周部Aと逆側の嵌合穴35cの開口部Bと、開口部Bと逆側の嵌合穴35cの奥側部分Cとで第2番竿32及び嵌合穴35cに接触して固定力が発生して尻栓35に嵌合固定される。
【0024】
ここでは、傾斜した嵌合穴35cで第1番竿31の弾性を利用して嵌合固定しているので、専用の嵌合部材を用いることなく第1番竿31を嵌合固定できる。また、嵌合穴35cの傾斜させることで第1番竿35cを嵌合固定させているので、同じ内径の嵌合穴35cで異なる外径の第1番竿31を嵌合固定できる。しかも傾斜を変えればさらに広い範囲で異なる外径の第1番竿31を嵌合固定できる。
【0025】
また、釣り糸の巻き取りおよび繰り出し操作時においては、前述のように、糸案内部22を設けて釣り糸の触れを規制し、釣り糸が糸導入孔21の前後の端縁に接触しない構成になっているので、釣り糸の摺動抵抗を小さくできる。さらに、釣り糸の接触する個所には硬質の案内リング26b〜26dを設けているので、釣り糸の摺動抵抗をさらに小さくできる。
【0026】
さらに、この実施形態では、糸案内部22が第2手元側竿体5に装着されているので、第2手元側竿体5を第1手元側竿体4に対して伸長させたとき、糸案内部22によって釣り糸が第2手元側竿体5から離れることとなり、第2手元側竿体5の表面に釣り糸が接触する機会を少なくできる。したがって、釣り糸の摺動抵抗がより少なくなる。
【0027】
一方、第2手元側竿体5を第1手元側竿体4内に収納するときには、尻栓35の場合と同様に、図2に示すように、第2手元側竿体5の竿尻部を尻栓12の嵌合穴12cに挿入する。この嵌合穴12cは第1手元側竿体4の軸4AXと斜めに交差するように形成されているので、第2手元側竿体5を嵌合穴12cの奥まで挿入すると第2手元側竿体5の挿入部分は斜めに配置される。この結果、尻栓35と同様に、第1手元側竿体4の内周部Aと、内周部Aと逆側の嵌合穴12cの開口部Bと、開口部Bと逆側の嵌合穴12cの奥側部分Cとで第1手元側竿体4及び嵌合穴12cに接触して固定力が発生して尻栓12に第2手元側竿体5が嵌合固定される。
【0028】
〔他の実施形態〕
(a) 図5に示すように、嵌合穴5を尻栓12に対して斜めに形成せず、尻栓12の雄ネジ部12bと第1手元側竿体4の雌ネジ部4aとのネジ軸を斜め交差するように形成してもよい。この場合、尻栓12を第1手元側竿体4に装着すると、尻栓12が第1手元側竿体4に対して斜めに装着され、嵌合穴12cも斜めに配置される。
【0029】
(b) 図6に示すように、嵌合穴5を尻栓12に対して斜めに形成せず、尻栓12の鍔部12aの当接面12dを斜めに形成するとともに、雄ネジ部12bと雌ネジ部4aとの嵌合を緩くしてもよい。この場合、尻栓12を装着して当接面12dが第1手元側竿体4の竿尻端面4bに当接したときに尻栓12が斜めに装着され、嵌合穴12cも斜めに配置される。なお、図7に示すように、第1手元側竿体4の竿尻端面4b側を斜めに形成しても同様に、尻栓12を斜めに装着でき、嵌合穴12cを斜めに配置することができる。
【0030】
(c) 図8に示すように、元竿3の第1手元側竿体4の竿尻部に筒体9をはめ込み、筒体9に雌ネジ部4aを設けてもよい。この場合には、長尺の竿体4に直接ネジ加工する必要がないので、加工が容易になる。
(d) 図9に示すような並継竿を1本おきに太竿内に収納する際の嵌合固定にも本発明を適用できる。この並継竿は、元竿1aと、第3番竿33と、第2番竿32と、第1番竿(穂先竿)31とを有する4本継ぎの竿である。第1番竿31の先端にはトップガイド30が装着されている。また、第3番竿33の竿尻部には糸案内部22及び糸導入孔21が形成されている。他の構成は、前述した実施形態と同様であり説明を省略する。
【0031】
この並継竿を収納する際には、第1番竿31を第3番竿33に、第2番竿32を元竿1aにそれぞれ収納する。したがって、元竿1aの尻栓12と第3番竿33の尻栓とには前述した嵌合構造が形成されており、それにより収納された第2番竿32及び第1番竿33の後端部が固定される。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、傾斜した雌嵌合部で第2の竿体の弾性を利用して嵌合固定しているので、専用の嵌合部材を用いることなく第2の竿体を嵌合固定できる。また、雌嵌合部の傾斜させることで第2の竿体を嵌合固定させているので、同じ内径の雌嵌合部で異なる外径の第2の竿体を嵌合固定できる。しかも傾斜を変えればさらに広い範囲で異なる外径の第2の竿体を嵌合固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による中通し竿の側面図。
【図2】その収縮時の竿尻側尻栓部分の断面部分図。
【図3】その収縮時の糸導入孔付近の断面部分図。
【図4】その収縮時の竿先側尻栓部分の断面部分図。
【図5】他の実施形態の嵌合構造の側面断面図。
【図6】他の実施形態の嵌合構造の側面断面図。
【図7】他の実施形態の嵌合構造の側面断面図。
【図8】他の実施形態の図2に相当する図。
【図9】他の実施形態の図1に相当する図。
【符号の説明】
1,1a 元竿
2 穂先側竿体ユニット
4 第1手元側竿体
4a,32a 雌ネジ部
4AX,32AX 軸
9 筒体
12,35 尻栓
12a,35a 鍔部
12b,35b 雄ネジ部
12c,35c 嵌合穴
31 第1番竿
32 第2番竿
33 第3番竿
Claims (8)
- 釣り竿用の中空の第1の竿体の内部に第2の竿体を嵌合固定するための竿体の嵌合構造であって、
前記第1の竿体の内周部に形成された雌ネジ部と、
前記雌ネジ部に螺合するように外周部に形成された雄ネジ部と、軸が前記第1の竿体の軸に斜めに交差するように配置され前記第2の竿体の外径より大きい内径を有する雌嵌合部とを有する嵌合部材と、
を備えた竿体の嵌合構造。 - 釣り竿用の中空の第1の竿体の内部に第2の竿体を嵌合固定するための竿体の嵌合構造であって、
前記第1の竿体の竿尻部に嵌め込まれ、その内周部に雌ネジ部が形成された筒体と、
前記雌ネジ部に螺合するように外周部に形成された雄ネジ部と、軸が前記第1の竿体の軸に斜めに交差するように配置され前記第2の竿体の外径より大きい内径を有する雌嵌合部とを有する嵌合部材と、
を備えた竿体の嵌合構造。 - 前記雌嵌合部は、前記第1の竿体の軸に斜めに交差するように形成された嵌合穴を有する、請求項1又は2に記載の竿体の嵌合構造。
- 前記雌ネジ部と前記雄ネジ部とは、互いのネジ軸が斜めに交差している、請求項1又は2に記載の竿体の嵌合構造。
- 前記嵌合部材は、前記第1の竿体の竿尻端面に当接する当接部を有する、請求項1から4のいずれかに記載の竿体の嵌合構造。
- 前記当接部は、前記第1の竿体の軸と直交する面に対し傾斜した傾斜面を有する、請求項5に記載の竿体の嵌合構造。
- 前記第1の竿体の軸と直交する面に対して傾斜した傾斜面を有する前記第1の竿体の竿尻端部をさらに備える、請求項5に記載の竿体の嵌合構造。
- 前記嵌合部材は、前記第1の竿体の竿尻部に装着される尻栓である、請求項1から7のいずれかに記載の竿体の嵌合構造。
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