JP2000262189A - 竿体の嵌合構造 - Google Patents
竿体の嵌合構造Info
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- JP2000262189A JP2000262189A JP11075119A JP7511999A JP2000262189A JP 2000262189 A JP2000262189 A JP 2000262189A JP 11075119 A JP11075119 A JP 11075119A JP 7511999 A JP7511999 A JP 7511999A JP 2000262189 A JP2000262189 A JP 2000262189A
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Abstract
体の嵌合構造を提供する。 【解決手段】 嵌合雌部11が尻栓10の穂先側に連結
されて元竿1の竿元側内部に配置されている。この嵌合
雌部11は、尻栓10に接着又は溶着された円盤状の本
体部12と、本体部12の穂先側端面上に竿体の軸方向
に突出した4つの突出部13とを有している。そして、
突出部13には金属リング14がはめ込まれている。一
方、元上竿2のねじ部2bに嵌合雄部15が螺合して脱
着自在に固定されている。この嵌合雄部15は、竿元側
には他の部分よりやや小径で竿元側に突出した柱状部1
5aを有している。そして、この柱状部15aは嵌合雌
部11の突出部13の断面円の内径にほぼ一致してい
る。
Description
れる竿体を嵌合する嵌合構造に関する。
竿体が穂先側の竿体から順次竿元側の竿体内に挿入可能
になっている。釣りを行う際には各竿体を順次穂先側に
引き出して嵌合固定して一本の竿体として用いる。一
方、収納時には穂先側の竿体を順次竿元側の竿体内に収
納してコンパクトな状態とする。
長さを変化させて釣りを行えるように工夫したものがあ
る。このように工夫された釣竿の元竿は、穂先側端部内
周面に他の部分よりやや小径に形成され元上竿の竿元側
端部を嵌合固定可能な第1嵌合固定部と、竿元側端部内
に配置され元上竿の竿元側端部を嵌合固定可能な第2嵌
合固定部とを有している。そして、元竿の穂先側に連結
される元上竿が穂先側に引き出された状態(以下「延伸
状態」という)と元上竿が元竿内に挿入された状態(以
下「収納状態」という)とで、元上竿は第1嵌合固定部
と第2嵌合固定部とにそれぞれ嵌合固定される。こうし
て、元竿と元上竿とは「延伸状態」,「収納状態」のい
ずれの状態においても互いに嵌合固定可能であり、状況
に応じて竿全体の長さを変化させて釣りを行える。
変化させて釣りを行えるように工夫した釣竿では、元竿
の第1嵌合固定部,第2嵌合固定部にそれぞれ元上竿自
体の竿元側端部外周面を嵌合させて、元竿と元上竿とを
固定している。このように、元上竿の竿元側端部は、延
伸状態のみでなく収納状態でも嵌合固定用に用いられる
ため、長期にわたって使用していると嵌合力が低下して
しまう恐れがある。
十分に維持可能な竿体の嵌合構造を提供することにあ
る。
構造は、筒状の第1竿体と第1竿体の穂先側に並継形式
で連結される第2竿体とを嵌合し固定するための嵌合構
造であって、第1竿体の竿元側端部に脱着自在にはめ込
まれた尻栓と、尻栓に連結され第1竿体内部に配置され
た嵌合雌部と、第2竿体の竿元側端部に脱着自在に連結
され嵌合雌部に嵌合可能な嵌合雄部とを備えている。
側に引き出した延伸状態においては、通常の並継竿のよ
うに、第2竿体の竿元側外周面を第1竿体の穂先側内周
面に嵌合させて固定する。そして、第2竿体を第1竿体
内に挿入した収納状態においては、第2竿体の竿元側に
連結された嵌合雄部を嵌合雌部に嵌合させて固定する。
このように、第2竿体と第1竿体とが嵌合する部分が延
伸状態と収納状態とにおいて異なるので、長期にわたっ
て使用しても第1竿体と第2竿体との嵌合固定力は低下
しにくい。また、嵌合雄部及び嵌合雌部は交換可能であ
り、仮に嵌合力が低下してもこの嵌合雄部及び嵌合雌部
を交換することで、再び十分な嵌合力を演出できる。
構造であって、嵌合雌部は竿体の周方向に並んで配置さ
れ穂先側軸方向に突出した複数の突出部を有し、嵌合雄
部は突出部に嵌着自在な柱状部を有している。
に並んで配置された突出部に囲まれた部分に柱状部が挿
入され、突出部に嵌着して係止される。
構造であって、周方向に並んで配置された複数の突出部
を径内方向に付勢する付勢部材をさらに備えている。
径内方向(周方向に並んで配置された突出部の周内方
向)に付勢し、突出部に嵌着される柱状部をさらに強固
に係止する。
構造であって、付勢部材は弾性リングである。
性リングが複数の突出部を径内方向に付勢する。
構造であって、付勢部材は径内方向への付勢力を調整可
能な付勢力調整手段をさらに備えている。
出部の柱状部に対する嵌合力が低下した際に、付勢力調
整手段によって突出部の径内方向への付勢力を調整し
て、嵌合力を調整可能である。
構造であって、嵌合雌部は穂先側が開口した収納部を有
し、嵌合雄部は収納部に挿入され収納部に嵌着自在な柱
状部を有している。
柱状部が挿入され、収納部が柱状部に嵌着して係止され
る。
嵌合構造であって、嵌合雌部は収納部内周面に形成され
径内方向に突出した突起部を有し、嵌合雄部は柱状部外
周面に形成され突起部を係止可能な溝部を有している。
柱状部が挿入され、収納部が柱状部に嵌着すると共に、
突起部が溝部に係止される。
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
は、図1に示すように、元竿1と、元竿1の穂先側に連
結された元上竿2と、元上竿2の穂先側に連結された第
1中竿3,第2中竿4と、第2中竿4の穂先側に連結さ
れた穂先竿5とを有している。これら元竿1〜穂先竿5
は炭素繊維またはガラス繊維等に合成樹脂を含浸させた
プリプレグから形成される先細り筒状部材であって、内
部に釣糸通路を有する。そして、第1中竿2〜穂先竿5
は穂先側から順次竿元側の竿体の内部に挿入され出し入
れ自在になっており、いわゆる振出形式で連結されてい
る。
着自在に装着可能なリールシート8とを有し、竿元側端
部には尻栓10が脱着自在に装着されている。また、元
上竿2には、穂先側外周面に形成されリール7からの釣
糸Lを竿体内部に導入する釣糸導入孔9が形成されて、
釣糸導入孔9を覆うように配置された釣糸ガイドGが固
定されている。穂先竿5の穂先側端部にはトップガイド
6が取り付けられており、リール7からの釣糸Lは釣糸
ガイドG及び釣糸導入孔9を通り釣糸通路100に導か
れて、穂先側のトップガイド6より外部へ導かれる。
細りのテーパが形成された筒状の本体部1aと、本体部
1aの竿元側端部内周面に形成されたねじ部1bとを有
している。また、通常の並継ぎ竿と同様に、穂先側端部
内周面は他の部分よりやや肉厚に形成され内径が小径に
なるように成形されており(図示せず)、延伸状態にお
いてこの穂先側端部が元上竿2の竿元側端部外周面と嵌
合する。
在に螺合され装着された栓部材であって、合成樹脂,合
成弾性部材等で形成されている。そして、嵌合雌部11
がこの尻栓10の穂先側に連結されて元竿1の竿元側内
部に配置されている。嵌合雌部11は、尻栓10に接着
又は溶着された円盤状の本体部12と、本体部12の穂
先側端面上に竿体の軸方向に突出した4つの突出部13
とを有している。そして、突出部13には金属リング1
4がはめ込まれている。
体的に形成された合成樹脂またはアルミニウム,ステン
レス,チタン,スチール若しくはこれらの合金から形成
された部材であって、図4に詳しく示すように、本体部
11の穂先側面上に周方向に並んで断面円を描くように
均等の間隔を隔てて配置されている。この突出部13が
描く断面円は、その内径が後述する柱状部15aの径と
ほぼ一致するようになっている。4つの柱状部13の穂
先側の外周側の一部はそれぞれ切り欠かれて切欠部13
aとなっており、この切欠部13aに金属リング14が
はめ込まれている。
に、突出部13が形成する断面方向の円に合致するよう
に形成されたリング状部材であり、例えば、形状記憶性
を有する超弾性金属等で形成される。金属リング14の
両端部はリングの径外方向に折り曲げられており、それ
ぞれ貫通孔が形成されている。そして、この貫通孔を連
結するようにボルト14aが配置され、ボルト14aの
貫通孔への螺合の程度を調整することによって金属リン
グ14の径を調整可能になっている。
竿1と同様に、やや先細りのテーパが形成された筒状の
本体部2aと、本体部2aの竿元側端部内周面に形成さ
れたねじ部2bとを有している。また、通常の並継ぎ竿
と同様に、竿元側端部外周面は、延伸状態において元竿
1の穂先側内周面と嵌合する。そして、このねじ部2b
に嵌合雄部15が螺合して脱着自在に固定されている。
この嵌合雄部15は、合成樹脂等で形成された略円筒状
の部材であって、竿元側には他の部分よりやや小径で竿
元側に突出した柱状部15aを有している。柱状部15
aは、嵌合雌部11の突出部13の断面円の内径にほぼ
一致している。
竿5から順次竿元側の竿体内に挿入していわゆる振出形
式で各竿体を収納可能であると共に、元竿1と元上竿2
とは、元上竿2を穂先側に引き出した状態(延伸状態)
及び元上竿2を元竿1の竿元側まで挿入し収納した状態
(収納状態)のいずれの状態においても、互いにその位
置を固定可能である。そして、竿全体の長さを変化させ
て状況に応じて釣りを行う。具体的には、延伸状態にお
いては、通常の並継形式と同様に、元上竿2の竿元側外
周面を元竿1の穂先側内周面に嵌合させて固定する。一
方、収納状態においては、元上竿2の竿元側に連結され
た嵌合雄部15の柱状部15aを元竿1の嵌合雌部11
の突出部13に嵌合させて固定する。
する部分が延伸状態と収納状態とにおいて異なるので、
長期にわたって使用しても元上竿2と元竿1との嵌合固
定力は低下しにくい。また、嵌合雄部15及び嵌合雌部
11は交換可能であり、仮に嵌合力が低下してもこの嵌
合雄部15及び/または嵌合雌部11を交換することで
足りる。また、金属リング14のボルト14aを調整す
ることで突出部13の柱状部15aに対する嵌合力を調
整可能であり、この嵌合力の調整のみでも長期にわたっ
て十分な嵌合力を演出できる。 [第2実施形態]以下、本発明の第2実施形態につい
て、図面を参照しつつ設瞑する。
は、第1実施形態と同様に、元竿1と、元竿1の穂先側
に連結された元上竿2と、元上竿2の穂先側に連結され
た第1中竿3,第2中竿4と、第2中竿4の穂先側に連
結された穂先竿5とを有している。そして、第1中竿2
〜穂先竿5は穂先側から順次竿元側の竿体の内部に挿入
され出し入れ自在になっており、いわゆる振出形式で連
結されている。
のテーパが形成された筒状の本体部1aと、本体部1a
の竿元側端部内周面に形成されたねじ部1bとを有して
いる。また、通常の並継ぎ竿と同様に、穂先側端部内周
面は他の部分よりやや肉厚に形成され内径が小径になる
ように成形されており(図示せず)、延伸状態において
この穂先側端部が元上竿2の竿元側端部外周面と嵌合す
る。尻栓20は、元竿1のねじ部1bに脱着自在に螺合
され装着された栓部材であって、合成樹脂,合成弾性部
材等で形成されている。そして、嵌合雌部21がこの尻
栓20の穂先側に連結されて元竿1の竿元側内部に配置
されている。この嵌合雌部21は、尻栓20に接着又は
溶着されており、穂先側が開口し内部に空間が形成され
た筒状部材である。開口した内部に形成された空間が後
述の嵌合雄部22が挿入され嵌着される収納部21bと
なっている。収納部21bの穂先側内周面には径内方向
に突出した突起部21aが形成されている。
先細りのテーパが形成された筒状の本体部2aと、本体
部2aの竿元側端部内周面に形成されたねじ部2bとを
有している。また、通常の並継ぎ竿と同様に、竿元側端
部外周面は、延伸状態において元竿1の穂先側内周面と
嵌合する。そして、このねじ部2bに嵌合雄部22が螺
合して脱着自在に固定されている。この嵌合雄部22
は、合成樹脂等で形成された略円筒状の部材であって、
嵌合雄部22の外径は嵌合雌部21の収納部21bの内
径にほぼ一致している。また、嵌合雄部22の外周面の
所定に位置には嵌合雌部21の突起部21aが係止可能
な係止溝22aが形成されている。
竿5から順次竿元側の竿体内に挿入していわゆる振出形
式で各竿体を収納可能であると共に、元竿1と元上竿2
とは、元上竿2を穂先側に引き出した状態(延伸状態)
及び元上竿2を元竿1の竿元側まで挿入し収納した状態
(収納状態)のいずれの状態においても、互いにその位
置を固定可能である。そして、竿全体の長さを変化させ
て状況に応じて釣りを行う。具体的には、延伸状態にお
いては、通常の並継形式と同様に、元上竿2の竿元側外
周面を元竿1の穂先側内周面に嵌合させて固定する。一
方、収納状態においては、元上竿2の竿元側に連結され
た嵌合雄部22を元竿1の嵌合雌部21の収納部21b
に嵌合させて固定する。ここで、突起部21aが係止溝
22aに係止される。
する部分が延伸状態と収納状態とにおいて異なるので、
長期にわたって使用しても元上竿2と元竿1との嵌合固
定力は低下しにくい。また、嵌合雄部22及び嵌合雌部
21は交換可能であり、仮に嵌合力が低下してもこの嵌
合雄部22及び/または嵌合雌部21を交換することで
足りる。 [他の実施形態] (a)中通し竿の竿体の数は上記実施の形態に限定され
るものではなく、任意の数の竿体を用いることができ
る。 (b)中通し竿のみではなく、竿体外部に設けた複数の
釣糸ガイドに釣糸を挿通させる外通し竿において、本発
明の嵌合構造を設けてもよい。 (c)金属リングに代えて、ゴムリング等を柱状部には
めてもよい。 (d)尻栓と嵌合雌部とを脱着自在に連結してもよい。
って使用しても嵌合力が低下するのを抑えることがで
き、安定した竿体同士の嵌合固定を演出できる。
体図。
元側付近の拡大断面図。
元側付近の拡大断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】筒状の第1竿体と第1竿体の穂先側に並継
形式で連結される第2竿体とを嵌合し固定するための嵌
合構造であって、 第1竿体の竿元側端部に脱着自在にはめ込まれた尻栓
と、 前記尻栓に連結され前記第1竿体内部に配置された嵌合
雌部と、 第2竿体の竿元側端部に脱着自在に連結され前記嵌合雌
部に嵌合可能な嵌合雄部とを備えた、竿体の嵌合構造。 - 【請求項2】前記嵌合雌部は前記竿体の周方向に並んで
配置され穂先側軸方向に突出した複数の突出部を有し、
前記嵌合雄部は前記突出部に嵌着自在な柱状部を有して
いる、請求項1に記載の竿体の嵌合構造。 - 【請求項3】前記周方向に並んで配置された複数の突出
部を径内方向に付勢する付勢部材をさらに備えた、請求
項2に記載の竿体の嵌合構造。 - 【請求項4】前記付勢部材は弾性リングである、請求項
3に記載の竿体の嵌合構造。 - 【請求項5】前記付勢部材は径内方向への付勢力を調整
可能な付勢力調整手段をさらに備えた、請求項3に記載
の竿体の嵌合構造。 - 【請求項6】前記嵌合雌部は穂先側が開口した収納部を
有し、前記嵌合雄部は前記収納部に挿入され前記収納部
に嵌着自在な柱状部を有している、請求項1に記載の竿
体の嵌合構造。 - 【請求項7】前記嵌合雌部は前記収納部内周面に形成さ
れ径内方向に突出した突起部を有し、前記嵌合雄部は前
記柱状部外周面に形成され前記突起部を係止可能な溝部
を有している、請求項6に記載の竿体の嵌合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07511999A JP4197372B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 竿体の嵌合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07511999A JP4197372B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 竿体の嵌合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000262189A true JP2000262189A (ja) | 2000-09-26 |
JP4197372B2 JP4197372B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=13567003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07511999A Expired - Fee Related JP4197372B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | 竿体の嵌合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4197372B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100421556C (zh) * | 2002-12-04 | 2008-10-01 | 株式会社岛野 | 钓竿 |
-
1999
- 1999-03-19 JP JP07511999A patent/JP4197372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100421556C (zh) * | 2002-12-04 | 2008-10-01 | 株式会社岛野 | 钓竿 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4197372B2 (ja) | 2008-12-17 |
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