JP2001245559A - 竿体の嵌合構造 - Google Patents

竿体の嵌合構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造で竿体の周方向回転によって尻栓
が緩んでしまうのを防止可能な竿体の嵌合構造を提供す
る。 【解決手段】 尻栓部材10は、元竿1の雌ねじ部20
に脱着自在に螺合され装着された栓部材であって、合成
樹脂製の筒状部材であるストッパー11と、ストッパー
11の竿元側にストッパー11に対して周方向に相対回
転可能に連結され外周面に雄ねじ部を有する尻栓本体1
2とを有している。ストッパー11は穂先側が開口した
筒状部材であり、その内径は第1中竿3の竿元側外周面
に一致しこれが挿入され嵌合固定可能になっている。こ
のストッパー11の外周面には軸方向に延びる係止突起
14が周方向に180度離れて一体的に形成されてお
り、元竿1の係止溝21に係止可能になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振出形式で連結さ
れる2つの竿体を嵌合固定するための嵌合構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の振出形式の釣竿は、複数の筒状の
竿体が穂先側の竿体から順次竿元側の竿体内に挿入可能
になっている。釣りを行う際には各竿体を順次穂先側に
引き出して嵌合固定して一本の竿体として用いる。一
方、収納時には穂先側の竿体を順次竿元側の竿体内に収
納してコンパクトな状態とする。
【0003】また、従来の振出形式の釣竿には竿全体の
長さを変化させて釣りを行えるように工夫したものがあ
る。このように工夫された釣竿の元竿は、穂先側端部内
周面に他の部分よりやや小径に形成され元上竿の竿元側
端部を嵌合固定可能な第1嵌合部を有すると共に、竿元
側端部内に雌ねじ部材を配置しこの雌ねじ部材に螺合し
た尻栓とを有する。そして、この尻栓が第2嵌合部を有
している。
【0004】この釣竿では、元竿の穂先側に連結される
元上竿が穂先側に引き出された状態(以下「延伸状態」
という)では元上竿の竿元外周面が第1嵌合部に嵌合固
定され、元上竿が元竿内に挿入された状態(以下「収納
状態」という)では元上竿の竿元外周面が尻栓の第2嵌
合固定部に嵌合固定される。こうして、元竿と元上竿と
は「延伸状態」,「収納状態」のいずれの状態において
も互いに嵌合固定可能であり、状況に応じて竿全体の長
さを変化させて釣りを行える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の竿全体の長さを
変化させて釣りを行えるように工夫した釣竿では、収納
状態において元上竿が尻栓に嵌合固定されているため、
尻栓に嵌合固定されている元上竿が周方向に回転すると
尻栓も周方向に回転し、尻栓の元竿に対する螺合が緩ま
ってしまう恐れがある。このため、元上竿の周方向回転
によって尻栓の周方向回転が生じないように尻栓の周方
向回転を規制する必要がある。一方で、尻栓の元竿に対
する螺合を可能とするためには尻栓の周方向回転を担保
する必要がある。
【0006】本発明の課題は、簡易な構造で竿体の周方
向回転によって尻栓が緩んでしまうのを防止可能な竿体
の嵌合構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1にかかる竿体の嵌
合構造は、振出形式で連結される筒状の竿体の嵌合構造
であって、竿元側端部内周面に直接形成された雌ねじ部
と竿元側端部内周面に竿元側端面から軸方向に直接形成
された係止溝とを有する大径竿体と、大径竿体の穂先側
に振出形式で連結された小径竿体と、大径竿体の雌ねじ
部に脱着自在に連結される尻栓部材とを備えている。そ
して、この尻栓部材は、小径竿体の竿元側端部を嵌合可
能な筒状部材であり外周面に係止溝に係止される係止突
起を有するストッパーと、ストッパーの竿元側にストッ
パーに対して周方向に相対回転可能に連結され外周面に
雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を有する尻栓本体とを有し
ている。
【0008】この構造では、小径竿体を大径竿体の穂先
側に引き出した延伸状態においては、通常の振出形式の
釣竿のように、小径竿体の竿元側外周面を大径竿体の穂
先側内周面に嵌合させて固定する。そして、小径竿体を
大径竿体内に挿入した収納状態においては、小径竿体の
竿元端部を尻栓部材のストッパー内に挿入し嵌合させて
固定する。
【0009】ここで、ストッパー外周面の係止突起が竿
元側端部内周面に直接形成された係止溝に係止されるこ
とで、ストッパーは大径竿体に対して周方向に回転する
のが規制される。そして、ストッパーに挿入され嵌合固
定された小径竿体の周方向回転を規制する。一方、尻栓
本体はストッパーに対して相対回転可能であり、ストッ
パーの周方向回転規制に影響を受けることなく周方向回
転可能であり、竿元側端部内周面に直接形成された雌ね
じ部に脱着自在に螺合する。このようにして、螺合のた
めの尻栓本体の周方向回転を担保しつつ尻栓部材全体に
おける緩みが防止できる。
【0010】また、大径竿体内周面に直接係止溝や雌ね
じ部が形成されており、尻栓部材を大径竿体に螺合させ
るための部材を別途配置する必要がなく、構造が簡素化
されコスト低下にもつながる。さらに、竿体の軽量化小
径化にも好ましい。発明2にかかる竿体の嵌合構造は、
発明1の構造であって、小径竿体の穂先側に振出形式で
連結される穂先側竿体をさらに備えている。また、大径
竿体は雌ねじ部の穂先側に隣接する内周面に内径が小径
化された嵌合雌部をさらに有している。そして、小径竿
体の竿元側端部は嵌合雌部に嵌合され、穂先側竿体の竿
元側端部は尻栓部材のストッパーに嵌合される。
【0011】この構造では、穂先側竿体,小径竿体,大
径竿体の順に順次振出形式に収納される。小径竿体を大
径竿体の穂先側に引き出した延伸状態においては、通常
の振出形式の釣竿のように、小径竿体の竿元側外周面を
大径竿体の穂先側内周面に嵌合させて固定する。そし
て、小径竿体を大径竿体内に挿入した収納状態において
は、小径竿体の竿元端部を大径竿体の嵌合雌部に嵌合し
て固定する。ここで、この嵌合雌部は大径竿体内周面に
大径竿体の素材で一体的に形成されており、別途嵌合部
材が配置されるものではないので、構造が簡略化され竿
体の軽量化にも資する。
【0012】一方、穂先側竿体を小径竿体の穂先側に引
き出した延伸状態においては、通常の振出形式の釣竿の
ように、穂先側竿体の竿元側外周面を小径竿体の穂先側
内周面に嵌合させて固定する。そして、穂先側竿体を小
径竿体及び大径竿体内に挿入した収納状態においては、
穂先側竿体の竿元端部を尻栓部材のストッパー内に挿入
し嵌合させて固定する。
【0013】ここで、ストッパー外周面の係止突起が竿
元側端部内周面に直接形成された係止溝に係止されるこ
とで、ストッパーは大径竿体に対して周方向に回転する
のが規制される。そして、ストッパーに挿入され嵌合固
定された穂先側竿体の周方向回転を規制する。一方、尻
栓本体はストッパーに対して相対回転可能であり、スト
ッパーの周方向回転規制に影響を受けることなく周方向
回転可能であり、竿元側端部内周面に直接形成された雌
ねじ部に脱着自在に螺合する。このようにして、螺合の
ための尻栓本体の周方向回転を担保しつつ尻栓部材全体
における緩みが防止できる。また、大径竿体内周面に直
接係止溝や雌ねじ部が形成されており、尻栓部材を大径
竿体に螺合させるための部材を別途配置する必要がな
く、構造が簡素化されコスト低下にもつながる。さら
に、竿体の軽量化小径化にも好ましい。
【0014】発明3にかかる竿体の嵌合構造は、発明1
または2の構造であって、ストッパーは内周面に配置さ
れた弾性部材をさらに有している。この場合には、スト
ッパー内周面に配置された弾性部材がストッパー内に挿
入される小径竿体または穂先側竿体の嵌合固定時におけ
る損傷を抑える。発明4にかかる竿体の嵌合構造は、発
明1または2の構造であって、ストッパーは内周面に軸
方向に形成された係止突起をさらに有している。
【0015】この場合には、ストッパー内に挿入される
小径竿体または穂先側竿体の嵌合固定時における接触面
積を係止突起が低減して、小径竿体または穂先側竿体の
ストッパーへの固着を防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本発
明の第1実施形態を採用した中通し竿は、図1に示すよ
うに、元竿1と、元竿1の穂先側に連結された元上竿2
と、元上竿2の穂先側に連結された第1中竿3,第2中
竿4,第3中竿5と、第3中竿5の穂先側に連結された
穂先竿6とを有している。これら元竿1〜穂先竿6は炭
素繊維またはガラス繊維等に合成樹脂を含浸させたプリ
プレグから形成される先細り筒状部材である。そして、
元上竿2〜穂先竿6は穂先側から順次竿元側の竿体の内
部に挿入され出し入れ自在になっており、いわゆる振出
形式で連結されている。また、穂先竿6の穂先側先端に
は釣糸を係止するための釣糸係止部7が連結されてお
り、元竿1の竿元側端部には脱着自在に尻栓部材10が
配置されている。
【0017】図2及び図3に示すように、元竿1は、や
や先細りのテーパが形成された筒状部材であり、竿元側
端部内周面に形成された雌ねじ部20と、雌ねじ部20
において竿元側端面から軸方向に形成された係止溝21
と、雌ねじ部20の穂先側の内周面に周辺より肉厚かつ
小径に形成された嵌合雌部22とを有している。雌ねじ
部20は元竿1の内周面を直接切削して形成されてお
り、竿元側端面から穂先側にかけて形成される。この雌
ねじ部20に後述の尻栓部材10が螺合することにな
る。また、この雌ねじ部20がさらに直接切削されて係
止溝21が形成される。係止溝21は周方向に180度
離れて2カ所形成されている。
【0018】また、嵌合雌部22は雌ねじ部20に隣接
してその穂先側内周面に元竿1の素材で元竿1に直接形
成されている。具体的には元竿1を焼成し成型する際に
部分的にプリプレグを厚く巻回して成形する。この嵌合
雌部22の内径は元上竿2の竿元側端部外径に一致して
おり、元上竿2が元竿1内に挿入される際(収納状態)
に元上竿2の竿元側端部と嵌合しこれを固定する。さら
に、この嵌合雌部22には周方向に間隔を隔てて軸方向
に延びる複数の溝22aが形成されており、元上竿2の
竿元側端部が嵌合雌部22に嵌合した際の接触面積を低
減して固着を防止している。
【0019】なお、通常の並継ぎ竿と同様に、元竿1の
穂先側端部内周面は他の部分よりやや肉厚に形成され内
径が小径になるように成形されており(図示せず)、延
伸状態においてこの穂先側端部が元上竿2の竿元側端部
外周面と嵌合する。図2及び図3に示すように、尻栓部
材10は、元竿1の雌ねじ部20に脱着自在に螺合され
装着された栓部材であって、合成樹脂製の筒状部材であ
るストッパー11と、ストッパー11の竿元側にストッ
パー11に対して周方向に相対回転可能に連結され外周
面に雄ねじ部を有する尻栓本体12と、尻栓本体12の
竿元側端面を覆うように配置されたゴム栓13とを有し
ている。
【0020】ストッパー11は穂先側が開口した筒状部
材であり、その内径は第1中竿3の竿元側外周面に一致
しこれが挿入され嵌合固定可能になっている。このスト
ッパー11の外周面には軸方向に延びる係止突起14が
周方向に180度離れて一体的に形成されており、元竿
1の係止溝21に係止可能になっている。また、ストッ
パー11の竿元側端部には鍔部11aが形成されてい
る。
【0021】尻栓本体12は穂先側が開口し竿元側が閉
口している略筒状部材である。その外径は元竿1の竿元
側内径に合致しねじ山が形成された雄ねじ部であり元竿
1の雌ねじ部20に脱着自在に螺合する。また、穂先側
端部には鍔部12aが形成されており、この鍔部12a
がストッパー11の鍔部11aに噛合してストッパー1
1と尻栓本体12とは周方向に相対回転自在になってい
る。さらに、竿元側端面には係止フランジ12bが設け
られており、この係止フランジ12bにゴム栓13が係
止されて尻栓本体12の竿元側端面を覆っている。
【0022】このように構成された釣竿では、穂先竿6
〜元上竿2が順次振出形式に竿元側の竿体へ収納される
と共に(収納状態)、使用時には順次穂先側に引き出さ
れて嵌合固定され一本の釣竿として用いられる(延伸状
態)。この延伸状態においては、通常の振出形式の釣竿
のように、各竿体の竿元側外周面を他の竿体の穂先側内
周面に嵌合させて固定する。さらにまた、元上竿2及び
第1中竿3については収納状態においてもそれぞれ元竿
1に嵌合固定され、元上竿2のみを収納した状態、
元上竿2及び第1中竿3を収納した状態、の2段階に釣
竿全体の長さを変化させつつ釣りをおこなうことが可能
である。
【0023】具体的には、元上竿2を元竿1内に挿入し
た収納状態においては、元上竿2の竿元端部を元竿1の
嵌合雌部22に嵌合して固定する。ここで、この嵌合雌
部22は元竿1の内周面に元竿1の素材で一体的に形成
されており、別途嵌合部材が配置されるものではないの
で、構造が簡略化され竿体の軽量化にも資する。さら
に、嵌合雌部22の溝22aが元竿1と元上竿2との固
着を防止している。
【0024】第1中竿3を元上竿2を介して元竿1内に
挿入した収納状態においては、第1中竿3の竿元端部を
尻栓部材10のストッパー11内に挿入し嵌合させて固
定する。ここで、ストッパー11外周面の係止突起14
が元竿1の竿元側端部内周面に直接形成された係止溝2
1に係止されることで、ストッパー11は元竿1の周方
向に回転するのが規制される。そして、ストッパー11
に挿入され嵌合固定された第1中竿3の周方向回転が規
制されることになる。
【0025】一方で、尻栓本体12はストッパー11に
対して相対回転可能であり、ストッパー11の周方向回
転規制に影響を受けることなく周方向回転可能であり、
元竿1の竿元側端部内周面に直接形成された雌ねじ部2
0に脱着自在に螺合する。このようにして、螺合のため
の尻栓本体11の周方向回転を担保しつつ、第1中竿3
の周方向回転を抑えることにより尻栓部材10全体にお
ける緩みが防止できる。また、元竿1内周面に直接係止
溝21や雌ねじ部20が形成されており、尻栓部材10
を元竿1に螺合させるための部材を別途配置する必要が
なく、構造が簡素化されコスト低下にもつながる。さら
に、竿体の軽量化小径化にも好ましい。
【0026】[第2実施形態]以下、本発明の第2実施
形態について図面を参照しつつ説明する。本発明の第2
実施形態を採用した中通し竿も、第1実施形態と同様
に、元竿1と、元竿1の穂先側に連結された元上竿2
と、元上竿2の穂先側に連結された第1中竿3,第2中
竿4,第3中竿5と、第3中竿5の穂先側に連結された
穂先竿6とを有している。そして、元竿1の竿元側端部
には脱着自在に尻栓部材30が配置されている。
【0027】図4に示すように、尻栓部材30は、元竿
1の雌ねじ部20に脱着自在に螺合され装着された栓部
材であって、合成樹脂製の筒状部材であるストッパー3
1と、ストッパー31の竿元側にストッパー31に対し
て周方向に相対回転可能に連結され外周面に雄ねじ部を
有する尻栓本体32と、尻栓本体32の竿元側端面を覆
うように配置されたゴム栓33とを有している。
【0028】ストッパー31は穂先側が開口した筒状部
材であり、その内径は第1中竿3の竿元側外周面に対し
てやや大径に形成される。そして、このストッパー31
の内周面に沿って略筒状の弾性部材35が接着剤等で接
着固定される。弾性部材35は、例えば、スチレンゴム
やポリウレタンゴムからなる円柱形の部材であり、スト
ッパー31に挿入され嵌合固定される第1中竿3の外周
面を保護している。さらに、このストッパー31の外周
面には軸方向に延びる係止突起34が周方向に180度
離れて一体的に形成されており、元竿1の係止溝21に
係止可能になっている。
【0029】なお、その他の構成は第1実施形態と実質
的に同様である。このように構成された釣竿では、第1
実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、ストッパー
31に挿入され嵌合固定される第1中竿3の外周面を保
護しその損傷を防止し得る。 [他の実施形態] (a)図5に示すように、ストッパー41の内周面に周
方向に間隔を隔てて軸方向に延びる複数の突起41aを
形成してもよい。このように突起41aを形成して、ス
トッパー41内に挿入固定される他の竿体との接触面積
を低減して竿体間の固着を防止し得る。 (b)上記実施形態においては、元竿1に嵌合雌部22
を形成して、元上竿2及び第1中竿3については収納状
態においてもそれぞれ元竿1に嵌合固定され、2段階に
釣竿全体の長さを変化させつつ釣りをおこなうことが可
能な釣竿を例示した。しかし、元竿1に嵌合雌部22を
設けることなく元上竿2のみを収納状態でも固定可能と
する1段方式を採用してもよい。この場合は、元上竿2
が尻栓部材10に嵌合固定されることになる。 (c)嵌合雌部22には溝22aを別段設けなくてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る嵌合構造によれば、簡易な
構造で、穂先側に位置する竿体を収納状態において元竿
の尻栓で嵌合固定した際の尻栓の緩みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した釣竿の全体
図。
【図2】図1の竿元側付近の拡大図。
【図3】図1の竿元側付近の拡大断面図。
【図4】本発明の第2実施形態を採用した釣竿の竿元側
付近の拡大図。
【図5】本発明の他の実施形態を採用した釣竿のストッ
パーの正面図。
【符号の説明】
1 元竿 2 元上竿 3 第1中竿 10,30 尻栓部材 11,31,41 ストッパー 12,32 尻栓本体 14,34 係止突起 20 雌ねじ部 21 係止溝 22 嵌合雌部 35 弾性部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振出形式で連結される筒状の竿体の嵌合構
    造であって、 竿元側端部内周面に直接形成された雌ねじ部と竿元側端
    部内周面に竿元側端面から軸方向に直接形成された係止
    溝とを有する大径竿体と、 前記大径竿体の穂先側に振出形式で連結された小径竿体
    と、 前記大径竿体の雌ねじ部に脱着自在に連結される尻栓部
    材とを備え、 前記尻栓部材は、前記小径竿体の竿元側端部を嵌合可能
    な筒状部材であり外周面に前記係止溝に係止される係止
    突起を有するストッパーと、前記ストッパーの竿元側に
    前記ストッパーに対して周方向に相対回転可能に連結さ
    れ外周面に前記雌ねじ部と螺合する雄ねじ部を有する尻
    栓本体とを有する、竿体の嵌合構造。
  2. 【請求項2】前記小径竿体の穂先側に振出形式で連結さ
    れる穂先側竿体をさらに備え、 前記大径竿体は前記雌ねじ部の穂先側に隣接する内周面
    に内径が小径化された嵌合雌部をさらに有し、 前記小径竿体の竿元側端部は前記嵌合雌部に嵌合され、
    前記穂先側竿体の竿元側端部は前記尻栓部材のストッパ
    ーに嵌合される、請求項1に記載の竿体の嵌合構造。
  3. 【請求項3】前記ストッパーは内周面に配置された弾性
    部材をさらに有している、請求項1または2に記載の嵌
    合構造。
  4. 【請求項4】前記ストッパーは内周面に軸方向に形成さ
    れた係止突起をさらに有している、請求項1または2に
    記載の嵌合構造。
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