JP2005056633A - 誘導加熱調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信により容器温度を検知する誘導加熱調理装置において、通信異常になった場合、使用者に知らせて調理継続可能にすることができるようにしたことを目的とする。
【解決手段】 容器10は、容器本体11に温度検知素子12を取り付けるとともに容器ハンドル13にICタグ14を設け、誘導加熱調理器20は、加熱コイル21に高周波電流を印加する高周波電流発生手段22と、ICタグ14と通信を行う通信手段23と、ICタグ14と通信手段23が通信しているか否かを使用者に知らせる報知手段24と、通信手段23の信号を入力とし、高周波電流発生手段22と報知手段24に駆動信号を出力する制御手段25とを有するものであり、容器10の位置がずれて通信ができなくなれば、これを報知手段24で報知して使用者に知らせ、使用者は容器10の位置を元に戻して調理を継続することができるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、容器と誘導加熱調理器の間で通信を行い、温度制御を行う誘導加熱調理装置に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理装置は、すでに知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、容器にICタグを設け、誘導加熱調理器に設けたアンテナとリーダ/ライタからなる通信手段により容器の温度を誘導加熱調理器に送って温度制御を行うものである。
米国特許第6320169号明細書
しかし、前記従来の誘導加熱調理装置は、容器の位置がずれて容器に設けたICタグと誘導加熱調理器内の通信手段との通信ができなくなれば、容器の温度情報がなくなり、温度制御できなくなるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、容器の位置がずれた場合にそれを使用者に知らせることにより、容器の位置を元に戻して調理を継続することができる誘導加熱調理装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明の誘導加熱調理装置は、容器ハンドルのICタグと誘導加熱調理器の通信手段が通信しているか否かを使用者に知らせる報知手段を設けたものである。
これにより、容器の位置がずれて通信ができなくなれば、これを報知手段で報知して使用者に知らせることができる。したがって、使用者は容器の位置を元に戻して調理を継続することができるものである。
以上のように、本発明の誘導加熱調理装置は、容器ハンドルのICタグと誘導加熱調理器の通信手段が通信しているか否かを使用者に知らせる報知手段を設けたことにより、容器の位置がずれて通信ができなくなれば、これを報知手段で報知して使用者に知らせることができる。したがって、使用者は容器の位置を元に戻して調理を継続することができるものである。
請求項1に記載の発明は、調理物を入れる容器と、この容器を加熱する誘導加熱調理器とを備え、前記容器は、容器本体に温度検知素子を取り付けるとともに容器ハンドルにICタグを設け、誘導加熱調理器は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を印加する高周波電流発生手段と、前記ICタグと通信を行う通信手段と、ICタグと通信手段が通信しているか否かを使用者に知らせる報知手段と、前記通信手段の信号を入力とし、前記高周波電流発生手段と報知手段に駆動信号を出力する制御手段とを有する誘導加熱調理装置とすることにより、容器の位置がずれて通信ができなくなれば、これを報知手段で報知して使用者に知らせることができる。したがって、使用者は容器の位置を元に戻して調理を継続することができるものである。
請求項2に記載の発明は、通信手段をアンテナとリーダで構成した請求項1に記載の誘導加熱調理装置とすることにより、ICタグの情報をアンテナで受信し、リーダで読み取ることができる。
請求項3に記載の発明は、調理方法を記憶する記憶手段を有し、調理中は温度検知素子からの温度データをICタグから通信手段に送り、記憶手段が記憶している調理方法に基づいて電力制御、温度制御を行う請求項1または2に記載の誘導加熱調理装置とすることにより、自動調理が手軽に精度良くできる。
請求項4に記載の発明は、報知手段を表示素子で構成し、通信できているか否かを表示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理装置とすることにより、通信状態を使用者に視覚的に知らせることができる。
請求項5に記載の発明は、報知手段を音発生素子で構成し、通信できているか否かを音で報知する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理装置とすることにより、報知手段を音発生素子で構成し、通信できているか否かを音で報知するものであり、通信状態を使用者に聴覚的に知らせることができる。
請求項6に記載の発明は、表示素子をアンテナ近傍に設けた請求項4に記載の誘導加熱調理装置とすることにより、表示素子をアンテナ近傍に設けたものであり、使用者は調理中でも通信状態を認識することが容易にできる。
請求項7に記載の発明は、報知手段として、表示素子と音発生素子を備え、制御手段は、ICタグと通信手段が通信できなくなった時に加熱を停止するとともに、表示素子で知らせる第一の所定時間経過しても通信できない時は、音発生素子で警告し、さらに音発生素子で警告する第二の所定時間経過しても通信できない時は、調理を完全停止する請求項1に記載の誘導加熱調理装置とすることにより、通信できなくなった時に容器が異常加熱するのを防止するとともに、使用者に通信異常を知らせ、それでも通信できない時は調理を完全停止して安全を確保することができる。
請求項8に記載の発明は、報知手段として、表示素子と音発生素子を備え、制御手段は、ICタグと通信手段が通信できなくなった時に加熱電力を通信できなくなる直前の電力を維持するとともに表示素子で知らせ、表示素子で知らせる第一の所定時間経過しても通信できない時は、音発生素子で警告するとともに加熱電力を低下または停止し、さらに音発生素子で警告する第二の所定時間経過しても通信できない時は、調理を完全停止する請求項1に記載の誘導加熱調理装置とすることにより、通信できなくなった時にも加熱を維持し調理の出来栄えへの影響を極力抑えるするとともに使用者に通信異常を知らせ、それでも通信できない時は調理を完全停止して安全を確保することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における誘導加熱調理装置を示すものである。
図に示すように、調理物を入れる容器10は、容器本体11と、容器本体11の側面に取り付けられた温度検知素子12と、容器ハンドル13と、容器ハンドル13に設けられたICタグ14より構成されている。
容器10を加熱する誘導加熱調理器20は、容器本体11の底と対向する加熱コイル21と、加熱コイル21に高周波電流を印加する高周波電流発生手段22と、前記ICタグ14と通信を行う通信手段23と、ICタグ14と通信手段23が通信しているか否かを使用者に知らせる報知手段24と、前記通信手段23の信号を入力とし、前記高周波電流発生手段22と報知手段24に駆動信号を出力する制御手段25とを有している。前記通信手段23は、アンテナ23aと、リーダ23bとで構成されている。また、報知手段24は、視覚的、聴覚的あるいはその両者で報知するものであってもよく、ICタグ14と通信手段23が通信しているか否かを使用者に知らせることができるものであれば、とくに限定されるものではない。
以上のように構成された誘導加熱調理装置について、以下その動作を説明する。
まず、容器10内に調理物を入れ、誘導加熱調理器20の設定温度を例えば180℃に設定して調理を開始する。高周波電流発生手段22は加熱コイル21に高周波電流を印加し、加熱コイル21から放射された交番磁束により容器本体11の底面に渦電流が発生し、容器本体11の底面は加熱される。容器本体11が加熱されると、容器本体11の側面に取り付けられた温度検知素子12の温度が上昇し、その温度データは容器ハンドル13内部に埋め込まれたICタグ14により通信手段23のアンテナ23aに送られ、その情報をリーダ23bが読み取り、制御手段25に送られる。設定温度(180℃)とICタグ14から送られる温度データを比較して、制御手段25は高周波電流発生手段22の加熱コイル21への高周波出力を制御し、容器本体11内の調理物の温度を180℃に保つ。
ところが、ここで使用者が容器ハンドル13に触れるなどして容器ハンドル13の位置がずれた場合は、ICタグ14とアンテナ23aが通信不能になることがある。この時はICタグ14からの情報がリーダ23bに来ないので、そのことを制御手段25が検知して報知手段24に信号を送り、使用者に容器ハンドル13の位置を通信ができる位置に戻すよう注意を促す。
本実施例では、温度検知素子12は容器本体11側面の外側に接して取り付けられているが、温度検知性能を上げるために容器本体11の側面あるいは他の面の内部に埋め込む構成でも良い。
以上のように、本実施例によれば、報知手段24を設けることにより、通信ができなくなっても、使用者に容器ハンドル13を元の位置に戻すよう注意喚起することができ、使用者は、容器10の位置を元に戻して調理を継続することができる。
(実施例2)
次に、図2は、本発明の実施例2における誘導加熱調理装置を示すものである。
本実施例においては、調理方法を記憶する記憶手段26を有するものであり、他の構成は実施例1と同様である。
以上のように構成された誘導加熱調理装置について、以下その動作を説明する。
まず、使用者は記憶手段26に記憶された複数の調理メニューの中から希望のメニューを選択する。例えば、湯沸しを選択したとする。
容器10内に水を入れて誘導加熱調理器20で加熱を開始する。高周波電流発生手段22は加熱コイル21に高周波電流を印加し、加熱コイル21から放射された交番磁束により容器本体11の底面に渦電流が発生し、容器本体11の底面は加熱される。容器本体11が加熱されると容器本体11の側面に取り付けられた温度検知素子12の温度が上昇し、その温度データは容器ハンドル13内部に埋め込まれたICタグ14により通信手段23のアンテナ23aに送られ、その情報をリーダ23bが読み取り、制御手段25に送られる。ここでは料理メニューとして湯沸しを選択してあるので、容器本体11内の水の温度が100℃になり沸騰をはじめると温度検知素子12の温度は100℃から上昇しなくなる。その温度情報をICタグ14から送られる温度データも100℃から上昇しなくなるので、制御手段25は沸騰したと判断して高周波電流発生手段22の加熱コイル21への高周波出力を低下または停止する。
以上のように、調理方法を記憶する記憶手段26を設けることにより、自動調理が手軽に精度良くできる。
(実施例3)
次に、図3、図4は、本発明の実施例3における誘導加熱調理装置を示すものである。
本実施例においては、報知手段24を発光ダイオードなどの表示素子24aで構成し、通信できているか否かを表示するようにしたものである。また、この表示素子24aはアンテナ23a近傍に設けたものである。他の構成は実施例1と同様である。
ここで、図4に示すように、アンテナ23aは、両面基板23a−1のループ上の銅箔23a−2で構成され、両面基板23a−1の中央部には穴23a−3が形成されている。そして、その穴23a−3の下(両面基板23a−1の裏面側)に報知手段24である表示素子24aが、その発光部が上になるようにして取り付けられている。
以上のように構成された誘導加熱調理装置について、以下その動作を説明する。
まず、容器10内に調理物を入れて誘導加熱調理器20の設定温度を例えば180℃に設定して調理を開始する。高周波電流発生手段22は加熱コイル21に高周波電流を印加し、加熱コイル21から放射された交番磁束により容器本体11の底面に渦電流が発生し、容器本体11の底面は加熱される。容器本体11が加熱されると、容器本体11の側面に取り付けられた温度検知素子12の温度が上昇し、その温度データは容器ハンドル13内部に埋め込まれたICタグ14により通信手段23のアンテナ23aに送られ、その情報をリーダ23bが読み取り、制御手段25に送られる。設定温度(180℃)とICタグ14から送られる温度データを比較して、制御手段25は高周波電流発生手段22の加熱コイル21への高周波出力を制御し、容器本体11内の調理物の温度を180℃に保つ。
ところが、ここで使用者が容器ハンドル13に触れるなどして容器ハンドル13の位置がずれた場合は、ICタグ14とアンテナ23aが通信不能になることがある。この時はICタグ14からの情報がリーダ23bに来ないので、そのことを制御手段25が検知して表示素子24aを点灯する。それにより使用者に容器ハンドル13の位置を通信ができる位置に戻すよう注意を促す。この時、発光している位置がアンテナ23aの近傍(本実施例ではほぼ中央)なので、アンテナ23aの位置が良く分かり、使用者は容易に容器ハンドル13をアンテナ23aの位置に戻すことができる。
以上のように、本実施例によれば、報知手段24を表示素子24aで構成し、通信できているか否かを表示素子24aで報知することにより、通信状態を使用者に視覚的に知らせることができる。そして、表示素子24aをアンテナ23a近傍に設けたことにより、使用者は調理中でも通信状態を認識することが容易にできる。
なお、本実施例では、通信ができない時に表示素子24aを点灯させたが、通信している時は緑色、通信していない時は赤色のように表示素子24aの表示色を変えて使用者に通信状態を知らせても良い。また、表示素子24aは発光表示だけでなくメッセージを表示するようにしても良いものである。
(実施例4)
次に、図5は、本発明の実施例4における誘導加熱調理装置を示すものである。
本実施例においては、報知手段24をブザーなどの音発生素子24bで構成し、通信できているか否かを音で報知するようにしたものである。また、表示素子24aで知らせる第一の所定時間と、音発生素子24bで警告する第二の所定時間とを計測する時間計測手段27を設けたものである。他の構成は実施例3と同様である。
以上のように構成された誘導加熱調理装置について、以下その動作を説明する。
まず、容器10内に調理物を入れて誘導加熱調理器20の設定温度を例えば180℃に設定して調理を開始する。高周波電流発生手段22は加熱コイル21に高周波電流を印加し、加熱コイル21から放射された交番磁束により容器本体11の底面に渦電流が発生し、容器本体11の底面は加熱される。容器本体11が加熱されると容器本体11の側面に取り付けられた温度検知素子12の温度が上昇し、その温度データは容器ハンドル13内部に埋め込まれたICタグ14により通信手段23のアンテナ23aに送られ、その情報をリーダ23bが読み取り、制御手段25に送られる。設定温度(180℃)とICタグ14から送られる温度データを比較して、制御手段25は高周波電流発生手段22の加熱コイル21への高周波出力を制御し、容器本体11内の調理物の温度を180℃に保つ。
ところが、ここで使用者が容器ハンドル13に触れるなどして容器ハンドル13の位置がずれた場合は、ICタグ14とアンテナ23aが通信不能になることがある。この時はICタグ14からの情報がリーダ23bに来ないので、そのことを制御手段25が検知して、高周波電流発生手段22の駆動を停止して容器10の加熱を停止し、表示素子24aを点灯するとともに、時間計測手段27が時間を計測する。時間計測手段27が第一の所定時間(本実施例では15分とする)計測しても通信不能の時は、制御手段25は音発生素子24bを駆動し、音により使用者に容器ハンドル13の位置を通信ができる位置に戻すよう警告する。この警告の方法は種々考えられるが、本実施例では0.1秒オン、0.1秒オフを3回繰り替えした後0.5秒休止を1サイクルとして繰り返すことで警告している。そして時間計測手段27が時間を計測し、この状態が第二の所定時間(本実施例では15分)経過しても通信不能の時は、制御手段25は調理を完全停止し、容器ハンドル13が通信できる位置に戻っても調理は再開しない。なお、容器ハンドル13がずれて通信不能になってから第一の所定時間以内および第二の所定時間以内に容器ハンドル13が通信できる位置に戻った場合は、加熱を再開し調理は継続する。
以上のように、本実施例によれば、報知手段24を音発生素子24bで構成し、通信できているか否かを音発生素子24bで報知することにより、通信状態を使用者に聴覚的に知らせることができる。そして、時間計測手段27による計時と制御手段25による制御により、通信できなくなった時に容器が異常加熱するのを防止するとともに、使用者に通信異常を知らせ、それでも通信できない時は調理を完全停止して安全を確保することができる。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5における誘導加熱調理装置について、先に示した図5により説明する。
本実施例においては、実施例4と制御手段25の制御方法が異なるものである。すなわち、ICタグ14と通信手段23が通信できなくなった時に加熱電力を通信できなくなる直前の電力を維持するとともに表示素子24aで知らせ、表示素子24aで知らせる第一の所定時間経過しても通信できない時は、音発生素子24bで警告するとともに加熱電力を低下または停止させるようにしたものである。他は実施例4と同じである。
以上のように構成された誘導加熱調理装置について、以下その動作を説明する。
まず、容器10内に調理物を入れて誘導加熱調理器20の設定温度を例えば180℃に設定して調理を開始する。高周波電流発生手段22は加熱コイル21に高周波電流を印加し、加熱コイル21から放射された交番磁束により容器本体11の底面に渦電流が発生し、容器本体11の底面は加熱される。容器本体11が加熱されると容器本体11の側面に取り付けられた温度検知素子12の温度が上昇し、その温度データは容器ハンドル13内部に埋め込まれたICタグ14により通信手段23のアンテナ23aに送られ、その情報をリーダ23bが読み取り、制御手段25に送られる。設定温度(180℃)とICタグ14から送られる温度データを比較して、制御手段25は高周波電流発生手段22の加熱コイル21への高周波出力を制御し、容器本体11内の調理物の温度を180℃に保つ。
ところが、ここで使用者が容器ハンドル13に触れるなどして容器ハンドル13の位置がずれた場合は、ICタグ14とアンテナ23aが通信不能になることがある。この時はICタグ14からの情報がリーダ23bに来ないので、そのことを制御手段25が検知して、高周波電流発生手段22を通信不能になる直前の電力で容器10の加熱を継続し、表示素子24aを点灯するとともに、時間計測手段27が時間を計測する。時間計測手段27が第一の所定時間(本実施例では5分とする)計測しても通信不能の時は、制御手段25は音発生素子24bを駆動し、音により使用者に容器ハンドル13の位置を通信ができる位置に戻すよう警告するとともに、高周波電流発生手段22を制御して容器10への加熱電力を下げるか停止する。そして時間計測手段27が時間を計測し、この状態が第二の所定時間(本実施例では15分)経過しても通信不能の時は、制御手段25は調理を完全停止し、容器ハンドル13が通信できる位置に戻っても調理は再開しない。
なお、容器ハンドル13がずれて通信不能になってから第一の所定時間以内および第二の所定時間以内に容器ハンドル13が通信できる位置に戻った場合は、加熱を再開し調理は継続する。
以上のように、本実施例によれば、容器ハンドル13がずれて通信不能になった時には、使用者に通信できていないことを知らせるとともに、通信不能になる直前の電力で容器10の加熱を第一の所定時間維持し、さらに第二の所定時間経っても通信が正常に戻らない場合には加熱電力を下げるまたは停止するため、容器ハンドル13がずれた場合の調理の出来栄えへの影響を極力抑えるとともに安全も確保している。
本発明の実施例1における誘導加熱調理装置のブロック図 本発明の実施例2における誘導加熱調理装置のブロック図 本発明の実施例3における誘導加熱調理装置のブロック図 同誘導加熱調理装置のアンテナと表示素子の構成を示す斜視図 本発明の実施例4、5における誘導加熱調理装置のブロック図
符号の説明
10 容器
11 容器本体
12 温度検知素子
13 容器ハンドル
14 ICタグ
20 誘導加熱調理器
21 加熱コイル
22 高周波電流発生手段
23a アンテナ
23b リーダ
24 報知手段
24a 表示素子
24b 音発生素子
25 制御手段
26 記憶手段
27 時間計測手段

Claims (8)

  1. 調理物を入れる容器と、この容器を加熱する誘導加熱調理器とを備え、前記容器は、容器本体に温度検知素子を取り付けるとともに容器ハンドルにICタグを設け、誘導加熱調理器は、加熱コイルと、前記加熱コイルに高周波電流を印加する高周波電流発生手段と、前記ICタグと通信を行う通信手段と、ICタグと通信手段が通信しているか否かを使用者に知らせる報知手段と、前記通信手段の信号を入力とし、前記高周波電流発生手段と報知手段に駆動信号を出力する制御手段とを有する誘導加熱調理装置。
  2. 通信手段をアンテナとリーダで構成した請求項1に記載の誘導加熱調理装置。
  3. 調理方法を記憶する記憶手段を有し、調理中は温度検知素子からの温度データをICタグから通信手段に送り、記憶手段が記憶している調理方法に基づいて電力制御、温度制御を行う請求項1または2に記載の誘導加熱調理装置。
  4. 報知手段を表示素子で構成し、通信できているか否かを表示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理装置。
  5. 報知手段を音発生素子で構成し、通信できているか否かを音で報知する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理装置。
  6. 表示素子をアンテナ近傍に設けた請求項4に記載の誘導加熱調理装置。
  7. 報知手段として、表示素子と音発生素子を備え、制御手段は、ICタグと通信手段が通信できなくなった時に加熱を停止するとともに、表示素子で知らせる第一の所定時間経過しても通信できない時は、音発生素子で警告し、さらに音発生素子で警告する第二の所定時間経過しても通信できない時は、調理を完全停止する請求項1に記載の誘導加熱調理装置。
  8. 報知手段として、表示素子と音発生素子を備え、制御手段は、ICタグと通信手段が通信できなくなった時に加熱電力を通信できなくなる直前の電力を維持するとともに表示素子で知らせ、表示素子で知らせる第一の所定時間経過しても通信できない時は、音発生素子で警告するとともに加熱電力を低下または停止し、さらに音発生素子で警告する第二の所定時間経過しても通信できない時は、調理を完全停止する請求項1に記載の誘導加熱調理装置。
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