JP5078945B2 - 電磁調理器 - Google Patents
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Description
図1は本発明の実施の形態1に係る電磁調理器の外観を示す斜視図、図2は実施の形態1に係る電磁調理器の制御を示すブロック図である。
なお、左加熱部4の下には、8個の左赤外線センサー24a〜24hが配置され、右加熱部5の下には、4個の右赤外線センサー25a〜25dが配置されていることを述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、右加熱部5の下に左加熱部4と同様に8個の赤外線センサーを配置するようにしても良いし、また、左加熱部4の下に右加熱部5と同様に4個の赤外線センサーを配置するようにしても良い。さらに、左加熱部4の下に4個の赤外線センサーを、右加熱部5の下に8個の赤外線センサーを配置するようにしても良い。
図3はトッププレートに表示された左加熱部を上方から見て示すサーミスタと赤外線センサーの配置図、図4はトッププレートに表示された右加熱部を上方から見て示すサーミスタと赤外線センサーの配置図である。
図5は右加熱部内に調理鍋を載せた状態を示す平面図、図6は右加熱部に対して調理鍋がa方向にずれて載置された状態を示す平面図、図7は右加熱部に対して調理鍋がb方向にずれて載置された状態を示す平面図である。
実施の形態1では、調理鍋が適正位置に置かれていない場合、ブザー音でその旨を報知するようにしたが、実施の形態2は、音声にて調理鍋を適正位置に誘導するようにしたものである。なお、実施の形態2においては、実施の形態1で用いた図1〜図7を参照しながら説明する。
例えば図9に示すように、左加熱部4の下に設置されたコイル保持部42の上に、同一軸心を中心として設置されたリング状の内加熱コイル41a、中間加熱コイル41b及び外加熱コイル41cよりなる左加熱コイル4aが設置されている。前述のコイル保持部42には、前述の軸心上と、その軸心を直交する中心線上の内加熱コイル41aと中間加熱コイル41bの間の隙間及び中間加熱コイル41bと外加熱コイル41cの間の隙間とにそれぞれ貫通穴43が設けられている。
このように十字状に配置された13個の左赤外線センサーのうち、左赤外線センサー24i、24j、24k、24mが赤外線受光のとき径の小さい調理鍋と判定する。また、加熱開始前に9個の左赤外線センサー24a、24b、24c、24d、24i、24j、24k、24m、24nが赤外線受光のとき加熱部4の径とほぼ同じ調理鍋と判定する。さらに、13個の左赤外線センサー24a〜24h、24i、24j、24k、24m、24nが赤外線受光のとき径の大きい調理鍋と判定する。
実施の形態3は、例えば、右加熱部上の調理鍋が適正位置に載置されていなかったとき調理鍋の移動方向を報知すると共に、その状態の調理鍋を右加熱コイルで効率よく誘導加熱するようにしたものである。
図10は本発明の実施の形態3の電磁調理器において調理鍋の載置位置に対する右加熱コイルの通電を示す平面図である。なお、同図(a)は右加熱コイルに対し調理鍋が真上に載置された状態を示し、同図(b)は右加熱コイルに対し調理鍋が右側(c方向)に片寄って載置された状態を示し、同図(c)は右加熱コイルに対し調理鍋が右斜め上(d方向)に片寄って載置された状態を示す。
Claims (15)
- 上面に調理鍋の加熱位置を示す加熱部が表示されたトッププレートと、
加熱部の下に設置され、加熱部上の調理鍋を誘導加熱する加熱コイルと、
加熱部のエリア内で下方に配置され、加熱部上の調理鍋の底面に向けて光を照射し、反射光が受光されたときに受光量に基づく信号を出力する複数の光センサーと、
前記複数の光センサーからの信号を全て検知したかどうかを判定し、何れかの信号を検知できなかったときは、加熱部上の調理鍋を適正位置に移動させるように報知し、全ての信号を検知した際には、その中に所定レベルより低い信号が存在するかどうかを判定し、所定レベルより低い信号を検知したときは、加熱部上の調理鍋を適正位置に移動させるように報知する鍋位置判定部と
を備えたことを特徴とする電磁調理器。 - 前記複数の光センサーは、前記エリア内に加えて前記加熱部の外周より外側の下方に配置され、
前記鍋位置判定部は、前記複数の光センサーからの信号に基づいて調理鍋の大きさを判定し、かつ判定した調理鍋の大きさに応じて前記複数の光センサーからの信号を検知したかどうかを判定し、何れかの信号を検知できなかったときは、加熱部上の調理鍋を適正位置に移動させるように報知することを特徴とする請求項1記載の電磁調理器。 - 上面に調理鍋の加熱位置を示す加熱部が表示されたトッププレートと、
加熱部の下に設置され、加熱部上の調理鍋を誘導加熱する加熱コイルと、
加熱部のエリア内で下方に配置され、加熱部上の調理鍋の底面に向けて光を照射し、反射光が受光されたときに受光量に基づく信号を出力する複数の光センサーと、
前記複数の光センサーからの信号を全て検知したかどうかを判定し、何れかの信号を検知できなかったときは、信号を出力していない反射光未受光の光センサーの位置を予め設定された位置情報から判定し、かつその方向に加熱部上の調理鍋を移すように報知する鍋位置判定部とを備え、
前記鍋位置判定部は、全ての信号を検知した際には、その中に所定レベルより低い信号が存在するかどうかを判定し、所定レベルより低い信号を検知したときは、その信号を出力した反射光受光の光センサーを反射光未受光の光センサーとしてその位置を予め設定された位置情報から判定し、かつその方向に加熱部上の調理鍋を移動させるように報知することを特徴とする電磁調理器。 - 上面に調理鍋の加熱位置を示す加熱部が表示されたトッププレートと、
加熱部の下に設置され、加熱部上の調理鍋を誘導加熱する加熱コイルと、
加熱部のエリア内の下方に配置されていると共に、その加熱部の外周より外側の下方に配置され、加熱部上の調理鍋の底面に向けて光を照射し、反射光が受光されたときに受光量に基づく信号を出力する複数の光センサーと、
前記複数の光センサーからの信号に基づいて調理鍋の大きさを判定し、かつ判定した調理鍋の大きさに応じて前記複数の光センサーからの信号を検知したかどうかを判定し、何れかの信号を検知できなかったときは、信号を出力していない反射光未受光の光センサーの位置を予め設定された位置情報から判定し、かつその方向に加熱部上の調理鍋を移動させるように報知する鍋位置判定部とを備え、
前記鍋位置判定部は、全ての信号を検知した際に、その中に所定レベルより低い信号が存在するかどうかを判定し、所定レベルより低い信号を検知したときは、その信号を出力した反射光受光の光センサーを反射光未受光の光センサーとしてその位置を予め設定された位置情報から判定し、かつその方向に加熱部上の調理鍋を移動させるように報知することを特徴とする電磁調理器。 - 前記鍋位置判定部は、反射光未受光の光センサーの位置を判定した際、検知できた信号の中に所定レベルより低い信号が存在するかどうかを判定し、所定レベルより低い信号を検知したときは、その信号を出力した反射光受光の光センサーを反射光未受光の光センサーとしてその位置を予め設定された位置情報から判定し、かつ先に判定した光センサーの位置とから加熱部上の調理鍋を移動させる方向を推定してその旨を報知することを特徴とする請求項3又は4記載の電磁調理器。
- 前記トッププレートの前記加熱部の下面に接触して配置され、前記加熱部上の調理鍋の温度を検出する複数の温度センサーを備え、
前記鍋位置判定部は、反射光未受光の光センサーの位置を判定した際、前記複数の温度センサーの検出温度を読み込んで相互の検出温度に差があるかどうかを判定し、検出温度に差があるときは低い方の温度センサーの位置を予め設定された位置情報から判定し、かつ先に判定した光センサーの位置とから加熱部上の調理鍋を移動させる方向を推定してその旨を報知することを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載の電磁調理器。 - 前記加熱コイルは、同一軸心を中心とする内側のリング状のコイル及びそのコイルの外周に配置された外側のリング状のコイルと、外側のコイルの外周に周方向に配置された複数の補助コイルとより構成され、
前記複数の光センサーは、前記複数の補助コイルに対応して配置され、
前記鍋位置判定部は、反射光未受光の光センサーの位置を判定した際、その光センサーの近傍の補助コイルへの通電を停止させることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の電磁調理器。 - 前記複数の光センサーは、前記加熱コイルの下に配置され、当該加熱コイルに形成された隙間を介して光を加熱部上の調理鍋に照射することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の電磁調理器。
- 前記鍋位置判定部は、加熱部上の調理鍋を移動させるように報知した後に、前記複数の光センサーからの信号を全て検知したときは調理鍋が適正位置に載置されたと判定してその旨を報知することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の電磁調理器。
- 前記鍋位置判定部は、反射光未受光の光センサーの位置から加熱部上の調理鍋が前後の何れかにずれて載置されていると判定したとき、前記複数の光センサーからの信号を全て検知するまで調理鍋を移動させるように繰り返し報知することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の電磁調理器。
- 前記鍋位置判定部は、反射光未受光の光センサーの位置から加熱部上の調理鍋が左右の何れかにずれて載置されていると判定したとき、前記の報知を調理鍋の前後のずれのときよりも報知の回数を少なくしたことを特徴とする請求項10記載の電磁調理器。
- 前記鍋位置判定部は、反射光未受光の光センサーの位置から加熱部上の調理鍋が左右の何れかにずれて載置されていると判定したとき、調理鍋を移動させる報知を行わないようにしたことを特徴とする請求項11記載の電磁調理器。
- 前記複数の光センサーから照射される光は赤外線であることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の電磁調理器。
- 前記トッププレートには赤外線を透過させる材質が施されていることを特徴とする請求項13記載の電磁調理器。
- 前記鍋位置判定部は、調理鍋が加熱部から持ち上げられることによる前記加熱コイルの電流低下を検知すると、その状態が所定時間経過するまで前記加熱コイルによる調理鍋の誘導加熱を継続させることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の電磁調理器。
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