JP2005046516A - 電気貯湯容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保温制御中における再沸騰動作時における湯量判定の精度を向上させる。
【解決手段】 保温制御中において再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択された場合には、湯量データを所定回数入手し得るように構成して、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択された場合においても、所定回数の湯量データ(換言すれば、所定時間内における温度上昇度)を入手できるようにし、当該湯量データに基づく再沸騰時における湯量判定の精度をより向上させるようにしている。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、電気貯湯容器に関し、さらに詳しくは電気貯湯容器における再沸騰加熱時の湯量判定制御に関するものである。
一般に、電気貯湯容器は、開閉自在な蓋体を有する容器本体と、該容器本体内に配設された内容器と、該内容器内に収容された水を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段からの温度情報に基づいて前記内容器内に収容された水を沸騰後保温するように前記加熱手段の加熱力を制御する制御手段とを備え、前記温度検出手段からの所定時間内における温度上昇度を湯量データとして入手して該湯量データにより前記内容器内の湯量を判定し、当該湯量データに基づいて沸騰判定を行うように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
上記のようにして湯量判定を行う場合、内容器内に水を収容した状態からの湯沸かし時においては、所定時間内における温度上昇度(換言すれば、湯量データ)を多数回入手することが容易なので、内容器内のお湯の温度状態(例えば、対流状態)が安定した時期において湯量データを所定回数入手することができるところから、高い精度で湯量判定を行うことができる。
特開昭62−181014号公報。
ところで、この種の電気貯湯容器においては、保温制御中に再沸騰加熱を選択する再沸騰モード選択手段を付設し、所望に応じて当該再沸騰モードを選択して内容器内のお湯を再沸騰させる場合がある。この場合、再沸騰加熱開始時におけるお湯の温度は、保温温度(例えば、90℃)となっているため、図6のタイムチャートに示すように、上記した湯量判定のための湯量データ(例えば、温度上昇度)が1回分しか取りこめない場合が生ずるおそれがあり、湯量判定の精度が悪くなるという不具合が生ずる。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、保温制御中における再沸騰動作時における湯量判定の精度を向上させることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、開閉自在な蓋体を有する容器本体と、該容器本体内に配設された内容器と、該内容器内に収容された水を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段からの温度情報に基づいて前記内容器内に収容された水を沸騰後保温するように前記加熱手段の加熱力を制御する制御手段と、保温制御中に再沸騰加熱を選択する再沸騰モード選択手段とを備え、前記温度検出手段からの所定時間内における温度上昇度を湯量データとして入手して該湯量データにより前記内容器内の湯量を判定するように構成した電気貯湯容器において、前記再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択された場合には、前記湯量データを少なくとも所定回数入手し得るように構成している。
上記のように構成したことにより、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択された場合においても、少なくとも所定回数の湯量データ(換言すれば、所定時間内における温度上昇度)を入手できることとなり、当該湯量データに基づく再沸騰時における湯量判定の精度がより向上することとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた電気貯湯容器において、前記保温温度よりも所定温度高い区切り温度を設定する設定手段を付設するとともに、該設定手段により設定された区切り温度に至っても前記湯量データの入手回数が所定回数に至らない場合には前記区切り温度を超えて所定回数に至るまで前記湯量データの入手を継続し得るように構成することもでき、そのように構成した場合、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択されたときには、保温温度よりも所定温度高い区切り温度が設定され、該区切り温度に至っても湯量データの入手回数が所定回数に至らない場合には前記区切り温度を超えて所定回数に至るまで湯量データの入手が継続されることとなり、再沸騰時における湯量判定の精度を確保することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1の手段を備えた液体保温容器において、前記保温温度よりも所定温度高い区切り温度を設定する設定手段を付設するとともに、前記温度検出手段による検出温度が前記設定手段により設定された区切り温度に到達するまでは前記所定回数を超えて前記湯量データの入手を継続し得るように構成することもでき、そのように構成した場合、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択されたときには、保温温度よりも所定温度高い区切り温度が設定され、該区切り温度に到達するまでは所定回数を超えて前記湯量データの入手が継続されることとなり、再沸騰時における湯量判定の精度がより一層向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた電気貯湯容器において、前記湯量データに基づいて前記内容器内のお湯の沸騰時期を判定するように構成することもでき、そのように構成した場合、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択されたときには、精度が向上した湯量データに基づいてその後の沸騰判定が行われることとなり、正確な沸騰判定が得られる。
本願発明の第1の手段によれば、開閉自在な蓋体を有する容器本体と、該容器本体内に配設された内容器と、該内容器内に収容された水を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段からの温度情報に基づいて前記内容器内に収容された水を沸騰後保温するように前記加熱手段の加熱力を制御する制御手段と、保温制御中に再沸騰加熱を選択する再沸騰モード選択手段とを備え、前記温度検出手段からの所定時間内における温度上昇度を湯量データとして入手して該湯量データにより前記内容器内の湯量を判定するように構成した電気貯湯容器において、前記再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択された場合には、前記湯量データを少なくとも所定回数入手し得るように構成しているので、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択された場合においても、少なくとも所定回数の湯量データ(換言すれば、所定時間内における温度上昇度)を入手できることとなり、当該湯量データに基づく再沸騰時における湯量判定の精度がより向上するという効果がある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた電気貯湯容器において、前記保温温度よりも所定温度高い区切り温度を設定する設定手段を付設するとともに、該設定手段により設定された区切り温度に至っても前記湯量データの入手回数が所定回数に至らない場合には前記区切り温度を超えて所定回数に至るまで前記湯量データの入手を継続し得るように構成することもでき、そのように構成した場合、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択されたときには、保温温度よりも所定温度高い区切り温度が設定され、該区切り温度に至っても湯量データの入手回数が所定回数に至らない場合には前記区切り温度を超えて所定回数に至るまで湯量データの入手が継続されることとなり、再沸騰時における湯量判定の精度を確保することができる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1の手段を備えた電気貯湯容器において、前記保温温度よりも所定温度高い区切り温度を設定する設定手段を付設するとともに、前記温度検出手段による検出温度が前記設定手段により設定された区切り温度に到達するまでは前記所定回数を超えて前記湯量データの入手を継続し得るように構成することもでき、そのように構成した場合、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択されたときには、保温温度よりも所定温度高い区切り温度が設定され、該区切り温度に到達するまでは所定回数を超えて前記湯量データの入手が継続されることとなり、再沸騰時における湯量判定の精度がより一層向上する。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた電気貯湯容器において、前記湯量データに基づいて前記内容器内のお湯の沸騰時期を判定するように構成することもでき、そのように構成した場合、再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択されたときには、精度が向上した湯量データに基づいてその後の沸騰判定が行われることとなり、正確な沸騰判定が得られる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の最良の実施の形態について説明する。
この電気貯湯容器は、図1に示すように、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1の蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段として作用する電気ヒータ4と、前記内容器3内のお湯を外部へ注出するための注出通路5と、該注出通路5を介してお湯を送り出すポンプ装置(例えば、電動ポンプ6)とを備えた構成とされている。
前記容器本体1は、外周面を構成する板金製の円筒形状の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3と、前記外ケース7と内容器3との上端部を結合する合成樹脂製の略環状の肩部材8と、底面を構成する合成樹脂製の皿状の底板9とからなっている。
前記内容器3は、側周部から底部外周側にかけて連続する真空空間10を有する真空二重構造部3aと、底面中央部に位置し且つ真空空間を有しない非真空部3bとからなっており、前記真空二重構造部3aは、金属製(例えば、ステンレス製)の有底筒状の内筒11と該内筒11の外側に位置する金属製(例えば、ステンレス製)の外筒12とによって構成される一方、前記非真空部3bは、前記内筒11の底面のみにより構成されている。
前記内容器3の開口部には、胴径より小径に絞られた給水口13が形成されており、該給水口13の下方部位内面には、満水目盛14が設けられている。
前記電気ヒータ4は、前記内容器3における非真空部3bの下面に当接された状態で配設されている。また、この電気ヒータ4の中央部には、前記内容器3の温度を検出するための温度検出手段として作用する温度センサー15が前記内容器3における非真空部3bに形成された突隆部16下面に温度感知部を当接された状態で配置されている。符号17は遮熱板である。
前記注出通路5は、前記内容器3における非真空部3bに接続された入口接続管5aと、前記電動ポンプ6と、該電動ポンプ6の吐出口に接続された下部接続管5bと、該下部接続管5bに接続され、前記容器本体1における外ケース7と前記内容器3との間の前側空間を上方に向かって延びる湯量検知管5cと、該湯量検知管5cの上端に接続され、前記容器本体1において前記肩部材8の前面側に形成された嘴部8a内に向かって延びる上部接続管5dと、該上部接続管5dに接続され、前記嘴部8aの下方に向かって延びる注出管5eとからなっている。符号18は転倒止水弁である。
前記蓋体2は、合成樹脂製の上板19と該上板19に対して外周縁が溶着により結合された合成樹脂製の下板20とからなっており、前記肩部材8の後部に設けられたヒンジ受け21に対してヒンジピン22を介して開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
前記蓋体2における下板20には、金属製のカバー部材23がビス(図示省略)により固定されており、該カバー部材23の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の給水口13に圧接されるシールパッキン24が設けられている。
また、この蓋体2の中央部には、電源のない場所において前記内容器3内のお湯を注出通路5を介して外部へ注出するために使用されるベローズ式のエアーポンプ25が配設されている。このエアーポンプ25からの加圧空気は、空気吐出通路26を介して前記内容器3内に圧送されることとなっているが、この蓋体2内には、前記内容器3内において発生した水蒸気を排出するための蒸気排出通路27が前記空気吐出通路26の一部(即ち、出口部分)を共用するように形成されている。符号28は転倒止水弁、29は蒸気排出口、30はエアーポンプ25を押圧操作するための押圧板である。
前記注出通路5の湯量検知管5cは、例えば透明なガラス管により構成されており、該湯量検知管5cにおける満水位置(即ち、内容器3の満水目盛14に対応する位置)の直上方部位には、前記電動ポンプ6の駆動により流出するお湯の量(即ち、流量)を検出する流量検出手段として作用する流量センサー31が設けられている。該流量センサー31としては、公知の光センサー式のものが採用されている。
上記構成の電気貯湯容器における電気的要素は、図2に示すように結線されている。既に説明した電気的要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
図2において符号4Aは沸騰用電気ヒータ、4Bは保温用電気ヒータ、32は交流電源、33は温度ヒューズ、34はタブ付きリレー、35はトライアック、36はトライアック駆動回路、37はリレー駆動回路、38は安定化電源回路、39はIRQ回路、40は給湯回路、41は水量ランプ、42はマイクロコンピュータユニット(以下、マイコンという)、43は給湯スイッチ、44は省エネ選択スイッチ、45は再沸騰モード選択手段として作用する再沸騰スイッチ、46は保温選択スイッチ、47は計量カップ設定スイッチ、48はロック解除スイッチ、49はアップスイッチ、50はダウンスイッチ、51は圧電ブザー、52は発振回路、53はリセット回路、54は沸騰LED、55は給湯LED、56は保温LED、57は給水お知らせLED、58は省エネLED、59は液晶表示装置、60はバックアップ回路である。
前記マイコン42は、温度センサー15からの温度情報に基づいて前記内容器3内に収容された水を沸騰後保温するように電気ヒータ4の加熱力を制御する制御手段としての機能と、前記温度センサー15からの所定時間内における温度上昇度A(=ΔT)を湯量データとして入手して該湯量データにより前記内容器3内の湯量を判定する機能と、前記再沸騰スイッチ45により再沸騰加熱が選択された場合には、前記湯量データを少なくとも所定回数入手し得る機能とを備えており、この場合において、前記保温温度よりも所定温度高い区切り温度を設定する設定手段としての機能と、該設定手段により設定された区切り温度に至っても前記湯量データの入手回数が所定回数に至らない場合には前記区切り温度を超えて所定回数に至るまで前記湯量データの入手を継続し得る機能と、前記温度検出手段による検出温度が前記設定手段により設定された区切り温度に到達するまでは前記所定回数を超えて前記湯量データの入手を継続し得る機能と、前記湯量データに基づいて前記内容器内のお湯の沸騰時期を判定する機能とを有している。
次に、上記構成の電気貯湯容器における再沸騰時の沸騰判定制御について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において再沸騰スイッチ45がON操作され、沸騰動作モードが開始されると、ステップS2において空炊き検知か否かの判定がなされる。この空炊き検知は、温度上昇度が所定値を大きく超えているか否かにより判定する公知の方法により行われる。
ステップS2において肯定判定された場合(即ち、空炊きが検知された場合)、ステップS17に直接進み電気ヒータ4への通電が停止され、その後制御は終了するが、ステップS2において否定判定された場合(即ち、空炊きが検知されなかった場合)、ステップS3〜ステップS7において、温度センサー15からの温度情報(即ち、検出温度A)が10秒間隔で3回取り込まれ、ステップS8において湯量データΔT=C−A(ここで、Cは10秒後の検出温度とされる)が演算され、ステップS9において湯量データΔT=C−Aの演算回数Nがカウントされる。
ついで、ステップS10において上記演算回数Nが3以上であるか否かの判定がなされ、ここでN<3と判定されると(即ち、演算回数Nが3回に満たないと判定された場合)、ステップS7に戻り、温度データAの取り込みが行われるが、N≧3と判定されると(即ち、演算回数Nが3回以上と判定された場合)、ステップS11に進み、湯温Tと設定手段により予め設定された区切り温度である93℃とが比較され、T<93℃と判定された場合、ステップS7に戻り、温度データAの取り込みが行われる。つまり、温度センサー15による検出温度Tが区切り温度である93℃に至っても湯量データΔTの入手回数Nが所定回数(即ち、3回)に至らない場合には前記区切り温度を超えて所定回数(即ち、3回)に至るまで湯量データの入手が継続される一方、前記温度センサー15による検出温度Tが区切り温度である93℃に到達するまでは前記所定回数(即ち、3回)を超えて湯量データΔTの入手が継続されることとなっているのである(図4および図5参照)。なお、ここで、区切り温度は93℃に限らず、保温温度(例えば、90℃)より所定温度高い温度であれば、適宜温度に設定できるが、93℃±1とするのが望ましい。また、湯温データΔTの取り込み回数(換言すれば、演算回数N)は、最低3回は必要である。
ステップS11においてT≧93℃と判定されると、ステップS12において湯温データが平均値=(ΔTの合計)/Nとして確定される。
上記のようにして湯量データが確定されると、ステップS13において新たに温度データAが取り込まれ、ステップS14において沸騰検知データD−A(換言すれば、温度上昇度)が演算される。かくして得られた沸騰検知データD−AとステップS12において確定された湯量データにより決定される沸騰検知用設定値βとの比較がなされ、ここで、D−A>βと判定されると(即ち、温度上昇度が大きいと判定された場合)、ステップS13に戻り、さらに温度データAが取り込まれ、ステップS14により沸騰検知データD−Aが再演算されるが、D−A≦βと判定されると(即ち、温度上昇度が極めて小さいと判定された場合)、ステップS16において沸騰と判定されて、制御が終了する。
上記したように、本実施例においては、再沸騰加熱が選択されたときには、保温温度(例えば、90℃)よりも所定温度高い区切り温度(例えば、93℃)が設定され、該区切り温度(例えば、93℃)に至っても湯量データΔTの入手回数Nが所定回数(例えば、3回)に至らない場合には前記区切り温度(例えば、93℃)を超えて所定回数(例えば、3回)に至るまで湯量データΔTの入手が継続される一方、区切り温度(例えば、93℃)に到達するまでは所定回数(例えば、3回)を超えて湯量データΔTの入手が継続されることとなっているので、再沸騰時における湯量判定の精度がより一層向上する。その結果、再沸騰加熱が選択されたときにおいても、精度が向上した湯量データに基づいてその後の沸騰判定が行われることとなり、正確な沸騰判定が得られる。本制御は、90℃近傍での保温中における再沸騰制御に有効である。
なお、高温保温(例えば、98℃での保温)が選択されている場合には、本制御は行われない。この場合の沸騰検知データは、湯沸かし時や通常保温(90℃保温)時における直近のデータを利用するとよい。
また、給水等により湯温が所定温度以下に低下した場合には、初期湯沸かしと同じ方法で湯量判定が行われる。この場合、急激な温度低下を判断してもよい。
また、区切り温度よりも高い第2の区切り温度(例えば、98℃)を設定し、この第2の区切り温度に至っても湯量データの入手回数が所定回数に達しない場合には、それまでに入手された回数の湯量データで判断する場合もある。
また、湯量データ入手回数が所定回数に至らないのに沸騰温度(100℃)又は近傍温度を検知した場合には、そのまま沸騰加熱を終了するようにしてもよい。
本願発明の実施例にかかる電気貯湯容器の縦断面図である。 本願発明の実施例にかかる電気貯湯容器における電気的要素の結線図である。 本願発明の実施例にかかる電気貯湯容器における再沸騰時の沸騰判定制御の内容を示すフローチャートである。 本願発明の実施例にかかる電気貯湯容器における再沸騰時のタイムチャートの一例である。 本願発明の実施例にかかる電気貯湯容器における再沸騰時のタイムチャートの他の一例である。 従来の電気貯湯容器における再沸騰のタイムチャートである。
符号の説明
1 容器本体
2 蓋体
3 内容器
4 加熱手段(電気ヒータ)
5 注出通路
15 温度検出手段(温度センサー)
42 マイコン
45 再沸騰モード選択手段(再沸騰スイッチ)

Claims (4)

  1. 開閉自在な蓋体を有する容器本体と、該容器本体内に配設された内容器と、該内容器内に収容された水を加熱する加熱手段と、前記内容器の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段からの温度情報に基づいて前記内容器内に収容された水を沸騰後保温するように前記加熱手段の加熱力を制御する制御手段と、保温制御中に再沸騰加熱を選択する再沸騰モード選択手段とを備え、前記温度検出手段からの所定時間内における温度上昇度を湯量データとして入手して該湯量データにより前記内容器内の湯量を判定するように構成した電気貯湯容器であって、前記再沸騰モード選択手段により再沸騰加熱が選択された場合には、前記湯量データを少なくとも所定回数入手し得るように構成したことを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 前記保温温度よりも所定温度高い区切り温度を設定する設定手段を付設するとともに、該設定手段により設定された区切り温度に至っても前記湯量データの入手回数が所定回数に至らない場合には前記区切り温度を超えて所定回数に至るまで前記湯量データの入手を継続し得るように構成したことを特徴とする前記請求項1記載の電気貯湯容器。
  3. 前記保温温度よりも所定温度高い区切り温度を設定する設定手段を付設するとともに、前記温度検出手段による検出温度が前記設定手段により設定された区切り温度に到達するまでは前記所定回数を超えて前記湯量データの入手を継続し得るように構成したことを特徴とする前記請求項1記載の電気貯湯容器。
  4. 前記湯量データに基づいて前記内容器内のお湯の沸騰時期を判定するように構成したことを特徴とする前記請求項1、2および3のいずれか一項記載の電気貯湯容器。
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