JP2005044607A - シールド機能を備えた導電路 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品数を増やすことなく外部からの異物干渉を防止する。
【解決手段】シールド手段30は、金属製の押出材からなり、複数本の電線10を収容可能なシールドプロテクタ31を備えて構成される。シールドプロテクタ31は、金属製なのでシールド機能を発揮することができ、しかも、押出材からなるので剛性及び強度に優れ、電線10に対する異物の干渉を確実に保護することもできる。シールド手段30を構成するシールドプロテクタ31は電線10の保護手段を兼ねるので、シールド手段30とは別に保護手段を設ける場合に比べて部品数が少なくて済む。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド機能を備えた導電路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば電気自動車におけるインバータ装置やモータなどの機器間を接続する場合、シールド機能を備えた導電路が用いられる。この種の導電路としては、シールド電線の導体の端部に電線側端子を固着し、その電線側端子を、機器のシールドケース内に設けた機器側端子に接続するとともに、シールド電線のシールド層を導電性の接続部材を介してシールドケースに接続するようにしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
しかし、このような導電路では、電線側端子をシールドケース内に差し込む作業と接続部材をシールドケースに接続する作業を、夫々、端子の極数(即ち、シールド電線の本数)と同じ回数繰り返さなければならないため、手間がかかるという問題がある。
そこで、シールド層を有しない電線を用い、その電線を、金属細線を編み込んだ編組線からなる可撓性を有する筒状のシールド部材で一括して覆う構造のものが考えられる。この一括シールドタイプの導電路によれば、シールド機能部(シールド部材)をシールドケースに接続する作業が、電線の本数に拘わらず1回だけで済むため、作業性が向上する。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−26093号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように複数の電線をシールド部材で包囲した導電路は車体の外部に露出させて配索されることがあるが、この場合、飛び石等からの保護のために、電線及びシールド部材を金属などの強度の高い材質の外装ケース内に収容する構造がとられる。
ところが、外装ケースを導電路とは別個に設けることは、部品数及び組み付け工数が増えるだけでなく、コストが高くつくという問題がある。
【0006】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、部品数を増やすことなく外部からの異物干渉を防止できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、複数本の電線と、前記電線の端末部に固着された電線側端子と、前記複数本の電線を一括してシールドするシールド手段とを備え、前記電線側端子を、機器のシールドケース内に設けた機器側端子に接続するとともに、前記シールド手段の端末部を前記シールドケースに接続するようにしたものであって、前記シールド手段が、金属製の押出材からなり、前記複数本の電線を収容可能なシールドプロテクタを備えてなる構成とした。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記シールドプロテクタが、前記複数本の電線を個別に収容可能な溝状収容部を有している構成とした。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記シールドプロテクタが、前記溝状収容部の開口部を塞ぐカバーを備えている構成とした。
請求項4の発明は、請求項2の発明において、前記溝状収容部は、弾性撓みすることで前記電線の前記溝状収容部内への嵌込みを許容し、且つ弾性復帰した状態では前記電線に係止してその電線の離脱を規制可能な弾性係止部を備えている構成とした。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかの発明において、前記シールドプロテクタの表面にアルマイト処理による被膜を形成した構成とした。
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかの発明において、前記シールドプロテクタの端末に、導電性を有し且つ変形可能な筒状をなす可撓性接続部材の一方の端部を導通可能に接続し、前記可撓性接続部材の他方の端部を前記シールドケースに接続し、前記可撓性接続部材内に前記複数本の電線を挿通した構成とした。
【0010】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
シールドプロテクタは、金属製なのでシールド機能を発揮することができ、しかも、押出材からなるので剛性及び強度に優れ、電線に対する異物の干渉を確実に保護することもできる。つまり、シールド手段を構成するシールドプロテクタは電線の保護手段を兼ねるので、シールド手段とは別に保護手段を設ける場合に比べて部品数が少なくて済む。
【0011】
[請求項2の発明]
各電線は、個別に溝状収容部に収容されることにより、個別にシールドされることになるで、高いシールド効果が期待できる。また、溝状収容部に電線を個別に収容できるので、複数本の電線を弛みや絡みを生じさせることなく整列した状態で配索することができる。
[請求項3の発明]
溝状収容部の開口部をカバーで塞ぐことにより、高いシールド効果を得ることができる。
【0012】
[請求項4の発明]
電線は弾性係止部を弾性撓みさせつつ溝状収容部内に嵌め込まれ、嵌め込まれた電線は、弾性復帰した弾性係止部の係止により溝状収容部外への離脱を規制される。
[請求項5の発明]
シールドプロテクタの表面にアルマイト処理による被膜を形成したので、耐食性に優れている。
[請求項6の発明]
シールドプロテクタは金属製の押出材からなるため、その端部を直接、機器のシールドケースに固定すると、この固定部分に振動などに起因する応力が発生することが懸念される。しかし、本発明では、シールドプロテクタとシールドケースとの間に、変形可能であって振動を吸収することが可能な可撓性接続部材が介在しているので、シールドケースへの固定箇所における応力の発生を抑制又は回避することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明する。
本実施形態のシールド機能を備えた導電路Aは、電気自動車におけるインバータ装置B(本発明の構成要件である機器)と図示しないモータ(本発明の構成要件である機器)とを接続する手段として用いられる。尚、本実施形態では、導電路Aをインバータ装置Bに接続する場合について説明するが、モータとの接続もインバータ装置Bと同様にして行われる。
【0014】
インバータ装置Bは、導電性のシールドケース50内にインバータ51から左右に並列した状態で延出させた3つの機器側端子52を収容して構成されている。機器側端子52は、バスバーと称される肉厚の板状をなしていて、上下方向に貫通するボルト孔(図示せず)を有する。シールドケース50の側壁には、3つの機器側端子52と対応するように横長の略楕円形をなす取付孔53が形成されているとともに、取付孔53の左右両側方に位置する一対の雌ネジ孔54が形成されている。
【0015】
次に、本実施形態の導電路Aについて説明する。
導電路Aは、3本の電線10と、各電線10の両端部に固着された電線側端子20と、3本の電線10を一括して包囲するシールド手段30とを備えて構成されている。
電線10は、導体11の外周を絶縁被覆12で包囲したものであって、この電線10には、シールド電線の編組線からなるシールド層に相当するシールド部材は設けられていない。
【0016】
電線側端子20は、厚肉の金属板材からなり、その略前半部分は概ね平板状をなすとともに上下に貫通するボルト孔22を有する機器接続部21となっており、略後半部分はオープンバレル状の電線圧着部23となっている。電線圧着部23には、電線10の導体11が圧着により導通可能に接続されている。
シールド手段30は、長尺であって導電路Aのほぼ全長に亘る長さのシールドプロテクタ31と、このシールドプロテクタ31よりも短くて導電路Aの前端部(=インバータ装置B側の端部)及び後端部(=モータ側の端部)を構成する可撓性接続部材43とからなる。
【0017】
シールドプロテクタ31は、アルミニウム合金製(これに限らず、鉄、銅、ステンレス等の金属材料を用いてもよい)の押出材からなる。したがって、シールドプロテクタ31は、直線状に延びた形態であり、且つ長さ方向(=前後方向)と直角な横断面形状が全長に亘って一定である。シールドプロテクタ31の横断面形状は、全体として櫛形をなし、前後方向に細長い水平な平板状をなす底壁32と、この底壁32の左右両側縁から底壁32と直角に立ち上がる一対の平板状をなす外壁33と、外壁33の間において底壁32の上面から直角に立ち上がる平板状をなす左右一対の隔壁34とを有している。隔壁34間のピッチは、外壁33間のピッチの1/3であり、隣り合う外壁33と隔壁34との間隔は、隔壁34同士の間隔とほぼ同じ寸法となっている。シールドプロテクタ31には、底壁32、外壁33及び隔壁34により、前後方向に細長く上方へ開放された形態の3つの溝状収容部35が形成されている。3つの溝状収容部35は、左右に並ぶように配され、互いに隔壁34によって仕切られている。
【0018】
各溝状収容部35内には、夫々、個別に電線10が1本ずつ収容されている。
ここで、溝状収容部35の幅寸法と高さ寸法とはほぼ同じ寸法とされ、その寸法は、円形をなす電線10の外径よりも少し大きい寸法に設定されている。したがって、各溝状収容部35内に収容された電線10の一部が溝状収容部35の外へ突出することはない。
また、シールドプロテクタ31には、シールドプロテクタ31と同じくアルミニウム合金製(これに限らず、鉄、銅、ステンレス等の金属材料を用いてもよい)の押出材からなるカバー36が取り付けられている。カバー36は、シールドプロテクタ31の上面と対応する水平な細長い覆い板37と、この覆い板37の左右両側縁から下向きに延出する一対の係止縁部38とからなる。かかるカバー36は、覆い板37で3つの溝状収容部35の上面側の開口部を一括して覆い隠し、覆い板37の左右両側縁部下面を外壁33の上端面に当接させるとともに、係止縁部38を外壁33の外面に密着させた状態でシールドプロテクタ31に嵌合される。
尚、シールドプロテクタ31とカバー36の表面(外面に限らず内面も)には、全体に亘ってアルマイト処理による被膜(図示せず)が形成されている。
【0019】
また、シールドプロテクタ31の前後両端部においては、可撓性接続部材43との接続手段として、左右両外壁33の外面に、夫々、L字形をなすブラケット39が溶接等の手段により固定されている。ブラケット39は、外壁33に密着する固定板40とこの固定板40の端縁から左右方向外向きに直角に延出する取付板41とからなり、取付板41には、前後方向(=シールドプロテクタ31の長さ方向)に貫通するボルト孔42が形成されている。
一方、カバー36の前後両端部においては、可撓性接続部材43との接続手段及びシールドプロテクタ31への固定手段として、左右両係止縁部38の外面に、夫々、L字形をなすブラケット36aが溶接等の手段により固定されている。
ブラケット36aのうち係止縁部38と直角に左右方向外向きに延出する板部には、前後方向(=カバー36の長さ方向)に貫通するボルト孔36bが形成されている。
カバー36をシールドプロテクタ31に嵌合した状態では、ブラケット36aがブラケット39に対してボルト孔36b,39同士を整合させた状態で密着する。そして、この両ボルト孔36b,39に貫通させたボルト(図示せず)の締め付けにより、カバー36とシールドプロテクタ31とが嵌合状態に保持されるとともに、このカバー36とシールドプロテクタ31とが可撓性接続部材43に接続されるようになっている。尚、カバー36をシールドプロテクタ31に固定する手段としては、ボルト締めに限らず、挟持部材(図示せず)でカバー36とシールドプロテクタ31とを上下に挟む、結束帯材(図示せず)をカバー36とシールドプロテクタ31の外周に巻き付ける、溶接する等の手段を用いることもできる。
【0020】
前側に配置される可撓性接続部材43は、筒状編組部材44と前後一対のシールドシェル45とを備えて構成されている。筒状編組部材44は、導電性の金属細線(例えば、銅)をメッシュ状に編み込んだものであり、この筒状編組部材44には、3本の電線10及びその電線10に接続された電線側端子20が貫通されるようになっている。
前側のシールドシェル45は、金属板材(例えば、鉄、銅)に深絞り加工を施すことによって成形した一体部品であり、全体として横長の略長円形をなす筒部46と、この筒部46の前端縁(インバータ装置B側の端縁)における左右両端部から左右両外側方へ張り出す板状の取付部47とを有し、取付部47には前後方向に貫通するボルト孔48が形成されている。この取付部47の前面はシールドケース50の外壁面に対して面当たりするように当接される。
【0021】
後側のシールドシェル45も、前側のシールドシェル45と同様、金属板材(例えば、鉄、銅)に深絞り加工を施すことによって成形した一体部品であり、全体として横長の略長円形をなす筒部46と、この筒部46の後端縁(インバータ装置Bとは反対側の端縁)における左右両端部から左右両外側方へ張り出す板状の取付部47とを有し、取付部47には前後方向に貫通するボルト孔48が形成されている。この取付部47の後面は、シールドプロテクタ31に固定されたブラケット39の取付板41の前面に対して面当たりするように当接される。
【0022】
これらのシールドシェル45の筒部46の外周には筒状編組部材44の端部が被せられているとともに、その筒状編組部材44の外側にはカシメリング49が外嵌されており、このカシメリング49をカシメ付けることにより筒状編組部材44の前後両端部がシールドシェル45に対して導通可能に固着されている。尚、シールドシェル45の筒部46の外周面、即ち筒状編組部材44に接触する面には、錫メッキ処理(図示せず)が施されており、この錫メッキ処理によってシールドシェル45と筒状編組部材44との接触抵抗が低減されている。
【0023】
かかる可撓性接続部材43は、その後側のシールドシェル45の取付部47をシールドプロテクタ31の取付板41に当接させ、双方のボルト孔42,48及びカバー36のボルト孔36bに貫通したボルト(図示せず)にナット(図示せず)を螺合して締め付けることにより、シールドプロテクタ31に対して導通可能に且つシールドプロテクタ31及びカバー36の前端から可撓性接続部材43が延長された形態で固定される。この状態では、3本の電線10が筒状編組部材44を貫通し、各電線10の端末部及び電線側端子20が、可撓性接続部材43の前側のシールドシェル45から更に前方へ突出されている。尚、シールドプロテクタ31の横断面形状が長方形であるのに対し、シールドシェル45の筒部46は略長円形をなすが、シールドプロテクタ31と筒部46との間では高さ(=上下寸法)及び幅(=左右寸法)が互いにほぼ同じ寸法とされているので、シールドプロテクタ31の前端とシールドシェル45の後端との間に大きな隙間が空くことはない。
【0024】
また、シールドプロテクタ31の後端部においても、図示及び詳しい説明は省略するが、上記と同様の構成になる可撓性接続部材43が接続される。以上により、導電路Aの組付けが完成する。そして、この導電路Aは、車体に対して図示しない固定手段により固定される。
かかる導電路Aをインバータ装置Bに接続する際には、まず、3つの電線側端子20をシールドケース50の取付孔53内に差し込んで機器接続部21を機器側端子52に載せ、双方のボルト孔22に貫通させたボルト55にナット56を螺合して締め付けることにより、両端子20,52が導通可能に且つ固定された状態で接続される。尚、図4においては、便宜上シールドプロテクタ31と可撓性接続部材43とを分離させているが、電線側端子20を機器側端子52に接続する時点では、シールドプロテクタ31と可撓性接続部材43とは接続された状態となっている。
【0025】
両端子20,52を接続した後は、前側のシールドシェル45の取付部47をシールドケース50の外面に当接させ、シールドシェル45のボルト孔48に差し込んだボルト(図示せず)をシールドケース50の雌ネジ孔54に螺合して締め付けることにより、前側のシールドシェル45がシールドケース50に対して導通可能に固定され、ひいては、導電路Aのシールド手段30がシールドケース50に対して導通可能に接続される。
【0026】
尚、導電路Aとモータとの接続も、図示は省略するが、上記インバータ装置Bの場合と同様に行われる。また、筒状編組部材44が露出している可撓性接続部材43については、これを剛性の高いプロテクタ(図示せず)で包囲して保護するようにしてもよい。この場合、プロテクタは、シールドプロテクタ31にではなく、機器(インバータ装置B又はモータ)に固定する。
上述のように本実施形態においては、非シールドタイプの3本の電線10を一括して包囲するシールドプロテクタ31が金属製とされているのでシールド機能を発揮することができ、しかも、押出材からなるので剛性及び強度に優れ、電線10に対する異物の干渉を確実に保護することもできる。つまり、シールド手段30を構成するシールドプロテクタ31は電線10の保護手段を兼ねているので、シールド手段30とは別に保護手段を設ける場合に比べると部品数が少なくて済んでいる。
【0027】
また、各電線10は、隔壁34で仕切られた溝状収容部35に個別に収容されることにより、個別にシールドされることになるので、高いシールド効果が期待できる。しかも、溝状収容部35の上面は開口部となっているが、この開口部はカバー36で塞がれているので、より高いシールド効果を得ることができる。
また、溝状収容部35に電線10を個別に収容したことにより、3本の電線10を互いに絡ませることなく整列した状態で配索することができる。
【0028】
また、シールドプロテクタ31とカバー36の表面にはアルマイト処理による被膜を形成したので、耐食性に優れている。
また、シールドプロテクタ31は金属製の押出材からなるため、その端部を直接、機器(インバータ装置B又はモータ)のシールドケース50に固定すると、この固定部分に振動などに起因する応力が発生することが懸念される。しかし、本実施形態では、シールドプロテクタ31とシールドケース50との間に、変形可能であって振動を吸収することが可能な可撓性接続部材43を介在させているので、シールドケース50への固定箇所における応力の発生を抑制又は回避することができる。
【0029】
また、可撓性接続部材43は筒状編組部材44を備えているが、筒状編組部材44は、金属細線を編み込んだものであるため柔軟に変形させることができる。したがって、機器(インバータ装置B又はモータ)の近傍で電線10を大きい曲率で曲げて配索する場合にも対応することが可能となっている。
[実施形態2]
次に、本発明を具体化した実施形態2を図6を参照して説明する。
本実施形態2の導電路Cは、シールドプロテクタ60を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0030】
本実施形態2のシールドプロテクタ60は、上記実施形態1のシールドプロテクタ31と同様、金属製(アルミ合金製)の押出材からなり、3本の電線10を個別に収容する溝状収容部61を有している。各溝状収容部61には、夫々、その溝状収容部61の左右両側壁を構成する外壁62又は隔壁63の上端から内側へ延出する左右一対ずつの弾性係止部65が一体に形成されている。弾性係止部65は、溝状収容部61を構成する底壁64、外壁62及び隔壁63のいずれよりも薄く成形されて、弾性撓みが可能となっている。対をなす弾性係止部65は、左右対称であって屈曲した薄板状をなし、外壁62又は隔壁63の上端から互いに相手側の弾性係止部65に接近するように水平に延出する水平板65a、水平板65aの延出端から相手側の弾性係止部65に接近するように斜め内下方に延出する誘導板65b、誘導板65bの下端(延出端)から下方(=外壁62及び隔壁63と平行)に延出する延長板65c、この延長板65cの下端から相手側の弾性係止部65と離れるように斜め外下方に延出する押さえ板65dとからなる。対をなす弾性係止部65の延長板65c同士の間隔は、電線10の外径寸法よりも狭い寸法とされている。
【0031】
電線10を溝状収容部61内に収容する際には、上から誘導板65bの間に電線10を押し込むと、誘導板65bの傾斜により電線10が下方へ押し下げられるのに伴って両弾性係止部65が左右に拡開するように弾性変形し、誘導板65bの間を通過した電線10は延長板65cの間を左右から挟まれるようにして更に下方へ移動する。そして、電線10が、延長板65cの間を通過すると、弾性係止部65は閉じるように弾性復帰し、その押さえ板65dの傾斜により電線10が底壁64へ押し付けられ、もって、電線10が正規の位置に収容された状態となる。この状態では、電線10は、底壁64に載置されるとともに斜め上方から一対の押さえ板65dで押さえ付けられ、換言すると、三方から押さえ込まれた状態となる。これにより、電線10は、溝状収容部61の中で上下左右に遊動したり、湾曲したり、弛んだりすることがなく、シールドプロテクタ60と平行に真っ直ぐに配索された状態に保持される。
【0032】
上記のように本実施形態2のシールドプロテクタ60では、溝状収容部61に、弾性撓みすることで電線10の溝状収容部61内への嵌込みを許容するとともに、弾性復帰した状態では電線10に係止してその電線10の離脱を規制可能な弾性係止部65を設けている。したがって、電線10を溝状収容部61内に収容する作業が簡単であり、しかも、電線10を溝状収容部61内に確実に収容しておくことができる。
【0033】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではシールドプロテクタの中で電線が並列した状態で収容されるようにしたが、本発明によれば、電線が俵積み状(三角形状)に配置された状態で収容されるようにしてもよい。
【0034】
(2)上記実施形態では1のシールドプロテクタが3本(複数本)の電線を収容するようにしたが、本発明によれば、1本の電線を収容する部品を複数組み付けて1つのシールドプロテクタを構成してもよい。
(3)上記実施形態では可撓性接続部材を編組線としたが、本発明によれば、金属製(例えば、アルミニウム製)のシート状のものや、金属製の筒状部材を蛇腹状に成形して伸縮変形可能としたものを可撓性接続部材として用いることができる。
【0035】
(4)上記実施形態ではシールドケースとシールドプロテクタとの間のみに可撓性接続部材を介在させたが、本発明によれば、複数のシールドプロテクタ同士を可撓性接続部材を介して接続することができる。
(5)上記実施形態において、シールドプロテクタの底壁には、水抜き孔を設けてもよい。これにより、シールドプロテクタの内部に溜まった水を排出することができ、水分の存在に起因する腐食などの不具合を確実に防止することができる。
【0036】
(6)上記実施形態2では対をなす弾性係止部の間に隙間が開くようにしたが、本発明によれば、弾性復帰した状態では対をなす弾性係止部が隙間を明けずに当接するようにしてもよい。
(7)上記実施形態2では溝状収容部内に収容された電線が弾性係止部によって遊動規制されるようにしたが、本発明によれば、電線が溝状収容部内である程度遊動できるようにしてもよい。
(8)上記実施形態2において、対をなす弾性係止部の間の隙間を塞ぐようにカバーを設けてもよい。
【0037】
(10)上記実施形態2では弾性係止部をシールドプロテクタと一体に形成したが、本発明によれば、弾性係止部をシールドプロテクタとは別体部品としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてシールドプロテクタとカバーとを外した状態をあらわす斜視図
【図2】シリンダプレートとカバーとを組み付けた状態をあらわす横断面図
【図3】可撓性接続部材の斜視図
【図4】導電路と機器の水平断面図
【図5】導電路を機器に接続した状態の縦断面図
【図6】実施形態2の横断面図
【符号の説明】
A…導電路
10…電線
20…電線側端子
30…シールド手段
31…シールドプロテクタ
35…溝状収容部
36…カバー
43…可撓性接続部材
B…機器
50…シールドケース
52…機器側端子
C…導電路
60…シールドプロテクタ
61…溝状収容部
65…弾性係止部

Claims (6)

  1. 複数本の電線と、
    前記電線の端末部に固着された電線側端子と、
    前記複数本の電線を一括してシールドするシールド手段とを備え、
    前記電線側端子を、機器のシールドケース内に設けた機器側端子に接続するとともに、前記シールド手段の端末部を前記シールドケースに接続するようにしたものであって、
    前記シールド手段が、金属製の押出材からなり、前記複数本の電線を収容可能なシールドプロテクタを備えてなることを特徴とするシールド機能を備えた導電路。
  2. 前記シールドプロテクタが、前記複数本の電線を個別に収容可能な溝状収容部を有していることを特徴とする請求項1記載のシールド機能を備えた導電路。
  3. 前記シールドプロテクタが、前記溝状収容部の開口部を塞ぐカバーを備えていることを特徴とする請求項2記載のシールド機能を備えた導電路。
  4. 前記溝状収容部は、弾性撓みすることで前記電線の前記溝状収容部内への嵌込みを許容し、且つ弾性復帰した状態では前記電線に係止してその電線の離脱を規制可能な弾性係止部を備えていることを特徴とする請求項2記載のシールド機能を備えた導電路。
  5. 前記シールドプロテクタの表面にアルマイト処理による被膜を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシールド機能を備えた導電路。
  6. 前記シールドプロテクタの端末に、導電性を有し且つ変形可能な筒状をなす可撓性接続部材の一方の端部を導通可能に接続し、
    前記可撓性接続部材の他方の端部を前記シールドケースに接続し、
    前記可撓性接続部材内に前記複数本の電線を挿通したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシールド機能を備えた導電路。
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