JP2005041846A - 新規アントラピリドン化合物、水性マゼンタインク組成物及びインクジェット記録方法 - Google Patents

新規アントラピリドン化合物、水性マゼンタインク組成物及びインクジェット記録方法 Download PDF

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弘之 松本
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Abstract

【課題】インクジェット記録に適する色相と鮮明性を有し、且つ記録物の耐光、耐ガス及び耐水等の堅牢度に優れたマゼンタ色素を提供すること。
【解決手段】下記式(1)
【化1】
Figure 2005041846

(式(1)中、R1はメトキシ基を、R2は水素原子、C1〜C8のアルキル基、C1〜C8アルコキシC1〜C3アルキル基、C1〜C4ジアルキルアミノC1〜C3アルキル基、ヒドロキシC1〜C4アルキル基、フェノキシC1〜C4アルキル基、フェニル基、C1〜C2アルキルフェニル基又はC1〜C2ジアルキルフェニル基をそれぞれ表す)
で表されるアントラピリドン化合物又はその塩、及びそれを含有する水性マゼンタインク組成物。

Description

本発明は、新規なアントラピリドン化合物のスルホン酸誘導体又はその塩、これを含有するインクジェット記録用水溶性マゼンタインク組成物及びそれを用いたインクジェット記録方法に関する。
インクジェットプリンタによる記録方法としてインクの各種吐出方式が開発されているが、いずれもインクの小滴を発生させ、これを種々の被記録材料(紙、フィルム、布帛等)に付着させ記録を行うものである。インクジェットプリンタによる記録方法は、記録ヘッドと被記録材料とが接触しない為、機械音の発生がなく、またプリンタの小型化、高速化、カラー化が容易であるという特長を有する為、近年急速に普及し、今後も大きな伸長が期待されている。コンピュータのカラーディスプレイ上の画像又は文字情報を、インクジェットプリンタによりカラ−で記録するには、一般にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクによる減法混色で表現される。CRTディスプレイ等のR、G、Bによる加法混色画像を減法混色画像によりできるだけ忠実に再現するためには、使用する色素、中でもY、M、Cのインクに使用される色素は、できるだけY、M、Cそれぞれの標準に近い色相を有し且つ鮮明であることが望まれる。また、インク組成物には長期の保存に対し安定であり、プリントした画像の濃度が高く、しかも耐水性、耐光性及び耐ガス性等の堅牢度に優れている事が求められる。
インクジェットプリンタの用途はOA用小型プリンタから産業用の大型プリンタにまで拡大されてきており、耐水性及び耐光性等の堅牢度がこれまで以上に求められている。耐水性については、多孔質シリカ、カチオン系ポリマー、アルミナゾル又は特殊セラミックなどインク中の色素を吸着し得る無機微粒子をPVA樹脂などとともに紙の表面にコーティングすることにより大幅に改良されたが、写真等の印刷物の保管時の耐湿性の向上等更に厳しい品質向上が求められている。又、耐光性については大幅に改良する技術は未だ確立されておらず、特にY、M、C、Kの4原色のうちマゼンタの色素はもともと耐光性が弱いものが多く、その改良が重要な課題となっている。
インクジェット記録用水溶性インクに用いられるマゼンタ色素の色素骨格としては、キサンテン系と、H酸を用いたアゾ系が例示される。しかし、キサンテン系については色相及び鮮明性は非常に優れるが耐光性が非常に劣る。また、H酸を用いたアゾ系については色相及び耐水性の点では良いものがあるが、耐光性及び鮮明性が劣る。このタイプでは鮮明性及び耐光性の優れたマゼンタ染料も開発されているが、銅フタロシアニン系色素に代表されるシアン染料やイエロー染料など他の色相の染料に比べ耐光性が依然劣る水準である。また、水溶性銅フタロシアニン色素よりなるシアンインクと従来のアゾ色素からなるマゼンタインクとの組み合わせによって混色のブルー色を記録した画像は、光による変色が各々インク単独で記録した単色の変色よりも大きくなる傾向があり、使用に当たって問題が生じるという問題があった。
又最近のデジタルカメラの浸透と共に、家庭でも写真をプリントする機会が増している。この写真を保管する時に、空気中の酸化性ガスによる写真画質の変色が問題視されている。
鮮明性及び耐光性の優れるマゼンタの色素骨格としてはアントラピリドン系色素(例えば、特許文献1〜8参照)があるが、色相、鮮明性、耐光性、耐水性、耐ガス性及び溶解安定性のすべてを満足させるものは得られていない。またアントラピリドン系色素は一般的にカラーバリューが低い為、インクの発色濃度を考慮すると、インク中の色素の含有量が多くせざるを得ないという欠点があった。
特開昭59−74173号公報 特開平2−16171号公報 特開平10−306221 特開2000−109464号公報 特開2000−169776号公報 特開2000−191660号公報 特開2001−72884号公報 特開2001−139836号公報 特開2002−332418号公報
本発明は、インクジェット記録に適する色相と鮮明性を有し、且つ記録物の耐光、耐ガス及び耐湿堅牢度に優れたマゼンタ色素を提供する事を目的とする。
本発明者らは前記したような課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったものである。即ち本発明は、
(1)下記式(1)
Figure 2005041846
(式(1)中、R1はメトキシ基を、R2は水素原子、C1〜C8のアルキル基、C1〜C8アルコキシC1〜C3アルキル基、C1〜C4ジアルキルアミノC1〜C3アルキル基、ヒドロキシC1〜C4アルキル基、フェノキシC1〜C4アルキル基、フェニル基、C1〜C2アルキルフェニル基又はC1〜C2ジアルキルフェニル基をそれぞれ表す)
で表されるアントラピリドン化合物又はその塩、
(2)式(1)において、R1がメトキシ基、R2が水素原子、メチル基である(1)に記載のアントラピリドン化合物及びその塩、
(3)下記式(3)
Figure 2005041846
で表されるアントラピリドン化合物又はその塩、
(4)(1)から(3)のいずれか一項に記載のアントラピリドン化合物又はその塩を含有する事を特徴とする水性マゼンタインク組成物、
(5)水及び水溶性有機溶剤を含有する(4)に記載の水性マゼンタインク組成物、
(6)インクジェット記録用である(4)または(5)に記載の水性マゼンタインク組成物、
(7)インク滴を記録信号に応じて吐出させて被記録材に記録を行うインクジェット記録方法において、インクとして(4)から(6)のいずれか一項に記載の水性マゼンタインク組成物を使用することを特徴とするインクジェット記録方法、
(8)インク滴を記録信号に応じて吐出させて被記録材に記録を行うインクジェット記録方法において、マゼンタインクとして(4)から(6)のいずれか一項に記載の水性マゼンタインク組成物を使用し、シアンインクとして水溶性金属フタロシアニン色素を含有する水性シアンインク組成物を使用することを特徴とするインクジェット記録方法、
(9)被記録材が情報伝達用シートである(7)または(8)に記載のインクジェット記録方法、
(10)(4)から(6)のいずれか一項に記載の水性マゼンタインク組成物を含有する容器、
(11)(10)の容器を有するインクジェットプリンタ、
(12)(1)から(3)に記載のアントラピリドン化合物又はその塩を有する着色体、
に関する。
本発明の新規アントラピリドン化合物は極めて水溶解性に優れ、その水溶液は経時安定性が良く、又インク組成物製造過程でのメンブランフィルターに対する濾過性が良好であるという特徴を有する。更に、この新規アントラピリドン化合物を使用した本発明のインク組成物は長期間保存後の結晶析出、物性変化、色相変化等もなく、貯蔵安定性が良好である。又、本発明のインク組成物をインクジェット記録用のマゼンタインクとして使用した印刷物は鮮明であり、耐光性、耐オゾン性及び耐湿性に優れ、優れたインクジェット記録が可能である。更に、印刷面は鮮明で理想に近いマゼンタ色であり、他のイエロー、シアンのインクと共に用いる事で、広い可視領域の色調を色出しする事ができる。また、本発明のマゼンタインク組成物は銅フタロシアニン色素よりなるシアンインクとの組み合わせでもバランスがよく変色が小さく、重ねて印刷した画像の耐光性がよいので耐久性に優れた印刷画像が得られる。
更に、本発明の新規アントラピリドン化合物は従来のアントラピリドン化合物に比べてカラーバリューが高いため、インク中の色素成分の含有量を少なくしても十分な濃度が得られるという点においても優れている。このように、本発明のアントラピリドン化合物は、インクジェット記録用のマゼンタインク用の色素として極めて有用である。
本発明を詳細に説明する。
本発明のアントラピリドン化合物は、式(1)で表される。式(1)において、R1はメトキシ基を表す。R2は水素原子、C1〜C8アルキル基、C1〜C8アルコキシC1〜C3アルキル基、C1〜C4ジアルキルアミノC1〜C3アルキル基、ヒドロキシC1〜C4アルキル基、フェノキシC1〜C4アルキル基、フェニル基、C1〜C2アルキルフェニル基又はC1〜C2ジアルキルフェニル基を表す。C1〜C8アルキル基としては例えば、メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基が挙げられ、C1〜C8アルコキシC1〜C3アルキル基としては例えば、メトキシプロピル基、エトキシプロピル基が挙げられ、C1〜C4ジアルキルアミノC1〜C3アルキル基としては例えば、ジメチルアミノエチル基、ジエチルアミノエチル基、ジメチルアミノプロピル基、ジエチルアミノプロピル基、ジブチルアミノプロピル基が挙げられ、ヒドロキシC1〜C4アルキル基としては例えば、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基が挙げられ、フェノキシC1〜C4アルキル基としては例えば、フェノキシエチル基、フェノキシプロピル基が挙げられ、C1〜C2アルキルフェニル基としては例えば、4−メチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基が挙げられる。好ましいR2は水素原子である。
式(1)のアントラピリドン化合物は、例えば次のようにして得られる。即ち、キシレン等の溶媒中に、下記式(6)
Figure 2005041846
(式(6)中、R3は、前記と同様の意味を表す。)
の化合物1モルに対し、下記式(7)
Figure 2005041846
(式(7)中、R1は、前記と同様の意味を表す。)
の化合物を通常1.1〜3モル、及び触媒として例えばDBU(1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセン)通常0.02〜0.1モルを仕込み、通常130〜145℃、通常30分〜5時間加熱し、その間生成する水及びエタノールを溶媒と共に共沸させてから閉環反応を行い、式(8)
Figure 2005041846
の化合物を得る。
次いで、通常5〜30%発煙硫酸中で、式(8)の化合物を、通常20〜100℃にて、通常15分〜10時間スルホン化を行うことにより、本発明の式(1)のアントラピリドン化合物が得られる。
本発明のアントラピリドン化合物は遊離酸の形で、あるいはその塩の形で存在しうる。本発明では、式(1)のアントラピリドン化合物は遊離酸として、又はそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アルキルアミン塩、アルカノールアミン塩またはアンモニウム塩として使用できる。好ましい塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及びモノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン塩、ジイソプロパノールアミン塩、トリイソプロパノールアミン塩等のアルカノールアミン塩があげられる。
式(1)のアントラピリドン化合物の塩は例えば次のようにして調製される。
先ずスルホン化反応液を氷水中に添加後食塩を加えて塩析、濾過することにより式(1)のアントラピリドン化合物のナトリウム塩を得る。ついでこのナトリウム塩を水に溶解し、酸を加えて結晶を析出させた後、濾過し遊離酸の形で色素のケ−キを得る。次にこの遊離酸の形の色素を水に溶解乃至懸濁せしめ、上記したようなアミン類、金属塩を添加し、溶解することにより式(1)のアントラピリドン化合物の所望の塩が得られる。
本発明の水性マゼンタインク組成物は、前記式(1)で表される化合物又はその塩を水又は水性溶媒(後記する水溶性有機溶剤(溶解助剤を含む。以下同様。)を含有する水)に溶解したものである。インクのpHは6〜11程度が好ましい。この水性インク組成物をインクジェット記録用プリンタに使用する場合、色素成分としては金属陽イオンの塩化物、硫酸塩等の無機物の含有量は少ないものを用いるのが好ましく、その含有量の目安は例えば、塩化ナトリウムと硫酸ナトリウムの総含量として、色素原体中1重量%以下である。無機物の少ない本発明の色素成分を製造するには、例えば逆浸透膜による通常の方法又は本発明の色素成分の乾燥品あるいはウェットケーキを必要な回数だけメタノール及び水の混合溶媒中で撹拌し、濾過、乾燥する方法で脱塩処理する操作を繰り返せば良い。
インクジェットプリンタにおいて、高精細な画像を供給することを目的に、シアンインクとマゼンタインクについては高濃度のインクと低濃度のインクの2種類のインクが設定されたものもある。その場合、本発明の式(1)の色素の混合物を含有する高濃度のインクと、本発明の式(1)の色素の混合物を含有する低濃度のインクを併用したインクセットとして使用しうる。また前記条件を備えた前記式(1)の色素の混合物に公知のマゼンタ色素を併用してもよい。
本発明のインク組成物は水を媒体として調製される。本発明のインク組成物中に、上記のようにして得られた前記式(1)の色素は、通常0.3〜8質量%含有される。本発明のインクにはさらに必要に応じて、水溶性有機溶剤を、本発明の効果を害しない範囲内において含有される。水溶性有機溶剤は、染料溶解剤、乾燥防止剤(湿潤剤)、粘度調整剤、浸透促進剤、表面張力調整剤、消泡剤等として使用される。その他インク調製剤としては、例えば、防腐防黴剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、紫外線吸収剤、粘度調整剤、染料溶解剤、褪色防止剤、乳化安定剤、表面張力調整剤、消泡剤、分散剤、分散安定剤、等の公知の添加剤が挙げられる。水溶性有機溶剤の含有量は0〜60質量%好ましくは10〜50質量%であり、インク調製剤は0〜20質量%好ましくは0〜15質量%用いるのが良い。
本発明で使用しうる水溶性有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、第二ブタノール、第三ブタノール等のC1〜C4アルカノール、N,N−ジメチルホルムアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミド等のカルボン酸アミド、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オンまたは1,3−ジメチルヘキサヒドロピリミド−2−オン等の複素環式ケトン、アセトン、メチルエチルケトン、2−メチル−2−ヒドロキシペンタン−4−オン等のケトンまたはケトアルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル、エチレングリコール、1,2−または1,3−プロピレングリコール、1,2−または1,4−ブチレングリコール、1,6−ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、チオジグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の(C2〜C6)アルキレン単位を有するモノマー、オリゴマーまたはポリアルキレングリコールまたはチオグリコール、グリセリン、ヘキサン−1,2,6−トリオール等のポリオール(トリオール)、エチレングリコールモノメチルエーテルまたはエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル又はジエチレングリコールモノエチルエーテル又はトリエチレングリコールモノメチルエーテル又はトリエチレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールの(C1〜C4)アルキルエーテル、γーブチロラクトンまたはジメチルスルホキシド等があげられる。
上記のうち好ましいものは、イソプロパノール、グリセリン、モノ、ジまたはトリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドンであり、より好ましくはイソプロパノール、グリセリン、ジエチレングリコール、2−ピロリドンである。これらの水溶性有機溶剤は、単独もしくは混合して用いられる。
防腐防黴剤としては、例えば、有機硫黄系、有機窒素硫黄系、有機ハロゲン系、ハロアリルスルホン系、ヨードプロパギル系、N−ハロアルキルチオ系、ベンツチアゾール系、ニトチリル系、ピリジン系、8−オキシキノリン系、ベンゾチアゾール系、イソチアゾリン系、ジチオール系、ピリジンオシキド系、ニトロプロパン系、有機スズ系、フェノール系、第4アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロム化インダノン系、ベンジルブロムアセテート系、無機塩系等の化合物が挙げられる。有機ハロゲン系化合物としては、例えばペンタクロロフェノールナトリウムが挙げられ、ピリジンオシキド系化合物としては、例えば2−ピリジンチオール−1−オキシドナトリウムが挙げられ、無機塩系化合物としては、例えば無水酢酸ソーダが挙げられ、イソチアゾリン系化合物としては、例えば1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンマグネシウムクロライド、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンカルシウムクロライド等が挙げられる。その他の防腐防黴剤としてソルビン酸ソーダ、安息香酸ナトリウム、等(例えば、アベシア社製プロクセルGXL(S)、プロクセルXL−2(S)等)があげられる。
pH調整剤は、インクの保存安定性を向上させる目的で、インクのpHを6.0〜11.0の範囲に制御できるものであれば任意の物質を使用することができる。例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカノールアミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、水酸化アンモニウム、あるいは炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属の炭酸塩などが挙げられる。
キレート試薬としては、例えばエチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル二酢酸ナトリウムなどがあげられる。防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、四硝酸ペンタエリスリトール、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライトなどがあげられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、桂皮酸系化合物、トリアジン系化合物、スチルベン系化合物、又はベンズオキサゾール系化合物に代表される紫外線を吸収して蛍光を発する化合物、いわゆる蛍光増白剤も用いることができる。
粘度調整剤としては、水溶性有機溶剤の他に、水溶性高分子化合物があげられ、例えばポリビニルアルコール、セルロース誘導体、ポリアミン、ポリイミン等があげられる。
染料溶解剤としては、例えば尿素、ε−カプロラクタム、エチレンカーボネート等があげられる。
褪色防止剤は、画像の保存性を向上させる目的で使用される。褪色防止剤としては、各種の有機系及び金属錯体系の褪色防止剤を使用することができる。有機の褪色防止剤としてはハイドロキノン類、アルコキシフェノール類、ジアルコキシフェノール類、フェノール類、アニリン類、アミン類、インダン類、クロマン類、アルコキシアニリン類、ヘテロ環類などがあり、金属錯体としてはニッケル錯体、亜鉛錯体などがある。
表面張力調整剤としては、界面活性剤があげられ、例えばアニオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤などがあげられる。アニオン界面活性剤としてはアルキルスリホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、N−アシルアミノ酸およびその塩、N−アシルメチルタウリン塩、アルキル硫酸塩ポリオキシアルキルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ロジン酸石鹸、ヒマシ油硫酸エステル塩、ラウリルアルコール硫酸エステル塩、アルキルフェノール型燐酸エステル、アルキル型燐酸エステル、アルキルアリルスルホン塩酸、ジエチルスルホ琥珀酸塩、ジエチルヘキルシルスルホ琥珀酸ジオクチルスルホ琥珀酸塩などが挙げられる。カチオン界面活性剤としては2−ビニルピリジン誘導体、ポリ4−ビニルピリジン誘導体などがある。両性界面活性剤としてはラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオクチルポリアミノエチルグリシンその他イミダゾリン誘導体などがある。ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシアリルキルアルキルエーテル等のエーテル系、ポリオキシエチレンオレイン酸、ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレートなどのエステル系、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3オールなどのアセチレングリコール系(例えば、日信化学社製サーフィノール104E、104PG50、82、465、オルフィンSTG等)、等が挙げられる。これらのインク調製剤は、単独もしくは混合して用いられる。なお、本発明のインクの表面張力は通常25〜70mN/m、より好ましくは25〜60mN/mである。また本発明のインクの粘度は30mPa・s以下が好ましい。更に20mPa・s以下に調整することがより好ましい。
本発明の水性インク組成物は前記各成分を任意の順序で混合、撹拌することによって得られる。得られたインク組成物は狭雑物を除く為にメンブランフィルター等で濾過を行ってもよい。
本発明のインクジェット記録方法における被記録材としては、例えば、紙、フィルム等の情報伝達用シート、繊維及び皮革等が挙げられる。情報伝達用シートについては、表面処理されたもの、具体的にはこれらの基材にインク受容層を設けたものが好ましい。インク受容層は、例えば上記基材にカチオンポリマーを含浸あるいは塗工することにより、また多孔質シリカ、アルミナゾルや特殊セラミックス等のインク中の色素を吸着し得る無機微粒子をポリビニルアルコールやポリビニールピロリドン等の親水性ポリマーと共に上記基材表面に塗工することにより設けられる。このようなインク受容層を設けたものは、通常インクジェット専用紙(フィルム)や光沢紙(フィルム)と呼ばれ、例えば、ピクトリコ(旭硝子社製)、カラーBJペーパー、カラーBJフォトフィルムシート(いずれもキャノン社製)、カラーイメージジェット用紙(シャープ社製)、スーパーファイン専用光沢フィルム(セイコーエプソン社製)ピクタファイン(日立マクセル社製)等として市販されている。なお、このような受容層の設けていない普通紙も利用できることはもちろんである。
また繊維については、セルロース繊維又はナイロン、絹及びウール等のポリアミド繊維が好ましく、不織布や布状のものが好ましい。これらの繊維については、本発明のインク組成物を該繊維に付与した後、好ましくはインクジェット方法により付与した後、湿熱(例えば約80〜120℃)あるいは乾熱(例えば約150〜180℃)の固着工程を加えることで該繊維内部に色素を染着させることができ、鮮明性、耐光性及び耐洗濯性に優れた染色物を得ることができる。
本発明のインクジェット記録方法では、本発明の水性マゼンタインク組成物はイエローインク組成物、シアンインク組成物、必要に応じ、ブラックインク組成物と併用されうる。併用しうるシアンインク組成物として、水溶性金属フタロシアニン色素を含有する水性シアンインキ組成物を使用する場合、本発明の水性マゼンタインク組成物と併用することにより、両者の混色後の耐光性試験に於ける色調の変化が少なくなる。水溶性金属フタロシアニン色素における金属としては、例えば銅、ニッケル、アルミニウム等があげられるが、銅が好ましい。水溶性銅フタロシアニン色素の例としては、例えばC.I.ダイレクト・ブルー86、C.I.ダイレクト・ブルー87、C.I.ダイレクト・ブルー199、C.I.アシッド・ブルー249、C.I.リアクティブ・ブルー7、C.I.リアクティブ・ブルー15、C.I.リアクティブ・ブルー21、C.I.リアクティブ・ブルー71等があげられる。
本発明の容器は上記の水性マゼンタインク組成物を含有する。また、本発明のインクジェットプリンターは、この水性マゼンタインク組成物を含有する本発明の容器がインクタンク部分にセットされたものである。
また、水溶性金属フタロシアニン色素を含有する水性シアンインキ組成物は、例えば本発明の水性マゼンタインク組成物の製法に準じて製造され、容器に注入され、この容器を、本発明の水性マゼンタインク組成物を含有する容器と同様に、インクジェットプリンターの所定位置にセットされて、使用される。
さらに、本発明の着色体は、上記の式(1)で表される新規アントラピリドン化合物又はその塩で、好ましくは上記の水性マゼンタインク組成物で着色されたものである。
本発明の水性インク組成物は、鮮明で、理想に近いマゼンタ色であり、特に耐オゾン性に優れ、かつ耐光性、耐湿性、耐水性においても優れた記録物を得ることができる。他のイエロー、シアンのインクと共に用いる事で、広い可視領域の色調を色出しする事ができ、かつ耐オゾン性、耐光性、耐湿性及び耐水性の優れた既存のイエロー、シアン、ブラックと共に用いることで耐オゾン性、耐光性、耐湿性及び耐水性及びに優れた記録物を得ることができる。
以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。尚、本文中「部」及び「%」とあるのは、特別の記載のない限り重量基準である
実施例1
(1)キシレン50部中に、式(11)の化合物25.9部、エチル−p−アニソイルアセテート27.8部及びDBU0.5部を添加して加熱し、140〜143℃の温度で1.5時間反応を行い、その間生成する水及びエタノールをキシレンと共に共沸留去させ、反応を完結させた。反応液を水冷し、メタノール100部を添加し、30分撹拌後、析出した結晶をろ過し、メタノール400部にて洗浄した後、乾燥して、下記式(13)の化合物21.5部を赤色結晶として得た。
Figure 2005041846
Figure 2005041846
(2) 96.5%硫酸38.0部に、攪拌下、水冷しながら32.1%発煙硫酸42.0部を添加して、10%発煙硫酸80部を調製した。次いで30〜40℃にて(1)で得られた式(13)の化合物10.1部を10分かけて添加した。次いで30〜40℃にて15分、45〜50℃にて15分、60〜70℃にて15分、更に85〜90℃にて30分間スルホン化反応を行い、反応を完結させた。次いで氷水中に、上記反応液を加え、氷及び水で総液量を300部に調整した。得られた液をろ過して不溶解分を取り除いた。母液を40〜50℃に加熱し、食塩60部を添加した。約15分後、結晶が析出するので更に1時間撹拌後、ろ過し、20重量%食塩水150部で洗浄し、本発明の式(3)の化合物のナトリウム塩のウェットケーキ36部を得た。
(3)(2)で得られたウェットケーキをメタノール400部と共に、60℃に加熱、30分撹拌後、ろ過し、メタノール200部で洗浄した後、乾燥して、脱塩された本発明の式(3)の化合物11.9部を赤色結晶として得た。
λmax:535.4nm(水溶液中)
水に対する溶解度100g/L 以上
Figure 2005041846
実施例2
(A)インクの作製
実施例1で得られた本発明のアントラピリドン化合物(色素成分)を含む下記表1の組成の液体を調製し、0.45μmのメンブランフィルターでろ過することによりインクジェット用水性マゼンタインク組成物を得た。
また水はイオン交換水を使用した。尚、インク組成物のpHがpH=8〜10、総量100部になるように水、水酸化アンモニウムを加えた。
表1
実施例1で得られた色素 3.8部
(脱塩処理したものを使用)
水+水酸化アンモニウム 77.1部
グリセリン 5.0部
尿素 5.0部
N−メチル−2−ピロリドン 4.0部
IPA(イソプロピルアルコール) 3.0部
ブチルカルビトール 2.0部
界面活性剤(サーフィノール104PG50 日信化学社製)
0.1部
計 100.0部
(B)インクジェットプリント
ンクジェットプリンタ(商品名 Canon社 BJ S−630)を用いて、普通紙、プロフェッショナルフォトペーパー(PR−101(キャノン社製))、スーパーフォトペーパー(SP−101(キャノン社製))、PM写真用紙<光沢>(セイコーエプソン社製)の4種の被記録材料にインクジェット記録を行った。
(以下、PR=プロフェッショナルフォトペーパー 、SP=スーパーフォトペーパー、PM=PM写真用紙と記す)
印刷の際は、反射濃度が数段階の階調が得られるように画像パターンを作り、印刷した。以下に記する試験では試験前の印刷物の反射濃度D値が1.0に最も近い階調部分を用いて測定を行った。
(C)記録画像の評価
記録画像の色相、鮮明性、耐光性、耐オゾン性の試験結果を評価例1として表2及び表3に示す。評価方法は下記の方法を採用した。
(1)色相評価
記録画像の色相、鮮明性:プロフェッショナルフォトペーパーに記録した紙を測色システム(Gretag Macbeth SpectroEye:GRETAG社製)を用いて、L*、a*、b*値を測定した。鮮明性はC*=((a*2+(b*21/2で算出した。結果を表2に示す。
(2)耐光試験
キセノンウェザーメーター(アトラス社製)を用い、24℃、60%RHにて記録画像に50時間照射した。照射前後の変化を上記の測色システムを用いて照射前後の濃度(D値)を測定した。
残存率(%)=照射後のD値/照射前のD値で算出した結果を表3に示す。
(3)オゾン耐性試験
記録画像にプリントした試験片をオゾンウェザーメーター(スガ試験機社製 型式OMS−H)を用いて24℃、12ppm、60%RHで2時間放置し、試験前後の濃度(D値)を測定した。
残存率(%)=処理後のD値/処理前のD値で算出した結果を表3に示す。
比較例1として、特許文献8の実施例1のアントラピリドン系化合物(No.4の化合物)を5.5部、水+水酸化アンモニウムを75.4部用いる以外は実施例2と同様にしてインク調製し、評価を行った。結果を表2、表3に併記する。
比較例1はインクのλmaxにおける吸光度を評価例1と合わせる為に、色素成分を調整した。この色素分(重量%)を表2に示す。
表2
インク中の色素成分 L* a* b* C*
(重量%)
評価例1 3.8% 57.7 68.5 -22.0 71.9
比較例1 5.5% 61.9 66.2 -9.7 67.7
表3
被記録材料 耐光性 耐オゾン性
評価例1 PR 87% 86%
SP 94% 92%
PM 98% 97%
比較例1 PR 77% 77%
SP 90% 94%
PM 92% 98%
評価例1における、インクのλmaxにおける吸光度を合わせた時の色素成分(重量%)は、比較例1に比べて明らかに少なく、本発明のアントラピリドン化合物のカラーバリーが高いことがわかる。また評価例1の耐光性は被記録材料においていずれも残存率において驚くべき向上が達成されている事がわかる。さらに耐オゾン性においても比較例の水準を維持しており、良好であることがわかる。
したがって、本発明のアントラピリドン化合物は比較例1の化合物よりも総合的に優れており、各メディア(被記録材)で安定した高品質を示している。さらに実施例1でそれぞれ得られた色素は、アルカリ性条件下(pH=8〜9)における水に対する溶解性が100g/l以上であり、インクジェット用の色素として安定なインクの作製が可能であり、又高濃度のインクの作製も可能であることから使用用途も広く使いやすい化合物である。

Claims (12)

  1. 下記式(1)
    Figure 2005041846
    (式(1)中、R1はメトキシ基を、R2は水素原子、C1〜C8のアルキル基、C1〜C8アルコキシC1〜C3アルキル基、C1〜C4ジアルキルアミノC1〜C3アルキル基、ヒドロキシC1〜C4アルキル基、フェノキシC1〜C4アルキル基、フェニル基、C1〜C2アルキルフェニル基又はC1〜C2ジアルキルフェニル基をそれぞれ表す)
    で表されるアントラピリドン化合物又はその塩
  2. 式(1)において、R1がメトキシ基、R2が水素原子、メチル基である請求項1に記載のアントラピリドン化合物及びその塩
  3. 下記式(3)
    Figure 2005041846
    で表されるアントラピリドン化合物又はその塩
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のアントラピリドン化合物又はその塩を含有する事を特徴とする水性マゼンタインク組成物
  5. 水及び水溶性有機溶剤を含有する請求項4に記載の水性マゼンタインク組成物
  6. インクジェット記録用である請求項4または5に記載の水性マゼンタインク組成物
  7. インク滴を記録信号に応じて吐出させて被記録材に記録を行うインクジェット記録方法において、インクとして請求項4から6のいずれか一項に記載の水性マゼンタインク組成物を使用することを特徴とするインクジェット記録方法
  8. インク滴を記録信号に応じて吐出させて被記録材に記録を行うインクジェット記録方法において、マゼンタインクとして請求項4から6のいずれか一項に記載の水性マゼンタインク組成物を使用し、シアンインクとして水溶性金属フタロシアニン色素を含有する水性シアンインク組成物を使用することを特徴とするインクジェット記録方法
  9. 被記録材が情報伝達用シートである請求項7または8に記載のインクジェット記録方法
  10. 請求項4から6のいずれか一項に記載の水性マゼンタインク組成物を含有する容器
  11. 請求項10の容器を有するインクジェットプリンタ
  12. 請求項1から3に記載のアントラピリドン化合物又はその塩を有する着色体
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