JP2005040333A - プログラムミシンのプログラム保護装置 - Google Patents

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茂 八木
Masahiro Sakurai
昌宏 櫻井
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Abstract

【課題】 着脱部材の有無に起因して縫製パラメータ及び縫製プルグラムを保護可能なプログラムミシンのプログラム保護装置を提供する。
【解決手段】 プログラム保護装置8においては、穴かがりミシンに足踏ペダル4が装着されていることが検出器51により検出されてその検出信号が制御装置7に送信されると、制御装置7は、縫製プログラムを変更可能な縫製プログラム変更モード及び縫製パラメータを変更可能なパラメータ変更モードへの切り換えを禁止する変更禁止モードに設定する。一方、検出器51により足踏ペダル4が装着されていないことが検出されてその検出信号が制御装置7に送信されると、制御装置7は、縫製プログラム変更モード及びパラメータ変更モードへの切り換え可能な変更許可モードに設定する。
【選択図】 図8

Description

本発明はプログラムミシンに関し、特に、そのプログラムを保護可能なプログラムミシンのプログラム保護装置に関するものである。
従来、種々のプログラムにより縫製することが可能な刺繍ミシン,鳩目ミシン,穴かがりミシンなどが提案されている。また、これらの各プログラムミシンにおいては、縫目を形成するための縫製パラメータを変更可能に構成されているプログラムミシンも提案されている。例えば、特許文献1には、複数の縫製パラメータ(例えば、針数,縫い幅,縫いピッチなど)で構成された縫製プログラムに基づいて、制御装置が制御装置が加工布を布送りするためのステッピングモータや、針棒を左右に揺動するためのステッピングモータや、縫針や糸輪捕捉器を駆動するためのミシンモータ等を制御してボタン穴を形成する穴かがりミシンが開示されている。更に、この穴かがりミシンにおいては、ユーザーが所望するボタン穴の形状に応じて、操作パネルに接続されたプログラマにより各パラメータを所定の数値に設定することができる。
特開2003−53076号公報
しかし、特許文献1に記載の穴かがりミシンにおいては、縫製パラメータを自由に変更することができるため以下のような問題が生じる。例えば、縫製工場などで作業者が所定の縫製枚数を短時間で縫製するために針数や縫製パラメータの縫製ピッチやミシンモータの回転数を変更した状態でボタン穴を縫製し、管理者が希望する縫製品質よりも劣る完成品が生産されるといった問題が生じる。また、多人数の作業者が作業する工場などにおいては、他人のプログラムミシンの縫製パラメータを、そのプログラムミシンを使用する本人の知らないうちに勝手に変更するなどのいたずらが行われる問題も生じている。
例えば、このような穴かがりミシンは、縫製可能な状態で縫製パラメータを変更することができるものが多く、縫製パラメータを変更しようとして、誤って縫製開始の操作をした場合、突然縫製が開始されて、ユーザーが驚いたり、加工布を無駄にしたり、無駄な電力を消費するなどの問題も生じる。
本発明の目的は、着脱部材の有無に起因して縫製パラメータ若しくは縫製プログラムをも保護することができるプログラムミシンのプログラム保護装置を提供することにある。
請求項1の発明は、少なくとも1つの縫製パラメータを変更設定可能な縫製プログラムを有し前記縫製プログラムに基づいて縫製可能なプログラムミシンにおいて、前記縫製パラメータを変更する為の情報を入力可能な入力手段と、前記プログラムミシンに着脱可能に装着されて縫製に使用する着脱部材と、前記着脱部材の装着の有無を検出可能な検出手段と、前記入力手段と前記検出手段からの信号を受ける制御手段とを備え、前記制御手段は、前記着脱部材の装着が検出されない場合は、前記入力手段による前記縫製パラメータの変更を許可する変更許可モードに設定し、前記着脱部材の装着が検出された場合は、前記入力手段による前記縫製パラメータの変更を禁止する変更禁止モードに設定することを特徴とするものである。
このプログラムミシンのプログラム保護装置においては、少なくとも1つの縫製パラメータを変更設定可能な縫製プログラムを有し、この縫製プログラムに基づいて縫製可能なプログラムミシンにおいて、縫製に使用する着脱部材がプログラムミシンに装着されていないことが検出手段により検出され、非装着状態を示す検出信号が制御手段へ送信されると、この検出信号を受けた制御手段によって、入力手段による縫製パラメータの変更を許可する変更許可モードに設定される。一方、着脱部材がプログラムミシンに装着されていることが検出手段により検出され、装着状態を示す検出信号が制御装置へ送信されると、この検出信号を受けた制御手段により縫製パラメータの変更を禁止する変更禁止モードに設定される。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御手段は、変更許可モードでは縫製を禁止することを特徴とするものである。このプログラムミシンのプログラム保護装置においては、変更許可モードが設定されている状態では、制御手段により縫製が禁止される。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記検出手段による着脱部材の検出は少なくとも電源投入時に自動で行われることを特徴とするものである。このプログラムミシンのプログラム保護装置においては、少なくとも電源投入時において、検出手段による着脱部材の検出が自動で行われる。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記検出手段による前記着脱部材の検出は電源投入時のみ行われることを特徴とするものである。このプログラムミシンのプログラム保護装置においては、電源投入時のみ検出手段による着脱部材の検出が行われる。
請求項5の発明は、請求項1〜4の発明において、前記プログラムミシンは、入力手段により選択可能な複数の前記縫製プログラムを有することを特徴とするものである。このプログラムミシンのプログラム保護装置が設けられるプログラムミシンにおいては、入力手段により複数の縫製プログラムから所望の縫製プログラムが選択され、選択された縫製プログラムに基づいて縫製される。
請求項6の発明は、請求項1〜5の発明において、前記制御手段は、前記入力手段により変更された前記縫製プログラム及び前記縫製パラメータを記憶するための記憶手段を備えたことを特徴とするものである。このプログラムミシンのプログラム保護装置においては、制御手段が記憶手段を有するため、縫製プログラム及び縫製パラメータが入力手段によって変更されると、その変更された縫製プログラム及び縫製パラメータが記憶手段に記憶保持される。
請求項1の発明によれば、検出手段と本来プログラムミシンに設けられている着脱部材と、入力手段と、制御手段などからなる構成と、着脱部材が装着されている状態では変更禁止モードに設定するといった制御手段による制御により、縫製パラメータの変更を禁止して確実に保護することができる。一方、縫製パラメータを変更する場合には、着脱部材を外すことにより変更許可モードに設定し、縫製パラメータを変更することができる。
請求項2の発明によれば、変更許可モードにおいては制御手段が縫製を禁止することができるので、縫製パラメータ変更中の誤操作による突然の縫製開始によって、ユーザーが驚いたり、加工布を無駄にすることや、電力を無駄にすることを防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、少なくとも電源投入時には着脱部材が自動で検出されるので、電源投入前に着脱部材を装着状態若しくは非装着状態にしておけば、電源投入後、変更許可モード若しくは変更禁止モードを迅速に設定でき、直ぐにその後の作業に移行することができる。
請求項4の発明によれば、着脱部材の検出が電源投入時のみ行われるので、常にその検出を行う場合に比べて、制御を簡単化することができ、着脱部材の検出を割り込み処理として行う場合に比べ、縫製作業などの他の制御に影響を及ぼすことを防ぐことができる。
請求項5の発明によれば、複数の縫製プログラムの中から所望の縫製プログラムを選択することができるで、複雑な設定をすることなく、様々な縫製を容易に行うことができる。
請求項6の発明によれば、変更された縫製プログラム及び縫製パラメータが記憶手段に記憶されて、一旦設定されたモードが次に変更されるまで保持されているため、縫製を開始する毎に再度同じ変更をする労力及び時間を削減することができる。
簡単な構成で設定された縫製パラメータ若しくは縫製プログラムをも保護するという本発明の目的を達成するために、着脱部材が装着されている場合は、変更を禁止するように構成することで実現した。
本発明の実施例について説明する。本実施例は、複数の縫製パラメータを夫々変更設定可能な縫製プログラムを複数組有しかつ選択した縫製プログラムに基づいて穴かがり縫目を縫製し、この穴かがり縫目の中央部にボタン穴を形成する工業用の穴かがりミシンに本発明を適用した一例である。尚、以下の説明において、図1に示すように作業者が位置する方向を前方とし、作業者から見て左右を左右とする。
まず、穴かがりミシンMの概略を説明する。図1に示すように、穴かがりミシンMは、ミシンテーブル1と、ミシンテーブル1上に載置されたミシン本体2と、ミシンモータ3と、このミシンモータ3を含む各駆動部を起動又は停止するために着脱可能に装着された足踏ペダル4と、種々の情報を入力及び表示可能なタッチパネル5などを有する操作パネル6と、操作パネル6や検出器51の信号を受けるなどの穴かがりミシンMの制御全般を司る制御装置7と、プログラム保護装置8(図8参照)とを備えている。
ミシン本体2は、ベッド部10と脚柱部11とアーム部12などにより構成されている。ベッド部10には、ステッピングモータである前後駆動用モータ26(図8参照)により加工布を送る布送り機構19や、ミシンモータ3により回転駆動される糸輪捕捉器(図示略)などが設けられている。
アーム部12の前端部には、縫針16が下端部に装着された針棒17と、上糸に張力を付与する糸調子機構13と、糸調子機構13から縫針16へ延びる上糸が掛けられる天秤14と、縫針16に上糸を供給する上糸供給源(図示略)と、ステッピングモータであって針棒17を左右に揺動するための揺動モータ15(図8参照)と、ボタン穴の穴開け用のメス(図示略)を駆動するためのメス駆動用ソレノイド18(図8参照)などが設けられている。脚柱部11からアーム部12に亙っては、ミシンモータ3の駆動力を針棒17に伝達するための駆動力伝達機構(図示略)が設けられている。
次に、穴かがりミシンMにより形成される穴かがり縫目20及びボタン穴21について図2を参照して説明する。図2に示すように、穴かがり縫目20は、往千鳥部22と、復千鳥部23と、前閂止め部24と、奥閂止め部25とを有し、往千鳥部22と復千鳥部23の中間部にボタン穴21が形成される。この穴かがり縫目20の縫製の際には、前閂止め部24の一部、往千鳥部22、奥閂止め部25、復千鳥部23、前閂止め部24の残りの部分の順で縫製されて、穴かがり縫目20が形成される。この穴かがり縫目20及びボタン穴21は、図3に示す複数の縫製プログラムPrのうちユーザーによって選択された縫製プログラムPrに基づいて形成される。
図3に示すように、各縫製プログラムPrは図4に示す複数の縫製パラメータPa(一部のみ図示)を有し、縫製パラメータPaの設定値が異なる複数組の縫製プログラムPrがROM42(図8参照)に記憶され、これらの複数組の縫製プログラムPrには夫々プログラムナンバーPr.Noが付与されている。図4に示すように、縫製パラメータPaは、穴かがり縫目20及びボタン穴21の形状などを設定するためのものであり、各縫製パラメータPaにも、夫々にパラメータナンバーPa.Noが付与されている。詳細は後述するが、ユーザーにより所望のプログラムナンバーPr.Noを選択することや、縫製プログラムPrを構成するこれらの縫製パラメータPaを変更することが可能に構成されている。
図2に示す穴かがり縫目20及びボタン穴21と各縫製パラメータPaとの対応関係を部分的に説明すると、例えば、図2における「a」がパラメータナンバーPa.No「02」のカッター寸法に対応し、「b」がパラメータナンバーPa.No「04」の千鳥ピッチに対応し、「c」がパラメータナンバーPa.No「05」の千鳥幅に対応する。これら縫製パラメータPaの設定値は、操作パネル6によって所定の範囲で自由に設定することができる。例えば、パラメータナンバー「00」の千鳥部の回転数は、1000〜4000rpmの範囲で且つ最小ステップが100刻みで設定することができ、パラメータナンバー「04」の千鳥ピッチに関しては、0.100〜2.000mmの範囲で且つ最小ステップが0.025刻みで設定することができる。
次に、穴かがり縫目20及びボタン穴21の形成について説明する。ユーザーにより足踏ペダル4が操作されて縫製が開始されると、現在選択されている縫製プログラムPrに基づいてミシンモータ3が回転駆動され、縫針16と共に針棒17は、駆動力伝達機構を介して伝達されたミシンモータ3の駆動力によって上下方向に往復駆動され、ミシンモータ3により回転駆動される糸輪捕捉器(図示略)との協動により上糸と下糸が交絡されて、縫目が形成される。
更に、縫目が縫製される際に、布送り機構19により加工布が前後方向に送られると共に、縫製プログラムPrに基づいて揺動モータ15が駆動され、その駆動力により針棒17が左右に揺動されることで、図2に示すようなボタン穴21の穴かがり縫目20が形成される。穴かがり縫目20が縫製されると、次にメス駆動用ソレノイド18により駆動されたメスによって穴かがり縫目20の中央部が直線状に切断されてボタン穴21が形成される。
次に、操作パネル6について図5〜図7を参照して説明する。操作パネル6は、タッチパネル5と、この穴かがりミシンMの電源をON,OFFするためのパワースイッチ30と、実行キー31と、モード切換キー32などを備えている。タッチパネル5には、制御装置7から送られてきたプログラムナンバーPr.NoやパラメータPaなどの種々の情報が表示されると共に、ユーザーが種々の情報を入力して縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaを変更可能に構成されている。
後述する変更許可モードにおいては、ユーザーによってモード切換キー32が操作されると、自動縫製可能な縫製モード(図5参照)と、縫製プログラムPrを変更可能な縫製プログラム変更モード(図6参照)と、縫製プログラムPrの縫製パラメータPaを変更可能なパラメータ変更モード(図7参照)を択一的に設定するために順次切り換えられ、所望のモードがタッチパネル5に表示された状態で実行キー31が操作されると、その選択されたモードにおいて各種設定が可能な状態になる。
縫製モードは、ユーザーが縫製枚数を設定し、自動縫製可能なモードである。図5に示すように、縫製モードでは、縫製ランプ34aが点灯されると共に、設定されているプログラムナンバーPr.Noが表示される。縫製モードにおいては、ユーザーは縫製枚数を増減キー33aによって変更し、設定することができる。尚、この設定された縫製枚数はユーザーの縫製枚数に応じてカウントされて減少される。この縫製モードにおいて足踏ペダル4が操作されると、設定されている縫製プログラムPrに基づいて加工布に穴かがり縫目20及びボタン穴21が形成される。
縫製プログラム変更モードは、ユーザーが所望の縫製プログラムPrを選択可能なモードである。図6に示すように、縫製プログラム変更モードにおいては、Pr変更ランプ34bが点灯されると共に、現在設定されているプログラムナンバーPr.Noが表示される。そこで、ユーザーは増減キー33bを操作することで表示されたプログラムナンバーPr.Noを増減させて、所望のプログラムナンバーPr.Noに変更して選択することができる。
パラメータ変更モードは、ユーザーが選択した縫製プログラムPrの縫製パラメータPaを変更可能なモードである。図7に示すように、パラメータ変更モードにおいては、Pa変更ランプ34cが点灯され、設定されているプログラムナンバーPr.Noと、パラメータナンバーPa.Noと、このパラメータナンバーPa.Noに対応する縫製パラメータPaの設定値が表示される。
このパラメータ変更モードにおいては、ユーザーが増減キー33cを操作することでパラメータナンバーPa.Noを変更させて所望のパラメータナンバーPa.Noを選択すると、この選択されたパラメータナンバーPa.Noに対応する設定値がパラメータナンバーPa.Noの下側に表示される。この状態で、ユーザーは増減キー33dを操作することで、選択した縫製パラメータPaを所望の数値に変更することができる。
次に、図8のブロック図を参照して穴かがりミシンMの制御系について説明する。制御装置7は、操作パネル6や検出器51からの信号などを受信し、また、駆動部へ信号送信するなどの穴かがりミシンMの制御全般を司るものである。制御装置7には、CPU40とROM41とRAM42とEEPROM43(電気的にデータを書き込み及び消去可能なROM)とこれらを接続するバス44と、入出力するための入出力インターフェース46とを含むコンピュータ45などを備えている。
入出力インターフェース46には、ミシンモータ3を駆動するための駆動回路47と、揺動モータ14を駆動するための駆動回路48と、前後駆動用モータ26を駆動するための駆動回路49と、メス駆動用ソレノイド18を駆動するための駆動回路50と、足踏ペダル4の装着の有無を検出するための検出器51と、操作パネル6などが接続されている。
ROM41には、複数の縫製パラメータPaを有し操作パネル6により選択可能な複数の縫製プログラムPrなどが読出し可能に記録されている。RAM42には、縫製中の針数データなどの各種データが格納される。EEPROM43には、ユーザーが操作パネル6を介して変更設定した縫製プログラムPrや縫製パラメータPaが書き換え可能に格納される。従って、縫製を開始する毎に縫製プログラムPrや縫製パラメータPaの再度同じ変更を繰り返す労力及び時間を削減することができる。
次に、プログラム保護装置8について説明する。プログラム保護装置8は、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaの変更を一定の条件下では禁止して保護するためのものである。プログラム保護装置8は、操作パネル6(入力手段に相当)と、検出器51に装着するためのコネクター52を有する足踏ペダル4(着脱部材に相当)と、検出器51と、制御装置7などにより構成されている。
足踏ペダル4のコネクター52には、検出用の検出回路53が設けられている。検出器51には、出力ポート54と、検出ポート55と、検出信号を制御装置7に出力するための検出信号出力ポート56が設けられている。コネクター52が検出器51に装着されると、出力ポート54と検出ポート55はコネクター52の検出用回路53により短絡される。検出器51によって、電源投入時のみ、出力ポート54からパルスが送信され、そのパルスが検出用回路53を介して検出ポート55にフィードバックされるか否かで足踏みペダル4の装着の有無を自動で検出し、その検出結果を検出信号ポート56から検出信号として制御装置7に送信する。
このプログラム保護装置8によれば、電源投入時に足踏ペダル4が穴かがりミシンM側の検出器51に装着されていることが検出器51により検出された場合には、装着状態を示す検出信号が検出器51から制御装置7に送信され、その検出信号を受けた制御装置7によってモード切換キー32が無効化され(変更禁止モード)、ユーザーによりモード切換キー32が操作されても、縫製プログラム変更モード及びパラメータ変更モードへの切り換えられず、常に縫製モードが保持されて縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaの変更が禁止され保護される。
電源投入時に、足踏ペダル4が装着されていないことが検出器51により検出されると、非装着状態を示す検出信号が制御装置7に送信され、その検出信号を受けた制御装置7によってモード切換キー32が有効化され(変更許可モード)、ユーザーによりモード切換キー32が操作されることで、縫製プログラム変更モードとパラメータ変更モードへ夫々切り換えられ、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaの変更が許可される一方、縫製モードへの変更が禁止されて自動縫製が禁止される。
次に、以上説明したプログラム保護装置8の作用及び効果について説明する。このプログラム保護装置8によれば、足踏ペダル4が装着されている状態では、制御装置7によって変更禁止モードに設定されるので、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaの変更を禁止し、保護することができる。従って、例えば、縫製工場などにおいて、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaの作業者による変更を禁止し、設定された最適の縫製パラメータPaを管理者は保持して所望の縫製品質を確保することができる。一方、足踏ペダル4が装着されていない状態では、制御装置7によって変更許可モードに設定されるので、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaを変更することができる。
即ち、本来穴かがりミシンMに設けられている足踏ペダル4と、検出器51と、制御装置7などの簡単な構成と、制御装置7による簡単な制御によって、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaを保護することができ、また、足踏ペダル4を外すという簡単な作業によって縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaを変更可能な変更許可モードに切り換えることができる。
また、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaを変更可能な変更許可モードにおいては、縫製モードへの変更が禁止され、縫製不可能な状態になるので、変更許可モードにおいて足踏ペダル4を装着して誤って操作しても、縫製プログラムPr及び縫製パラメータPaの変更中は縫製を禁止するため、その結果、ユーザーが突然の縫製開始に驚くことや、加工布の無駄や、無駄な電力の消費などを防ぐことができる。
縫製プログラムPrや縫製条件に関わる縫製パラメータPaを勝手に変更されるという問題があったとしても、通常の縫製状態において装着されるべき部品である足踏みペダル4が電気的に分離されなければ、その縫製プログラムPrやその縫製パラメータPaを変更できないことを知らない作業者などがそのことを想定したり思いついたりすることは不可能であるので、縫製プログラムPrや縫製パラメータPaを勝手に変更されるといった問題を防止することができる。
特に、図4に示す、模様の大きさ、千鳥ピッチ、線閂止めピッチなどによって針数は算出されるものであり、これらのピッチなどの勝手な変更を防止することで、これらのピッチなどの変更に伴って変更される針数の変更を防止することができる。具体的には、所定の針数よりも針数を減らして生産効率を向上させるために、所定のピッチよりも大きくすることを防止できる。また、そのように針数を減少することに限らず、縫製条件に関わる他人の穴かがりミシンMの縫製パラメータPaを変更するといういたずら(例えば、所定のピッチよりも、大きくしたり、小さくしたりすること)を禁止することができ、不適切な縫製パラメータPaによる縫製を防止することができる。
上述の実施例を一部変更した変更例について説明する。
1)上述の実施例においては、穴かがりミシンMに本願のプログラムミシンのプログラム保護装置8を適用したが、適用するプログラムミシンは穴かがりミシンに限定されるものではなく、鳩目ミシン,刺繍ミシンなど縫製プログラムにより縫製されるプログラムミシンであれば何れのミシンに適用してもよい。
2)上述の実施例においては、足踏ペダル4が装着されているか否かを検出したが、検出対象は足踏ペダル4に限定されるものではない。例えば、押えセンサにより押えが装着されているか否かを検出したり、糸切りセンサにより糸切り刃が装着されているか否かを検出したり、刺繍ミシンにおいては原点センサにより刺繍枠が装着されているか否かを検出したり、若しくは押えセンサ,糸切りセンサ,原点センサを着脱可能に構成し、これらのセンサの装着の有無を検出することで変更許可モード又は変更禁止モードに設定するように構成してもよい。更に、その他の有無が検出可能な構成を着脱可能にしても良い。
3)上述の実施例においては、電源投入時のみ自動で足踏ペダル4を検出するように構成したが、電源投入後に所定時間間隔で足踏ペダル4を検出するように構成してもよく、また、電源投入後に手動で、例えば、操作パネルに検出キーを設け、この検出キーが操作された場合のみ検出を行うようにしてもよい。
4)上述の実施例においては、変更許可モードにおいては、縫製モードへの変更を禁止するように構成したが、縫製モードへの変更を可能とし、変更許可モードにおいても縫製を可能にしてもよい。
5)上述の実施例においては、変更禁止モードにおいては縫製プログラム変更モードとパラメータ変更モードへの切り換えが両方とも禁止されていたが、どちらか一方へは切り換えを可能に構成してもよい。
6)上述の実施例においては、複数の縫製パラメータPaからなる縫製プログラムPrを複数有するプログラムミシン(穴かがりミシン)に本発明を適用したが、1個の縫製パラメータからなる縫製プログラムを有するプログラムミシンや、縫製プログラムを1個のみ有するプログラムミシンに本発明を適用してもよい。
7)上述の実施例においては、自動縫製可能な縫製モードとしたが、複数の作業が手動で行われる縫製モードとしてもよい。
8)上述した構成においては、千鳥ピッチや線閂止めピッチなどの変更を禁止しているが、針数が可能であれば、その針数の変更を禁止してもよい。
尚、本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で前記実施の形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更の形態をも包含するものである。
本発明が適用された穴かがりミシンの概略斜視図である。 穴かがり縫目及びボタン穴を説明する図である 縫製プログラムを説明する図である。 縫製パラメータを説明する図である。 操作パネル(縫製モード)を説明する図である 操作パネル(縫製プログラム変更モード)を説明する図である。 操作パネル(パラメータ変更モード)を説明する図である。 穴かがりミシンの制御系を説明するブロック図である。
符号の説明
M 穴かがりミシン
Pa 縫製パラメータ
Pr 縫製プログラム
4 足踏ペダル
6 操作パネル
7 制御装置
8 プログラム保護装置
51 検出器

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの縫製パラメータを変更設定可能な縫製プログラムを有し前記縫製プログラムに基づいて縫製可能なプログラムミシンにおいて、
    前記縫製パラメータを変更する為の情報を入力可能な入力手段と、
    前記プログラムミシンに着脱可能に装着されて縫製に使用する着脱部材と、
    前記着脱部材の装着の有無を検出可能な検出手段と、
    前記入力手段と前記検出手段からの信号を受ける制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記着脱部材の装着が検出されない場合は、前記入力手段による前記縫製パラメータの変更を許可する変更許可モードに設定し、前記着脱部材の装着が検出された場合は、前記入力手段による前記縫製パラメータの変更を禁止する変更禁止モードに設定することを特徴とするプログラムミシンのプログラム保護装置。
  2. 前記制御手段は、変更許可モードでは縫製を禁止することを特徴とする請求項1に記載のプログラムミシンのプログラム保護装置。
  3. 前記検出手段による着脱部材の検出は少なくとも電源投入時に自動で行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラムミシンのプログラム保護装置。
  4. 前記検出手段による前記着脱部材の検出は電源投入時のみ行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラムミシンのプログラム保護装置。
  5. 前記プログラムミシンは、入力手段により選択可能な複数の前記縫製プログラムを有することを特徴とする請求項1〜4に記載のプログラムミシンのプログラム保護装置。
  6. 前記制御手段は、前記入力手段により変更された前記縫製プログラム及び前記縫製パラメータを記憶するための記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5に記載のプログラムミシンのプログラム保護装置。
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