JP2005039027A - 部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 異種の実装用ヘッドにおいて生産に必要なノズル数を最小限にする部品実装装置を提供する。
【解決手段】 大型部品用着脱部材134及び小型部品用着脱部材124を互換可能とする保持部材互換機構123bを、小型部品用実装ヘッド120及び大型部品用実装ヘッド130に備えたことより、異種の実装ヘッドにおいて、部品を保持する部品着脱部材を共通に使用することができ、部品実装に必要な部品着脱部材を最小限とすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば電子部品等の部品をノズル等により保持した後、該部品を基板や部品などの被実装体に実装する部品実装装置に関する。
従来、小型部品実装用ヘッドでは、短時間に多数の小型部品を実装することが要求されるため、小型のノズルを多数並列に並べて小型部品を数多く実装するのに適した構造となっているものが多い。一方、大型部品実装用ヘッドでは、IC等の大型の部品を実装する必要があることから、大型のノズルを広い間隔で並べて大型の部品を高い実装位置精度で実装するのに適した構造となっているものが多い。又、大型部品実装用ヘッドでは、ノズルで吸着可能な面を有しない異形部品の実装要求があるため、ノズルだけでなく、複数のアームで部品を挟持するチャックを搭載する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。
上述のように、従来の部品実装装置では、小型部品実装用ヘッドと大型部品実装用ヘッドとの間では、ノズルを保持する構造に違いがあり、両者間でノズルの互換性がないものが多かった。
尚、上記小型部品とは、概ね6mm角以下の角チップ型部品であり、吸着可能な平面を有する部品をいう。又、上記大型部品とは、概ね6mm角を超える多様な部品であり、吸着できない部品も含む概念である。
特開平10−135697号公報
しかし、生産する基板によっては、小型の部品と大型の部品との実装点数の割合が必ずしもそれぞれのヘッドに搭載できる大型部品用のノズルと小型部品用のノズルとの本数割合に一致しないため、小型部品実装用ヘッドにも大型部品用のノズルを搭載したり、大型部品実装用ヘッドにも小型部品用ノズルを搭載した方が実装作業の効率が良くなる場合が多々見られる。そのためには小型部品用又は大型部品用のノズルにおいて、小型部品実装用ヘッド及び大型部品実装用ヘッドの両方に搭載できるものが必要となり、多くのノズルを用意する必要があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、異種の実装用ヘッドにおいて生産に必要なノズル数を最小限にする部品実装装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は以下のように構成する。
即ち、本発明の第1態様の部品実装装置は、小型部品を保持する小型部品用着脱部材が着脱可能な小型用取付部材を有し上記小型部品用着脱部材にて上記小型部品を保持して基板に実装する小型部品用実装ヘッドと、上記小型部品に比して大型の大型部品を保持する大型部品用着脱部材が着脱可能な大型用取付部材を有し上記大型部品用着脱部材にて上記大型部品を保持して上記基板に実装する大型部品用実装ヘッドとを有する部品実装装置において、
上記小型部品用実装ヘッド及び上記大型部品用実装ヘッドは、上記小型用取付部材及び上記大型用取付部材のそれぞれに、上記大型部品用着脱部材及び上記小型部品用着脱部材を互換して搭載するための保持部材互換機構を備えたことを特徴とする。
又、上記小型用取付部材に備わる上記保持部材互換機構は、上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材において同一形状及び同一寸法にて設けた係合部材と係合し上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材を固定する第1被係合部を有し、
上記大型用取付部材に備わる上記保持部材互換機構は、上記大型用取付部材に着脱自在に取り付けられ、かつ上記係合部材と係合し上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材を固定する第2被係合部を有するアダプタ部材を有するように構成することもできる。
又、上記係合部材は、上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材の軸方向に直交する直交方向へ突出した一対のピンであり、上記第1被係合部及び上記第2被係合部は、上記ピンと嵌合し、上記小型用取付部材及び上記アダプタ部材にて同一形状及び同一寸法にてなる長穴であるように構成することもできる。
又、上記大型用取付部材は、上記アダプタ部材を着脱自在に保持するホルダ部を有し、上記大型用取付部材に備わる上記保持部材互換機構は、上記アダプタ部材を上記ホルダ部に着脱するアダプタ着脱機構であるように構成することもできる。
又、上記小型部品用着脱部材は、上記小型部品に接触する小型部品用保持部材と、上記係合部材を有し該係合部材にて上記小型用取付部材に取り付けられる部材であり上記小型部品用保持部材を着脱自在に装填し固定する第1着脱部を有する小型装填用部材とを有し、
上記大型部品用着脱部材は、上記大型部品に接触する大型部品用保持部材と、上記係合部材を有し、かつ上記大型用取付部材に着脱自在な上記アダプタ部材に上記係合部材にて取り付けられる部材であり上記大型部品用保持部材を着脱自在に装填し固定する第2着脱部を有する大型装填用部材とを有するように構成することもできる。
又、上記第1着脱部及び上記第2着脱部のそれぞれは、上記小型装填用部材及び上記大型装填用部材に形成され上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材と係合する係合部と、上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材に形成された嵌合溝に対応して上記係合部に設けられ上記嵌合溝に係合する保持用部材とを有するように構成することもできる。
又、上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材、並びに上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用着脱部材が取り付いた状態における上記アダプタ部材の少なくとも一種に対応してこれら部材と同一形態にてなる、交換用小型部品用保持部材及び交換用大型部品用保持部材、並びに上記交換用小型部品用保持部材及び上記交換用大型部品用着脱部材が取り付いた状態における交換用アダプタ部材の少なくとも一種を備え、かつ、上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材については上記第1着脱部及び上記第2着脱部にて、上記アダプタ部材については上記大型用取付部材に備わるホルダ部に上記アダプタ部材を着脱自在に保持するアダプタ着脱機構にて、上記小型部品用実装ヘッド及び上記大型部品用実装ヘッドに取り付けられている上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材と、上記交換用小型部品用保持部材及び上記交換用大型部品用保持部材とを自動的に交換する保持部材交換装置をさらに備えるように構成することもできる。
又、上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材、並びに上記アダプタ部材のそれぞれは、上記直交方向に突設するつば部を有し、
上記保持部材交換装置は、上記つば部に係合し上記小型部品用保持部材若しくは上記交換用小型部品用保持部材、及び上記大型部品用保持部材若しくは上記交換用大型部品用保持部材、並びに上記アダプタ部材若しくは上記交換用アダプタ部材を保持し部材着脱を行う着脱位置と、上記つば部に非係合であり上記小型部品用保持部材若しくは上記交換用小型部品用保持部材、及び上記大型部品用保持部材若しくは上記交換用大型部品用保持部材、並びに上記アダプタ部材若しくは上記交換用アダプタ部材を非保持とする解除位置とを選択的に移動する移動部材を有するように構成することもできる。
又、上記移動部材は、複数のサイズにてなる上記つば部に対応した複数種類の開口を有するように構成することもできる。
上記第1態様の部品実装装置によれば、大型部品用着脱部材及び小型部品用着脱部材を互換可能とする保持部材互換機構を、小型部品用実装ヘッド及び大型部品用実装ヘッドに備えたことで、異種の実装ヘッドにおいて、部品を保持する部品着脱部材を共通に使用することができ、部品実装に必要な部品着脱部材を最小限とすることができる。
又、上記保持部材互換機構に、係合部材、並びに第1被係合部及び第2被係合部を有し、上記係合部材をピンとし、上記第1被係合部及び第2被係合部を上記ピンに係合する長穴とすることで、小型部品用実装ヘッド及び大型部品用実装ヘッドに対する大型部品用着脱部材及び小型部品用着脱部材の脱着をワンタッチで行うことができ、交換時間を短縮することができる。
又、上記大型部品用実装ヘッドに備わる大型用取付部材は、ホルダ部、及び該ホルダ部に着脱可能であり上記大型部品用着脱部材が着脱自在なアダプタ部材を有するとき、上記保持部材互換機構は、上記アダプタ部材を上記ホルダ部に着脱するアダプタ着脱機構とすることができる。該構成によれば、アダプタ部材ごと交換が可能となり、上述の場合と同様に、異種の実装ヘッドにおいて、部品を保持する部品着脱部材を共通に使用することができ、部品実装に必要な部品着脱部材を最小限とすることができる。
又、上記大型部品用着脱部材及び小型部品用着脱部材について、それぞれ、部品に接触する部品用保持部材と、該部品用保持部材を着脱自在に装填する装填用部材とに分割することで、上記大型部品用実装ヘッド及び小型部品用実装ヘッドに装填用部材を取り付けた状態にて、部品用保持部材のみを交換することができる。よって、上述のように、異種の実装ヘッドにおいて、上記部品用保持部材を共通に使用することができ、部品実装に必要な部品用保持部材を最小限とすることができる。
又、上記装填用部材に対する上記部品用保持部材の着脱は、係合部及び保持用部材を有する第1着脱部及び第2着脱部を用いて行うことで、上記部品用保持部材の交換時間を短縮することができる。
又、保持部材交換装置を備えることで、部品用保持部材の交換を自動で行うことができるので、生産性を向上することができ、生産する機種の切替時間を短縮することができる。
又、上記保持部材交換装置に備わる移動部材は、複数のサイズにてなるつば部に対応した複数種類の開口を有することで、より多くの種類の部品用保持部材を自動的に交換することができるので、多様な機種の生産を行うことができる。
本発明の実施形態である部品実装装置について図を参照しながら以下に詳しく説明する。尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付している。
図1に示す上記部品実装装置100は、特徴的な構成部分として、小型部品を保持して基板111に実装する小型部品用実装ヘッド120と、大型部品を保持して基板111に実装する大型部品用実装ヘッド130とを備え、さらに大型部品用実装ヘッド130に備わる大型部品用着脱部材134を予備の着脱部材と交換する保持部材交換装置140を備える。
本実施形態において、上記小型部品とは、概ね6mm角以下の角チップ型部品であり、吸着可能な平面を有する部品をいう。又、上記大型部品とは、概ね6mm角を超える多様な部品であり、該大型部品は、吸着にて保持できない部品をも含む概念である。
尚、部品実装装置100には、実装装置の基本的構成部分として、基板111へ実装される部品の供給を行う部品供給装置150と、基板111の搬送を行うとともに、搬入された基板111を部品実装のために位置決めする基板搬送位置決め装置160と、上記小型部品用実装ヘッド120及び大型部品用実装ヘッド130にて保持された部品を撮像する部品認識装置170と、上記小型部品用実装ヘッド120をX軸、Y軸方向に移動させる小型用ヘッド移動装置180と、上記大型部品用実装ヘッド130をX軸、Y軸方向に移動させる大型用ヘッド移動装置190と、上述した各構成部分の動作制御を行う制御装置200とを備える。
小型用ヘッド移動装置180は、図示するように、Y軸方向に延在しボールネジ機構を有するY−駆動部181と、該Y−駆動部181に設置されるとともに上記小型部品用実装ヘッド120を取り付けX軸方向に移動させるX−駆動部182とを有する。よって、小型部品用実装ヘッド120は、Y−駆動部181及びX−駆動部182にて、X軸、Y軸方向に移動可能である。又、大型用ヘッド移動装置190は、図示するように、上記Y−駆動部181に平行に配置されてY軸方向に延在しボールネジ機構を有するY−駆動部191と、該Y−駆動部191に設置されるとともに上記大型部品用実装ヘッド130を取り付けX軸方向に移動させるX−駆動部192とを有する。よって、大型部品用実装ヘッド130は、Y−駆動部191及びX−駆動部192にて、X軸、Y軸方向に移動可能である。
上記小型部品用実装ヘッド120は、図2に示すように、昇降機構121を有し、該昇降機構121にはノズルユニット122が結合されている。ノズルユニット122の下部には、複数の小型用取付部材123が昇降可能に保持されている。尚、ノズルユニット122には少なくとも一つの小型用取付部材123が設けられていれば良い。図3に示すように、小型用取付部材123は、小型部品112を保持する小型部品用着脱部材124を下端部分123aにて着脱自在に保持する部材である。尚、本実施形態では、小型部品用着脱部材124は、吸着により小型部品112を保持するノズル形態であるが、機械的に部品を保持する構造を有してもよい。又、小型部品用着脱部材124がノズル形態であることから、ノズルユニット122には吸引装置1221が接続されている。
小型用取付部材123の下端部分123aには、小型部品用着脱部材124において部品保持側とは反対側の装填部124cが挿入可能な凹状の、図4Aに示す被装填部1231が形成されている。尚、小型用取付部材123を裏面図を図4Bに示す。図4Bに示すI−I部における断面図が図4Aに相当し、II−II部における断面図を図4Cに示す。
さらに、小型部品用着脱部材124及び後述の大型部品用着脱部材のそれぞれを着脱可能に装填するため、小型用取付部材123は、下端部分123aに保持部材互換機構123bを有している。該保持部材互換機構123bに関して、小型部品用着脱部材124には、係合部材の機能を果たす一例として、小型部品用着脱部材124の軸方向124aに直交する直交方向124bに沿って突出する一対のピン1241が形成されている。上記保持部材互換機構123bとして、小型用取付部材123の下端部分123aにおける上記被装填部1231には、第1被係合部の機能を果たす一例として、上記ピン1241が嵌合可能な長穴1232が形成されている。小型用取付部材123に小型部品用着脱部材124が挿入されるとき、ピン1241は、図4Bに示す溝部1235を通過してピン回転部1234に達する。又、保持部材互換機構123bの構成部材として、小型用取付部材123に取り付けられ、小型用取付部材123に装填された小型部品用着脱部材124を押圧しピン1241を長穴1232に嵌合させて小型部品用着脱部材124のガタつきを防止するスプリング1233が設けられている。尚、長穴1232の長さは、ピン1241の直径寸法を超える長さにてなる。即ち、部品吸着時及び部品実装時、スプリング1233の付勢力に反して小型部品用着脱部材124は、軸方向124aに沿って若干上昇するが、該上昇時においてもピン1241が長穴1232から外れないような長さにて、長穴1232は形成されている。又、後述する、大型部品用着脱部材134に対する長穴1353についても同様である。又、長穴1232及び長穴1353は、同一の形状及び寸法にてなる。
上述した小型用取付部材123への小型部品用着脱部材124の着脱操作について以下に説明する。
上述のように小型用取付部材123の下端部分123aに被装填部1231を設け該被装填部1231には保持部材互換機構123bを設けたことにより、スプリング1233の付勢力に逆らいながら小型部品用着脱部材124の装填部124cを被装填部1231に挿入し、ピン1241がピン回転部1234に達したところで小型部品用着脱部材124を90度回転させることでピン1241を長穴1232に嵌合させ、小型部品用着脱部材124を小型用取付部材123に装填することができる。一方、該装填動作と逆の手順にて操作することで、小型用取付部材123から小型部品用着脱部材124を取り外すことができる。又、ピン1241と同じサイズ及び形状を有するピンを備えることで、大型部品用着脱部材134を小型用取付部材123に着脱自在に装填することができる。
このように、実装対象部品に応じて、小型用取付部材123に対して容易に小型部品用着脱部材124及び大型部品用着脱部材134の交換を行うことができる。
上記大型部品用実装ヘッド130は、図5に示すように、昇降機構131を有し、該昇降機構131にはノズルユニット132が結合されている。ノズルユニット132の下部には、複数の大型用取付部材133が昇降可能に保持されている。尚、ノズルユニット132には少なくとも一つの大型用取付部材133が設けられていれば良い。図6及び図7に示すように、大型用取付部材133は、大型部品113を保持する大型部品用着脱部材134を着脱自在に保持する部材であり、ノズルユニット132に直接接続されているシャフト部1331と、該シャフト部1331の下端に取り付けられるホルダ部1332と、該ホルダ部1332の外壁部分に取り付けられ、後述するアダプタ部材1351を当該ホルダ部1332に着脱自在とするアダプタ着脱機構1333とを有する。
上記ホルダ部1332は、大型部品用着脱部材134及び小型部品用着脱部材124をそれぞれ当該ホルダ部1332に装填可能とする保持部材互換機構135を有し、該保持部材互換機構135は、アダプタ部材1351を有する。
又、ホルダ部1332は、アダプタ部材1351を嵌合可能とする凹部1332aを有し、該凹部1332aを形成する壁部1332bの複数箇所には、上記アダプタ着脱機構1333の構成部分であるボール1333aがホルダ部1332の内外方向134bに移動可能にして取り付けられている。勿論、ボール1333aが凹部1332a側へ落下しないような構造を壁部1332bは有する。尚、符号1332cにて示す部材は、ホルダ部1332の凹部1332aに装填されたアダプタ部材1351とシャフト部1331との間で、部品吸着用の負圧を維持するためのシール部材である。
上記保持部材互換機構135に関して、大型部品用着脱部材134には、係合部材の機能を果たす一例として、大型部品用着脱部材134の軸方向134aに直交する上記内外方向134bに沿って突出する一対のピン1341が形成されている。ピン1341のサイズ及び形状は、小型部品用着脱部材124に備わるピン1241のサイズ及び形状と同一である。
図7に示すように、アダプタ部材1351には、大型部品用着脱部材134において部品保持側とは反対側の装填部134cが挿入可能な凹状の被装填部1352が形成され、該被装填部1352には、第2被係合部の機能を果たす一例として、大型部品用着脱部材134のピン1341が嵌合可能な長穴1353が形成されている。又、保持部材互換機構135の構成部材として、アダプタ部材1351に取り付けられ、アダプタ部材1351に装填された大型部品用着脱部材134を押圧しピン1341を長穴1353に嵌合させて大型部品用着脱部材134のガタつきを防止するスプリング1354が設けられている。
又、アダプタ部材135の外面には、上記ボール1333aと係合する溝部1355が形成されている。
上記アダプタ着脱機構1333は、上記ボール1333aと、着脱用部材1333bと、該着脱用部材1333bを軸方向134aに押下するように付勢するスプリング1333cとを有する。ボール1333aは、アダプタ部材1351の溝部1355に係合可能な部材であり、上述のように内外方向134bにボール1333aが移動することで、アダプタ部材1351をホルダ部1332に着脱可能とする。上記着脱用部材1333bは、ホルダ部1332の壁部1332bの外側に摺動可能に嵌合される筒状の部材であり、スプリング1333cにて付勢されながら大型部品用着脱部材134の軸方向134aに沿って移動可能であり、かつ該移動により上記ボール1333aを上記内外方向134bへ移動可能とする。即ち、着脱用部材1333bは、大内径部1333dと、該大内径部1333dよりも小さい内径にてなる小内径部1333eとを有し、ボール1333aに対して着脱用部材1333bの大内径部1333dが位置するときには、ボール1333aは、ホルダ部1332の外側へ移動可能であり溝部1355と非係合となることができ、ホルダ部1332からアダプタ部材1351を取り外すことが可能となる。一方、ボール1333aに対して着脱用部材1333bの小内径部1333eが位置するときには、ボール1333aは、ホルダ部1332の内側へ強制的に移動されアダプタ部材1351の溝部1355に係合する。よって、アダプタ部材1351は、ホルダ部1332に保持される。
尚、本実施形態では、大型部品用着脱部材134は、吸着により大型部品113を保持するノズル形態であるが、機械的に部品を保持する構造を有してもよい。又、大型部品用着脱部材134がノズル形態であることから、ノズルユニット132には吸引装置1321が接続されている。
上述のように構成される大型用取付部材133への大型部品用着脱部材134及び小型部品用着脱部材124の着脱操作について以下に説明する。
上述のように大型用取付部材133に保持部材互換機構135を設け、該保持部材互換機構135にはアダプタ部材1351を設けた。よって、図7に示すように、アダプタ部材1351の被装着部1352へ大型部品用着脱部材134の装填部134cをスプリング1354の付勢力に逆らいながら挿入する。そして、大型部品用着脱部材134のピン1341がピン回転部1356に達したところで大型部品用着脱部材134を90度回転させることでピン1341を長穴1353に嵌合させ、大型部品用着脱部材134を大型用取付部材133に装填することができる。一方、該装填動作と逆の手順にて操作することで、大型用取付部材133から大型部品用着脱部材134を取り外すことができる。又、小型部品用着脱部材124も上記ピン1341と同じサイズ及び形状を有するピン1241を有することから、小型部品用着脱部材124をアダプタ部材1351に着脱自在に装填することができる。
このように、実装対象部品に応じて、大型用取付部材133に対して容易に大型部品用着脱部材134及び小型部品用着脱部材124の交換を行うことができる。
又、上述のように、ホルダ部1332に設けられるアダプタ着脱機構1333によりアダプタ部材1351がホルダ部1332に対して着脱自在であることから、大型部品用着脱部材134又は小型部品用着脱部材124を装填した状態のアダプタ部材1351ごと、ホルダ部1332に対して交換することもできる。この場合、アダプタ着脱機構1333を上記保持部材互換機構135と見なすこともできる。
即ち、スプリング1333cの付勢力に逆らって上記着脱用部材1333bを軸方向134aに沿って引き上げ、ボール1333aの位置に着脱用部材1333bの大内径部1333dを位置させる。これにより、ボール1333aは、内外方向134bに沿ってホルダ部1332の外側へ可動となり、アダプタ部材1351の溝部1355との係合が解除される。よって、アダプタ部材1351は、大型部品用着脱部材134又は小型部品用着脱部材124を装填した状態のまま、ホルダ部1332から取り外し可能となる。一方、大型部品用着脱部材134又は小型部品用着脱部材124を装填した状態のアダプタ部材1351をホルダ部1332に装填するときには、溝部1355がボール1333aに係合する位置まで、つまりアダプタ部材1351のつば部1357がホルダ部1332の下端に当接するまでアダプタ部材1351をホルダ部1332の凹部1332aに挿入する。そして着脱用部材1333bを降ろし、着脱用部材1333bの小内径部1333eをボール1333aに接触させる。これにより、ボール1333aと溝部1355とが係合し、アダプタ部材1351はホルダ部1332に保持される。
次に、上記保持部材交換装置140について説明する。尚、保持部材交換装置140における動作は、制御装置200にて制御される。
図8は、上述した大型用取付部材133のホルダ部1332に対して、大型部品用着脱部材134又は小型部品用着脱部材124を装填した状態のアダプタ部材1351を、アダプタ着脱機構1333を使用して交換することができる保持部材交換装置140の一構成例を示している。尚、下記の説明において、大型部品用着脱部材134又は小型部品用着脱部材124を装填した状態のアダプタ部材を、着脱部材付アダプタ部材1351と記す。
上記保持部材交換装置140は、着脱部材付アダプタ部材1351を載置するアダプタ部材載置台141と、該アダプタ部材載置台141に設けられた交換用機構142とを有する。該交換用機構142には、アダプタ部材載置台141に設置され駆動源としてのシリンダ1421と、アダプタ部材載置台141に可動に取り付けられシリンダ1421の出力軸が進退方向1424に移動することで回動されるレバー1422と、該レバー1422に係合しレバー1422の回動により上記進退方向1424に直交する開閉方向1425に移動し着脱部材付アダプタ部材1351の着脱を可能とする移動部材1423とが備わる。
上述のように構成される保持部材交換装置140による、ホルダ部1332に対する着脱部材付アダプタ部材1351の交換動作について、図9を参照して以下に説明する。尚、図9において、着脱部材付アダプタ部材1351を中心として左側には、移動部材1423と着脱部材付アダプタ部材1351のアダプタ着脱機構1333の着脱用部材1333bとが接触し移動部材1423にて着脱用部材1333bが押し上げられた状態を図示し、右側には、移動部材1423と着脱用部材1333bとが非接触の状態で着脱用部材1333bはスプリング1333cの付勢力にて押し下げられた状態を図示している。よって、図9では、着脱用部材1333bが2分割構成にてなり左右で異なる動作をすることを示しているのではなく、あくまで着脱用部材1333bは一体物であり、上記押し上げられた状態、又は上記押し下げられた状態のいずれかに位置する。
基板111に実装する部品の種類が多く、大型部品用実装ヘッド130に搭載し得る大型部品用着脱部材134の本数以上に大型部品用着脱部材134の種類を必要とする場合には、着脱部材付アダプタ部材1351の交換が必要となる。
このとき大型部品用実装ヘッド130は、大型用ヘッド移動装置190にて保持部材交換装置140上の規定位置まで移動し、昇降機構131によりノズルユニット132を下降し、着脱部材付アダプタ部材1351のつば部1357を保持部材交換装置140のアダプタ部材載置台141に接触させる。このとき、保持部材交換装置140の移動部材1423は、図9の上記右側に示すように、解除位置1423aに位置し、大型用取付部材133のホルダ部1332におけるアダプタ着脱機構1333の着脱用部材1333bは、スプリング1333cの付勢力にて押し下げられて係合位置1333fに位置する。次に、保持部材交換装置140のシリンダ1421を作動させレバー1422を介して、図9の上記左側に示すように、移動部材1423を解除位置1423aから着脱位置1423bへ移動させる。該移動により、移動部材1423は、着脱用部材1333bに接触しさらに着脱用部材1333bを係合位置1333fから非係合位置1333gへ押し上げる。着脱用部材1333bが非係合位置1333gに位置することで、図示するように、ボール1333aは、ホルダ部1332の外側へ移動可能となり、着脱部材付アダプタ部材1351との係合が解除される。よって、ノズルユニット132を上昇させることで、着脱部材付アダプタ部材1351をアダプタ部材載置台141に載置した状態で、ホルダ部1332から着脱部材付アダプタ部材1351を抜き去ることができる。
この後、アダプタ部材載置台141に予め用意されている、所望の大型部品用着脱部材134が取り付けられている交換用アダプタ部材1351−1の上方へ大型部品用実装ヘッド130を移動させ、ノズルユニット132を下降させる。このとき、保持部材交換装置140の移動部材1423は、着脱位置1423bに位置しているので、上記下降の際、大型用取付部材133のホルダ部1332の着脱用部材1333bは、係合位置1333fから非係合位置1333gへ押し上げられる。よって、ボール1333aは、フリーの状態となるので、ホルダ部1332の凹部1332a内へ交換用アダプタ部材1351−1は収納される。次に、保持部材交換装置140のシリンダ1421を作動させ、移動部材1423を着脱位置1423bから解除位置1423aへ移動させる。該移動により、着脱用部材1333bと移動部材1423との接触が解除されることから、着脱用部材1333bは、スプリング1333cの付勢力により、非係合位置1333gから係合位置1333fへ押し下げられる。よって、ボール1333aが交換用アダプタ部材1351−1の溝部1355に係合し、交換用アダプタ部材1351−1は、ホルダ部1332に保持される。これにて、着脱部材付アダプタ部材1351の交換が完了する。
このようにして大型部品用着脱部材134を交換しながら実装作業を継続することで、多くの種類の部品を実装することが可能となり、生産性を向上することができる。
又、上述したように大型部品用着脱部材134及び小型部品用着脱部材124の保持形態は同一であることから、小型部品用実装ヘッド120において、上述したように小型部品用着脱部材124の自動交換はできないものの、小型部品用実装ヘッド120に大型部品用着脱部材134を取り付けることも可能であり、準備する部品用着脱部材の種類と本数を最小限にとどめながら多様な部品に対応することができる。
以上説明したように構成される部品実装装置100における動作について以下に説明する。尚、上記動作は、制御装置200の制御により実行される。
前工程より搬送されてきた基板111は、基板搬送位置決め装置160により部品実装位置へ位置決めされる。一方、小型部品用実装ヘッド120及び大型部品用実装ヘッド130は、それぞれ小型用ヘッド移動装置180及び大型用ヘッド移動装置190にてX,Y方向に移動される。該移動により、小型部品用実装ヘッド120に備わる小型部品用着脱部材124、及び大型部品用実装ヘッド130に備わる大型部品用着脱部材134にて、部品供給装置150から小型部品112及び大型部品113が保持される。さらに部品保持後、小型部品用実装ヘッド120及び大型部品用実装ヘッド130は、部品認識装置170の上方へ移動され、小型部品用着脱部材124に保持されている小型部品112の保持姿勢、及び大型部品用着脱部材134に保持されている大型部品113の保持姿勢がそれぞれ撮像される。該撮像動作により、制御装置200にて、それぞれの保持姿勢に基づいて、基板111における部品実装位置に対する小型部品用実装ヘッド120及び大型部品用実装ヘッド130の移動の補正がなされる。そして、該補正を考慮して小型部品用実装ヘッド120及び大型部品用実装ヘッド130にて基板111に小型部品112及び大型部品113が実装される。基板111に所定の全ての部品が実装されるまで、以上の動作を繰り返す。全ての部品が実装後、基板111は次工程へ搬送される。
尚、小型部品用実装ヘッド120及び大型部品用実装ヘッド130は、両者が干渉しないように並行して動作してもよいし、いずれか一方のみを動作させてもよい。
次に、上述した小型部品用着脱部材124及び大型部品用着脱部材134の変形例について説明する。尚、小型用取付部材123及び大型用取付部材133は、上述の構成に同じ又はほぼ同じであり、さらに部品実装装置100については同一構成であることから、同一構成部分については同じ符号を付し、ここでの説明は省略する。
まず、小型部品用着脱部材124の一変形例である小型部品用着脱部材210について、図10を参照して説明する。小型部品用着脱部材210は、上述の小型用取付部材123に着脱自在に装填される。
小型部品用着脱部材210は、上述の小型部品用着脱部材124を2分割した構造にてなる。即ち、小型部品用着脱部材210は、小型部品用着脱部材124においてピン1241を含む装填部124cに対応しかつ小型装填用部材の機能を実行する一例に相当する装填部211と、小型部品112を吸着しかつ小型部品用保持部材の機能を実行する一例に相当する吸着部212とを有する。上記装填部211には、小型部品用着脱部材124の場合と同様に、小型用取付部材123の長穴1232に係合することで当該小型部品用着脱部材210を小型用取付部材123に保持させるピン1241が設けられている。又、装填部211の下端部には、上記吸着部212を着脱自在に保持するための係合部が形成されている。本実施形態では、該係合部の一例としての凹部211aが形成されている。さらに装填部211には凹部211aに対応する位置に、吸着部212を保持するための保持用部材211bが設けられている。本実施形態では保持用部材211bは、装填部211に形成した溝に装着された弾性部材であり、上記溝の一部は、凹部211aまで貫通している。尚、上記凹部211a及び保持用部材211bは、第1着脱機構の機能を果たす一例に相当する。
吸着部212の上部には、装填部211の上記係合部に係合する被係合部が形成されており、本実施形態では上記凹部211aに嵌合する凸部212aが相当する。該凸部212aには、装填部211に設けた保持用部材211bが嵌合するための嵌合溝212bが形成されている。よって、凹部211aに凸部212aが挿入され、保持用部材211bが嵌合溝212bに嵌合することで、装填部211と吸着部212とは接合される。尚、保持用部材211bは、弾性部材にてなることから装填部211と吸着部212との着脱は容易に行うことが可能である。さらに、吸着部212には、つば部212cが形成されている。
又、本実施形態では、装填部211における係合部、及び吸着部212における被係合部を、凹部211a及び凸部212aとしたが、これらの構成に限定されるものではなく、当業者が容易想到な公知の構成を採ることが可能である。
上述のように構成される小型部品用着脱部材210によれば、上述した小型部品用着脱部材124の場合と同様に、小型部品用着脱部材210の装填部211にはピン1241が、小型用取付部材123には長穴1232が設けられているので、小型用取付部材123に対して小型部品用着脱部材210は着脱自在である。さらに、小型部品用着脱部材210の装填部211に対して吸着部212を着脱自在に構成したことから、小型用取付部材123には装填部211を装填した状態において、装填部211に対して吸着部212のみを着脱することが可能である。よって、小型部品用着脱部材124の場合には、保持部材交換装置を使用して自動的に保持部材を交換することはできないが、小型部品用着脱部材210の場合には、上記保持部材交換装置140と置き換え可能である、後述する第2保持部材交換装置230を使用して自動的に保持部材を交換することが可能である。
次に、大型部品用着脱部材134の一変形例である大型部品用着脱部材220について、図11を参照して説明する。大型部品用着脱部材220は、上述の大型用取付部材133に着脱自在に装填される。又、大型用取付部材133のホルダ部1332には、上記アダプタ着脱機構1333が備わる。
大型部品用着脱部材220についても上述した小型部品用着脱部材210の場合と同様に、上述の大型部品用着脱部材134を2分割した構造にてなる。即ち、大型部品用着脱部材220は、大型部品用着脱部材134においてピン1341を含む装填部134cに対応しかつ大型装填用部材の機能を実行する一例に相当する装填部221と、大型部品113を吸着しかつ大型部品用保持部材の機能を実行する一例に相当する吸着部222とを有する。上記装填部221には、大型部品用着脱部材134の場合と同様に、大型用取付部材133のアダプタ部材1351の長穴1353に係合することで当該大型部品用着脱部材220を大型用取付部材133に保持させるピン1341が設けられている。又、装填部221の下端部には、上記吸着部222を着脱自在に保持するための係合部が形成されている。本実施形態では、該係合部の一例としての凹部221aが形成されている。さらに装填部221には凹部221aに対応する位置に、吸着部222を保持するための保持用部材221bが設けられている。本実施形態では保持用部材221bは、装填部221に形成した溝に装着された弾性部材であり、上記溝の一部は、凹部221aまで貫通している。尚、上記凹部221a及び保持用部材221bは、第2着脱機構の機能を果たす一例に相当する。又、大型部品用着脱部材220には、方向性を有するものがあるため、方向性を有する大型部品用着脱部材220を取り付けるときのために、図11に示すように、ホルダ部1332を貫通しアダプタ部材1351に挿入されたピン1358が設けられる場合がある。
吸着部222の上部には、装填部221の上記係合部に係合する被係合部が形成されており、本実施形態では上記凹部221aに嵌合する凸部222aが相当する。該凸部222aには、装填部221に設けた保持用部材221bが嵌合するための嵌合溝222bが形成されている。よって、凹部221aに凸部222aが挿入され、保持用部材221bが嵌合溝222bに嵌合することで、装填部221と吸着部222とは接合される。尚、保持用部材221bは、弾性部材にてなることから装填部221と吸着部222との着脱は容易に行うことが可能である。さらに、吸着部222には、つば部222bc形成されている。
又、本実施形態では、装填部221における係合部、及び吸着部222における被係合部を、凹部221a及び凸部222aとしたが、これらの構成に限定されるものではなく、当業者が容易想到な公知の構成を採ることが可能である。
上述のように構成される大型部品用着脱部材220によれば、上述した大型部品用着脱部材134の場合と同様に、大型部品用着脱部材220の装填部221にはピン1341が、大型用取付部材133のアダプタ部材1351には長穴1353が設けられているので、アダプタ部材1351に対して大型部品用着脱部材220は着脱自在である。さらに、大型部品用着脱部材220の装填部221に対して吸着部222を着脱自在に構成したことから、大型用取付部材133のアダプタ部材1351には装填部221を装填した状態において、装填部221に対して吸着部222のみを着脱することが可能である。よって、大型部品用着脱部材134の場合には、アダプタ部材1351ごと交換する方法を採ったが、当該大型部品用着脱部材220の場合には、後述する第2保持部材交換装置230を使用して自動的に保持部材を交換することが可能であり、又、上記保持部材交換装置140と置き換え可能である、以下に説明する第3保持部材交換装置240を使用してアダプタ部材1351ごと自動的に交換することも可能である。
次に、上述の小型部品用着脱部材210及び大型部品用着脱部材220における吸着部212、222の交換を行う保持部材交換装置230について、図12〜図13を参照して説明する。
図12には、小型部品用着脱部材210を交換するための第2保持部材交換装置230を示している。第2保持部材交換装置230は、小型部品用着脱部材210の吸着部212、及び交換用の吸着部212−1を載置する吸着部載置台231と、交換用機構232とを有する。該交換用機構232には、吸着部載置台231を設けた架台部に設けられる駆動源としてのシリンダ2321と、シリンダ2321の出力軸が進退方向2321aに移動することで揺動するレバー2322と、吸着部載置台231に摺動可能に取り付けられる部材であり、レバー2322に連結されレバー2322の揺動により開閉方向2329に沿って着脱位置2324と解除位置2325との間で移動し吸着部212等の着脱を可能とする移動部材2323とが備わる。又、吸着部載置台231には、大型部品用着脱部材220の吸着部222、及び交換用の吸着部222−1を載置することもできる。
上述したように小型部品用着脱部材210の吸着部212、及び大型部品用着脱部材220の吸着部222には、つば部212c、222cが形成されている。又、図13に示すように、移動部材2323には、つば部212c、222cを超える大きさにてなり、列状に一定間隔にて形成された開口2323aが形成され、隣接する開口2323aと開口2323aとの間には、つば部212c、222cの大きさ未満のサイズにてなる押え部2323bが形成される。尚、以下の説明では小型部品用着脱部材210の吸着部212の場合を例に採り説明するが、大型部品用着脱部材220の吸着部222についても同様である。
シリンダ2321の動作による開閉方向2329への移動部材2323の移動により、移動部材2323が着脱位置2324に配置されるときには、吸着部載置台231に載置されている吸着部212のつば部212cと、移動部材2323の押え部2323bとが重なり、吸着部載置台231から吸着部212を取り出そうとしてもつば部212cと押え部2323bとが干渉し、吸着部212の取り出しはできない。一方、移動部材2323が解除位置2325に配置されるときには、吸着部212のつば部212cに対して移動部材2323の開口2323aが重なり、吸着部載置台231から吸着部212は取り出し可能となる。
このように構成される第2保持部材交換装置230を使用した吸着部の交換動作について説明する。尚、ここでも小型部品用着脱部材210の吸着部212の場合を例に採り説明するが、大型部品用着脱部材220の吸着部222についても同様である。
交換のときには、第2保持部材交換装置230の移動部材2323は、解除位置2325に配置した後、小型部品用実装ヘッド120は、小型用ヘッド移動装置180にて第2保持部材交換装置230上の予め指定された位置まで移動される。次に、小型用取付部材123に装填されている小型部品用着脱部材210の吸着部212のつば部212cが移動部材2323の開口2323aを通り第2保持部材交換装置230の吸着部載置台231に接触するまで、昇降機構121によりノズルユニット122を下降する。
この状態にて、第2保持部材交換装置230のシリンダ2321を作動させてレバー2322を介して移動部材2323を解除位置2325から着脱位置2324へ移動させる。該移動により、移動部材2323の押え部2323bは、つば部212cと干渉するように配置される。よって、この状態でノズルユニット122を上昇させると、吸着部212は、移動部材2323の押え部2323bに干渉し上昇を阻止される。よって、小型用取付部材123に装填されている小型部品用着脱部材210の装填部211は、該装填部211に設けられている弾性部材にてなる保持用部材211bを撓ませながら上昇する。そして保持用部材211bと吸着部212の嵌合溝212bとの係合が外れ、吸着部212を吸着部載置台231に保持した状態にて、装填部211のみが上昇する。このようにして小型部品用着脱部材210から吸着部212を取り外すことができる。
この後、吸着部載置台231に予め準備している交換用吸着部212−1の上方に小型部品用着脱部材210の装填部211を移動させ、ノズルユニット122を下降する。該下降動作により、装填部211の凹部211aと、交換用吸着部212−1の凸部212aとが上記保持用部材211bを撓ませながら嵌合する。よって、保持用部材211bが交換用吸着部212−1の凸部212aに形成されている嵌合溝212bに係合し、装填部211に交換用吸着部212−1が保持される。
次に、第2保持部材交換装置230のシリンダ2321を作動させてレバー2322を介して移動部材2323を着脱位置2324から解除位置2325へ移動させ、吸着部載置台231における交換用吸着部212−1の保持を解除する。よって、交換用吸着部212−1を保持した小型部品用着脱部材210がノズルユニット122の上昇動作により、上昇可能となる。これにて交換動作が完了する。
このようにして吸着部212を交換しながら実装作業を継続することで、多くの種類の部品を実装することが可能となり、生産性を向上することができる。
又、上述したように大型部品用着脱部材220についても装填部221に対して吸着部222のみを着脱可能であることから、小型部品用着脱部材210と同様に上述した第2保持部材交換装置230を使用して吸着部222の交換動作を実行することができる。
次に、大型部品用着脱部材220の交換をアダプタ部材1351ごと行う保持部材交換装置について、図11、及び図14から図16を参照して以下に説明する。
図14には、大型部品用着脱部材220を交換するための第3保持部材交換装置240を示している。第3保持部材交換装置240は、大型部品用着脱部材220を装填したアダプタ部材1351、及び交換用のアダプタ部材1351−1が載置されるアダプタ部材載置台241と、交換用機構242とを有する。尚、第3保持部材交換装置240に関する説明において、大型部品用着脱部材220を装填したアダプタ部材を、着脱部材付アダプタ部材1351と記す。又、交換用アダプタ部材1351−1にも大型部品用着脱部材220が装填されている。
交換用機構242には、アダプタ部材載置台241を設けた架台部に設けられる駆動源としてのシリンダ2421と、シリンダ2421の出力軸が進退方向2421aに移動することで揺動するレバー2422と、アダプタ部材載置台241に摺動可能に取り付けられる部材であり、レバー2422に連結されレバー2422の揺動により開閉方向2429に沿って着脱位置2428aと解除位置2428bとの間で移動し着脱部材付アダプタ部材1351の着脱を可能とする移動部材2423と、レバー2422の揺動範囲を制限するストッパ2424を動作させるシリンダ2425と、移動部材2423を通常位置2427aと押上位置2427bとの間で昇降可能に支持する昇降シリンダ2426とが備わる。尚、図15に示すように、シリンダ2425の作動により、ストッパ2424は、非制限位置2424aと制限位置2424bとの間を移動する。ストッパ2424が制限位置2424bに配置されるとき、レバー2422は、ストッパ2424に当接し、その揺動範囲が制限される。後述するように、上記揺動範囲の制限により、移動部材2423の開閉方向2429における移動量を変更することが可能となる。
上述したようにアダプタ部材1351には、つば部1357が形成されている。又、図16に示すように、移動部材2423には、つば部1357を超える大きさにてなり、列状に一定間隔にて形成された開口2423aが形成され、隣接する開口2423aと開口2423aとの間には、つば部1357の大きさ未満のサイズにてなる押え部2423bが形成される。又、シリンダ2421の動作による開閉方向2429への移動部材2423の移動により、移動部材2423が着脱位置2428aに配置されるときには、アダプタ部材載置台241に載置されている着脱部材付アダプタ部材1351のつば部1357と、移動部材2423の押え部2423bとが重なり、アダプタ部材載置台241から着脱部材付アダプタ部材1351を取り出そうとしてもつば部1357と押え部2423bとが干渉し、着脱部材付アダプタ部材1351の取り出しはできない。一方、移動部材2423が解除位置2428bに配置されるときには、着脱部材付アダプタ部材1351のつば部1357に対して移動部材2423の開口2423aが重なり、アダプタ部材載置台241から着脱部材付アダプタ部材1351は取り出し可能となる。
又、第3保持部材交換装置240では、図16に示すように、着脱部材付アダプタ部材1351のサイズが異なる複数の着脱部材付アダプタ部材をアダプタ部材載置台241に載置可能としている。尚、図16では、2種類の着脱部材付アダプタ部材を載置した場合を図示しているが、3種類以上の着脱部材付アダプタ部材を載置することもできる。
サイズの異なる着脱部材付アダプタ部材を載置することから、移動部材2423における開口2423aの配列ピッチは、最も大きいサイズの着脱部材付アダプタ部材1351における配列ピッチに一致させてもよいが、これでは移動部材2423に無駄なスペースが生じることから、着脱部材付アダプタ部材1351のサイズに応じて上記配列ピッチを変化させるのが好ましい。よって、後述するように、着脱位置2428aと解除位置2428bとに移動部材2423を移動させるときの移動量は、着脱部材付アダプタ部材1351のサイズに応じて変化させる必要が生じる。上記ストッパ2424は、このためのもので、レバー2422の揺動範囲を制限することで、移動部材2423の移動量を変更することが可能となる。
このように構成される第3保持部材交換装置240を使用した着脱部材付アダプタ部材1351の交換動作について図11も参照しながら説明する。尚、図9における図示と同様に図11においても、着脱部材付アダプタ部材1351を中心として左側には、移動部材2423と着脱部材付アダプタ部材1351のアダプタ着脱機構1333の着脱用部材1333bとが接触し移動部材2423にて着脱用部材1333bが押し上げられた状態を図示し、右側には、移動部材2423と着脱用部材1333bとが非接触の状態で着脱用部材1333bはスプリング1333cの付勢力にて押し下げられた状態を図示している。よって、図9と同様に、図11においても、着脱用部材1333bが2分割構成にてなり左右で異なる動作をすることを示しているのではなく、あくまで着脱用部材1333bは一体物であり、上記押し上げられた状態、又は上記押し下げられた状態のいずれかに位置する。
交換のときには、第3保持部材交換装置240の移動部材2423は、解除位置2428bに配置した後、大型部品用実装ヘッド130は、大型用ヘッド移動装置190にて第3保持部材交換装置240上の予め指定された位置まで移動される。次に、大型用取付部材133のホルダ部1332に装填されている着脱部材付アダプタ部材1351のつば部1357が移動部材2423の開口2423aを通り第3保持部材交換装置240のアダプタ部材載置台241に接触するまで、昇降機構131によりノズルユニット132を下降する。
この状態にて、第3保持部材交換装置240のシリンダ2421を作動させてレバー2422を介して移動部材2423を解除位置2428bから着脱位置2428aへ移動させる。該移動により、移動部材2423の押え部2423bは、つば部1357と干渉するように配置される。よって、この状態で、昇降シリンダ2426を作動させ、移動部材2423を通常位置2427aから押上位置2427bへ上昇させる。該上昇動作により、移動部材2423は上記アダプタ着脱機構1333の着脱用部材1333bに接触し、着脱用部材1333bを係合位置1333fから非係合位置1333gへ押し上げる。尚、ここで押上位置2427bと非係合位置1333gとは同じ位置である。
着脱用部材1333bが非係合位置1333gに位置することで、図示するように、ボール1333aは、ホルダ部1332の外側へ移動可能となり、着脱部材付アダプタ部材1351との係合が解除される。よって、ノズルユニット132を上昇させることで、着脱部材付アダプタ部材1351をアダプタ部材載置台241に載置した状態で、ホルダ部1332から着脱部材付アダプタ部材1351を抜き去ることができる。
この後、アダプタ部材載置台241に予め用意されている、所望の大型部品用着脱部材220が取り付けられている交換用アダプタ部材1351−1の上方へ大型部品用実装ヘッド130を移動させ、ノズルユニット132を下降させる。このとき、保持部材交換装置240の移動部材2423は、押上位置2427bに位置しているので、上記下降の際、大型用取付部材133のホルダ部1332の着脱用部材1333bは、係合位置1333fから非係合位置1333gへ押し上げられる。よって、ボール1333aは、フリーの状態となるので、ホルダ部1332の凹部1332a内へ交換用アダプタ部材1351−1は収納される。次に、保持部材交換装置240のシリンダ2421を作動させ、移動部材2423を着脱位置2428aから解除位置2428bへ移動させる。該移動により、着脱用部材1333bと移動部材2423との接触が解除されることから、着脱用部材1333bは、スプリング1333cの付勢力により、非係合位置1333gから係合位置1333fへ押し下げられる。よって、ボール1333aが交換用アダプタ部材1351−1の溝部1355に係合し、交換用アダプタ部材1351−1は、ホルダ部1332に保持される。これにて、着脱部材付アダプタ部材1351の交換が完了する。
このようにして大型部品用着脱部材220を交換しながら実装作業を継続することで、多くの種類の部品を実装することが可能となり、生産性を向上することができる。
又、装填部221に対する吸着部222の保持形態が小型部品用着脱部材210の形態と同一であることから、小型部品用実装ヘッド120でも吸着部222を使用することができ、準備するノズルの種類と本数を最小限にとどめながら多様な部品に対応することができる。
又、上述したように、第3保持部材交換装置240では、シリンダ2425及びストッパ2424にて、レバー2422の揺動範囲を制限可能とし、移動部材2423の開閉方向2429における移動量を変更することが可能である。よって、大きさの異なる複数種類の着脱部材付アダプタ部材1351をアダプタ部材載置台241に載置して、交換しながら実装作業を行うこともできる。これにより、さらに大型な部品に対応した吸着部222を使用することができるので、より一層多様な部品に対応することが可能となる。
本発明の実施態様の部品実装装置は、例えば電子部品等の部品をノズル等により保持した後、該部品を基板や部品などの被実装体に実装する実装装置の内、異種の部品実装ヘッドを有する実装装置に有用であり、部品実装に利用することができる。
本発明の実施形態における部品実装装置の斜視図である。 図1に示す部品実装装置に備わる小型部品用実装ヘッドの斜視図である。 図2に示す小型部品用実装ヘッドに備わる小型用取付部材及び小型部品用着脱部材を示す図である。 図3に示す小型用取付部材と小型部品用着脱部材との着脱方法を説明するための図である。 図4Aに示す小型用取付部材の裏面図である。 図4Bに示すII−II部における断面図である。 図1に示す部品実装装置に備わる大型部品用実装ヘッドの斜視図である。 図5に示す大型部品用実装ヘッドに備わる大型用取付部材及び大型部品用着脱部材を示す図である。 図6に示す大型用取付部材と大型部品用着脱部材との着脱方法を説明するための図である。 図1に示す部品実装装置に備わる保持部材交換装置の斜視図である。 図8に示す保持部材交換装置による大型部品用着脱部材との着脱方法を説明するための図である。 図3に示す小型用取付部材及び小型部品用着脱部材の変形例を示す図である。 図6に示す大型用取付部材及び大型部品用着脱部材の変形例を示す図である。 図1に示す部品実装装置に備わる保持部材交換装置の変形例における正面図である。 図12に示す保持部材交換装置の変形例における平面図である。 図1に示す部品実装装置に備わる保持部材交換装置の別の変形例における正面図である。 図14に示す保持部材交換装置の側面図である。 図14に示す保持部材交換装置の平面図である。
符号の説明
100…部品実装装置、111…基板、112…小型部品、113…大型部品、
120…小型部品用実装ヘッド、123…小型用取付部材、
123b…保持部材互換機構、124…小型部品用着脱部材、124a…軸方向、
124b…直交方向、130…大型部品用実装ヘッド、133…大型用取付部材、
134…大型部品用着脱部材、134a…軸方向、134b…内外方向、
135…保持部材互換機構、140…保持部材交換装置、211…装填部、
211a…凹部、211b…保持用部材、212…吸着部、
212−1…交換用吸着部、212b…嵌合溝、212c…つば部、
221…装填部、221a…凹部、221b…保持用部材、222…吸着部、
222−1…交換用吸着部、222b…嵌合溝、222c…つば部、
230…保持部材交換装置、240…保持部材交換装置、
1232…長穴、1241…ピン、1332…ホルダ部、
1333…アダプタ着脱機構、1341…ピン、1351…アダプタ部材、
1351−1…交換用アダプタ部材、1353…長穴、1357…つば部、
1423…移動部材、1423a…解除位置、1423b…着脱位置、
2323…移動部材、2324…着脱位置、2325…解除位置、
2423…移動部材、2423a…開口、2428a…着脱位置、
2428b…解除位置。

Claims (9)

  1. 小型部品(112)を保持する小型部品用着脱部材(124)が着脱可能な小型用取付部材(123)を有し上記小型部品用着脱部材にて上記小型部品を保持して基板(111)に実装する小型部品用実装ヘッド(120)と、上記小型部品に比して大型の大型部品(113)を保持する大型部品用着脱部材(134)が着脱可能な大型用取付部材(133)を有し上記大型部品用着脱部材にて上記大型部品を保持して上記基板に実装する大型部品用実装ヘッド(130)とを有する部品実装装置(100)において、
    上記小型部品用実装ヘッド及び上記大型部品用実装ヘッドは、上記小型用取付部材及び上記大型用取付部材のそれぞれに、上記大型部品用着脱部材及び上記小型部品用着脱部材を互換して搭載するための保持部材互換機構(123b、135、1333)を備えたことを特徴とする部品実装装置。
  2. 上記小型用取付部材に備わる上記保持部材互換機構(123b)は、上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材において同一形状及び同一寸法にて設けた係合部材(1241、1341)と係合し上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材を固定する第1被係合部(1232)を有し、
    上記大型用取付部材に備わる上記保持部材互換機構(135)は、上記大型用取付部材に着脱自在に取り付けられ、かつ上記係合部材と係合し上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材を固定する第2被係合部(1353)を有するアダプタ部材(1351)を有する、請求項1記載の部品実装装置。
  3. 上記係合部材は、上記小型部品用着脱部材及び上記大型部品用着脱部材の軸方向(124a、134a)に直交する直交方向(124b、134b)へ突出した一対のピン(1241、1341)であり、上記第1被係合部及び上記第2被係合部は、上記ピンと嵌合し、上記小型用取付部材及び上記アダプタ部材にて同一形状及び同一寸法にてなる長穴(1232、1353)である、請求項2記載の部品実装装置。
  4. 上記大型用取付部材は、上記アダプタ部材を着脱自在に保持するホルダ部(1332)を有し、上記大型用取付部材に備わる上記保持部材互換機構は、上記アダプタ部材を上記ホルダ部に着脱するアダプタ着脱機構(1333)である、請求項2又は3記載の部品実装装置。
  5. 上記小型部品用着脱部材は、上記小型部品に接触する小型部品用保持部材(212)と、上記係合部材を有し該係合部材にて上記小型用取付部材に取り付けられる部材であり上記小型部品用保持部材を着脱自在に装填し固定する第1着脱部(211a,211b)を有する小型装填用部材(211)とを有し、
    上記大型部品用着脱部材は、上記大型部品に接触する大型部品用保持部材(222)と、上記係合部材を有し、かつ上記大型用取付部材に着脱自在な上記アダプタ部材に上記係合部材にて取り付けられる部材であり上記大型部品用保持部材を着脱自在に装填し固定する第2着脱部(221a、221b)を有する大型装填用部材(221)とを有する、請求項2から4のいずれかに記載の部品実装装置。
  6. 上記第1着脱部及び上記第2着脱部のそれぞれは、上記小型装填用部材及び上記大型装填用部材に形成され上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材と係合する係合部(211a、221a)と、上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材に形成された嵌合溝(212b、222b)に対応して上記係合部に設けられ上記嵌合溝に係合する保持用部材(211b、221b)とを有する、請求項5記載の部品実装装置。
  7. 上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材、並びに上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用着脱部材が取り付いた状態における上記アダプタ部材の少なくとも一種に対応してこれら部材と同一形態にてなる、交換用小型部品用保持部材(212−1)及び交換用大型部品用保持部材(222−1)、並びに上記交換用小型部品用保持部材及び上記交換用大型部品用着脱部材が取り付いた状態における交換用アダプタ部材(1351−1)の少なくとも一種を備え、かつ、上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材については上記第1着脱部及び上記第2着脱部にて、上記アダプタ部材については上記大型用取付部材に備わるホルダ部(1332)に上記アダプタ部材を着脱自在に保持するアダプタ着脱機構(1333)にて、上記小型部品用実装ヘッド及び上記大型部品用実装ヘッドに取り付けられている上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材と、上記交換用小型部品用保持部材及び上記交換用大型部品用保持部材とを自動的に交換する保持部材交換装置(140、230、240)をさらに備えた、請求項5又は6記載の部品実装装置。
  8. 上記小型部品用保持部材及び上記大型部品用保持部材、並びに上記アダプタ部材のそれぞれは、上記直交方向に突設するつば部(212c、222c、1357)を有し、
    上記保持部材交換装置は、上記つば部に係合し上記小型部品用保持部材若しくは上記交換用小型部品用保持部材、及び上記大型部品用保持部材若しくは上記交換用大型部品用保持部材、並びに上記アダプタ部材若しくは上記交換用アダプタ部材を保持し部材着脱を行う着脱位置(1423b、2324、2428a)と、上記つば部に非係合であり上記小型部品用保持部材若しくは上記交換用小型部品用保持部材、及び上記大型部品用保持部材若しくは上記交換用大型部品用保持部材、並びに上記アダプタ部材若しくは上記交換用アダプタ部材を非保持とする解除位置(1423a、2325、2428b)とを選択的に移動する移動部材(1423、2323、2423)を有する、請求項7記載の部品実装装置。
  9. 上記移動部材は、複数のサイズにてなる上記つば部に対応した複数種類の開口(2423a)を有する、請求項8記載の部品実装装置。
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