JP2005038531A - 再生装置及びトラッキング方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 VTRのようにテープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置において、短時間に速やかにトラッキングを行えるようにする。
【解決手段】 磁気ヘッド1A,1Bによる再生信号から、トラックに記録されたパイロット信号のレベルを検出する検出手段18及び19と、磁気ヘッド1A,1Bがトレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号について検出手段18及び19で検出されたレベル同士の比を算出する算出手段24と、算出手段24で算出された比の値から、磁気ヘッドのオフトラック量を判別する判別手段25とを備え、判別手段25で判別されたオフトラック量に応じて磁気ヘッド1A,1Bのトラッキングを行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、テープ状の記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置や、そうした再生装置における磁気ヘッドのトラッキング方法に関する。
VTR(ビデオテープレコーダー)では、従来から、磁気テープのトラックに記録されたパイロット信号を利用して再生ヘッドのトラッキングが行われている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、従来のVTRのトラッキングシステムの構成を示すブロック図である。互いに180°の角間隔で対向する一対の再生ヘッド1A,1Bが、回転ドラム2上に配置されている。回転ドラム2は磁気テープ3を巻き付けて走行させ、再生ヘッド1A,1Bは磁気テープ3上のトラックを交互にトレースする。
図2は、再生ヘッド1Aが磁気テープ3上のトラックをトレースする際に、トレースするトラックの両側のトラックに記録されたパイロット信号をも同時に再生する様子である。トラックT1は再生ヘッド1Aによってトレースされるトラックであり、トラックT2は再生ヘッド1Bによってトレースされるトラックである。トラックT2には、パイロット信号P1とパイロット信号P2とが交互に記録されている。
再生ヘッド1A,1Bはそれぞれトラック幅よりもやや幅広になっているので、再生ヘッド1Aが或るトラックT1をトレースすると、その両側の2つのトラックT2にも再生ヘッド1Aがかかる。よく知られているように、通常のビデオデータやオーディオデータを記録した部分では、アジマス効果により、再生ヘッド1AがトラックT2の信号を拾うことはない。一方、パイロット信号P1,P2は、アジマス効果を受けにくいように、ビデオデータやオーディオデータの周波数より大幅に低い周波数を用いて記録されている(この際、パイロット信号P1とP2とでは、互いに異なる周波数f1とf2とが用いられる)。よって、再生ヘッド1AはトラックT1をトレースしながらパイロット信号P1,P2をも同時に再生することができる。
図1において、磁気テープ3からの再生ヘッド1A,1Bによる再生RF信号は、再生アンプ(図示略)で増幅された後、2入力1出力のスイッチ4aに入力する。スイッチ4aには、マイクロプロセッサ等(図示略)から、再生ヘッド1Aのスキャン時には極性がL(ロウ)となり再生ヘッド1Bのスキャン時には極性がH(ハイ)となるヘッドスイッチング信号が制御信号として与えられる。スイッチ4aは、このヘッドスイッチング信号がL,Hのときのそれぞれ再生ヘッド1A,1Bによる再生RF信号を選択して出力することにより、再生RF信号を時系列化させる。
この時系列化された再生RF信号は、ビデオデータやオーディオデータ用のバンドパスフィルタ5に送られるとともに、1入力1出力のスイッチ4bに入力する。バンドパスフィルタ5で取り出されたビデオデータやオーディオデータは、ビデオデータやオーディオデータの信号処理系(図示略)に送られる。スイッチ4bは、前述のヘッドスイッチング信号が制御信号として与えられ、このヘッドスイッチング信号がLのときのみオンになって、パイロット信号P1用の(周波数f1の信号を取り出すための)バンドパスフィルタ6と、パイロット信号P2用の(周波数f2の信号を取り出すための)バンドパスフィルタ7にも再生RF信号を送る。
バンドパスフィルタ6,7で取り出されたパイロット信号P1,P2は、それぞれエンベロープ検波回路8,9でエンベロープ検波された後、A/D変換器10,11でA/D変換される。そして、このパイロット信号P1のエンベロープレベルのA/D変換値とパイロット信号P2のエンベロープレベルのA/D変換値との差が減算器12で求められ、減算器12の出力がローパスフィルタ13に通されることにより、トラッキングエラー信号が生成される。
再生ヘッド1が目標のトラックを正確にトレースしているとき(ジャストトラック時)には、パイロット信号P1のエンベロープレベルとパイロット信号P2のエンベロープレベルとが一致するので、トラッキングエラー信号はゼロになる。他方、オフトラックが生じているときには、パイロット信号P1のエンベロープレベルとパイロット信号P2のエンベロープレベルとが相違するので、トラッキングエラー信号はゼロにならない。このトラッキングエラー信号は、キャプスタン制御部14がキャプスタンモータ16に供給するキャプスタン制御信号に加えられる。
キャプスタン制御部14は、再生時、リファレンスパルス生成部(図示略)からのリファレンスパルスと、CTL再生ヘッド15による磁気テープ3からの再生CTLパルスとの位相差をもとにキャプスタン位相を検出するとともに、キャプスタンモータ16からのキャプスタンFGをもとにキャプスタン速度を検出し、検出したキャプスタン位相及びキャプスタン速度をもとにキャプスタン制御信号を生成する。このキャプスタン制御信号にトラッキングエラー信号が加えられることにより、トラッキングエラー信号がゼロになる(オフトラックが修正される)ように再生CTLパルスの位相が制御される。
特開平9−81991号公報(段落番号0002〜0009及び0017〜0022、図1,7〜11)
しかし、この従来のトラッキング方式には、短時間に速やかにトラッキングを行うことができないという問題があった。その理由は、次の通りである。
従来のトラッキング方式では、パイロット信号P1のエンベロープレベルとパイロット信号P2のエンベロープレベルの差の値そのものからは、オフトラック量(トラッキングずれ量)の具体的な値がわからない。例えば、
(a) ジャストトラック時のパイロット信号P1,P2のエンベロープレベルがどちらも1Vである場合
(b) ジャストトラック時のパイロット信号P1,P2のエンベロープレベルがどちらも2Vである場合
を考えると、再生ヘッド1が一定量オフトラックしたときに得られるエンベロープレベルの差の値が、(a)の場合と(b)の場合とで異なってしまう((b)の場合に得られる差の値は(a)の場合に得られる差の値の2倍になる)。
このように、従来のトラッキング方式では、“差がゼロでなければトラッキングがずれている”ことがわかり、差の符号によりずれている方向もわかるのだが、絶対的なずれ量がわからないため、差がゼロになるまで少しづつ再生CTLの位相を変化させていかざるを得ず、トラッキングに時間がかかる。VTRの編集時におけるプリロール時間のように、一定時間内でトラッキングを完了させなければならない場合、このようにトラッキングに時間がかかっていると不具合が生じる場合がある。
さらに、従来のトラッキング方式には、互いに異なる周波数f1,f2のパイロット信号P1,P2のエンベロープレベルを求めるために2系統のバンドパスフィルタ及びエンベロープ検波回路(バンドパスフィルタ6及びエンベロープ検波回路8とバンドパスフィルタ7及びエンベロープ検波回路9)が必要になるので、ハードウェアが複雑になるという問題もあった。
本発明は、上述の点に鑑み、VTRのようにテープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置において、短時間に速やかにトラッキングを行えるようにすることや、さらには簡素なハードウェアでトラッキングを行えるようにすることを課題としてなされたものである。
この課題を解決するために、本出願人は、テープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置において、磁気ヘッドによる再生信号から、トラックに記録されたパイロット信号のレベルを検出する検出手段と、磁気ヘッドがトレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号についてこの検出手段で検出されたレベル同士の比を算出する算出手段と、この算出手段で算出された比の値から、磁気ヘッドのオフトラック量を判別する判別手段とを備え、この判別手段で判別されたオフトラック量に応じて磁気ヘッドのトラッキングを行うようにした再生装置を提案する。
この再生装置では、磁気ヘッドがトレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号のレベルがそれぞれ検出されると、この2つのパイロット信号のレベル同士の比が算出される。そして、その比の値から磁気ヘッドのオフトラック量が判別され、そのオフトラック量に応じて磁気ヘッドのトラッキングが行われる。
トレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号の同士のレベルの比の値は、ジャストトラック時のパイロット信号のレベルとは無関係に、磁気ヘッドのオフトラック量によって一意に定まる値になる。したがって、その比の値を算出することにより、オフトラック量の具体的な値を判別することができるので、その判別したオフトラック量に応じて、オフトラックを一気に修正するトラッキングを行うことができる。これにより、短時間に速やかにトラッキングを行えるようになる。
なお、この再生装置において、一例として、算出手段は、トレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号について検出手段で検出されたレベルのうち、小さいほうのレベルが分母になるようにして比を算出することが好適である。
それにより、算出される比の値が常に1以上になるので、オフトラック量に対する比の値の分解能がオフトラックの向きにかかわらず均等になり、しかも大きな分解能を得ることができるようになる。したがって、オフトラックの向きにかかわらず高精度なトラッキングを行えるようになる。
また、この再生装置において、一例として、判別手段は、比の値とオフトラック量とを対応させて記憶したテーブルから成ることが好適である。
それにより、算出された比の値からその都度オフトラック量を計算によって判別する場合よりも、迅速且つ容易にオフトラック量を判別できるようになる。
また、この再生装置において、一例として、テープ状記録媒体には、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドのうち、一方の磁気ヘッドによるトレース時には、トレースするトラックの両側の2つのトラックのうちの一方の側のトラックにのみパイロット信号が存在し、他方の磁気ヘッドによるトレース時には、この両側の2つのトラックのうちの反対側のトラックにのみパイロット信号が存在するようなパターンで、1種類の周波数のみのパイロット信号が記録されており、磁気ヘッドは、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドから成り、検出手段は、この1種類の周波数のパイロット信号成分のレベルを検出する検出手段のみから成り、この一方の側のトラックに記録されたパイロット信号について検出手段で検出されたレベルを、この反対側のトラックに記録されたパイロット信号についてのレベルが検出手段で検出されるまで保持する(すなわち、対向する2つの磁気ヘッドのうちの一方の磁気ヘッドによる再生信号から検出手段で検出されたパイロット信号のレベルを、この2つの磁気ヘッドのうちの他方の磁気ヘッドによる再生信号から検出手段でパイロット信号のレベルが検出されるまで保持する)保持手段をさらに備え、算出手段は、この保持手段で保持されたレベルと、この反対側のトラックに記録されたパイロット信号について検出手段で検出されたレベル(すなわち、この他方の磁気ヘッドによる再生信号から前記検出手段で検出されたパイロット信号のレベル)との比を算出することが好適である。
それにより、1種類の周波数のみのパイロット信号が記録されたテープ状記録媒体から、対向する2つの磁気ヘッドによって交互に再生される信号から、この1種類の周波数のパイロット信号成分のレベルを検出する1系統の検出手段のみによってパイロット信号のレベルが検出される。
そして、一方の磁気ヘッドによる再生信号から検出されたパイロット信号のレベルが、他方の磁気ヘッドによる再生信号からパイロット信号のレベルが検出されるまで保持され、その保持されたレベルと、この他方の磁気ヘッドによる再生信号から検出されたパイロット信号のレベルとの比を算出される。そして、その比の値から磁気ヘッドのオフトラック量が判別され、そのオフトラック量に応じて磁気ヘッドのトラッキングが行われる。
このように、1種類の周波数のみのパイロット信号のレベルを求めるために1系統の検出手段のみを設ければ足りるので、短時間に速やかにトラッキングを行えることに加えて、簡素なハードウェアでトラッキングを行えるようになる。
次に、本出願人は、テープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置における磁気ヘッドのトラッキング方法において、磁気ヘッドによる再生信号から、トラックに記録されたパイロット信号のレベルを検出する第1のステップと、磁気ヘッドがトレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号についてこの第1のステップで検出したレベル同士の比を算出する第2のステップと、この第2のステップで算出した比の値から、この磁気ヘッドのオフトラック量を判別する第3のステップと、この第3のステップで判別したオフトラック量に応じて磁気ヘッドのトラッキングを行う第4のステップとを有するトラッキング方法を提案する。
また、このトラッキング方法において、第2のステップで、トレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号について第1のステップで検出したレベルのうち、小さいほうのレベルが分母になるようにして比を算出するようにしたものを提案する。
また、このトラッキング方法において、第3のステップで、比の値とオフトラック量とを対応させて記憶したテーブルを参照してオフトラック量を判別するようにしたものを提案する。
また、このトラッキング方法において、テープ状記録媒体には、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドのうち、一方の磁気ヘッドによるトレース時には、トレースするトラックの両側の2つのトラックのうちの一方の側のトラックにのみパイロット信号が存在し、他方の磁気ヘッドによるトレース時には、この両側の2つのトラックのうちの反対側のトラックにのみパイロット信号が存在するようなパターンで、1種類の周波数のみのパイロット信号が記録されており、磁気ヘッドは、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドから成り、第1のステップで、この1種類の周波数のパイロット信号成分のみのレベルを検出し、この一方の側のトラックに記録されたパイロット信号について第1のステップで検出したレベルを、この反対側のトラックに記録されたパイロット信号についてのレベルを第1のステップで検出するまで保持する第5のステップをさらに有し、第2のステップで、この第5のステップで保持したレベルと、この反対側のトラックに記録されたパイロット信号について第1のステップで検出したレベルとの比を算出するようにしたものを提案する。
このトラッキング方法によれば、前述の本発明に係る再生装置について説明したのと全く同様にして、短時間に速やかにトラッキングを行うことや、オフトラックの向きにかかわらず高精度なトラッキングを行うことや、迅速且つ容易にオフトラック量を判別することや、簡素なハードウェアでトラッキングを行うことができるようになる。
本発明によれば、テープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置において、トレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号の同士のレベルの比を算出することにより、パイロット信号のレベルとは無関係にオフトラック量の具体的な値を判別することができるので、短時間に速やかにトラッキングを行うことができるという効果が得られる。
また、オフトラック量に対する比の値の分解能がオフトラックの向きにかかわらず均等になり、しかも大きな分解能を得ることができるので、オフトラックの向きにかかわらず高精度なトラッキングを行えるという効果も得られる。
また、比の値とオフトラック量とを対応させて記憶したテーブルを用いることにより、迅速且つ容易にオフトラック量を判別できるという効果も得られる。
ようになる。
また、1種類の周波数のみのパイロット信号のレベルを求めるために1系統の検出手段のみを設ければ足りるので、簡素なハードウェアでトラッキングを行えるという効果も得られる。
以下、VTRに本発明を適用した例について、図面を用いて具体的に説明する。図3は、本発明を適用したVTRのトラッキングシステムの構成を示すブロック図であり、図1と共通部分には同一符号を付している。
互いに180°の角間隔で対向する一対の再生ヘッド1A,1B(総称する際には再生ヘッド1と呼ぶことにする)が、回転ドラム2上に配置されている。回転ドラム2は磁気テープ3を巻き付けて走行させ、再生ヘッド1A,1Bは磁気テープ17上のトラックを交互にトレースする。
図4は、本発明を適用したVTRで再生する磁気テープ17におけるパイロット信号の記録パターンを示す図である。トラックT1は再生ヘッド1Aによってトレースされるトラックであり、トラックT2は再生ヘッド1Bによってトレースされるトラックである。再生ヘッド1Aのスキャン時には、トレースするトラックT1の上側(図の右側)のトラックT2にパイロット信号P3が配置され、他方、再生ヘッド1Bのスキャン時には、トレースするトラックT2の下側(図の左側)のトラックT1にパイロット信号P3が配置されるようなパターンで、1種類の周波数f3(ビデオデータやオーディオデータの周波数より大幅に低い周波数)のパイロット信号P3のみが記録されている。
図3において、磁気テープ3からの再生ヘッド1A,1Bによる再生RF信号は、再生アンプ(図示略)で増幅された後、2入力1出力のスイッチ4aに入力する。スイッチ4aには、マイクロプロセッサ等(図示略)から、再生ヘッド1Aのスキャン時には極性がL(ロウ)となり再生ヘッド1Bのスキャン時には極性がH(ハイ)となるヘッドスイッチング信号が制御信号として与えられる。スイッチ4aは、このヘッドスイッチング信号がL,Hのときのそれぞれ再生ヘッド1A,1Bによる再生RF信号を選択して出力することにより、再生RF信号を時系列化させる。
この時系列化された再生RF信号は、ビデオデータやオーディオデータ用のバンドパスフィルタ5と、パイロット信号P3用の(周波数f3の信号を取り出すための)バンドパスフィルタ18に送られる。バンドパスフィルタ5で取り出されたビデオデータやオーディオデータは、ビデオデータやオーディオデータの信号処理系(図示略)に送られる。
バンドパスフィルタ18で取り出されたパイロット信号P3は、エンベロープ検波回路19でエンベロープ検波された後、A/D変換器20でA/D変換される。
図5は、A/D変換器20でパイロット信号P3のエンベロープレベルのA/D変換値が求められるタイミングを示すタイミングチャートである。ヘッドスイッチング信号の極性がLのとき(再生ヘッド1Aのスキャン時)には、再生ヘッド1Aによる再生RF信号がスイッチ4aから出力され、バンドパスフィルタ18及びエンベロープ検波回路19によって求められたこの再生RF信号中のパイロット信号P3のエンベロープレベルのADがA/D変換器20でA/D変換される(以下このA/D変換値を「ヘッド1AのAD値」と呼ぶ)。
他方、ヘッドスイッチング信号の極性がHのとき(再生ヘッド1Bのスキャン時)には、再生ヘッド1Bによる再生RF信号がスイッチ4aから出力され、バンドパスフィルタ18及びエンベロープ検波回路19によって求められたこの再生RF信号中のパイロット信号P3のエンベロープレベルがA/D変換器20でA/D変換される(以下このA/D変換値を「ヘッド1BのAD値」と呼ぶ)。
図3において、A/D変換器20によるパイロット信号P3のエンベロープレベルのA/D変換値は、1入力2出力のスイッチ21に入力する。スイッチ21の一方の出力端はレジスタ22に接続され、スイッチ21の他方の出力端は比較回路23に接続されている。
スイッチ21にも、スイッチ4aと同じく、再生ヘッド1Aのスキャン時には極性がLとなり再生ヘッド1Bのスキャン時には極性がHとなるヘッドスイッチング信号が制御信号として与えられる。スイッチ21は、ヘッドスイッチング信号がLのとき、入力されたA/D変換値(図5を用いて説明したように、「ヘッド1AのAD値」である)をレジスタ22に送り、ヘッドスイッチング信号がHのとき、入力されたA/D変換値(図5を用いて説明したように、「ヘッド1BのAD値」である)を比較回路23に送る。
レジスタ22は、このヘッド1AのAD値を、次回の再生ヘッド1Aのスキャン時まで保持する。比較回路23は、レジスタ22に保持された「ヘッド1AのAD値」と、スイッチ21から入力される「ヘッド1BのAD値」との大小関係を比較する。そして、「ヘッド1AのAD値」≧「ヘッド1BのAD値」であれば、後段の除算器24に、「ヘッド1BのAD値」を分母とする比の値「ヘッド1AのAD値」/「ヘッド1BのAD値」が算出されるように「ヘッド1AのAD値」及び「ヘッド1BのAD値」を与える。他方、「ヘッド1AのAD値」<「ヘッド1BのAD値」であれば、除算器24に、「ヘッド1AのAD値」を分母とする比の値「ヘッド1BのAD値」/「ヘッド1AのAD値」が算出されるように「ヘッド1AのAD値」及び「ヘッド1BのAD値」を与える。
これにより、除算器24では、「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」との比が算出されるとともに、この比の値が必ず1以上になる(以下、この比の値が必ず1以上にする点を「工夫1」と呼ぶ。
「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」との比の値は、ジャストトラック時のパイロット信号P3のエンベロープレベルが何Vであるかとは無関係に、磁気ヘッド1A,1Bのオフトラック量によって一意に定まる値になる。そのことを図6を用いて説明する。
第6図において、ジャストトラック時に再生ヘッド1Aがパイロット信号P3にかかる長さをN(μm)とする。再生ヘッド1AがP(μm)だけ下側にオフトラックした場合は、再生ヘッド1Aがパイロット信号P3にかかる長さの割合は(N−P)/N倍に減少する。このときの「ヘッド1AのAD値」は、ジャストトラック時のパイロット信号P3のエンベロープレベルをE(V)とすると、
「ヘッド1AのAD値」=E×(N−P)/N
になる。
このとき、再生ヘッド1Bがパイロット信号P3にかかる長さはPだけ増えるので、再生ヘッド1Bがパイロット信号P3にかかる長さの割合は(N+P)/N倍に増加する。よって「ヘッド1BのAD値」は、
「ヘッド1BのAD値」=E×(N+P)/N
になる。
したがって、「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」との比の値は、
比=(N−P)/(N+P) …式〔1〕
になる。Nは定数なので、この比の値はP即ちオフトラック量で一意に定まり、ジャストトラック時のパイロット信号P3のエンベロープレベルには左右されない。換言すれば、「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」との比の値が求まれば、オフトラック量の具体的な値を判別することができるので、その判別したオフトラック量に応じて、オフトラックを一気に修正するトラッキングを行うことが可能になる。
図3において、除算器24で算出された比の値は、ROMから成るテーブル25に読出しアドレスとして供給される。テーブル25には、この比の値をアドレスとして、そのアドレスに対応したオフトラック量(上記式〔1〕から求められるオフトラック量)のデータが格納されている。
なお、前述の「工夫1」によってこの比の値は「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」との大小関係にかかわらず(すなわちオフトラックの向きにかかわらず)1以上になるので、テーブル25には、同じ比の値をアドレスとして、再生ヘッド1A,1Bが下側にオフトラックしている場合のオフトラック量のデータを格納したテーブル25Aと、再生ヘッド1A,1Bが上側にオフトラックしている場合のオフトラック量のデータを格納したテーブル25Bとの2つのテーブルが含まれている。
図7は、このテーブル25におけるオフトラック量のデータと比の値との関係を示す図である。オフトラック量がプラスであるデータは、テーブル25Aに格納されたデータ(再生ヘッド1A,1Bが下側にオフトラックしている場合のオフトラック量のデータ)である。他方、オフトラック量がマイナスであるデータは、テーブル25Bに格納されたデータ(再生ヘッド1A,1Bが上側にオフトラックしている場合のオフトラック量のデータ)である。
この図7に表れているように、算出する「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」との比の値を必ず1以上にするという「工夫1」により、オフトラック量に対する比の値の分解能がオフトラックの向きにかかわらず均等になり、しかも大きな分解能が得られるようになっている。したがって、オフトラックの向きにかかわらず、高精度なトラッキングを行うことが可能になる。
なお、仮にこの「工夫1」を実施しなかったとした場合のオフトラック量のデータと比の値との関係を例示すると、図8のようになる。この場合には、オフトラック量がマイナスであるとき(再生ヘッド1A,1Bが上側にオフトラックしているとき)には、オフトラック量に対する比の値の分解能が“A”として示す幅だけ得られるのに対し、オフトラック量がプラスであるとき(再生ヘッド1A,1Bが下側にオフトラックしているとき)には、オフトラック量に対する比の値の分解能が“B”として示す幅だけしか得られない。
したがって、この場合には、再生ヘッド1A,1Bが下側にオフトラックしているときには、オフトラック量に対する比の値の分解能が小さくなるので、高精度なトラッキングを行うことは困難になる。
図3において、比較回路23からは、「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」と大小関係の比較結果を示す信号がテーブル25に与えられる。この比較結果が「ヘッド1AのAD値」≧「ヘッド1BのAD値」であるときには、テーブル25のうち、テーブル25Bのほうから、減算器24で算出された比の値「ヘッド1AのAD値」/「ヘッド1BのAD値」に対応したオフトラック量のデータ(図7の、オフトラック量がマイナスであるデータ)が読み出される。
他方、この比較結果が「ヘッド1AのAD値」<「ヘッド1BのAD値」であるときには、テーブル25のうち、テーブル25Aのほうから、減算器24で算出された比の値「ヘッド1BのAD値」/「ヘッド1AのAD値」に対応したオフトラック量のデータ(図7の、オフトラック量がプラスであるデータ)が読み出される。
そして、テーブル25から読み出されたオフトラック量のデータが、ローパスフィルタ13に通されることにより、トラッキングエラー信号が生成される。これにより、再生ヘッド1A,1Bのオフトラック量に応じて、オフトラックを一気に修正するためのトラッキング信号が生成される。このトラッキングエラー信号は、キャプスタン制御部14がキャプスタンモータ16に供給するキャプスタン制御信号に加えられる。
キャプスタン制御部14は、再生時、リファレンスパルス生成部(図示略)からのリファレンスパルスと、CTL再生ヘッド15による磁気テープ3からの再生CTLパルスとの位相差をもとにキャプスタン位相を検出するとともに、キャプスタンモータ16からのキャプスタンFGをもとにキャプスタン速度を検出し、検出したキャプスタン位相及びキャプスタン速度をもとにキャプスタン制御信号を生成する。このキャプスタン制御信号にトラッキングエラー信号が加えられることにより、トラッキングエラー信号が一気にゼロになる(オフトラックが一気に修正される)ように再生CTLパルスの位相が制御される。
以上のようにして、このトラッキングシステムによれば、トレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号の同士のレベルの比を算出することにより、パイロット信号のレベルとは無関係にオフトラック量の具体的な値を判別することができるので、短時間に速やかにトラッキングを行うことができる。
また、オフトラック量に対する「ヘッド1AのAD値」と「ヘッド1BのAD値」との比の値の分解能がオフトラックの向きにかかわらず均等になり、しかも大きな分解能を得ることができるので、オフトラックの向きにかかわらず高精度なトラッキングを行うことができる。
また、この比の値とオフトラック量とを対応させて記憶したテーブル25を用いることにより、迅速且つ容易にオフトラック量を判別することができる。
ようになる。
また、1種類の周波数のみのパイロット信号のエンベロープレベルを求めるために1系統のバンドパスフィルタ18及びエンベロープ検波回路19のみを設ければ足りるので、従来例として示した図1のシステムのように2系統のバンドパスフィルタ及びエンベロープ検波回路を設ける場合と比較して、簡素なハードウェアでトラッキングを行うことができる。
なお、このトラッキングシステムにおいて、スイッチ21からテーブル25までの部分の一部または全部を、マイクロプロセッサが実行するソフトウェアによって実現してもよい。
また、以上の例では、図4に示したように1種類の周波数のみのパイロット信号が記録された磁気テープを再生するVTRに本発明を適用している。しかし、これに限らず、従来例として図2に示したように2種類の周波数のパイロット信号が記録された磁気テープを再生するVTRにおいて、それぞれの周波数のパイロット信号のエンベロープレベル同士の比(図1に示したA/D変換器10の出力とA/D変換器11の出力との比)を求め、その比の値から判別したオフトラック量に応じてトラッキングを行うようにしてもよい。それにより、やはり、短時間に速やかにトラッキングを行うことができるようになる。
あるいは逆に、図3のトラッキングシステムにおいて、スイッチ21の一方の出力端から出力されてレジスタ22に格納されるA/D変換値(「ヘッド1AのAD値」)と、スイッチ21の他方の出力端から出力されるA/D変換値(「ヘッド1BのAD値」)との差を減算器で求め、その減算器の出力をローパスフィルタ13に通すことによってトラッキングエラー信号を生成してもよい。その場合にも、パイロット信号のエンベロープレベルを求めるために1系統のバンドパスフィルタ18及びエンベロープ検波回路19のみを設ければ足りるので、簡素なハードウェアでトラッキングを行うことができる。
また、以上の例ではVTRに本発明を適用しているが、テープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースするあらゆる再生装置に本発明を適用してよい。
従来のVTRのトラッキングシステムの構成例を示すブロック図である。 図1のトラッキングシステムでのパイロット信号の再生の様子を示す図である。 本発明を適用したVTRのトラッキングシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したVTRで再生する磁気テープにおけるパイロット信号の記録パターンを示す図である。 図3のトラッキングシステムでのパイロット信号のエンベロープレベルのAD値の取得タイミングを示すタイミングチャートである。 再生ヘッドがパイロット信号にかかる長さと再生ヘッドのオフトラック量とを示す図である。 図3のテーブル内のオフトラック量と比との関係を示す図である。 「工夫1」を実施しない場合のオフトラック量と比との関係を例示する図である。
符号の説明
1A 再生ヘッド
1B 再生ヘッド
2 回転ドラム
3 磁気テープ
4a スイッチ
4b スイッチ
5 ビデオ/オーディオ用バンドパスフィルタ
6 パイロット信号P1用バンドパスフィルタ
7 パイロット信号P2用バンドパスフィルタ
8 エンベロープ検波回路
9 エンベロープ検波回路
10 A/D変換器
11 A/D変換器
12 減算器
13 ローパスフィルタ
14 キャプスタン制御部
15 CTL再生ヘッド
16 キャプスタンモータ
17 磁気テープ
18 パイロット信号P3用バンドパスフィルタ
19 エンベロープ検波回路
20 A/D変換器
21 スイッチ
22 レジスタ
23 比較回路
24 除算器
25 テーブル

Claims (8)

  1. テープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置において、
    前記磁気ヘッドによる再生信号から、トラックに記録されたパイロット信号のレベルを検出する検出手段と、
    前記磁気ヘッドがトレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号について前記検出手段で検出されたレベル同士の比を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された比の値から、前記磁気ヘッドのオフトラック量を判別する判別手段と
    を備え、前記判別手段で判別されたオフトラック量に応じて前記磁気ヘッドのトラッキングを行うようにしたことを特徴とする再生装置。
  2. 請求項1に記載の再生装置において、
    前記算出手段は、前記両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号について前記検出手段で検出されたレベルのうち、小さいほうのレベルが分母になるようにして比を算出することを特徴とする再生装置。
  3. 請求項1に記載の再生装置において、
    前記判別手段は、前記比の値と前記オフトラック量とを対応させて記憶したテーブルから成ることを特徴とする再生装置。
  4. 請求項1に記載の再生装置において、
    前記テープ状記録媒体には、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドのうち、一方の磁気ヘッドによるトレース時には、トレースするトラックの両側の2つのトラックのうちの一方の側のトラックにのみパイロット信号が存在し、他方の磁気ヘッドによるトレース時には、前記両側の2つのトラックのうちの反対側のトラックにのみパイロット信号が存在するようなパターンで、1種類の周波数のみのパイロット信号が記録されており、
    前記磁気ヘッドは、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドから成り、
    前記検出手段は、前記1種類の周波数のパイロット信号成分のレベルを検出する検出手段のみから成り、
    前記一方の側のトラックに記録されたパイロット信号について前記検出手段で検出されたレベルを、前記反対側のトラックに記録されたパイロット信号についてのレベルが前記検出手段で検出されるまで保持する保持手段をさらに備え、
    前記算出手段は、前記保持手段で保持されたレベルと、前記反対側のトラックに記録されたパイロット信号について前記検出手段で検出されたレベルとの比を算出することを特徴とする再生装置。
  5. テープ状記録媒体上のトラックを磁気ヘッドによってトレースする再生装置における前記磁気ヘッドのトラッキング方法において、
    前記磁気ヘッドによる再生信号から、トラックに記録されたパイロット信号のレベルを検出する第1のステップと、
    前記磁気ヘッドがトレースするトラックの両側の2つのトラックに記録されたパイロット信号について前記第1のステップで検出したレベル同士の比を算出する第2のステップと、
    前記第2のステップで算出した比の値から、前記磁気ヘッドのオフトラック量を判別する第3のステップと、
    前記第3のステップで判別したオフトラック量に応じて前記磁気ヘッドのトラッキングを行う第4のステップと
    を有することを特徴とするトラッキング方法。
  6. 請求項5に記載のトラッキング方法において、
    前記第2のステップで、前記2つのトラックに記録されたパイロット信号について前記第1のステップで検出したレベルのうち、小さいほうのレベルが分母になるようにして比を算出することを特徴とするトラッキング方法。
  7. 請求項5に記載のトラッキング方法において、
    前記第3のステップで、前記比の値と前記オフトラック量とを対応させて記憶したテーブルを参照して前記オフトラック量を判別することを特徴とするトラッキング方法。
  8. 請求項5に記載のトラッキング方法において、
    前記テープ状記録媒体には、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドのうち、一方の磁気ヘッドによるトレース時には、トレースするトラックの両側の2つのトラックのうちの一方の側のトラックにのみパイロット信号が存在し、他方の磁気ヘッドによるトレース時には、前記両側の2つのトラックのうちの反対側のトラックにのみパイロット信号が存在するようなパターンで、1種類の周波数のみのパイロット信号が記録されており、
    前記磁気ヘッドは、回転ドラム上に互いに対向させて配置した2つの磁気ヘッドから成り、
    前記第1のステップで、前記1種類の周波数のパイロット信号成分のみのレベルを検出し、
    前記一方の側のトラックに記録されたパイロット信号について前記第1のステップで検出したレベルを、前記反対側のトラックに記録されたパイロット信号についてのレベルを前記第1のステップで検出するまで保持する第5のステップをさらに有し、
    前記第2のステップで、前記第5のステップで保持したレベルと、前記反対側のトラックに記録されたパイロット信号について前記第1のステップで検出したレベルとの比を算出することを特徴とするトラッキング方法。
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