JPS6282538A - 情報信号記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は記録再生用のヘッドと前記ヘッドより幅広い
回転消去ヘッド（以下ＦＥＨという）とを有し、互いに
周波数の異なる複数種のノやイロット信号を所定のロー
テーションで重畳して、情報信号を記録し再生する情報
信号記録再生装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種の記録再生装置としては、例えば公知の４
周波方式のトラッキングを行うヘリカルスキャンタイプ
のビデオテープレコーダ（以下ＶＴＲ）があり、このＶ
ＴＲを例にとって以下の説明をする。

まず、４周波方式によるトラッキング制御信号の作成方
法について簡単に説明する。第１２図は４周波方式によ
るトラッキングを行うＶＴＲの記録磁化軌跡を示す図で
あり、第１３図はトラッキングエラー信号を得る為の再
生回路の要部を示すブロック図である。

第１２図に於いて１は磁気チーブであり、矢印２は磁気
テープ１の移送方向を示している。Ａ、ＩＢ□　、Ａ、
、Ｂ、・・・・・・は夫々互いに所定のアジマス角を有
するＡヘッド及びＢヘッドで記録された記録トラックで
あり、矢印３はヘッドの走査方向を示している。記録ト
ラック４にはビデオ信号と共に４種類の互いに異なる周
波数（ｆＬ％ｆ４で示す）各パイロット信号が１フイー
ルド毎（即ち各トラック毎）に順次記録されている。／
ＩＰイロット信号の記録順序は第１２図に示す順序であ
り、例えばトラックＡ□には’Ｌｓ例えば１０２．５　
Ｉ’Ｇ（ｚキロ、５ｆＨ，）ラックＢＬにはｆ２、例え
ば１１８．９ＫＨｚ中７．５ｆ、ｉ、）ラックＡ２には
ｆ、例えば１６５．２ＫＨｚキ１０．５ｆＨ，）ラック
Ｂ２にはｆ４例えば１４８、７　ＫＨｚ中９．５ｆＨ，
のノ４イロット信号がビデオ信号に重畳され記録されて
いる。（尚ｆＨは水平同期信号の周波数を示す） 隣接する記録トラック間のパイロット信号の周波数差は
図示する如く、ｆＨもしくは３ｆＨとなる。

そしてヘッドが゛トラックズレ　　（ｉ＝ｔ、２，３・
・・）を走査する時図中右側の隣接トラックの・ぐイロ
ット信号との周波数差は常に輸であり、左側のそれとの
周波数差は常に３ｆＨである。また、ヘッドがＢＨ（ｉ
＝ｔ、２．３・・・）トラックを走査している場合は右
側の隣接トラックとの周波数差は常に３　ｆ　、、であ
り、左側のそれとの周波数差は常にｆＨとなる。

尚、パイロット信号はｆ１〜ｆ、共、比較的低周波の信
号である為、アソマス記録であってもヘッドは主走査ト
ラツク以外の隣接トラックからも・ぐイロット信号をク
ロストークとして再生する事が出来る。即ちヘッドがト
ラックＡ２を主走査している場合に検出されるＡ’イロ
ット信号はｆ４　。

ｆ、、ｆ３各周波数成分を含む合成信号であり、ヘッド
のトレース軌跡の中心が主走査トラツクの中心線と正確
に一致している（オントラック）場合は隣接トラックの
ノやイロット信号ｆ２　、ｆ、が同レベルで、ヘッドが
トラックＡ２かられずかにＢ２側にづれた場合はｆ４が
ｆ２より大きく、又ヘッドがトラックＡ２かられずかに
Ｂ１側にずれた場合はｆ２がｆ４より大きく再生される
。

従って主走査トラツク上のノＪ？イロット信号と両隣接
トラックの各・ぐイロット信号との差の信号即ちｆＨと
３１Ｈをそれぞれ分離して取り出し、両差信号のレベル
を比較すれば主走差トラックからのヘッドのズレ方向及
びズレ量が求められる。

第１３図はかかる４周波方式の回路ブロック図で、図に
おいて端子５からはビデオ信号とｉ４イロット信号とが
重畳された再生信号が入力されロー・ぐスフィルタ（Ｌ
ＰＦ　）　６により・臂イロット信号成分のみを分離し
ている。乗算器８により・ぐイロット信号成分と発生回
路７より発生されたローカルパイロット信号を乗算する
。該ローカル・ぐイロット信号は主走査トラツク上に記
録されている・ぐイロクト信号と同じ周波数の信号であ
り、第１２図における説明で述べた如く、今トラックＡ
２が主走査トラツクの場合ＬＰＦ　６の出力はｆ２　、
ｆ４　。

ｆ３成分を含みローカルパイロット信号の周波数はｆ３
である。従って乗算器８の出力はｆ２　、ｆ、。

ｆ、とｆｓの和及び差の周波数を有する信号が出力され
る。バンド、４１スフイルタ（ＢＰＦ　）　９はかかる
和及び差信号よりｆＨ１又ＢＰＦ　１０は３楡の信号の
みを取り出す回路であり、かかる出力は次段の検波回路
１１及び１２によりそれぞれ検波整流される。

次いで楡の信号成分と３輸の信号成分はレベル比較回路
１３に供給され、該回路からはそれらのレベル差に応じ
た信号が出力される。即ちｆＨの信号の再生レベルが３
ｆＨの信号の再生レベルより大きい時にはそのレベル差
に応じた正の電位が取り出され逆の場合には負の電位が
取り出される。

これによってヘッドのトラックズレの量及び方向の情報
を含む信号が出力される為、これをトラッキングエラー
信号として用いる事が出来る。

次にこのままでは第１２図において説明した如くトラッ
クＡ□とトラックＢ□とではヘッドのズレ方向トラッキ
ングエラー信号との関係が互いに逆の関係になる為、更
にレベル比較器１３の後段に反転アンプ１４を通過する
ものと通過しないものとをヘッド切換信号１５により選
択的に出力するスイッチング回路１６を設ける必要があ
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の４周波方式を用いた装置では、記録のときと同じ
ヘッドを用いて・ぐイロット信号を再生するので、隣接
する両トラックからのクロストークの信号レベルが小さ
く、エラー信号のＳ／Ｎが悪く、その上、各トラックに
ガートバンドが有る場合は最良のポイントでロックでき
ないという問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、トラックピッチが記録再生用ヘッドのヘッド幅より
広い場合に於いても、５７４Ｊの良い良好なトラッキン
グ制御信号を得ることのできる情報信号記録再生装置を
得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る情報信号記録再生装置は、記録再生用の
ヘッドと、前記ヘッドより幅の広いＦＥＨとを有し、再
生時に、このＦＥＨより再生された２種類のパイロット
信号のレベルを比較する手段と、この比較手段の出力を
用いてトラッキング制御を行う手段とからなるものであ
る。

〔作　用〕

上述の如く構成することによって再生時にＦＥＨより再
生された２種類のパイロット信号の出力レベルを比較す
ることにより大きなレベル同志を比較できる様になりト
ラッキング制御信号のいを向上させ、良好なトラッキン
グ制御を行うことができる様になった。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例としてのＶＴＲに於けるト
ラッキングエラー信号を得るための再生回路の要部を示
すブロック図であり、図において、２０Ｇ！ローノやス
フィルタ（ＬＰＦ’）、２１は乗算器、２２．２３はバ
ンドパスフィルタ（ＢＰＦ　）、２４゜２５は検波回路
、２６は比較回路、２７は反転器、２８はサンプルホー
ルド（ＳＡ　）回路である。また、第２図はガートバン
ドを設けて記録を行った場合の第１図の回路による磁気
テープ上のヘッドのトレース位置を示す図である。

第２図において、回転消去ヘッド（以下ＦＥ）Ｉという
）によってα−１の部分より再生されるパイロット信号
のレベルとβ−１の部分より再生される△ 信号のレベルが等しくなるように制御すれば、オントラ
ックを保つことができる。この様にガートバンドを有す
る場合では記録時と再生時でトラッキングの位置が相対
的にずれることはない。

例えば今Ｆ’ＥＩ（が第２図５１ａにある場合を考えて
みる。

この場合、ＦＥＨの位置する制御対象トラック（主トラ
ツク）からはノゼイロット信号ｆ１が検出され、ローカ
ルパイロット信号としてはｆ工を出力するようにする。

この主トランクの両隣接トラックからは、ｆ、とｆ２が
再生される。そしてこのｆ４とｆ２に対するローカルノ
ぐイロット信号ｆ１との周波数差は３ｆＨとｆＨとなる
。そこで、第１図の回路において、ローカルパイロット
信号ヲ、３０　ＰＧ　（記録再生用回転ヘッドの回転に
同期した３　０　Ｈｚの信号）で百だけ位相をずら踵こ
れに応じてローカルノにイロット信号を発生させる様に
して第２図に示すタイミングではｆ工の信号が得られる
。ただ、このままではＦＥＨがテープ上をトレースして
いない時トラッキング制御信号は得られずループゲイン
が低いので、反転器２７の後にＳ／）（回路２８を設け
て、検出信号の最終値あるいは画面中央に相当するタイ
ミングでエラー電圧をサンプリングして、次のＦＥＨの
検出タイミングまでその値をホールドしておけばよい。

第３図は第１図の回路の各部における動作波形図であり
、上記説明を波形によって表わしている。

第２図に示すようにして、数トラツク先行した位置で、
ＦＥＨを用いてトラッキング制御信号を得ている。この
とき、記録再生用のヘッドＡ、Ｂは常にＦＥＲに数トラ
ック遅れた位置でオントラックする様装置している。

以下の説明中高さの説明は第１実施例のものも含まれて
いる。

第４図はこの発明におけるその他の実施例としてのＶＴ
Ｒに於けるトラッキングエラー信号を得るための再生回
路の要部を示すブロック図、第５図は第４図の回路によ
る磁気テープ上のヘッドトレース位置を示す図、第６図
は各・ｆイロクト信号の夫々の周波数の関係を示す図、
第７図は第４図の回路の各部における動作波形図であり
、第４図中、３０はローノやスフィルタ（ＬＰＦ）、３
１は乗算器、３２．３３はパントノぐスフィルタ（ＢＰ
Ｆ　）、３４゜３５は検波回路、３６は比較回路である
。

第５図において、５１ｂの位置にＦＥＨがある場合には
主としてパイロット信号ｆ４とｆｌが再生される。ここ
で、ローカルノぞイロット（ｎをｆ２として、ｆ２を前
記信号ｆ４とｆ□に乗算すると、差周波数は第６図から
明らかなようにｆＨと２ｆＨの周波数成分が発生する。

この時の第５図の右側のトラックからの差周波数がｆＨ
１左側のトラックからの差周波数が２・ｆＨである。

次に、第５図の５２の位置にＦＥＨがある場合には主と
して・ぐイロット信号ｆ２とｆ、が再生される。ここで
、ローカルノぐイロット信号をｆ４として、ｆ４を前記
ｆ２とｆ３に乗算すると、差周波数は第６図から明らか
なように５１ｂの位置にあったときと同様に、５２の位
置においても右側のトラックからの差周波数がｆＨ１左
側のトラックからの差周波数が２・ｆＨとなる。結局、
ＦＥＨのずれの方向とエラー信号の変化が５１ｂの位置
と、５２の位置とでは同じになる。故に、この場合は前
記実施例や従来例の場合に必要とした反転器が不要であ
る。

尚、この場合もローカル・！イロット信号を発生するた
めに３０ＰＧｔ−＞だけ位相シフトすることは前記実施
例と同じである。

また、ＢＰＦ　３２　、３３の出力レベルは前記実施例
に比して約２倍になるため、トラッキングエラー信号の
Ｓ／ＩＪも良く、ループゲインが高くとれ、サンプルホ
ールド回路がなくても良好な動作が期待できる。

さらに上記実施例におけるヘッドの構造は次のようにす
る。ＦＥＨのヘッド幅は装置の最大トラックピッチの２
倍以上の幅を持ち、１フレームにおいて、第１フィール
ド期間にテープ上をトレースし消去を行い、第２フィー
ルド期間にはトレースしない。即ち、／４’イロット信
号の検出に用いる場合も２フイ一ルド期間中１フィール
ド期間）ぐイロット信号を検出するものである。

また、ＦＥＨの回転軸の軸方向への位置を示す「高さ」
は２つの設定が考えられる。回転位相については第８図
に示す如く記録再生用ヘッドＡ。

Ｂとは位相差９０°の位置に設けるわけであるが、第９
図ａのように２トラツクに渡る場合と、第９図すのよう
に３トラツクに渡る場合との２つの場合がある。

尚、第８図は記録再生用のヘッドとＦＥＨとの回転位相
関係を示す図であり、第９図は記録再生用ヘッド及びＦ
ＥＨのテープ上での位置関係を示す図である。

第９図（、）はパイロット信号が２トラツク分、ＦＥＨ
によってトラック幅いっばいに検出可能なものであり、
これは前述の第５図に示す実施例に相当し、この場合の
信号処理は従来とは異なり、前述の第４図の回路で行う
。

また、第９図（ｂ）は、ＦＥＨがメイントラックより充
分にパイロット信号を得て、その両隣接トラックよりメ
イントラックの各半分の信号のレベルが検出できるもの
で前述第２図に示す実施例に相当し、その信号処理は第
１図の回路で行う。

次に不感帯について説明する。

第１０図はトラックピッチがヘッド幅より広い場合、即
ちガートバンド有りの場合記録トラックと各ヘッドの関
係及びそのときのトラッキングエラー信号のレベルを示
す図、第１１図はトラックピッチがヘッド幅より狭い場
合、即ちガートバンド無しの記録トラックと各ヘッドの
関係及びそのときのトラッキングエラー信号のレベルを
示す図である。

前述の第１図〜第３図に示す実施例ではガートバンドに
起因する不感帯は存在しないが、第４図〜第７図に示す
実施例においてはガード・ぐンドに起因して以下の通り
不感帯が存在する。

（ｉ）ガートバンド有りの場合、 第１０図に示す通り、ＦＥＨのトラックパターンからの
はみ出し部分の幅をｄとした時、記録再生用のヘッドＡ
、Ｂが所定のトラック上を正確にトレースしているもの
とする。

その場合、トラッキングエラー信号のレベルは第１０図
伽）の曲線（イ）に示すように左右にｄの部分だけレベ
ル変動がなく、ここが不感帯となる。第１０図（ｂ）の
（ロ）は記録再生ヘッドＡ、Ｂの再生出力レベルを示す
。

（１１）ガートバンド無しの場合 第１１図に示す通り、ＦＥＨのトラツクノにターンから
のはみ出し部分の幅をｄとし、記録再生用のヘッドＡ、
Ｂのはみ出し部分をｔとする。第１１図の曲線（イ）の
平坦部が不感帯に相当し、曲線（ロ）の平坦部は再生レ
ベルの変化しない部分となる。そこで、このトラッキン
グサーボを最適なものにするにはｄ＝ｔにすればよい。

尚、ヘッドの高さ、ヘッドの幅を限定して、各実施例の
説明を行ったが、この明細書中に示す条件を満足してい
れば、他の値でも当然この発明の範囲に含まれるもので
ある。上述の如き構成の各実施例のＶＴＲによればＦＥ
Ｈの持つＬＰＦ’特性によって映像信号除去用のＬＰＦ
の負担が軽くなり、ＬＰＦの次数が低減され、回路の構
成が簡単になる。

また、トラッキングエラー信号のＳ／Ｎがよくなる。

さらにまた、ＦＥＨのヘッド幅を選定してが−ドバンド
有りの場合のトラッキングが可能となる等の効果を有す
る。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、この発明の情報信号記
録再生装置によればトラックピッチに無関係に良好なト
ラッキング制御信号を得ることのできる情報信号記録再
生装置を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例としてのＶＴＲのトラッキ
ングエラー信号を得る為の再生回路の要部を示すブロッ
ク図、第２図は第１図の回路による磁気テープ上のヘッ
ドのトレース位置を示す図、第３図は第１図の回路の各
部における動作波形図、第４図はこの発明の他の実施例
としてのＶＴＲのトラッキングエラー信号を得る為の再
生回路の要部を示すブロック図、第５図は第４図の回路
における磁気テープ上のヘッドのトレース位置を示す図
、第６図は各パイロット信号の夫々の周波数の関係を示
す図、第７図は第４図の回路の各部における動作波形図
、第８図は記録再生用のヘッドとＦＥＨの位相関係を示
す図、第９図は記録再生用ヘッドとＦＥＨとのトラック
上での位置関係を示す図、第１０図はガートバンド有り
の記録トラックと各ヘッドの関係及びそのときのトラッ
キングエラー電圧のレベルを示す図、第１１図はガート
バンド無しの記録トラックと各ヘッドの関係及びそのと
きのトラッキングエラー電圧のレベルを示す図、第１２
図は４周波方式によるトラッキングを行うＶＴＲの記録
磁化軌跡を示す図、第１３図は第１２図のテープからト
ラッキングエラー信号を得る為の従来の再生回路の要部
を示すブロック図である。 図において、２０，３０はローパスフィルタ（ＬＰＦ　
）、２１，３１は乗算器、２２，２３゜３２．３３はパ
ントノ母スフィルタ（ＢＰＦ　）、２４゜２５．３４，
３５は検波回路、２６．３６は比較回路、２７は反転器
、２８はサンプルホールド（ＳＡ）回路である。 代理人　弁理士　　１）　北　　嵩　　晴第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録再生用のヘッドと前記ヘッドより幅広の回転消去ヘ
   ッドとを有し、互いに周波数の異なる複数種のパイロッ
   ト信号を所定のローテーションで重畳して情報信号を記
   録し再生する情報信号記録再生装置において、再生時に
   前記回転消去ヘッドより再生された前記複数種のパイロ
   ット信号中２種類のパイロット信号のレベルを比較する
   手段と、該比較手段の出力を用いてトラッキング制御を
   行う手段とからなることを特徴とする情報信号記録再生
   装置。