JPH0973691A - 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 - Google Patents
磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法Info
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- JPH0973691A JPH0973691A JP7246845A JP24684595A JPH0973691A JP H0973691 A JPH0973691 A JP H0973691A JP 7246845 A JP7246845 A JP 7246845A JP 24684595 A JP24684595 A JP 24684595A JP H0973691 A JPH0973691 A JP H0973691A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ATFサーボのループゲインを所定のレベル
に制御し、安定したトラッキング制御を行う。 【解決手段】 マイクロコンピュータ5はATF回路4
から出力されるATFエラーをサンプルしてゲイン制御
信号を生成する。このとき、ATFエラーのうち、プラ
スに最大限振れたレベルとマイナスに最大限振れたレベ
ルとの差を取り、それに応じてゲイン制御信号を作成す
る。このゲイン制御信号はDA変換回路6によりアナロ
グ信号に変換され、ATF回路4内のゲインコントロー
ルアンプ14のゲインを制御する。これにより、ATF
サーボのループゲインが所定のレベルに制御できるの
で、安定したトラッキング制御が行える。
に制御し、安定したトラッキング制御を行う。 【解決手段】 マイクロコンピュータ5はATF回路4
から出力されるATFエラーをサンプルしてゲイン制御
信号を生成する。このとき、ATFエラーのうち、プラ
スに最大限振れたレベルとマイナスに最大限振れたレベ
ルとの差を取り、それに応じてゲイン制御信号を作成す
る。このゲイン制御信号はDA変換回路6によりアナロ
グ信号に変換され、ATF回路4内のゲインコントロー
ルアンプ14のゲインを制御する。これにより、ATF
サーボのループゲインが所定のレベルに制御できるの
で、安定したトラッキング制御が行える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに対してデ
ジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号等を記録・
再生する装置に関し、より詳細には、ATF(Auto
maticTrack Finding)サーボのルー
プゲインの変化を抑える技術に関する。
ジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号等を記録・
再生する装置に関し、より詳細には、ATF(Auto
maticTrack Finding)サーボのルー
プゲインの変化を抑える技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の回転磁気ヘッドにより磁気テープ
に対してデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号
等の情報信号と共にATFパイロット信号を記録・再生
する磁気記録再生方法が提案されている。
に対してデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号
等の情報信号と共にATFパイロット信号を記録・再生
する磁気記録再生方法が提案されている。
【0003】図10はこのような磁気記録再生方法にお
けるトラックパターンとATFパイロット信号との関係
を示し、図11は図10のトラックにおけるATFパイ
ロット信号の周波数スペクトルを示す。
けるトラックパターンとATFパイロット信号との関係
を示し、図11は図10のトラックにおけるATFパイ
ロット信号の周波数スペクトルを示す。
【0004】図10及び図11に示すように、トラック
F1とF2ではそれぞれ周波数f1とf2のパイロット
信号が記録されている。これに対して、トラックF0で
は、周波数f1とf2の成分のノッチが形成されてい
る。これらの周波数f1とf2のパイロット信号及びノ
ッチは、記録するデジタル信号等をチャネルエンコーダ
において24−25変換することにより付与する。そし
て、再生時には、トラックF0を再生したヘッドが隣接
するトラックF1,F2のパイロット信号f1,f2の
クロストーク成分が等しくなるようにトラッキング制御
を行う。
F1とF2ではそれぞれ周波数f1とf2のパイロット
信号が記録されている。これに対して、トラックF0で
は、周波数f1とf2の成分のノッチが形成されてい
る。これらの周波数f1とf2のパイロット信号及びノ
ッチは、記録するデジタル信号等をチャネルエンコーダ
において24−25変換することにより付与する。そし
て、再生時には、トラックF0を再生したヘッドが隣接
するトラックF1,F2のパイロット信号f1,f2の
クロストーク成分が等しくなるようにトラッキング制御
を行う。
【0005】図12に図10の各トラックのフォーマッ
トを示す。図12において、トラックの左端がヘッド入
口(突入)側であり、右側がヘッド出口(離間)側であ
る。そして、トラックの左端部から順に、ITIエリ
ア、オーディオデータの記録エリア、ビデオデータの記
録エリア、サブコードデータの記録エリアが設けられて
いる。なお、トラックの右端部に設けられているオーバ
ーライトマージン、及びデータエリアの間に設けられて
いるIBG(インターブロックギャップ)には、データ
が記録されない。
トを示す。図12において、トラックの左端がヘッド入
口(突入)側であり、右側がヘッド出口(離間)側であ
る。そして、トラックの左端部から順に、ITIエリ
ア、オーディオデータの記録エリア、ビデオデータの記
録エリア、サブコードデータの記録エリアが設けられて
いる。なお、トラックの右端部に設けられているオーバ
ーライトマージン、及びデータエリアの間に設けられて
いるIBG(インターブロックギャップ)には、データ
が記録されない。
【0006】前記したように、パイロット信号成分及び
ノッチは記録データを24−25変換することにより付
与するが、ITIエリアにおいてこれらの成分の再生レ
ベルが高くなるように処理されている。
ノッチは記録データを24−25変換することにより付
与するが、ITIエリアにおいてこれらの成分の再生レ
ベルが高くなるように処理されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述したよ
うな基本構成の磁気記録再生方法において、磁気テープ
の長手方向とトラックの走査方向とのなす角度θは、8
ミリビデオのようなアナログ記録の磁気記録再生装置よ
りも大きくなっている、すなわちトラックが立っている
状態である。このため、精度の高いトラッキング制御技
術が要求される。
うな基本構成の磁気記録再生方法において、磁気テープ
の長手方向とトラックの走査方向とのなす角度θは、8
ミリビデオのようなアナログ記録の磁気記録再生装置よ
りも大きくなっている、すなわちトラックが立っている
状態である。このため、精度の高いトラッキング制御技
術が要求される。
【0008】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであって、前述した基本構成の磁気記録再生方法
において、精度の高いトラッキング制御を実現するため
の新規で有用な装置及び方法を提供することを目的とす
る。
たものであって、前述した基本構成の磁気記録再生方法
において、精度の高いトラッキング制御を実現するため
の新規で有用な装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、第1のチャンネルの磁気ヘッドにより記
録・再生される第1のトラックと第2のチャンネルの磁
気ヘッドにより記録・再生される第2のトラックを交互
に配置すると共に、記第1のトラックには第1の周波数
のパイロット信号と第2の周波数のパイロット信号とが
トラック単位で交互に記録され、第2のトラックには第
1又は第2の周波数のパイロット信号のいずれも記録さ
れていないフォーマットを有する磁気記録再生装置及び
磁気記録再生方法であって、第2のトラックの再生時に
両側の第1のトラックから再生される第1、第2の周波
数のパイロット信号成分のレベル差に応じたエラー信号
を生成すると共に、第1のトラックの再生時に第1のト
ラックから再生される第1及び第2の周波数のパイロッ
ト信号のレベル差を用いて前記エラー信号のゲインを制
御し、ゲインの制御されたエラー信号をもとにトラッキ
ング制御を行うことを特徴とするものである。
に、本発明は、第1のチャンネルの磁気ヘッドにより記
録・再生される第1のトラックと第2のチャンネルの磁
気ヘッドにより記録・再生される第2のトラックを交互
に配置すると共に、記第1のトラックには第1の周波数
のパイロット信号と第2の周波数のパイロット信号とが
トラック単位で交互に記録され、第2のトラックには第
1又は第2の周波数のパイロット信号のいずれも記録さ
れていないフォーマットを有する磁気記録再生装置及び
磁気記録再生方法であって、第2のトラックの再生時に
両側の第1のトラックから再生される第1、第2の周波
数のパイロット信号成分のレベル差に応じたエラー信号
を生成すると共に、第1のトラックの再生時に第1のト
ラックから再生される第1及び第2の周波数のパイロッ
ト信号のレベル差を用いて前記エラー信号のゲインを制
御し、ゲインの制御されたエラー信号をもとにトラッキ
ング制御を行うことを特徴とするものである。
【0010】ここで、第1のトラックには、所定のエリ
アからの再生されるパイロット信号のレベルが相対的に
高くなるように記録されており、このエリアから再生さ
れるパイロット信号のレベル差を用いてゲインを制御す
るように構成することが好適である。
アからの再生されるパイロット信号のレベルが相対的に
高くなるように記録されており、このエリアから再生さ
れるパイロット信号のレベル差を用いてゲインを制御す
るように構成することが好適である。
【0011】また、第1のトラックの再生時に第1のト
ラックから再生される第1及び第2の周波数のパイロッ
ト信号のレベルを比較して、エラー信号の極性を判別
し、極性の判別されたエラー信号をもとにトラッキング
制御を行うことにより、引き込み時間を短縮することが
好適である。
ラックから再生される第1及び第2の周波数のパイロッ
ト信号のレベルを比較して、エラー信号の極性を判別
し、極性の判別されたエラー信号をもとにトラッキング
制御を行うことにより、引き込み時間を短縮することが
好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を適
用した磁気記録再生装置の要部の構成を示すブロック図
である。なお、本発明は再生時のトラッキングに関する
ものであるため、再生時のブロック図を示してある。
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を適
用した磁気記録再生装置の要部の構成を示すブロック図
である。なお、本発明は再生時のトラッキングに関する
ものであるため、再生時のブロック図を示してある。
【0013】この磁気記録再生装置は、磁気テープ1に
記録されているデジタルデータを再生する磁気ヘッドH
0,H1と、磁気ヘッドH0,H1の再生信号を増幅す
るRFアンプ2,3と、RFアンプ2,3の出力を交互
に切り換えて時系列化するスイッチSW1とを備えてい
る。
記録されているデジタルデータを再生する磁気ヘッドH
0,H1と、磁気ヘッドH0,H1の再生信号を増幅す
るRFアンプ2,3と、RFアンプ2,3の出力を交互
に切り換えて時系列化するスイッチSW1とを備えてい
る。
【0014】磁気ヘッドH0,H1は回転ドラム(図示
せず)の外周の180度対向した位置に設けられてお
り、互いに異なるアジマス角を持っている。そして、磁
気ヘッドH0が図10のトラックF0を走査し、磁気ヘ
ッドH1がトラックF1とF2を交互に走査するように
制御される。また、スイッチSW1は後述するマイクロ
コンピュータ5が生成するヘッド切り換え信号により回
転ドラムの回転に対応して切り換えられる。
せず)の外周の180度対向した位置に設けられてお
り、互いに異なるアジマス角を持っている。そして、磁
気ヘッドH0が図10のトラックF0を走査し、磁気ヘ
ッドH1がトラックF1とF2を交互に走査するように
制御される。また、スイッチSW1は後述するマイクロ
コンピュータ5が生成するヘッド切り換え信号により回
転ドラムの回転に対応して切り換えられる。
【0015】図1の磁気記録再生装置は、さらにスイッ
チSW1を通ったRF信号からATFエラーを生成する
ATF回路4と、装置の全体の制御を行うマイクロコン
ピュータ(以下マイコンという)5と、マイコン5が生
成するゲイン制御信号をアナログ化してATF回路4内
のゲインコントロールアンプ14に印加するDA変換回
路6と、キャプスタンモータ7と、マイクロコンピュー
タ5が生成する速度指令信号にしたがってモータドライ
ブ信号を生成し、キャプスタンモータ7に印加するキャ
プスタンドライバー8とを備えている。
チSW1を通ったRF信号からATFエラーを生成する
ATF回路4と、装置の全体の制御を行うマイクロコン
ピュータ(以下マイコンという)5と、マイコン5が生
成するゲイン制御信号をアナログ化してATF回路4内
のゲインコントロールアンプ14に印加するDA変換回
路6と、キャプスタンモータ7と、マイクロコンピュー
タ5が生成する速度指令信号にしたがってモータドライ
ブ信号を生成し、キャプスタンモータ7に印加するキャ
プスタンドライバー8とを備えている。
【0016】マイコン5は、キャプスタンモータの回転
周波数を検出したキャプスタンFGと、回転ドラムの回
転位相を検出したドラムPGと、回転ドラムの回転周波
数を検出したドラムFGと、ATFエラーとから、速度
指令信号を生成する。また、ドラムPGとドラムFGと
から前述したヘッド切り換え信号を生成する。さらに、
ATFエラーのレベルからゲイン制御信号を生成する。
以上説明したマイコン5の処理の詳細については後述す
る。
周波数を検出したキャプスタンFGと、回転ドラムの回
転位相を検出したドラムPGと、回転ドラムの回転周波
数を検出したドラムFGと、ATFエラーとから、速度
指令信号を生成する。また、ドラムPGとドラムFGと
から前述したヘッド切り換え信号を生成する。さらに、
ATFエラーのレベルからゲイン制御信号を生成する。
以上説明したマイコン5の処理の詳細については後述す
る。
【0017】ATF回路4は、入力されるRF信号から
周波数f1のパイロット信号成分を取り出すバンドパス
フィルタ9と、周波数f2のパイロット信号成分を取り
出すバンドパスフィルタ10と、バンドパスフィルタ9
の出力を整流する整流回路11と、バンドパスフィルタ
10の出力を整流する整流回路12と、整流回路11と
整流回路12の出力レベルの差をとる減算器13と、減
算器13の出力レベルを調整するゲインコントロールア
ンプ14と、ゲインコントロールアンプ14の出力の低
域成分を取り出してATFエラーを生成するローパスフ
ィルタ15とから構成されている。
周波数f1のパイロット信号成分を取り出すバンドパス
フィルタ9と、周波数f2のパイロット信号成分を取り
出すバンドパスフィルタ10と、バンドパスフィルタ9
の出力を整流する整流回路11と、バンドパスフィルタ
10の出力を整流する整流回路12と、整流回路11と
整流回路12の出力レベルの差をとる減算器13と、減
算器13の出力レベルを調整するゲインコントロールア
ンプ14と、ゲインコントロールアンプ14の出力の低
域成分を取り出してATFエラーを生成するローパスフ
ィルタ15とから構成されている。
【0018】次に、図2のトラックパターンのヘッドと
の関係を参照しながら、本実施の形態におけるトラッキ
ング制御の基本的な考え方について説明する。本実施の
形態では、ヘッドH0がトラックF0を再生し、隣接す
るトラックF1,F2のパイロット信号f1,f2のク
ロストーク成分が等しくなるようにトラッキング制御を
行う。このとき、ヘッドH0が図のAで示す位置にある
場合には左側にF2、右側にF1であるが、図のBで示
す位置にある場合には左側にF1、右側にF2であるか
ら、ATFエラーは極性が交互に反転する。これに対し
て、ヘッドH1が走査したときのATFエラーは、図の
Cに示すようにトラックF1を走査している時には、周
波数f1のパイロット信号のレベルに対応する整流回路
11の出力が最大になり、図のDに示すようにトラック
F2を走査している時には、周波数f2のパイロット信
号のレベルに対応する整流回路12の出力が最大になる
ので、ATFエラーは交互にプラスまたはマイナスに最
大限振れる。
の関係を参照しながら、本実施の形態におけるトラッキ
ング制御の基本的な考え方について説明する。本実施の
形態では、ヘッドH0がトラックF0を再生し、隣接す
るトラックF1,F2のパイロット信号f1,f2のク
ロストーク成分が等しくなるようにトラッキング制御を
行う。このとき、ヘッドH0が図のAで示す位置にある
場合には左側にF2、右側にF1であるが、図のBで示
す位置にある場合には左側にF1、右側にF2であるか
ら、ATFエラーは極性が交互に反転する。これに対し
て、ヘッドH1が走査したときのATFエラーは、図の
Cに示すようにトラックF1を走査している時には、周
波数f1のパイロット信号のレベルに対応する整流回路
11の出力が最大になり、図のDに示すようにトラック
F2を走査している時には、周波数f2のパイロット信
号のレベルに対応する整流回路12の出力が最大になる
ので、ATFエラーは交互にプラスまたはマイナスに最
大限振れる。
【0019】本実施の形態では、ヘッドH1の走査時に
プラスに最大限振れるATFエラーのレベルとマイナス
に最大限振れるATFエラーのレベルとの差を用いて、
ゲイン制御信号を生成する。
プラスに最大限振れるATFエラーのレベルとマイナス
に最大限振れるATFエラーのレベルとの差を用いて、
ゲイン制御信号を生成する。
【0020】また、本実施の形態では、ヘッドH1の走
査時にプラスに最大限振れるATFエラーのレベルとマ
イナスに最大限振れるATFエラーのレベルとを比較し
て、ヘッドH0の走査時のATFエラーの極性を判別す
る。換言すれば、ヘッドH1がF1トラックとF2トラ
ックのどちらを走査しているのかを判別し、それにより
次にヘッドH0が走査するトラックF0の左右にF1,
F2どちらのトラックが存在するかを判別するものであ
る。そしてこれにより、トラッキングまでの引き込み時
間の短縮を実現する。
査時にプラスに最大限振れるATFエラーのレベルとマ
イナスに最大限振れるATFエラーのレベルとを比較し
て、ヘッドH0の走査時のATFエラーの極性を判別す
る。換言すれば、ヘッドH1がF1トラックとF2トラ
ックのどちらを走査しているのかを判別し、それにより
次にヘッドH0が走査するトラックF0の左右にF1,
F2どちらのトラックが存在するかを判別するものであ
る。そしてこれにより、トラッキングまでの引き込み時
間の短縮を実現する。
【0021】次に、図3のタイミングチャートを参照し
ながら図1に示した装置の概略動作を説明する。ヘッド
H0,H1により磁気テープ1から交互に再生された信
号はRFアンプ2 ,3により増幅され、スイッチSW1
により時系列化される。図3(a)はスイッチSW1を
切り換えるヘッド切り換え信号であり、図3(b)は時
系列化されたRF信号である。図3(b)において、C
H0はヘッドH0の再生信号を示し、CH1はヘッドH
1の再生信号を示す。
ながら図1に示した装置の概略動作を説明する。ヘッド
H0,H1により磁気テープ1から交互に再生された信
号はRFアンプ2 ,3により増幅され、スイッチSW1
により時系列化される。図3(a)はスイッチSW1を
切り換えるヘッド切り換え信号であり、図3(b)は時
系列化されたRF信号である。図3(b)において、C
H0はヘッドH0の再生信号を示し、CH1はヘッドH
1の再生信号を示す。
【0022】スイッチSW1により時系列化されたRF
信号は、ATF回路4に入力され、ゲイン制御を受けた
後ATFエラーが検出される。図3(c)にATFエラ
ーを示す。
信号は、ATF回路4に入力され、ゲイン制御を受けた
後ATFエラーが検出される。図3(c)にATFエラ
ーを示す。
【0023】図3(c)において、E、F、Gはヘッド
H1から得られた最大限振れたATFエラーのITI部
分に対応する。また、図3(c)のHとJはトラッキン
グ制御に使用するATFエラー電圧である。本実施の形
態では、このEとFあるいはFとG等のレベルの差を用
いてゲイン制御信号を生成すると共に、EとFあるいは
FとG等のレベルを比較してHとJの極性を判別する。
H1から得られた最大限振れたATFエラーのITI部
分に対応する。また、図3(c)のHとJはトラッキン
グ制御に使用するATFエラー電圧である。本実施の形
態では、このEとFあるいはFとG等のレベルの差を用
いてゲイン制御信号を生成すると共に、EとFあるいは
FとG等のレベルを比較してHとJの極性を判別する。
【0024】図3(c)に示すATFエラーはマイコン
5に送られる。マイコン5は図3(d)に示すタンミン
グで前述したE、F、G、H、J等のATFエラーをサ
ンプルする。
5に送られる。マイコン5は図3(d)に示すタンミン
グで前述したE、F、G、H、J等のATFエラーをサ
ンプルする。
【0025】図4はマイコン5の内部の機能を示すブロ
ックである。マイコン5は、ATFエラー取り込み部2
1と、ゲイン制御信号算出部22と、極性判別部23
と、CH0側ATFエラー算出部24と、掛け算器25
と、速度指令信号算出部26とを備えている。
ックである。マイコン5は、ATFエラー取り込み部2
1と、ゲイン制御信号算出部22と、極性判別部23
と、CH0側ATFエラー算出部24と、掛け算器25
と、速度指令信号算出部26とを備えている。
【0026】ATFエラー取り込み部21は入力される
ATFエラーを図3(d)に示したタイミングで格納す
る。このタイミングの生成は、ドラムPGとドラムFG
を基準にして内部のクロック(図示せず)をカウントす
ることで実現する。ATFエラー取り込み部21は、さ
らにヘッド切り換え信号を生成する。ヘッド切り換え信
号のタイミングの生成も、ATFエラーを取り込むタイ
ミングと同様にして実現する。
ATFエラーを図3(d)に示したタイミングで格納す
る。このタイミングの生成は、ドラムPGとドラムFG
を基準にして内部のクロック(図示せず)をカウントす
ることで実現する。ATFエラー取り込み部21は、さ
らにヘッド切り換え信号を生成する。ヘッド切り換え信
号のタイミングの生成も、ATFエラーを取り込むタイ
ミングと同様にして実現する。
【0027】図5にATFエラー取り込み部21の構成
の一例を示す。ドラム回転位相検出処理部31は、例え
ばドラムPGの立ち上がりを検出した後、最初のドラム
FGの立ち上がりのタイミングを示す基準パルスを出力
する。タイミング生成回路32は、この基準パルスのタ
イミングから内部のクロックをカウントすることによ
り、図3(a),(d)に示したようなヘッド切り換え
信号とAD変換起動信号を生成する。AD変換回路33
は、AD変換起動信号を受けると、入力されるATFエ
ラーをサンプルし、ADデータ格納レジスタ34に取り
込む。そして、1サンプル取り込む毎に取り込み終了信
号を出力する。なお、図5において、タイミング生成回
路32、AD変換回路33、及びADデータ格納レジス
タ34はマイコン5内の回路として組み込まれており、
取り込み終了信号がCPU(図示せず)に接続され、A
D変換終了時の割り込み処理を起動できるように構成さ
れている。
の一例を示す。ドラム回転位相検出処理部31は、例え
ばドラムPGの立ち上がりを検出した後、最初のドラム
FGの立ち上がりのタイミングを示す基準パルスを出力
する。タイミング生成回路32は、この基準パルスのタ
イミングから内部のクロックをカウントすることによ
り、図3(a),(d)に示したようなヘッド切り換え
信号とAD変換起動信号を生成する。AD変換回路33
は、AD変換起動信号を受けると、入力されるATFエ
ラーをサンプルし、ADデータ格納レジスタ34に取り
込む。そして、1サンプル取り込む毎に取り込み終了信
号を出力する。なお、図5において、タイミング生成回
路32、AD変換回路33、及びADデータ格納レジス
タ34はマイコン5内の回路として組み込まれており、
取り込み終了信号がCPU(図示せず)に接続され、A
D変換終了時の割り込み処理を起動できるように構成さ
れている。
【0028】図4に示すように、ゲイン制御信号算出部
はATFエラー取り込み部21から例えば図3(c)の
E、F、GのADデータを受け取り、そのレベル差を用
いてゲイン制御信号を生成する。
はATFエラー取り込み部21から例えば図3(c)の
E、F、GのADデータを受け取り、そのレベル差を用
いてゲイン制御信号を生成する。
【0029】ゲイン制御信号算出部22の処理を図6に
示す。ATFエラー取り込み部21から取り込み終了信
号を受けることにより、この処理が起動される。まず、
ATFエラー取り込み部21のADデータ格納レジスタ
34に格納されているADデータを受け取る。そして、
受け取ったADデータと前回の起動時に受け取りバッフ
ァ41に格納しておいたサンプルとの差Sを減算器42
において算出する。そして、差Sを算出した後に今回受
け取ったADデータのサンプルをバッファ41に格納す
る。
示す。ATFエラー取り込み部21から取り込み終了信
号を受けることにより、この処理が起動される。まず、
ATFエラー取り込み部21のADデータ格納レジスタ
34に格納されているADデータを受け取る。そして、
受け取ったADデータと前回の起動時に受け取りバッフ
ァ41に格納しておいたサンプルとの差Sを減算器42
において算出する。そして、差Sを算出した後に今回受
け取ったADデータのサンプルをバッファ41に格納す
る。
【0030】これにより、例えば図3(c)のEとFあ
るいはFとGのレベル差が得られる。このレベル差はF
−EとG−Fとで符号が反転しているので、符号判定回
路43においてSの符号を判定し、マイナスの場合には
スイッチSW1とSW2を係数が−1の係数器44の側
に切り換え、プラスの値に変換する。
るいはFとGのレベル差が得られる。このレベル差はF
−EとG−Fとで符号が反転しているので、符号判定回
路43においてSの符号を判定し、マイナスの場合には
スイッチSW1とSW2を係数が−1の係数器44の側
に切り換え、プラスの値に変換する。
【0031】このようにして、CH1側の最大限振れた
ATFエラーのITI部分のレベル差が検出されたら、
このレベル差を減算器45において目標電圧と比較し、
さらに積分回路46、係数器47,48及び加算器49
により積分特性と比例特性をを与え、さらに加算器50
においてバイアスを付加することによりゲイン制御信号
を生成する。
ATFエラーのITI部分のレベル差が検出されたら、
このレベル差を減算器45において目標電圧と比較し、
さらに積分回路46、係数器47,48及び加算器49
により積分特性と比例特性をを与え、さらに加算器50
においてバイアスを付加することによりゲイン制御信号
を生成する。
【0032】以上のようにして生成したゲイン制御信号
はDA変換器6へ送られ、ここでアナログレベルの信号
に変換され、ゲインコントロールアンプ14の制御に使
用される。この結果、減算器45に与える目標電圧に応
じてゲインコントロールアンプ14のゲインが制御され
る。
はDA変換器6へ送られ、ここでアナログレベルの信号
に変換され、ゲインコントロールアンプ14の制御に使
用される。この結果、減算器45に与える目標電圧に応
じてゲインコントロールアンプ14のゲインが制御され
る。
【0033】以下速度指令信号の生成処理について説明
する。図4に示すように、極性判別部23はATFエラ
ー取り込み部21から図3(d)のE、F、GのADデ
ータを受けとり、その極性を判別した結果Kを出力す
る。
する。図4に示すように、極性判別部23はATFエラ
ー取り込み部21から図3(d)のE、F、GのADデ
ータを受けとり、その極性を判別した結果Kを出力す
る。
【0034】極性判別部23の構成の例を図7に示す。
図7は図3(d)のITI部分のATFエラーのレベル
(E、F、G等)を用いて極性を判別する処理である。
ATFエラー取り込み部21から取り込み終了信号を受
けることにより、この処理が起動される。そして、AT
Fエラー取り込み部21のADデータ格納レジスタ34
に格納されているADデータを受け取り、それがCH1
側のITI部分のATFエラーをサンプルしたADデー
タであれば、前回読み込んだCH1側のITI部分のA
TFエラーをサンプルしたADデータとの大小比較を行
い、結果Kを算出する(52)。このとき、前回読み込
んだCH1側のITI部分のATFエラーをサンプルし
たADデータはバッファ51に格納されているので、こ
こから読み出す。そして、結果Kを算出した後、受け取
って比較に用いたADデータを新たにバッファ51に格
納する。
図7は図3(d)のITI部分のATFエラーのレベル
(E、F、G等)を用いて極性を判別する処理である。
ATFエラー取り込み部21から取り込み終了信号を受
けることにより、この処理が起動される。そして、AT
Fエラー取り込み部21のADデータ格納レジスタ34
に格納されているADデータを受け取り、それがCH1
側のITI部分のATFエラーをサンプルしたADデー
タであれば、前回読み込んだCH1側のITI部分のA
TFエラーをサンプルしたADデータとの大小比較を行
い、結果Kを算出する(52)。このとき、前回読み込
んだCH1側のITI部分のATFエラーをサンプルし
たADデータはバッファ51に格納されているので、こ
こから読み出す。そして、結果Kを算出した後、受け取
って比較に用いたADデータを新たにバッファ51に格
納する。
【0035】結果Kは、例えば今回のレベル≧前回のレ
ベルであれば1とし、今回のレベル<前回のレベルであ
れば−1とする。この値により、例えば図3(d)のE
かFかGかを判別できる。したがって、次のCH0側の
ATFエラーの極性を判別できる。
ベルであれば1とし、今回のレベル<前回のレベルであ
れば−1とする。この値により、例えば図3(d)のE
かFかGかを判別できる。したがって、次のCH0側の
ATFエラーの極性を判別できる。
【0036】図4に示すように、CH0側ATFエラー
算出部24はATFエラー取り込み部21からCH0側
のATFエラーのADデータを受け取り、トラック単位
のATFエラーLを算出する。
算出部24はATFエラー取り込み部21からCH0側
のATFエラーのADデータを受け取り、トラック単位
のATFエラーLを算出する。
【0037】図8にCH0側ATFエラー算出部の処理
を示す。本発明では、互換再生(他の装置で記録したト
ラックを再生)する場合のようにトラックが相対的に曲
がった状態でも安定してサーボが掛けられるようにする
ために、トラック全域にわたって複数のサンプルからA
TFエラーを生成する。本実施の形態では、図3(d)
に示すように、1トラックあたり6ポイントのATFエ
ラーサンプルを用いる。
を示す。本発明では、互換再生(他の装置で記録したト
ラックを再生)する場合のようにトラックが相対的に曲
がった状態でも安定してサーボが掛けられるようにする
ために、トラック全域にわたって複数のサンプルからA
TFエラーを生成する。本実施の形態では、図3(d)
に示すように、1トラックあたり6ポイントのATFエ
ラーサンプルを用いる。
【0038】各サンプルの取り込み終了信号を受けるこ
とにより図8の処理が起動される。まず、AD格納レジ
スタ34から受け取ったADデータが1ポイント目の場
合には、ATFエラーの値のそのままRAMに書き込
み、終了する(61)。そして、2〜6ポイント目の場
合には、順次ATFエラー値を加算していき、6ポイン
ト目まで加算した結果Lを出力する(62)。
とにより図8の処理が起動される。まず、AD格納レジ
スタ34から受け取ったADデータが1ポイント目の場
合には、ATFエラーの値のそのままRAMに書き込
み、終了する(61)。そして、2〜6ポイント目の場
合には、順次ATFエラー値を加算していき、6ポイン
ト目まで加算した結果Lを出力する(62)。
【0039】図4に示すように、極性判別部23の出力
KとCH0側ATFエラー算出部24の出力Lとが掛け
算器25において掛け合わされ、極性情報を含んだAT
FエラーMとなって速度指令信号算出部26へ送られ
る。速度指令信号算出部26は、出力Mとキャプスタン
FGとを用いて速度指令信号を算出し、図1のキャプス
タンドライバー8へ与える。
KとCH0側ATFエラー算出部24の出力Lとが掛け
算器25において掛け合わされ、極性情報を含んだAT
FエラーMとなって速度指令信号算出部26へ送られ
る。速度指令信号算出部26は、出力Mとキャプスタン
FGとを用いて速度指令信号を算出し、図1のキャプス
タンドライバー8へ与える。
【0040】図9に速度指令信号算出部26の構成を示
す。速度指令信号算出部25は、加算器25の出力Mか
ら目標電圧を減算して位相エラーを算出する減算器71
と、この位相エラーに対して所定の処理(積分、ゲイン
調整等)を施すキャプスタン位相サーボ演算部72と、
キャプスタンFGの周期を算出する周期算出部73と、
キャプスタンFGの周期から目標周期を減算して速度エ
ラーを算出する減算器74と、この速度エラーに対して
所定の処理を施すキャプスタン速度サーボ演算部75
と、キャプスタン位相サーボ演算部72の出力とキャプ
スタン速度サーボ演算部75の出力とを加算して速度指
令信号を生成する加算器76とから構成されている。
す。速度指令信号算出部25は、加算器25の出力Mか
ら目標電圧を減算して位相エラーを算出する減算器71
と、この位相エラーに対して所定の処理(積分、ゲイン
調整等)を施すキャプスタン位相サーボ演算部72と、
キャプスタンFGの周期を算出する周期算出部73と、
キャプスタンFGの周期から目標周期を減算して速度エ
ラーを算出する減算器74と、この速度エラーに対して
所定の処理を施すキャプスタン速度サーボ演算部75
と、キャプスタン位相サーボ演算部72の出力とキャプ
スタン速度サーボ演算部75の出力とを加算して速度指
令信号を生成する加算器76とから構成されている。
【0041】なお、前記実施の形態では、CH1側のI
TI部分のATFエラーを用いてゲイン制御信号の作成
及びCH0側のATFエラーの極性判別を行っていた
が、CH1側のトラック全体から1個以上のポイントの
ATFエラーをサンプルし、それを用いてゲイン制御信
号の作成と極性判別を行ってもよい。
TI部分のATFエラーを用いてゲイン制御信号の作成
及びCH0側のATFエラーの極性判別を行っていた
が、CH1側のトラック全体から1個以上のポイントの
ATFエラーをサンプルし、それを用いてゲイン制御信
号の作成と極性判別を行ってもよい。
【0042】また、前記実施の形態では、CH0側のト
ラックには周波数f1とf2のノッチが形成されていた
が、ノッチを形成しなくてもよい。さらに、周波数f1
とf2以外の他の周波数のパイロット信号が記録されて
いてもよい。
ラックには周波数f1とf2のノッチが形成されていた
が、ノッチを形成しなくてもよい。さらに、周波数f1
とf2以外の他の周波数のパイロット信号が記録されて
いてもよい。
【0043】そして、前記実施の形態では、マイコン5
がゲイン制御信号の作成と速度指令信号の作成を行って
いたが、これらの処理の一部又は全部をロジックで構成
してもよい。
がゲイン制御信号の作成と速度指令信号の作成を行って
いたが、これらの処理の一部又は全部をロジックで構成
してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ATFサーボのループゲインを所定のレベルに制
御することができるので、精度が高く安定したトラッキ
ング制御が実現できる。したがって、テープの種類の相
違や特性のバラツキによりパイロット信号の再生RFレ
ベルが変化したとしても、ATFサーボのループゲイン
の変化を抑えることができ、安定したトラッキング制御
が実現できる。
れば、ATFサーボのループゲインを所定のレベルに制
御することができるので、精度が高く安定したトラッキ
ング制御が実現できる。したがって、テープの種類の相
違や特性のバラツキによりパイロット信号の再生RFレ
ベルが変化したとしても、ATFサーボのループゲイン
の変化を抑えることができ、安定したトラッキング制御
が実現できる。
【0045】また、エラー信号の極性判別によりアンロ
ック点を瞬時にロック点に切り換えられるので、トラッ
キングまでの引き込み時間が短縮される。さらに、つな
ぎ撮りに失敗してトラックが不連続(CH0側又はCH
1側のトラックが2本続く)になってしまい、ロック点
がアンロック点に変化してしまった場合にも、同様に瞬
時にロック点に切り換えられるので、トラッキングが乱
れることはない。
ック点を瞬時にロック点に切り換えられるので、トラッ
キングまでの引き込み時間が短縮される。さらに、つな
ぎ撮りに失敗してトラックが不連続(CH0側又はCH
1側のトラックが2本続く)になってしまい、ロック点
がアンロック点に変化してしまった場合にも、同様に瞬
時にロック点に切り換えられるので、トラッキングが乱
れることはない。
【図1】本発明を適用した磁気記録再生装置の要部の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】トラックパターンのヘッドとの関係を示す図で
ある。
ある。
【図3】図1に示した装置の概略動作を示すタイミング
チャートである。
チャートである。
【図4】図1のマイコンの内部の機能を示すブロック図
である。
である。
【図5】図4のATFエラー取り込み部の構成を示す図
である。
である。
【図6】図4のゲイン制御信号算出部の処理を示す図で
ある。
ある。
【図7】ITI部分のATFエラーのレベルを用いて極
性を判別する処理を示す図である。
性を判別する処理を示す図である。
【図8】図4のCH0側ATFエラー算出部の処理を示
す図である。
す図である。
【図9】図4の速度指令信号算出部の構成を示す図であ
る。
る。
【図10】従来の磁気記録再生方法におけるトラックパ
ターンとATFパイロット信号との関係を示す図であ
る。
ターンとATFパイロット信号との関係を示す図であ
る。
【図11】図10のトラックにおけるATFパイロット
信号の周波数スペクトルを示す図である。
信号の周波数スペクトルを示す図である。
【図12】図10の各トラックのフォーマットを示す図
である。
である。
1…磁気テープ、4…ATF回路、5…マイコン、H
0,H1…磁気ヘッド、21…ATFエラー取り込み
部、22…ゲイン制御信号算出部、23…極性判別部、
24…CH0側ATFエラー算出部、25…掛け算器、
26…速度指令信号算出部
0,H1…磁気ヘッド、21…ATFエラー取り込み
部、22…ゲイン制御信号算出部、23…極性判別部、
24…CH0側ATFエラー算出部、25…掛け算器、
26…速度指令信号算出部
Claims (4)
- 【請求項1】 第1のチャンネルの磁気ヘッドにより記
録・再生される第1のトラックと第2のチャンネルの磁
気ヘッドにより記録・再生される第2のトラックを交互
に配置すると共に、前記第1のトラックには第1の周波
数のパイロット信号と第2の周波数のパイロット信号と
がトラック単位で交互に記録され、前記第2のトラック
には前記第1又は第2の周波数のパイロット信号のいず
れも記録されていないフォーマットを有する磁気記録再
生装置であって、 前記第2のトラックの再生時に両側の前記第1のトラッ
クから再生される前記第1、第2の周波数のパイロット
信号成分のレベル差に応じたエラー信号を生成する手段
と、 前記第1のトラックの再生時に前記第1のトラックから
再生される前記第1及び第2の周波数のパイロット信号
のレベル差を用いて前記エラー信号のゲインを制御する
手段と、 前記ゲインの制御されたエラー信号をもとにトラッキン
グ制御を行う手段とを備えることを特徴とする磁気記録
再生装置。 - 【請求項2】 第1のチャンネルの磁気ヘッドにより記
録・再生される第1のトラックと第2のチャンネルの磁
気ヘッドにより記録・再生される第2のトラックを交互
に配置すると共に、前記第1のトラックには第1の周波
数のパイロット信号と第2の周波数のパイロット信号と
がトラック単位で交互に記録され、前記第2のトラック
には前記第1の周波数のパイロット信号と第2の周波数
のパイロット信号とが記録されていないフォーマットを
有する磁気記録再生方法であって、 前記第2のトラックの再生時に両側の前記第1のトラッ
クから再生される前記第1、第2の周波数のパイロット
信号成分のレベル差に応じたエラー信号を生成すると共
に、前記第1のトラックの再生時に前記第1のトラック
から再生される前記第1及び第2の周波数のパイロット
信号のレベル差を用いて前記エラー信号のゲインを制御
し、該ゲインの制御されたエラー信号をもとにトラッキ
ング制御を行うことを特徴とする磁気記録再生方法。 - 【請求項3】 第1のトラックには、所定のエリアから
の再生される第1、第2のパイロット信号のレベルが相
対的に高くなるように記録されており、該エリアから再
生されるパイロット信号のレベル差を用いることを特徴
とする請求項2に記載の磁気記録再生方法。 - 【請求項4】 第1のトラックの再生時に該第1のトラ
ックから再生される前記第1及び第2の周波数のパイロ
ット信号のレベルを比較して、エラー信号の極性を判別
し、該極性の判別されたエラー信号をもとにトラッキン
グ制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の磁気記
録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24684595A JP3430732B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24684595A JP3430732B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0973691A true JPH0973691A (ja) | 1997-03-18 |
JP3430732B2 JP3430732B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17154570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24684595A Expired - Fee Related JP3430732B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430732B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100608189B1 (ko) * | 2002-12-27 | 2006-08-04 | 산요덴키가부시키가이샤 | 트랙킹 신호 처리 회로 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP24684595A patent/JP3430732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100608189B1 (ko) * | 2002-12-27 | 2006-08-04 | 산요덴키가부시키가이샤 | 트랙킹 신호 처리 회로 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3430732B2 (ja) | 2003-07-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030422 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 6 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |