JP2658575B2 - トラッキング装置 - Google Patents

トラッキング装置

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JP2658575B2
JP2658575B2 JP2402207A JP40220790A JP2658575B2 JP 2658575 B2 JP2658575 B2 JP 2658575B2 JP 2402207 A JP2402207 A JP 2402207A JP 40220790 A JP40220790 A JP 40220790A JP 2658575 B2 JP2658575 B2 JP 2658575B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカル走査型の磁気
記録再生装置等のトラッキング装置において、特に、ヘ
リカルトラックに順次記録された4周波のパイロット信
号を用いたATF(Automatic Track Finding) 方式の
トラッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来の4周波パイロット信号を
用いたATF方式のトラッキング装置の構成例を示す。
まずここで、4周波パイロット信号について簡単に説明
する。磁気テープ1には図2に示すように、各トラック
ごとにf1〜f4のパイロット信号が記録情報に重畳さ
れて順次記録されている。これらの4周波パイロット信
号は、378fH(fH:テレビ信号の水平同期信号周
波数=15.734kHz)の源振をそれぞれ1/5
8,1/50,1/36,1/40に分周した周波数の
信号であり、f1≒6.5fH,f2≒7.5fH,f
3≒10.5fH,f4≒9.5fHとなっている。し
たがって、磁気テープ上にて隣接するトラック間のパイ
ロット信号周波数差は、常にfHあるいは3fHとな
る。(実際は、16.407kHz,16.521kH
zあるいは46.145kHz,46.209kHzと
なるが、説明の便宜上fH,3fHと記す。)例えば、
磁気ヘッド2が図2に示すf2トラックを走査している
場合、先行隣接トラックのf1パイロット信号と走査ト
ラックのf2パイロット信号との周波数差はfH、そし
て後行隣接トラックのf3パイロット信号と走査トラッ
クのf2パイロット信号との周波数差は3fHとなる。
以下、従来の4周波パイロット信号を用いたトラッキン
グ装置の動作説明を行う。
【0003】図2において、1は磁気テープ、2は磁気
ヘッド、3はプリアンプ、4はLPF(低域通過フィル
タ),5はAGCアンプ(自動利得制御アンプ)、8a
および9aはBPF(帯域通過フィルタ)、11aおよ
び12aはピーク検波器、13aはスイッチ、14aは
減算器、15はクロック発生器、16は水晶発振子、1
7は分周器、19,20は入力端子、22はキャプスタ
ン、23はモータ、24はモータドライバ、25はCF
G(キャプスタンFG)センサ、26はキャプスタン速
度制御系、27は加算回路、28は掛け算回路である。
【0004】図2において、磁気ヘッド2から磁気テー
プ1により検出された再生信号は、プリアンプ3により
十分増幅された後LPF4へ供給される。LPF4で
は、トラッキング制御に不要な映像あるいは音声情報等
の高域成分を抑圧した後、再生パイロット信号をAGC
アンプ5を介して適切なレベルにして、掛け算回路27
へ供給する。掛け算回路27は、再生パイロット信号と
クロック分周回路17より供給されるローカルパイロッ
ト信号との掛け算を行い、両隣接トラックのパイロット
信号をfHおよび3fHの周波数に変換する。図2に示
すように磁気ヘッド2が、f2パイロット信号トラック
を走査している時を例にすると、クロック分周回路17
は入力端子19より供給される制御信号SELに従いロ
ーカルパイロット信号はf2に選択されている。この場
合、再生パイロット信号には、走査トラックおよび両隣
接トラックのパイロット信号であるf1,f2,f3が
含まれる。したがって、掛け算回路28の出力はf2±
f1およびf3±f2の周波数成分を有する。なお、走
査トラックのf2パイロット信号は掛け算によりゼロビ
ートになる。この掛け算回路28の出力はfH−BPF
8aおよび3fH−BPF9aに供給され、それぞれf
2−f1≒fHおよびf3−f2≒3fHの周波数成分
が抽出される。ここで、上記fHおよび3fHの信号に
ついて見るとfH信号は先行隣接トラックのf1パイロ
ット信号を周波数変換したものであり、3fH信号は後
行隣接トラックのf3パイロット信号を周波数変換した
ものである。したがって、fH信号レベルと3fH信号
レベルとを比較することにより磁気ヘッド2が走査して
いるトラック位置、即ちトラッキング位相を検出するこ
とができる。fH−BPF8aおよび3fH−BPF9
aにより抽出されたfH信号および3fH信号は、スイ
ッチ13aを介してピーク検波回路11aあるいは12
aへ供給される。スイッチ13aは入力端子20より供
給される制御信号HSWによりトラック走査の周期で切
り換えられる。このスイッチ13aは、先行/後行トラ
ックのパイロット信号と、周波数変換されたfH/3f
H信号の関係がトラックごとに変化するため、これを相
殺するためのものである。例えば図2の状態では、上記
したように先行トラックのパイロット信号がfH信号に
変換され、後行トラックのパイロット信号が3fH信号
に変換される。しかし磁気ヘッド2がf3パイロット信
号トラックを走査している場合には、掛け算回路28に
供給されるローカルパイロット信号はf3とされ、した
がって、先行トラックから再生されるf2パイロット信
号はf3−f2≒3fHとなり、後行トラックから再生
されるf4パイロット信号はf4−f2≒fHとなるの
で、上記図2の場合と先行/後行トラックのパイロット
信号と、周波数変換されたfH/3fH信号の関係が逆
になる。以上のことにより、トラック走査の周期で切り
換えられたfHおよび3fH信号は、それぞれピーク検
波回路11aあるいは12aへ供給される。ピーク検波
回路11aおよび12aは、fHおよび3fH信号のピ
ークレベルを検波し、それぞれ減算回路14aに供給す
る。減算回路14aはfHおよび3fH信号のレベルを
減算し減算出力すなわちトラッキングエラー信号を加算
回路27へ供給する。加算回路27は上記トラッキング
エラー信号とキャプスタン速度制御回路26から供給さ
れる速度エラー信号を加算してモータドライバ24へ供
給する。モータドライバ24はトラッキングエラー信号
と速度エラー信号の加算信号に応じた電力をキャプスタ
ンモータ23へ供給し、キャプスタン22を駆動する。
これによりキャプスタン22は磁気テープ1を所定の速
度と位相で走行する。なお、キャプスタン速度制御回路
26は、キャプスタン22の回転に比例して発生される
CFG信号の周期を計測し、目標周期との差分を速度エ
ラー信号として加算回路27へ出力している。また、ロ
ーカルパイロット信号を発生するクロック分周回路17
は、水晶発振子16等により安定に発振している源クロ
ック発生回路15より供給されるクロックを分周し、制
御信号SELに従いトラック走査の周期でf1〜f4の
ローカルパイロット信号を順次発生する。また、AGC
アンプ5は、トラッキングエラー信号が再生パイロット
信号のレベル変動により、大幅に変化しないようにする
ために、再生パイロット信号レベルを一定にするもので
ある。
【0005】なお、このようなトラッキング装置に関連
するものとして、例えば特開昭59−68862号公
報,59−75450号公報,59−36358号公報
が上げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
4周波パイロット信号を用いたATFトラッキング装置
では、再生パイロット信号の周波数変換を行う掛け算回
路、fHおよび3fH成分を抽出するBPF、ピーク検
波回路やfH信号および3fH信号の比較回路をアナロ
グ信号処理にて行っている。そのため、上記のようなA
TFトラッキング制御系は、現在ではほとんどディジタ
ル処理化あるいはマイクロコンピュータによるソフト処
理化されているテープの速度制御系やヘッドを搭載した
ドラムの速度および位相制御系との整合性が悪くなって
いる。言い換えれば、ATFトラッキング制御系がアナ
ログ信号処理であるため、他のディジタル制御系と一体
化した高集積化が難しくなっている。また、ATFトラ
ッキング制御系の性能を大きく左右するfHおよび3f
H成分を抽出するBPFも、アナログ信号処理では構成
部品のバラツキや経年変化による特性劣化を生じてしま
う。
【0007】そこで本発明の目的は、再生パイロット信
号の周波数変換を行う掛け算回路、fHおよび3fH成
分を抽出するBPF、ピーク検波回路やfH信号および
3fH信号の比較回路等により構成されるATFトラッ
キング制御系を、小規模の回路構成にてディジタル信号
処理化することにより高集積化を可能とするとともに、
構成部品のバラツキや経年変化による性能劣化の無いト
ラッキング装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のトラッキング装置は、再生信号から映像信号
等の不要高域成分を抑圧しパイロット信号を抽出するL
PF手段と、再生パイロット信号を所定のパイロット信
号周期でサンプルホールドするサンプルホールド手段
と、サンプルホールド信号をディジタル信号に変換する
ADコンバータ手段と、上記サンプルホールドにより生
じた第1および第2の所定パイロット信号の折り返し信
号成分を抽出する第1および第2のディジタルフィルタ
と、ディジタルフィルタにより抽出された折り返し信号
のレベルを検出する第1および第2のレベル検波手段
と、第1および第2の検波手段の出力の差分を検出する
減算手段とにより構成され、上記減算手段の出力をテー
プ駆動手段に帰還するようにしている。
【0009】
【作用】LPF手段は、トラッキングに必要なパイロッ
ト信号のみを抽出する。サンプルホールド手段とADコ
ンバータ手段は、サンプリングにおいてサンプリング周
波数の1/2を超える周波数の信号は折り返しとして検
出されることを積極的に利用し、再生パイロット信号の
周波数変換を行うと共に、その周波数変換された再生パ
イロット信号をディジタル信号に変換する。第1および
第2のディジタルフィルタは、周波数変換されたデイジ
タル再生パイロット信号から、両隣接トラックからの再
生パイロット信号を抽出する。第1および第2の検波手
段は、両隣接トラックからの再生パイロット信号のレベ
ルを検出する。即ちトラッキング状態を検出する。減算
手段は、両隣接トラックからの再生パイロット信号のレ
ベル差を求めることによりトラッキングエラー信号を発
生する。したがって、パイロット信号をディジタル的に
処理するのに、AD変換時のサンプリング周波数を上記
パイロット信号周波数と等しい周波数に設定できるだけ
でなく、AD変換に不可欠のサンプリングにより、隣接
トラックからのパイロット信号をfHあるいは3fH信
号に変換できる。さらに、ATFトラッキング制御系の
性能を大きく左右するfHおよび3fH成分を抽出する
BPFやピーク検波回路等をディジタル回路にて実現で
き、アナログ信号処理時に問題となった構成部品のバラ
ツキや経年変化による特性劣化防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明を適用したATF方式のトラッ
キング装置を示すブロック図である。キャプスタン系お
よび速度制御系は省略している。図1において、1は磁
気テープ、2は磁気ヘッド、3はプリアンプ、4はLP
F、5はAGCアンプ、6はサンプルホールド回路、7
はADコンバータ、8および9はディジタルBPF、1
1および12はピーク検波回路、13はスイッチ、14
は減算回路、15はクロック発生器、16は水晶発振
子、17は分周回路、19,20は入力端子、そして2
1はトラッキングエラー信号の出力端子である。
【0011】第1図において、磁気ヘッド2から磁気テ
ープ1により検出された再生信号は、プリアンプ3によ
り十分増幅された後LPF4へ供給される。LPF4で
は、トラッキング制御に不要な映像あるいは音声情報等
の高域成分を抑圧した後、再生パイロット信号をAGC
アンプ5を介して適切なレベルにして、サンプルホール
ド回路6へ供給する。サンプルホールド回路6は、再生
パイロット信号をクロック分周回路17より供給される
f1〜f4のパイロット信号周波数でサンプルホールド
する。このサンプルホールドにより各再生パイロット信
号の折り返し周波数は、表1に示すものとなる。
【0012】
【表1】
【0013】クロック分周回路17は、例えば図3に示
した点線に囲まれた構成である。図3において、19は
制御信号SELの入力端子、29〜31はクロックの出
力端子、32〜37は個々の分周器、そして38はスイ
ッチである。32〜36の分周器は、水晶発振子16等
により安定に発振している源クロック発生回路15より
供給されるクロック(378fH)を図に示すような所
定の分周率で分周する。このうち32〜35の分周器
は、分周器37の2分周により、それぞれf1〜f4の
パイロット信号周波数のクロックを出力端子29を介し
てサンプルホールド回路6,ADコンバータ7,fH−
BPH8へ供給する。この場合f1〜f4の選択は、制
御信号SELに従いトラック走査の周期でf1→f2→
f3→f4となるようにスイッチ38を順次切り換えて
行う。また、スイッチ38の出力である2倍のパイロッ
ト信号周波数のクロックは、出力端子30を介して3f
H−BPH9へ供給される。そして分周器36により7
56分周されたクロックは、出力端子31を介してピー
ク検波回路11,12へ供給される。
【0014】f1〜f4のパイロット信号周波数でサン
プルホールドされた再生パイロット信号は、ADコンバ
ータ7でディジタル信号に変換された後、fH−BPF
8,3fH−BPF9およびDAコンバータ18へ供給
される。本実施例では、fH−BPF8および3fH−
BPF9は、2次のアナログ帯域通過フィルタと等価な
例えば図4に示す構成のIIR型ディジタルフィルタで
構成している。図4において、39は入力端子、40は
出力端子、41は加算器、42は減算器、45〜47は
係数回路(掛け算器)、そして43,44は遅延回路で
ある。ディジタルフィルタの設計は、アナログフィルタ
の伝達関数からZ変換にて行うことができる。2次のア
ナログ帯域通過フィルタの伝達関数は、下式(数1)で
表される。
【0015】
【数1】
【0016】上式(数1)に示した伝達関数を双1次変
換すると、その伝達関数は、下式(数2)で表される。
【0017】
【数2】
【0018】上式(数2)に示した伝達関数を実現する
ブロック図が、先の図4である。上式(数2)におい
て、ディジタルフィルタのサンプリング周期(T)が変
化する場合、同じフィルタ特性を得るためには係数回路
の係数をサンプリング周期(T)に応じて変化する必要
がある。そこで、サンプリング周波数がf1〜f4のパ
イロット信号周波数に変化する場合に、所望のフィルタ
特性を得るために各サンプリング周波数に応じた係数を
設定できるように、メモリ10に各サンプリング周波数
に応じた係数を記憶する構成にしている。各サンプリン
グ周波数に応じた係数を用いたディジタルBPFの構成
を図5に示す。図5において、図4と同一符号をつけた
ブロックは図4と同一のブロックである。ただし、遅延
回路43,44はラッチ回路で構成し、入力端子48よ
り供給されるサンプリングクロックによりデータをラッ
チすることにより遅延回路を構成している。また、各掛
け算回路(係数回路)45〜47には、入力端子19よ
り供給される制御信号SELにより各サンプリング周波
数に応じてメモリ10より発生される係数α,β,γと
入力データの掛け算を行う。メモリ10の係数一覧を表
2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】表2に示す係数構成は、α,β,γの各係
数がサンプリング周波数のf1〜f4パイロット信号周
波数である場合のfH−BPFおよび2倍のサンプリン
グ信号周波数である場合の3fH−BPFの合計24個
の係数を有する。
【0021】上記2つのBPF8,9のうち3fH−B
PF9では、サンプリング周波数がf1のパイロット信
号周波数(約6.5fH)の場合、3fH信号成分はサ
ンプリング周波数の2分の1周波数に近くなり、3fH
信号の1周期にサンプル点が約2個しか無いため後述す
るピーク検波回路12において、正確なピークの検出に
長時間要することになる。これは、サンプル点データが
常にピークレベル値であるとは限らないためである。そ
こで本実施例では、3fH−BPF9を図6に示す構成
にしている。図6において、49は入力端子、50は出
力端子、51は2倍のサンプリングクロックの入力端
子、52は0データ発生回路、53はスイッチ、そして
41〜47は図4に示したブロックと同様である。図6
において、入力端子49を介して入力されたADコンバ
ータ出力は、スイッチ53に供給される。スイッチ53
は、ADコンバータ7の出力データと0データ発生回路
52の0データを、入力端子51を介して入力される2
倍のサンプリングクロックの周期で切り換え加算器41
に供給する。また、遅延回路43,44は2倍のサンプ
リングクロックによりラッチされる構成にしている。こ
れにより、3fH−BPF9は、3fH信号を2倍のサ
ンプリング周波数で抽出し、2倍のサンプリング周波数
で3fHデータをピーク検波回路12へ出力する。ピー
ク検波回路11および12は、fHおよび3fH信号の
ピークレベルを検出し、fHおよび3fH信号のピーク
レベルをスイッチ13へ供給する。ピーク検波回路11
および12の構成例を図7に示す。図7においてね54
はデータの入力端子、55はデータの出力端子、56は
クロックの入力端子、57は大小比較回路、58,59
はラッチ回路である。図7において、入力端子56より
供給されたfHあるいは3fH信号のピークデータは大
小比較回路57およびラッチ回路58に供給される。大
小比較回路57は、入力データとラッチ回路58のラッ
チデータとの大小比較を行い、入力データが大きい場合
にラッチ回路58へラッチクロックを出力する。そし
て、ラッチ回路58は入力端子56を介して供給される
クロックの周期でリセットされるが、他のラッチ回路5
9は、リセットされる直前のラッチ回路58のデータを
ラッチする。したがって、入力端子56を介して供給さ
れるクロックの周期でfHあるいは3fH信号のピーク
データの最大値をラッチすることができる。なお、入力
端子56を介して供給されるクロックは、先の図3に示
したクロック分周回路17の分周器36にて発生された
クロックである。以上により検出されたfHおよび3f
H信号のピークデータは、スイッチ13に供給される。
スイッチ13は、入力端子20より供給される制御信号
HSWによりトラック走査の周期で切り換えられる。こ
のスイッチ13は、先の図2に示した従来例で説明した
ように、先行/後行トラックのパイロット信号と、周波
数変換されたfH/3fH信号の関係がトラックごとに
変化するため、これを相殺するためのものである。トラ
ック走査の周期で切り換えられたfHおよび3fH信号
のピーク信号はそれぞれ減算回路14に供給される。減
算回路14はfHおよび3fH信号のピークレベルを減
算し、その演算結果すなわちトラッキングエラー信号を
出力端子21へ供給する。出力端子21に供給されたト
ラッキングエラー信号は、図示していないが先の図2と
同様にキャプスタン速度制御回路から供給される速度エ
ラー信号と加算されモータドライバへ供給される。モー
タドライバはトラッキングエラー信号と速度エラー信号
の加算信号に応じた電力にてキャプスタンモータを駆動
する。これにより磁気テープ1は所定の速度と所定のト
ラッキング位相で走行される。なお、DAコンバータ1
8は、トラッキングエラー信号をアナログ信号に変換し
てAGCアンプ5に帰還することにより、トラッキング
エラー信号が再生パイロット信号のレベル変動により、
大幅に変化しないように再生パイロット信号レベルを一
定にしている。
【0022】以上説明したように、本実施例によれば1
02kHz〜164kHzのパイロット信号をディジタ
ル的に処理するのに、AD変換時のサンプリング周波数
を上記パイロット信号周波数と等しい周波数に設定でき
るのでADコンバータの動作速度,消費電力,回路構成
等のすべての面で優先に実現できる。また、AD変換に
不可欠のサンプリングにより、隣接トラックからのパイ
ロット信号をfHあるいは3fH信号に変換でき、別個
に周波数変換用掛け算回路を設ける必要は無く、回路の
小規模化も実現できる。さらに、ATFトラッキング制
御系の性能を大きく左右するfHおよび3fH成分を抽
出するBPFやピーク検波回路等をディジタル回路にて
実現でき、アナログ信号処理時に問題となった構成部品
のバラツキや経年変化による特性劣化防止することがで
きる。
【0023】以上までに説明してきた4周波のパイロッ
ト信号を用いたATFトラッキング制御を採用している
装置として、8ミリビデオと呼ばれるヘリカルスキャン
VTRがある。8ミリビデオはヘリカルトラックを長手
方向に2分割し、一方に映像信号を、他方に時間軸圧縮
のPCM音声信号を記録するものである。PCM音声信
号の記録トラックは、映像信号の記録トラックの約1/
5であることより、映像信号の記録トラックをさらに5
等分して各々の分割トラックにも時間軸圧縮のPCM音
声信号を記録することができる。したがって、本来のP
CM音声信号トラックと合わせて6トラックのPCM音
声信号の記録トラックを有することになり、超長時間記
録やリバース記録再生を可能とする。この6トラックの
PCM音声信号の記録方式をマルチトラックPCM音声
記録方式と言う。マルチトラックPCM音声記録方式に
て記録されたテープのパターン例を図8に示す。また、
マルチトラックPCM音声記録のテープローディング状
態における各トラックの割当を図9に示す。図8,図9
においてCH1が本来のPCM音声信号トラックであ
り、CH2〜CH6が本来は映像信号が記録されるトラ
ックである。このマルチトラックPCM音声記録に際し
ては、通常の映像信号の記録と区別するためにトラッキ
ング制御用の上記f1〜f4のパイロット信号の他にf
5パイロット信号(378/26fH≒14.5fH)
と呼ばれる判別用パイロット信号が記録される。したが
って、8ミリビデオなどのマルチトラックPCM音声記
録方式を採用しているVTRでは、f5パイロット信号
により通常の映像信号の記録とマルチトラックPCM音
声記録とを判別する必要がある。そこで、他の実施例と
してf5パイロット信号による判別機能を有した4周波
のパイロツト信号を用いたATFトラッキング装置につ
いて図10により説明する。
【0024】図10はf5パイロット信号による判別機
能を有した4周波のパイロット信号を用いたATFトラ
ッキング装置のブロック図である。図10において、図
1と同一の符号を付けたブロックは、図1で説明したブ
ロックと同様の動作を行うものである。図10におい
て、新たに設けたブロックは、60の0.5fH−BP
F,61のピーク検波回路,62のコンパレータ,そし
て63のラッチ回路である。なお、64はラッチクロッ
クLCKの入力端子、65は判別信号の出力端子であ
る。図10の動作を説明する前に、まず判別用f5パイ
ロット信号の性質について述べる。f5パイロット信号
の周波数は378/26fH≒14.5fHに選ばれて
いる。したがって、f5パイロット信号をf1〜f4の
パイロット信号周波数でサンプリングした場合には、そ
の折り返し信号の周波数は表3に示すものとなる。
【0025】
【表3】
【0026】表3に示した折り返し信号の周波数のう
ち、f3のパイロット信号周波数でサンプリングした場
合の4fHを除けば、先の表1に示したf1〜f4のパ
イロット信号の折り返し信号周波数とは一致しないので
分離可能である。しかし、他のパイロット信号(f1,
f2,f4)周波数でサンプリングした場合の折り返し
信号周波数のすべてを分離抽出する場合はBPFが複雑
になる。また、f5パイロット信号の有無は記録方式の
違いを判別するものであり、必ずしも毎フィールド(毎
トラック走査)に対して行う必要性は少ない。そこで、
図10に示した実施例においては、f5パイロット信号
の有無によるマルチトラックPCM音声記録の判別は、
f2のパイロット信号周波数でサンプリングした場合の
0.5fH信号の検出により行う構成にしている。以下
図10のf5パイロット信号の有無による判別について
説明する。
【0027】図10において、磁気ヘッド2から磁気テ
ープ1により検出された再生信号は、プリアンプ3によ
り十分増幅された後LPF4へ供給される。LPF4で
は、トラッキング制御に不要な映像あるいは音声情報等
の高域成分を抑圧した後、再生パイロット信号をAGC
アンプ5を介して適切なレベルにして、サンプルホール
ド回路6へ供給する。サンプルホールド回路6は、再生
パイロット信号をクロック分周回路17より供給される
f1〜f4のパイロット信号周波数でサンプルホールド
する。f1〜f4のパイロット信号周波数でサンプルホ
ールドされた再生パイロット信号は、ADコンバータ7
でディジタル信号に変換された後、0.5fH−BPF
60,fH−BPF8,3fH−BPF9およびDAコ
ンバータ18へ供給される。0.5fH−BPF60
は、先の図5に示す構成であり、係数データをα,β,
γはROM10から供給される。0.5fH−BPF6
0により抽出された判別用f5パイロット信号の0.5
fH成分の折り返し信号はピーク検波回路61に供給さ
れる。ピーク検波回路61は図7に示す構成であり、先
のピーク検波回路11,12と同様の動作により、分周
回路から供給される分周信号の周期で入力信号の最大値
を検出してコンパレータ62へ供給する。コンパレータ
62は、ピ−ク検波回路61からの最大値データと所定
のレベルとを比較し、比較結果をラッチ回路63へ供給
する。なお、上記所定野レベルは、判別用f5パイロッ
ト信号が記録されている場合と記録されていない場合と
の判別ができるレベルに設定されている。そして、コン
パレータ62の比較結果データは、例えば1ビット信号
であり判別用f5パイロット信号が記録されている場合
は“1”,記録されていない場合は“0”となるデータ
である。ラッチ回路63は、コンパレータ62の比較結
果データを、入力端子64を介して供給されるラッチク
ロックにより、サンプリング周波数がf2パイロット周
波数に選ばれており、且つ磁気ヘッド2が図8に示した
各チャンネル(CH1〜CH6)を走査している6つの
タイミングでラッチする。このラッチ回路63のラッチ
出力、即ちマルチトラックPCM音声記録の各トラック
ごとの判別出力は出力端子65より出力される。
【0028】一方、ADコンバータ7の出力が供給され
ているfH−BPF8および3fH−BPF9の動作お
よびそれ以降のブロックの動作は、先の図1で説明した
通りであるので、ここでの説明は省略する。
【0029】以上説明したように、本実施例によれば、
AD変換時のサンプリング周波数を低く設定できるので
ADコンバータの動作速度,消費電力,回路構成等の面
で優位に実現できるとともに、AD変換に不可欠のサン
プリングにより、隣接トラックからのパイロット信号を
fHあるいは3fH信号に変換でき、別個に周波数変換
用掛け算回路を設ける必要は無く、回路の小規模化も実
現できる。また、ATFトラッキング制御系の性能を大
きく左右するfH,3fHおよび判別用0.5fH成分
を抽出するBPFやピーク検波回路等をディジタル回路
にて実現でき、アナログ信号処理時に問題となった構成
部品のバラツキや経年変化による特性劣化を防止するこ
とができる。さらにf5パイロット信号により通常の映
像信号の記録とマルチトラックPCM音声記録とを判別
するための判別回路も、そのほとんどをATFトラッキ
ング制御用の回路と兼用できるのでマルチトラックPC
M音声記録を実現する場合においても回路の小規模化を
実現できる。
【0030】なお、上記のf5パイロット信号の検出で
は、サンプリング周波数がf2パイロット信号周波数の
時のみ検出可能であるため、例えば、テープのローディ
ング直後、即ちテープを走行させる前にテープの記録モ
ードを検出する場合は、サンプリング周波数をf2パイ
ロット信号周波数に設定すればよい。
【0031】また、上記図1および図10に示した実施
例において、0.5fHおよびfH,3fHのディジタ
ルBPFや複数のピーク検出回路は、それぞれ別ブロッ
クとして記載しているが、これらのブロックは、信号処
理がディジタルであることにより、それぞれ時分割処理
することにより基本構成部分を1個で実現できる。ま
た、AGCアンプ5をアナログ信号処理として行ってい
るが、ADコンバータ7の量子化精度を上げることによ
りAGCアンプ5をディジタル処理化し、ADコンバー
タ7の後段に設置しても本発明が有効なことは言うまで
もない。この場合、DAコンバータ18は削除できる。
【0032】さらに、上記図1に示した実施例におい
て、再生パイロット信号を磁気ヘッド2が走査している
トラックのパイロット信号周波数でサンプリングする場
合、走査トラックの再生パイロット信号とサンプリング
信号が完全に同期状態になる保証は無い。そのため、実
際はサンプリングにより極めて低周波ではあるが、両隣
接トラックからの再生パイロット信号の折り返し信号レ
ベルに比べて、大振幅の走査トラック再生パイロット信
号の折り返し信号が発生される。そのため、本来不要な
情報である走査トラック再生パイロット信号の折り返し
信号があるために、ADコンバータ7のダイナミックレ
ンジ、即ち量子化ビット数を多くする必要がある。この
不要な走査トラック再生パイロット信号の折り返し信号
によるADコンバータ7の高量子化ビット化を解決する
には図11に示すような帰還回路を設ければよい。図1
1において、66は再生パイロット信号の入力端子、6
7はアナログの減算回路、69はディジタルLPF,そ
して70はDAコンバータである。他の5,6,7のブ
ロックは上記図1で説明したブロックである。図11で
は、ADコンバータ7によりディジタル信号に変換され
た再生パイロット信号のうち、走査トラック再生パイロ
ット信号の折り返し信号成分のみをLPF69にて抽出
し、DAコンバータ70によりアナログ信号に変換の後
減算回路68へ供給する。そして減算回路68は、再生
パイロット信号から走査トラック再生パイロット信号の
折り返し信号成分を差し引いた信号をサンプルホールド
回路6へ供給する。したがって、サンプルホールドされ
ADコンバータ7へ供給される信号は、両隣接トラック
からの再生パイロット信号の折り返し信号のみとなり、
ADコンバータ7の量子化ビット数を削減できる。
【0033】さらに、図10に示した実施例において
は、再生パイロット信号のサンプリング周波数をf1〜
f4のパイロット信号周波数に設定しており、判別用f
5パイロット信号の折り返し信号周波数が表3に示すよ
うにfH周波数に近接しているので、fH−BPFの遮
断特性を急峻にする必要があるが、これは、サンプリン
グ周波数をそれぞれ2倍のf1〜f4のパイロット信号
周波数に設定し、判別用f5パイロット信号の折り返し
信号成分を抑圧した後に、ディジタルデータを1個おき
に間引くことによりサンプリング周波数をf1〜f4の
パイロット信号周波数に戻し、再生パイロット信号の折
り返し信号成分を得るようにすればfH−BPFの遮断
特性を緩和することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ATFトラッキング制御系を、小規模の回路構成にてデ
ィジタル信号処理化することにより高集積化を可能とす
るとともに、構成部品のバラツキや経年変化による性能
劣化の無いトラッキング装置を実現することができる。
さらにパイロット信号により通常の映像信号の記録とマ
ルチトラックPCM音声記録とを判別するための判別回
路も、そのほとんどをトラッキング制御用の回路と兼用
できるのでマルチトラックPCM音声記録を実現する場
合においても回路の小規模化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたトラッキング装置のブロック図
である。
【図2】従来のATF方式トラッキング装置の構成図で
ある。
【図3】クロック分周回路の構成図である。
【図4】ディジタルBPFのブロック図である。
【図5】ディジタルBPFの具体的な構成図である。
【図6】3fH−BPFの構成図である。
【図7】ピーク検波回路の構成図である。
【図8】マルチトラックPCM音声記録パターン図であ
る。
【図9】テープのローディング図である。
【図10】本発明を用いた他のトラッキング装置のブロ
ック図である。
【図11】走査トラックパイロット信号の抑圧回路図で
ある。
【符号の説明】
6…サンプルホールド回路、 7…ADコンバータ、 8…fHディジタルBPF、 9…3fHディジタルBPF、 10…メモリ(ROM)、 11,12,61…ピーク検波回路、 13…スイッチ、 14…減算回路、 15…クロック発生器、 17…クロック分周回路、 60…0.5fHデイジタルBPF、 62…コンパレータ、 63…ラッチ回路。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘリカル走査により形成されるトラックに
    複数の周波数からなるパイロット信号が循環的に記録さ
    れている磁気記録媒体から、再生時に磁気ヘッドが走査
    するトラックの両隣接トラックから再生されるパイロッ
    ト信号のレベル差に応じてトラッキング制御を行うトラ
    ッキング装置において、 再生信号から不要高域成分を抑圧しパイロット信号を抽
    出するLPF手段と、 再生パイロット信号を検出すべきパイロット信号の周波
    数の2倍未満の周波数でサンプリングしディジタル信号
    に変換するADコンバータ手段と、上記 ADコンバータ手段により生じた再生パイロット信
    号の折り返し信号成分を抽出するディジタルフィルタ
    と、上記 ディジタルフィルタにより抽出された折り返し信号
    のレベルを検出するレベル検波手段と、上記レベル 検波手段の出力よりトラッキングエラー信号
    を演算する演算手段と、 により構成され、上記演算手
    段の出力を磁気記録媒体駆動手段に帰還するようにした
    ことを特徴とするトラッキング装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のトラッキング装置におい
    て、前記複数のパイロット信号がいずれのパイロット信
    号周波数も、他のパイロット信号周波数の2倍未満の周
    波数信号であり、前期ADコンバータ手段におけるサン
    プリング周波数が所定のパイロット信号の周波数に等し
    ことを特徴とするトラッキング装置。
  3. 【請求項3】ヘリカル走査により形成されるトラック
    複数の周波数からなるパイロット信号が循環的に記録さ
    れている磁気記録媒体から、再生時に磁気ヘッドが走査
    するトラックの両隣接トラックから再生されるパイロッ
    ト信号のレベル差に応じてトラッキング制御を行うトラ
    ッキング装置において、 再生信号から不要高域成分を抑圧しパイロット信号を抽
    出するLPF手段と、再生パイロット信号を所定のパイ
    ロット信号周期でディジタル信号に変換するADコンバ
    ータ手段と、上記 ADコンバータ手段により生じた第1および第2の
    所定再生パイロット信号の折り返し信号成分を抽出する
    第1および第2のディジタルフィルタと、上記 ディジタルフィルタにより抽出された折り返し信号
    のレベルを検出する第1および第2のレベル検波手段
    と、 上記第1および第2の検波手段の出力よりトラッキング
    エラー信号を演算する演算手段と、 により構成され、 上記演算手段の出力を磁気記録媒体
    動手段に帰還するようにしたことを特徴とするトラッキ
    ング装置。
  4. 【請求項4】ヘリカルトラックを長手方向に2分割し、
    一方に映像信号を、他方に時間軸圧縮の音声信号を記録
    する第1のモードと、映像信号の記録トラックをさらに
    複数に分割して各々の分割トラックにも時間軸圧縮の音
    声信号を記録する第2のモードを有し、第1のモード時
    はヘリカル走査により形成されるトラックに複数の周波
    数からなるパイロット信号が循環的に記録され、第2の
    モード時は上記複数のパイロット信号に加えて追加のパ
    イロット信号が記録される磁気記録媒体から、再生時に
    磁気ヘッドが走査するトラックの両隣接トラックから再
    生されるパイロット信号のレベル差に応じてトラッキン
    グ制御を行うトラッキング装置において、 再生信号か
    ら不要高域成分を抑圧しパイロット信号を抽出するLP
    F手段と、 再生パイロット信号を所定のパイロット信号周期でディ
    ジタル信号に変換するADコンバータ手段と、 上記ADコンバータ手段により生じた第1および第2の
    所定再生パイロット信号の折り返し信号成分と上記の追
    加再生パイロット信号の折り返し信号成分を抽出する第
    1,第2,第3のディジタルフィルタと、 上記ディジタルフィルタにより抽出された各折り返し信
    号のレベルを検出する第1,第2,第3のレベル検波手
    段と、 上記第1および第2の検波手段の出力よりトラッキング
    エラー信号を演算する演算手段と、 により構成され、上記演算手段の出力をテープ駆動手段
    に帰還するとともに、 上記第3のレベル検波手段の検出
    出力により磁気記録媒体の記録モードが上記第1のモー
    ドであるか第2のモードであるかを判別するようにした
    ことを特徴とするトラッキング装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4に記載の複数のデ
    ィジタルフィルタおよび複数のレベル検波手段が、それ
    ぞれ1個のディジタルフィルタおよびレベル検波手段を
    時分割にて動作させることにより兼用化することを特徴
    とするトラッキング装置。
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