JP3430736B2 - 磁気再生装置及び磁気再生方法 - Google Patents

磁気再生装置及び磁気再生方法

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JP3430736B2 JP25678995A JP25678995A JP3430736B2 JP 3430736 B2 JP3430736 B2 JP 3430736B2 JP 25678995 A JP25678995 A JP 25678995A JP 25678995 A JP25678995 A JP 25678995A JP 3430736 B2 JP3430736 B2 JP 3430736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープに記録
されているデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信
号等を再生する装置に関し、より詳細には、磁気テープ
の走行速度を記録時の同じ速度に設定する際にATF
(Automatic Track Finding)
サーボの引込み時間を短縮する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】回転磁気ヘッドにより磁気テープに対し
てデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号等の情
報信号と共にATFパイロット信号(以下単にパイロッ
ト信号という)を記録・再生する磁気記録再生装置が提
案されている。
【0003】図8はこのような磁気記録再生装置におけ
るトラックパターンとATFパイロット信号と磁気ヘッ
ドとの関係を示し、図9は図8のトラックにおけるAT
Fパイロット信号の周波数スペクトルを示す。
【0004】図8及び図9に示すように、トラックF1
とF2ではそれぞれ周波数f1とf2のATFパイロッ
ト信号が記録されている。これに対して、トラックF0
では、周波数f1とf2の成分のノッチが形成されてい
る。これらの周波数f1とf2のATFパイロット信号
及びノッチは、記録するデジタル情報信号等をチャネル
エンコーダにおいて24−25変換することにより付与
する。そして、再生時には、トラックF0を走査した磁
気ヘッドH0が隣接するトラックF1,F2のATFパ
イロット信号f1,f2のクロストーク成分が同じレベ
ルになるようにトラッキング制御を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、例えば前述
したフォーマットの磁気記録再生装置において、磁気テ
ープの走行速度を記録時の同一の速度に設定する際にA
TFサーボの引込み時間を短縮するための新規で有用な
手段を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る磁気再生装置は、第1のチャンネルの
磁気ヘッドにより記録・再生される第1のトラックと第
2のチャンネルの磁気ヘッドにより記録・再生される第
2のトラックを交互に配置すると共に、前記第1のトラ
ックには第1の周波数のパイロット信号と第2の周波数
のパイロット信号とがトラック単位で交互に記録され、
前記第2のトラックには前記第1又は第2の周波数のパ
イロット信号のいずれも記録されていないフォーマット
を有する磁気テープを再生する磁気再生装置であって、
前記磁気テープの走行速度及び位相を制御する制御手段
と、前記第1のチャンネルのエラー信号及び前記第2の
チャンネルのエラー信号を検出する検出手段と、前記検
出手段により検出された第1のチャンネルのエラー信号
又は第2のチャンネルのエラー信号からトラッキング状
態を算出する算出手段とを備え、前記磁気テープの走行
速度を記録時と同一の第1の速度に遷移させる際に、前
記磁気テープを前記第1の速度からオフセットさせた第
2の速度で走行させた状態においてトラッキング状態の
変化を観測し、該観測されたオントラック位置又はオフ
トラック位置からオントラック位置が来るタイミングを
予測し、該タイミングから前記磁気テープが前記第1の
速度で走行するように制御することを特徴とするもので
ある。
【0007】また、本発明に係る磁気再生方法は、第1
のチャンネルの磁気ヘッドにより記録・再生される第1
のトラックと第2のチャンネルの磁気ヘッドにより記録
・再生される第2のトラックを交互に配置すると共に、
前記第1のトラックには第1の周波数のパイロット信号
と第2の周波数のパイロット信号とがトラック単位で交
互に記録され、前記第2のトラックには前記第1又は第
2の周波数のパイロット信号のいずれも記録されていな
いフォーマットを有する磁気テープを再生する磁気再生
方法であって、前記磁気テープの走行速度及び位相を制
御し、前記第1のチャンネルのエラー信号及び前記第2
のチャンネルのエラー信号を検出し、前記検出された第
1のチャンネルのエラー信号又は第2のチャンネルのエ
ラー信号からトラッキング状態を算出し、前記磁気テー
プの走行速度を記録時と同一の第1の速度に遷移させる
際に、前記磁気テープを前記第1の速度からオフセット
させた第2の速度で走行させた状態においてトラッキン
グ状態の変化を観測し、該観測されたオントラック位置
又はオフトラック位置からオントラック位置が来るタイ
ミングを予測し、該タイミングから前記磁気テープが前
記第1の速度で走行するように制御することを特徴とす
るものである。
【0008】本発明に係る磁気再生装置及び磁気再生方
法は、磁気テープを少なくとも再生する装置及び方法を
意味する。すなわち、磁気テープに対して記録・再生す
る装置及び方法を含む。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を適
用した磁気再生装置の要部の構成を示すブロック図であ
る。この磁気再生装置は、磁気テープ1に記録されてい
るデジタルデータを再生する磁気ヘッドH0,H1と、
磁気ヘッドH0,H1の再生信号を増幅するRFアンプ
2,3と、RFアンプ2,3の出力を交互に切り換えて
時系列化するスイッチSW1とを備えている。
【0010】磁気ヘッドH0,H1は例えば毎秒150
回の速度で回転する回転ドラム(図示せず)の外周の1
80度対向した位置に設けられており、互いに異なるア
ジマス角を持っている。そして、磁気ヘッドH0が図8
のトラックF0を走査し、磁気ヘッドH1が図8のトラ
ックF1とF2を交互に走査するように制御される。ま
た、スイッチSW1は後述するマイクロコンピュータ5
が生成するヘッド切り換え信号により回転ドラムの回転
に対応して切り換えられる。
【0011】図1の磁気再生装置は、さらにスイッチS
W1を通ったRF信号からATFエラーを生成するAT
F回路4と、装置全体の制御を行うマイクロコンピュー
タ(以下マイコンという)5と、キャプスタン6と、マ
イクロコンピュータ5が生成する速度指令信号にしたが
ってモータドライブ信号を生成し、キャプスタンモータ
(図示せず)に印加するキャプスタンドライバー7とを
備えている。
【0012】マイコン5は、キャプスタン6の回転周波
数を検出したキャプスタンFGとATFエラーとからキ
ャプスタン制御信号を生成する。また、回転ドラムの回
転位相を検出したドラムPGと回転ドラムの回転周波数
を検出したドラムFGとから前述したヘッド切り換え信
号を生成する。
【0013】ATF回路4は、周波数f1のパイロット
信号成分を取り出すバンドパスフィルタ11と、周波数
f2のパイロット信号成分を取り出すバンドパスフィル
タ12と、バンドパスフィルタ11の出力を整流する整
流回路13と、バンドパスフィルタ12の出力を整流す
る整流回路14と、整流回路13と整流回路14の出力
レベルの差をとる減算回路15と、減算回路15の出力
の低域成分を取り出してATFエラーを生成するローパ
スフィルタ16とから構成されている。
【0014】本実施の形態は、以上のように構成された
磁気再生装置において、磁気テープ1の走行速度を0か
ら1倍速、つまり停止状態から記録時と同じ速度に立ち
上げる際に、例えば0.9倍速で磁気テープを走行させ
ながらトラッキング状態の変化を検出し、オントラック
位置又はオフトラック位置を検出したタイミングで次に
オントラック位置が来るタイミングを予測し、予測され
た時点から磁気テープが1倍速で走行するように制御す
る。
【0015】前述した磁気テープの走行制御について説
明する前に、1倍速再生時のATFエラーについて説明
しておく。なお、以下の説明では磁気ヘッドH0をCH
(チャンネル)0とし、磁気ヘッドH1をCH1とす
る。図8から明らかなように、1倍速で磁気テープを走
行している場合、CH0のATFエラーは、オントラッ
キング状態においてセンター値となり、オフトラッキン
グ状態においてはセンター値を基準に正又は負に最大レ
ベルとなる。正か負かは、トラックF0の左右にトラッ
クF1 ,F2のドちらが存在するかによって変化する。
オントラッキング状態とオフトラッキング状態の中間で
は、オントラッキング状態からのズレ量に応じたレベル
でセンター値を基準に正又は負に交互に振れる。一方、
CH1のエラーは、オフトラッキング状態においてセン
ター値となり、オントラッキング状態においてはセンタ
ー値を基準に正又は負に最大レベルとなる。正か負か
は、トラックF1,F2のどちらを再生しているかによ
って変化する。オフトラッキング状態とオントラッキン
グ状態の中間では、オフトラッキング状態からのズレ量
に応じたレベルでセンター値を基準に正又は負に交互に
振れる。
【0016】次に、本実施の形態におけるトラッキング
制御の原理を説明する。図2に磁気テープを0.9倍速
で走行させた際のトラッキング状態の変化を示す。この
図において横軸は時間であり、縦軸はトラックセンター
からのズレを示す。0.9倍速で磁気テープを走行させ
た場合、1倍速で10トラック進む時間に9トラック進
むことになる。このため、CH0、CH1それぞれのA
TFエラーは再生時の20トラック分の時間中に1サイ
クル変化するという関係になる。
【0017】図3は、図1の磁気テープ1を0.9倍速
で走行させた場合の磁気ヘッドH0及びH1それぞれか
ら検出されるATFエラーとRFエンベロープの時間に
対する変化を示すタイミングチャートである。これらの
ATFエラーにおける横軸のレベルはセンター値であ
る。また、(A)に示す太い破線はCH0のATFエラ
ーから検出したオントラック位置であり、(B)に示す
細い破線はCH1のATFエラーから検出したオフトラ
ック位置である。そして、(C)に示す太い破線は
(A)又は(B)の位置の検出出力を基に予測した次の
オントラック位置の例を示す。
【0018】図3の(A)に示すように、0.9倍速で
磁気テープを走行させた場合、CH0のATFエラーは
磁気ヘッドH0がトラックF0と交差した時点で、セン
ター値に対して同じ極性のレベルが連続する。したがっ
て、理論的には、この時点で瞬間的に磁気テープを1倍
速で走行させれば瞬時にオントラッキング状態にできる
ことになるが、現実には不可能であるため、次にオント
ラック位置が来るタイミングを予測し、そのタイミング
で1倍速となり、かつオントラッキング状態になるよう
に磁気テープの速度をアップさせる。図3 において
(C)に示した位置は、前述したように予測を行ない1
倍速となったタイミングの一例を示す。
【0019】オントラック位置の予測はCH1のATF
エラーを基に行なうこともできる。図3の(B)に示す
ように、CH1のATFエラーは磁気ヘッドH1がトラ
ックF0と交差した時点、すなわちオフトラック位置に
おいて、センター値に対して同じ極性のレベルが連続す
る。そこで、このオフトラック位置を検出し、そこから
次にオントラック位置が来るタイミングを予測する。オ
フトラック位置から次にオントラック位置が来るまでの
時間は、オントラック位置から次にオントラック位置が
来るまでの時間のほぼ半分であるから、このほうが迅速
にオントラッキング状態にすることが可能である。
【0020】次に、図4を参照しながら、前述した同じ
極性のレベルが連続するタイミングを検出する方法につ
いて説明する。同じ極性のレベルが連続することは、セ
ンター値より小さい値もしくは大きい値が続くことを検
出することでも可能であるが、そのようにして検出する
と、回路のバラツキによるオフセットがあった場合に正
確に検出できなくなるおそれがある。
【0021】そこで、ここではトラック毎のATFエラ
ーのサンプル値を保持しておき、前回のサンプル値から
今回のサンプル値を減算し、その値の正負の極性の連続
性の変化点を用いてオントラック位置又はオフトラック
位置を検出する。ここで、トラック毎のサンプル値は、
例えば1トラック内の複数ポイントでサンプルを行な
い、その平均値を用いる。
【0022】図4の横軸は時間を表し、縦軸はATFエ
ラーのサンプル値を表す。また、横軸の下に記載した正
負は、前回のサンプル値から今回のサンプル値を減算し
た結果を表す。図4に示すように、ATFエラーのサン
プル値がセンター値に対して交互に正負の値をとるとき
は、前回のサンプル値から今回のサンプル値を減算した
結果もを交互に正負の値をとる。しかし、ATFエラー
のサンプル値がセンター値に対して同じ極性で続くと、
前回のサンプル値から今回のサンプル値を減算した結果
も同じ極性が続く。つまり、減算値の極性の連続性が変
化する。したがって、この減算値の極性の連続性の変化
を検出することにより、図3の(A)又は(B)の位置
を検出できる。
【0023】次に、図5に示すマイコンのフローチャー
ト及び図6に示すタイミングチャートを参照しながら、
トラッキング制御動作について説明する。まず、マイコ
ン5はキャプスタンドライバー7に所定の速度指令信号
を与えてキャプスタン6を起動する(ステップS1)。
このとき、キャプスタン6の速度は例えば0.8倍速と
する。図6においては、時刻t0で起動を開始してい
る。
【0024】次に、ATFエラー極性の連続性の観測を
行なう(ステップS2)。これはCH0、CH1のいず
れでもよいが、前述したようにCH1でオフトラック位
置を検出したほうが迅速にオントラッキング状態にする
ことができる。勿論CH0、CH1のどちらを選択した
としても、オントラッキング状態にするまでの時間を予
測できる。図6においては、時刻t1からATFエラー
極性の連続性の観察を開始し、時刻t2で判別を終了し
ていることを表している。
【0025】観測の結果、極性の連続性が変化していれ
ば、次のオントラック位置において1倍速再生にするた
めに一定時間0.8倍速で走行させる(ステップS3,
S4)。図6においては、時刻t3まで0.8倍速で走
行させていることを表している。
【0026】一定時間経過後、キャプスタン6を1倍速
にし、ATF位相サーボを掛け、1倍速で再生を行なう
(ステップS5,S6)。図6においては、時刻t3か
らキャプスタンを1倍速再生状態に引き上げている。こ
れにより、直ちにオントラッキング状態でATF位相サ
ーボがロックする。
【0027】図7にマイコン5における速度指令信号生
成処理を示す。ここで、破線で囲まれた部分はソフトウ
ェアによる処理である。この図に示すように、A/D変
換器21によりデジタル化されたATFエラーからAT
Fエラーの目標値(22)を減算(23)して位相エラ
ーを生成する。そして、これに積分等のサーボ演算(2
4)と、ゲイン調整(25)を施す。
【0028】また、キャプスタンFGの間隔を計測(2
6)し、それをキャプスタンスピードに変換(27)し
た後、キャプスタンスピードの目標値(28)を減算
(29)して速度エラーを生成する。そして、これに積
分等のサーボ演算(30)と、ゲイン調整(31)を施
す。
【0029】そして、サーボ演算とゲイン調整を施され
た位相エラーと速度エラーを加算(32)し、キャプス
タン制御信号としてキャプスタンドライバー7に与え
る。以上の構成により図6に示したようなキャプスタン
制御を行なうことが可能となる。
【0030】なお、前記実施の形態では0.9倍速及び
0.8倍速を例示して説明したが、本発明がこれらの速
度に限定されるものでないことはいうまでもない。ま
た、前記実施の形態は停止状態から1倍速再生状態へと
遷移させる際の制御について説明したが、本発明は、例
えばキュー、レビュー等の高速再生状態から1倍速再生
状態へと遷移させる際に適用することもできる。その場
合、1.1倍速あるいは1.2倍速程度の速度において
オントラック位置又はオフトラック位置を検出し、そこ
からオントラック位置を予測してキャプスタンのスピー
ドを1倍速までダウンさせればよい。
【0031】なお、前記実施の形態では、CH0側のト
ラックには周波数f1とf2のノッチが形成されていた
が、ノッチを形成しなくてもよい。さらに、周波数f1
とf2以外の他の周波数のパイロット信号が記録されて
いてもよい。
【0032】また、本発明はオントラッキング状態から
のズレにしたがってATFエラーの振幅が変化するよう
なキャプスタンサーボシステムであれば、パイロット信
号の周波数に関係なく適用することができる。
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、磁気テープを停止状態あるいはキュー、レビュー
状態等から1倍速再生状態に遷移させる際のトラッキン
グサーボの引き込み時間を一定の時間以内にすることが
できる。したがって、1倍速再生状態への遷移時に直ち
に映像と音声を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気再生装置の要部の構成を
示すブロック図である。
【図2】磁気テープを0.9倍速で走行させた場合のト
ラッキング状態の時間に対する変化を示す図である。
【図3】磁気テープを0.9倍速で走行させた場合のA
TFエラーとRFエンベロープの時間に対する変化を示
すタイミングチャートである。
【図4】磁気ヘッドがトラックと交差したタイミングを
検出する方法を説明する図である。
【図5】マイコンのキャプスタン制御処理を示すフロー
チャートである。
【図6】キャプスタンの制御処理に対応するタイミング
チャートである。
【図7】マイコンにおけるキャプスタン制御信号を生成
する処理を示すブロック図である。
【図8】従来の磁気記録再生方法におけるトラックパタ
ーンとATFパイロット信号とと磁気ヘッドとの関係を
示す図である。
【図9】図8のトラックにおけるパイロット信号の周波
数スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
1…磁気テープ、4…ATF回路、5…マイコン、H
0,H1…磁気ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/467

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のチャンネルの磁気ヘッドにより記
    録・再生される第1のトラックと第2のチャンネルの磁
    気ヘッドにより記録・再生される第2のトラックを交互
    に配置すると共に、前記第1のトラックには第1の周波
    数のパイロット信号と第2の周波数のパイロット信号と
    がトラック単位で交互に記録され、前記第2のトラック
    には前記第1又は第2の周波数のパイロット信号のいず
    れも記録されていないフォーマットを有する磁気テープ
    を再生する磁気再生装置であって、 前記 磁気テープの走行速度及び位相を制御する制御手段
    と、前記第1のチャンネルのエラー信号及び前記第2のチャ
    ンネルのエラー信号を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された第1のチャンネルのエラ
    ー信号又は第2のチャンネルのエラー信号からトラッキ
    ング状態を算出する算出手段 とを備え、 前記磁気テープの走行速度を記録時と同一の第1の速度
    に遷移させる際に、前記磁気テープを前記第1の速度か
    らオフセットさせた第2の速度で走行させた状態におい
    てトラッキング状態の変化を観測し、該観測されたオントラック位置又はオフトラック位置
    らオントラック位置が来るタイミングを予測し、 該タイミングから前記磁気テープが前記第1の速度で走
    行するように制御することを特徴とする磁気再生装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段により検出されたエラー信
    号の極性変化の連続性が変化することから、オントラッ
    ク位置又はオフトラック位置を算出し、該オントラック
    位置又はオフトラック位置を観測し、所定時間後をオン
    トラック位置が来るタイミングとして予測することを特
    徴とする請求項1記載の磁気再生装置。
  3. 【請求項3】 前記算出手段は、1トラック内の複数ポ
    イントで前記検出手段により検出したエラー信号の平均
    値を算出し、該平均値をトラック毎のサンプル値として
    保持し、前回のサンプル値から今回のサンプル値を減算
    して減算値を算出し、該減算値の極性の連続性の変化か
    らオントラック位置及びオフトラック 位置を算出するこ
    とを特徴とする請求項2記載の磁気再生装置
  4. 【請求項4】 前記観測されたオフトラック位置を算出
    したタイミングで次にオントラック位置が来るタイミン
    グを予測することを特徴とする請求項3記載の磁気再生
    装置。
  5. 【請求項5】 第1のチャンネルの磁気ヘッドにより記
    録・再生される第1のトラックと第2のチャンネルの磁
    気ヘッドにより記録・再生される第2のトラックを交互
    に配置すると共に、前記第1のトラックには第1の周波
    数のパイロット信号と第2の周波数のパイロット信号と
    がトラック単位で交互に記録され、前記第2のトラック
    には前記第1又は第2の周波数のパイロット信号のいず
    れも記録されていないフォーマットを有する磁気テープ
    を再生する磁気再生方法であって、 前記磁気テープの走行速度及び位相を制御し、 前記第1のチャンネルのエラー信号及び第2のチャンネ
    ルのエラー信号を検出し、 前記検出された第1のチャンネルのエラー信号又は前記
    第2のチャンネルのエラー信号からトラッキング状態を
    算出し、 前記磁気テープの走行速度を記録時と同一の第1の速度
    に遷移させる際に、前記磁気テープを前記第1の速度か
    らオフセットさせた第2の速度で走行させた状態におい
    てトラッキング状態の変化を観測し、 該観測されたオントラック位置又はオフトラック位置か
    らオントラック位置が来るタイミングを予測し、 該タイミングから前記磁気テープが前記第1の速度で走
    行するように制御することを特徴とする磁気再生方法。
  6. 【請求項6】 前記検出されたエラー信号の極性変化の
    連続性が変化することから、オントラック位置又はオフ
    トラック位置を算出し、該オントラック位置又はオフト
    ラック位置を観測し、所定時間後をオントラック位置が
    来るタイミングとして予測することを特徴とする請求項
    5記載の磁気再生方法。
  7. 【請求項7】 1トラック内の複数ポイントで前記検出
    したエラー信号の平均値を算出し、該平均値をトラック
    毎のサンプル値として保持し、前回のサンプル値から今
    回のサンプル値を減算して減算値を算出し、該減算値の
    極性の連続性の変化からオントラック位置及びオフトラ
    ック位置を算出することを特徴とする請求項6記載の磁
    気再生方法。
  8. 【請求項8】 前記観測されたオフトラック位置を算出
    したタイミングで次にオントラック位置が来るタイミン
    グを予測することを特徴とする請求項7記載の磁気再生
    方法。
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