JPH0610903B2 - スロ−再生用トラツキング制御装置 - Google Patents

スロ−再生用トラツキング制御装置

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JPH0610903B2
JPH0610903B2 JP5912884A JP5912884A JPH0610903B2 JP H0610903 B2 JPH0610903 B2 JP H0610903B2 JP 5912884 A JP5912884 A JP 5912884A JP 5912884 A JP5912884 A JP 5912884A JP H0610903 B2 JPH0610903 B2 JP H0610903B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は映像信号用記録トラックに、周波数の異なる
複数種類のパイロット信号を映像信号と共に記録し、再
生時に得られるこのパイロット信号に基いてオートトラ
ッキングをとるようにしたカメラ一体形VTRなどに適
用して好適なスロー再生用トラッキング制御装置に関す
る。
背景技術とその問題点 映像信号用記録トラックに周波数の異なる複数種類のパ
イロット信号を映像信号と共に記録し、再生時このパイ
ロット信号を検出してトラッキングを行なうようにした
カメラ一体形VTRが提案されている。
例えば、第1図に示すように周波数の異なる4つのパイ
ロット信号P〜P(その周波数はf〜fであ
る)を映像信号と共に、順次対応する記録トラックT
〜Tに記録し、再生時には互いに隣接するトラックか
ら再生したパイロット信号の周波数差を検出して再生ヘ
ッド(回転ヘッド)が所定のトラックに位置するように
トラッキングサーボを行なうものである。
周波数差は再生パイロット信号と基準パイロット信号と
の掛算出力から求めることができる。
基準パイロット信号は、正常トラッキング時夫々の記録
トラックT〜Tより再生されたパイロット信号と対
応するように夫々同一周波数f〜fに選定されると
共に、再生パイロット信号と同一の順序で循環する信号
として構成される。従って、今正規のトラックよりも右
側にずれた状態で再生されると、再生パイロット信号P
〜P(以下これらを総称してSとする。)と基準
パイロット信号Sとの関係は第2図B,Cのようにな
るから、掛算出力Sのうち、 Δf=|f1-f2|=|f3-f4|=14(KHz) Δf=|f2-f3|=|f4-f1|=44(KHz) とすれば、周波数差Δf,Δf(第2図D)を検出
することによって再生ヘッドが隣接するトラックのうち
どちらのトラックにずれてトレースしているかが判るの
で、この周波数差Δf,Δfに基いてトラッキング
サーボを行なうことができる。
なお、第2図AのパRF−SWは一対の回転ヘッドより再生
された信号を順次交互に切換えるためのヘッド切換パル
スを示す。上述のパイロット周波数f〜fは低周波
であって、f=102(KHz),f=116(KHz),f
=160(KHz),f=146(KHz)に選定される。
このような自動トラック追従方式(ATF方式)を採る
VTRにおいてスロー画像を再生する場合、再生ヘッド
がトラック間のガードバンド又は再生ヘッドのアジマス
と異なるトラックを走査することによって生ずるノイズ
バンドをなくし、S/Nのよいスロー画像が得られるよ
うにするため種々の提案がなされている。
例えば、回転ヘッドをバイモルフ板等の位置制御素子に
取付け、スロー再生時ヘッド走査軌跡と再生トラックの
角度差を検出し、この検出出力で位置制御素子を制御す
ることにより上記目的を実現している。
ところが、このようなスロー再生用トラッキング制御装
置では、位置制御素子に回転ヘッドを取付けたりしなけ
ればならないので、構成が複雑化する欠点に加え、回路
的にはスロー再生用ヘッド走査軌跡と再生トラックの角
度差などを検出する検出系及びその検出出力に基いて位
置制御素子を制御する制御系を設けなければならず、回
路規模の増大をもたらしている。
発明の目的 そこで、この発明では機械的,電気的な構成を著しく簡
略化したこの種スロー再生用トラッキング制御装置を提
案するものである。
発明の概要 そのため、この発明においては変速再生専用の回転ヘッ
ドを用いると共に、ATFエラー検出系の出力を巧みに
利用してノイズレスのスロー再生(ファインスロー再
生)を実現したものであって、具体的にはスロー再生時
一対の回転ヘッドより夫々の映像トラックに記録された
上記パイロット信号を再生し、このパイロット信号と上
記再生映像トラックに対応した基準パイロット信号の掛
算出力よりスロー走査軌跡に対応したトラッキング信号
を形成し、走査トラックの中央部付近のトラッキング信
号のデータに基いてスロー再生時におけるテープ駆動用
キャプスタンモータの加速タイミング及び減速タイミン
グを制御するように構成したものである。
この構成によれば、回転ヘッド用の位置制御素子が不要
になると共に、この位置制御素子の駆動制御系も不要に
なるので機械的,電気的構成を従来よりも著しく簡略化
することができる。
実施例 続いて、この発明に係るスロー再生用トラッキング制御
装置の一例を第3図以下を参照して詳細に説明する。
第3図はこの発明に使用して好適な回転磁気ヘッド装置
(2)の一例を示すもので、回転ディスク(3)にはほぼ180
゜の角間隔を保持して記録再生兼用の一対の回転ヘッド
,Hが設けられる。この回転ヘッドH,H
異なるアジマス角に選定される。一方の回転ヘッドH
側にはこれよりも回転的に先行する位置に所定の間隔,
時間的には1〜数H(Hは水平周期)だけ離れた位置
に、スロー,スチル等の変速再生専用の回転ヘッドH
が設けられ、そのアジマス角は他方の回転ヘッドH
同一に選定される。従って、回転ヘッドH,Hはダ
ブルアジマスタイプの回転ヘッドが使用される。スロー
再生モードでは、回転ヘッドH,H及びHが再生
ヘッドとして使用される。
ここで、スロー再生モード、例えば1/4スロー再生モー
ドでは4フレームごとに1フレーム分の映像情報を再生
するものであるから、フィールドとテープスピード、従
って再生モードとの関係は第4図A,Gのようになる。
ある時点tからtまでのほぼ5フィールドの期間は
スチル再生モードMとなり、このときのヘッド走査軌
跡は第5図のTであるものとする。第5図に示すトラ
ックTにはプラスアジマスの回転ヘッドHによりフ
ィールド映像情報が記録されているものとすれば、この
トラックTのフィールド映像情報は回転ヘッドH
によって交互に再生される(第4図B)。時点t
からtまでのほぼ1フィールドの期間は加速再生モー
ドMとなり、そのときの走査軌跡はTである。時点
からtまでのほぼ1フィールドの期間は次のトラ
ックTを再生するノーマル再生モードMとなり、そ
のときの走査軌跡はTであり、また時点tからt
までのほぼ1フィールドの期間は減速再生モードM
なり、そのときの走査軌跡はTである。
このように、4フレームの期間に各再生モードM−M
−M−Mが順次行なわれて1/4スロー再生用の1
フレーム分が完結する。
このようなスロー再生モードで、ノイズレススロー再生
を実現するためには、スチル再生モードMではその走
査軌跡がTで、その他の再生モードM,M,M
ではT,T,Tでなければならない。
すなわち、まずスチル再生モードMにおいて走査軌跡
がTである場合、その再生出力(FM輝度信号Y)の
エンベロープ出力Eは第6図Bのようになる。エンベ
ロープ出力EはトラックTの中央部で最大、トラッ
クTの始端部及び終端部で夫々その1/2のレベルとな
って得られ、ノイズSは始端部及び終端部で僅かなが
ら発生する(同図C)。しかし、このノイズ発生位置は
垂直ブランキング期間に相当するから、画面上には現わ
れず、ノイズレススチル再生が可能になる。
これに対し、走査軌跡が第7図のTSRであるときには、
第6図Eに示すエンベロープ出力ESRとなるから、画面
の上側に相当大きなノイズが現われる(同図F)。同様
に、走査軌跡がTSLであるときのエンベロープ出力ESL
は第6図Hとなり、画面の下側にノイズが現われる(同
図I)。このようなことから、スチル再生モードM
ノイズレススチル再生を行なうには走査軌跡がTとな
っていなければならない。
同様に、他の再生モードにあって加速再生モードM
はトラックTの終端部において回転ヘッドHがトラ
ックTの丁度中央を走査するような走査軌跡Tのと
きノイズレス再生となり、またこの状態にトラッキング
がとられている場合には次のノーマル再生モードM
はその走査軌跡TがトラックTの中央にくるからノ
イズレス再生となる。そして、次の減速再生モードM
ではトラックTの始端部の中央部から回転ヘッドのト
レースが開始されるので、その終端部において走査軌跡
と等しくなるように減速再生モードMでの走査軌
跡Tをコントロールすればノイズレス再生が可能にな
る。
このようなことからノイズレススロー再生を行なうため
にはスロー再生モードの期間中回転ヘッドの走査軌跡が
第5図に示すようにトラッキングサーボがかけられる。
第8図はこのようなノイズレススロー再生を実現するた
めのこの発明に係るスロー再生用トラッキング制御装置
(10)の一例を示す。
第8図に示すスロー再生用トラッキング制御装置(10)に
おいて、ノーマル再生時は回転ヘッドH,Hの各再
生信号が第1のスイッチング回路(11A)によって連続
した再生信号となされ、スチル再生時は回転ヘッド
,Hの各再生信号が第2のスイッチング回路(11
B)によって連続した再生信号となされ、またこれらの
連続化された再生信号は第3のスイッチング回路(11
C)によって夫夫の再生モードに応じて選択される。第
1〜第3のスイッチング回路(11A)〜(11C)は後述す
るマイクロコンピュータで構成された制御回路(30)よ
り得られるスイッチング制御パルス(図示せず)によっ
て制御される。
スロー再生モードでは、第3のスイッチング回路(11
C)で選択された回転ヘッドH,Hの再生信号S
がローパスフィルタで構成されたパイロット信号検出回
路(12)に供給されて再生パイロット信号Sが検出さ
れ、これがノーマル再生時におけるトラッキングエラー
信号Sの形成手段としても機能するトラッキング信号
形成回路(20)に設けられた掛算器(13)に供給されて
基準パイロット信号Sとの掛算が行なわれる。
基準パイロット信号Sの発生回路(14)はパイロット
周波数f〜fの発生回路(15)と、その出力をトラ
ックごとにスイッチングするスイッチ回路(16)とで構
成され、スイッチ回路(16)は制御回路(30)より送出
された制御信号に基いてコントロールされる。
掛算出力SはΔf,Δfの検出回路(21),(2
2)に供給されて周波数差成分が検出され、夫夫の検出
出力はダイオード構成の直流化回路(23),(24)に供
給されて、エンベロープ出力S,Sが形成され、こ
れらエンベロープ出力S,Sはさらに減算回路(2
6)に供給されて、(S−S)なる減算信号S
形成される。
減算信号(以下トラッキング信号という)Sは極性選
択回路(27)に供給されてトラックT,Tをトレー
スするときはそのままの極性で出力され、トラック
,Tをトレースするときは極性反転されたトラッ
キング信号 が出力される。そのため、この極性選択回路(27)はイ
ンバータ(27A)と、スイッチング回路(27B)とで構成
され、スイッチング回路(27B)はマイクロコンピュー
タを使用した制御回路(30)の出力によって制御され
る。なお、ノーマル再生時では1トラックごとに順次切
換わるような制御信号がスイッチング回路(27B)に供
給される。
この例では、トラックTをスチル再生するようにした
場合であるので、トラッキング信号Sそのものが出力
され、これがアンプ(28)を介してA/D変換器(35)
に供給される。所定のトレースタイミングにおけるトラ
ッキング信号SのレベルがA/D変換され、このデジ
タル信号Sが制御回路(30)に供給されて、第5図に
示すようなスロー再生時のトラッキングサーボが実行さ
れる。
ところで、スロー再生モードを選択すると、最初にスチ
ル再生モードMになるが、このスチル再生モードM
では、任意のトラック、この例ではトラックTを再生
してスチル画像用の映像情報が形成される。このとき、
第4図E及び第9図Bに示すように基準パイロット信号
はトラックTに対応したパイロット周波数f
固定される。そして、今回転ヘッドH,Hの走査軌
跡がTであるとすると、トラックTの前半部ではヘ
ッドが右ずれの状態にあるから、周波数fのパイロッ
ト信号Pと隣接トラックTからの周波数がfであ
るクロスト−クパイロット信号Pが同時に再生され、
トラックTの後半部では左ずれのためパイロット信号
のほかに周波数がfであるクロストークパイロッ
ト信号Pが同時に再生される(第9図C)。
このため、周波数差Δf,Δfの成分が交互に得ら
れ(同図D)、しかも周波数差Δfのエンベロープ出
力SはトラックTの中央部に向って漸減し(同図
E)、周波数差Δfのエンベロープ出力Sは中央部
から漸増する(同図F)。この結果、スチル再生モード
では第9図Gに示すように、正及び負の値をもつの
こぎり波状のトラッキング信号Sが得られる。
これに対し、回転ヘッドH,Hの走査軌跡がTSR
あるときには、Tよりもさらに右側にずれていること
になるから、このときのトラッキング信号Sは第6図
Gに示すようにS<0の状態で得られる。走査軌跡T
よりもさらに左側にずれたTSLのときには上述とは逆
になるから、第6図Jに示すようなトラッキング信号S
(>0)が得られることになる。
以上のことから、回転ヘッドH,HがトラックT
の中央部をトレースしているタイミング(検出タイミン
グ)におけるトラッキング信号Sの大きさを判別すれ
ば、正規のトラッキングに対するずれ量が判るので、こ
の検出タイミングにおけるトラッキング信号Sの値に
よって、ノイズレススロー再生を実現するための加速再
生モードMにおける加速タイミング及び減速再生モー
ドMにおける減速タイミングを予測することができ
る。
第10図はこのようにノイズレススロー再生を達成するト
ラッキングサーボの一例を示すフローチャートである。
図は1/4スロー再生(4フレームに1フレーム分の映像
情報を再生する)の例であって、ステップ(40)はノー
マル再生モードを示す。今第4図の時点taでスロー再
生モードが選択されると、ステップ(41)でスロー再生
モードか否かが判定され、上述のようにスロー再生モー
ドが選択されたときには、ステップ(42)で基準パイロ
ット信号SがP(=f)になったフィールドが検
出され、Pのフィールドであるときには次のフィール
ドの頭からこの例では1msec待ってステップ(43)に
おいてキャプスタンモータに逆転ブレーキ (第4図D)が供給されてキャプスタンが減速される
(第4図F)。
次に、ステップ(44)において基準パイロット信号S
の周波数がトラックTに対応した周波数fに固定さ
れると共に(第4図E)、この減速終了後のフィールド
(時点t)からスチル再生モードMに移り、ステッ
プ(45)において時点tからnフィールドこの例では
3フィールド目を検出し、ステップ(46)で4フィール
ド目における切換パルスRF−SWの立上りタイミングが検
出されたときには、この時点よりこの例では8msec待
ったのち(ステップ(47))の時点t′がトラッキン
グ信号Sのレベル検出タイミングとなり、この時点t
′における電圧(デジタル信号)が読み込まれる(ス
テップ(48))。このうよに、検出タイミングは走査ト
ラックの中央部付近になるように設定される。
このときの検出電圧の値によってスチル再生モードM
における回転ヘッドH,Hの走査軌跡のずれが判別
され、ステップ(49)において検出電圧の値に対応した
加速及び減速タイミングが設定される。
加速及び減速タイミングは例えば第11図に示すように設
定することができる。第7図に示すように走査軌跡がT
のときには正規のトラッキングであり、このときの検
出電圧は第6図Dからも明らかなようにほぼ零である。
このことから、検出電圧が−0.5V〜0.5Vの範囲にあると
きには正規のトラッキングであるものとみなし、このト
ラッキングを基準にして加速タイミングATは切換パル
スRF−SWの立上り時点を基準にしてこの例では4msec
後とする。これによって加速再生モードMとなり、そ
のときの走査軌跡は第5図のTとなる。また、減速タ
イミングBTは切換パルスRF−SWの立下り時点を基準に
して17.25msec後とする。これによって減速再生モード
となり、このときの走査軌跡は第5図のTとな
る。
このようなタイミングに選定すれば、第5図に示す走査
軌跡となることが実験によって確認された。
従って、スチル再生モードMで走査軌跡がTでない
場合にはそのときの検出電圧の値によって加速、減速タ
イミングを例えば第11図に示すように、スチル再生モー
ドMにおける走査軌跡が正規のトラッキングより右側
にずれているときには、加速タイミングをほぼ2msec
遅らし、減速タイミングを625μsec程度速めれば、ノイ
ズレススチル再生状態でない場合でも、加速,ノーマル
及び減速再生モードM,M,Mにおける走査軌跡
を第5図に示すようにコントロールすることができ、こ
れによってノイズレススロー再生を実現することができ
る。
同様に、スチル再生モードMにおける走査軌跡が正規
のトラッキングより左側にずれているときには、そのず
れ量に応じて例えば第11図に示すような加速及び減速タ
イミングに設定すればノイズレススロー再生を実現でき
る。
ステップ(49)ではこの検出電圧に基づき第11図に示す
データテーブルを参照して加速及び減速タイミングが設
定される。ステップ(50)では切換パルスRF−SWの立上
りが検出され、立上り時点が検出されるとステップ(5
1)で、ステップ(49)において設定された加速タイミ
ング時間だけ待ったのち、キャプスタンモータにモータ
駆動信号 (第4図C)が供給され(ステップ(52))、加速再生
モードMとなる。
加速再生モードMは1フィールドの期間だけ実行さ
れ、ステップ(53)において切換パルスRF−SWの立下り
時点が判定され、立下り時点が検出されると、ステップ
(54)において基準パイロット信号の周波数がインクリ
メントされて、f→fに固定され、次のフィールド
ではノーマル再生モードMに移行する。
基準パイロット周波数をインクリメントするのは、第4
図Bに示すように、ノーマル再生モードMでは回転ヘ
ッドHによってトラックTに記録された映像情報を
再生するからである。
ノーマル再生モードMは1フィールドの期間であっ
て、ステップ(55)においてノーマル再生開始時点t
から設定された減速タイミング時間待機したのち、ステ
ップ(56)で基準パイロット信号の周波数がfからf
へとインクリメントされると共に、ステップ(57)で
キャプスタンモータに対し減速信号 が供給されて減速再生モードMとなる。
ステップ(57)が終了すると再びステップ(45)に戻り
同様なステップを経て次のトラックを使用した1/4スロ
ー再生が実行される。
第12図はA/D変換器(35)の一例を示すもので、この
例では制御回路(30)として使用されるマイクロコンピ
ュータを使用した逐次比較型のA/D変換器として構成
され、これは周知のようにトラッキング信号Sが供給
される電圧比較器(36)と、制御回路(30)と、制御回
路(30)のデジタル出力をD/A変換する抵抗器群(3
7)とアンプ(38)とで構成されるものである。
勿論、制御回路(30)を使用しない通常のA/D変換器
を使用することもできる。
なお、第8図に示す形成回路(20)はノーマル再生時に
おけるトラッキングエラー信号Sを検出する場合にも
使用される。
この場合にはスイッチング回路(27B)が動作し、ヘッ
ド切換パルスRF−SWの供給によってトラッキング信号
(この場合、トラッキングエラー信号)Sと、これを
インバータ(27A)で位相反転した信号 とが交互に切換えられながら出力される。
正常トラッキング時に対し右側又は左側にずれていると
きには、ずれの方向とずれ量に対応した極性とレベルを
もつ直流信号が得られるから、このトラッキングエラー
信号Sがキャプスタンサーボ系にコントロール信号と
して供給されることによって、正常トラッキングとなる
ようなサーボが働らく。
発明の効果 以上説明したように、この発明ではトラッキングの方向
とずれ量に対応したトラッキング信号Sを用いて、ス
ロー再生モードにおける加速及び減速タイミングを予測
制御したので、比較的簡単な構成でノイズレススロー再
生を実現することができる。
また、この発明によれば、ノーマル再生時に使用される
トラッキングエラー信号Sの形成回路を流用してスロ
ー再生時のトラッキング信号Sを形成することができ
るから、回路構成の簡略化を図りうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はパイロット信号とトラックとの関係を示す図、
第2図はトラッキングエラー信号の説明図、第3図は回
転磁気ヘッド装置の一例を示す図、第4図はスロー再生
の説明に供する波形図、第5図はスロー再生時の走査軌
跡の一例を示す図、第6図はスチル再生時における再生
出力の一例を示す波形図、第7図はスチル再生時の走査
軌跡の一例を示す図、第8図はこの発明に係るスロー再
生用トラッキング制御装置の一例を示す系統図、第9図
はその動作説明に供する波形図、第10図はスロー再生制
御系の一例を示すフローチャート図、第11図はこのフロ
ーチャートに付随した動作説明に供する図表、第12図は
A/D変換器の一例を示す系統図である。 H,Hはノーマル再生用の回転ヘッド、Hは変速
再生専用の回転ヘッド、(20)はトラッキング信号の形
成回路、(35)はA/D変換器、Sはトラッキング信
号、(30)は制御回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数の異なる複数のパイロット信号を映
    像信号と共に映像トラックに記録し、再生された上記パ
    イロット信号に基づいてトラッキングサーボをかけるよ
    うにしたものにおいて、 所定期間のスチル再生モードと所定期間のノーマル再生
    モードとの繰り返しによりなされるスロー再生時一対の
    回転ヘッドより夫々の映像トラックに記録された上記パ
    イロット信号が再生され、このパイロット信号と上記再
    生映像トラックに対応した基準パイロット信号が掛け算
    され、この掛け算出力よりスチル走査軌跡に対応したト
    ラッキング信号が形成され、走査トラックの中央部付近
    の上記トラッキング信号のデータに基づいてスロー再生
    時におけるテープ駆動用キャプスタンモータの加速タイ
    ミング及び減速タイミングが制御されるようになされた
    スロー再生用トラッキング制御装置。
JP5912884A 1984-03-27 1984-03-27 スロ−再生用トラツキング制御装置 Expired - Lifetime JPH0610903B2 (ja)

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